JP2000237302A - デュアルドレーン - Google Patents
デュアルドレーンInfo
- Publication number
- JP2000237302A JP2000237302A JP8025299A JP8025299A JP2000237302A JP 2000237302 A JP2000237302 A JP 2000237302A JP 8025299 A JP8025299 A JP 8025299A JP 8025299 A JP8025299 A JP 8025299A JP 2000237302 A JP2000237302 A JP 2000237302A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- axial direction
- ribs
- drain
- lumens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 治療のため人体にドレーンチューブを挿入、
留置する場合、該ドレーンチューブが折れ曲がることに
よるルーメン閉塞を最小限に止め、流体の流入・排出を
支障なく行い得るドレーンチューブを提案するにある。 【解決手段】 ほぼ中央部にメインルーメン２を設けて
管状に形成したチューブ１において、該チューブ１の管
壁３に基端部から先端部へ通ずる断面形状が軸方向にほ
ぼ角を形成する複数のサブルーメン４をほぼ等間隔に配
設し、管壁３の内面には、軸方向かつ、前記サブルーメ
ン４と相対する位置に複数のリブ５を突設する。
留置する場合、該ドレーンチューブが折れ曲がることに
よるルーメン閉塞を最小限に止め、流体の流入・排出を
支障なく行い得るドレーンチューブを提案するにある。 【解決手段】 ほぼ中央部にメインルーメン２を設けて
管状に形成したチューブ１において、該チューブ１の管
壁３に基端部から先端部へ通ずる断面形状が軸方向にほ
ぼ角を形成する複数のサブルーメン４をほぼ等間隔に配
設し、管壁３の内面には、軸方向かつ、前記サブルーメ
ン４と相対する位置に複数のリブ５を突設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、人体に挿入、留
置するに用いる医療用ドレーンチューブの改良に関する
ものである。
置するに用いる医療用ドレーンチューブの改良に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】 ドレーンチューブは、人体に挿入、留
置に際し折れ曲がることによりルーメンが閉塞する欠陥
を伴ったため、改良が加えられた。例えば、実願昭６２
−３８５２４号、実願昭６３−１０７０７９号などのよ
うに内腔にはひだが設けられており、キンクした場合で
も排液には支障がないとしても、排液物が例えば膿や血
塊のように粘体のようなもの或いは固形に近いものであ
るときは、内腔が詰まってしまう欠陥があり、患者が重
篤な感染症に罹患するなどの問題があった。
置に際し折れ曲がることによりルーメンが閉塞する欠陥
を伴ったため、改良が加えられた。例えば、実願昭６２
−３８５２４号、実願昭６３−１０７０７９号などのよ
うに内腔にはひだが設けられており、キンクした場合で
も排液には支障がないとしても、排液物が例えば膿や血
塊のように粘体のようなもの或いは固形に近いものであ
るときは、内腔が詰まってしまう欠陥があり、患者が重
篤な感染症に罹患するなどの問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、前記問題
を解決し、ドレーンチューブを人体に挿入、留置した
際、注入・排液に支障を生ぜず、医療の目的を確実に遂
げることのできるドレーンチューブを提案することにあ
る。
を解決し、ドレーンチューブを人体に挿入、留置した
際、注入・排液に支障を生ぜず、医療の目的を確実に遂
げることのできるドレーンチューブを提案することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための技術手段】 上記課題を解決す
るため、鋭意研究したところ、次のことが明らかとなっ
た。即ち、人体にドレーンチューブを挿入、留置すると
き、その屈曲にもかかわらず、メインルーメンに閉塞を
生じないとともに、サブルーメンが有効な補助的流体流
通路となるように構成することが適切である。このた
め、メインルーメンを形成するチューブ内壁面に複数の
リブを等間隔に設ける。従って、チューブが折れ曲がっ
ても等間隔に設けたリブによって支持され（リブは等間
隔にあるから、チューブがどの方向に折れ曲がっても同
じ効果を有する。）、閉塞することはない。次に、チュ
ーブ管壁に穿設するサブルーメンは、断面形状として軸
方向に角を形成させる。のみならず、穿設する位置を前
記リブと相対するようにする。このようにすると、サブ
ルーメンの断面形状を円形又は楕円形にした場合と異な
り、閉塞することを防ぐとともに、前記角の先端部分に
よる毛細管現象で流体が流れ易くなるばかりでなく、リ
ブによってチューブ全体の折れ曲がりの程度が制限さ
れ、従ってサブルーメンの存在する位置においては、極
端に折れ曲がることはない。更に、前記リブを突設する
ことにより、キンク性を弱めることなく、所望の内腔径
を大にするとともに、他のチューブ例えば吸引管を挿入
するとき、摩擦抵抗を小とすることができる。本発明
は、上記の効果を併有するドレーンチューブを提案する
ものである。
るため、鋭意研究したところ、次のことが明らかとなっ
た。即ち、人体にドレーンチューブを挿入、留置すると
き、その屈曲にもかかわらず、メインルーメンに閉塞を
生じないとともに、サブルーメンが有効な補助的流体流
通路となるように構成することが適切である。このた
め、メインルーメンを形成するチューブ内壁面に複数の
リブを等間隔に設ける。従って、チューブが折れ曲がっ
ても等間隔に設けたリブによって支持され（リブは等間
隔にあるから、チューブがどの方向に折れ曲がっても同
じ効果を有する。）、閉塞することはない。次に、チュ
ーブ管壁に穿設するサブルーメンは、断面形状として軸
方向に角を形成させる。のみならず、穿設する位置を前
記リブと相対するようにする。このようにすると、サブ
ルーメンの断面形状を円形又は楕円形にした場合と異な
り、閉塞することを防ぐとともに、前記角の先端部分に
よる毛細管現象で流体が流れ易くなるばかりでなく、リ
ブによってチューブ全体の折れ曲がりの程度が制限さ
れ、従ってサブルーメンの存在する位置においては、極
端に折れ曲がることはない。更に、前記リブを突設する
ことにより、キンク性を弱めることなく、所望の内腔径
を大にするとともに、他のチューブ例えば吸引管を挿入
するとき、摩擦抵抗を小とすることができる。本発明
は、上記の効果を併有するドレーンチューブを提案する
ものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】 本発明に係るドレーンチューブ
は、前記のとおり、単にメインルーメン及び複数のサブ
ルーメンを設け、複数の流体流通路を形成するのみでは
なく、その折れ曲がる方向の如何にかかわらず、流体流
通路として、常に一定の効果を有するばかりでなく、流
体流通路の存在する位置においては、必要以上に折れ曲
がることを防止できるよう、構成してある。
は、前記のとおり、単にメインルーメン及び複数のサブ
ルーメンを設け、複数の流体流通路を形成するのみでは
なく、その折れ曲がる方向の如何にかかわらず、流体流
通路として、常に一定の効果を有するばかりでなく、流
体流通路の存在する位置においては、必要以上に折れ曲
がることを防止できるよう、構成してある。
【０００６】
【実施例】 本発明を図面により説明する。図１は、実
施例の概要を示すチューブ断面図で、人体に影響の少な
い、例えばシリコーンゴムなどの合成樹脂を用い、ほぼ
中央部にメインルーメン（２）を設けて管状に形成す
る。そして、その管壁（３）に複数のサブルーメン
（４）をほぼ等間隔に穿設して、前記メインルーメン
（２）と併せ複数の流体流通路を形成したチューブ
（１）とする。この場合、メインルーメン（２）及びサ
ブルーメン（４）の大きさは、ドレーンチューブとして
用いる場合の目的により、用いる薬剤や排液の対象によ
って、適宜選択される。また、サブルーメン（４）の断
面形状は、軸方向へほぼ角形に形成させることによっ
て、チューブ（１）が折れ曲がっても前記のとおり閉塞
しにくくし、かつ、流体が流れ易くできる。更に、メイ
ンルーメン（２）を形成するチューブ（１）の内腔に軸
方向かつ、前記等間隔に設けられたサブルーメン（４）
と相対する位置にリブ（５）を突設するが、該リブ
（５）はチューブ（１）が折れ曲がったとき、メインル
ーメン（２）が閉塞しないよう支持する効果を奏するよ
う、例えば断面形状をほぼ矩形乃至正方形とすることが
考えられる（例えば、断面形状を三角形とすると、先端
部分が折れ曲がり、十分な支持効果を期待できないおそ
れがある。）。なお、図２はチューブ（１）の側面図
で、本図に示すように、チューブ（１）の先端近傍適宜
の位置にメインルーメン（２）又はサブルーメン（４）
に通ずる孔（６）を設け流体迂回通路とすることも選択
可能である。
施例の概要を示すチューブ断面図で、人体に影響の少な
い、例えばシリコーンゴムなどの合成樹脂を用い、ほぼ
中央部にメインルーメン（２）を設けて管状に形成す
る。そして、その管壁（３）に複数のサブルーメン
（４）をほぼ等間隔に穿設して、前記メインルーメン
（２）と併せ複数の流体流通路を形成したチューブ
（１）とする。この場合、メインルーメン（２）及びサ
ブルーメン（４）の大きさは、ドレーンチューブとして
用いる場合の目的により、用いる薬剤や排液の対象によ
って、適宜選択される。また、サブルーメン（４）の断
面形状は、軸方向へほぼ角形に形成させることによっ
て、チューブ（１）が折れ曲がっても前記のとおり閉塞
しにくくし、かつ、流体が流れ易くできる。更に、メイ
ンルーメン（２）を形成するチューブ（１）の内腔に軸
方向かつ、前記等間隔に設けられたサブルーメン（４）
と相対する位置にリブ（５）を突設するが、該リブ
（５）はチューブ（１）が折れ曲がったとき、メインル
ーメン（２）が閉塞しないよう支持する効果を奏するよ
う、例えば断面形状をほぼ矩形乃至正方形とすることが
考えられる（例えば、断面形状を三角形とすると、先端
部分が折れ曲がり、十分な支持効果を期待できないおそ
れがある。）。なお、図２はチューブ（１）の側面図
で、本図に示すように、チューブ（１）の先端近傍適宜
の位置にメインルーメン（２）又はサブルーメン（４）
に通ずる孔（６）を設け流体迂回通路とすることも選択
可能である。
【０００６】
【発明の効果】 本発明によれば、チューブ（１）を人
体に挿入、留置するに際し、複数のサブルーメン（４）
及びリブ（５）が等間隔に設けられているとともに、サ
ブルーメン（４）の断面形状からチューブ（１）がいず
れの方向に折れ曲がっても、メインルーメン（２）及び
サブルーメン（４）が閉塞することはなく、十分な医療
効果をあげることができる。
体に挿入、留置するに際し、複数のサブルーメン（４）
及びリブ（５）が等間隔に設けられているとともに、サ
ブルーメン（４）の断面形状からチューブ（１）がいず
れの方向に折れ曲がっても、メインルーメン（２）及び
サブルーメン（４）が閉塞することはなく、十分な医療
効果をあげることができる。
【図１】 実施例の概要を示すチューブ断面図
【図２】 チューブ側面図
１・・チューブ ２・・メインルーメン ３・・管壁 ４・・サブルーメン ５・・リブ
Claims (1)
- 【請求項１】 ほぼ中央部にメインルーメン（２）を設
けて管状に形成したチューブ（１）において、該チュー
ブ（１）の管壁（３）に基端部から先端部へ通ずる断面
形状が軸方向にほぼ角を形成する複数のサブルーメン
（４）をほぼ等間隔に配設し、管壁（３）の内面には、
軸方向かつ、前記サブルーメン（４）と相対する位置に
複数のリブ（５）を突設したことを特徴とするデュアル
ドレーン
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025299A JP2000237302A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | デュアルドレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025299A JP2000237302A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | デュアルドレーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000237302A true JP2000237302A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=13713134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8025299A Pending JP2000237302A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | デュアルドレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000237302A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014087397A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Nipro Corp | 弁付カテーテル |
| CN105079946A (zh) * | 2015-08-28 | 2015-11-25 | 苏州新区明基高分子医疗器械有限公司 | 一种防压引流圆管 |
| JP2017093903A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | クリエートメディック株式会社 | カテーテル |
| CN107530189A (zh) * | 2014-12-31 | 2018-01-02 | 迈克罗欧普提克斯股份有限公司 | 青光眼治疗装置和方法 |
| US10980667B2 (en) | 2015-09-30 | 2021-04-20 | Microoptx Inc. | Eye treatment devices and methods |
-
1999
- 1999-02-17 JP JP8025299A patent/JP2000237302A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014087397A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Nipro Corp | 弁付カテーテル |
| CN107530189A (zh) * | 2014-12-31 | 2018-01-02 | 迈克罗欧普提克斯股份有限公司 | 青光眼治疗装置和方法 |
| JP2018501010A (ja) * | 2014-12-31 | 2018-01-18 | マイクロオプティクス インコーポレイテッド | 緑内障治療装置および方法 |
| US10736778B2 (en) | 2014-12-31 | 2020-08-11 | Microoptx Inc. | Glaucoma treatment devices and methods |
| CN107530189B (zh) * | 2014-12-31 | 2021-06-22 | 迈克罗欧普提克斯股份有限公司 | 青光眼治疗装置和方法 |
| CN105079946A (zh) * | 2015-08-28 | 2015-11-25 | 苏州新区明基高分子医疗器械有限公司 | 一种防压引流圆管 |
| US10980667B2 (en) | 2015-09-30 | 2021-04-20 | Microoptx Inc. | Eye treatment devices and methods |
| JP2017093903A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | クリエートメディック株式会社 | カテーテル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050613 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070903 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080115 |