JP2000240700A - ディスクブレーキ用プレート - Google Patents
ディスクブレーキ用プレートInfo
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- JP2000240700A JP2000240700A JP11041559A JP4155999A JP2000240700A JP 2000240700 A JP2000240700 A JP 2000240700A JP 11041559 A JP11041559 A JP 11041559A JP 4155999 A JP4155999 A JP 4155999A JP 2000240700 A JP2000240700 A JP 2000240700A
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Abstract
ブレーキ用プレートを提供する。 【解決手段】 ブレーキパッド16により押圧される、
互いに対向して配置された一対の被押圧面12、14
と、一対の被押圧面のうち少なくとも一方の被押圧面に
形成され、ブレーキパッドに当接し当該ブレーキパッド
上を摺動する摺動部20とを備え、前記摺動部は、前記
プレートが回転した場合に前記摺動部のブレーキパッド
への当接位置が連続的に変化する形状に形成されてい
る。
Description
キ用プレートに関し、特に、自動二輪車に用いられるデ
ィスクブレーキ用プレートに関する。
ートにおいては、例えば、特許公開平8−93809号
に示されているように、中心側から周縁側に向けて径方
向に(換言すれば、放射状に)伸長する複数の溝を、ブ
レーキパッドにより押圧される当該プレートの被押圧面
に形成し、これにより、ブレーキパッドとプレートとの
摺動により発生したブレーキパッドの摩耗粉を前記溝を
介して外部に排出するようにしていた。
から周縁側に向けてまっすぐに径方向に伸長する溝を形
成すると、その横断面が凹形状又は凸形状となり、制動
時に、ブレーキパッドは、それら凹部と凸部のうち凸部
のみと摺動することになる。したがって、ブレーキパッ
ドは、プレートの凸部に断続的に当接させられることに
なって、振動(いわゆる、ジャダー)を起こす危険性が
あった。すなわち、ディスクブレーキ用プレートのブレ
ーキパッドへの当接状態が、断続的に変化して、振動を
引き起こす虞があった。
のであり、制動時に振動を引き起こす虞のないディスク
ブレーキ用プレートを提供することを目的とする。
ディスクブレーキ用プレートであって、ブレーキパッド
により押圧される、互いに対向して配置された一対の被
押圧面と、前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の
被押圧面に形成され、ブレーキパッドに当接し当該ブレ
ーキパッド上を摺動する摺動部とを備え、前記摺動部
は、前記プレートが回転した場合に前記摺動部のブレー
キパッドへの当接位置が連続的に変化する形状に形成さ
れているディスクブレーキ用プレートを提供するもので
ある。
キ用プレートのブレーキパッドへの当接位置が連続的に
変化するので、従来のように当接状態が断続的に変化す
る場合に比較して、ブレーキパッドとプレートとの当た
りが滑らかに行われ、制動時の振動を低減することがで
きる。また、当接位置が連続的に変化するので、ブレー
キパッドの偏摩耗を防止することができる。
る部分は、少なくとも一方の被押圧面のほぼ全面に形成
することができる。
くとも2枚のプレートの裏面どうしを互いに重ね合わせ
ることにより構成することができる。 前記摺動部を、
さらに、前記一対の被押圧面のうち他方の被押圧面に形
成してもよい。これによれば、被押圧面の表面積が増え
て、放熱面積が増加し、ベンチレート効果を高めること
ができる。
より押圧制動される間、前記摺動部のブレーキパッドに
当接する接触面積をほぼ一定にするようにしてもよい。
キパッドにより押圧制動される間、前記摺動部のブレー
キパッドに当接する接触面積を連続的に変化させるよう
にしてもよい。
付けるための取付け部を設け、前記取付け部に、車両本
体側のシャフトを通すための中心孔を設けるようにして
もよい。
成してもよい。前記摺動部を、前記中心孔側から前記プ
レートの周縁にかけて渦巻き線状に伸長する凸部から形
成してもよい。かかる構成によれば、ブレーキパッドと
プレートとの当たりがより滑らかに行われ、制動時の振
動をより低減することができる。
ならずしもなく、前記中心孔側から前記プレートの周縁
にかけて、その幅が徐々に広くなるように形成してもよ
い。
レートの周縁にかけて渦巻き線状に伸長する凹部を形成
することができる。
トの周縁にかけて、その幅を徐々に広くなるように形成
することができる。
プレートの周縁にかけて渦巻き線状に伸長する凸部を形
成し、前記凸部の間に、前記中心孔側から前記プレート
の周縁にかけて渦巻き線状に伸長する凹部を形成し、前
記一方の被押圧面に形成された凸部を、前記プレートと
の中心軸線に沿った方向で、前記他方の被押圧面に形成
された凹部に対向させ、また、一方の被押圧面に形成さ
れた凹部を、前記プレートとの中心軸線に沿った方向
で、前記他方の被押圧面に形成された凸部に対向させる
ようにしてもよい。このようにして、前記一方の被押圧
面に形成された凹部と、前記他方の被押圧面に形成され
た凹部とを、表裏交互に形成することができる。
部を、前記プレートとの中心軸線に沿った方向で、前記
他方の被押圧面に形成された凸部に対向させ、また、一
方の被押圧面に形成された凹部を、前記プレートとの中
心軸線に沿った方向で、前記他方の被押圧面に形成され
た凹部に対向させるようにしてもよい。
前記プレートの周縁にかけて、その幅が徐々に広くなる
ように形成してもよい。
前記他方の被押圧面に形成された凸部との間の距離を、
既存のディスクブレーキ用プレートの厚みと実質的に同
じにすることができる。
成形するようにしてもよい。また、本願発明は、ディス
クブレーキ用プレートであって、ブレーキパッドに押圧
される一対の被押圧面と、プレートを車両本体側に保持
するための中心孔と、前記一対の被押圧面のうち少なく
とも一方の被押圧面に形成されたスパイラル状の溝とを
備えており、前記溝を、前記中心孔の周辺から外側に向
けて伸長させたディスクブレーキ用プレートを提供する
ものである。
溝の間に形成された部分がブレーキパッドに当接摺動
し、制動時に、当該部分のブレーキパッドへの当接位置
が連続的に変化するので、従来のように当接状態が断続
的に変化する場合に比較して、ブレーキパッドとプレー
トとの当たりが滑らかに行われ、制動時の振動を低減す
ることができる。
対の被押圧面のうち他方の被押圧面に形成してもよい。
これによれば、被押圧面の表面積が増えて、放熱面積が
増加し、ベンチレート効果を高めることができる。
することができ、また、前記プレートの厚みを、既存の
ディスクブレーキ用プレートの厚みと実質的に同じにす
ることができ、さらに、前記プレートは、半抜きプレス
加工により成形することができる。
レートであって、ブレーキパッドに押圧される一対の被
押圧面と、前記プレートを車両本体側に保持するための
中心孔と、前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の
被押圧面に形成された螺旋状の溝とを備えており、前記
溝を、前記中心孔の周辺から外側に向けて伸長させたデ
ィスクブレーキ用プレートを提供するものである。
に形成された部分がブレーキパッドに当接摺動し、制動
時に、ブレーキパッドへの当接位置が連続的に変化する
ので、従来のように断続的に変化する場合に比較して、
ブレーキパッドとプレートとの当たりが滑らかに行わ
れ、制動時の振動を低減することができる。
押圧面のうちの他方の被押圧面に形成し、前記螺旋状の
溝を、表裏交互に形成してもよい。
レートであって、ブレーキパッドに押圧される一対の被
押圧面と、前記プレートを車両本体側に保持するための
中心孔と、前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の
被押圧面に形成された溝とを備えており、前記溝を、前
記プレートの径方向に対して交差するように、前記中心
孔の周辺から外側に向けて伸長させたディスクブレーキ
用プレートを提供するものである。前記溝は、さらに、
前記一対の被押圧面のうちの他方の被押圧面に形成して
もよく、また、前記溝は、表裏交互に形成してもよい。
ートは、自動二輪車に用いることが好ましい。
に述べられる記述や図面と請求の範囲を参照することに
よって、当業者にとって明らかとなるであろう。
に、本願発明が、下記の記述に述べられ図面に示された
構成要素の詳細な配置や詳細な構造への適用に限定され
るものではないということを、理解するべきである。本
願発明は、他の実施例においても可能であり、また、種
々の方法で実行され成し遂げることができる。また、こ
こに使用された用語や術語は説明のためのものであっ
て、限定して解釈されるべきでないということを理解す
るべきである。
るディスクブレーキ用プレート10を図1及び図2に基
づいて説明する。
ート10は、環状形状をしており、図1に仮想線で示さ
れたブレーキパッド16により押圧される、互いに対向
して配置された一対の被押圧面12、14と、ブレーキ
パッド16に当接し当該ブレーキパッド16上を摺動す
る摺動部20とを備えている。摺動部20は、制動時
に、摺動部のブレーキパッド16への当接位置が連続的
に変化する形状に形成されている。摺動部20は、一対
の被押圧面12、14の両面に形成されており、これに
よって、被押圧面の表面積が増えて、放熱面積が増加
し、ベンチレート効果を高めることができる。最も、摺
動部20は、被押圧面12、14の両面に形成する必要
はかならずしも必要なく、一方の被押圧面のみに形成す
るようにしてもよい。
た、当該プレート10を、車両本体側(図示せず)に取
り付けるための取付け部30を備えており、前記取付け
部30は、車両本体側のシャフト(図示せず)を通すた
めの円形の中心孔32と、ボルト(図示せず)を通し
て、プレート10を車両側に取り付けるための円形の取
付け孔34とを備えている。本実施例においては、3つ
の取付け孔34が、中心孔32の周辺に沿って等間隔に
形成されている。取り付け孔32の数は、3つである必
要はなく、所望に応じて任意の数とすることができる。
周辺に沿って取り付け孔32の間に、重量軽減用の小孔
36が設けられている。かかる小孔36を設けることに
より、プレート10の重量をより軽減できるだけでな
く、需要者に美感を与えるデザイン上の効果も奏するこ
とができる。最も、本実施例においては、後述するよう
に、肉厚の薄い未成形材料を用いて、既存のプレートと
同じ厚さのものを成形しているので、十分な軽量化が図
られており、かならずしも小孔36を設ける必要はな
い。
構成されている。凸部22は、被押圧面12に形成され
ており、中心孔側からプレート10の周縁にかけて渦巻
き線状(換言すれば、スパイラル状又は螺旋状)に伸長
している。また、凸部22は、中心孔側からプレートの
周縁にかけて、その幅が徐々に広くなるように形成され
ている。凸部22の間には、当該凸部22に沿って、中
心孔側からプレートの周縁にかけて渦巻き線状に伸長す
る凹部24が形成されている。また、凹部24は、前記
中心孔側から前記プレートの周縁にかけて、その幅が徐
々に広くなるように形成されている。他方の被押圧面1
4には、中心孔側からプレートの周縁にかけて渦巻き線
状に伸長する凸部26が形成されており、当該凸部26
の間に、中心孔側からプレートの周縁にかけて渦巻き線
状に伸長する凹部28が形成されている。一方の被押圧
面12に形成された凸部22は、プレートの中心軸線4
0に沿った方向で、他方の被押圧面14に形成された凹
部28に対向している。また、一方の被押圧面12に形
成された凹部24は、プレートの中心軸線40に沿った
方向で、他方の被押圧面14に形成された凸部26に対
向している。このようにして、本実施例のディスクブレ
ーキ用プレートにおいては、一方の被押圧面12に形成
された凸部22と、他方の被押圧面14に形成された凸
部26とは、表裏交互に形成されており、また、一方の
被押圧面12に形成された凹部24と、他方の被押圧面
14に形成された凹部28も、表裏交互に形成されてい
る。
形材料を上型(図示せず)と下型(図示せず)との間に
配置して、当該上型及び下型を互いに対して押圧成形し
未成形材料を打ち抜くことのない、いわゆる半抜きプレ
ス加工により成形されている。より具体的に説明する
と、上型の押圧面には、凹部24に対応する位置に当該
凹部24と同形状の凸部が形成されており、下側の押圧
面には、凹部28に対応する位置に当該凹部28と同形
状の凸部が形成されている。このようにして、上型及び
下型で未成形材料をプレスすることにより、一方の被押
圧面12に凸部22及び凹部24を、他方の被押圧面1
4に凸部26及び凹部28を同時成形することができ
る。なお、中心孔、取付け孔及び小孔に関しては、別の
工程で打ち抜き加工してもよいし、かかる部分だけは打
ち抜きされるように当該上型又は下型の押圧面に対応す
る形状の突出部を形成して、凸部22、凹部24、凸部
26、凹部28、中心孔32、取付け孔34及び小孔3
6を同時に形成するようにしてもよい。
は、2.5mmになっている。また、前記プレス加工す
ることにより成形されたディスクブレーキ用プレート1
0の一方の被押圧面に形成された凸部22と、他方の被
押圧面に形成された凸部26との間の距離は、既存のデ
ィスクブレーキ用プレートの厚みと実質的に同じ3.5
mmになっている。すなわち、本実施例によれば、従来
より薄い板厚の素材を用い、前記プレス成形後は、ディ
スクブレーキ用プレートの摺動部の厚さを、既存の製品
のプレートの厚みと実質的に同じにできる。したがっ
て、ディスクブレーキ用プレートが取り付けられる自動
二輪車などの本体側の既存の構造を変更することなく、
プレートの軽量化を図ることができる。
ディスクブレーキ用プレートにおいては、その素材の板
厚として、完成品板厚と表面加工代とを見込んだ板厚が
必要であった。また、このため、軽量化を図るために、
取付け部の段切加工などが必要であった。これに対し
て、本実施例によれば、従来の2/3ないし4/5の板
厚素材を使用して、既存のディスクブレーキ用プレート
の厚みと実質的に同じプレートを成形するようにしてい
るので、プレートの軽量化を図ることができると共に、
使用する材料コストも低減できる。また、取付け部の段
切加工などの余分の工程も必要ない。
6と凸部22、26との接触面積は、制動時、ブレーキ
パッド16に対してプレートが回転してどの位置にあっ
ても、ほぼ一定となることが理解される。これにより、
制動時に、ブレーキパッド16と凸部22、26と間に
生じる摩擦力に変化はなく良好な制動を得ることができ
る。最も、制動時の振動を低減することを主目的とする
ならば、接触面積を常に一定にするような構成を取る必
要はなく、制動時に、ブレーキパッド16に当接する接
触面積が連続的に変化するように、凸部22、26の形
状を変更してもよい。
パッド16と凸部22、26との接触位置すなわち当接
位置は、制動時、連続的に変化することが理解される。
図1においては、回転方向が矢印Aで示されている。説
明を容易にするために、プレートが静止しており、プレ
ート上を微小なブレーキパッド40が矢印B方向に摺動
すると考えると、ブレーキパッド40は、時間T1,時
間T2,時間T3において、図3に示されているように
移動する。このとき、当接位置は、例えば、X1,X
2,X3のように、ブレーキパッド上で連続的に変化す
る。此の結果、ブレーキパッドとプレートとの当たりが
滑らかに行われ、制動時の振動を低減することができ、
また、当接位置が連続的に変化するので、ブレーキパッ
ドの偏摩耗を防止することができる。このように、本実
施例によれば、中心孔側からプレート10の周縁にかけ
て渦巻き線状に伸長する凸部22、26を被押圧面1
2、14に形成したので、従来のように、ディスクブレ
ーキ用プレートのブレーキパッド16への当接位置が断
続的に変化することなく、凸部22、26のブレーキパ
ッド16への当接位置が連続的に変化し、ブレーキパッ
ド16との当たりが滑らかに行われ、制動時の振動を低
減することができる。また、凸部22、26を渦巻き線
状に湾曲させたので、単に凸部を直線状に傾斜させたも
のに比して、ブレーキパッド16との当たりをより滑ら
かにすることができる。
時点でのX1とY1とを足した接触面積と、T2時点で
のX2とY2とを足した接触面積と、T3時点でのX3
とY3とを足した面積とが、それぞれ等しくなるように
構成してもよいし、かかる接触面積が時間の経過と共に
連続的に変化するように構成してもよい。
14に、中心孔の周辺から外側に向けて伸長するスパイ
ラル状の溝24、28が形成されているので、ブレーキ
パッド16の摩耗粉を前記溝を介して外部に排出するこ
とができ、従来必要であった、ブレーキパッド16のク
リーニング効果をだすための小孔抜きや溝切削または放
電加工などが不要になる。
2、14に凹凸部を形成したので、被押圧面の表面積が
増えて、放熱面積が増加し、ベンチレート効果を高め、
冷却性に優れたプレートを提供することができ、従来の
ようにベンチレート効果を出すために用いられた三層構
造を必要とすることがなく、安価に製造することができ
る。
8としての溝を、渦巻き線状(換言すれば、スパイラル
状又は螺旋状)に伸長させたが、かならずしも、この形
状に限定されるものではなく、プレートの径方向に対し
て交差するように、中心孔の周辺から外側に向けて直線
状にあるいは湾曲させて伸長させるようにしてもよい。
に形成されている摺動部部は、少なくとも一方の被押圧
面のほぼ全面に形成されている。
なくとも2枚のプレートの裏面どうしを互いに重ね合わ
せることにより構成するようにしてもよい。このような
構成にすることにより、各板を薄板にすることができ、
また、薄板でプレス可能を容易に行うことができる。こ
れにより、軽量化が図られ、メンテナンスも容易とな
る。
2に形成された凸部22を、プレートの中心軸線40に
沿った方向で、他方の被押圧面14に形成された凹部2
8に対向させ、また、一方の被押圧面12に形成された
凹部24を、プレートの中心軸線40に沿った方向で、
他方の被押圧面14に形成された凸部26に対向させる
ようにしたが、一方の被押圧面に形成した凸部を、他方
の被押圧面に形成した凸部に対向させ、また、一方の被
押圧面に形成した凹部を、他方の被押圧面に形成した凹
部に対向させるようにしてもよい。このような構造は、
プレス成形で可能である。
は、自動二輪車で用いられることが好ましい。
に述べられている。
である。
である。
スクブレーキ用プレートの正面図である。
キパッド 20 摺動部 22 凸部 24 凹部(溝) 26 凸部 28 凹部(溝) 30 取付け
部 32 中心孔 34 取付け
孔 36 小孔 40 微小な
ブレーキパッド
Claims (26)
- 【請求項1】 ディスクブレーキ用プレートであって、 ブレーキパッドにより押圧される、互いに対向して配置
された一対の被押圧面と、 前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の被押圧面に
形成され、ブレーキパッドに当接し当該ブレーキパッド
上を摺動する摺動部とを備え、 前記摺動部は、前記プレートが回転した場合に前記摺動
部のブレーキパッドへの当接位置が連続的に変化する形
状に形成されていることを特徴とするディスクブレーキ
用プレート。 - 【請求項2】 請求項1に記載のディスクブレーキ用プ
レートにおいて、 前記連続的に変化する形状に形成されている部分が、少
なくとも一方の被押圧面のほぼ全面に形成されているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項3】 請求項1に記載のディスクブレーキ用プ
レートにおいて、 前記ディスクブレーキ用プレートが、少なくとも2枚の
プレートの裏面どうしを互いに重ね合わせることにより
構成されていることを特徴とするディスクブレーキ用プ
レート。 - 【請求項4】 請求項1に記載のディスクブレーキ用プ
レートにおいて、 前記摺動部が、さらに、前記一対の被押圧面のうち他方
の被押圧面に形成されていることを特徴とするディスク
ブレーキ用プレート。 - 【請求項5】 請求項1または4に記載のディスクブレ
ーキ用プレートにおいて、 前記プレートが回転し、ブレーキパッドにより押圧され
て制動されている間、前記摺動部のブレーキパッドに当
接する接触面積がほぼ一定であることを特徴とするディ
スクブレーキ用プレート。 - 【請求項6】 請求項1または4に記載のディスクブレ
ーキ用プレートにおいて、 前記プレートが回転し、ブレーキパッドにより押圧され
て制動されている間、前記摺動部のブレーキパッドに当
接する接触面積が連続的に変化することを特徴とするデ
ィスクブレーキ用プレート。 - 【請求項7】 請求項1に記載のディスクブレーキ用プ
レートにおいて、 さらに、前記プレートを車両本体側に取り付けるための
取付け部を備えており、前記取付け部は、車両本体側の
シャフトを通すための中心孔を備えており、 前記摺動部は、前記中心孔側から前記プレートの周縁に
かけて渦巻き線状に伸長する凸部から形成されているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項8】 請求項7に記載のディスクブレーキ用プ
レートにおいて、 前記凸部は、前記中心孔側から前記プレートの周縁にか
けて、その幅が徐々に広くなるように形成されているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項9】 請求項7に記載のディスクブレーキ用プ
レートにおいて、 前記凸部の間に、前記中心孔側から前記プレートの周縁
にかけて渦巻き線状に伸長する凹部が形成されているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項10】 請求項9に記載のディスクブレーキ用
プレートにおいて、 前記凹部は、前記中心孔側から前記プレートの周縁にか
けて、その幅が徐々に広くなるように形成されているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項11】 請求項2又は4に記載のディスクブレ
ーキ用プレートにおいて、 さらに、前記プレートを車両本体側に取り付けるための
取付け部を備えており、 前記取付け部は、車両本体側のシャフトを通すための中
心孔を備えており、 他方の被押圧面に形成された前記摺動部は、前記中心孔
側から前記プレートの周縁にかけて渦巻き線状に伸長す
る凸部から形成されており、 前記凸部の間に、前記中心孔側から前記プレートの周縁
にかけて渦巻き線状に伸長する凹部が形成されており、 前記一方の被押圧面に形成された凸部が、前記プレート
との中心軸線に沿った方向で、前記他方の被押圧面に形
成された凹部に対向しており、 また、一方の被押圧面に形成された凹部が、前記プレー
トとの中心軸線に沿った方向で、前記他方の被押圧面に
形成された凸部に対向していることを特徴とするディス
クブレーキ用プレート。 - 【請求項12】 請求項2又は4に記載のディスクブレ
ーキ用プレートにおいて、 さらに、前記プレートを車両本体側に取り付けるための
取付け部を備えており、 前記取付け部は、車両本体側のシャフトを通すための中
心孔を備えており、 他方の被押圧面に形成された前記摺動部は、前記中心孔
側から前記プレートの周縁にかけて渦巻き線状に伸長す
る凸部から形成されており、 前記凸部の間に、前記中心孔側から前記プレートの周縁
にかけて渦巻き線状に伸長する凹部が形成されており、 前記一方の被押圧面に形成された凸部が、前記プレート
との中心軸線に沿った方向で、前記他方の被押圧面に形
成された凸部に対向しており、 また、一方の被押圧面に形成された凹部が、前記プレー
トとの中心軸線に沿った方向で、前記他方の被押圧面に
形成された凹部に対向していることを特徴とするディス
クブレーキ用プレート。 - 【請求項13】 請求項11又は12に記載のディスク
ブレーキ用プレートにおいて、 前記凸部と前記凹部は、前記中心孔側から前記プレート
の周縁にかけて、その幅が徐々に広くなるように形成さ
れていることを特徴とするディスクブレーキ用プレー
ト。 - 【請求項14】 請求項11に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記一方の被押圧面に形成された凹部と、前記他方の被
押圧面に形成された凹部とは、表裏交互に形成されてい
ることを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項15】 請求項11又は12に記載のディスク
ブレーキ用プレートにおいて、 前記一方の被押圧面に形成された凸部と、前記他方の被
押圧面に形成された凸部との間の距離が、既存のディス
クブレーキ用プレートの厚みと実質的に同じになってい
ることを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項16】 請求項15に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記プレートは、半抜きプレス加工により成形されるこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項17】 ディスクブレーキ用プレートであっ
て、 ブレーキパッドに押圧される一対の被押圧面と、 前記プレートを車両本体側に保持するための中心孔と、 前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の被押圧面に
形成されたスパイラル状の溝とを備えており、 前記溝は、前記中心孔の周辺から外側に向けて伸長して
いることを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項18】 請求項17に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記スパイラル状の溝が、さらに、前記一対の被押圧面
のうち他方の被押圧面に形成されていることを特徴とす
るディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項19】 請求項18に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記スパイラル状の溝が、表裏交互に形成されているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項20】 請求項19に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記プレートの厚みが、既存のディスクブレーキ用プレ
ートの厚みと実質的に同じになっていることを特徴とす
るディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項21】 請求項20に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記プレートは、半抜きプレス加工により成形されるこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項22】 ディスクブレーキ用プレートであっ
て、 ブレーキパッドに押圧される一対の被押圧面と、 前記プレートを車両本体側に保持するための中心孔と、 前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の被押圧面に
形成された螺旋状の溝とを備えており、 前記溝は、前記中心孔の周辺から外側に向けて伸長して
いることを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項23】 請求項22に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記螺旋状の溝が、さらに、前記一対の被押圧面のうち
の他方の被押圧面に形成されており、 前記螺旋状の溝は、表裏交互に形成されていることを特
徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項24】 ディスクブレーキ用プレートであっ
て、 ブレーキパッドに押圧される一対の被押圧面と、 前記プレートを車両本体側に保持するための中心孔と、 前記一対の被押圧面のうち少なくとも一方の被押圧面に
形成された溝とを備えており、 前記溝は、前記プレートの径方向に対して交差するよう
に、前記中心孔の周辺から外側に向けて伸長しているこ
とを特徴とするディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項25】 請求項24に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記溝が、さらに、前記一対の被押圧面のうちの他方の
被押圧面に形成されており、 前記溝は、表裏交互に形成されていることを特徴とする
ディスクブレーキ用プレート。 - 【請求項26】 請求項24に記載のディスクブレーキ
用プレートにおいて、 前記車両本体は、自動二輪車であることを特徴とするデ
ィスクブレーキ用プレート。
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