JPH09190408A - 処理装置間の伝文転送方法 - Google Patents

処理装置間の伝文転送方法

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JPH09190408A
JPH09190408A JP8002905A JP290596A JPH09190408A JP H09190408 A JPH09190408 A JP H09190408A JP 8002905 A JP8002905 A JP 8002905A JP 290596 A JP290596 A JP 290596A JP H09190408 A JPH09190408 A JP H09190408A
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JP8002905A
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Shigeru Komatsubara
滋 小松原
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝文転送時の負荷を軽減し、システム全体の応
答性を向上させる。 【解決手段】クライアントとしての各装置10,20,
30が、サーバ50とのオンライン通信が可能であると
き、立ち上がり時等に予めサーバ50に対してオンライ
ン通知を行い、サーバ50はオンライン通知を行った装
置をオンライン通信可能としてオンライン管理部57に
登録する。そして、サーバ50は、要求伝文を受信した
とき、その要求伝文の転送元の装置がオンライン管理部
57にオンライン通信可能として登録されているかを判
定し、登録されているときのみこの要求伝文を受け付け
る。また、サーバ50は、アラーム情報の表示処理要求
を行う要求伝文等、各クライアントに対して要求伝文を
転送する場合には、転送先のクライアントがオンライン
通信可能としてオンライン管理部57に登録されている
かを判定し、登録されているクライアントに対してのみ
要求伝文を転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のクライアン
トがサーバに対して処理の実行要求を行う要求伝文を転
送し、サーバが要求伝文の内容に応じて所定の処理を実
行するようにした、クライアントサーバシステムにおけ
るクライアント及びサーバ間の伝文転送方法の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、FA(ファクトリオート
メーション)或いは、PA(プロセスオートメーショ
ン)分野等における、制御システム向けのクライアント
サーバシステムにおいては、処理の実行要求を行うクラ
イアントからの要求伝文に対し、サーバが要求伝文で指
定された所定の処理を実行し、その処理結果を応答伝文
としてクライアントに返送している。
【0003】通常、クライアントサーバシステムでは、
サーバとクライアントとに処理を分散させた結果、クラ
イアントでは、例えば、収集したデータの画面表示処理
等、機能が限られた単一の処理のみを実行すればよい。
しかしながら、FA或いはPA等の制御システムにおい
ては、クライアントにおいても、例えば、各種センサの
検出情報等の現場における各種データであるフィールド
データの変化やある処理の完了等、各種事象の変化をト
リガとした動作が必要となる。
【0004】一般に、この事象の変化はサーバが検出す
るようになっていて、サーバは事象の変化を検出する
と、予め設定した関連するクライアントに対して、状態
の変化を通知するメッセージ(データ)を送信し、その
応答を確認するようにしている。また、制御システムで
は、各クライアントの複数のプロセス(処理)がそれぞ
れ独立にサーバと連携を取り合って動作を行い、例えば
クライアントの処理として、サーバ上のデータの操作及
び設定用にユーザ画面処理が存在し、これとは別に、組
み立て加工指示や製造中の運用情報等、画面を介さずに
サーバ上の各サービスとの間でデータの転送を行う処理
が存在し、これら処理はマルチタスク等によって実行さ
れる。
【0005】この複数のプロセスとサーバとの間の連携
方法として、図6に示すように、サーバ100及びクラ
イアント110が共に伝送管理プロセスを有し、クライ
アント110の伝送管理プロセス111は、サーバ10
0が提供する各種のサービス、例えばデータベースとの
アクセス処理或いは、イベント的に生じる事象に対する
処理等を行うサービスS1 〜Sn のそれぞれに対する、
処理要求の受け付け及びこれら各サービスS1 〜Sn
らの応答の転送等を行う、各サービスS1 〜S n のそれ
ぞれと対応するサービス処理部a1 〜an を有してい
る。同様に、サーバ100の伝送管理プロセス101
は、前記各サービスS1 〜Sn のそれぞれに対する処理
要求の受け付け及びこれら各サービスS1 〜Sn からの
応答の転送等を行う、各サービスS1 〜Sn のそれぞれ
と対応するサービス処理部b1 〜bnを有している。
【0006】そして、クライアント110が有する、例
えば、データベースアクセス、或いはオペレータによる
操作設定を行う画面の処理等を行う各クライアント処理
部P 1 〜Pn の何れかが、サーバ100の何れかのサー
ビスに対して処理要求を行う場合、例えば、クライアン
ト処理部P1 がサービスS1 に対して処理要求を行う場
合には、クライアント処理部P1 からのサービスS1
対する処理要求の要求伝文を、サービスS1 に対するク
ライアント処理部からの処理要求に関する処理を行う伝
送管理プロセス111のサービス処理部a1 が一旦受け
付ける。そして、サービス処理部a1 が、サーバ100
の伝送管理プロセス101に対して要求伝文を送信する
ことによって、伝送管理プロセス101のサービスS1
に対応するサービス処理部b1 がこの要求伝文を受け付
け、これをサービス処理部b1 がサービスS1 に通知す
る。
【0007】これによって、クライアント処理部P1
らの要求伝文がサービスS1 に通知され、サービスS1
が所定の処理を実行し、その処理結果を応答伝文として
伝送管理プロセス101に通知すると、これをサービス
処理部b1 が受け付けてクライアント110の伝送管理
プロセス111に転送する。そして、サービス処理部a
1 がこれを受け付けて、サービスS1 に対する処理要求
を行ったクライアント処理部P1 にその応答伝文を通知
するようになっている。
【0008】同様に、例えばクライアント120のクラ
イアント処理部Pαが、サービスS n に対して処理要求
を行う場合には、クライアント処理部Pαの処理要求
を、サービスSn に対応するサービス処理部an が受け
付け、サービス処理部an がサーバ100の、サービス
n に対応するサービス処理部bn がこれを受け付けサ
ービスSn に通知する。そして、サービスSn が所定の
処理を実行し、その応答からなる応答伝文を同様にして
処理要求を行ったクライアント処理部Pαに通知するよ
うになっている。
【0009】そして、サーバ100に、新たにサービス
機能を追加する場合には、追加するサービス毎に、サー
バ100の伝送管理プロセス101とクライアント11
0の伝送管理プロセス111とに追加するサービス、例
えばSm に対するサービス処理部am 及びbm を追加
し、システムの再構築を行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法の場合、サーバが各事象の変化を検出し、これ
を関連するクライアント全てに対して通知するようにし
ているため、例えば、相手先のクライアントが故障であ
る場合、或いはメンテンナンスを行うこと等によってサ
ーバとクライアントとの間で通信不可能な状態の場合等
には、通信不可能なクライアントに対して伝文を送信す
る等の無駄な伝文を送信することによりネットワークの
負荷を高くするという問題がある。
【0011】また、このとき、サーバは事象の変化を通
知する伝文に対する応答をクライアントから待つように
しているため、そのタイムオーバを検出することになっ
て、ネットワークシステム全体の応答性を低下させるこ
とになるという未解決の課題もある。また、クライアン
トサーバシステムでは、サーバで実行するサービスを自
由に追加することができるため、追加したサービスを用
いた処理を各クライアントで行う場合にはサービスが追
加される毎に、サーバの伝送管理プロセスと各クライア
ントの伝送管理プロセスと各クライアント処理部とをそ
れぞれ再構築する必要があり、システムの拡張に伴う追
従が困難であるという問題もある。
【0012】さらに、サーバ及びクライアントの各伝送
管理プロセスには、サーバが有する各サービス毎にサー
ビス処理部が設けられているため、例えば、各サービス
に対するクライアント110からの処理要求の頻度等の
通信状況を把握しようとする場合、各サービス処理部に
おける頻度の総和を求める必要があって、サーバの各サ
ービスに対するクライアントの通信状況の管理を行いに
くいという問題もある。
【0013】そこで、この発明は、上記従来の問題点に
着目してなされたものであり、システムの応答性を向上
させ、且つ、システムの拡張性を向上させることのでき
るクライアントサーバシステムの伝文転送方法を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る処理装置間の伝文転送方法
は、一の処理装置と少なくとも1つ以上の他の処理装置
との間で処理の実行要求を行う伝文を授受し、当該伝文
の受信側が前記伝文の内容に応じた処理を実行するよう
にした処理装置間の伝文転送方法において、前記他の処
理装置は予め前記一の処理装置に対して通信可能状態で
あるか否かを通知し、前記一の処理装置は通信可能状態
である前記他の処理装置とのみ前記伝文の授受を行うよ
うにしたことを特徴としている。
【0015】したがって、例えば、一の処理装置として
のサーバに対し、通信回線を介して接続される他の処理
装置としての複数のクライアントのうち、通信回線を介
しての通信が可能な状態であるクライアントが予め起動
時等に通信可能状態であることを通知し、この状態で例
えば、サーバが各種事象の変化等を検出してこれに伴い
各クライアントに所定の処理を実行するよう要求する場
合等には、予め通信可能状態であるとして通知されたク
ライアントにのみ処理の実行要求を行う。よって、処理
の実行要求は通信可能状態であるクライアントに対して
のみに通知され、例えばメンテナンス等によって通信不
可能なクライアントに対しては送信されないから、無駄
な伝文を転送することが回避されると共に、通信不可能
なために転送されることのない、処理の実行要求に対す
るクライアントからの応答を待つ待ち状態となることが
回避され、システムの負荷が軽減され、また、応答性が
向上する。
【0016】また、本発明の請求項2に係る処理装置間
の伝文転送方法によれば、所定の処理を実行する処理実
行手段を有する一の処理装置に対し、少なくとも1つ以
上の処理要求手段を有する他の処理装置が、前記処理要
求手段の要求に応じて前記処理実行手段に対する処理の
実行要求を行う要求伝文を転送し、前記要求伝文で指定
された前記処理実行手段が所定の処理を実行しその応答
伝文を返送するようにした処理装置間の伝文転送方法に
おいて、前記他の処理装置は、前記処理要求手段を当該
処理要求手段を特定する処理要求識別子で管理し且つ前
記一の処理装置と前記処理要求手段との間で前記要求伝
文及び応答伝文の受け渡しを行う処理要求管理手段を備
え、前記一の処理装置は前記応答伝文を転送するとき当
該応答伝文に対応する要求伝文に付加された処理要求識
別子を付加して転送し、前記処理要求管理手段は前記要
求伝文に当該要求伝文の要求元の処理要求手段に対応す
る前記処理要求識別子を付加して転送し、前記応答伝文
を受信したとき当該応答伝文に付加された処理要求識別
子に対応する処理要求手段に前記応答伝文を通知するよ
うにしたことを特徴としている。
【0017】したがって、一の処理装置としてのサーバ
に対して、他の処理装置としてのクライアントが要求伝
文を転送するとき、各処理要求手段からの処理の実行要
求を処理要求管理手段で一括して受け付け、この要求伝
文の要求元である処理要求手段に対応する処理要求識別
子を要求伝文に付加して転送する。サーバでは、受信し
た要求伝文に付加された処理要求識別子を例えば所定の
領域に確保しておき、この要求伝文に対する応答伝文を
クライアントに転送するときに、確保していた処理要求
識別子を付加して転送する。クライアントではサーバか
らの応答伝文を処理要求管理手段で受け付けその処理要
求識別子で特定される処理要求手段に対して応答伝文を
通知する。
【0018】さらに、請求項3に係る処理装置間の伝文
転送方法は、前記一の処理装置及び他の処理装置は前記
処理実行手段を当該処理実行手段を特定する処理識別子
で管理し、前記一の処理装置は前記処理実行手段と前記
他の処理装置との間での前記要求伝文及び応答伝文の受
け渡しを行う処理管理手段を備え、前記他の処理装置は
処理の実行要求先の処理実行手段を前記処理識別子で特
定して前記要求伝文を送信し、前記処理管理手段は前記
要求伝文を受信したとき当該要求伝文の処理識別子で特
定される処理実行手段に前記要求伝文を通知するように
したことを特徴としている。
【0019】したがって、例えば他の処理装置としての
クライアントが一の処理装置としてのサーバに対して要
求伝文を転送するとき、処理の実行させたい処理実行手
段を、当該処理実行手段を特定する処理識別子で指定し
て要求伝文を転送する。転送された要求伝文はサーバの
処理管理手段で受け付けられ、受信した要求伝文の処理
識別子に対応する処理実行手段が処理管理手段において
特定され、特定した処理実行手段に要求伝文が通知され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明におけるクライアントサーバシ
ステムの伝文転送方法を適用した設備管理システムの一
例を示したものであり、クライアントサーバシステムを
構成している。
【0021】この設備管理システムは、例えば、監視装
置10がFA現場に設置した各種センサ等の検出情報等
からなる設備運用データを監視し、監視装置10がこれ
ら設備運用データの異常を検出した場合には、異常を検
出したことをFA現場に設置した設備端末装置20或い
は、事務所に設置した事務端末装置30に通知し、これ
によってアラーム情報をポップアップ表示したり、或い
はブザー等の警報音を発生させること等によって、オペ
レータに異常通知を行うものである。
【0022】図1に示すように、クライアントとしての
監視装置10と、設備端末装置20と、事務端末装置3
0とが、LAN等の通信回線40を介してサーバ50に
接続されている。そして、これら各装置10〜30及び
サーバ50は、少なくとも、CRTディスプレイ等の表
示装置と、キーボード等の入力装置とを備えた、マイク
ロコンピュータ等で構成され、前記サーバ50はさら
に、ハードディスク等のデータベースを備えている。
【0023】そして、前記監視装置10は、例えば、ク
ライアントにおける処理として、サーバ50が管理する
データの操作及び設定用の画面の処理を行う操作・設定
画面処理部11と、サーバ50が管理するデータベース
に対して処理要求を行い、データベースとのアクセス処
理を行うデータベースアクセス処理部12と、その他所
定の処理を行うクライアント処理部13とを有し、さら
に、これら各処理部11〜13(処理要求手段)とサー
バ50との間で転送する伝文の転送制御を行うクライア
ント管理部(処理要求管理手段)15と、前記各処理部
11〜13とこれら各処理部11〜13に対して予め設
定したクライアント内識別子(処理要求識別子)との対
応情報を管理するクライアント内識別子管理部16とを
少なくとも備えている。
【0024】なお、このクライアント内識別子は、通信
回線40に接続される全てのクライアントにおける各処
理部に対して一意に設定される値である。前記各処理部
11〜13は、サーバ50が供給する各種サービスに対
して処理要求を行うとき、サービス対象のサービス部に
予め設定された伝文コード(処理識別子)と、処理要求
を行う要求伝文であることと、その伝文内容とからなる
処理要求情報を形成し、これをクライアント管理部15
に通知する。そして、所定時間内に処理要求情報に対す
るサーバ50からの応答伝文が通知されない場合には、
例えば再送を行う等の所定の処理を行う。
【0025】また、各処理部11〜13では、クライア
ント管理部15から通知された伝文の区分コードが要求
伝文であるとき、その伝文データの指定に基づいて所定
の処理を実行してその応答を通知し、区分コードが応答
伝文であるとき、その伝文の結果コードをもとに正常終
了したか異常終了したかを認識し、異常終了の場合には
例えば再度処理要求を行う等の所定の処理を実行する。
【0026】前記クライアント管理部15は、起動時
に、通信回線40を介してサーバ50との通信が可能な
状態、すなわち、オンライン通信が可能な状態であると
き、サーバ50に対してオンライン通知を転送する。な
お、このオンライン通知は例えば後述の伝文フォーマッ
トにしたがって形成される。また、クライアント管理部
15は、各処理部11〜13からサーバ50の各種サー
ビスに対する処理要求情報が通知されたとき、クライア
ント内識別子管理部16に格納された各処理部11〜1
3とクライアント内識別子との対応を表すクライアント
対応情報から、処理要求を行った処理部に対応するクラ
イアント内識別子を検索し、検索したクライアント内識
別子と、通知された処理要求情報とをもとに、予め設定
した伝文フォーマットに基づいて要求伝文を作成し、こ
れをサーバ50に転送する。また、サーバ50からの伝
文を通信回線40を介して受信し、伝文で指定された処
理部に伝文で指定された処理内容を通知する。
【0027】ここで、前記伝文フォーマットは、例えば
図2に示すように形成され、サーバ50の各種サービス
のうち、処理要求を行うサービスを特定する予め設定し
た伝文コードと、要求伝文であるか要求伝文に対する応
答伝文であるかの伝文の区分を特定する区分コードと、
処理が正常に終了したか異常終了したかの応答結果を特
定する結果コードと、伝文の送信元又は送信先の処理部
を特定するクライアント内識別子と、要求伝文又は応答
伝文の伝文内容とから構成されている。
【0028】なお、オンライン通知を転送する場合に
は、例えば伝文コードに、オンライン通知であることを
特定するコードを格納する。したがって、前記クライア
ント管理部15は、処理部から処理要求が行われた場合
には、処理要求情報を通知した処理部を特定するクライ
アント内識別子をクライアント内識別子管理部16で管
理するクライアント対応情報をもとに特定し、処理要求
情報で特定される伝文コードと、要求伝文であること
と、処理要求情報を通知した処理部を特定するクライア
ント内識別子と、処理要求情報で特定される伝文データ
とから伝文を作成しこれを転送する。
【0029】また、前記クライアント管理部15は、サ
ーバ50から伝文を受信したとき、伝文のクライアント
内識別子で特定される処理部に、受信した伝文を通知す
る。前記設備端末装置20及び事務端末装置30も、前
記監視装置10と同様に、各種処理を行うクライアント
処理部と、クライアント管理部と、クライアント内識別
子管理部とを備え、監視装置10と同様に、クライアン
ト管理部が各処理部からの処理要求情報をもとに伝文フ
ォーマットにしたがって伝文を作成し、これを転送する
と共に、サーバ50からの伝文を受信し、クライアント
内識別子で特定される処理部に受信した伝文を通知す
る。
【0030】一方、前記サーバ50は、各クライアント
に対して各種サービスを提供する各種サービス(処理実
行手段)、例えば、データベースに対するアクセス処理
を行うデータベースサービス部51と、異常発生時の処
理等、イベント的に生じる事象に対する処理を行うイベ
ントサービス部52と、その他所定の処理を実行するサ
ービス部53とを備え、さらにこれら各サービス部51
〜53と前記各クライアントとの間の伝文の転送制御を
行うサービス管理部55(処理管理手段)と、サーバ5
0が提供する各種サービスとこれら各種サービスを特定
する予め設定した伝文コードとの対応を表すサービス対
応情報を管理するサービス情報管理部56と、各クライ
アントのオンラインオフライン状況を管理するオンライ
ン管理部57とから構成されている。
【0031】そして、前記各サービス部51〜53は、
サービス管理部55から通知される伝文に応じて処理を
行い、区分コードが要求伝文である場合には、伝文から
クライアント内識別子を取り出してこれを保持し、伝文
データに基づいて、他のクライアントに対して処理要求
を行ったり、或いは、指定されたデータを収集する等の
所定の処理を実行し、その処理の結果として通知する伝
文データと、正常終了か異常終了であるかの結果コード
と、保持したクライアント内識別子とからなる応答情報
を形成してこれをサービス管理部55に通知する。ま
た、区分コードが応答伝文である場合には、結果コード
を参照し、異常終了である場合には例えば再度クライア
ントに対して処理要求を行う等の処理を行う。
【0032】前記サービス管理部55は、起動時に各ク
ライアントからオンライン通知を受信したとき、このオ
ンライン通知の転送元のクライアントを特定し、特定し
たクライアントは通信回線40を介しての通信が可能で
あるものとして、これらオンライン通信可能なクライア
ントを特定する情報からなるオンライン情報を形成しこ
れをオンライン管理部57に格納する。
【0033】また、サービス管理部55は、各サービス
部51〜53から各クライアントの処理部に対する処理
要求情報が通知されたとき、オンライン管理部57に格
納されたオンライン情報を参照し、処理要求情報で指定
された処理部が属するクライアントがオンライン通信可
能であるかどうかを検索する。そして、オンライン通信
可能であるとき、通知された処理要求情報の通知元のサ
ービス部を特定する伝文コードをサービス情報管理部5
6に格納したサービス対応情報をもとに検索し、検索し
た伝文コードと通知された処理要求情報とをもとに前記
伝文フォーマットに基づいて伝文を作成しこれを転送す
る。また、各サービス部51〜53から、各クライアン
トからの処理要求に対する応答情報が通知されたとき、
当該応答情報の通知元のサービス部を特定する伝文コー
ドをサービス情報管理部56で管理するサービス対応情
報を特定し、特定した伝文コードと応答情報とをもとに
伝文フォーマットにしたがって応答伝文を作成しこれを
転送する。
【0034】また、通信回線40を介して伝文を受信し
たとき、伝文のクライアント内識別子を取り出し、オン
ライン管理部57に格納されたオンライン情報にオンラ
イン通信可能として登録されているかを判定し、通信可
能であるとき、受信した伝文の伝文コードを取り出し、
サービス情報管理部56に格納されたサービス対応情報
を参照し、伝文コードに対応するサービスに伝文を通知
する。
【0035】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
例えば、事務端末装置30のメンテナンスを行っている
最中であるものとし、事務端末装置30は運用しないも
のとする。この状態で設備管理システムの運用を開始す
ると、まず、監視装置10及び設備端末装置20が、通
信回線40を介してのサーバ50との通信が可能である
として、オンライン通知をサーバ50に転送する。この
オンライン通知は、例えば、前記図2の伝文フォーマッ
トに基づき、伝文コードとしてオンライン通知であると
いう所定のコードを設定して伝文を形成しこれを転送す
る。
【0036】サーバ50では、オンライン通知を受信す
ると、サービス管理部55がオンライン通知の送信元の
クライアントを特定し、この場合、監視装置10及び設
備端末装置20からのオンライン通知であるから、監視
装置10及び設備端末装置20がオフライン状態からオ
ンライン状態に変化し、オンライン通信可能であるもの
としてオンライン情報を形成し、これをオンライン管理
部57に格納する。そして、監視装置10及び設備端末
装置20に応答伝文を転送する。
【0037】そして、サーバ50では、例えば、図示し
ない端末装置等が現場のフィールドデータを収集してデ
ータベースに格納した各種データを通信回線から読み込
み、これに対して、監視装置10のデータベースアクセ
ス処理部12が所定の異常監視処理を実行し異常監視を
行う。そして、データベースアクセス処理部12がフィ
ールドデータの異常を検出した場合には、データベース
アクセス処理部12が、クライアント管理部15に対し
て、イベントサービス部52に対するアラーム表示処理
を行う処理要求を行う。すなわち、イベントサービス部
52に対応する伝文コードとして例えば“D52”と、
例えば異常が発生したフィールドデータ及びアラーム表
示処理要求であるという伝文データとからなる処理要求
情報を作成しこれをクライアント管理部15に通知す
る。
【0038】クライアント管理部15では、処理要求情
報が通知されると、図3のフローチャートに示すよう
に、どの処理部からの処理要求であるかを特定し、クラ
イアント内識別子管理部16に格納したクライアント対
応情報を参照して処理要求を行った処理部に対応するク
ライアント内識別子を検索する(ステップS1)。この
場合、データベースアクセス処理部12に対応するクラ
イアント内識別子、例えば“C12”を特定する。
【0039】そして、図2の伝文フォーマットにしたが
って、処理要求情報で特定された伝文コード“D52”
と、クライアント対応情報から特定したクライアント内
識別子“C12”と、処理要求情報で指定された伝文デ
ータとをもとに伝文を作成し、さらに区分コードとして
要求伝文であることを設定し、これを通信回線40を介
してサーバ50に転送する(ステップS2)。
【0040】サーバ50では、伝文を受信すると、図4
のフローチャートに示すように、サービス管理部55が
伝文のクライアント内識別子を参照し、どのクライアン
トからの伝文であるかを特定する(ステップS11)。
そして、オンライン管理部57のオンライン情報を参照
し、特定したクライアントがオンライン状態であるかを
判定する(ステップS12)。この場合、処理要求を送
信したデータベース処理部12は監視装置10の処理部
であって、監視装置10はオンライン通信可能としてオ
ンライン情報に登録されているから、受信した伝文はオ
ンライン通信可能なクライアントからの伝文であり、有
効伝文であるものと判定する。
【0041】このとき、特定したクライアントがオンラ
イン情報として登録されていない場合には、異常な伝文
であるものとして、この伝文を無視したり、或いは、所
定の異常処理を行う等の処理を行う。次に、サービス管
理部55では、伝文の伝文コードを取り出し、サービス
情報管理部56のサービス対応情報を参照し、取り出し
た伝文コードで特定されるサービス部を検索する。そし
て、この場合、伝文コードにはイベントサービス部52
を特定する伝文コード“D52”が設定されているか
ら、受信した伝文をイベントサービス部52に通知する
(ステップS13)。
【0042】これによって、イベントサービス部52で
は、まず、伝文の区分コードを参照し、要求伝文である
かどうかを判定する(ステップS21)。この場合、要
求伝文であるから、伝文のクライアント内識別子を取り
出してこれを所定の記憶領域に格納し(ステップS2
2)、サービスを提供する所定の処理を実行する(ステ
ップS23)。そして、保持しているクライアント内識
別子を読み出し、このクライアント内識別子と、処理結
果等の伝文データと、処理が正常に終了したかどうか等
からなる応答情報を形成し、これをサービス管理部55
に通知する(ステップS24)。
【0043】この場合、サーバ50では、伝文データで
指定されたアラーム情報表示処理を実行し、全てのクラ
イアントへアラームを通知するために、全ての装置に対
するアラームメッセージの送信要求をサービス管理部5
5に対して通知する。これを受けてサービス管理部55
では、イベントサービス部52を特定する伝文コードを
特定し、オンライン管理部57でオンライン通信可能と
して登録されている全ての装置、この場合監視装置10
と設備端末装置20とに対して、アラーム情報からなる
伝文を送信し、オンライン通信可能として登録されない
事務端末装置30へは送信しない。
【0044】そして、アラーム情報の伝文を受信した各
装置のクライアント管理部15では、例えば図示しない
アラーム処理を行うアラーム処理部に伝文を通知し、こ
れによって、例えば各装置の表示装置にアラーム情報が
表示されると共に、ブザー等の警報音を発生しオペレー
タに異常が通知される。そしてアラーム処理部では所定
の処理を終了するとサーバ50に対して正常に処理が終
了したことを通知する応答情報をクライアント管理部1
5に通知し、クライアント管理部15が応答情報をもと
に応答伝文を作成しこれをサーバ50に転送する。
【0045】そして、サーバ50では応答伝文を受信す
ると上記と同様に、どの装置からの伝文かを特定して、
有効伝文であるかを判定し(ステップS11,S1
2)、伝文コードで指定されたサービス部に伝文を通知
する(ステップS13)。伝文が通知されたサービス
部、この場合、イベントサービス部52では、伝文の区
分コードを参照し(ステップS21)、応答伝文である
ことから、次に結果コードを参照し(ステップS2
5)、正常終了したことを認識する。
【0046】このとき、結果コードが異常終了である場
合には、例えば、再度処理要求を行う等の異常終了時の
処理を行う(ステップS26)。また、例えば、処理要
求を送信してから予め設定した所定時間内に応答伝文が
受信されないときにも、異常発生として同様に異常時の
処理を行う。そして、所定のアラーム情報表示処理が終
了し、アラーム情報表示処理が正常に終了したことを通
知する応答情報をイベントサービス部52が、サービス
管理部55に通知すると、サービス管理部55では、イ
ベントサービス部52を特定する伝文コードと応答情報
とをもとに伝文フォーマットにしたがって応答伝文を作
成し、これを転送する。
【0047】これを受信した監視装置10では、区分コ
ードを参照し、応答伝文であることから結果コードを参
照し正常終了したことを認識する。このとき、例えば異
常終了である場合には再度処理要求を行う等の処理を行
う。次に、例えば、監視装置10の操作・設定画面処理
部11とデータベースアクセス処理部12とが、それぞ
れサーバ50のイベントサービス部52とデータベース
サービス部51とに対してデータの要求伝文を送信する
ものとする。クライアント管理部15では、各処理部1
1,12から処理要求が通知されると上記と同様に処理
要求の通知元の処理部に対応するクライアント内識別子
を、クライアント内識別子管理部16のクライアント対
応情報を参照して特定する(ステップS1)。そして、
通知された処理要求情報と特定したクライアント内識別
子とをもとに伝文フォーマットに基づいて要求伝文を作
成し、これら伝文をサーバ50に転送する(ステップS
2)。
【0048】サーバ50では、伝文を受信するとサービ
ス管理部55において、まず、どの装置から転送された
伝文であるかをそのクライアント内識別子に基づいて特
定し、オンライン管理部57に格納したオンライン情報
をもとに転送された伝文が有効伝文であるかを判定する
(ステップS11,S12)。そして、この場合有効伝
文であるから、次に、伝文コードで指定されるサービス
部をサービス情報管理部56に格納されたサービス対応
情報をもとに特定し、特定したサービス部に、それぞれ
対応する伝文を通知する。すなわち、イベントサービス
部52に操作・設定画面処理部11からの処理要求を通
知し、データベースサービス部51にデータベースアク
セス処理部12からの処理要求を通知する。
【0049】そして、データベースサービス部51及び
イベントサービス部52では、これらは要求伝文である
から、受信した伝文のクライアント内識別子を所定の領
域に記憶した後(ステップS21,S22)、伝文デー
タに基づいて所定の処理を行い(ステップS23)、処
理終了後、処理が正常に終了したかどうかの結果と、予
め記憶したクライアント内識別子と、伝文データとから
なる応答情報をサービス管理部55に通知する(ステッ
プS24)。
【0050】これを受けてサービス管理部55では、応
答情報の通知元のサービス部を特定してこのサービス部
に対応する伝文コードをサービス情報から求め、伝文コ
ードと応答伝文情報とをもとに伝文フォーマットにした
がって応答伝文を作成しこれを転送する。そして、これ
ら応答伝文を受信した監視装置10では、前記と同様に
して、応答伝文のクライアント内識別子を参照し、クラ
イアント内識別子管理部16のクライアント対応情報を
もとに対応する処理部を特定し、特定した処理部に受信
した応答伝文をそれぞれ通知する。
【0051】したがって、サーバ50のサービス管理部
55では、オンライン通信可能な装置をオンライン情報
として管理し、予めオンライン情報に登録されたオンラ
イン通信可能な装置からの伝文のみを受け付け、オンラ
イン通信可能な装置に対してのみ伝文を転送するように
したから、例えばアラーム情報の伝文を転送する場合
等、全てのクライアントとしての装置に対して処理要求
を行う伝文を転送する場合でも、オンライン通信可能な
クライアント、すなわち、処理要求に対する応答伝文を
転送可能なクライアントに対してのみ要求伝文を転送す
ることになる。よって、サーバ50側でその処理要求に
対する応答伝文を受信するまでの時間を監視するような
場合でも、サーバ50は確実に応答伝文を受信すること
ができ、オンライン通信が不可能な装置からの処理要求
の受信待ちを行うような無駄な処理を行うことを回避す
ることができる。また、オンライン通信が不可能な装置
に対して伝文を送信する等の無意味な処理を行うことに
よるネットワークの負荷を軽減し、システムの応答性を
向上させることができ、これに伴いネットワークで接続
されたクライアントを含めて実時間運用を実現すること
ができる。
【0052】また、各クライアントの処理部からの、処
理要求を行う処理要求情報又は処理要求に対する応答情
報は、全てクライアント管理部15で受け付けられ、ク
ライアント管理部15が伝文を作成して転送し、転送さ
れた伝文はサーバ50のサービス管理部55で受け付け
られて、サービス管理部55が伝文で指定されたサービ
ス部を特定し、特定したサービス部に伝文を通知するよ
うにしたから、サービス管理部55では、サーバ50が
保持する各種サービス部に対するクライアントからのア
クセス頻度、或いは、サーバ50と各クライアントとの
間で転送するデータ量等、システム全体の通信状況を容
易に把握することができ、通信状況等に基づくシステム
解析等を容易に行うことができる。
【0053】また、クライアント管理部15において各
処理部とサーバ50との間の伝文を一括して受け付け、
サービス管理部55において各種サービスと各クライア
ントとの間の伝文を一括して受け付けるようにしたか
ら、従来のように各サービス毎にこのサービスに対する
伝文の転送処理を行うサービス処理部をサーバ50及び
各クライアントに設ける必要はない。よって、例えば、
サーバ50に新たにサービス部を追加する場合でも、従
来のように、追加したサービスに対応するサービス処理
部を設ける必要がないから、クライアント管理部15及
びサービス管理部55の処理を大幅に変更する必要はな
く、サービスの追加に伴うシステムの再構築を容易に行
うことができ、システムの機能拡張或いは機能縮小を容
易に行うことができる。
【0054】また、各処理部及びサービス部を識別子で
特定するようにしたから、クライアント管理部15及び
サービス管理部55では、各処理部及びサービス部を容
易に特定することができる。また、各サービス部では、
要求伝文を受信したとき、伝文のクライアント内識別子
を保持し、保持したクライアント内識別子を応答情報と
してサービス管理部55に通知するようにしたから、サ
ービス管理部55では、転送先の処理部を特定する必要
がなく、よって、その分処理効率を向上させることがで
きる。
【0055】また、システム内の各クライアントの各処
理部に対し一意に決まるクライアント内識別子を設定
し、また、サーバ50の各サービス部に対しても一意に
決まる伝文コードを設定するようにしたから、これら処
理部及びサービス部をクライアントに関わらず独立して
扱うことができ、サービス或いは処理部の追加,削除等
のシステムの機能拡張或いは機能縮小をシステム全体の
構成を大幅に変更することなく容易に行うことができ
る。
【0056】なお、上記実施の形態では、クライアント
としての装置を3つ接続した場合について説明したが、
これに限らず任意に設定することができ、また、上記実
施の形態では、監視装置10とサーバ50との間の伝文
転送について説明したが、設備端末装置20及び事務端
末装置30とサーバ50との間の伝文転送についても同
様である。
【0057】また、上記実施の形態では、事務端末装置
30が通信不可能な状態である場合について説明した
が、例えば、事務端末装置30が運用中に通信可能状態
となった場合には、事務端末装置30がオンライン通知
をサービス管理部55に通知することによって、これが
オンライン情報としてオンライン管理部57に登録さ
れ、以後、事務端末装置30とサーバ50との間でも上
記と同様に伝文転送が行われる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る処
理装置間の伝文転送方法は、一の処理装置で予め通信可
能状態にある他の処理装置を管理しておき、一の処理装
置は通信可能状態にある他の処理装置とのみ伝文転送を
行うようにしたから、通信不可能な処理装置に対する伝
文転送を行う等の無駄な処理を行うことを回避すること
ができ、伝文転送時の負荷を軽減し応答性を向上させる
ことができる。
【0059】また、請求項2に係る処理装置間の伝文転
送方法は、各処理要求手段からの処理実行手段に対する
処理の実行要求を処理要求管理手段が一括して受け付け
て伝文転送を行い、このとき、実行要求を行った処理要
求手段を特定する処理要求識別子を付加した要求伝文を
転送し、受信側の処理装置でこの処理要求識別子を応答
伝文に付加して転送するようにしたから、例えば処理実
行手段を新たに追加するような場合でもこの処理実行手
段の追加に伴う他の処理装置側での伝文転送時の処理の
追加等の大幅な変更を伴うことなく容易に実現すること
ができ、また、応答伝文の処理要求識別子から前記応答
伝文の通知先の処理要求手段を容易に認識することがで
き、処理効率を向上させることができる。
【0060】さらに、請求項3に係る処理装置間の伝文
転送方法は、処理実行手段を処理識別子で管理すること
によって処理実行手段と他の処理装置との間の伝文を処
理管理手段で一括して受け付けて伝文転送を行うように
したから、例えば処理実行手段を追加する場合でも、処
理実行手段の追加に伴う一の処理装置側の伝文転送時の
処理の追加等の大幅な変更を伴うことなく実現すること
ができ、システムの拡張性をより向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による処理装置間の伝文転送方法を適用
した設備管理システムの概略構成を表す構成図である。
【図2】伝文フォーマットの一例である。
【図3】処理部から処理要求が行われたときのクライア
ント管理部の処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】伝文を受信したときのサービス管理部の処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図5】伝文を受信したときのサービス部の処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図6】従来の処理装置間の伝文転送方法の説明に供す
る説明図である。
【符号の説明】
10 監視装置 15 クライアント管理部 20 設備端末装置 30 事務端末装置 40 通信回線 50 サーバ 55 サービス管理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の処理装置と少なくとも1つ以上の他
    の処理装置との間で処理の実行要求を行う伝文を授受
    し、当該伝文の受信側が前記伝文の内容に応じた処理を
    実行するようにした処理装置間の伝文転送方法におい
    て、前記他の処理装置は予め前記一の処理装置に対して
    通信可能状態であるか否かを通知し、前記一の処理装置
    は通信可能状態である前記他の処理装置とのみ前記伝文
    の授受を行うようにしたことを特徴とする処理装置間の
    伝文転送方法。
  2. 【請求項2】 所定の処理を実行する処理実行手段を有
    する一の処理装置に対し、少なくとも1つ以上の処理要
    求手段を有する他の処理装置が、前記処理要求手段の要
    求に応じて前記処理実行手段に対する処理の実行要求を
    行う要求伝文を転送し、前記要求伝文で指定された前記
    処理実行手段が所定の処理を実行しその応答伝文を返送
    するようにした処理装置間の伝文転送方法において、前
    記他の処理装置は、前記処理要求手段を当該処理要求手
    段を特定する処理要求識別子で管理し且つ前記一の処理
    装置と前記処理要求手段との間で前記要求伝文及び応答
    伝文の受け渡しを行う処理要求管理手段を備え、前記一
    の処理装置は前記応答伝文を転送するとき当該応答伝文
    に対応する要求伝文に付加された処理要求識別子を付加
    して転送し、前記処理要求管理手段は前記要求伝文に当
    該要求伝文の要求元の処理要求手段に対応する前記処理
    要求識別子を付加して転送し、前記応答伝文を受信した
    とき当該応答伝文に付加された処理要求識別子に対応す
    る処理要求手段に前記応答伝文を通知するようにしたこ
    とを特徴とする処理装置間の伝文転送方法。
  3. 【請求項3】 前記一の処理装置及び他の処理装置は前
    記処理実行手段を当該処理実行手段を特定する処理識別
    子で管理し、前記一の処理装置は前記処理実行手段と前
    記他の処理装置との間での前記要求伝文及び応答伝文の
    受け渡しを行う処理管理手段を備え、前記他の処理装置
    は処理の実行要求先の処理実行手段を前記処理識別子で
    特定して前記要求伝文を送信し、前記処理管理手段は前
    記要求伝文を受信したとき当該要求伝文の処理識別子で
    特定される処理実行手段に前記要求伝文を通知するよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の処理装置間の伝
    文転送方法。
JP8002905A 1996-01-11 1996-01-11 処理装置間の伝文転送方法 Pending JPH09190408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014247A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Fujitsu Ltd サービス調整方法及びサービス調整装置
JP2011142456A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Toshiba Corp 通信装置、通信方法及び通信システム

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