JP2000242525A - ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法 - Google Patents

ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法

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JP2000242525A
JP2000242525A JP11045176A JP4517699A JP2000242525A JP 2000242525 A JP2000242525 A JP 2000242525A JP 11045176 A JP11045176 A JP 11045176A JP 4517699 A JP4517699 A JP 4517699A JP 2000242525 A JP2000242525 A JP 2000242525A
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Nobuaki Tsuge
信昭 柘植
Toshiyuki Sato
俊之 佐藤
Mitsuo Hayashi
光雄 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークシステムを構成する計算機とし
てパソコンやワークステーションに加えて運転監視制御
の対象となる大型計算機の稼動状態を監視する。 【解決手段】 運転監視装置1の障害判定部7は、大型
計算機25の稼動状態を監視するとともにバッファ5に
格納されるコンソールメッセージを監視し、障害メッセ
ージがあれば障害情報を障害情報ファイル2に格納す
る。リクエスト発行/実行部8は、問合わせに応じて大
型計算機25の稼動状態又は障害情報をネットワーク監
視装置10へ送信する。巡回監視部13は、サーバ1
6,17,運転監視装置1ヘ周期的に監視要求を送信し
て各サーバの稼動状態を監視する。大型計算機25の緊
急障害の通知を受けたとき、遠隔通報部15を介して監
視端末22に通報する。モニタ表示部14は、監視端末
22からの要求に応じて監視端末22へ詳細な障害情報
を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テムを構成する計算機の監視方法に係わり、特にサーバ
計算機に加えて運転監視制御される大型計算機の稼動状
態を監視する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システム、すなわち電子計算機
システムの24時間運転サービスに伴い、計算機システ
ムのオペレータの確保が難しい状況になりつつある。そ
こで計算機の無人運転を実現するために、特公昭61−
6426号公報に記載のように、ネットワークシステム
を構成する計算機間において複数の計算機が相互に監視
する制御方式が開示されている。同公報に記載の技術
は、防災監視盤の監視の下に公衆回線を介して各計算機
の起動・停止の指令を発行し、計算機が起動した後は計
算機間を接続する専用のデータ伝送回線を介して相互に
計算機の稼動状態を監視する方式であり、ネットワーク
システム全体におけるシステム運転要員の省力化及び回
線使用料金の低減を狙ったものである。
【0003】一方、計算機システムの無人運転を支援す
る機能としては、計算機システムのオペレーテイングシ
ステムの下で動作する自動化モニタがある。自動化モニ
タは計算機システムのオペレーテイングシステム(O
S)の下で動作するプログラムであり、オペレータ用の
コンソールに出力されるメッセージを計算機システム内
で監視し、実行中のジョブをキャンセルしたり、あるい
は指定された時刻になると特定のジョブを起動したり、
あるいは計算機システムのサービスを停止させる機能を
有している。
【0004】またクライアント・サーバ・システムの普
及に伴って、ネットワーク、特にLANに接続されるパ
ソコンやワークステーションのサーバ計算機の稼動状態
を監視するネットワーク管理システムが実用化されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、ネットワーク管理システムによってネットワークシ
ステムを構成するパソコンやワークステーションの稼動
状態を監視することはできるが、同一ネットワークシス
テムを構成する大型計算機の運転監視制御は別のハード
ウェア/ソフトウェアによって行われており、このネッ
トワーク管理システムには組み込まれていない。そのた
めネットワーク管理システムの監視端末と大型計算機の
運転監視端末の両方に監視要員を配置しなければならな
いという問題がある。
【0006】本発明の目的は、ネットワークシステムを
構成する計算機としてパソコンやワークステーションの
サーバ計算機に加えて特に運転監視制御の対象となる計
算機の監視方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、さらに運転監視対象
の計算機に障害が発生したときの障害情報や計算機の正
常動作時の稼動データを収集する監視方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介して接続される複数のサーバ計算機及び特に運転監
視制御の対象となる計算機の各々が稼動しているか否か
を示す稼動状態を監視する方法であって、第1の制御手
段によって運転監視対象の計算機の障害情報を収集し、
第2の制御手段によってサーバ計算機及び第1の制御手
段を介する運転監視対象の計算機の稼動状態を監視する
とともに、監視の端末装置へ収集した障害情報を送信す
るネットワークシステムを構成する計算機の監視方法を
特徴とする。
【0009】また本発明は、第1の制御手段によって運
転監視対象の計算機で実行されるジョブの実行状況、資
源の利用状況を含む稼動データを収集し、監視端末から
の要求に基づいて第2の制御手段によって監視端末へ送
信する計算機の監視方法を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
面を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は、サーバ計算機、大型計算機及び運
転監視装置を含む本実施形態のネットワーク監視システ
ムの構成図である。このネットワーク監視システムは、
LAN18,19に接続されるサーバ16、サーバ1
7、運転監視装置1、大型計算機25及びネットワーク
監視装置10を有している。サーバ16,17はパソコ
ン、ワークステーションなどの計算機である。また運転
監視装置1及びネットワーク監視装置10もLAN1
8,19上では一種のサーバとして機能する計算機であ
る。大型計算機25は、メインフレームやスーパコンピ
ュータの範疇に区分される計算機であり、運転監視制御
の対象となる計算機である。監視端末22は、公衆網2
1と通信路24を介してネットワーク監視装置10と接
続され、また通信路23、LAN19及びファイアウォ
ール20を介してLAN18に接続される各サーバに接
続可能である。
【0012】大型計算機25は、そのメモリ(主記憶装
置)上にOS27、アプリケーションプログラム(A
P)28及び自動化モニタ29を有し、また処理装置に
接続される記憶装置上に稼動データファイル26を格納
する。稼動データファイル26は、OS27によって収
集されたCPU利用率、ジョブの実行状況などのデータ
を格納する。自動化モニタ29は大型計算機25を自動
運転する場合にオペレータの代行をするプログラムであ
り、OS27が出力するコンソールメッセージを解釈し
コマンドデータを投入することによって、ジョブの実行
を制御したり、OS27が扱えないような障害回復も可
能である。ただし自動化モニタ29がなくてもよい。自
動化モニタ29がなければOS27が通信路31を介し
て直接コンソールメッセージを運転監視装置1に出力
し、自動化モニタ29があれば自動化モニタ29の処理
の結果を反映したコンソールメッセージを運転監視装置
1に出力する。大型計算機25は通信路32を介してL
AN18と接続されるので、AP28が他のサーバ1
6,17と通信することが可能である。
【0013】運転監視装置1の処理装置には、コンソー
ル3と障害情報ファイル2を格納する記憶装置とを接続
する。コンソール3は表示装置及び入力装置を有する大
型計算機25のコンソールであり、表示装置上にコンソ
ールメッセージを表示する。大型計算機25の有人運転
の場合には入力装置を介してOS27にコマンドデータ
を入力することも可能である。運転監視装置1のメモリ
上には、OSのほかに送受信部4、コンソール制御部
6、障害判定部7、リクエスト発行/実行部8及びモニ
タインタフェース部9の各プログラムとバッファ5とを
有する。送受信部4は通信路31を介して大型計算機2
5からコンソールメッセージを受け取ってバッファ5に
格納し、またバッファ5に格納されたコマンドデータを
大型計算機25に送るための大型計算機25との通信の
インタフェースとなる部分である。コンソール制御部6
はコンソール3の制御をし、バッファ5上のコンソール
メッセージをコンソール3に表示し、コンソール3から
入力されたコマンドデータをバッファ5に格納する。障
害判定部7は送受信部4を介して周期的に大型計算機2
5へメッセージを送り、大型計算機25が正常動作中か
否かを常に監視する。またバッファ5上のコンソールメ
ッセージをインタセプトして監視し、大型計算機25に
関する障害が発生しているか否かを判定する。その結
果、大型計算機25の無応答、コンソールメッセージか
ら判定される回復不能障害又は回復可能障害が発生した
と判定されるときには、障害情報ファイル2に時刻、回
復不能/回復可能の区分、回復不能データ又は障害回復
動作履歴を格納し、リクエスト発行/実行部8に障害発
生を通知する。リクエスト発行/実行部8は、回復不能
障害の通知を受けたとき、モニタインタフェース部9及
びLAN18を介してネットワーク監視装置10へ回復
不能障害の発生を通知する。またネットワーク監視装置
10から稼動状態の問合わせがあったとき、障害情報フ
ァイル2を参照して最新の稼動状態をネットワーク監視
装置10に通知し、また要求により障害情報ファイル2
を参照して詳細な回復不能データ又は障害回復動作履歴
をネットワーク監視装置10に送信する。さらにネット
ワーク監視装置10から大型計算機25の稼動データの
要求があったとき、送受信部4、通信路31及びOS2
7を介して稼動データファイル26上の稼動データを取
得し、ネットワーク監視装置10に送信する。モニタイ
ンタフェース部9は、LAN18を介してネットワーク
監視装置10と通信するためのインタフェース部であ
り、通信プロトコルの第2層(リンク層)及び第3層
(ネットワーク層)の機能を実行する。
【0014】ネットワーク監視装置10の処理装置に
は、モニタファイル11を格納する記憶装置が接続され
る。モニタファイル11は、運転監視装置1から受け取
った回復不能データ、障害回復動作履歴及び稼動データ
を格納する。ネットワーク監視装置10のメモリ上に
は、OSのほかに通信制御部12、巡回監視部13、モ
ニタ表示部14及び遠隔通報部15の各プログラムを格
納する。通信制御部12は、LAN18を介してサーバ
16、サーバ17及び運転監視装置1と通信するための
インタフェース並びに通信路24及び公衆網21を介し
て監視端末22と通信するためのインタフェースを有す
る。巡回監視部13は、サーバ16、サーバ17及び運
転監視装置1の各々に対して周期的にその稼動状態を問
い合わせる。その返信として障害報告があったとき、回
復不能障害の報告であれば、遠隔通報部15、通信制御
部12、通信路24及び公衆網21を介して監視端末2
2へ回復不能障害を通知し、運転監視装置1から詳細な
回復不能データを受けてモニタファイル11に格納す
る。また障害報告が回復可能障害の報告であれば、運転
監視装置1から詳細な障害回復動作履歴を受けてモニタ
ファイル11に格納する。モニタ表示部14は、公衆網
21、通信路23、ファイアウォール20、LAN18
を介して監視端末22から回復不能データ、障害回復動
作履歴又は稼動データの要求があったとき、回復不能デ
ータ又は障害回復動作履歴であればモニタファイル11
に格納された情報を取り出してファイアウォール20を
通過する同じ経路を介して監視端末22へ送信する。ま
た稼動データの要求であれば、通信制御部12、LAN
18を介して運転監視装置1へ稼動データを要求し、取
得した稼動データを一旦モニタファイル11に格納した
後、ファイアウォール20を通過する同じ経路を介して
監視端末22へ送信する。
【0015】図2は、ネットワーク監視装置10と運転
監視装置1、サーバ16、サーバ17の間で授受される
リクエストブロックのデータ形式を示す図である。リク
エストブロックは、宛先アドレス41、送信元アドレス
42、長さ43、リクエストコード44及びデータ45
から構成される。宛先アドレス41及び送信元アドレス
42は、運転監視装置1、ネットワーク監視装置10、
サーバ16、サーバ17のネットワークアドレスであ
り、通信プロトコル上の第3層のアドレス(例えばIP
アドレス)である。長さ43はリクエストブロックの長
さ43、リクエストコード44及びデータ45の部分の
長さを示す。リクエストコード44はリクエストの種類
を示すコードであり、データ45は計算機の稼動状態、
障害情報などネットワーク監視装置10が行う問合わせ
に対して返信となる情報及び運転監視装置1が自発的に
通知する障害状態を格納する。ネットワーク監視装置1
0が発行する問合わせのリクエストブロックについては
データ45がない。
【0016】図3は、各リクエストコード44に対応し
てその名称及びリクエストの内容を示す図である。運転
監視装置1については挙げられたすべてのリクエストコ
ードが適用されるが、サーバ16、サーバ17について
はINQ及びANSのリクエストコードのみが適用され
る。以下各リクエストについて説明する。
【0017】(a)状態問合わせと応答 INQはネットワーク監視装置10が運転監視装置1、
サーバ16、サーバ17に対して行う稼動状態の問合わ
せを示す。ANSはINQに対する返信であり、データ
45に稼動状態を搭載する。サーバ16及びサーバ17
が報告する稼動状態は正常動作中のみであり、障害発生
中又は電源断の場合には無応答によって状態が検出され
る。運転監視装置1が報告する稼動状態は、正常動作
中、回復可能障害発生及び回復不能障害発生の3種類で
ある。正常動作中は、大型計算機25の処理装置及びO
S27が正常に動作しており、かつ他の障害が発生して
いない状態である。回復可能障害は大型計算機25のメ
モリや入出力装置に障害が発生したが、OS27又は自
動化モニタ29によって障害が復旧又は回避できた状態
である。回復不能障害は運転監視装置1が大型計算機2
5の処理装置又はOS27の障害を検出、すなわち大型
計算機25の無応答を検出したか、あるいはOS27又
は自動化モニタ29から回復不能障害のコンソールメッ
セージが出力された状態である。
【0018】(b)稼動データ収集 PERFORMはネットワーク監視装置10が運転監視
装置1に対して行う大型計算機25の稼動データの問合
わせを示す。PERFORMの返信となるリクエストブ
ロックは、大型計算機25の稼動データをデータ45と
して搭載する。大型計算機25の稼動データは、OS2
7によって収集され、稼動データファイル26に蓄積さ
れたCPU利用率など資源の利用状況、ジョブの実行状
況データなどである。
【0019】(c)回復不能データ収集 EMDはネットワーク監視装置10が運転監視装置1に
対して行う大型計算機25の回復不能データの問合わせ
を示す。EMDの返信となるリクエストブロックは、障
害情報ファイル2に格納された回復不能データをデータ
45として搭載する。ネットワーク監視装置10がこの
リクエストコードをもつリクエストブロックを発行する
のは、INQに対する返信として回復不能障害発生が報
告されたときと、運転監視装置1から自発的に障害状態
通知がなされたときである。
【0020】(d)障害回復動作履歴収集 RECOVERはネットワーク監視装置10が運転監視
装置1に対して行う大型計算機25の障害回復動作履歴
の問合わせを示す。RECOVERの返信となるリクエ
ストブロックは、障害情報ファイル2に格納された障害
回復動作履歴をデータ45として搭載する。ネットワー
ク監視装置10がこのリクエストコードをもつリクエス
トブロックを発行するのは、INQに対する返信として
回復可能障害発生が報告されたときである。
【0021】(e)障害状態通知 FAILは運転監視装置1がネットワーク監視装置10
に対して自発的に行う障害状態通知であり、データ45
に回復不能障害の稼動状態を搭載する。障害状態通知
は、ネットワーク監視装置10が行う一定周期の監視と
は非同期に大型計算機25の緊急状態をネットワーク監
視装置10に通知するものである。ネットワーク監視装
置10がこのリクエストブロックを受信すると、運転監
視装置1へEMDのリクエストコードをもつリクエスト
ブロックを送信する。
【0022】図4は、運転監視装置1のリクエスト発行
/実行部8のうち、リクエストの実行をする部分の処理
の流れを示すフローチャートである。リクエスト発行/
実行部8は、モニタインタフェース部9からリクエスト
ブロックを受け取ると(ステップ51)、そのリクエス
トコード44の内容によって分岐する(ステップ5
2)。リクエストコードがINQであれば、障害情報フ
ァイル2を参照して大型計算機25の最新の稼動状態
(正常動作/回復可能障害/回復不能障害)を取得し
(ステップ53)、リクエストコードとしてANS、デ
ータ45としてこの稼動状態を設定したリクエストブロ
ックを作成する(ステップ54)。リクエストコードが
PERFORMであれば、大型計算機25のOS27と
通信し、稼動データファイル26に格納されている大型
計算機25の稼動データを収集し(ステップ55)、リ
クエストコードとしてPERFORM、データ45とし
てこの稼動データを設定したリクエストブロックを作成
する(ステップ56)。リクエストコードがEMDであ
れば、障害情報ファイル2から回復不能障害の基となっ
た詳細な障害情報を取り出し(ステップ57)、リクエ
ストコードとしてEMD、データ45としてこの回復不
能データを設定したリクエストブロックを作成する(ス
テップ58)。リクエストコードがRECOVERであ
れば、障害情報ファイル2から回復可能障害に伴って実
行された障害回復動作の履歴を取り出し(ステップ5
9)、リクエストコードとしてRECOVER、データ
45としてこの障害回復動作履歴を設定したリクエスト
ブロックを作成する(ステップ60)。以上のようにし
て作成されたリクエストブロックをモニタインタフェー
ス部9に渡し(ステップ61)、LAN18を介してネ
ットワーク監視装置10へ送信する。
【0023】なおサーバ16、サーバ17のネットワー
ク管理プログラムは、ネットワーク監視装置10からI
NQのリクエストコードをもつリクエストブロックを受
信したとき、ANSのリクエストコードをもち稼動状態
が正常動作中であることを示すリクエストブロックを作
成してネットワーク監視装置10へ送信する。
【0024】障害判定部7から大型計算機25に回復不
能障害発生の通知を受けたとき、リクエスト発行/実行
部8は、FAILのリクエストコードをもち回復不能障
害の稼動状態をもつリクエストブロックを作成し、モニ
タインタフェース部9を介してネットワーク監視装置1
0へ送信する。
【0025】図5は、ネットワーク監視装置10の巡回
監視部13のうち巡回監視を行う部分の処理の流れを示
すフローチャートである。巡回監視部13は、運転監視
装置1、サーバ16、サーバ17を各々タイマ監視し、
一定時間ごとに図5に示す処理を実行する。巡回監視部
13は、INQのリクエストコードをもつリクエストブ
ロックを作成し、通信制御部12を介して運転監視装置
1、サーバ16又はサーバ17へ送信する(ステップ7
1)。その後一定時間待ち、応答がなければ運転監視装
置1、サーバ16又はサーバ17が電源断又は回復不能
障害発生とみなす。ANSのリクエストコードをもつリ
クエストブロックを受信したとき(ステップ72)、そ
の稼動状態を識別し(ステップ73)、正常動作中の報
告であれば(ステップ73NO)、当該サーバに対する
今回の監視処理を終了する。稼動状態が障害報告であり
(ステップ73YES)、その区分が回復不能障害でな
ければ(ステップ74NO)、回復可能障害であり、R
ECOVERのリクエストコードをもつリクエストブロ
ックを作成し、通信制御部12及びLAN18を介して
運転監視装置1へ送信する(ステップ75)。運転監視
装置1から障害回復動作履歴を受信したとき(ステップ
76)、受信した障害回復動作履歴をモニタファイル1
1に格納する(ステップ77)。稼動状態の区分が回復
不能障害であれば(ステップ74YES)、遠隔通報部
15、通信制御部12、通信路24及び公衆網21を介
して監視端末22へ大型計算機25の回復不能障害を通
知する(ステップ78)。次にEMDのリクエストコー
ドをもつリクエストブロックを作成し、運転監視装置1
へ送信する(ステップ79)。運転監視装置1から回復
不能データを受信したとき(ステップ80)、その回復
不能データをモニタファイル11に格納する(ステップ
81)。なおサーバ16、サーバ17が無応答であれ
ば、遠隔通報部15を介して監視端末22へ当該サーバ
の無応答を通知するのみである。運転監視装置1が無応
答のときも監視端末22にその旨通知する。
【0026】運転監視装置1からFAILのリクエスト
コードをもつリクエストブロックを受信したとき、巡回
監視部13は、ステップ78からステップ81までの処
理を実行する。
【0027】監視端末22は、公衆網21、通信路2
3、LAN19、ファイアウォール20及びLAN18
を介してネットワーク監視装置10へ大型計算機25の
稼動データ、回復不能データ及び障害回復動作履歴を照
会することができる。監視端末22から稼動データの要
求を受けたとき、モニタ表示部14はPERFORMの
リクエストコードをもつリクエストブロックを作成し、
通信制御部12及びLAN18を介して運転監視装置1
へ送信する。運転監視装置1から稼動データを受信した
とき、この稼動データを一旦モニタファイル11に格納
した後、ファイアウォール20を経由する同一経路を介
して監視端末22へ送信する。また監視端末22から他
の履歴情報の要求を受けたとき、モニタ表示部14は、
モニタファイル11を参照し、格納されている回復不能
データ又は障害回復動作履歴を含む履歴情報を取り出し
てファイアウォール20を経由する同一経路を介して監
視端末22へ送信する。
【0028】なおネットワーク監視装置10もサーバの
機能を具備しており、近年急速に発展しているワールド
・ワイド・ウェブ(World Wide Web)サ
ーバの機能をもたせて監視端末22からウェブアクセス
しても構わない。
【0029】以上述べたように上記実施形態によれば、
LAN18に接続されたサーバ16、サーバ17と同様
に運転監視装置1を介して大型計算機25の稼動状態を
監視することができる。さらに大型計算機25について
詳細な稼動データ、回復不能データ及び障害回復動作履
歴を収集することができ、監視端末22を通じてこれら
のデータを参照することができる。
【0030】なお上記実施形態では運転監視装置1とネ
ットワーク監視装置10とが独立した装置とし、両装置
がLAN18を介して相互に通信するものとしたが、両
装置の機能を1台の装置に集約してもよい。その場合に
はモニタインタフェース部9は不要であり、第1の制御
手段は、送受信部4、バッファ5、コンソール制御部
6、障害判定部7及びリクエスト発行/実行部8の機能
を含むものとなる。また第2の制御手段は、通信制御部
12、巡回監視部13、モニタ表示部14及び遠隔通報
部15の機能を含むものとなり、リクエスト発行/実行
部8と巡回監視部13又はリクエスト発行/実行部8と
モニタ表示部14は、同一計算機内でのプログラム間通
信を行うことになる。また障害情報ファイル2及びモニ
タファイル11を共通のファイルに集約することができ
る。あるいは運転監視装置1とネットワーク監視装置1
0とを独立な装置とし、LAN18を介して両装置を接
続する代わりに運転監視装置1が通信路31のようなロ
ーカルな通信路を介してネットワーク監視装置10の巡
回監視部13、モニタ表示部14と通信してもよい。そ
の場合には、モニタインタフェース部9の代わりに送受
信部4のようなローカル通信路を介して行う通信のイン
タフェース部を設ければよい。ただしサーバ16、サー
バ17を監視するためにLAN18を介して行う通信の
インタフェース部となる通信制御部12が必要であるこ
とはもちろんである。
【0031】また上記実施形態では公衆網21を介して
ネットワーク監視装置10と監視端末22とを接続した
が、LAN18に直接監視端末22を接続するか、ある
いはローカルな通信路を介して監視端末22をネットワ
ーク監視装置10と接続し、モニタ表示部14及び遠隔
通報部15と通信するよう構成しても本発明を支障なく
実施できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、パソ
コンやワークステーションに加えて特に運転監視制御の
対象となる大型計算機の稼動状態を監視できるので、両
者に対して別々の監視要員を配置することなく、サーバ
監視運用の省力化を図ることができる。また大型計算機
に緊急の障害が発生したとき、直ちに遠隔地の監視端末
に通報されるので、速やかに障害の復旧作業を展開する
ことができる。また監視端末からの要求に応じて大型計
算機の詳細な回復不能データ、障害回復動作履歴及び稼
動データを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワーク監視システムの構成図
である。
【図2】ネットワーク監視装置10とサーバ計算機の間
で授受されるリクエストブロックのデータ形式を示す図
である。
【図3】リクエストコードの例を示す図である。
【図4】実施形態のリクエスト発行/実行部8のリクエ
ストの実行をする部分の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図5】実施形態の巡回監視部13の巡回監視を行う部
分の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:運転監視装置、2:障害情報ファイル、7:障害判
定部、8:リクエスト発行/実行部、10:ネットワー
ク監視装置、11:モニタファイル、13:巡回監視
部、14:モニタ表示部、15:遠隔通報部、16:サ
ーバ、17:サーバ、22:監視端末、25:大型計算
機、26:稼動データファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柘植 信昭 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 佐藤 俊之 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 林 光雄 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 Fターム(参考) 5B042 GA12 JJ03 JJ15 KK09 MC21 MC22 MC28 5B083 AA01 AA02 BB01 BB02 CE01 DD01 DD13 GG04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して接続される複数のサ
    ーバ計算機及び特に運転監視制御の対象となる計算機の
    各々が稼動しているか否かを示す稼動状態を監視する方
    法であって、第1の制御手段によって前記運転監視対象
    の計算機の障害情報を収集し、第2の制御手段によって
    前記サーバ計算機及び第1の制御手段を介する前記運転
    監視対象の計算機の稼動状態を監視するとともに、監視
    の端末装置へ前記障害情報を送信することを特徴とする
    ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
  2. 【請求項2】第1の制御手段によって前記運転監視対象
    の計算機の回復不能障害が検出されたとき、第2の制御
    手段によって前記端末装置に回復不能障害発生を通知す
    ることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステ
    ムを構成する計算機の監視方法。
  3. 【請求項3】第1の制御手段によって前記運転監視対象
    の計算機で実行されるジョブの実行状況、資源の利用状
    況を含む稼動データを収集し、前記端末装置からの要求
    に基づいて第2の制御手段によって前記稼動データを前
    記端末装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の
    ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
  4. 【請求項4】前記ネットワークはLAN(ローカル・エ
    リア・ネットワーク)であり、第1の制御手段と第2の
    制御手段は前記LANによって接続されており、第2の
    制御手段によって前記LANを介して前記サーバ計算機
    及び前記運転監視対象の計算機の稼動状態を監視するこ
    とを特徴とする請求項1記載のネットワークシステムを
    構成する計算機の監視方法。
  5. 【請求項5】ネットワークを介して接続される複数のサ
    ーバ計算機及び特に運転監視制御の対象となる計算機の
    各々が稼動しているか否かを示す稼動状態を監視する方
    法であって、 第1の制御手段によって前記運転監視対象の計算機の障
    害情報を収集し、 第2の制御手段によって前記サーバ計算機及び第1の制
    御手段を介する前記運転監視対象の計算機の稼動状態を
    周期的に監視するとともに、監視の端末装置からの要求
    に基づいて前記端末装置へ前記障害情報を送信すること
    を特徴とするネットワークシステムを構成する計算機の
    監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002132540A (ja) * 2000-10-23 2002-05-10 Takenaka Komuten Co Ltd システム監視・運用支援サービス方法
JP2002169707A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Nri & Ncc Co Ltd コンピュータ運用管理システム及び運用管理方法
JP2011159011A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toshiba It Service Kk ジョブ監視システム及びジョブ監視プログラム
TWI833249B (zh) * 2022-02-02 2024-02-21 日商三菱電機股份有限公司 機器狀態監視裝置及機器狀態監視方法

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