JP2000238219A - 積層ポリアミド系樹脂フィルム - Google Patents

積層ポリアミド系樹脂フィルム

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JP2000238219A JP11047238A JP4723899A JP2000238219A JP 2000238219 A JP2000238219 A JP 2000238219A JP 11047238 A JP11047238 A JP 11047238A JP 4723899 A JP4723899 A JP 4723899A JP 2000238219 A JP2000238219 A JP 2000238219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑り性が良好で、印刷特性及び透明性等も良
好なポリアミド系樹脂フィルムを提供する。 【解決手段】 フィルムを積層構成とし、フィルムの少
なくとも一方の面を、微粒子を含有し、芳香族系ポリア
ミド樹脂を含むポリアミド樹脂からなる表面層で構成
し、その三次元平均傾斜勾配SΔaが0.01≦SΔa
≦0.04となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層ポリアミド系樹
脂フィルムに関し、特に、フィルムの印刷特性、透明性
等が損なわれることなく、ポリアミド系樹脂フィルムに
良好な滑り性を付与するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリアミド系樹脂フィルム
は、機械的特性、光学特性、熱的特性、耐薬品性、ガス
バリヤー性等に優れているため、食品包装用途をはじめ
として様々な用途に広く用いられている。ところが、従
来のポリアミド系樹脂フィルムには、ポリアミド樹脂自
体の特性に由来する難点として、吸湿性が高く、高湿度
環境下で使用すると吸湿して接触面積が増大し、これに
より、滑り性が低下し、加工時の取り扱い作業性が著し
く低下するという問題があった。
【0003】こうした問題点を解決するための手段とし
て、フィルム同士の接触面間またはフィルム表面と接触
する材料表面との摩擦係数を低下させる方法が検討され
ている。具体的には、ポリアミドフィルム内にポリアミ
ドに対して不活性な無機質の微粒子を含有させて、フィ
ルム表面の摩擦係数を小さくする方法、ポリアミド系樹
脂フィルム内に有機系の表面潤滑剤を添加してフィルム
表面の表面エネルギーを低下させる方法、等が用いられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では摩擦係数を小さくするために無機質の微粒
子の添加量を多くするとポリアミド系樹脂フィルムの透
明性が悪化するという問題点があった。上記摩擦係数と
フィルムの透明性とは、二律背反の関係があり、易滑性
と透明性の両特性を満たすポリアミド系樹脂フィルムを
得ることは困難であった。特に透明性を満たし、かつ高
湿度下での滑り性を満足するポリアミド系樹脂フィルム
を得ることは困難であった。また、表面の粗さを粗くし
すぎると印刷ぬけが生じるという問題もあった。また、
有機系の表面潤滑剤を多量に用いるとフィルムの表面エ
ネルギーが低下しすぎ、滑り性が向上する反面、フィル
ム表面に印刷やラミネートを施すときの接着性が低下す
るという問題があり、実用特性上、有機潤滑剤の添加量
を増加させる方法は困難であった。
【0005】本発明は上記従来のポリアミド系樹脂フィ
ルムの有する問題点を解決し、透明性、印刷特性を兼ね
備え、しかも、高湿度下での易滑性を満足しうる易滑性
ポリアミド系樹脂フィルムを提供することを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、脂肪族系ポリアミド樹
脂よりも低吸水性である芳香族系ポリアミド樹脂を主成
分とした表面層を積層し、該表面層を適度な表面粗さに
規定することにより、透明性及び印刷性を損なうことな
く、高湿度下でも良好な滑り性が得られることを見出
し、本発明に至った。すなわち、本発明の要旨は以下の
とおりである。
【0007】(1)フィルムの少なくとも一方の面が、
微粒子を含有し、芳香族系ポリアミド樹脂を含むポリア
ミド樹脂からなる表面層から構成され、その三次元平均
傾斜勾配SΔaが0.01≦SΔa≦0.04である積
層ポリアミド系樹脂フィルム。
【0008】(2)上記表面層における微粒子の含有量
が0.06〜1.0重量%であり、かつ、微粒子の平均
粒子径dと層の厚みtが0.1d≦t≦10dの関係を
満たしている上記(1)記載の積層ポリアミド系樹脂フ
ィルム。
【0009】(3)上記表面層における突起数が5.0
×102 〜3.0×103 個/mm2である上記(1)
または(2)記載の積層ポリアミド系樹脂フィルム。
【0010】(4)上記ポリアミド樹脂が芳香族系ポリ
アミド樹脂40〜100重量%と脂肪族ポリアミド樹脂
0〜60重量%との混合物または共重合体からなる上記
(1)〜(3)のいずれかに記載の積層ポリアミド系樹
脂フィルム。
【0011】(5)上記芳香族系ポリアミド樹脂が、テ
レフタル酸と炭素数6〜12の脂肪族ジアミンとからな
る重合体、m−およびp−キシリレンジアミンと炭素数
6〜12のα、ω−脂肪族ジカルボン酸とからなる重合
体、イソフタル酸と炭素数6〜12の脂肪族ジアミンと
からなる重合体、及びテレフタル酸と炭素数6〜12の
脂肪族ジアミンとからなるポリアミドとイソフタル酸と
炭素数6〜12の脂肪族ジアミンとからなるポリアミド
との混合物及び/または共重合体、から選ばれる少なく
とも1つからなる上記(1)〜(4)のいずれかに記載
の積層ポリアミド系樹脂フィルム。
【0012】上記において、「フィルムの少なくとも一
方の面」とは、積層フィルムの両側面のうちのいずれか
一方側または両側の面を意味している。
【0013】また、「三次元平均傾斜勾配SΔa」とは
フィルムの面全体の平均の傾斜勾配を意味し、平均面基
準による表面形状の各切断面平面により切断して求まる
パーティクルの面積と個数から、各切断平面における平
均面を算出し、各切断平面間の平均円半径の変化を各レ
ベルの切断平面で求め、各値を平均した値である。具体
的には、触針式三次元表面粗さ計〔小坂研究所製、SE
−3AK〕により一定ピッチで離間した所定数の測定箇
所(点)の高さを測定し、これらの測定値を三次元粗さ
解析装置〔小坂研究所製、SPA−11〕に取り込んで
自動解析して得られる値(面の表面粗さ曲線をサインカ
ーブで近似して3次元化し、平坦面を基準にして突起の
数と突起の高さとから面全体の傾斜勾配が算出される
値)である。
【0014】上記自動解析では以下の作業が行われる。
フィルムの面の各測定箇所の測定値(高さ)により表面
粗さ曲線がサインカーブに近似して求められる(図1
(a))。Lは測定面における測定長である。
【0015】ZC−device0.02μmを入力
し、5点で0.1μmとなるようにスライス巾(y)が
0.0125μmまたは0.025μmに設定される。
上記サインカーブによる表面粗さ曲線がその中心面より
上方に上記スライス巾(y)でスライスされ、各スライ
ス位置での切断平面におけるパーティクルの面積と個数
から各スライス位置での切断平面における平均円(半径
0 、x1 、x2 ・・・)が算出される(図1
(b))。ここでの中心面はサインカーブにおける突状
側のトータルの面積と凹状側のトータルの面積が同じに
なる面である。
【0016】三次元平均傾斜勾配SΔaは下記式(1)
で定義される。すなわち、三次元平均傾斜勾配SΔaは
フィルムの面の測定長L当たりにおける平均の傾斜勾配
である。
【0017】
【数1】
【0018】測定長Lにおける各隣接するスライス位置
間での切断平面の平均円の半径(半径x0 、x1 、x2
・・・)の増加量Δxに対するスライス巾Δyの割合
(dy 1 /dx1 ・・・dyL /dxL )により上記式
(1)は下記式(2)に変形され、該式(2)により測
定長L当たりの三次元平均傾斜勾配SΔaが算出され
る。すなわち、図1(c)の点線Sが三次元平均傾斜勾
配SΔaとなる。
【0019】
【数2】
【0020】「突起数」は上記サインカーブで近似した
表面粗さ曲線の基準面(中心面)から0.00625μ
m以上の高さを有する突起の個数を1mm2 当たりで表
したもの(個数/mm2 )である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明において、フィルムを構成
する層の数は特に限定されない。フィルムのいずれか一
方の面のみに易滑り性を付与する場合、その一方の側の
表面層を、芳香族系ポリアミド樹脂を主成分とし、か
つ、微粒子を含有するポリアミド樹脂層で構成し、該ポ
リアミド樹脂層より得られる面の三次元平均傾斜勾配S
Δaが0.01≦SΔa≦0.04を満たすようにす
る。また、フィルムの両側の面に易滑り性を付与する場
合、両側の表面層を、上記の芳香族系ポリアミド樹脂を
主成分とし、かつ、微粒子を含有するポリアミド樹脂層
で構成して、該ポリアミド樹脂層より得られる面の三次
元平均傾斜勾配SΔaが0.01≦SΔa≦0.04を
満たすようにする。
【0022】本発明で用いる「芳香族系ポリアミド樹
脂」とは、ジカルボン酸成分が芳香族ジカルボン酸から
なる、および/または、ジアミン成分が芳香環を有する
ジアミンからなるポリアミド樹脂、すなわち、ジカルボ
ン酸成分とジアミン成分の少なくとも一方が芳香族化合
物で構成されたポリアミド樹脂である。
【0023】かかる芳香族系ポリアミド樹脂の具体例と
しては、テレフタル酸と炭素数6〜12の脂肪族ジアミ
ンとからなる重合体、m−およびp−キシリレンジアミ
ンと炭素数6〜12のα、ω−脂肪族ジカルボン酸とか
らなる重合体、イソフタル酸と炭素数6〜12の脂肪族
ジアミンとからなる重合体等を挙げることができ、これ
らは1種でも2種以上を混合して用いてもよく、また、
2種以上の共重合体として用いてもよい。共重合体の具
体例としては、例えば、テレフタル酸と炭素数6〜12
の脂肪族ジアミンとからなる重合体とイソフタル酸と炭
素数6〜12の脂肪族ジアミンとからなる重合体との共
重合体を挙げることができる。
【0024】かかる芳香族系ポリアミド樹脂の使用量
は、積層フィルムの表面層を構成する全ポリアミド樹脂
成分の40重量%以上、好ましくは50重量%以上とす
る。フィルムの滑り性向上の点からは、ポリアミド樹脂
成分全体を芳香族系ポリアミド樹脂で構成してもよい
が、フィルムの特性を考慮して、芳香族系ポリアミド樹
脂と脂肪族系ポリアミド樹脂とを併用することができ
る。
【0025】表面層を形成するポリアミド樹脂の具体例
としては、例えば、ナイロン6T/ナイロン6、MXD
6/ナイロン6、ナイロン6T/ナイロン6I、ナイロ
ン12T/ナイロン6、ナイロン9T/ナイロン6、ナ
イロン6T/ナイロン66などの組み合わせが挙げられ
る。この場合、芳香族系ポリアミド樹脂と脂肪族系ポリ
アミド樹脂とを混合する態様でも、芳香族系ポリアミド
樹脂と脂肪族系ポリアミド樹脂との共重合体とする態様
でもよい。
【0026】易滑性が要求される表面層以外の層におけ
るポリアミド樹脂成分は、脂肪族系ポリアミド樹脂のみ
でも、芳香族系ポリアミド樹脂のみでも、脂肪族系ポリ
アミド樹脂と芳香族系ポリアミド樹脂の両者としてもよ
い。また、3層以上の層の場合、透明性の点から該層に
含有させる微粒子は表面層のそれよりも少なくする必要
がある。一般に、表面層の微粒子含有量の1/4以下、
好ましくは1/6以下である。
【0027】本発明で用いる微粒子はポリアミド樹脂に
対して不活性であれば特に限定はされないが、酸化珪素
(シリカ)、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸
化カルシウム、酸化チタン(ルチル型、アナターゼ
型)、酸化クロム(三価)、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミ
ナ繊維、酸化アンチモン、バリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライト、酸化ベリリウム、軽石、軽石バル
ーン等の酸化物;水酸化マグネシウム、水酸化アルミニ
ウム、塩基性炭酸マグネシウム等の塩基性物または水酸
化物;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム、炭酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、ドロマイ
ト、ドーソナイト等の炭酸塩;硫酸カルシウム、硫酸バ
リウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、塩基性
硫酸マグネシウム等の(亜)硫酸塩;珪酸ナトリウム、
珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸カリウム、
珪酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、アスベス
ト、ガラス繊維、モンモリナイト、ガラスバルーン、ガ
ラスビーズ、ペントナイト等の珪酸塩や、カオリン(陶
土)、パーライト、鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム
粉、タングステン粉、硫化モリブデン、カーボンブラッ
ク、チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、硼酸亜
鉛、硼酸アルミニウム、メタ硼酸バリウム、硼酸カルシ
ウム、硼酸ナトリウム等の各種無機質微粒子が挙げられ
る。また、有機質高分子の微粒子を用いることもでき、
アクリル樹脂微粒子、シリコン樹脂微粒子、フッ素樹脂
微粒子等の微粒子が好適である。なお、これら不活性な
微粒子の平均粒子径は0.1〜10μm、好ましくは1
〜5μmである。
【0028】芳香族系ポリアミド樹脂は脂肪族系ポリア
ミド樹脂よりも、通常、低吸水性で、かつ高弾性率であ
る。よって、かかる性質の芳香族系ポリアミド樹脂を表
面層に含有させることにより、フィルムの面(表面)に
おけるポリアミド樹脂の吸水によるガラス転移点の低下
が抑制され、不活性な微粒子による突起の周辺での樹脂
軟化によるフィルムの接触面積の増大が防止される。従
って、不活性な微粒子を含有させて前記の三次元平均傾
斜勾配SΔaを0.01≦SΔa≦0.04の範囲とす
ることにより、十分な易滑り性を得ることができ、高湿
度環境下での滑り性の悪化が小さいものとなる。また、
フィルム表面の印刷特性も良好となり、しかも、フィル
ムの表面を構成する表面層に含有させる不活性な微粒子
の量は比較的少量ですみ、フィルムの透明性の低下も防
止される。なお、フィルム表面の三次元平均傾斜勾配S
Δaが0.01未満であると良好な滑り性が得られず、
0.04より大きいと印刷欠点の発生や滑り過剰などの
トラブルを発生しやすくなる。
【0029】三次元平均傾斜勾配SΔaは、使用する微
粒子の大きさ、および、表面層の厚さ等で決定され、さ
らには、製造条件によっても左右されるが、本発明の三
次元平均傾斜勾配SΔaの規定範囲は、通常、芳香族系
ポリアミド樹脂を含有する表面層の厚さを0.5〜5μ
mの範囲とし、平均粒子径が0.1〜10μmの微粒子
を用い、平均粒子径をd(μm)、層の厚みをt(μ
m)とした時、0.1d≦t≦10dを満たすように微
粒子の平均粒子径と表面層の厚さを設定し、かつ、表面
層全体における微粒子の含有量を0.06〜1.0重量
%とすることにより達成される。また、三次元平均傾斜
勾配SΔaは前記したように突起の数と突起の高さとか
ら求められるものであるが、概ね突起の高さよりも突起
の数が支配的であり、表面層における突起数を500〜
3000個/mm2 とすることは、三次元平均傾斜勾配
SΔaを本発明の規定範囲とするのに好適である。
【0030】本発明においては、フィルムの耐屈曲疲労
性を向上するために、フィルム中に、耐屈曲疲労性改良
剤として、ブロックポリエステルアミド、ブロックポリ
エーテルアミド、ポリエーテルエステルアミド系エラス
トマー、ポリエステル系エラストマー、変性エチレンプ
ロピレンゴム、エチレン/アクリレート共重合体等を含
有させることができる。これらは1種または2種以上を
組み合わせて使用することができる。積層フィルムの場
合、耐屈曲疲労性改良剤は、基本的にどの層に添加して
もよいし、全層に添加してもよい。
【0031】また、フィルム保管時のフィルム同士のブ
ロッキング防止やフィルム表面の更なる滑り性向上のた
めに、必要に応じて、フィルムに下記に示す有機系潤滑
剤を適量添加しても良い。有機系潤滑剤としては、ステ
アリン酸アマイド、べヘン酸アマイド、エルカ酸アマイ
ド、N−ステアリルステアリン酸アマイド、エチレンビ
スベヘン酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイ
ドなどの高級脂肪酸アマイドや脂肪酸金属塩、脂肪酸エ
ステルなどが挙げられる。
【0032】また、フィルムには、目的、性能を損なわ
ない限り、各種添加剤をさらに配合することもできる。
例えば、酸化防止剤、耐光剤、ゲル化防止剤、顔料、帯
電防止剤、界面活性剤等を配合することができる。ま
た、フィルムの表面へのラミネート時の接着性等の向上
のために、フィルムの表面に更に種々のポリマーをコー
ティングすることも可能である。
【0033】また、例えば、ヒートシール性を持たせる
ために、低密度ポリエチレンやポリプロピレン等からな
るシーラント層を設けることも可能である。
【0034】また、フィルム表面の印刷性の更なる向上
やフィルム表面に接着性等を付与するために、フィルム
表面にコロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射処
理、火焔処理などの表面処理を施したり、フィルム表面
のバリア性向上のために無機質の蒸着薄膜を設けてもよ
い。
【0035】本発明のフィルムは、複数の層のうちの少
なくとも一層が二軸配向している必要があり、好ましく
は、全層が二軸配向している方が望ましい。
【0036】積層フィルムの場合、前記したように、そ
の層数は限定されないが、延伸時におけるフィルムのカ
ール等を防止する観点からは3層乃至5層の積層数とす
るのが好ましい。
【0037】本発明の積層フィルム全体の厚みは特に限
定されないが、通常、5〜200μm程度、好ましくは
10〜100μm程度である。
【0038】本発明の積層フィルムは、公知のフィルム
製膜法で形成することができ、Tダイ法、インフレーシ
ョン法などを適用して二軸延伸される。フィルムの積層
方法は、各層を形成する樹脂と同時にTダイ等から押出
し積層する方法、予め製造されたフィルム上に積層すべ
き樹脂をTダイ等から押出してコーティングする方法等
がある。溶融押出温度としては、使用するポリアミド樹
脂の種類、組み合わせにより適宜選択する必要がある
が、一般に融点+20℃程度である。延伸についても使
用するポリアミド樹脂の種類、組み合わせにより適宜選
択する必要があるが、一般に縦方向(フィルムの長手方
向)の延伸は、延伸温度をポリアミド樹脂のTg〜Tc
1、延伸倍率を3.0〜4.0倍として延伸処理し、横
方向(フィルムの幅方向)の延伸は、延伸温度をTg〜
Tm、延伸倍率を3.0〜5.0倍として延伸処理す
る。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例により詳細に
説明するが、本発明はこの実施例によって制限を受ける
ものではなく、本発明の趣旨に適含し得る範囲で適宜変
更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれ
も本発明の技術的範囲に含まれる。なお、実施例と比較
例のフィルムにおける表面層の三次元平均傾斜勾配SΔ
a、フィルム表面の滑り性等は以下の方法で測定した。
【0040】〔微粒子の平均粒子径〕微粒子をε−カプ
ロラクタム/水=77/23重量%溶液に20℃、10
000rpm、30分間、ホモジナイザー(日本精機製
作所製、エースホモジナイザーAM)で分散した後、遠
心沈降式粒度分布測定装置(島津製作所製,SA−CP
4L)により120rpm/分で遠心沈降測定した。
【0041】〔積層フィルムの表面層の厚さ〕積層フィ
ルムサンプル片を場所を変え5点準備した。エポキシ樹
脂でフィルム片を各々サンドイッチ状に包埋し、ミクロ
トームでフィルムサンプルを切断した。フィルム切断面
を四酸化オスミウムで染色した後、断面を走査型または
透過型電子顕微鏡にて観察し、フィルム断面がすべて写
真に入るように倍率を設定した。フィルム断面写真よ
り、表層から粒子密度が急に変化しているところまでを
積層フィルムの表面層の厚みとし、5点の平均値を求め
た。
【0042】〔三次元平均傾斜勾配及び突起個数〕接触
式三次元表面粗さ計〔小坂研究所社製、SE−3AK〕
を使用し、針の半径2μm、荷重30mgの条件下で、
フィルムの長さ方向にカットオフ値0.25mmで、測
定長1mmにわたって針のスピード0.1mm/sec
で測定し、2μmピッチで500点に分割し、各点の高
さを三次元粗さ解析装置〔小坂研究所製、SPA−1
1〕に取り込む。これと同様の操作をフィルムの幅方向
(長さ方向と直交する方向)について2μm間隔で連続
的に150回、すなわち、フィルムの幅方向0.3mm
にわたって行い、各点の高さを上記解析装置に取り込ん
で、SΔaを測定した。また、この時の高さ方向のデー
タをh(i,j)〔i=1〜500、j=1〜150〕
とし、三次元中心面粗さ算出時における基準高さ(S
H)を有する基準面から0.00625μm以上の高さ
を有する突起の数を1mm2 当たりについて表したもの
を突起数(個/mm2 )と定義し、該突起数を上記解析
装置により出力された各点の突起高さでの個数の一覧表
より最も多い個数を突起数(個/mm2 )から求めた。
【0043】〔滑り性〕二軸延伸積層フィルムの表面層
表面でかつ非表面活性処理面同士(コロナ放電処理のよ
うな表面活性処理を全く行っていない表面)の滑り性と
して、動摩擦係数を、ASTM−D−1894法に準じ
て、温度23℃、湿度50%RHと、温度23℃、湿度
65%RHの異なる湿度雰囲気下で測定した。湿度50
%RH雰囲気下での動摩擦係数(A)が1.0以下の場
合にフィルムの滑り性が良好であると評価し、滑り性の
湿度依存性は、湿度65%RH雰囲気下での動摩擦係数
(B)と湿度50%RH雰囲気下での動摩擦係数(A)
との比((B)/(A))が1.5以下のときに良好で
あると評価した。
【0044】実施例1 ナイロン6T/ナイロン6共重合体ナイロン(BASF
社製ウルトラミッドTKR435O)40重量%、ナイ
ロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)59.
9重量%、平均粒子径2.0μmの多孔質シリカ(日本
シリカ社製ニップシル)0.1重量%からなる厚さ2.
5μmの表面層Aと、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナ
イロンT−810)からなる厚さ10.0μmの中間層
Bとからなる、A/B/A層構成で、縦延伸倍率3.0
倍、横延伸倍率4.0倍の二軸延伸積層ポリアミドフィ
ルムを得た。
【0045】このフィルムのSΔaは0.01であり、
微粒子による表面突起の個数は500個/mm2 であ
り、滑り性、滑り性の湿度依存性、印刷性ともに良好で
あった。これらは、表1にその特性値を示した。
【0046】実施例2 ナイロンMXD6(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−60
1)40重量%、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロ
ンT−810)59.9重量%、平均粒子径2.0μm
の多孔質シリカ(目本シリカ社製ニップシル)0.1重
量%からなる厚さ2.5μmの表面層Aと、ナイロン6
(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)からなる厚さ
10.0μmの中間層Bとからなる、A/B/A層構成
で、縦延伸倍率3.0倍、横延伸倍率4.0倍の二軸延
伸積層ポリアミドフィルムを得た。
【0047】このフィルムのSΔaは0.01であり、
表面突起の個数は500個/mm2であり、滑り性、滑
り性の湿度依存性、印刷性ともに良好であった。これら
は、表1にその特性値を示した。
【0048】実施例3 ナイロン6T/6I共重合体40重量%、ナイロン6
(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)59.9重量
%、平均粒子径2.0μmの多孔質シリカ(日本シリカ
社製ニップシル)0.1重量%からなる厚さ2.5μm
の表面層Aと、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロン
T−810)からなる厚さ10.0μmの中間層Bとか
らなる、A/B/A層構成で、縦延伸倍率3.0倍、横
延伸倍率4.0倍の二軸延伸積層ポリアミドフィルムを
得た。
【0049】このフィルムのSΔaは0.01であり、
表面突起の個数は500個/mm2であり、滑り性、滑
り性の湿度依存性、印刷性ともに良好であった。これら
は、表1にその特性値を示した。
【0050】実施例4 ナイロン6T/ナイロン6共重合体(BASF社製ウル
トラミッドTKR4350)80重量%、ナイロン6
(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)19.9重量
%、平均粒子径2.0μmの多孔質シリカ(日本シリカ
社製ニップシル)0.1重量%からなる厚さ2.5μm
の表面層Aと、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロン
T−810)からなる厚さ10.0μmの中間層とから
なる、A/B/A層構成で、縦延伸倍率3.0倍、横延
伸倍率4.0倍の二軸延伸積層ポリアミドフィルムを得
た。
【0051】このフィルムのSΔaは0.01であり、
表面突起の個数は500個/mm2であり、滑り性、滑
り性の湿度依存性、印刷性ともに良好であった。これら
は、表1にその特性値を示した。
【0052】実施例5 ナイロンMXD6(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−60
1)80重量%、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロ
ンT−810)19.9重量%、平均粒子径2.0μm
の多孔質シリカ(日本シリカ社製ニップシル)0.1重
量%からなる厚さ2.5μmの表面層Aと、ナイロン6
(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)からなる厚さ
10.0μmの中間層Bとからなる、A/B/A層構成
で、縦延伸倍率3.0倍、横延伸倍率4.0倍の二軸延
伸積層ポリアミドフィルムを得た。
【0053】このフィルムのSΔaは0.01であり、
表面突起の個数は500個/mm2であり、滑り性、滑
り性の湿度依存性、印刷性ともに良好であった。これら
は、表1にその特性値を示した。
【0054】比較例1 ナイロン6T/ナイロン6共重合体(BASF社製ウル
トラミッドTKR4350)40重量%、ナイロン6
(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)59.95重
量%、平均粒子径2.0μmの多孔質シリカ(日本シリ
カ社製ニップシル)0.05重量%からなる厚さ2.5
μmの表面層Aと、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイ
ロンT−810)からなる厚さ10.0μmの中間層と
からなる、A/B/A層構成で、縦延伸倍率3.0倍、
横延伸倍率4.0倍の二軸延伸積層ポリアミドフィルム
を得た。
【0055】このフィルムのSΔaは0.005であ
り、表面突起の個数は300個/mm 2 であり、印刷性
は問題なかったが、滑り性が不良であった。これらは、
表1にその特性値を示した。
【0056】比較例2 ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)9
9.9重量%、平均粒子径2.0μmの多孔質シリカ
(日本シリカ社製ニップシル)0.1重量%からなる厚
さ2.5μmの表面層Aと、ナイロン6(東洋紡社製東
洋紡ナイロンT−810)からなる厚さ10.0μmの
中間層Bとからなる、A/B/A層構成で、縦延伸倍率
3.0倍、横延伸倍率4.0倍の二軸延伸積層ポリアミ
ドフィルムを得た。
【0057】このフィルムのSΔaは0.01であり、
表面突起の個数は500個/mm2であった。印刷性は
問題なかったが、滑り性の湿度依存性が不良であった。
これらは、表1にその特性値を示した。
【0058】比較例3 ナイロン6T/ナイロン6共重合体(BASF社製ウル
トラミッドTKR4350)40重量%、ナイロン6
(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−810)59重量%、
平均粒子径2.0μmの多孔質シリカ(日本シリカ社製
ニップシル)1重量%からなる厚さ2.5μmの表面層
Aと、ナイロン6(東洋紡社製東洋紡ナイロンT−81
0)からなる厚さ10.0μmの中間層Bとからなる、
A/B/A層構成で、縦延伸倍率3.0倍、横延伸倍率
4.0倍の二軸延伸積層ポリアミドフィルムを得た。
【0059】このフィルムのSΔaは0.10であり、
表面突起の個数は3500個/mm 2 であり、滑り性は
問題なかったが、印刷ぬけが多く印刷性不良であった。
これらは、表1にその特性値を示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、滑り性及び印刷特性のいずれもが良好で、特
に高湿度下でも良好な滑り性が得られるポリアミド系樹
脂フィルムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜図1(c)は三次元粗さ解析装置
が行う三次元平均傾斜勾配SΔaを得る作業の概念図で
ある。
【符号の説明】
0 、x1 、x2 ・・・xL 平均円の半径 L 測定長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/18 CFG C08J 5/18 CFG // C08L 77:10 (72)発明者 森重 地加男 滋賀県大津市堅田2丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 藤田 伸二 滋賀県大津市堅田2丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 3E086 AD01 BA04 BA15 BA46 BB22 BB55 BB62 CA01 4F071 AA56 AB26 AD02 AD06 AF28 AH04 BA01 BB06 BB08 BC01 BC12 BC14 BC16 4F100 AA20 AA20H AK46A AK46B AK47B AK47J AK48B AK48J AL01B AL05B BA02 BA16 BA27 BA28 CA30 DD07 DE01B GB23 JA20B JK14B JK16 JN01 YY00B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの少なくとも一方の面が、微粒
    子を含有し、芳香族系ポリアミド樹脂を含むポリアミド
    樹脂からなる表面層から構成され、その三次元平均傾斜
    勾配SΔaが0.01≦SΔa≦0.04である積層ポ
    リアミド系樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 上記表面層における微粒子の含有量が
    0.06〜1.0重量%であり、かつ、微粒子の平均粒
    子径dと層の厚みtが0.1d≦t≦10dの関係を満
    たしている請求項1記載の積層ポリアミド系樹脂フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 上記表面層における突起数が5.0×1
    2 〜3.0×10 3 個/mm2 である請求項1または
    2記載の積層ポリアミド系樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 上記ポリアミド樹脂が芳香族系ポリアミ
    ド樹脂40〜100重量%と脂肪族ポリアミド樹脂0〜
    60重量%との混合物または共重合体からなる請求項1
    〜3のいずれかに記載の積層ポリアミド系樹脂フィル
    ム。
  5. 【請求項5】 上記芳香族系ポリアミド樹脂が、テレフ
    タル酸と炭素数6〜12の脂肪族ジアミンとからなる重
    合体、m−およびp−キシリレンジアミンと炭素数6〜
    12のα、ω−脂肪族ジカルボン酸とからなる重合体、
    イソフタル酸と炭素数6〜12の脂肪族ジアミンとから
    なる重合体、及びテレフタル酸と炭素数6〜12の脂肪
    族ジアミンとからなるポリアミドとイソフタル酸と炭素
    数6〜12の脂肪族ジアミンとからなるポリアミドとの
    混合物及び/または共重合体、から選ばれる少なくとも
    1つからなる請求項1〜4のいずれかに記載の積層ポリ
    アミド系樹脂フィルム。
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