JP2000240408A - ロッカーアーム本体 - Google Patents

ロッカーアーム本体

Info

Publication number
JP2000240408A
JP2000240408A JP11037662A JP3766299A JP2000240408A JP 2000240408 A JP2000240408 A JP 2000240408A JP 11037662 A JP11037662 A JP 11037662A JP 3766299 A JP3766299 A JP 3766299A JP 2000240408 A JP2000240408 A JP 2000240408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rocker arm
folded
wall
valve stem
walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11037662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4134422B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Kotani
一之 小谷
Yoshitsugu Fujiwara
良承 藤原
Kazuo Uchida
和夫 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP03766299A priority Critical patent/JP4134422B2/ja
Publication of JP2000240408A publication Critical patent/JP2000240408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4134422B2 publication Critical patent/JP4134422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プレス成形品を用いたロッカーアーム本体にお
いて、強度があり、バルブステムを案内することがで
き、しかも安価であること。 【解決手段】ロッカーアーム本体2は上向きに開放する
溝形状をなす主体部2aを有する。ロッカーアーム本体
2の第2の端部6に、上向きに開放する第1の溝形部2
bと、下向きに開放する第2の溝形部2cを設ける。第
1の溝形部2bの互いに対向する第1及び第2の側壁部
11,12の上端から外側に折り返された折り返し壁3
2,33を設ける。第1の溝形部2bの底壁部14を天
壁部15とし、この天壁部15と折り返し壁32,33
とで第2の溝形部2cを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の動弁系に
使用され、カムの駆動をバルブに伝えるロッカーアーム
本体に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、内
燃機関の動弁系の慣性重量の低減化の要請があり、この
ため、ロッカーアームの軽量化が望まれているが、鍛造
や鋳造では、軽量化を達成するために薄肉の湾曲形状と
すること等の最適設計が困難であり、結局、軽量化が困
難であるという問題があった。また、鍛造や鋳造による
成形後の後加工等も煩雑であり、製造コストが高いとい
う問題もあった。
【0003】そこで、プレス成形によりロッカーアーム
の本体を製造することが提案されている。一般にプレス
成形に用いられる軟鋼やアルミニウム合金等の延性材料
は、圧縮によっては破壊しないので、圧縮による破壊は
考慮する必要がない。したがって、強度上、曲げの圧縮
側に一対の側壁を配した溝形に形成する、すなわち上向
きに開放する溝形に形成することが通例である。
【0004】このように上向きに開いた溝形とするの
は、ロッカーアーム本体の一端部に下方から当接するバ
ルブクリアランス調整用のラッシュアジャスタとの干渉
を避けなければならないという要請があるからでもあ
る。一方、図10(a)を参照して、上記のように上向
きに開いた溝形をなすロッカーアームの本体91の他端
には下方からバルブステム92(バルブの棒状の部分を
いう)の頂部が当接するが、このバルブステム92の頂
部によりロッカーアームが左右にガイドされないので、
ロッカーアームの挙動が不安定となり、ロッカーアーム
がバルブステム92から外れたりするおそれがある。
【0005】そこで、バルブを受ける部分を別部品で構
成し残りの部分に接合する2ピース構造も考えられる
が、部品点数が増加したり、接合工数が増加したりす
る。また、別部品を組み合わせるため完成品の寸法精度
を確保することが困難である。ところで、バルブステム
を受ける部分として、図10(b)に示すように、一対
の側壁93,94間に、折り返された部分95,96を
含む下向きに開く溝形部97を設ける構造を採用したも
のがあるが(特開平4−259611号公報)、溝形部
97の内隅部がR状となり、バルブステムを受けるため
の平面を確保できないので、バルブステムを安定して案
内することができないという問題がある。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は強度がありバルブステムを安定し
て案内することのできる安価なロッカーアーム本体を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
底壁部の両側にプレス成形により折り曲げられた一対の
側壁を対向させて上向きに開放する第1の溝形部と、こ
の第1の溝形部の一対の側壁の上端からプレス成形によ
りそれぞれ外側に折り返された一対の折り返し壁とを備
え、第1の溝形部の底壁部を天壁部として、この天壁部
と上記一対の折り返し壁とでバルブステムを受けるため
に下向きに開放する第2の溝形部を構成することを特徴
とするものである。
【0008】第1の溝形部の隅部では底壁部と側壁部と
の間にプレス成形に必要な曲げRを確保する必要がある
ので、隅部がR状となる。一方、第2の溝形部では、上
記のような曲げRを確保する必要がなく、バルブステム
を支持するための平坦面を広くできる結果、バルブステ
ムを安定して支持することができる。また、折り返し壁
の長さを所望に設定することにより、第2の溝形部の深
さを所望に設定できる。すなわち、バルブステムの第2
の溝形部からの離脱を防止できるのに必要最小限の深さ
で良いことになり、バルブステムの長尺化を招くことが
ない。
【0009】請求項2記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記一対の折り返し壁の下端をそれぞれ内向き
に折り曲げて形成された一対の内向きフランジをさらに
備え、これら内向きフランジの端面間でバルブステムの
左右移動を規制することを特徴とするものである。請求
項1では第2の溝形部を形成するための折り返し壁は第
1の溝形部の側壁部から外側に折り返される。このた
め、折り返し壁間の幅が広くなり、バルブステムの左右
移動を規制する幅が広くなるので、バルブステムが多少
左右にがたつくおそれがある。もともと、バルブステム
の径はカム係合用のローラを支持するために必要なロッ
カーアーム本体の幅と比較して小さい。仮に、ロッカー
アーム本体の幅自体を上記第1及び第2の溝形部を形成
する部分で相対的にせまくなるように絞るとすると、成
形が困難となるうえに強度も弱くなるおそれがある。こ
れに対して、本態様では、ロッカーアーム本体の幅を絞
ることなく簡単な曲げ加工にてバルブステムを左右方向
に規制する幅を狭めることができる。
【0010】請求項3記載の発明の態様は、請求項1又
は2において、各側壁と対応する折り返し壁とをプロジ
ョクション溶接してあることを特徴とするものである。
本態様では折り返し壁がスプリングバック等の影響で外
側に拡がることを防止することができると共に、全体と
しての強度を向上さけることができる。請求項4記載の
発明の態様は、請求項3において、上記折り返し壁の折
り返しの起点では折り返し壁が湾曲状をなして対応する
側壁に連続していることを特徴とするものである。本態
様では、請求項3のようにプロジェクション溶接により
折り返し壁の拡がりを防止されていると、折り返し壁の
起点において曲げRを大きくしておいても良くなり、曲
げ加工時の割れ等の発生を防止することができる。
【0011】請求項5記載の発明の態様は、請求項1,
2,3又は4において、上記折り返し壁の厚みを側壁の
厚みよりも薄くしてあることを特徴とするものである。
本態様では、折り返し壁の厚みを相対的に薄くしてある
ので、折り返し壁を容易に折り返して曲げることができ
る。また、ロッカーアーム本体の揺動の先端側の質量を
軽くすることにより、慣性質量を低減することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態のロッカーアームの取り付け状態を示す概略図
である。図1を参照して、本ロッカーアーム1はカムフ
ォロワ型のロッカーアームであり、ロッカーアーム本体
2と、このロッカーアーム本体2の中央部に支軸3を介
して取り付けられ、カム20に係合するローラ4とを有
している。ロッカーアーム本体2は第1及び第2の端部
5,6を有している。第1の端部5は、内燃機関のシリ
ンダヘッド7から上方へ延びる支点としてのリフタポス
ト8の上に受容される。第2の端部6はバルブステム9
の上端10に係合している。
【0013】図1において、16はバルブステム9を持
ち上げ方向(すなわちバルブを開放する方向)に付勢す
る圧縮コイルばねであり、17は圧縮コイルばね16を
保持するリテーナスプリングである。ロッカーアームの
斜視図である図2を参照して、ロッカーアーム本体2
は、第1の端部5を含み上向きに開放する溝形状をなす
主体部2aを有している。また、ロッカーアーム本体2
の第2の端部6には、上向きに開いた第1の溝形部2b
と、下向きに開いた第2の溝形部2cが設けられてい
る。
【0014】ロッカーアーム本体2は相対向する第1及
び第2の側壁部11,12を備えており、主体部2aの
一部では、第1及び第2の側壁部11,12の下端縁同
士が底壁部13によって連結されて上向きに開放する溝
形が構成され、主体部2aの残りの部分では上下双方に
開放している。上向きに開いた第1の溝形部2bは、第
1及び第2の側壁部11,12とこれらの側壁部11,
12の下端縁同士を連結する底壁部14により溝形に構
成されている。第1及び第2の側壁部11,12はプレ
ス成形により底壁部14から略直角に折り曲げられたも
のである。また、第1及び第2の側壁部11,12の上
端からプレス成形によりそれぞれ外側に折り返された第
1及び第2の折り返し壁32,33が、第1及び第2の
側壁部11,12の外側面に沿いながら下方に延びてい
る。
【0015】これら第1及び第2の折り返し壁32,3
3と、上記第1の溝形部2bの底壁部14により兼用さ
れる天壁部15とによって、下向きに開放する上記第2
の溝形部2cが構成されている。図3に示すように、第
2の溝形部2cの隅部40には、曲げRが不要であり、
したがって、隅部40には溝形内に突出する湾曲部がな
い。
【0016】図3を参照して、バルブステム9の上端1
0は第2の溝形部2c内に導入され、天壁部14により
受けられると共に左右の第1及び第2の側壁部11,1
2によって左右方向への移動を規制されている。バルブ
ステム9はシリンダヘッド7から上記の圧縮コイルばね
16を貫通して上方へ延びている。この圧縮コイルばね
16は、バルブステム9を取り囲んだ状態でシリンダヘ
ッド7とバルブステム9に取り付けられた環状の上記リ
テーナスプリング17に当接している。リテーナスプリ
ング17の内周部には、バルブステム9の周溝18に嵌
め入れられた一対のコッタピン19が、楔状に係合して
いる。
【0017】再び図1を参照して、ローラ4に係合する
オーバーヘッドカム20が回転すると、これにより、ロ
ッカーアーム1が揺動されてバルブステム9が長手方向
に動くときにバルブステム9の下方端に位置するバルブ
(図示せず)が開いたり、閉じたりするようになってい
る。リフタポスト8は油圧式のラッシュアジャスタのプ
ランジャにより構成されている。ラッシュアジャスタは
内部のオイルの働きにより、自動的にバルブクリアラン
スを調整するものである。バルブが開くときには、内部
のオイルがプランジャが下がらないように作用し、バル
ブが閉じるときには、内部のリターンスプング(図示せ
ず)の働きでプランジャが微小量上がり、バルブクリア
ランスがゼロになる。
【0018】ロッカーアーム本体2は、板金をプレス成
形により打ち抜き形成して得られた図4に示すような展
開板Aを用いて形成される。すなわち、この展開板A
は、第1の側壁部11を形成するための第1の部分21
と、第2の側壁部12を形成するための第2の部分22
と、主体部2aの底壁部13を形成するための第3の部
分23とを備えている。また、展開板Aは、第1の溝形
部2bの底壁部14(すなわち第2の溝形部2cの天壁
部15)を形成するための第4の部分24と、第1及び
第2の部分21,22からそれぞれ延設された第5の部
分25とを備えている。各第5の部分25は第1及び第
2の部分と同一平面をなして第4の部分24と反対方向
に延びている。図4において、26はローラ4を下方へ
突出させるための開口である。29はローラ4の支軸3
の両端を支持する支持孔である。
【0019】展開板Aは、まず、第1の部分21が第1
の折り曲げ線27を中心として第3及び第4の部分2
3,24に対してプレス成形により直角状に折り曲げ形
成されると共に、第2の部分22が第1の折り曲げ線2
8を中心として、第3及び第4の部分23,24に対し
てプレス成形により直角状に折り曲げ形成される。これ
により、図5(a)に示すような中間体Bが得られる。
この中間体Bでは、主体部2aが形成されると共に、第
2の端部6に第1の溝形部2bが形成される。また、第
1の溝形部2bを構成する第1及び第2の側壁部11,
12の同一平面上に上記第5の部分25がそれぞれ延設
されている。
【0020】次いで、第2の折り曲げ線30,31を中
心として、各第5の部分25を、第1及び第2の側壁部
11,12の外側にそれぞれ折り返すことにより、図5
(b)に示すように第1及び第2の側壁部11,12の
外側面にそれぞれ沿いつつ下方へ延びる第1及び第2の
折り返し壁32,33を形成し、第2の溝形部2cを得
る。これにより、ロッカーアーム本体2が完成する。
【0021】本実施の形態では、バルブステム9を受け
る第2の溝形部2cの隅部40に、曲げRを確保する必
要がないので、バルブステム9を支持するための平坦面
を広くできる結果、バルブステム9を安定して支持する
ことができる。また、折り返し壁32,33の長さの設
定により、第2の溝形部2cの深さを所望に設定するこ
とができ、バルブステム9の長尺化を防止することがで
きる。
【0022】次いで、図6は本発明の第2の実施の形態
のロッカーアーム本体の第2の端部の断面図である。図
6を参照して、本第2の実施の形態が第1の実施の形態
と異なるのは、第1及び第2の折り返し壁32,33の
下部をそれぞれ、プレス成形により天壁部15に沿うよ
うに内向きに折り曲げて内向きフランジ34,35を形
成することにより、折り返し壁32,33を断面アング
ル状に形成してあることである。
【0023】本第2の実施の形態では、第2の溝形部2
cの内幅は、各折り返し壁32,33の内向きフランジ
34,35の端面36,37同士間の間隔となり、バル
ブステム9の左右方向の移動を規制する幅dを狭めるこ
とができる。また、ロッカーアーム本体2の幅を途中で
絞るようなことがないので、強度が確保される。なお、
内向きフランジ34,35の長さを互いに異ならせるこ
とにより、バルブステム9を受ける中心をロッカーアー
ム本体2の幅中心からオフセットさせても良い。この場
合、設計の自由度が向上する。
【0024】次いで、図7は本発明の第3の実施の形態
のロッカーアーム本体の要部の斜視図である。図7を参
照して、本第3の実施の形態が第1の実施の形態と異な
るのは、第1及び第2の側壁部11,12と対応する第
1及び第2の折り返し壁32,33とをそれぞれプロジ
ェクション溶接部38により固定してあることである。
本第3の実施の形態では、各折り返し壁32,33がス
プリングバック等の影響で外側に拡がることを防止する
ことができると共に、ロッカーアーム本体2全体として
の強度を向上させることができる。
【0025】次いで、図8は図7の変更例を示す第4の
実施の形態のロッカーアーム本体の要部の断面図であ
る。図8を参照して、本第4の実施の形態が第3の実施
の形態と異なるのは、各折り返し壁32,33の折り返
しの起点において、各折り返し壁32,33が湾曲部3
9を形成して対応する側壁部11,12に連続するよう
にしたことである(図8では折り返し壁33のみを示し
てある。)。
【0026】本第4の実施の形態では、下記の利点があ
る。すなわち、プロジェクション溶接により折り返し壁
32,33の拡がりを防止されている場合において、折
り返し壁32,33の折り返しの中心(起点)において
湾曲部39の曲げRを大きくしておいても良くなり、曲
げ加工時の割れ等の発生を防止することができる。次い
で、図9は本発明の第5の実施の形態のロッカーアーム
本体の要部の断面図であある。図9を参照して、本第5
の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、各折り
返し壁32,33の厚みt1を各側壁部11,12の厚
みt2よりも薄くしてあることである(図9では折り返
し壁3のみを示してある。)。
【0027】本第5の実施の形態では、折り返し壁3
2,33の厚みを相対的に薄くしてあるので、折り返し
壁32,33を容易に折り返して曲げることができる。
また、ロッカーアーム本体2の揺動の先端側の質量を軽
くすることができるので、慣性質量を低減することがで
きる結果、内燃機関の高回転化に寄与することができ
る。
【0028】本発明は上記各実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことがで
きる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、バルブステム
を受ける第2の溝形部の隅部に、曲げRを確保する必要
がないので、バルブステムを支持するための平坦面を広
くできる結果、バルブステムを安定して支持することが
できる。また、折り返し壁の長さの設定により、第2の
溝形部の深さを所望に設定することができ、バルブステ
ムの長尺化を防止することができる。
【0030】請求項2記載の発明では、ロッカーアーム
本体の幅を絞ることなく簡単な曲げ加工にてバルブステ
ムの左右方向の規制幅を狭めることができるので、バル
ブステムをより安定して支持することができる。請求項
3記載の発明では、折り返し壁がスプリングバック等の
影響で外側に拡がることを防止することができると共
に、全体としての強度を向上さけることができる。
【0031】請求項4記載の発明では、請求項3のよう
にプロジェクション溶接により折り返し壁の拡がりを防
止されていると、折り返し壁の起点において曲げRを大
きくしておいても良くなり、曲げ加工時の割れ等の発生
を防止することができる。請求項5記載の発明では、折
り返し壁の厚みを相対的に薄くしてあるので、折り返し
壁を容易に折り返して曲げることができる。また、ロッ
カーアーム本体の揺動の先端側の質量を軽くすることを
通じて、慣性質量を低減することができるので、内燃機
関の高回転化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のロッカーアームの
取り付け状態を示す概略図である。
【図2】ロッカーアームの斜視図である。
【図3】バルブステム及びロッカーアームの要部の断面
図である。
【図4】ロッカーアーム本体の製造に用いる展開板であ
る。
【図5】(a)及び(b)はロッカーアーム本体の製造
工程を順次に示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のロッカーアーム本
体の要部の断面図ある。
【図7】本発明の第3の実施の形態のロッカーアーム本
体の要部の斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態のロッカーアーム本
体の要部の正面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態のロッカーアーム本
体の要部の正面図である。
【図10】(a)及び(b)はそれぞれ従来のロッカー
アームの本体のバルブステムを受ける部分の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロッカーアーム 2 ロッカーアーム本体 2a 主体部 2b 第1の溝形部 2c 第2の溝形部 9 バルブステム 10 上端 11 第1の側壁部 12 第2の側壁部 13 底壁部 14 底壁部 15 天壁部 32 第1の折り返し壁 33 第2の折り返し壁 34,35 内向きフランジ A 展開板 27,28 第1の折り曲げ線 30,31 第2の折り曲げ線 36,37 端面 38 プロジェクション溶接部 d 規制する幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 和夫 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3G016 AA19 BB09 BB18 BB22 BB24 CA01 CA04 CA13 FA07 FA30 GA00 GA01 GA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁部の両側にプレス成形により折り曲げ
    られた一対の側壁を対向させて上向きに開放する第1の
    溝形部と、 この第1の溝形部の一対の側壁の上端からプレス成形に
    よりそれぞれ外側に折り返された一対の折り返し壁とを
    備え、 第1の溝形部の底壁部を天壁部として、この天壁部と上
    記一対の折り返し壁とでバルブステムを受けるために下
    向きに開放する第2の溝形部を構成することを特徴とす
    るロッカーアーム本体。
  2. 【請求項2】上記一対の折り返し壁の下端をそれぞれ内
    向きに折り曲げて形成された一対の内向きフランジをさ
    らに備え、これら内向きフランジの端面間でバルブステ
    ムの左右移動を規制することを特徴とする請求項1記載
    のロッカーアーム。
  3. 【請求項3】各側壁と対応する折り返し壁とをプロジェ
    クション溶接してあることを特徴とする請求項1又は2
    記載のロッカーアーム本体。
  4. 【請求項4】上記折り返し壁の折り返しの起点では折り
    返し壁が湾曲状をなして対応する側壁に連続しているこ
    とを特徴とする請求項3記載のロッカーアーム。
  5. 【請求項5】上記折り返し壁の厚みを側壁の厚みよりも
    薄くしてあることを特徴とする請求項1,2,3又は4
    記載のロッカーアーム本体。
JP03766299A 1999-02-16 1999-02-16 ロッカーアーム本体及びロッカーアーム Expired - Fee Related JP4134422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03766299A JP4134422B2 (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ロッカーアーム本体及びロッカーアーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03766299A JP4134422B2 (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ロッカーアーム本体及びロッカーアーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000240408A true JP2000240408A (ja) 2000-09-05
JP4134422B2 JP4134422B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=12503858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03766299A Expired - Fee Related JP4134422B2 (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ロッカーアーム本体及びロッカーアーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4134422B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014135159A1 (de) * 2013-03-08 2014-09-12 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Nockenfolger für einen ventiltrieb einer brennkraftmaschine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014135159A1 (de) * 2013-03-08 2014-09-12 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Nockenfolger für einen ventiltrieb einer brennkraftmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JP4134422B2 (ja) 2008-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7062852B2 (en) Rocker arm
US6508215B2 (en) Sheet metal rocker arm, manufacturing method thereof, cam follower with said rocker arm, and assembling method thereof
US8037601B2 (en) Manufacturing method for rocker arm
US7055478B2 (en) Intermediate lever for a variable valve train of an internal combustion engine
JP4235196B2 (ja) ロッカーアームの製造方法
JP3306478B2 (ja) プレス製ロッカアーム
US6283077B1 (en) Rocker arm
US6978750B2 (en) Cam follower provided with rocker arm made of sheet metal
JP2000240408A (ja) ロッカーアーム本体
JP4089068B2 (ja) プレス成形品を用いるロッカーアーム本体及びその製造方法並びにロッカーアーム
JP5093920B2 (ja) ロッカアーム
US20020092491A1 (en) Rocker arm
JP2001047179A (ja) 板金製ロッカーアームの製造方法
EP1870567B1 (en) Rocker arm
JP2000240411A (ja) ロッカーアーム本体及びその製造方法
JP2000326028A (ja) 組立式カムシャフト
JP3362139B2 (ja) ロッカアーム
JP4089067B2 (ja) ロッカーアーム本体及びその製造方法並びにロッカーアーム
JP3621063B2 (ja) ロッカアームの製造方法
JPH0679383A (ja) ロッカーアームの製造方法
JP2001041011A (ja) ロッカアーム
EP2003295A2 (en) Cam follower device
JPH07259512A (ja) ロッカアーム
JP2000110522A (ja) 板金製ロッカ―ア―ム
JP2000120411A (ja) 板金製ロッカ―ア―ム及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees