JP2000241214A - 電磁流量計 - Google Patents
電磁流量計Info
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- JP2000241214A JP2000241214A JP4552299A JP4552299A JP2000241214A JP 2000241214 A JP2000241214 A JP 2000241214A JP 4552299 A JP4552299 A JP 4552299A JP 4552299 A JP4552299 A JP 4552299A JP 2000241214 A JP2000241214 A JP 2000241214A
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Abstract
逆の切換え時の安定時間を早め、正逆方向の流量の測定
ができる電磁流量計を提供する。 【解決手段】測定導管1内を流れる流体の流れに対し垂
直に交番磁界φを印加する励磁手段3と、その結果発生
する信号起電力5aを検出する1対の信号検出電極2a,2b
と、この電極2a,2b からの出力5aを励磁手段3の励磁電
流3aと同期整流する同期整流増幅器5と、この同期整流
出力5bをディジタル信号6fに変換するA/D変換器6
と、このA/D変換器出力6fに基づき流量Fを求める流
量演算手段7Aと、を備えてなる電磁流量計において、流
量演算手段7Aは、流量閾値Thと演算された流量Fとを比
較する比較手段72と、この比較結果に応じて交番磁界φ
を印加する励磁手段3の励磁位相を反転する励磁位相反
転手段73と、を備える。
Description
の流量を測定することができる電磁流量計に関わり、特
に、流体の流量に応じて、励磁電流の位相を反転させる
ことにより、正方向および逆方向の流量測定を行う電磁
流量計に関する。
量計の要部構成図を示す。図9において、この電磁流量
計は、測定導管1内を図示例では紙面に垂直方向に流れ
る流体の流れ(流量F)に対し垂直に交番磁界φを印加
する励磁コイル3Aと励磁回路3Bとからなる励磁手段3
と、この結果発生する信号起電力を検出する1対の信号
検出電極2a,2b と、この電極2a,2b からの出力5aを交流
増幅する増幅器5Aと励磁手段3による交番磁界φを発生
する励磁電流3aと同期(同期信号5c,5d)して整流増幅す
る同期整流器5Bとからなる同期整流増幅器5と、流体の
正方向または逆方向の流れに応じて符号を変化するこの
同期整流増幅器5からの正負出力5b(±100%)を0〜1
00 %範囲の信号に変換するレベルシフト回路8と、こ
のレベルシフト回路8の出力8bをディジタル信号に変換
するA/D変換回路6と、このA/D変換回路6の出力
6fに基づき流量Fを求める流量演算手段7Bを備える中央
処理装置(CPU) 7と、を備えて構成される。
間には励磁コイル3Aに流れる励磁電流3aによって発生す
る交番磁界φと測定導管1内を流れる流体の流速との積
に比例した信号起電力が発生し、交流増幅器5Aで交流増
幅され、同期整流器5Bで同期整流増幅される。この同期
整流増幅器5の出力5bは、例えば、正方向流量0〜100
%に対して、A/D変換回路6の入力スパンに換算して
0〜+100%の電圧が出力される。また、負方向流量0〜
100 %に対して、A/D変換回路6の入力スパンに換算
して0〜-100%の電圧が出力される。この正負出力5b
(-100〜+100%)はレベルシフト回路8で0〜100 %ス
パンの信号範囲に変換されて、A/D変換回路6でディ
ジタル信号に変換されて、中央処理装置(CPU) 7で-100
〜+100%の流量に演算される。即ち、同期整流増幅器5
の正負出力5b(-100〜+100%)をレベルシフト回路8で
A/D変換回路6が変換可能な0〜100 %信号に変換し
て、逆方向の流量測定を可能にしている。
レベルシフト回路8に代わって、A/D変換回路6の入
力回路の直前に非反転増幅器91と反転増幅器92と切換ス
イッチ93とからなる増幅器9を設け、流体の正方向およ
び逆方向の流量に応じて非反転増幅器91あるいは反転増
幅器92の出力を選択して、A/D変換回路6でディジタ
ル信号に変換することにより、逆方向の流量測定を可能
にしている。
シフト回路を用いた方法では、A/D変換回路のダイナ
ミックレンジが半減する。この結果、流量演算の分解能
が半減し、測定精度が半減する。
を切り換えてA/D変換回路に入力する方法では、切換
え時にアナログ回路の状態が不安定になり、安定するま
での間、正確な流量測定を行うことができない。
のであり、その目的は前記した課題を解決して、A/D
変換回路のダイナミックレンジ即ち測定精度を損なうこ
となく、また、正逆の切り換え時の安定時間を早めた、
正方向および逆方向の流量の測定ができる電磁流量計を
提供することにある。
ば、測定導管内を流れる流体の流れに対し垂直に交番磁
界を印加する励磁手段と、その結果発生する信号起電力
を検出する1対の信号検出電極と、この電極からの出力
を励磁手段の励磁電流と同期して整流増幅する同期整流
増幅器と、この同期整流増幅器出力をディジタル信号に
変換するA/D変換回路と、このA/D変換回路出力に
基づき流量を求める流量演算手段と、を備えてなる電磁
流量計において、流量演算手段は、予め設定される流量
閾値と演算された流量とを比較する比較手段と、この比
較結果に応じて交番磁界を印加する励磁手段の励磁位相
を反転する励磁位相反転手段と、を備えるものとする。
設定される流量閾値を越えて変化すると、交番磁界を印
加する励磁手段の励磁位相を反転することにより、1対
の信号検出電極で検出される信号起電力の符号を反転す
ることができるので、入力信号測定範囲が0〜100 %の
A/D変換回路で、正方向および逆方向の流量測定を可
能にすることができる。
算された流量が予め設定される流量閾値を下回り、か
つ、A/D変換回路がA/D変換期間中でなく、同期整
流増幅器の同期整流完了割り込みを受けつけた最初のタ
イミングで行うことができる。
結果が予め設定される流量閾値を下回るとき、同期整流
増幅器がサンプリングを行っていないタイミングで励磁
手段の励磁位相を反転することにより、同期整流の途中
で検出信号の極性を切り換えて誤ったデータを読み込む
という作動を防止することができ、測定精度を損なうこ
となく、また、正逆方向切り換え時の安定時間を早める
ことができる。
流量閾値は、この設定される流量閾値に対して予め設定
される不感帯幅を有し、演算された流量がこの不感帯幅
内のとき、励磁位相反転手段の位相反転動作は不作動で
あり、演算された流量が不感帯幅を超えて変化したと
き、励磁位相反転手段の位相反転動作が作動することが
できる。かかる構成により、流量がゼロ近傍において、
不必要に励磁位相反転手段の位相反転動作が作動するこ
とを防止することができる。
構成図、図2は同期整流増幅器の回路図とこの動作説明
図、図3はA/D変換回路、図4はA/D変換回路の動
作説明図、図5は流量が一定のときの各部の動作波形
図、図6は流量が一定の速度で減少して流量が逆方向に
なったときの各部の動作波形図、図7、図8は本発明に
よる励磁位相反転手段のフローチャートである。
は、測定導管1内を図示例では紙面に垂直方向に流れる
流体の流れ(流量F)に対し垂直に交番磁界φを印加す
る励磁コイル3Aと励磁回路3Bとからなる励磁手段3と、
この結果発生する信号起電力を検出する1対の信号検出
電極2a,2b と、この電極2a,2b からの出力5aを交流増幅
する増幅器5Aと交番磁界φを発生する励磁電流3aと同期
(同期信号5c,5d)して整流増幅する同期整流器5Bとから
なる同期整流増幅器5と、この同期整流増幅器5の出力
5bをディジタル信号に変換するA/D変換回路6と、こ
のA/D変換回路6の出力6fに基づき流量Fを求める流
量演算手段7Aと、を備えて構成される。
予め設定される流量閾値(Th)と流量演算71で演算された
流量Fとを比較する比較手段72と、この比較結果に応じ
て交番磁界φを印加する励磁手段3の位相を反転する励
磁位相反転手段73と、を備えて構成される。
予め設定される流量閾値(Th)を越えて変化すると、交番
磁界φを印加する励磁手段の励磁位相を反転することに
より、1対の信号検出電極で検出される信号起電力の符
号を反転することができるので、入力測定範囲が0〜10
0 %のA/D変換回路を用いて、正方向および逆方向の
流量測定を可能にすることができる。
電極2a,2b が設けられており、導管1の外部には、導管
1の軸方向および電極2a,2b の配置方向にそれぞれ直交
する方向に磁界φを印加する励磁コイル3Aが設けられて
いる。この励磁コイル3Aは励磁回路3Bによって駆動され
る。励磁回路3Bは、中央処理装置(CPU) 7からの指令に
より、励磁コイル3Aに図2、図5の(B) に図示される励
磁電流3aを流す。
と、電磁誘導により電極2a,2b 間に被測定流体の流量に
比例した起電力5a、即ち、図5の(C) に図示される流量
信号5aが発生する。この流量信号5aは、中央処理装置(C
PU) 7からの同期信号5c, 5dによって制御され、同期整
流増幅器5によって整流・増幅される。
る。図2において、同期整流増幅器5は、抵抗R1=R3、
R2=R4に選択された抵抗R1,R2,R3,R4 と演算増幅器Q1と
からなる増幅度(R2/R1=K1) の差動増幅器5Aと、中央処
理装置(CPU) 7からの同期信号5c, 5dによって制御され
るアナログスイッチSW1,SW2 と、次式に示される定数値
に選択された
る増幅度(R6/R5=K2) の一次遅れ特性を有する差動増幅
器5Bと、から構成される。
動増幅器5Aで増幅度 R2/R1=K1倍に増幅される。この増
幅された流量信号5a(K1em)は、図5の(D),(E) に図示さ
れる様に、中央処理装置(CPU) 7からの同期信号5c, 5d
によって間欠的にアナログスイッチSW1,SW2 を演算増幅
器Q1の出力、即ち、増幅された流量信号5a(e1,e2) を選
択し、他の選択されていない期間は信号0Vを選択する。
この結果、一次遅れ特性を有する差動増幅器5Bは同期整
流器5Bとして動作する。
今、電極2a,2b 間に被測定流体の流量に比例した起電力
5a(em)が、流体が正方向の流れで励磁電流3aの極性が図
5の(B) に図示される正のとき、この誘起される起電力
5aの極性が図5の(C) に図示される正側とし、この正側
の電圧が同期整流増幅器5の抵抗R1側に、負側が抵抗R3
側に接続されているものとする。差動増幅器5Aによる増
幅された出力(K1em)は、図2の(C')に図示され、起電力
5a(em)の極性と反転する。
が動作(ON)し、差動増幅器5Aの出力e1を選択し、アナロ
グスイッチSW2 は信号0Vを選択しているとする。この状
態では、容量C1への充電電流は、差動増幅器5Aの出力電
圧(e1)から容量C2の充電電圧(e+)を差し引いた電圧値を
抵抗R5で除算した電流が流れ、この期間は電圧e1は負の
値をとっているので、演算増幅器Q2の出力は増加方向に
駆動される。
グスイッチSW1,SW2 がOFF して信号0Vを選択すると、容
量C1,C2 に充電された電荷は放電され、演算増幅器Q2の
出力は減少方向に変化する。
イッチSW2 が動作(ON)し、差動増幅器5Aの出力e2を選択
し、アナログスイッチSW1 は信号0Vを選択する。この状
態で容量C2へ充電電流が流れ、容量C2の充電電圧(e+)を
増加方向に駆動する。この充電電圧(e+)は演算増幅器Q2
の+入力端子電圧であるので、演算増幅器Q2の出力を増
加方向に駆動し、同時に容量C1への充電も行う。
ログスイッチSW1,SW2 がOFF して信号0Vを選択すると、
容量C1,C2 に充電された電荷は放電され、演算増幅器Q2
の出力は減少方向に変化する。以上の動作が周期的に繰
り返され、同期整流増幅器5の演算増幅器Q2の出力は、
同期信号5c,5d の何れかの指令が加わる毎に増加方向に
駆動され、且つ、容量C1は充電される。
抗R5〜R8, 容量C1,C2 が(1)式の関係を満たし、演算増
幅器Q2の特性を理想演算増幅器とすると、入出力特性は
ラプラス変換式で、(2) 式の特性が得られる。
れ特性で、ゲインK2=R6/R5 で、アナログスイッチSW1,
SW2 を介して入力電圧e1あるいはe2がduty比ηで印加さ
れたとき、同期整流増幅器5の出力e0は、出力 -K2e1あ
るいはK2e2の値になる方向に時定数τ=C1R6の一次遅れ
で (duty期間ηΔT)駆動され、アナログスイッチSW1,SW
2 が信号0Vを選択すると、0V出力になる方向に時定数τ
=C1R6の一次遅れで (duty期間 (1-η) ΔT)駆動され
る。
ON-OFF動作で充放電され、1サイクル経過後は同一電圧
値に戻る。この条件から、同期整流増幅器5の平均出力
E0および脈動出力e0ppは,(3)、(4) 式で表すことができ
る。
定に選べば、電極2a,2b間の起電力emに比例した電圧が
得られ、脈動出力e0ppは、時定数τ=C1R6を励磁回路3B
の交番周期2ΔT に較べて十分に大きな値を選択するこ
とにより、小さな値にすることができる。
特徴は、(1) アナログスイッチSW1,SW2 のON動作を交番
磁束の位相が 180°および 360°に近い所で動作させて
いる。この結果、差動増幅器5Aの応答特性、例えば、遅
れ特性やリンギング特性があっても交流信号の応答が整
定範囲内に入った時点で同期信号5c,5d を作動させるこ
とにより、これらの遅れやリンギング特性を除いて測定
することができる。また、(2) 差動増幅器5Aの出力にオ
フセット電圧Eoffに上記交流起電力emを増幅した差動増
幅器5Aの出力 (Eoff+K1em)が出力されても、本発明の
同期整流回路5Bは、レベルシフト特性を有する一次遅れ
差動増幅器回路であるので、同期整流回路5Bの出力E0に
は、差動増幅器5Aの出力にオフセット電圧Eoffの影響は
相殺され、脈動出力e0ppが僅かに増えるだけである。こ
の特徴は、図10に示す従来技術では増幅器9で逆方向の
流体の流れを測定するとき、反転増幅器92で差動増幅器
5Aの出力を切り換えるが、差動増幅器5Aの出力にオフセ
ット電圧Eoffがあるとき、オフセット電圧が−Eoffとし
て変化して同期整流回路5Bに入力されるので、このオフ
セット電圧変化分2Eoffが回路の安定化に悪影響を与え
る。本発明ではこの切り換えがなく、起電力5aの極性を
励磁電流の位相を反転させることで実施しているので、
回路の安定化に悪影響を与えることがない。
の動作を図4を併用して説明する。図3において、A/
D変換回路6は、V/T(電圧/時間)変換器61と、カ
ウンタ63、64と、カウンタ63に入力されるパルス6bの間
隔を計時するクロック信号6dを発振する発振器(OSC)62
と、から構成される。
emとして検出された出力(流量信号)5aは同期整流増幅
器5で増幅・整流されて直流信号出力5b(E0)に変換さ
れ、この直流信号出力5b(E0)はV/T変換器61の入力電
圧6aとして入力される。このV/T変換器61は、例え
ば、市販されている積分器とコンパレータとからなるV
/F変換器用の集積回路を用いて容易に構成することが
できる。即ち、積分器の出力が入力電圧6a(E0)と等しく
なる様にセット(書き込み)し、次に、この積分器の入
力に基準電圧を入力して一定速度でリセットしていく。
この出力が0Vになる時点でコンパレータを作動させ、パ
ルス出力6bを出力すると同時に、積分器の出力に入力電
圧6a(E0)と等しくなる様に書き込みを行う。この動作を
繰り返すことにより、V/T変換器61の入力電圧6aに比
例したパルス間隔のパルス6b(周期信号T1,T2,・・Tn)
を発生することができる。
ンタ63、64に入力される。これらのカウンタ63、64は、
中央処理装置(CPU) 7からのリセット制御信号6cの立ち
下がりでリセットされ(時刻Tr)、周期信号6bの立ち下
がりでカウントを開始する(時刻T0)。カウンタ63は発
振器(OSC)62 が発するクロック6dを計数し、カウンタ64
は周期信号6bの立ち下がりをカウントする。このカウン
タ64は予め定められたカウント数nをカウントすると、
制御信号6eを発生し(時刻Tn)、カウントを停止する。
カウンタ63はこの制御信号6eの立ち下がりでカウントを
停止する。このカウンタ63で計数されたカウント値6f
は、電極2a,2b で検出された流量信号5aに比例した値と
なり、A/D変換回路6でディジタル値6fに変換した値
として、中央処理装置(CPU) 7の流量演算手段7Aに渡さ
れる。中央処理装置(CPU) 7は、電極2a,2b で検出され
た流量信号5aをサンプリング周期毎に、リセット制御信
号6cを発し、流量信号5aに比例したディジタル値を読み
取り流量Fの演算処理を流量演算71で演算する。
段7Aの動作を図7、8のフローチャートで説明し、次に
図6の流量が一定の速度で減少して流量が逆方向になっ
たときの各部を動作波形図によって説明する。図7は本
発明の一実施例によるA/D変換回路6および流量演算
処理7Aを行う定周期割込み処理である。図6の(I) に図
示されるこの割込み処理の発生時間は、サンプリング周
期の1/2 に設定されており、割込みフラグによりB100と
B110との処理を交互に行う。図7において、ステップS1
00で定周期割込み処理が発生すると、ステップS101に移
行して割込みフラグint flag=1?を調べる。この割込
みフラグint flag=0のときは、B110の処理に移行して
ステップS111で割込みフラグint flag=1にセットし
て、ステップS112でA/D変換回路6のサンプリング
(図6の(H) の網かけ部分) を開始し、上述のA/D変
換回路6からのディジタル値6fを読み取って、ステップ
S108に移行して割込み処理を終了する。
理が発生すると、ステップS101に移行して割込みフラグ
int flag=1?を調べる。この割込みフラグint flag=
1であるのでB100の処理に移行してステップS102で割込
みフラグint flag=0にセットして、ステップS103で読
み取ったディジタル値6fから流量Fを演算し、ステップ
S104で流量Fの演算結果を出力する。続いてステップS1
05でこの演算結果の流量Fが予め定められた規定値(閾
値Th)を下回っている?を調べる。演算結果の流量Fが
規定値(閾値Th)を下回っているとき、ステップS107に
移行して、励磁反転フラグ ex flag=1にセットし、ま
た、演算結果の流量Fが規定値(閾値Th)を下回ってい
ないとき、ステップS106に移行して、励磁反転フラグ e
x flag=0にクリアして、ステップS108に移行して割込
み処理を終了する。
完了に発生し、励磁手段3の励磁位相反転指令3bを処理
するフローチャートである。図8において、ステップS2
00で同期整流増幅完了割込みが発生すると、ステップS2
01に移行して励磁反転フラグex flag=1?を調べる。
この励磁反転フラグ ex flag=0のときは何も処理する
ことなく、ステップS205に移行して割込みを終了する。
励磁反転フラグ ex flag=1のときは、ステップS202に
移行してA/D変換サンプリング中?を調べる。このA
/D変換サンプリング中であるときは何も処理すること
なく、ステップS205に移行して割込みを終了する。A/
D変換サンプリング中でないときは、ステップS203に移
行して励磁手段3への励磁位相反転指令3bを出力し、励
磁電流3aの位相を反転し、ステップS204に移行して励磁
反転フラグ ex flag=0にクリアして、ステップS205に
移行して割込み処理を終了する。
位相反転は、演算された流量Fが予め設定される流量閾
値Thを下回り、かつ、A/D変換回路6がA/D変換期
間中でなく、同期整流増幅器5の同期整流完了割り込み
を受けつけた最初のタイミングで行うことができる。こ
の結果、同期整流期間中に不必要に励磁電流の位相を切
り換え流量測定に誤ったデータを取り込むことを防止す
ることができる。
(A) は流量Fが一定の速度で正方向から逆方向に変化す
る状態を示す。図6の(B) は励磁コイル3Aに流れる励磁
電流3aの波形を示し、図6の(C) に電極2a,2b に発生す
る起電力5aの波形を示す。図図6の(D),(E) に中央処理
装置(CPU) 7からの同期信号5c, 5dによって間欠的にア
ナログスイッチSW1,SW2 を駆動する制御信号の波形を示
し、図6の(F) に同期整流増幅完了割込み処理のタイミ
ングを黒三角印で示す。図6の(H) にA/D変換回路6
がサンプリングを開始し、A/D変換したディジタル値
6fが中央処理装置(CPU) 7に読み込まれ、割込み終了す
る迄の期間(図7のフローチャートB110)を網かけ図で
示し、残りの部分は読み込まれたディジタル値6fから流
量Fを演算する期間(図7のフローチャートB100)を示
し、図6の(I) にこのA/D変換処理を行う割込み処理
のタイミングを黒三角印で示す。そして、図6の(J) に
演算処理された流量Fの演算結果を黒丸で図示し、経時
特性を細線で示す。
量Fの演算結果は予め定められた規定値(閾値Th)を下
回っていないので、図7に図示される定周期割込み処理
では励磁反転フラグを0にクリアする(S106)。時刻tmで
流量Fの演算結果が規定値(閾値Th)を下回っているの
で、定周期割込み処理の励磁反転フラグを1にセットす
る(S107)。この結果を受けて、時刻tnで、図8に図示さ
れる同期整流増幅完了割込み処理で、“励磁反転フラグ
が1にセットされており、且つ、A/D変換処理がサン
プリング中でない”ので励磁電流の位相を反転し、励磁
反転フラグを0にクリアする。即ち、定周期割込み処理
で流量演算を行い、励磁電流の位相を反転すべきである
か否かを判断し、同期整流増幅完了割込み処理でA/D
変換回路がサンプリングを行っていないタイミングで励
磁電流の位相を反転させる。
る流量閾値Thは、この設定される流量閾値Thに対して予
め設定される不感帯幅BWを有し、演算された流量Fがこ
の不感帯幅BW内のとき、励磁位相反転手段73の位相反転
動作を不作動とし、演算された流量Fが不感帯幅BWを超
えて変化したとき、励磁位相反転手段73の位相反転動作
を作動させる。この様に流量閾値Thに対して不感帯幅BW
を設けることにより、例えば、流体の流れが逆方向から
0流量に戻り、0流量近傍で流量の多少の変動があって
も、不必要に励磁位相反転手段73が作動して位相反転動
作を行うことを防止することができる。
計を用いることにより、正方向および逆方向の流量測定
において、A/D変換回路のダイナミックレンジ即ち測
定精度を損なうことなく、測定精度は流体の流れが単一
方向のみの測定と同一精度を保ち、また、正逆の切り換
え時の安定時間を早めた、正方向および逆方向の流量の
測定ができる電磁流量計を提供することができる。
成図
ったときの各部の動作波形図
Claims (3)
- 【請求項1】測定導管内を流れる流体の流れに対し垂直
に交番磁界を印加する励磁手段と、その結果発生する信
号起電力を検出する1対の信号検出電極と、この電極か
らの出力を前記励磁手段の励磁電流と同期して整流増幅
する同期整流増幅器と、この同期整流増幅器出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換回路と、このA/D変
換回路出力に基づき流量を求める流量演算手段と、を備
えてなる電磁流量計において、 流量演算手段は、予め設定される流量閾値と前記演算さ
れた流量とを比較する比較手段と、この比較結果に応じ
て前記交番磁界を印加する励磁手段の励磁位相を反転す
る励磁位相反転手段と、を備える、 ことを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項2】請求項1に記載の電磁流量計において、 励磁位相反転手段の位相反転は、演算された流量が予め
設定される流量閾値を下回り、かつ、A/D変換回路が
A/D変換期間中でなく、同期整流増幅器の同期整流完
了割り込みを受けつけた最初のタイミングで行う、 ことを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電磁流量
計において、 励磁位相反転手段の予め設定される流量閾値は、この設
定される流量閾値に対して予め設定される不感帯幅を有
し、 演算された流量がこの不感帯幅内のとき、励磁位相反転
手段の位相反転動作は不作動であり、演算された流量が
不感帯幅を超えて変化したとき、励磁位相反転手段の位
相反転動作が作動する、 ことを特徴とする電磁流量計。
Priority Applications (1)
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