JP3757072B2 - ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法 - Google Patents

ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークシステムを構成する計算機の監視方法に係わり、特にサーバ計算機に加えて運転監視制御される大型計算機の稼動状態を監視する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理システム、すなわち電子計算機システムの24時間運転サービスに伴い、計算機システムのオペレータの確保が難しい状況になりつつある。そこで計算機の無人運転を実現するために、特公昭61−6426号公報に記載のように、ネットワークシステムを構成する計算機間において複数の計算機が相互に監視する制御方式が開示されている。同公報に記載の技術は、防災監視盤の監視の下に公衆回線を介して各計算機の起動・停止の指令を発行し、計算機が起動した後は計算機間を接続する専用のデータ伝送回線を介して相互に計算機の稼動状態を監視する方式であり、ネットワークシステム全体におけるシステム運転要員の省力化及び回線使用料金の低減を狙ったものである。
【0003】
一方、計算機システムの無人運転を支援する機能としては、計算機システムのオペレーテイングシステムの下で動作する自動化モニタがある。自動化モニタは計算機システムのオペレーテイングシステム(OS)の下で動作するプログラムであり、オペレータ用のコンソールに出力されるメッセージを計算機システム内で監視し、実行中のジョブをキャンセルしたり、あるいは指定された時刻になると特定のジョブを起動したり、あるいは計算機システムのサービスを停止させる機能を有している。
【0004】
またクライアント・サーバ・システムの普及に伴って、ネットワーク、特にLANに接続されるパソコンやワークステーションのサーバ計算機の稼動状態を監視するネットワーク管理システムが実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、ネットワーク管理システムによってネットワークシステムを構成するパソコンやワークステーションの稼動状態を監視することはできるが、同一ネットワークシステムを構成する大型計算機の運転監視制御は別のハードウェア/ソフトウェアによって行われており、このネットワーク管理システムには組み込まれていない。そのためネットワーク管理システムの監視端末と大型計算機の運転監視端末の両方に監視要員を配置しなければならないという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、ネットワークシステムを構成する計算機としてパソコンやワークステーションのサーバ計算機に加えて特に運転監視制御の対象となる計算機の監視方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、さらに運転監視対象の計算機に障害が発生したときの障害情報や計算機の正常動作時の稼動データを収集する監視方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークを介して接続される複数のサーバ計算機及び運転監視制御の対象となる計算機の各々が稼動しているか否かを示す稼動状態を監視する方法であって、第1の制御手段によって運転監視対象の計算機の障害情報を収集し、第2の制御手段によってサーバ計算機及び第1の制御手段を介する運転監視対象の計算機の稼動状態を監視し、監視の端末装置へ収集した障害情報を送信するネットワークシステムを構成する計算機の監視方法を特徴とする。
【0009】
また本発明は、第1の制御手段によって運転監視対象の計算機で実行されるジョブの実行状況、資源の利用状況を含む稼動データを収集し、監視端末からの要求に基づいて第2の制御手段によって監視端末へ送信する計算機の監視方法を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1は、サーバ計算機、大型計算機及び運転監視装置を含む本実施形態のネットワーク監視システムの構成図である。このネットワーク監視システムは、LAN18,19に接続されるサーバ16、サーバ17、運転監視装置1、大型計算機25及びネットワーク監視装置10を有している。サーバ16,17はパソコン、ワークステーションなどの計算機である。また運転監視装置1及びネットワーク監視装置10もLAN18,19上では一種のサーバとして機能する計算機である。大型計算機25は、メインフレームやスーパコンピュータの範疇に区分される計算機であり、運転監視制御の対象となる計算機である。監視端末22は、公衆網21と通信路24を介してネットワーク監視装置10と接続され、また通信路23、LAN19及びファイアウォール20を介してLAN18に接続される各サーバに接続可能である。
【0012】
大型計算機25は、そのメモリ(主記憶装置)上にOS27、アプリケーションプログラム(AP)28及び自動化モニタ29を有し、また処理装置に接続される記憶装置上に稼動データファイル26を格納する。稼動データファイル26は、OS27によって収集されたCPU利用率、ジョブの実行状況などのデータを格納する。自動化モニタ29は大型計算機25を自動運転する場合にオペレータの代行をするプログラムであり、OS27が出力するコンソールメッセージを解釈しコマンドデータを投入することによって、ジョブの実行を制御したり、OS27が扱えないような障害回復も可能である。ただし自動化モニタ29がなくてもよい。自動化モニタ29がなければOS27が通信路31を介して直接コンソールメッセージを運転監視装置1に出力し、自動化モニタ29があれば自動化モニタ29の処理の結果を反映したコンソールメッセージを運転監視装置1に出力する。大型計算機25は通信路32を介してLAN18と接続されるので、AP28が他のサーバ16,17と通信することが可能である。
【0013】
運転監視装置1の処理装置には、コンソール3と障害情報ファイル2を格納する記憶装置とを接続する。コンソール3は表示装置及び入力装置を有する大型計算機25のコンソールであり、表示装置上にコンソールメッセージを表示する。大型計算機25の有人運転の場合には入力装置を介してOS27にコマンドデータを入力することも可能である。運転監視装置1のメモリ上には、OSのほかに送受信部4、コンソール制御部6、障害判定部7、リクエスト発行/実行部8及びモニタインタフェース部9の各プログラムとバッファ5とを有する。送受信部4は通信路31を介して大型計算機25からコンソールメッセージを受け取ってバッファ5に格納し、またバッファ5に格納されたコマンドデータを大型計算機25に送るための大型計算機25との通信のインタフェースとなる部分である。コンソール制御部6はコンソール3の制御をし、バッファ5上のコンソールメッセージをコンソール3に表示し、コンソール3から入力されたコマンドデータをバッファ5に格納する。障害判定部7は送受信部4を介して周期的に大型計算機25へメッセージを送り、大型計算機25が正常動作中か否かを常に監視する。またバッファ5上のコンソールメッセージをインタセプトして監視し、大型計算機25に関する障害が発生しているか否かを判定する。その結果、大型計算機25の無応答、コンソールメッセージから判定される回復不能障害又は回復可能障害が発生したと判定されるときには、障害情報ファイル2に時刻、回復不能/回復可能の区分、回復不能データ又は障害回復動作履歴を格納し、リクエスト発行/実行部8に障害発生を通知する。リクエスト発行/実行部8は、回復不能障害の通知を受けたとき、モニタインタフェース部9及びLAN18を介してネットワーク監視装置10へ回復不能障害の発生を通知する。またネットワーク監視装置10から稼動状態の問合わせがあったとき、障害情報ファイル2を参照して最新の稼動状態をネットワーク監視装置10に通知し、また要求により障害情報ファイル2を参照して詳細な回復不能データ又は障害回復動作履歴をネットワーク監視装置10に送信する。さらにネットワーク監視装置10から大型計算機25の稼動データの要求があったとき、送受信部4、通信路31及びOS27を介して稼動データファイル26上の稼動データを取得し、ネットワーク監視装置10に送信する。モニタインタフェース部9は、LAN18を介してネットワーク監視装置10と通信するためのインタフェース部であり、通信プロトコルの第2層(リンク層)及び第3層(ネットワーク層)の機能を実行する。
【0014】
ネットワーク監視装置10の処理装置には、モニタファイル11を格納する記憶装置が接続される。モニタファイル11は、運転監視装置1から受け取った回復不能データ、障害回復動作履歴及び稼動データを格納する。ネットワーク監視装置10のメモリ上には、OSのほかに通信制御部12、巡回監視部13、モニタ表示部14及び遠隔通報部15の各プログラムを格納する。通信制御部12は、LAN18を介してサーバ16、サーバ17及び運転監視装置1と通信するためのインタフェース並びに通信路24及び公衆網21を介して監視端末22と通信するためのインタフェースを有する。巡回監視部13は、サーバ16、サーバ17及び運転監視装置1の各々に対して周期的にその稼動状態を問い合わせる。その返信として障害報告があったとき、回復不能障害の報告であれば、遠隔通報部15、通信制御部12、通信路24及び公衆網21を介して監視端末22へ回復不能障害を通知し、運転監視装置1から詳細な回復不能データを受けてモニタファイル11に格納する。また障害報告が回復可能障害の報告であれば、運転監視装置1から詳細な障害回復動作履歴を受けてモニタファイル11に格納する。モニタ表示部14は、公衆網21、通信路23、ファイアウォール20、LAN18を介して監視端末22から回復不能データ、障害回復動作履歴又は稼動データの要求があったとき、回復不能データ又は障害回復動作履歴であればモニタファイル11に格納された情報を取り出してファイアウォール20を通過する同じ経路を介して監視端末22へ送信する。また稼動データの要求であれば、通信制御部12、LAN18を介して運転監視装置1へ稼動データを要求し、取得した稼動データを一旦モニタファイル11に格納した後、ファイアウォール20を通過する同じ経路を介して監視端末22へ送信する。
【0015】
図2は、ネットワーク監視装置10と運転監視装置1、サーバ16、サーバ17の間で授受されるリクエストブロックのデータ形式を示す図である。リクエストブロックは、宛先アドレス41、送信元アドレス42、長さ43、リクエストコード44及びデータ45から構成される。宛先アドレス41及び送信元アドレス42は、運転監視装置1、ネットワーク監視装置10、サーバ16、サーバ17のネットワークアドレスであり、通信プロトコル上の第3層のアドレス(例えばIPアドレス)である。長さ43はリクエストブロックの長さ43、リクエストコード44及びデータ45の部分の長さを示す。リクエストコード44はリクエストの種類を示すコードであり、データ45は計算機の稼動状態、障害情報などネットワーク監視装置10が行う問合わせに対して返信となる情報及び運転監視装置1が自発的に通知する障害状態を格納する。ネットワーク監視装置10が発行する問合わせのリクエストブロックについてはデータ45がない。
【0016】
図3は、各リクエストコード44に対応してその名称及びリクエストの内容を示す図である。運転監視装置1については挙げられたすべてのリクエストコードが適用されるが、サーバ16、サーバ17についてはINQ及びANSのリクエストコードのみが適用される。以下各リクエストについて説明する。
【0017】
(a)状態問合わせと応答
INQはネットワーク監視装置10が運転監視装置1、サーバ16、サーバ17に対して行う稼動状態の問合わせを示す。ANSはINQに対する返信であり、データ45に稼動状態を搭載する。サーバ16及びサーバ17が報告する稼動状態は正常動作中のみであり、障害発生中又は電源断の場合には無応答によって状態が検出される。運転監視装置1が報告する稼動状態は、正常動作中、回復可能障害発生及び回復不能障害発生の3種類である。正常動作中は、大型計算機25の処理装置及びOS27が正常に動作しており、かつ他の障害が発生していない状態である。回復可能障害は大型計算機25のメモリや入出力装置に障害が発生したが、OS27又は自動化モニタ29によって障害が復旧又は回避できた状態である。回復不能障害は運転監視装置1が大型計算機25の処理装置又はOS27の障害を検出、すなわち大型計算機25の無応答を検出したか、あるいはOS27又は自動化モニタ29から回復不能障害のコンソールメッセージが出力された状態である。
【0018】
(b)稼動データ収集
PERFORMはネットワーク監視装置10が運転監視装置1に対して行う大型計算機25の稼動データの問合わせを示す。PERFORMの返信となるリクエストブロックは、大型計算機25の稼動データをデータ45として搭載する。大型計算機25の稼動データは、OS27によって収集され、稼動データファイル26に蓄積されたCPU利用率など資源の利用状況、ジョブの実行状況データなどである。
【0019】
(c)回復不能データ収集
EMDはネットワーク監視装置10が運転監視装置1に対して行う大型計算機25の回復不能データの問合わせを示す。EMDの返信となるリクエストブロックは、障害情報ファイル2に格納された回復不能データをデータ45として搭載する。ネットワーク監視装置10がこのリクエストコードをもつリクエストブロックを発行するのは、INQに対する返信として回復不能障害発生が報告されたときと、運転監視装置1から自発的に障害状態通知がなされたときである。
【0020】
(d)障害回復動作履歴収集
RECOVERはネットワーク監視装置10が運転監視装置1に対して行う大型計算機25の障害回復動作履歴の問合わせを示す。RECOVERの返信となるリクエストブロックは、障害情報ファイル2に格納された障害回復動作履歴をデータ45として搭載する。ネットワーク監視装置10がこのリクエストコードをもつリクエストブロックを発行するのは、INQに対する返信として回復可能障害発生が報告されたときである。
【0021】
(e)障害状態通知
FAILは運転監視装置1がネットワーク監視装置10に対して自発的に行う障害状態通知であり、データ45に回復不能障害の稼動状態を搭載する。障害状態通知は、ネットワーク監視装置10が行う一定周期の監視とは非同期に大型計算機25の緊急状態をネットワーク監視装置10に通知するものである。ネットワーク監視装置10がこのリクエストブロックを受信すると、運転監視装置1へEMDのリクエストコードをもつリクエストブロックを送信する。
【0022】
図4は、運転監視装置1のリクエスト発行/実行部8のうち、リクエストの実行をする部分の処理の流れを示すフローチャートである。リクエスト発行/実行部8は、モニタインタフェース部9からリクエストブロックを受け取ると(ステップ51)、そのリクエストコード44の内容によって分岐する(ステップ52)。リクエストコードがINQであれば、障害情報ファイル2を参照して大型計算機25の最新の稼動状態(正常動作/回復可能障害/回復不能障害)を取得し(ステップ53)、リクエストコードとしてANS、データ45としてこの稼動状態を設定したリクエストブロックを作成する(ステップ54)。リクエストコードがPERFORMであれば、大型計算機25のOS27と通信し、稼動データファイル26に格納されている大型計算機25の稼動データを収集し(ステップ55)、リクエストコードとしてPERFORM、データ45としてこの稼動データを設定したリクエストブロックを作成する(ステップ56)。リクエストコードがEMDであれば、障害情報ファイル2から回復不能障害の基となった詳細な障害情報を取り出し(ステップ57)、リクエストコードとしてEMD、データ45としてこの回復不能データを設定したリクエストブロックを作成する(ステップ58)。リクエストコードがRECOVERであれば、障害情報ファイル2から回復可能障害に伴って実行された障害回復動作の履歴を取り出し(ステップ59)、リクエストコードとしてRECOVER、データ45としてこの障害回復動作履歴を設定したリクエストブロックを作成する(ステップ60)。以上のようにして作成されたリクエストブロックをモニタインタフェース部9に渡し(ステップ61)、LAN18を介してネットワーク監視装置10へ送信する。
【0023】
なおサーバ16、サーバ17のネットワーク管理プログラムは、ネットワーク監視装置10からINQのリクエストコードをもつリクエストブロックを受信したとき、ANSのリクエストコードをもち稼動状態が正常動作中であることを示すリクエストブロックを作成してネットワーク監視装置10へ送信する。
【0024】
障害判定部7から大型計算機25に回復不能障害発生の通知を受けたとき、リクエスト発行/実行部8は、FAILのリクエストコードをもち回復不能障害の稼動状態をもつリクエストブロックを作成し、モニタインタフェース部9を介してネットワーク監視装置10へ送信する。
【0025】
図5は、ネットワーク監視装置10の巡回監視部13のうち巡回監視を行う部分の処理の流れを示すフローチャートである。巡回監視部13は、運転監視装置1、サーバ16、サーバ17を各々タイマ監視し、一定時間ごとに図5に示す処理を実行する。巡回監視部13は、INQのリクエストコードをもつリクエストブロックを作成し、通信制御部12を介して運転監視装置1、サーバ16又はサーバ17へ送信する(ステップ71)。その後一定時間待ち、応答がなければ運転監視装置1、サーバ16又はサーバ17が電源断又は回復不能障害発生とみなす。ANSのリクエストコードをもつリクエストブロックを受信したとき(ステップ72)、その稼動状態を識別し(ステップ73)、正常動作中の報告であれば(ステップ73NO)、当該サーバに対する今回の監視処理を終了する。稼動状態が障害報告であり(ステップ73YES)、その区分が回復不能障害でなければ(ステップ74NO)、回復可能障害であり、RECOVERのリクエストコードをもつリクエストブロックを作成し、通信制御部12及びLAN18を介して運転監視装置1へ送信する(ステップ75)。運転監視装置1から障害回復動作履歴を受信したとき(ステップ76)、受信した障害回復動作履歴をモニタファイル11に格納する(ステップ77)。稼動状態の区分が回復不能障害であれば(ステップ74YES)、遠隔通報部15、通信制御部12、通信路24及び公衆網21を介して監視端末22へ大型計算機25の回復不能障害を通知する(ステップ78)。次にEMDのリクエストコードをもつリクエストブロックを作成し、運転監視装置1へ送信する(ステップ79)。運転監視装置1から回復不能データを受信したとき(ステップ80)、その回復不能データをモニタファイル11に格納する(ステップ81)。なおサーバ16、サーバ17が無応答であれば、遠隔通報部15を介して監視端末22へ当該サーバの無応答を通知するのみである。運転監視装置1が無応答のときも監視端末22にその旨通知する。
【0026】
運転監視装置1からFAILのリクエストコードをもつリクエストブロックを受信したとき、巡回監視部13は、ステップ78からステップ81までの処理を実行する。
【0027】
監視端末22は、公衆網21、通信路23、LAN19、ファイアウォール20及びLAN18を介してネットワーク監視装置10へ大型計算機25の稼動データ、回復不能データ及び障害回復動作履歴を照会することができる。監視端末22から稼動データの要求を受けたとき、モニタ表示部14はPERFORMのリクエストコードをもつリクエストブロックを作成し、通信制御部12及びLAN18を介して運転監視装置1へ送信する。運転監視装置1から稼動データを受信したとき、この稼動データを一旦モニタファイル11に格納した後、ファイアウォール20を経由する同一経路を介して監視端末22へ送信する。また監視端末22から他の履歴情報の要求を受けたとき、モニタ表示部14は、モニタファイル11を参照し、格納されている回復不能データ又は障害回復動作履歴を含む履歴情報を取り出してファイアウォール20を経由する同一経路を介して監視端末22へ送信する。
【0028】
なおネットワーク監視装置10もサーバの機能を具備しており、近年急速に発展しているワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web)サーバの機能をもたせて監視端末22からウェブアクセスしても構わない。
【0029】
以上述べたように上記実施形態によれば、LAN18に接続されたサーバ16、サーバ17と同様に運転監視装置1を介して大型計算機25の稼動状態を監視することができる。さらに大型計算機25について詳細な稼動データ、回復不能データ及び障害回復動作履歴を収集することができ、監視端末22を通じてこれらのデータを参照することができる。
【0030】
なお上記実施形態では運転監視装置1とネットワーク監視装置10とが独立した装置とし、両装置がLAN18を介して相互に通信するものとしたが、両装置の機能を1台の装置に集約してもよい。その場合にはモニタインタフェース部9は不要であり、第1の制御手段は、送受信部4、バッファ5、コンソール制御部6、障害判定部7及びリクエスト発行/実行部8の機能を含むものとなる。また第2の制御手段は、通信制御部12、巡回監視部13、モニタ表示部14及び遠隔通報部15の機能を含むものとなり、リクエスト発行/実行部8と巡回監視部13又はリクエスト発行/実行部8とモニタ表示部14は、同一計算機内でのプログラム間通信を行うことになる。また障害情報ファイル2及びモニタファイル11を共通のファイルに集約することができる。あるいは運転監視装置1とネットワーク監視装置10とを独立な装置とし、LAN18を介して両装置を接続する代わりに運転監視装置1が通信路31のようなローカルな通信路を介してネットワーク監視装置10の巡回監視部13、モニタ表示部14と通信してもよい。その場合には、モニタインタフェース部9の代わりに送受信部4のようなローカル通信路を介して行う通信のインタフェース部を設ければよい。ただしサーバ16、サーバ17を監視するためにLAN18を介して行う通信のインタフェース部となる通信制御部12が必要であることはもちろんである。
【0031】
また上記実施形態では公衆網21を介してネットワーク監視装置10と監視端末22とを接続したが、LAN18に直接監視端末22を接続するか、あるいはローカルな通信路を介して監視端末22をネットワーク監視装置10と接続し、モニタ表示部14及び遠隔通報部15と通信するよう構成しても本発明を支障なく実施できる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、パソコンやワークステーションに加えて特に運転監視制御の対象となる大型計算機の稼動状態を監視できるので、両者に対して別々の監視要員を配置することなく、サーバ監視運用の省力化を図ることができる。また大型計算機に緊急の障害が発生したとき、直ちに遠隔地の監視端末に通報されるので、速やかに障害の復旧作業を展開することができる。また監視端末からの要求に応じて大型計算機の詳細な回復不能データ、障害回復動作履歴及び稼動データを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワーク監視システムの構成図である。
【図2】ネットワーク監視装置10とサーバ計算機の間で授受されるリクエストブロックのデータ形式を示す図である。
【図3】リクエストコードの例を示す図である。
【図4】実施形態のリクエスト発行/実行部8のリクエストの実行をする部分の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】実施形態の巡回監視部13の巡回監視を行う部分の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:運転監視装置、2:障害情報ファイル、7:障害判定部、8:リクエスト発行/実行部、10:ネットワーク監視装置、11:モニタファイル、13:巡回監視部、14:モニタ表示部、15:遠隔通報部、16:サーバ、17:サーバ、22:監視端末、25:大型計算機、26:稼動データファイル

Claims (5)

  1. 複数のサーバ計算機と運転監視制御の対象となる大型計算機とが第1の通信路を介して接続されるネットワークシステムにおいて、前記サーバ計算機及び前記大型計算機が稼動しているか否かを示す稼動状態を監視する計算機の監視方法であって、
    前記第1の通信路と接続され、さらに第2の通信路を介して前記大型計算機と接続される運転監視装置によって、前記第2の通信路を介して前記大型計算機の障害情報を収集し、
    前記第1の通信路を介して前記運転監視装置と接続されるネットワーク監視装置によって前記サーバ計算機及び前記運転監視装置を介する前記大型計算機の稼動状態を監視し、第3の通信路を介して当該ネットワーク監視装置と接続される監視の端末装置へ前記障害情報を送信することを特徴とするネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
  2. 前記運転監視装置によって前記大型計算機の回復不能障害が検出されたとき、前記ネットワーク監視装置によって前記端末装置に回復不能障害発生を通知することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
  3. 前記運転監視装置によって前記大型計算機で実行されるジョブの実行状況、資源の利用状況を含む稼動データを収集し、前記端末装置からの要求に基づいて前記ネットワーク監視装置によって前記稼動データを前記端末装置へ送信することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
  4. 前記第1の通信路はLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)であり、前記運転監視装置前記ネットワーク監視装置は前記LANによって接続されており、前記ネットワーク監視装置によって前記LANを介して前記サーバ計算機及び前記大型計算機の稼動状態を監視することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
  5. 複数のサーバ計算機と運転監視制御の対象となる大型計算機とが第1の通信路を介して接続されるネットワークシステムにおいて、前記サーバ計算機及び前記大型計算機が稼動しているか否かを示す稼動状態を監視する計算機の監視方法であって、
    前記第1の通信路と接続され、さらに第2の通信路を介して前記大型計算機と接続される運転監視装置によって、前記第2の通信路を介して前記大型計算機の障害情報を収集し、
    前記第1の通信路を介して前記運転監視装置と接続されるネットワーク監視装置によって前記サーバ計算機及び前記運転監視装置を介する前記大型計算機の稼動状態を周期的に監視し、第3の通信路を介して当該ネットワーク監視装置と接続される監視の端末装置からの要求に基づいて前記端末装置へ前記障害情報を送信することを特徴とするネットワークシステムを構成する計算機の監視方法。
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