JP2000244473A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JP2000244473A
JP2000244473A JP4617699A JP4617699A JP2000244473A JP 2000244473 A JP2000244473 A JP 2000244473A JP 4617699 A JP4617699 A JP 4617699A JP 4617699 A JP4617699 A JP 4617699A JP 2000244473 A JP2000244473 A JP 2000244473A
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signal
time stamp
frequency
outputting
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JP4617699A
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English (en)
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Koji Nakajima
康志 中嶋
Tetsuhiko Kaneaki
哲彦 金秋
Kenji Muraki
健司 村木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムスタンプに同期してシステムクロック
を再生するPLL回路において、VCOの電圧制御にD
ACを使う従来の構成では、LSI化や高精度化に問題
があった。 【解決手段】 入力されるタイムスタンプと再生クロッ
クの分周値を比較する位相比較回路と、アップダウンカ
ウンタと、出力をフィードバックした加算器と、加算器
のキャリー出力をLPFで平均化してVCOに入力する
構成で、DACを使わずに高精度なPLL回路を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器間でデジタル
データの伝送をする際に、受信側で送信側と同期したシ
ステムクロックを再生するためのPLL(フェーズロッ
クドループ)回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像および音響機器でのデジタル
化が進み、こういったデジタル機器間で映像や音声の非
圧縮データや圧縮データや制御データなどを各種の機器
間で伝送する要望が高まってきた。このためにIEEE
−1394などのようにデータをパケットに載せて送る
伝送制御規格が規格化されつつある。こういった伝送規
格では伝送する送り側と受け側の機器の同期をとるため
に、伝送経路のクロックを基準としたタイムスタンプを
使って、映像のフレーム同期信号や音声の標本化周波数
などを送ることが一般的に行われている。
【0003】図6はタイムスタンプによるシステムクロ
ック再生を説明するタイミング図である。例えば音声デ
ータを送る場合、標本化周波数あるいはその整数倍(例
えば8倍)の周期のタイムスタンプを音声データに付加
して送る。転送経路のデータパケットにはタイムスタン
プと音声データが規則にしたがって記録されている。s
601は送信側の標本化周波数の例えば8倍の周期のク
ロックである。このクロックの立ち上がりで、伝送経路
に共通の時刻基準であるタイムレジスタs602の値を
サンプリングする。s603は伝送経路上のデータパケ
ットである。タイムレジスタs602をサンプルしたタ
イムスタンプT1、T2…は直後のパケットで音声デー
タ数サンプルに付加して伝送する。パケットの転送周期
は送信側のクロックs601とは必ずしも同期していな
いので、タイムスタンプは送られない場合もある。s6
04は再生側でPLLによって生成されたクロックであ
る。送られてきたタイムスタンプT1、T2…とタイム
レジスタをもとにPLLによってクロックを再生する。
クロックは伝送による遅延を考慮して送信側より遅らせ
て生成する。この遅延は送信側で予め必要量を加算して
タイムスタンプT1、T2…を生成することで複数の再
生装置が同時刻に同期再生することができる。
【0004】このような信号を受信してクロックを再生
するPLL回路として、例えば、特開平10−1735
22号公報に開示されている。このような従来のPLL
回路について以下に説明する。図7はパケットデータs
701からタイムスタンプs702を抽出してシステム
クロックs703を生成する従来のPLL回路のブロッ
ク図である。以下、図7にしたがってその動作を説明す
る。71はタイムスタンプ抽出回路である。パケットデ
ータs701が入力されると、パケット内のあらかじめ
決められた位置に記録されたタイムスタンプを抽出して
タイムスタンプs702を出力する。
【0005】72は分周器である。システムクロックs
703をタイムスタンプs702の周期まで分周し分周
値s704を出力する。73は位相比較器である。タイ
ムスタンプs702と分周値s704との位相差s70
5を出力する。74はデジタルフィルタである。位相差
s705に基づいて積分演算を行い制御値s706を出
力する。
【0006】75はDAC(デジタル・アナログ・コン
バータ)である。制御値s706をアナログ変換電圧s
707に変換する。76はLPF(ローパス・フィル
タ)である。アナログ変換電圧s707のエリアシング
ノイズを除去して制御電圧s708を出力する。77は
VCO(ボルテージ・コントロールド・オシレータ)い
わゆる電圧制御型の可変周波数発振器である。制御電圧
s708を周波数に変換し、システムクロックs703
を出力する。
【0007】図8は従来のPLL回路の動作タイミング
図である。以下、図8にしたがって動作の詳細を説明す
る。タイムスタンプ抽出回路71は、タイムスタンプs
702のT1、T2…をパケットデータs701から抽
出する。分周器72は、VCO77から出力されたシス
テムクロックs703をタイムスタンプの周期まで分周
して、分周値s704のC1、C2…を出力する。位相
比較器73は、Tn−Cnを演算し位相差s705を順
に−10、−5、+3、0、0というように出力する。
【0008】デジタルフィルタ74は、位相差s705
をもとに誤差が0で安定するようにフィードバックをか
けるためのフィルタ演算を行う。最初の位相差s705
は−10のため位相が進むように周波数を高める。例え
ばDACが16レベルであったとして、目標値が8だっ
たとすると、制御値s706として仮に10を出力した
とする。2番目の位相差s705は−5で少し目標値に
近づいたので9を出力する。3番目は+3で行き過ぎた
ので、少し戻すために7を出力する。4番目は0なの
で、間の8を出力する。上記は動作を理解し易いように
イメージで説明しているが、実際には、PLL全体のル
ープゲインを考慮して位相誤差を積分する演算で制御値
を求める。
【0009】DAC75から出力されるアナログ変換電
圧s707は、図のように制御値s706ごとに階段状
の波形になる。LPF76によって階段状の波形がなめ
らかな制御電圧s708に平滑化され、VCO77に入
力される。以上のように、タイムスタンプを抽出してP
LLをかけることでシステムクロックを生成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のPLL回路では、DACが必要となり、LSI化時
に小型化しにくく、LPFもある程度の性能を有するも
のが要求されるなどの問題があった。本発明は上記従来
の課題を解決するもので、DACを使わずに比較的簡単
な回路で精度の高いVCOの制御電圧を生成することの
できるPLL回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のPLL回路は、アップダウンカウンタと加算
器によってキャリー出力から制御電圧を生成する構成と
することにより、比較的簡単な回路でPLLを実現する
事ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のPLL回路は、前記デー
タパケットを入力し、パケット内のあらかじめ決められ
た位置に記録されたタイムスタンプを抽出して出力する
タイムスタンプ抽出手段と、前記システムクロックをタ
イムスタンプの周期まで分周し分周値を出力する分周手
段と、前記タイムスタンプと前記分周値とを比較し、周
波数引き込みを行って分周値の位相が遅れている場合は
アップ信号を出力し、分周値の位相が進んでいる場合は
ダウン信号を出力する位相比較手段と、前記アップ信号
と前記ダウン信号とを入力し、これらの入力に従ってN
ビット(Nは2以上の整数)のカウンタをカウントアッ
プおよびカウントダウンしてNビットのカウント値を出
力するアップダウンカウンタ手段と、前記カウント値を
入力し、カウント値が更新される周期の2のN乗分の1
以下の周期でNビットのカウント値とNビットの加算手
段の出力とを加算し、加算結果の最上位のキャリーを出
力する加算手段と、前記キャリーを入力し、キャリーの
高周波数成分を除去して制御電圧を出力する低域通過フ
ィルタ手段と、前記制御電圧を入力し、制御電圧に応じ
た周波数に変換し前記システムクロックを出力する可変
周波数発振手段とを有する。
【0013】また、本発明のPLL回路は、前記データ
パケットを入力し、パケット内のあらかじめ決められた
位置に記録されたタイムスタンプを抽出して出力し、伝
送エラーあるいはタイムスタンプ情報の無いデータパケ
ットでタイムスタンプが抽出されなかった場合に位相比
較出力を停止するための停止信号を出力するタイムスタ
ンプ抽出手段と、前記システムクロックをタイムスタン
プの周期まで分周し分周値を出力する分周手段と、前記
タイムスタンプと前記分周値と前記停止信号とを入力
し、タイムスタンプと分周値とを比較し、周波数引き込
みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ信号
を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダウン信号
を出力し、停止信号が入力された場合には前記アップ信
号および前記ダウン信号のどちらも出力しないようにし
た位相比較手段と、前記アップ信号と前記ダウン信号と
を入力し、これらの入力に従ってNビット(Nは2以上
の整数)のカウンタをカウントアップおよびカウントダ
ウンしてNビットのカウント値を出力するアップダウン
カウンタ手段と、前記カウント値を入力し、カウント値
が更新される周期の2のN乗分の1以下の周期でNビッ
トのカウント値とNビットの加算手段の出力とを加算
し、加算結果の最上位のキャリーを出力する加算手段
と、前記キャリーを入力し、キャリーの高周波数成分を
除去して制御電圧を出力する低域通過フィルタ手段と、
前記制御電圧を入力し、制御電圧に応じた周波数に変換
し前記システムクロックを出力する可変周波数発振手段
とを有する。
【0014】また、本発明のPLL回路は、前記データ
パケットを入力し、パケット内のあらかじめ決められた
位置に記録されたタイムスタンプを抽出して出力するタ
イムスタンプ抽出手段と、前記システムクロックをタイ
ムスタンプの周期まで分周し分周値を出力する分周手段
と、前記タイムスタンプと前記分周値とを比較し、周波
数引き込みを行って分周値の位相が遅れている場合はア
ップ信号を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダ
ウン信号を出力し、タイムスタンプと分周値の位相誤差
の絶対値が予め定めた値以下かどうかを判定するための
誤差判定信号を出力する位相比較手段と、前記アップ信
号と前記ダウン信号と前記誤差判定信号とを入力し、誤
差判定信号を見て誤差の絶対値が大きい場合にはカウン
タの動作するビット数をMビット(M<N)に減らし小
さい場合にはNビット(M=N)が動作するようにし、
アップ信号とダウン信号に従って上位Mビットぶんのカ
ウンタをカウントアップおよびカウントダウンしてNビ
ットのカウント値を出力するアップダウンカウンタ手段
と、前記カウント値を入力し、カウント値が更新される
周期の2のN乗分の1以下の周期でNビットのカウント
値とNビットの加算手段の出力とを加算し、加算結果の
最上位のキャリーを出力する加算手段と、前記キャリー
を入力し、キャリーの高周波数成分を除去して制御電圧
を出力する低域通過フィルタ手段と、前記制御電圧を入
力し、制御電圧に応じた周波数に変換し前記システムク
ロックを出力する可変周波数発振手段とを有する。
【0015】また、本発明のPLL回路は、前記データ
パケットを入力し、パケット内のあらかじめ決められた
位置に記録されたタイムスタンプを抽出して出力し、伝
送エラーあるいはタイムスタンプ情報の無いデータパケ
ットでタイムスタンプが抽出されなかった場合に位相比
較出力を停止するための停止信号を出力するタイムスタ
ンプ抽出手段と、前記システムクロックをタイムスタン
プの周期まで分周し分周値を出力する分周手段と、前記
タイムスタンプと前記分周値と前記停止信号とを入力
し、タイムスタンプと分周値とを比較し、周波数引き込
みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ信号
を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダウン信号
を出力し、停止信号が入力された場合には前記アップ信
号および前記ダウン信号のどちらも出力しないように
し、さらにタイムスタンプと分周値の位相誤差の絶対値
が予め定めた値以下かどうかを判定するための誤差判定
信号を出力する位相比較手段と、前記アップ信号と前記
ダウン信号と前記誤差判定信号とを入力し、誤差判定信
号を見て誤差の絶対値が大きい場合にはカウンタの動作
するビット数をMビット(M<N)に減らし小さい場合
にはNビット(M=N)が動作するようにし、アップ信
号とダウン信号に従って上位Mビットぶんのカウンタを
カウントアップおよびカウントダウンしてNビットのカ
ウント値を出力するアップダウンカウンタ手段と、前記
カウント値を入力し、カウント値が更新される周期の2
のN乗分の1以下の周期でNビットのカウント値とNビ
ットの加算手段の出力とを加算し、加算結果の最上位の
キャリーを出力する加算手段と、前記キャリーを入力
し、キャリーの高周波数成分を除去して制御電圧を出力
する低域通過フィルタ手段と、前記制御電圧を入力し、
制御電圧に応じた周波数に変換し前記システムクロック
を出力する可変周波数発振手段とを有する。
【0016】以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
PLL回路のブロック図である。以下、図1にしたがっ
てその動作を説明する。1はタイムスタンプ抽出回路で
ある。このタイムスタンプ抽出回路1は、パケットデー
タs101が入力されると、パケット内のあらかじめ決
められた位置に記録されたタイムスタンプを抽出してタ
イムスタンプs102を出力する。転送エラー等でタイ
ムスタンプが正しく抽出できなかった場合には位相比較
出力を停止するための停止信号s103を出力する。ま
た、タイムスタンプ情報の無いデータパケットでも同様
に停止信号s103を出力する。即ち、タイムスタンプ
抽出回路1は、タイムスタンプが検出されたか否かを常
にチェックしているので、検出されなかったときに、上
記停止信号s103を出力する。
【0017】2は分周器であり、システムクロックs1
04をタイムスタンプs102の周期まで分周し分周値
s105を出力する。3は位相比較器であり、タイムス
タンプs102と分周値s105とを比較し、周波数引
き込みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ
信号s106を出力し、分周値の位相が進んでいる場合
はダウン信号s107を出力する。また停止信号s10
3が入力されている場合にはアップ信号s106もダウ
ン信号s107も出力しない。
【0018】4はアップダウンカウンタである。アップ
信号s106とダウン信号s107とを入力し、これら
の入力に従ってNビット(ここでは説明のために4ビッ
トとする)のカウンタをカウントアップあるいはカウン
トダウンしてNビットのカウント値s109を出力す
る。5はFA(フル・アダー)いわゆる全加算器であ
る。カウント値s109を入力し、カウント値が更新さ
れる周期の2のN乗分の1以下の周期でNビットのカウ
ント値s109とNビットの加算出力s110とを加算
し、加算結果の最上位のキャリーs111を出力する。
【0019】6はLPF(ローパス・フィルタ)であ
る。このLPF6によってキャリー出力s111の更新
周期のクロック成分を除去して制御電圧s112を出力
する。7はVCO(ボルテージ・コントロールド・オシ
レータ)いわゆる電圧制御型の可変周波数発振器であ
り、LPF6から出力される制御電圧s112を周波数
に変換し、システムクロックs104を出力する。
【0020】図2はPLL回路の動作タイミング図であ
る。以下、図2を参照しながら動作の詳細を説明する。
タイムスタンプ抽出回路1は、タイムスタンプs102
のT1、T2…をパケットデータs101から抽出す
る。転送エラー等でタイムスタンプが正しく抽出できな
かった場合やタイムスタンプ情報の無いデータパケット
の場合には位相比較出力を停止するための停止信号s1
03を出力する。分周器2は、VCO7から出力された
システムクロックs104をタイムスタンプの周期まで
分周して、分周値s105のC1、C2…を出力する。
【0021】位相比較器3は、Tn−Cnを演算し位相
差を−5、−4、−3、−2、−1というように求め
る。まず周波数引き込みを行うが、この例のように位相
差が負で絶対値が減少していく方向であれば周波数を下
げる必要があり、ダウン信号s107を出力する。正で
減少していれば周波数を上げる必要があり、アップ信号
s106を出力する。位相差に方向性が無ければ、ほぼ
周波数が一致しており、位相差の符号が負であればアッ
プ信号s106を出力し、正であればダウン信号s10
7を出力することによって位相引き込みを行う。位相差
が0ならば引き込みが完了しているのでいずれの信号も
出力しない。また、停止信号s103が入力されている
場合にもいずれの信号も出力しない。
【0022】アップダウンカウンタ4は、アップ信号s
106あるいはダウン信号s107にしたがって、アッ
プカウントおよびダウンカウントを行い4ビットのカウ
ント値s109を出力する。この例の場合、初期値が1
3で周波数が目標値より高めだが、ダウン信号s107
が入力されるために、12、11…とカウントダウンし
て周波数が目標値に近づくとともに位相差も小さくなっ
ていき、図は最後まで書かれていないが、いづれ引き込
みを完了する。停止信号s103が位相比較器3に入力
されている場合は、アップ信号s106もダウン信号s
107も入力されないため、その期間カウント値s10
9は一定に保持される。
【0023】FA5はカウント値s109とFA5の加
算出力s110とを加算し、加算結果のキャリーs11
1を出力する。キャリーのパルスは、カウント値s10
9が8なら、1と0が交互に出力され平均電圧は1/2
となる。例えば4なら、4回の加算ごとにキャリーs1
11が出力されるため平均電圧は1/4となる。それ以
外の値でも値に比例して1と0の比率が変わる。FA5
の動作周波数は高いほど不要な高周波数成分の周波数が
高くなるためLPF6の設計が容易になり好ましい。
【0024】LPF6によって高周波成分が除去され制
御電圧s112として出力され、VCO7に入力され
る。VCO7からタイムスタンプs102に同期したシ
ステムクロックs104が出力される。以上のように本
発明の実施の形態1によれば、アップダウンカウンタの
出力を加算器に入力し、そのキャリー出力パルスを平均
化して制御電圧を生成する構成とする事によりDACを
使わずに比較的簡単な回路で精度の高いPLL回路を実
現できる。
【0025】また、本発明の実施の形態1によれば、転
送エラー等でタイムスタンプが正しく抽出できなかった
場合に位相比較出力を停止することにより、伝送エラー
による外乱を抑えることのできるPLL回路を実現でき
る。また、タイムスタンプ情報の無いデータパケットの
場合にも位相比較出力を停止することにより、タイムス
タンプが全パケットに送られてこないようなフォーマッ
トにも対応可能なPLL回路を実現できる。
【0026】(実施の形態2)図3は本発明の一実施例
におけるPLL回路のブロック図である。以下、図3に
したがってその動作を説明する。図3と図1とを比較す
ると明らかなように、本実施の形態では、タイムスタン
プ抽出回路1から停止信号s103を出力するのに代え
て、位相比較器3からアップダウンカウンタ4に対して
誤差判定信号s108を出力する。この誤差判定信号s
108は、タイムスタンプs102と分周値s105の
位相誤差の絶対値が予め定めた値以下か否かを判定する
ためのものである。
【0027】アップダウンカウンタ4は誤差判定信号s
108を見て誤差の絶対値が大きい場合(例えば4以
上)にはカウンタのビット数をMビット(例えば4ビッ
ト)に減らし、誤差の絶対値が小さい場合にはNビット
(例えば6ビット)が動作するようにする。アップ信号
s106とダウン信号s107とに従ってNビット(こ
こでは6ビット)のカウンタをカウントアップあるいは
カウントダウンしてNビットのカウント値s109を出
力する。
【0028】図4は、アップダウンカウンタ4およびF
A5の構成を示すブロック図である。図4において、5
0はアップ信号s106、ダウン信号s107および誤
差判定信号s108を入力として加算値を選択する回路
で、誤差の絶対値が大きい場合、アップ信号s106が
入力されると、+4を選択し、ダウン信号s107が入
力されると、−4を選択する。また、誤差の絶対値が小
さい場合は、アップ信号s106が入力されると、+1
を選択し、ダウン信号s107が入力されると、−1を
選択する。
【0029】51は加算器で、カウンタ値に対し、加算
値選択回路50で選択された加算値を6ビット加算す
る。52はデータラッチである。上記アップダウンカウ
ンタ4は加算値選択回路50、加算器51およびデータ
ラッチ52で構成され、位相比較の周期ごとに更新を実
行する。一方、53はFA、54はデータラッチで、F
A53とデータラッチ54で図3のFA5を構成してい
る。演算はカウント値s109が更新される周期の2の
N乗分の1以下の周期で行う。ラッチ54はこの周期ご
とにFA53の加算出力を次の周期の入力として保持す
る。
【0030】以下、図4と図5を参照しながら動作の詳
細を説明する。図5で初期の位相差は4より大きいため
にはじめはM=4で動作している。位相差が−5、−
3、−1と下がる期間は、ダウン信号s107が出力さ
れ、アップダウンカウンタ4は位相差が4より大きい場
合−4ずつ下がる。カウンタの直前値が38だとする
と、1回目の位相比較でカウント値s109は34とな
る。2回目の位相比較以後は誤差の絶対値が4以内にな
っているので、カウント値s109は−1ずつ下がる。
以後は位相を引き込む方向にアップ信号s106とダウ
ン信号s107が動作し、タイムスタンプs102と分
周値s105が一致した状態に保たれる。
【0031】即ち、位相差の絶対値の大小に応じて、加
算(減算)値の絶対値を切換えることにより、アップダ
ウンカウンタ4は位相差の絶対値が大きい場合には、上
位4ビット(M=4)のアップダウンカウンタとして機
能し、小さい場合には、全6ビットのアップダウンカウ
ンタとして機能する。
【0032】FA5はカウント値s109とFA5の加
算出力s110とを加算し、加算結果のキャリーs11
1を出力する。キャリーのパルスは、カウント値s10
9が32なら、1と0が交互に出力され平均電圧は1/
2となる。例えば16なら、4回の加算ごとにキャリー
s111が出力されるため平均電圧は1/4となる。そ
れ以外の値でも値に比例して1と0の比率が変わる。
【0033】FA5の動作周波数は高いほど不要な高周
波数成分の周波数が高くなるためLPF6の設計が容易
になり好ましい。LPF6によって高周波成分が除去さ
れ制御電圧s112として出力され、VCO7に入力さ
れる。VCO7からタイムスタンプs102に同期した
システムクロックs104が出力される。以上のように
本発明によれば、位相差の絶対値によってアップダウン
カウンタのビット数を実際に切り換えることによって、
位相ずれが大きい場合には引き込みを早め、位相ずれが
小さい場合にはアップダウンカウンタと加算器の精度を
高めることができ、単純な構成で引き込みが早く精度の
高いPLLを実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、アップダウンカ
ウンタの出力を加算器に入力し、フィードバックした演
算のキャリー出力パルスを平均化してVCO制御電圧を
生成する構成とする事により比較的簡単な回路で精度の
高く安定なPLL回路を実現できる。精度を上げるため
に見かけのビット数を増加させることも容易である。
【0035】また本発明は、転送エラー等でタイムスタ
ンプが正しく抽出できなかった場合に位相比較出力を停
止することにより、伝送エラーによる外乱を抑えること
のできるPLL回路を実現できる。また、タイムスタン
プ情報の無いデータパケットの場合にも位相比較出力を
停止することにより、タイムスタンプが全パケットに送
られてこないようなフォーマットにも対応可能なPLL
回路を実現できる。
【0036】また本発明は、位相差の絶対値によってア
ップダウンカウンタのビット数を切り換えることによっ
て、位相ずれが大きい場合には引き込みを早め、位相ず
れが小さい場合にはアップダウンカウンタと加算器の精
度を高めることができ、単純な構成で引き込みが早く精
度の高いPLLを実現できる。アップダウンカウンタの
カウントビット数を制御するだけで、見かけのビット数
を上げたり下げすることも容易である。DACが不要
で、LPFの構成が簡単になり、LSI化時に小形化し
やすいPLL回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるPLL回路のブロ
ック図である。
【図2】 PLL回路の動作タイミング図である。
【図3】 本発明の一実施例におけるPLL回路のブロ
ック図である。
【図4】 アップダウンカウンタ4およびFA5の詳細
ブロック図である。
【図5】 PLL回路の動作タイミング図である。
【図6】 タイムスタンプによるシステムクロック再生
を説明するタイミング図である。
【図7】 従来のPLL回路のブロック図である。
【図8】 従来のPLL回路の動作タイミング図であ
る。 1…タイムスタンプ抽出回路 2…分周器 3…位相比較器 4…アップダウンカウンタ 5…FA(フル・アダー) 6…LPF(ローパス・フィルタ) 7…VCO(ボルテージ・コントロールド・オシレー
タ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村木 健司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C020 AA07 AA09 AA16 CA13 CA15 5C059 RC04 RE04 RF28 RF30 SS30 UA08 UA12 5J106 AA04 BB04 CC01 CC24 CC38 CC52 DD13 DD19 KK03 KK05 KK18 KK38 KK39 5K047 GG44 MM33 MM46 MM49 MM55 MM56 MM63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データパケット中に伝送されてくるタイ
    ムスタンプを用いてシステムクロックを生成するPLL
    回路であって、 前記データパケットを入力し、パケット内のあらかじめ
    決められた位置に記録されたタイムスタンプを抽出して
    出力するタイムスタンプ抽出手段と、 前記システムクロックをタイムスタンプの周期まで分周
    し分周値を出力する分周手段と、 前記タイムスタンプと前記分周値とを比較し、周波数引
    き込みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ
    信号を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダウン
    信号を出力する位相比較手段と、 前記アップ信号と前記ダウン信号とを入力し、これらの
    入力に従ってNビット(Nは2以上の整数)のカウンタ
    をカウントアップおよびカウントダウンしてNビットの
    カウント値を出力するアップダウンカウンタ手段と、 前記カウント値を入力し、カウント値が更新される周期
    の2のN乗分の1以下の周期でNビットのカウント値と
    Nビットの加算手段の出力とを加算し、加算結果の最上
    位のキャリーを出力する加算手段と、 前記キャリーを入力し、キャリーの高周波数成分を除去
    して制御電圧を出力する低域通過フィルタ手段と、 前記制御電圧を入力し、制御電圧に応じた周波数に変換
    し前記システムクロックを出力する可変周波数発振手段
    とを有するPLL回路。
  2. 【請求項2】 データパケット中に伝送されてくるタイ
    ムスタンプを用いてシステムクロックを生成するPLL
    回路であって、 前記データパケットを入力し、パケット内のあらかじめ
    決められた位置に記録されたタイムスタンプを抽出して
    出力し、伝送エラーあるいはタイムスタンプ情報の無い
    データパケットでタイムスタンプが抽出されなかった場
    合に位相比較出力を停止するための停止信号を出力する
    タイムスタンプ抽出手段と、 前記システムクロックをタイムスタンプの周期まで分周
    し分周値を出力する分周手段と、 前記タイムスタンプと前記分周値と前記停止信号とを入
    力し、タイムスタンプと分周値とを比較し、周波数引き
    込みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ信
    号を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダウン信
    号を出力し、停止信号が入力された場合には前記アップ
    信号および前記ダウン信号のどちらも出力しないように
    した位相比較手段と、 前記アップ信号と前記ダウン信号とを入力し、これらの
    入力に従ってNビット(Nは2以上の整数)のカウンタ
    をカウントアップおよびカウントダウンしてNビットの
    カウント値を出力するアップダウンカウンタ手段と、 前記カウント値を入力し、カウント値が更新される周期
    の2のN乗分の1以下の周期でNビットのカウント値と
    Nビットの加算手段の出力とを加算し、加算結果の最上
    位のキャリーを出力する加算手段と、 前記キャリーを入力し、キャリーの高周波数成分を除去
    して制御電圧を出力する低域通過フィルタ手段と、 前記制御電圧を入力し、制御電圧に応じた周波数に変換
    し前記システムクロックを出力する可変周波数発振手段
    とを有するPLL回路。
  3. 【請求項3】 データパケット中に伝送されてくるタイ
    ムスタンプを用いてシステムクロックを生成するPLL
    回路であって、 前記データパケットを入力し、パケット内のあらかじめ
    決められた位置に記録されたタイムスタンプを抽出して
    出力するタイムスタンプ抽出手段と、 前記システムクロックをタイムスタンプの周期まで分周
    し分周値を出力する分周手段と、 前記タイムスタンプと前記分周値とを比較し、周波数引
    き込みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ
    信号を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダウン
    信号を出力し、タイムスタンプと分周値の位相誤差の絶
    対値が予め定めた値以下かどうかを判定するための誤差
    判定信号を出力する位相比較手段と、 前記アップ信号と前記ダウン信号と前記誤差判定信号と
    を入力し、誤差判定信号を見て誤差の絶対値が大きい場
    合にはカウンタの動作するビット数をMビット(M<
    N)に減らし小さい場合にはNビット(M=N)が動作
    するようにし、アップ信号とダウン信号に従って上位M
    ビットぶんのカウンタをカウントアップおよびカウント
    ダウンしてNビットのカウント値を出力するアップダウ
    ンカウンタ手段と、 前記カウント値を入力し、カウント値が更新される周期
    の2のN乗分の1以下の周期でNビットのカウント値と
    Nビットの加算手段の出力とを加算し、加算結果の最上
    位のキャリーを出力する加算手段と、 前記キャリーを入力し、キャリーの高周波数成分を除去
    して制御電圧を出力する低域通過フィルタ手段と、 前記制御電圧を入力し、制御電圧に応じた周波数に変換
    し前記システムクロックを出力する可変周波数発振手段
    とを有するPLL回路。
  4. 【請求項4】 データパケット中に伝送されてくるタイ
    ムスタンプを用いてシステムクロックを生成するPLL
    回路であって、 前記データパケットを入力し、パケット内のあらかじめ
    決められた位置に記録されたタイムスタンプを抽出して
    出力し、伝送エラーあるいはタイムスタンプ情報の無い
    データパケットでタイムスタンプが抽出されなかった場
    合に位相比較出力を停止するための停止信号を出力する
    タイムスタンプ抽出手段と、 前記システムクロックをタイムスタンプの周期まで分周
    し分周値を出力する分周手段と、 前記タイムスタンプと前記分周値と前記停止信号とを入
    力し、タイムスタンプと分周値とを比較し、周波数引き
    込みを行って分周値の位相が遅れている場合はアップ信
    号を出力し、分周値の位相が進んでいる場合はダウン信
    号を出力し、停止信号が入力された場合には前記アップ
    信号および前記ダウン信号のどちらも出力しないように
    し、さらにタイムスタンプと分周値の位相誤差の絶対値
    が予め定めた値以下かどうかを判定するための誤差判定
    信号を出力する位相比較手段と、 前記アップ信号と前記ダウン信号と前記誤差判定信号と
    を入力し、誤差判定信号を見て誤差の絶対値が大きい場
    合にはカウンタの動作するビット数をMビット(M<
    N)に減らし小さい場合にはNビット(M=N)が動作
    するようにし、アップ信号とダウン信号に従って上位M
    ビットぶんのカウンタをカウントアップおよびカウント
    ダウンしてNビットのカウント値を出力するアップダウ
    ンカウンタ手段と、 前記カウント値を入力し、カウント値が更新される周期
    の2のN乗分の1以下の周期でNビットのカウント値と
    Nビットの加算手段の出力とを加算し、加算結果の最上
    位のキャリーを出力する加算手段と、 前記キャリーを入力し、キャリーの高周波数成分を除去
    して制御電圧を出力する低域通過フィルタ手段と、 前記制御電圧を入力し、制御電圧に応じた周波数に変換
    し前記システムクロックを出力する可変周波数発振手段
    とを有するPLL回路。
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