JPH0755519A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JPH0755519A
JPH0755519A JP19855393A JP19855393A JPH0755519A JP H0755519 A JPH0755519 A JP H0755519A JP 19855393 A JP19855393 A JP 19855393A JP 19855393 A JP19855393 A JP 19855393A JP H0755519 A JPH0755519 A JP H0755519A
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Takashi Higuchi
隆司 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流ノイズや励磁周波数より低い周波数のノ
イズ、突変ノイズの影響下でも、A/D変換回路の入力
範囲に対して適正な自動ゲイン切り換えを行ない、これ
によって小流量から大流量までの範囲で一定の測定精度
を得る。 【構成】 励磁回路8から出力される駆動信号の極性が
切り換わり、検出器2から流量信号が出力される毎に、
高速A/D変換を行なう第2A/D変換回路11によっ
て増幅回路9から出力される流量信号の大きさを判定
し、この判定結果に基づいて演算回路12を制御して前
記増幅回路9の増幅率を調整し、精密なA/D変換を行
なう第1A/D変換回路10に入力される流量信号の大
きさを予め設定されている範囲内に収める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性流体の流量を測定
する電磁流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性の流体の流量を測定する電磁流量
計として、従来、図6に示す流量計が知られている。
【0003】この図に示す電磁流量計101は流体の流
量を検出する検出器102と、この検出器102を駆動
したり、前記検出器102の検出結果を処理して前記流
体の流量を示す流量信号を生成したりする変換器103
とを備えており、測定対象となる流体が流れている配管
に取り付けられ、この配管中を流れる流体の流量を検出
して指定された形式の流量検出信号を生成し、これを外
部に出力する。
【0004】検出器102は前記配管の切れ間に介挿さ
れる筒状の測定管104と、この測定管104の外側に
配置され、前記変換器103から供給される交流の駆動
信号に基づいて前記測定管104中に交番磁界を発生す
る1対の励磁コイル105と、前記測定管104の内部
に、前記各励磁コイル105と直交する位置に配置さ
れ、前記励磁コイル15によって生成された磁界中を前
記流体が流れているとき、この流体の流速に応じて生じ
た起電圧を取り込んで、これを流量信号として前記変換
器103に供給する1対の電極106とを備えており、
前記変換器103から出力される駆動信号によって励磁
コイル105により、測定管104内に交番磁界を生成
するとともに、この交番磁界中を流体が流れることによ
って生じる起電圧を各電極106によって取出し、これ
を流量信号として前記変換器103に供給する。
【0005】変換器103は予め設定されている周期で
指定されたタイミング信号を生成するタイミング制御回
路107と、このタイミング制御回路107から出力さ
れるタイミング信号に基づいて交流の駆動信号を生成し
て前記検出器102の各励磁コイル105を駆動する励
磁回路108と、前記検出器102から出力される流量
信号を取り込んで増幅する増幅回路109と、前記タイ
ミング制御回路107から出力されるタイミング信号に
基づいて前記増幅回路109から出力される流量信号を
取り込んでA/D変換(アナログ/デジタル変換)し、
デジタル形式の流量信号を生成するA/D変換回路11
0と、前記タイミング制御回路107から出力されるタ
イミング信号に基づいて前記A/D変換回路110から
出力される流量信号を信号処理してノイズや直流成分の
影響を除去する演算回路111と、この演算回路111
から出力される処理結果を取り込んで予め指定された信
号形式の流量信号に変換して外部に出力する出力回路1
12とを備えている。
【0006】そして、予め設定されている周期で交流の
駆動信号を生成して前記検出器102の励磁コイル10
5を駆動しながら、前記検出器102の各電極106か
ら出力される流量信号を取り込んでこれを増幅するとと
もに、A/D変換してデジタル形式の流量信号にした
後、信号処理してノイズや直流成分の影響を除去し、外
部に出力する。
【0007】この場合、励磁極性を切り換えて交番の磁
界にし、これによって検出器102に設けられた電極1
06に電気化学的な作用による直流的な電極電圧の影響
が出ないようにするとともに、双方向の励磁方向でサン
プリングした流量信号の差をとることにより、直流ノイ
ズの影響を除去するようにしている。
【0008】さらに、A/D変換回路110は分解能の
限界があるため、小流量で流量信号の値が小さくなれ
ば、当然、A/D変換精度が悪くなり、また小流量に合
わせて分解能を選択すれば、かなり分解能の高いA/D
変換回路が必要になり、コストが高くなってしまうこと
から、変換器103において、増幅回路109のゲイン
を自動的に切り換えて検出器102から出力される流量
信号の大きさに応じた最適な分解能になるようにしてい
る。
【0009】これによって、演算後の測定流量が小流量
のとき、増幅回路109の増幅率を上げ、大流量のとき
には、増幅回路109の増幅率を下げて、A/D変換回
路110に入力される流量信号の値をA/D変換精度の
高い範囲に保ち、サンプリング値から得られる流量値に
対し、増幅率に反比例する補正値を乗じることで正しい
流量を得ることができ、特に高い分解能のA/D変換回
路を用いなくとも、小流量から大流量まで充分なA/D
変換精度を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の電磁流量計においては、次に述べるような問題が
あった。
【0011】すなわち、従来の電磁流量計101で使用
されている自動ゲイン切り換えでは、直流ノイズや励磁
周波数より低い周波数のノイズ、または突発的なノイズ
の影響下では、増幅した流量信号がA/D変換回路11
0の適正な入力範囲を越えてしまい、A/D変換に誤差
が生じて正確な流量測定ができなくなってしまうことが
あった。
【0012】例えば、図7(a)に示す如く励磁回路1
08から駆動信号が出力されて、励磁コイル105によ
って図7(b)に示す如く測定管104内に交番磁界が
生成されている状態で、電極106から出力される流量
信号に図7(c)に示す如く励磁周波数よりも低い周波
数のノイズ成分が重畳され、増幅回路109から図7
(d)に示す流量信号が出力されてていると、A/D変
換回路110の入力範囲を越えてしまう。
【0013】このようなとき、従来の電磁流量計101
では、流量信号の正/逆極性の差によって測定流量を求
めるようにしているので、A/D変換回路110に入力
される流量信号の値が入力範囲を越えていても、この流
量信号の正/逆極性の差が予め設定されている一定値以
上にならなとき、増幅回路109の増幅率が切り換えら
れずに、A/D変換回路110でA/D変換誤差が発生
してしまうという問題があった。
【0014】そこで、このような問題に対処するため、
流量信号の正/逆極性の差に代えて、前記流量信号の絶
対値に応じて増幅回路109の増幅率を変化させ、これ
によって緩やかなノイズに対してある程度、適正な増幅
率切り換えを行なうことも考えられる。
【0015】しかしながら、このようにしても、1回以
上前のサンプリング値に応じて増幅率を切り換えること
に変わりはないので、例えば、図8(a)に示す如く励
磁回路108から駆動信号が出力されて、励磁コイル1
05によって図8(b)に示す如く測定管104内に交
番磁界が生成されている状態で、電極106から出力さ
れる流量信号に図8(c)に示す如く励磁周波数に近い
周波数の突変ノイズが生じ、増幅回路109から図8
(d)に示す流量信号が出力されたとき、増幅率の切り
換えが間に合わずに、A/D変換回路110に入力され
る流量信号の値が入力範囲を越えてしまうという問題が
ある。
【0016】本発明は上記の事情に鑑み、直流ノイズや
励磁周波数より低い周波数のノイズ、突変ノイズの影響
下でも、A/D変換回路の入力範囲に対して適正な自動
ゲイン切り換えを行なうことができ、これによって小流
量から大流量までの範囲で一定の測定精度を得ることが
できる電磁流量計を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、励磁コイルによって交番磁束を発生して
測定管内の流体に交番磁界を与えながら、前記測定管内
に設けられた電極に発生する起電圧を取込み、増幅回路
によってこれを増幅して前記測定管内を流れる流体の流
量を測定する電磁流量計において、前記励磁コイルによ
って生成される交番磁束の極性が切り換えられる毎に、
前記増幅回路から出力される流量信号のレベルを判定し
て前記増幅回路の増幅率を制御する増幅率制御部と、こ
の増幅率制御部によって増幅率が制御された前記増幅回
路から出力される流量信号をA/D変換するA/D変換
部とを備えたことを特徴としている。
【0018】
【作用】上記の構成において、励磁コイルによって生成
される交番磁束の極性が切り換えられる毎に、増幅率制
御部によって増幅回路から出力される流量信号のレベル
が判定されて前記増幅回路の増幅率が制御された後、A
/D変換部によって前記増幅率制御部で増幅率が制御さ
れた前記増幅回路から出力される流量信号がA/D変換
される。
【0019】
【実施例】図1は本発明による電磁流量計の一実施例を
示すブロック図である。
【0020】この図に示す電磁流量計1は流体の流量を
検出する検出器2と、この検出器2を駆動したり、前記
検出器2の検出結果を処理して前記流体の流量を示す流
量信号を生成したりする変換器3とを備えており、測定
対象となる流体が流れている配管に取り付けられ、この
配管中を流れる流体の流量を検出し、この流量の値に応
じた増幅率で前記検出動作によって得られた流量信号を
増幅して指定された形式の流量検出信号を生成し、これ
を外部に出力する。
【0021】検出器2は前記配管の切れ間に介挿される
筒状の測定管4と、この測定管4の外側に配置され、前
記変換器3から供給される交流の駆動信号に基づいて前
記測定管4中に交番磁界を発生する1対の励磁コイル5
と、前記測定管4の内部に、前記各励磁コイル5と直交
する位置に配置され、前記励磁コイル5によって生成さ
れた磁界中を前記流体が流れているとき、この流体の流
速に応じて生じた起電圧を取り込んで、これを流量信号
として前記変換器3に供給する1対の電極6とを備えて
おり、前記変換器3から出力される駆動信号によって励
磁コイル5により、測定管4内に交番磁界を生成すると
ともに、この交番磁界中を流体が流れることによって生
じる起電圧を各電極6によって取出し、これを流量信号
として前記変換器3に供給する。
【0022】変換器3はタイミング制御回路7と、励磁
回路8と、増幅回路9と、第1A/D変換回路10と、
第2A/D変換回路11と、演算回路12と、出力回路
13とを備えており、予め設定されている周期で交流の
駆動信号を生成して前記検出器2の励磁コイル5を駆動
しながら、前記検出器2の各電極6から出力される流量
信号を取り込み、その大きさを判定し、この判定結果に
基づいて増幅率を切り換えて最適な増幅率で前記流量信
号を増幅するとともに、A/D変換してデジタル形式の
流量信号にした後、信号処理してノイズや直流成分の影
響を除去し、外部に出力する。
【0023】タイミング制御回路7は計時動作を行なう
タイマ回路やこのタイマ回路から出力される計時信号を
分周して各種のタイミング信号を生成するタイミング生
成回路などを備えており、予め設定されている周期で指
定されたタイミング信号を生成し、これを前記励磁回路
8と、第1A/D変換回路10と、第2A/D変換回路
11と、演算回路12とに供給する。
【0024】励磁回路8は電源電圧を断続させて駆動信
号を生成するスイッチング回路などを備えており、前記
タイミング制御回路7から出力されるタイミング信号に
基づいて電源電圧をスイッチングして交流の駆動信号を
生成し、これを前記検出器2の各励磁コイル5を供給し
てこれらの各励磁コイル5を駆動する。
【0025】また、増幅回路9は入力された制御信号の
値に応じて増幅率が切り換えられる増幅器を備えてお
り、前記検出器2から出力される流量信号を取り込んで
前記演算回路12から出力される制御信号に基づいた増
幅率で増幅し、第1A/D変換回路10と、第2A/D
変換回路11とに供給する。
【0026】第2A/D変換回路11は前記タイミング
制御回路7から出力されるタイミング信号に基づいて前
記増幅回路9から出力される流量信号をサンプリングす
るサンプリング・ホールド回路14と、このサンプリン
グ・ホールド回路14によってサンプリング・ホールド
されている流量信号を取り込むとともに、予め設定され
ている複数の基準値と比較して前記流量信号の大きさを
判定し、レベル検出信号を生成する比較回路15とを備
えており、前記タイミング制御回路7から出力されるタ
イミング信号に基づいて前記増幅回路9から出力される
流量信号を取り込んでサンプリング・ホールドするとと
もに、ホールドしている流量信号と、予め設定されてい
る複数の基準値とを比較し、この比較結果に基づいて前
記流量信号の大きさを判定してレベル検出信号を生成
し、これを演算回路12に供給する。
【0027】また、第1A/D変換回路10は前記増幅
回路9から出力される流量信号の大きさに応じた周波数
で発振するV/F変換回路16と、前記タイミング制御
回路7から出力されるタイミング信号に基づいてV/F
変換回路16から出力される交流信号を取り込んで計数
し、この計数結果を流量信号として出力するカウンタ回
路17とを備えており、前記タイミング制御回路7から
出力されるタイミング信号に基づいて前記増幅回路9か
ら出力される流量信号を取り込むとともに、A/D変換
(アナログ/デジタル変換)して、デジタル形式の流量
信号を生成し、これを演算回路12に供給する。
【0028】また、演算回路12は各種の演算を行なう
演算器を備えており、前記タイミング制御回路7から出
力されるタイミング信号に基づいて、前記第2A/D変
換回路11から出力されるレベル検出信号を取り込んで
前記制御信号を生成し、この制御信号に基づいて前記増
幅回路9の増幅率を制御するとともに、前記第1A/D
変換回路10から出力される流量信号を信号処理してノ
イズや直流成分の影響を除去し、出力回路13に供給す
る。
【0029】出力回路13は予め設定されている信号形
式の伝送信号を生成する出力インタフェース素子などを
備えており、前記演算回路12から出力される処理結果
(流量信号)を取り込んで予め指定された信号形式の流
量信号に変換し、これを外部に出力する。
【0030】次に、図2〜図4に示す各波形図を参照し
ながら、この実施例の動作を説明する。
【0031】まず、変換器3の励磁回路8から図2
(a)に示す駆動信号が出力されていれば、検出器2の
励磁コイル5によって測定管4内に交番磁界が生成さ
れ、この交番磁界の大きさと、前記測定管4内を流れる
流体の流速に応じて検出器2の電極6から図2(b)に
示す流量信号が出力され、これが変換器3の増幅回路9
によって増幅されて、第1A/D変換回路10と、第2
A/D変換回路11とに供給されるとともに、前記励磁
回路8から出力される駆動信号の極性が切り換わる毎
に、図2(d)に示す如くタイミング制御回路7から出
力されるタイミング信号に基づき、第2A/D変換回路
11のサンプリング・ホールド回路14によって前記増
幅回路9から出力される流量信号がサンプリング・ホー
ルドされて比較回路15によって前記流量信号のレベル
が判定され、この判定結果に基づいてレベル検出信号が
生成されて演算回路12に供給される。
【0032】これによって、演算回路12により、図2
(e)に示す如く前記レベル検出信号に基づいた制御信
号が生成されて前記増幅回路9の増幅率が制御された
後、図2(c)に示す如く第1A/D変換回路10によ
って前記増幅回路9から出力される流量信号が取り込ま
れてA/D変換されるとともに、演算回路12によって
前記A/D変換動作によって得られたデジタル形式の流
量信号が演算処理されてノイズや直流成分の影響が除去
され、これが出力回路13によって指定された形式の伝
送信号に変換されて外部に出力される。
【0033】この場合、第1A/D変換回路10に入力
される流量信号の値を第2A/D変換回路11によって
レベル弁別し、このレベル弁別結果に基づいて増幅回路
9の増幅率を切り換えるようにしているので、図3
(a)に示す如く励磁回路8から駆動信号が出力され
て、励磁コイル5によって図3(b)に示す如く測定管
4内に交番磁界が生成されている状態で、電極6から出
力される流量信号に図3(c)に示す如く励磁周波数よ
りも低い周波数のノイズ成分が重畳され、図3(d)に
示す如く増幅回路9から出力される流量信号の値が増幅
率ダウンの判定レベルを越えているとき、増幅回路9の
増幅率が下げられて第1A/D変換回路10に入力され
る流量信号のレベルが下げられた後、この第1A/D変
換回路10によってA/D変換されて処理され、また図
3(d)に示す如く増幅回路9から出力される流量信号
の値が増幅率アップの判定レベルより小さいとき、増幅
回路9の増幅率が上げられて第1A/D変換回路10に
入力される流量信号のレベルが上げられた後、この第1
A/D変換回路10によってA/D変換されて処理され
る。
【0034】また、図4(a)に示す如く励磁回路8か
ら駆動信号が出力されて、励磁コイル5によって図4
(b)に示す如く測定管4内に交番磁界が生成されてい
る状態で、電極6から出力される流量信号に図4(d)
に示す如く励磁周波数とほぼ同じ程度の周波数を持つ突
変ノイズが重畳されて、図4(e)に示す如く増幅回路
9から出力される流量信号の値が増幅率ダウンの判定レ
ベルを越えているとき、増幅回路9の増幅率が下げられ
て第1A/D変換回路10に入力される流量信号のレベ
ルが下げられた後、図4(c)に示す如くこの第1A/
D変換回路10によってA/D変換されて処理され、ま
た図4(e)に示す如く増幅回路9から出力される流量
信号の値が増幅率アップの判定レベルより小さいとき、
増幅回路9の増幅率が上げられて第1A/D変換回路1
0に入力される流量信号のレベルが上げられた後、図4
(c)に示す如くこの第1A/D変換回路10によって
A/D変換されて処理される。
【0035】このようにこの実施例においては、励磁回
路8から出力される駆動信号の極性が切り換わる毎に、
高速A/D変換を行なう第2A/D変換回路11によっ
て増幅回路9から出力される流量信号の大きさを判定
し、この判定結果に基づいて演算回路12を制御して前
記増幅回路9の増幅率を調整し、精密なA/D変換を行
なう第1A/D変換回路10に入力される流量信号の大
きさを予め設定されている範囲内に収めるようにしたの
で、直流ノイズや励磁周波数より低い周波数のノイズ、
突変ノイズの影響下でも、第1A/D変換回路10の入
力範囲に対して適正な自動ゲイン切り換えを行なうこと
ができ、これによって小流量から大流量までの範囲で一
定の測定精度を得ることができる。
【0036】また、上述した実施例においては、励磁回
路8から出力される駆動信号の極性が切り換わる毎に、
第2A/D変換回路11によって増幅回路9から出力さ
れる流量信号のレベルを判定し、この判定結果に基づい
て前記増幅回路9の増幅率を制御した後、第1A/D変
換回路10によって前記増幅回路9から出力される増幅
率調整済みの流量信号をA/D変換して処理するように
しているが、図5(a)に示す如く励磁回路8から出力
される駆動信号の極性が切り換わり、図5(b)に示す
如く検出器2の電極6から流量信号が出力される毎に、
図5(d)に示す如くタイミング制御回路7から所定間
隔TG で出力される複数のタイミング信号に基づき、第
2A/D変換回路11のサンプリング・ホールド回路1
4によって前記増幅回路9から出力される流量信号をサ
ンプリング・ホールドし、比較回路15によって前記流
量信号のレベルを所定間隔TG で複数回、判定し、これ
らの各判定結果に基づいて所定間隔TG 毎にレベル検出
信号を生成して演算回路12に供給するようにしても良
い。
【0037】これによって、演算回路12により、図5
(e)に示す如く前記各レベル検出信号に基づいた制御
信号が生成されて前記増幅回路9の増幅率が予め設定さ
れている期間単位で連続的に制御されながら、図5
(c)に示す如く第1A/D変換回路10によって前記
増幅回路9から出力される流量信号が取り込まれてA/
D変換されるとともに、演算回路12によって前記A/
D変換動作によって得られたデジタル形式の流量信号が
演算処理されてノイズや直流成分の影響が除去され、こ
れが出力回路13によって指定された形式の伝送信号に
変換されて外部に出力される。
【0038】この結果、励磁回路8から出力される駆動
信号が切り換えられてから次に切り換えられる前に、検
出器2の電極6から出力される流量信号の値が変化して
も、これに応じて増幅回路9の増幅率を切り換えること
ができ、これによってサンプリング中に流量信号の値が
変化しても、これを正確にA/D変換することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、直
流ノイズや励磁周波数より低い周波数のノイズ、突変ノ
イズの影響下でも、A/D変換回路の入力範囲に対して
適正な自動ゲイン切り換えを行なうことができ、これに
よって小流量から大流量までの範囲で一定の測定精度を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁流量計の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示す電磁流量計の動作例を示す波形図で
ある。
【図3】図1に示す電磁流量計の動作例を示す波形図で
ある。
【図4】図1に示す電磁流量計の動作例を示す波形図で
ある。
【図5】本発明による電磁流量計の他の実施例を示す波
形図である。
【図6】従来から知られている電磁流量計の一例を示す
ブロック図である。
【図7】図6に示す電磁流量計の動作例を示す波形図で
ある。
【図8】図6に示す電磁流量計の動作例を示す波形図で
ある。
【符号の説明】 1 電磁流量計 2 検出器 3 変換器 4 測定管 5 励磁コイル 6 電極 7 タイミング制御回路 8 励磁回路 9 増幅回路 10 第1A/D変換回路(A/D変換部) 11 第2A/D変換回路(増幅率制御部) 12 演算回路 13 出力回路 14 サンプリング・ホールド回路 15 比較回路 16 V/F変換回路 17 カウンタ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルによって交番磁束を発生して
    測定管内の流体に交番磁界を与えながら、前記測定管内
    に設けられた電極に発生する起電圧を取込み、増幅回路
    によってこれを増幅して前記測定管内を流れる流体の流
    量を測定する電磁流量計において、 前記励磁コイルによって生成される交番磁束の極性が切
    り換えられる毎に、前記増幅回路から出力される流量信
    号のレベルを判定して前記増幅回路の増幅率を制御する
    増幅率制御部と、 この増幅率制御部によって増幅率が制御された前記増幅
    回路から出力される流量信号をA/D変換するA/D変
    換部と、 を備えたことを特徴とする電磁流量計。
JP05198553A 1993-08-10 1993-08-10 電磁流量計 Expired - Lifetime JP3117848B2 (ja)

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