JP4480919B2 - 腹腔−静脈シャント用カテーテル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
癌や肝硬変で一般に見られる腹水症は、予後の悪化を招き、患者の死を早める。腹水の出処源は血液であり、したがって腹水は循環血液へ戻すべきものである。この発明は、腹膜腔内に溜まる体液、すなわち腹膜液(または腹水)を脈管系に移送するための腹腔−静脈シャント用カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
腹水を脈管系に移動する手段としては、米国特許第4,418,693号に、チューブ・パッサを用いて腹部切開部から首部切開部へ皮下組織を経て静脈チューブを通し、その先端を鎖骨下静脈に挿入する例が記載されている。
【0003】
また、図9に示すように、静脈カテーテル(21)と腹腔カテーテル(22)が、逆流阻止弁(23)を備えたポンプ室(24)を介して接続された腹腔−静脈シャント用カテーテルも知られている。この場合は、静脈カテーテル(21)の先端部をトンネラーの先に付け、トンネラーを肋骨下の切開部(25)に挿入し、鎖骨下切開部(26)に向かって皮下組織を通って押し進め、予め設けておいたポンプ室ポケットにポンプ室(24)が収まるようにして、静脈カテーテル(21)の先端を鎖骨下静脈(27)に進入させ、同先端が大静脈(28)と右心房(29)の接合部に来るようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような手術法は、手術部位が広い上にチューブないしカテーテルを皮下組織に通すため患者に及ぼす肉体的負荷が大きく、また経済的負担も大きい。加えて、患者を自宅で治療することができない難点がある。
【0005】
この発明は、患者の肉体的負荷および経済的負担を軽減するように比較的簡単に行える新規手術法に用いる腹腔−静脈シャント用カテーテルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成すべく工夫されたものであって、患者の腹膜腔内に溜まった腹水を脈管系に移送するためのカテーテルにおいて、一端部および/または一端寄り側部に腹水の導入口を有し、中間に右心房または大静脈に連通する排出口を有し、同排出口に、カテーテル内圧が外圧より所定値高くなると開き同値より低くなると閉じるように作動する逆流阻止弁を備え、右鎖骨下静脈から、右心房、大静脈、右肝静脈を経て肝臓を貫き腹膜腔内に至るように体内に埋込まれ、埋込み後に他端が閉じられ、上記導入口が腹膜腔内に留置されると共に上記排出口が静脈内に位置されて用いられるものであることを特徴とする腹腔−静脈シャント用カテーテルを提供する。
【0007】
上記逆流阻止弁は、カテーテル内圧が外圧より所定値高くなると開き同値より低くなると閉じるように作動するものである。
【0008】
上記逆流阻止弁の第1の実施形態は、カテーテル本体に形成された1つまたは複数のスリットで構成され、上記スリットはカテーテル内圧が上記所定値を越えると開くものである。
【0009】
上記逆流阻止弁の第2の実施形態は、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆う軟質カバーとで構成され、軟質カバーの両端部はカテーテル本体に固着され、カテーテル内圧が上記所定値を越えると軟質カバーの中間部が通液側孔から離れてこれを外部と連通させるものである。
【0010】
上記逆流阻止弁の第3の実施形態は、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆う1つまたは複数の軟質カバーとで構成され、軟質カバーの一端部はカテーテル本体に固着され、カテーテル内圧が上記所定値を越えると軟質カバーの他端部が通液側孔から離れてこれを外部と連通させるものである。
【0011】
上記逆流阻止弁の第4の実施形態は、カテーテル本体に形成された開口と、上記開口を覆いかつ開口に通じる1つまたは複数のスリットを有する軟質シートとで構成され、上記スリットはカテーテル内圧が上記所定値を越えると開くものである。
【0012】
上記逆流阻止弁の第5の実施形態は、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆うようにカテーテル本体に外装されかつ1つまたは複数のスリットを側孔対応位置に有する軟質カバーとで構成され、上記スリットはカテーテル内圧が上記所定値を越えると開いて通液側孔を外部と連通させるものである。
【0013】
上記逆流阻止弁の第6の実施形態は、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆う1つまたは複数の舌部を有しかつカテーテル本体に外装された軟質カバーとで構成され、上記舌部はカテーテル内圧が上記所定値を越えると通液側孔から離れてこれを外部と連通させるものである。
【0014】
上記軟質カバーまたは軟質シートは、カテーテル本体より軟質かもしくはこれと同等に軟質な材料で構成されていることが好ましい。
【0015】
この発明による腹腔−静脈シャント用カテーテルにおいて、手術前の腹腔−静脈シャント用カテーテルの標準的な長さは、70〜100cmである。手術後、右鎖骨下静脈側の端部を10〜40cm切除し、約60cmを残す。この切除端部にはシリコーンセプタを設け、水やヘパリンの注入が可能なようにしておくことが好ましい。腹腔−静脈シャント用カテーテルの標準的な外直径は2〜5mm、内直径は1.5〜4mmである。
【0016】
腹腔−静脈シャント用カテーテルの腹水導入側の端部はテーパ状ないしは砲弾状をなし、同端部から約20cmまでの部分が腹腔内に差し込まれ、同端部から約15cmの所に側部導入口が設けられている。
【0017】
腹水導入側の端部から約35〜40cmの所に逆流阻止弁が設けられている。同弁は、カテーテル内部を流れる腹水の圧が低下して来てこの圧と外部の静脈血圧の差が例えば約10cmH2 O以下になれば閉じるように設定されている。
【0018】
この発明による腹腔−静脈シャント用カテーテルは、体内に長期間留置されるものであり、交換のため体内から引き抜かれることもあるので、その材質としては、カテーテルがあまりに変形しやすいものや、引張り強度の小さいものは好ましくない。変形しにくく引張り強度の大きい軟質合成樹脂、特にポリウレタンが好ましく用いられる。
【0019】
この発明による腹腔−静脈シャント用カテーテルを体内に埋め込む際は、これをイントロデューサの内部を押して行くので、プッシャビリティおよび滑り性に優れたものが好ましく、そのため親水性処理を施しておくことが好ましい。また、血液凝固防止のためにヘパリンコート処理を施しておくことも好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】
実施例1
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテルは、長さ90cm、外直径3mm、内直径2.8mmのポリウレタン製チューブからなるカテーテル本体(19)の一端にテーパ状の端部導入口を有し、同端部から15cmの所の側壁に複数の透孔からなる側部導入口が設けられてなるものである。カテーテル本体(19)の端部導入口から37cmの所に、図1に示すように、複数の平行直線状のスリット(2) からなる排出口(3) が設けられている。
【0022】
排出口(3) を構成する複数のスリットは、カテーテル内部を流れる液体の圧が外部圧より所定値高くなれば、開いて液体を流出させるが、内圧がこの値より低いと、ポリウレタン製チューブの形状復元力により閉じて液体の逆流を阻止する。したがって、排出口(3) を構成する複数のスリットは逆流阻止弁としても機能する。
【0023】
このように構成された腹腔−静脈シャント用カテーテル(1) は、図8に示すように、右鎖骨下静脈(12)から、右心房(13)、大静脈(14)、右肝静脈(15)を経て肝臓(16)を貫き腹腔(17)内に至るように、イントロデューサの内部を押されて行き、先端から20cmまでの部分が腹腔(17)内に差し込まれる。手術後、右鎖骨下静脈側の端部は10cm切除され、この切除端部にシリコーンセプタが設けられる。端部導入口および側部導入口は腹膜腔内に留置され、逆流阻止弁を構成するスリットは静脈内に位置される。このカテーテル(1) によって、患者の腹膜腔内に溜まった腹水が脈管系に移送される。
【0024】
実施例2
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテル(4) は、カテーテル本体(19)の長さ中間一側部に、図2に示すように、複数の通液側孔からなる排出口(5) を有する。排出口(5) はポリウレタン製シートからなる長方形の軟質カバー(6) で覆われ、軟質カバー(6) の両端部はカテーテル本体(19)の側面に接着剤(7) で固着されている。
【0025】
軟質カバー(6) は軟質プラスチックシートからなるので、カテーテル内部を流れる液体の圧が外部圧より所定値高くなれば、軟質カバー(6) が若干伸びて排出口(5) から浮き上がってこれを開き、液体を軟質カバー(6) の側部から流出させるが、内圧がこの値より低いと、軟質シートの形状復元力により排出口(5) を覆って閉じ液体の逆流を阻止する。したがって、軟質カバー(6)は逆流阻止弁としても機能する。 軟質カバー(6) はゴム製であってもよい。
【0026】
その他の点は、実施例1と同じである。
【0027】
実施例3
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテル(41)は、カテーテル本体(19)の長さ中間部の対向側部にそれぞれ、図3に示すように、通液側孔からなる排出口(5) を有する。排出口(5) はポリウレタン製シートからなる長方形の軟質カバー(6) の先端部で覆われ、軟質カバー(6) の基端部はカテーテル本体(19)の側面に固着部(42)で固着されている。
【0028】
軟質カバー(6) は軟質プラスチックシートからなるので、カテーテル内部を流れる液体の圧が外部圧より所定値高くなれば、軟質カバー(6) の先端部が排出口(5) から浮き上がってこれを開き(図3中に破線で示す)、液体を軟質カバー(6) の側部から流出させるが、内圧がこの値より低いと、軟質シートの形状復元力により排出口(5) を覆って閉じ液体の逆流を阻止する。したがって、軟質カバー(6)は逆流阻止弁としても機能する。軟質カバー(6) はゴム製であってもよい。
【0029】
その他の点は、実施例1と同じである。
【0030】
実施例4
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテル(43)は、カテーテル本体(19)の長さ中間の上部のみに、図4に示すように、通液側孔からなる排出口(5) を有する。排出口(5) はポリウレタン製シートからなる長方形の軟質カバー(6) の先端部で覆われ、軟質カバー(6) の基端部はカテーテル本体(19)の側面に固着部(42)で固着されている。
【0031】
その他の点は、実施例3と同じである。
【0032】
実施例5
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテル(8) は、カテーテル本体(19)の長さ中間の一側部に、図5に示すように、長円状の開口(9) が開けられ、この開口(9) を覆う軟質シート(10)がカテーテル本体(19)の開口縁部に接着剤(18)で固着され、軟質シート(10)の中央にクロス状のスリットからなる排出口(11)が形成されたものである。
【0033】
排出口(11)を構成するクロス状のスリットは、カテーテル内部を流れる液体の圧が外部圧より所定値高くなれば、軟質シート(10)の弾性に抗して開き液体を流出させるが、内圧がこの値より低いと、軟質シート(10)の弾性復元力によって閉じて液体の逆流を阻止する。したがって、クロス状のスリットからなる排出口(11)は逆流阻止弁としても機能する。軟質シート(10)はゴム製のものが好ましいが、軟質プラスチック製のものでもよい。
【0034】
その他の点は、実施例1と同じである。
【0035】
実施例6
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテル(20)は、カテーテル本体(19)の長さ中間の対向側部に、図6に示すように、長円状の通液側孔からなる排出口(31)(32)が開口され、これらの排出口(31)(32)を覆うようにカテーテル本体(19)に円筒状の軟質カバー(33)が外装され、軟質カバー(33)には排出口(31)(32)に対応する位置にそれぞれ直線状のスリット(34)が形成されたものである。
【0036】
スリット(34)は、カテーテル内部を流れる液体の圧が外部圧より所定値高くなれば、軟質カバー(33)の弾性に抗して開き液体を流出させるが、内圧がこの値より低いと、軟質カバー(33)の弾性復元力によって閉じて液体の逆流を阻止する。したがって、スリット(34)は逆流阻止弁としても機能する。軟質シート(10)はゴム製のものが好ましいが、軟質プラスチック製のものでもよい。
【0037】
その他の点は、実施例1と同じである。
【0038】
実施例7
この実施例の腹腔−静脈シャント用カテーテル(35)は、カテーテル本体(19)の長さ中間の一側部に、図7に示すように、円形の通液側孔からなる排出口(36)が開口され、この排出口(36)を覆う複数の舌部(37)を有する円筒状の軟質カバー(38)がカテーテル本体(19)に外装されてなるものである。
【0039】
軟質カバー(38)は軟質プラスチックシートからなるので、カテーテル内部を流れる液体の圧が外部圧より所定値高くなれば、軟質カバー(38)の舌部(37)が排出口(36)から浮き上がってこれを開き、液体を流出させるが、内圧がこの値より低いと、軟質シートの形状復元力により排出口(36)を覆って閉じ液体の逆流を阻止する。したがって、軟質カバー(38)の舌部(37)は逆流阻止弁としても機能する。軟質カバー(6) はゴム製であってもよい。
【0040】
その他の点は、実施例1と同じである。
【0041】
【発明の効果】
この発明による腹腔−静脈シャント用カテーテルは、上述のように、右鎖骨下静脈から、右心房、大静脈、右肝静脈を経て肝臓を貫き腹膜腔内に至るように体内に埋め込まれるものであるので、埋め込み手術は従来の手術法に比べ簡単に行うことができ、患者の肉体的負荷および経済的負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、この発明の実施例1による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す平面図である。
【図2】 図2(a)は、この発明の実施例2による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す側面図、図2(b)はその平面図である。
【図3】 図3(a)は、この発明の実施例3による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す平面図、図3(b)はその縦断面図である。
【図4】 図4は、この発明の実施例4による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す縦断面図である。
【図5】 図5は、この発明の実施例5による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す平面図である。
【図6】 図6(a)は、この発明の実施例6による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す平面図、図6(b)はその縦断面図である。
【図7】 図7は、この発明の実施例7による腹腔−静脈シャント用カテーテルの中間部を示す斜視図である。
【図8】 図8は、この発明の実施例1による腹腔−静脈シャント用カテーテルを体内に埋め込んだ状態を示す正面図である。
【図9】 図9は、従来の静脈カテーテルを体内に埋め込んだ状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1,4,8,20,35,43:腹腔−静脈シャント用カテーテル
2,34:スリット
3,5,11,31,32,36:排出口
6,33,38:軟質カバー
7,18:接着剤
9:開口
10:軟質シート
19:カテーテル
37;舌部
42:固着部
Claims (8)
- 患者の腹膜腔内に溜まった腹水を脈管系に移送するためのカテーテルにおいて、一端部および/または一端寄り側部に腹水の導入口を有し、中間に右心房または大静脈に連通する排出口を有し、同排出口に、カテーテル内圧が外圧より所定値高くなると開き同値より低くなると閉じるように作動する逆流阻止弁を備え、右鎖骨下静脈から、右心房、大静脈、右肝静脈を経て肝臓を貫き腹膜腔内に至るように体内に埋込まれ、埋込み後に他端が閉じられ、上記導入口が腹膜腔内に留置されると共に上記排出口が静脈内に位置されて用いられるものであることを特徴とする腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記逆流阻止弁が、カテーテル本体に形成された1つまたは複数のスリットで構成され、上記スリットはカテーテル内圧が上記所定値を越えると開く、請求項1記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記逆流阻止弁が、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆う軟質カバーとで構成され、軟質カバーの両端部はカテーテル本体に固着され、カテーテル内圧が上記所定値を越えると軟質カバーの中間部が通液側孔から離れてこれを外部と連通させる、請求項1記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記逆流阻止弁が、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆う1つまたは複数の軟質カバーとで構成され、軟質カバーの一端部はカテーテル本体に固着され、カテーテル内圧が上記所定値を越えると軟質カバーの他端部が通液側孔から離れてこれを外部と連通させる、請求項1記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記逆流阻止弁が、カテーテル本体に形成された開口と、上記開口を覆いかつ開口に通じる1つまたは複数のスリットを有する軟質シートとで構成され、上記スリットはカテーテル内圧が上記所定値を越えると開く、請求項1記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記逆流阻止弁が、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆うようにカテーテル本体に外装されかつ1つまたは複数のスリットを側孔対応位置に有する軟質カバーとで構成され、上記スリットはカテーテル内圧が上記所定値を越えると開いて通液側孔を外部と連通させる、請求項1記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記逆流阻止弁が、カテーテル本体に形成された1つまたは複数の通液側孔と、上記側孔を覆う1つまたは複数の舌部を有しかつカテーテル本体に外装された軟質カバーとで構成され、上記舌部はカテーテル内圧が上記所定値を越えると通液側孔から離れてこれを外部と連通させる、請求項1記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
- 上記軟質カバーまたは軟質シートが、カテーテル本体より軟質かもしくはこれと同等に軟質な材料で構成されている、請求項3〜7のいずれかに記載の腹腔−静脈シャント用カテーテル。
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