JPH11513284A - 皮下に移植されるカニューレ及び動脈へのアクセス方法 - Google Patents
皮下に移植されるカニューレ及び動脈へのアクセス方法Info
- Publication number
- JPH11513284A JPH11513284A JP9514437A JP51443797A JPH11513284A JP H11513284 A JPH11513284 A JP H11513284A JP 9514437 A JP9514437 A JP 9514437A JP 51443797 A JP51443797 A JP 51443797A JP H11513284 A JPH11513284 A JP H11513284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular body
- lumen
- cannula
- artery
- arterial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/04—Hollow or tubular parts of organs, e.g. bladders, tracheae, bronchi or bile ducts
- A61F2/06—Blood vessels
- A61F2/064—Blood vessels with special features to facilitate anastomotic coupling
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/02—Access sites
- A61M39/0208—Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/02—Access sites
- A61M39/0208—Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
- A61M2039/0211—Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids with multiple chambers in a single site
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/02—Access sites
- A61M39/0208—Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
- A61M2039/0223—Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids having means for anchoring the subcutaneous access site
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Hematology (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、生物の血管構造に移植するための弁(40)を備えたカテーテル(10)である。このカテーテルは、全体が「T」字形であり、「T」字の上部が血管構造の管腔内に移植され、「T」字の脚(30)が、血管構造の切開創を通って血管構造から外に延びている。カテーテルの移植部分の管腔(26)は、血管構造の管腔を完全に占めるので、血管構造を通る全血流が、カテーテル(10)の移植部分に送り込まれる。カテーテルの2つの部分の管腔間に十分な差圧が加えられる時、弁(40)はカテーテル(10)の移植部分の壁内に位置決めされる。
Description
【発明の詳細な説明】
皮下に移植されるカニューレ及び動脈へのアクセス方法
技術分野
本発明は、皮下に移植されるカニューレを用いて、身体の循環系にアクセスす
ることに関するものである。とりわけ、本発明は、全体が「T」字形の移植カニ
ューレを用いて、間欠的な血管へのアクセスを実現するためのカニューレ及び方
法を提供するものである。
背景技術
最終段階の腎疾患を治療するための血液透析が出現したことによって、血液透
析処置中に、体外回路に通して大量の血液を取得し、戻すための数多くの血管ア
クセス装置の開発が促進された。利用可能な装置は、一般に、動脈と静脈との間
の人工フィステルを形成する、留置静脈カテーテルか、あるいは血流シャント装
置の利用に依存している。
静脈カテーテルは、抜き取り血流量が比較的少なく、また、刺激性の傾向があ
るため、結果として、血管の狭窄症、血栓症、場合によっては、血管に穿孔を生
じることになるという制限がある。静脈カテーテルは、感染、血管壁の弱さ、好
ましくないカテーテル位置、及び/または、カテーテル管腔における血栓の形成
のためにうまくいかないことが多い。動脈と静脈との間にフィステルによる血流
を生じさせるシャント装置が、最近では、透析のための血管へのアクセスにとっ
て頼みの綱であったが、同様に問題を抱えている。これら「シャント」の取り付
けは、広範囲にわたる外科的処置であり、結果として、かなりの組織損傷及び痛
みを生じることになる。シャントが所定位置につくと、その結果、十分な機能を
発揮するのに必要とされる心臓出量(約1000ml/分)の1/5ほど、心臓
出量を増すことが必要になる。さらに、動脈圧波が伝達されるため、シャントと
の吻合点において静脈に損傷が生じ、その結果、内膜肥厚、それに伴う血栓症、
及び、シャント閉塞が生じる可能性がある。こうした閉塞が生じると、別の静脈
の一部を利用して、シャントを改修しなければならないが、利用可能な部位を消
耗させることになるのが気が滅入るほどに一般的であり、致命的になる可能性が
ある。シャントの壁面に繰り返し穿刺を施すと、いつかは機能不全を生じ、さら
に手術を施して、シャントを修理または交換することが必要になる。健康管理費
と人間の苦痛の両方に換算した費用は膨大にものになる。
ここまで述べてきた利用可能な各アクセス・テクノロジは、既に体外回路を通
った血液を再循環させることによって処置効率が損なわれる可能性があるために
、やはり面倒になる。「再循環症候群」によって患者に加えられる害は、潜伏性
のものであり、かなりの害が加えられるまで検出されない場合もある。
血管の管腔のほんの一部を占める留置カテーテルが血管内において移動し、こ
のため、炎症を生じたり、あるいは、血管に穴をあけることさえあり得る。さら
に、血管の管腔のほんの一部を占めており、かなりの距離にわたって管腔に挿入
されるか、または、ねじ込まれているカテーテルは、血管構造を通る通常の血流
を中断して、血管、血液成分に損傷を与える可能性のある、また、血栓症を助長
する可能性のあるやり方で血流の血行動態を変化させることになりがちである。
こうしたカテーテルは、一般に、動脈内への長期間にわたる移植には適さない。
必要とされるのは、動脈内に移植することが可能で、カニューレの使用及び非
使用時における動脈の管腔を通る血流の中断が最小限に納まり、血管の狭窄症、
血栓症、血管穿孔を生じさせない、大量の血液を取り扱うことが可能な、移植後
長い時間期間にわたってその有用性を保つことになるカニューレである。
留置カテーテルを用いた血管へのアクセスについては、米国特許第3,888
,249号;第4,543,088号;第4,634,422号;第4,673
,394号;第4,685,905号;第4,692,146号;第4,695
,273号;第4,704,103号;第4,705,501号;第4,772
,270号;第4,846,806号;第5,053,613号;第5,057
,048号;第5,100,392号;第5,167,638号;第5,108
,365号;第5,226,879号;第5,263,930号;第5,281
,199号;第5,306,255号;第5,318,545号;第5,324
,518号;第5,336,194号;第5,350,360号;第5,360
,407号;第5,399,168号;第5,417,656号;第5,476
,451号;第5,503,630号;第5,520,643号;第5,527
,277号;及び、第5,527,278号、及び、欧州特許EP 228 5
3
2;及び、1982年4月14〜16日の、イリノイ州シカゴにおけるMeet
ing of the American Society for Arti
ficial Internal Organsにおいて発表された、Wign
ess他による「Biodirectional Implantable V
ascular Accsess Modality」と題する論文(1982
)を含むいくつかの特許及び刊行物に解説がある。
遠位弁を備えたカテーテルについては、米国特許第274,447号;第3,
331,371号;第3,888,249号;第4,549,879号;第4,
657,536号;第4,671,796号;第4,701,166号;第4,
705,501号;第4,759,752号;第4,846,806号;第4,
973,319号;第5,030,710号;第5,112,301号;第5,
156,600号;及び、第5,224,978号を含むいくつかの特許に解説
がある。
移植可能な透析接続部品については、米国特許第4,692,146号;第4
,892,518号;第5,041,098号;第5,180,365号;及び
、第5,350,360号を含むいくつかの特許に解説がある。
発明の要旨
本発明によれば、本来備わっている動脈の管腔及び人工動脈の管腔の両方を含
む、特に動脈管系に対する長期アクセスを可能にするのに役立つ、改良形の移植
可能血管カニューレ(動静脈(AV)シャントまたは動脈移植片のような)が得
られる。本発明のカニューレは、動脈の管腔内に移植可能な管状本体と、一方の
端部が管状本体の側壁に取り付けられたアクセス脚から構成されている。管状本
体及びアクセス脚は、両方とも、管腔を備えており、管状本体の管腔は、それが
挿入される動脈管腔の全血流を受け入れるように構成されている。従って、全体
がT字形構造をなすように管状本体に取り付けられるアクセス脚によって、血液
を抜き取るか(例えば、血液透析または他の体外処置のため)、あるいは、動脈
血流中に薬剤または他の媒質を導入するため、管状本体の管腔内にアクセスする
ことが可能になる。
動脈アクセス・カニューレは、皮下または経皮移植が可能である。経皮の意味
するところは、アクセス脚の一部が、患者の皮膚を通って外に出るので、外部薬
物ポンプ、注射器、または、他の装置を用いて直接動脈にアクセス可能になると
いうことである。もちろん、アクセス脚に止血弁を設けて、制御の効かない血液
損失を阻止するようにしなければならないのは、明らかである。通常、本発明の
カニューレの経皮的利用は短時間に限られることになる。
より通常の場合、本発明のカニューレは、皮下的利用を意図したものである。
その場合、アクセス・ポートが、アクセス脚の開放端に接続され、また、同時に
、患者の皮膚の下に移植される。アクセス・ポートは、所望の外部接続を施すた
め、アクセス・ポートに経皮的に挿入することが可能な針、管、カテーテル、及
び、他の装置に対する結合に適している。アクセス・ポートの一例としては、そ
の側面の1つに貫通可能な膜を備えた室から構成されたものがある。その室への
一時的な入口は、貫通可能な膜に針、管、または、カテーテルを貫通させること
によって形成される。
あらゆる場合に、本発明のT字形状の動脈カニューレは、先行留置カテーテル
に比べて、いくつかの点で改良されている。管状本体は、動脈内にしっかりと固
定されており、血流によって移動したり、あるいは、押し退けられることがない
。従って、カニューレの移動による血管壁の損傷は大幅に軽減される。さらに、
管状本体の管腔が、確実に、動脈の管腔の断面形状及び寸法にぴったりと一致す
る断面形状及び寸法を備えるようにすることによって、カニューレを通る血流を
いっそう円滑にすることが可能になり、同時に、血栓形成の恐れが大幅に低下す
る。
望ましい構成の場合、動脈カニューレには、アクセス脚と管状本体の間の接合
部またはその近くに隔離弁が含まれることになる。隔離弁は、管状本体の管腔と
アクセス脚の管腔の間に圧力降下がない場合、その間を閉じるか、または、その
間の血流を阻止する任意のタイプの弁とすることが可能である。従って、血液が
抜き取られていない場合、及び/または、薬剤または他の媒質が注入されていな
い場合、隔離弁は、アクセス脚の管腔を閉じて、動脈血流から隔離する。こうし
た隔離は、アクセス脚内における血栓形成及び動脈管腔内への血栓の放流の恐れ
が低下するので、重要な利点である。各使用後に、アクセス脚の管腔を抗凝固剤
で洗い流すことが望ましい。鬱血を取り除き、抗凝固剤を送り込むことによって
、血栓形成及び放流の恐れがさらに低下する。隔離弁は、スリット弁、フラップ
弁、及び、ボール弁を含むさまざまな形態をとることが可能であり、さらに、一
方向または双方向の流れを可能にするように構成することも可能である。例えば
、血液を抜き取るために用いられる動脈カニューレの場合には、管状本体からア
クセス脚への血流を可能にするが、アクセス脚から管腔へのいかなる物質の逆流
も阻止する一方向隔離弁を備えることが有利になる場合が多い。動脈に薬剤また
は他の注入剤を送り込む場合には、こうした注入を可能にするが、アクセス脚へ
の血液の逆流を阻止する一方向隔離弁を設けることが望ましい可能性がある。特
に望ましい弁は、詳細に後述される、管状本体に形成されたスリット弁である。
こうしたスリット弁を閉じると、管状本体の管腔の内部形状がかなり平滑になり
、弁によって生じる不連続面がなくなる。
動脈カニューレは、さまざまな生物学的適合性材料の任意の1つまたは組み合
わせから形成することが可能である。生物学的適合性の意味するところは、その
材料が、患者の血管系及び組織内への長期移植に適しており、免疫抗原性反応及
び炎症反応が生じないということである。通常、カニューレは、全体が、または
、部分的に、シリコン・ゴム、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリスルホン等のような、有機ポリ
マから形成される。カニューレを部分的に強化することが可能である、例えば、
アクセス脚に、周縁補強材を設けて、たわみ性をあまり減じることなく、周方向
強度を高めることが可能である。こうした補強材は、螺旋状ワイヤまたはリボン
、軸方向に間隔をあけたフープ材等の形態をとることが可能である。補強材は、
アクセス脚を成形して、周縁波形、すなわち、その全長または一部に沿った複数
の軸方向に間隔をあけた周縁リブを取り入れることによって得ることが可能であ
る。あらゆる場合に、アクセス脚及び管状本体の内腔は、血流の妨げにならない
ように、できるだけ平滑な状態を保つことが望ましい。
動脈カニューレの管状本体は、本来備わっている(自然)動脈及び移植される
人工動脈を含むさまざまな動脈内への移植に適合する寸法を備えている。カニュ
ーレが移植される可能性のある最も一般的な本来の動脈には、近位尺骨動脈、近
位撓骨動脈、上腕動脈、腋窩動脈、及び、鎖骨下動脈が含まれる。移植される人
工動脈には、バイパス、シャント(例えば、AVシャント)、動脈移植片等が含
まれる。本来の動脈と移植される人工動脈は、両方とも、管腔を備えており、本
明細書において「動脈管腔」で表そうとしているのは、こうした両方の管腔のこ
とである。
一般に、管状本体の長さは、10mm〜50mmの範囲になり、外径は3mm
〜10mmの範囲になる。管状本体の管腔の直径は、一般に、1mm〜8mmの
範囲になる。アクセス脚は、通常、長さが25mm〜700mmの範囲で、外径
が3mm〜10mmの範囲になる。アクセス脚の管腔の直径は、一般に、2mm
〜8mmの範囲になる。
本発明の望ましい態様の場合、動脈カニューレのアクセス脚の少なくとも一部
が、十分な柔軟性を備えているので、アクセス脚から伝達される力が管状本体に
戻ることはほとんどない。動脈カニューレを適正に機能させるには、管状本体が
、動脈の管腔内において適正なアライメントを保つことが重要である。これは、
管状本体に隣接したアクセス脚の少なくとも一部を曲げ剛性が弱くなるように製
作することによって実現することが可能である。対照的に、アクセス管の周方向
強度は、少なくとも、その管腔の開通性を−250mmHg未満、できれば、−
400mmHg未満の内部圧に維持するのに十分な、比較的高い状態に保つこと
が望ましい。上述の螺旋状補強材設計の利用は、アクセス脚の十分なたわみ性を
確保し、その一方で、十分な強度を確実に保持できるようにするのに役立つ。
本発明の第1の特定の態様の場合、体外血液処理を実施するためのシステムは
、上述の動脈カニューレと静脈管腔内に移植可能な静脈カニューレとの組み合わ
せから構成される。静脈カニューレは、やはり、アクセス脚を備えているが、通
常、従来の留置カテーテル、または、ほぼ自由なまたは制限のないやり方で静脈
管腔内に納められたカニューレの遠位部分の形態をなしている。従来の留置カニ
ューレの静脈血管系における利用には問題がある。通常、本発明のシステムの動
脈カニューレ及び静脈カニューレには、両方とも、さらに、カテーテルに接続し
て、体外回路を完成することを意図されたアクセス・ポートが含まれることにな
る。こうしたアクセス・ポートは、ほぼ従来の構造を備えることが可能であり、
ほぼ
従来のやり方で、体外処理回路に接続することが可能である。
もう1つの態様の場合、本発明は、動脈の管腔内に動脈アクセス・カニューレ
を移植するための方法から構成される。この方法には、動脈を手術によって露出
させ、その壁に切開を施すことが含まれる。アクセス・チャネルの管状本体は、
切開創から動脈の管腔内に挿入される。管状本体の管腔は、周方向において均一
に動脈管腔とのアライメントがとられ、その後、切開創が閉じられる。場合によ
っては、管状本体のいずれか任意の端部にフレア状部分を設け、オプションで、
そのフレア状部分を動脈内に連結することによって、さらに、カニューレを固定
することも可能である。その方法には、さらに、動脈の断面寸法を決定し、動脈
の管腔の断面寸法とほぼ等しい断面寸法を備えた管状本体を選択する初期ステッ
プを含めることが可能である。この方法には、さらに、皮下に動脈ポートを挿入
するステップを含めることも可能であり、この場合、動脈ポートは動脈アクセス
・カニューレのアクセス脚に接続されるか、または、接続可能である。動脈ポー
トは、動脈カニューレと同じ切開創から挿入することが可能である。代替案とし
て、第1の切開創から遠くに形成された第2の切開創から動脈ポートを挿入し、
その後、2つの切開層の間に皮下経路を形成することによって、アクセス脚に接
続することも可能である。
この方法には、さらに、手術によって静脈を露出させ、それに静脈カニューレ
を挿入することによって、静脈カニューレの挿入を行うステップを含めることも
可能である。次に、所望の皮下アクセス・アセンブリを形成するために、同じ外
科的切開創または異なる外科的切開創から静脈ポートを挿入することが可能であ
る。動脈カニューレと静脈カニューレの両方を挿入したことによって、患者は、
血液透析または他のさまざまな体外処理による理学療法に対するアクセスの準備
が整ったことになる。
本発明のさらにもう1つの態様では、皮下に移植され、管状本体が動脈管腔内
に配置されている動脈カニューレのアクセス脚に第1のカテーテルを経皮的に取
り付けることによって、体外血液処置を施す方法が得られる。さらに、第2のカ
テーテルが、皮下に移植された静脈アクセス・カテーテルに経皮的に取り付けら
れて、血液が第1のカテーテルから体外回路を経て第2のカテーテルへと循環す
ることが可能になる。一般に、例えば、針または針の送り込まれるカテーテルを
従来のアクセス・ポートの膜に通すことによって、第1及び/または第2のカテ
ーテルを経皮的に貫通させ、アクセス脚に対する接続が行われる。体外回路は、
血液透析器とすることが可能であり、その方法は、さらに、血液の循環を停止さ
せるステップと、少なくとも動脈カニューレのアクセス脚に抗凝固流体をを充填
するステップを含むことが可能である。
本発明のさらにもう1つの態様の場合、動脈内に流体媒質を投与する方法は、
皮下に移植され、た管状本体が動脈管腔内に移植されている動脈カニューレのア
クセス脚に針または針の送り込まれるカテーテルを経皮的に取り付けることが含
まれる。次に、流体媒質が、針またはカテーテルを介してアクセス脚内に注入さ
れ、そこから管状本体の管腔内に送り込まれる。流体媒質は、通常、薬物になる
が、動脈血流に送り込まれる診断用試薬または他の一般的な作用薬とすることも
可能である。
図面の簡単な説明
図1には、血管構造内に移植された本発明の望ましい実施形態の透視図が示さ
れている。
図2には、本発明の望ましい実施形態の断面図が示されている。
図3には、閉位置についた本発明の望ましい実施形態の弁の断面図が示されて
いる。
図4には、開位置についた本発明の望ましい実施形態の弁の断面図が示されて
いる。
図5及び6は、それぞれ、本発明の動脈カニューレまたは静脈カニューレに利
用することが可能な経皮的アクセス・ポートの平面図及び側面図である。
図7は、図5の7−7線に沿って描かれた断面図である。
図8は、図5の8−8線に沿って描かれた断面図である。
図9は、本発明の原理に基づいて構成された動脈カニューレの第2の実施形態
の等角図である。
図10は、部分断面図で示した図9のカニューレの管状本体の詳細図である。
図11には、図9の動脈カニューレの組織への皮下移植が示されている。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1を参照すると、動脈管腔20内に移植された、本発明の原理に基づいて構
成された動脈カニューレ10が示されている。カニューレは、全体が「T」字の
ような形状であり、2つの主たるセクション、すなわち、管状本体25とアクセ
ス脚30から構成されている。血管内の管25は、両端部が開放された単一管腔
26を備える細長い管である。管腔20内に移植されると、管状本体25は、血
管構造20における血流の方向によって決まる、上流端27と下流端28を備え
ることになる。図1の場合、血流の方向は、矢印21によって示されている。た
だし、カニューレは、どちらの方向にも移植することできる。
アクセス脚30は、単一管腔31を備えた細長い管である。アクセス脚の遠位
端32は、管状本体25のほぼ中央点近くに接続される。アクセス脚30は、9
0度の角度を含む任意の角度で管状本体25から延びることが可能であるが、カ
ニューレ10のアクセス脚30は、管状本体25から、管状本体25の上流端2
7に向かって傾斜した方向に延びるのが望ましい。アクセス脚30と管状本体2
5の上流端27の間に形成される角度は、鋭角である。アクセス脚30と血管内
の管25の下流端28の間に形成される角度は、鈍角である。アクセス脚30と
管状本体25の上流端27の間における望ましい角度は、30°〜60°の間で
あり、通常は約45度である。
弁40は、アクセス脚30の遠位端32と管状本体25の間の接続点に配置す
るのが望ましい。望ましい弁40は、スリット弁である。こうした弁は、当該技
術において周知のところである。図3に最も明確に示すように、スリット弁は、
膜41を部分的に横切って延び、膜41を完全に貫通するスリット42を備えた
膜41から構成される。膜41は、膜41の両側に十分な差圧が生じて、図1に
示すようにスリット42が開く場合を除いて、アクセス脚30の管腔31を通る
流体流を阻止する働きをする。膜41は、薄膜41の血管構造に向けて配置され
る側が、血管内の管25の内壁とほぼ面一になるように配置される。カテーテル
10が用いられない場合、弁40の膜41及び管状本体25の内表面は、動脈管
腔を通る通常の血流に最小限の影響しか及ぼさない連続した管を形成する。
望ましい実施形態の場合、膜41は、管状本体25の側壁の一部から構成され
る。弁40を造るため、管状本体25の側壁に、アクセス脚30の接続点に対応
するスリット42が切り込まれる。このようにすることによって、弁を閉じると
、管状本体25の内表面は、通常の血流に対して最小限の影響しか及ぼさない連
続した平滑な表面になる。弁40を開くと、管腔31及びアクセス脚30と血管
内にある管25の管腔26との間に流体流が生じる。
管状本体25の外周には、カニューレ10を血管構造20内の所定位置に保持
するための拡大された顎29が設けられている。これら拡大された顎29は、そ
れぞれ、管状本体25の上流端27及び下流端28に近接して配置することが可
能である。拡大された顎29は、動脈管腔20の壁を結果としてわずかに広げる
ことになる拡大された外周を備えており、これによって、ぴったりとはめること
が可能になるが、動脈壁の生活力が継続して妨げられることはない。拡大された
外径の追加領域(不図示)は、管状本体25の外表面に沿って間隔をあけて配置
することが可能である。動脈壁と管状本体25との嵌合は、動脈壁と管状本体2
5の外表面との間に血液が通らないようにするのに十分なほどぴったりとしてい
なければならない。オプションとして、拡大された顎29に隣接して、動脈の外
壁にタイまたはクランプ(不図示)を取り付けて、カニューレ10を所定位置に
保持することも可能である。動脈管腔に流れる全ての血液が、管状部材25の管
腔26を通るべきである。
使用時、カニューレ10のアクセス脚30の近位端33は、皮下ポートに接続
することもできるし、あるいは、経皮的に延びる(すなわち、皮膚を通る)こと
も可能である。カニューレ10は、間欠的な血管へのアクセスを必要とするか、
または、容易にする装置に用いるのに適している。本発明のカニューレ10は、
血液透析における動脈へのアクセスにとりわけ有効であるが、これは、こうした
処置が大量の血流を必要とし、長い時間期間にわたって比較的頻繁な血管へのア
クセスを必要とするためである。こうした利用の場合には、2つのカニューレ1
0を手術によって移植することが可能である。その装置の一方は動脈内に移植さ
れる。もう一方は静脈内に移植される。しかし、静脈へのアクセスのほうがより
実施しやすいので、通常、従来の留置カテーテルは静脈へのアクセスに用いられ
ることになる。こうして、静脈と動脈の両方の循環系へのアクセスが、フィステ
ルでつながずに、別個に行われることになる。動脈と静脈の間をフィステルで接
続することになる現行のシャントの利用法は、より広い範囲にわたる外科的処置
が必要になるだけでなく、必要とされる心拍出量の増大、動脈圧波による静脈へ
の損傷、及び、頻繁なシャントの閉塞または血栓形成を含む問題も伴うことにな
る。
血液透析時、血液は、動脈内に移植された動脈カニューレ10から抜き取られ
て、体外透析回路の処理を受ける。抜き取りは、スリット弁40が開くまで、カ
ニューレ10のアクセス脚30を減圧することによって行われ、血液は、管状本
体25からアクセス脚30に流入する。処理済みの血液は、静脈内に移植された
カニューレに戻される。透析処理が完了すると、カニューレ10のアクセス脚3
0には、アクセス脚30の血栓形成及び閉塞を防止するため、抗凝固流体が充填
される。同様のプロセスを血しょう交換または交換輸血処置に用いることが可能
である。さらに、単一動脈カニューレ10は、動脈または静脈への薬物の頻繁な
投与または大量の流体注入に利用することが可能である。
動脈カニューレ10の外科的移植は簡単な方法である。選択された動脈の位置
を突き止めて、隔離し、管腔壁に小さい切開創を形成する。この切開創にカニュ
ーレ10の管状本体25を挿入し、アクセス脚30が切開創を通って管腔から突
き出すようにする。次に、アクセス脚30のまわりにぴったりと合うように、切
開創が縫合される。次に、カニューレ10のアクセス脚30の近位端33が、皮
下ポート(後述する)または間欠的な血管へのアクセスを必要とする他の装置に
取り付けられる。
カニューレ10の製造には、当該技術において周知の構造材料を用いることが
可能である。しかし、カニューレ10と接触する壁は、生活力をとどめるように
意図されているので、管状本体25は動脈壁20に生物学的に適合することが特
に重要である。大部分の先行技術によるカテーテルとは異なり、カニューレ10
は血管内にある距離だけ押し込むように、あるいは、ねじ込むように設計されな
いので、カニューレのアクセス管は、比較的たわみ性の材料で構成することが可
能である。これは、周方向強度を維持するため、カニューレ10の壁内にバネま
たは他の補強部材(不図示)を含むことによって実施可能である。管状本体の構
造材料は、アクセス脚30と管状本体との間の望ましい角度を維持するのに十分
な剛性を備えているべきである。カテーテル10の寸法は、アクセスすべき血管
構造20のサイズによって決まる。一般に、管状本体25の外径が3〜10mm
の間で、壁厚は約0.5〜1mmのため、管腔26の直径は1〜8mmの間にな
る。管状本体25の上流端27から下流端28までの一般的な長さは、10〜5
0mmの間である。拡大された顎29の外表面の最大直径は、拡大された顎29
の存在しない場合の管状本体25の直径より約30パーセント大きくなる。アク
セス脚の長さ及びたわみ性は、カテーテル10の利用法によって異なる可能性が
ある。皮下ポートに用いる場合、アクセス脚30の長さは、約25〜700mm
で、通常、約100mmあればほぼ十分である。
次に、図5〜8を参照すると、典型的な移植可能ポート100が示されている
。移植可能ポート100は、上述の動脈カニューレ10、または、さらに詳細に
後述する、静脈アクセス用システムに利用可能なより一般的な留置カニューレと
共に用いることが可能である。ポート100には、周囲壁126によって底面と
側面が形成された、単一の血液室125が含まれている。ポート100には、さ
らに、壁126と、交換可能な隔膜127を所定位置に保持するカバー120が
含まれている。必要があれば、カバー120を外して、隔膜127を交換するこ
とが可能である。ポート100の底面129は、一般に、縫合を利用して、ポー
トをその下にある組織に固定することができるようにする、アパーチャを備えた
フランジを備えている。室125の一方の端部で開放されたコネクタ128は、
上述の動脈カニューレ10の一部を形成するアクセス脚30の自由端に接続可能
である。
次に図9及び10を参照し、本発明の原理に基づいて構成された動脈カニュー
レ200の代替実施形態について説明することにする。カニューレ200には、
管状本体202とアクセス脚204の両方が含まれている。アクセス脚204に
は、所望のたわみ性を減じることなく、脚にかなりの周方向強度をもたらす、複
数の周縁リブまたは波形206を備える管状本体202に隣接した部分が含まれ
ている。アクセス脚204の残りの部分には、より大きいセクション208が含
まれており、遠位端210は、前述のようにコネクタ128で血管ポート100
に取り付けるのに適している。
管状本体202には、本体部分232と分岐部分234を含む成形挿入物23
0が含まれている。先行実施形態に関して概略を説明したように、分岐部分23
4の端部には、隔離弁236が形成されている。外部本体238を重ねて成形し
て、管状本体202がアクセス脚206の隣接端部に接続される。通常、チタン
管240が、アクセス脚206と分岐部分234の端部との接合部内に配置され
る。この管は、チタンまたは他の生物学的適合性金属とすることが可能である。
挿入物230は、一般に、40D〜50Dのシリコン・ゴムといった比較的軟質
の材料から形成される。管状本体202の外側部分238は、50Dシリコン・
ゴムのような同様の材料から形成される。アクセス管は、40D〜50Dの硬さ
を備えたシリコンから形成することも可能である。従来の成形技法を利用して、
これらの全ての部品を形成することが可能である。
次に図11を参照すると、まず、手術によって動脈を露出させ、その後、動脈
の側面に切開創を形成することによって、動脈カニューレ200の管状本体20
2を動脈A内に移植することが可能になる。管状本体202を切開創から挿入し
、動脈管腔内に管状本体を保持するため、切開創に縫合が施される。次に、アク
セス脚204が動脈ポート100を移植すべき位置まで移動させられる。動脈カ
ニューレ200と動脈ポート100のアセンブリ全体を、単一切開創内にまとめ
て移植することができるという点に留意されたい。代替案として、動脈カニュー
レ200と動脈ポート100を別個に移植し、それらの間にアクセス脚204を
別個に配置することも可能である。
上記発明の説明は、明確な理解を得るため、図解及び例示を駆使してある程度
詳細に行われたが、付属の請求項の範囲内において、いくつかの変更及び修正を
加えることができるのは明白である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,
CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G
E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,
MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK
,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN
(72)発明者 バーバンク,ジェフリー・エイチ
アメリカ合衆国・01921・ミシシッピー
州・ボックスフォード・サンライズ ロー
ド・18
(72)発明者 ブルガー,ジェームス・エム
アメリカ合衆国・01950・ミシシッピー
州・セメタリーヒル・ヒルサイド アヴェ
ニュ・5ビイ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.体外血液処理を実施するためのシステムであって、 動脈管腔内に移植するようになっている管状本体と第1の端部が管状本体の接 合部に接続された管状アクセス脚とを備え、管状本体の管腔を通って流れる血液 をアクセス脚から選択的に流出させることができる動脈カニューレと、 静脈管腔内に移植することができ、血液を静脈管腔に選択的に戻すことができ るアクセス脚を備えている静脈カニューレと が含まれていることを特徴とするシステム。 2.さらに、動脈カニューレのアクセス脚の第2の端部に接続されて、経皮的 に取り付けられる動脈カテーテルを受けるようになっている動脈ポートが含まれ ていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 3.さらに、静脈カニューレのアクセス脚の端部に接続されるようになってい る静脈ポートが含まれていることを特徴とする請求項2に記載のシステム。 4.静脈カニューレが、アクセス脚を備え、静脈管腔内に自由に移植されるよ うになっていることを特徴とする請求項3に記載のシステム。 5.管状本体が、10mm〜50mmの範囲の長さと、3mm〜10mmの範 囲の外径を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 6.アクセス脚が、25mm〜700mmの範囲の長さと、3mm〜10mm の範囲の外径を備えていることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 7.アクセス脚の少なくとも一部が、十分な柔軟性を備えているので、アクセ ス脚を介して管状本体にほとんど力が伝わらないことを特徴とする請求項1に記 載のシステム。 8.管状本体に隣接したアクセス脚の少なくとも一部が、隣接する管状本体よ りも低い曲げ剛性を備えていることを特徴とする請求項7に記載のシステム。 9.アクセス脚の前記一部が、−250mmHgの内圧に耐えるのに十分な周 方向強度を備えていることを特徴とする請求項8に記載のシステム。 10.管状本体に周縁強化が施されていることを特徴とする請求項1に記載の システム。 11.周縁補強材が、螺旋状ワイヤまたは周縁波形から構成されることを特徴 とする請求項10に記載のシステム。 12.アクセス脚に周縁強化が施されていることを特徴とする請求項1に記載 のシステム。 13.周縁補強材が、螺旋状ワイヤまたは周縁波形から構成されることを特徴 とする請求項12に記載のシステム。 14.さらに、接合部に圧力応答弁を備え、弁の両側に圧力差がない場合には 、弁によって接合部を横切る血流が阻止されることを特徴とする請求項1に記載 のシステム。 15.弁の構造が血管の管腔内に入り込まないようにして、管状本体に弁が組 み込まれることを特徴とする請求項14に記載のシステム。 16.弁が、接合部において管状本体に形成されたスリット弁であることを特 徴とする請求項15に記載のシステム。 17.動脈カニューレであって、 第1の端部と第2の端部を備えた管状本体と、 両端部の間に設けられ、動脈管腔の内部に移植されるようになっている管腔と 、 接合部において管状本体に接続される第1の端部、第2の端部、両端部の間の 管腔を備える管状アクセス脚と を備え、管状アクセス脚が接合部において管状本体と流体で結合することを特徴 とする動脈カニューレ。 18.管状本体が、10mm〜50mmの範囲の長さと、3mm〜10mmの 範囲の外径を備えていることを特徴とする請求項17に記載の動脈カニューレ。 19.アクセス脚が、25mm〜700mmの範囲の長さと、3mm〜10m mの範囲の外径を備えていることを特徴とする請求項18に記載の動脈カニュー レ。 20.アクセス脚の少なくとも一部が、十分な柔軟性を備えており、アクセス 脚を介して管状本体にほとんど力が伝わないことを特徴とする請求項17に記載 のシステム。 21.管状本体に隣接したアクセス脚の少なくとも一部が、隣接する管状本体 よりも低い曲げ剛性を備えていることを特徴とする請求項20に記載のシステム 。 22.アクセス脚の前記一部が、−250mmHgの内圧に耐えるのに十分な 周方向強度を備えていることを特徴とする請求項21に記載のシステム。 23.管状本体に周縁強化が施されていることを特徴とする請求項17に記載 のシステム。 24.周縁補強材が、螺旋状ワイヤまたは周縁波形から構成されることを特徴 とする請求項23に記載のシステム。 25.アクセス脚に周縁強化が施されていることを特徴とする請求項23に記 載のシステム。 26.周縁補強材が、螺旋状ワイヤまたは周縁波形から構成されることを特徴 とする請求項25に記載のシステム。 27.さらに、接合部に圧力応答弁が含まれ、弁の両側に圧力差がない場合に は、弁によって接合部を横切る血流が阻止されることを特徴とする請求項17に 記載のシステム。 28.弁の構造が血管の管腔内に入り込まないようにして、管状本体に弁が組 み込まれることを特徴とする請求項27に記載のシステム。 29.弁が、接合部において管状本体に形成されたスリット弁であることを特 徴とする請求項28に記載のシステム。 30.動脈の管腔内に動脈アクセス・カニューレを移植する方法であって、 手術によって動脈を露出させ、 動脈の壁に切開創を形成し、 切開層から動脈の管腔内にアクセス・カニューレの管状本体を挿入して、管状 本体の管腔を動脈の管腔に並べ、カニューレのアクセス脚が切開層を通るように 配置し、 切開創を閉じて、管状本体を動脈管腔内に固定する方法。 31.動脈が、近位尺骨動脈、近位撓骨動脈、上腕動脈、腋窩動脈、鎖骨下動 脈、及び、人工動脈から構成されるグループから選択されることを特徴とする請 求項10に記載の方法。 32.管状本体の管腔が、血管の管腔とほぼ等しい断面寸法を備えるように選 択されることを特徴とする請求項30に記載の方法。 33.さらに、動脈の断面寸法を決定するステップと、動脈の管腔とほぼ等し い断面寸法を備えた管状本体を選択するステップが含まれていることを特徴とす る請求項32に記載の方法。 34.管状本体が、10mm〜50mmの範囲の外径と、3mm〜10mmの 範囲の長さを備えていることを特徴とする請求項30に記載の方法。 35.さらに、動脈ポートを皮下に取り付け、動脈ポートが動脈アクセス・カ ニューレのアクセス脚に接続されるか、または、接続可能であることを特徴とす る請求項30に記載の方法。 36.動脈ポートが切開創へ挿入されることを特徴とする請求項35に記載の 方法。 37.動脈ポートが、第1の切開創から離れた第2の切開創に挿入され、その 後、動脈アクセス・カニューレのアクセス脚に接続されることを特徴とする請求 項35に記載の方法。 38.さらに、手術によって静脈を露出させ、 静脈の壁から静脈カニューレを挿入し、 静脈ポートを皮下的に挿入し、静脈ポートが静脈カテーテルに接続されるか、 または、接続可能であることを特徴とする請求項30に記載の方法。 39.静脈カニューレ及び静脈ポートが単一切開創から挿入されることを特徴 とする請求項38に記載の方法。 40.静脈カニューレ及び静脈ポートが独立した切開創から挿入され、その後 で接続されることを特徴とする請求項38に記載の方法。 41.体外血液処理を実施する方法であって、 皮下に移植され、管状本体が動脈管腔内に配置されている動脈カニューレのア クセス脚に第1のカテーテルを経皮的に取り付け、 皮下に移植された静脈アクセス・カニューレに第2のカテーテルを経皮的に取 り付け、 第1のカテーテルから体外回路を経て第2のカテーテルへと血液を循環させる 方法。 42.動脈管腔が、近位尺骨動脈、近位撓骨動脈、上腕動脈、腋窩動脈、鎖骨 下動脈、及び、人工動脈から構成されるグループから選択される動脈内に存在す ることを特徴とする請求項41に記載の方法。 43.管状本体の管腔が、動脈管腔の断面寸法にほぼ等しい断面寸法を備える ように選択されることを特徴とする請求項41に記載の方法。 44.管状本体が、10mm〜50mmの範囲の外径と、3mm〜10mmの 範囲の長さを備えていることを特徴とする請求項41に記載の方法。 45.針または針の送り込まれるカテーテルを通して、アクセス脚に取り付け ることによって、少なくとも第1のカテーテルに対するアクセスが行われること を特徴とする請求項41に記載の方法。 46.アクセス脚に貫通可能な膜を備えたポートが含まれ、針または針の送り 込まれるカテーテルがその膜に通されることを特徴とする請求項45に記載の方 法。 47.体外回路が血液透析回路または血しょう交換回路であることを特徴とす る請求項41に記載の方法。 48.さらに、循環を停止させ、少なくとも動脈カニューレに抗凝固流体を充 填することが含まれることを特徴とする請求項41に記載の方法。 49.抗凝固流体が、アクセス脚の遠位端近くに配置された弁によってカニュ ーレ内に保持されることを特徴とする請求項48に記載の方法。 50.動脈内に流体媒質を投与する方法であって、 皮下に移植され、管状本体が動脈管腔内に配置されている動脈カニューレのア クセス脚に、針または針の送り込まれるカテーテルを経皮的に取り付け、 針または針の送り込まれるカテーテルを介して、アクセス脚、及び、管状本体 の管腔を通る血液に流体媒質を注入することを特徴とする方法。 51.動脈が、近位尺骨動脈、近位撓骨動脈、上腕動脈、腋窩動脈、鎖骨下動 脈、及び、人工動脈から構成されるグループから選択されることを特徴とする請 求項50に記載の方法。 52.管状本体の管腔が、血管の管腔とほぼ等しい断面寸法を備えるように選 択されることを特徴とする請求項50に記載の方法。 53.管状本体が、10mm〜50mmの範囲の外径と、3mm〜10mmの 範囲の長さを備えていることを特徴とする請求項50に記載の方法。 54.弁が、管状本体に隣接したアクセス脚の端部に配置されることを特徴と する請求項50に記載の方法。 55.弁が、カニューレの遠位端近くを横切って延びるスリット弁であること を特徴とする請求項54に記載の方法。 56.さらに、薬物が送り込まれていない場合、カニューレのアクセス脚に抗 凝固流体を充填することが含まれることを特徴とする請求項55に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/539,105 | 1995-10-04 | ||
US08/539,105 US5807356A (en) | 1994-01-18 | 1995-10-04 | Catheter with valve |
PCT/US1996/015896 WO1997012643A1 (en) | 1995-10-04 | 1996-10-03 | Subcutaneously implanted cannula and method for arterial access |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11513284A true JPH11513284A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=24149801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9514437A Ceased JPH11513284A (ja) | 1995-10-04 | 1996-10-03 | 皮下に移植されるカニューレ及び動脈へのアクセス方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5807356A (ja) |
EP (1) | EP1007128A4 (ja) |
JP (1) | JPH11513284A (ja) |
AU (1) | AU7389196A (ja) |
WO (1) | WO1997012643A1 (ja) |
Families Citing this family (46)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6053901A (en) * | 1994-01-18 | 2000-04-25 | Vasca, Inc. | Subcutaneously implanted cannula and method for arterial access |
US6607698B1 (en) * | 1997-08-15 | 2003-08-19 | Therox, Inc. | Method for generalized extracorporeal support |
US6022441A (en) * | 1996-12-27 | 2000-02-08 | Kawasumi Laboratories, Inc. | Medical device having a branch and process for producing the same |
US6090067A (en) * | 1998-02-19 | 2000-07-18 | Carter; Bruce C. | Surface access hemostatic valve |
US6095997A (en) * | 1998-03-04 | 2000-08-01 | Corvascular, Inc. | Intraluminal shunt and methods of use |
US6261257B1 (en) | 1998-05-26 | 2001-07-17 | Renan P. Uflacker | Dialysis graft system with self-sealing access ports |
ATE347333T1 (de) | 1998-09-21 | 2006-12-15 | Metz Katharina | Prothesen-schlauchverbindung |
US6592564B2 (en) | 1999-07-23 | 2003-07-15 | Vasca, Inc. | Methods and kits for locking and disinfecting implanted catheters |
US6685694B2 (en) | 1999-07-23 | 2004-02-03 | Vasca, Inc. | Methods and kits for locking and disinfecting implanted catheters |
US6679870B1 (en) | 1999-07-23 | 2004-01-20 | Vasca, Inc. | Methods and kits for locking and disinfecting implanted catheters |
AU7368700A (en) * | 1999-09-09 | 2001-04-10 | Corvascular, Inc. | Bifurcated shunt drug delivery system and methods of use |
US6319226B1 (en) | 1999-09-20 | 2001-11-20 | Scimed Life Systems, Inc. | Implantable vascular access device |
US6346084B1 (en) * | 2000-01-10 | 2002-02-12 | Dsu Medical Corporation | Measuring vascular access pressure |
US20050043703A1 (en) * | 2003-08-21 | 2005-02-24 | Greg Nordgren | Slit valves for catheter tips and methods |
JP2003530914A (ja) | 2000-04-14 | 2003-10-21 | アルファポート エルエルシー | 皮下アクセスポート |
US6626872B1 (en) * | 2000-09-12 | 2003-09-30 | Jose A. Navia | Perfusion cannula |
DE10104806A1 (de) * | 2001-01-26 | 2002-08-14 | Univ Eberhard Karls | Gefäßprothese |
US6682498B2 (en) | 2001-03-22 | 2004-01-27 | Vasca, Inc. | Methods and systems for subcutaneous graft implantation |
DE10256508A1 (de) * | 2002-12-04 | 2004-06-24 | Universität Zu Lübeck | Konnektor für die Arterienkanülierung von Herz-Lungenmaschinen |
US20040116844A1 (en) * | 2002-12-12 | 2004-06-17 | Piolax Medical Devices, Inc. | Catheter for use in peritoneovenous shunt |
US20040193118A1 (en) * | 2003-03-25 | 2004-09-30 | Bergeron Brian J. | Valved hub for a catheter |
GB2421185B (en) * | 2004-08-18 | 2010-12-15 | Ahmad Al Khaddour | T shaped tubing for coronary anastomosis |
US20060095021A1 (en) * | 2004-11-02 | 2006-05-04 | Casas-Bejar Jesus W | Introduction of agent with medical device |
US8002730B2 (en) | 2005-04-29 | 2011-08-23 | Medtronic, Inc. | Anti-thrombogenic venous shunt system and method |
JP2009515598A (ja) * | 2005-11-10 | 2009-04-16 | フェイズ ワン メディカル リミテッド ライアビリティ カンパニー | カテーテル装置 |
US9192755B2 (en) | 2005-11-10 | 2015-11-24 | Phase One Medical, Llc | Catheter device |
US8007488B2 (en) | 2005-11-10 | 2011-08-30 | Phase One Medical Llc | Catheter device |
US20080082036A1 (en) * | 2006-04-25 | 2008-04-03 | Medtronic, Inc. | Cerebrospinal fluid shunt having long term anti-occlusion agent delivery |
US8167847B2 (en) | 2006-06-22 | 2012-05-01 | Excelsior Medical Corporation | Antiseptic cap and antiseptic cap equipped plunger and syringe barrel assembly |
US20090171303A1 (en) * | 2007-12-27 | 2009-07-02 | Loiterman David A | Fixed- or Variable-Length, Wire-Reinforced Catheter and Method of Adaptation |
EP2477558B1 (en) | 2009-09-14 | 2016-08-10 | CircuLite, Inc. | Endovascular anastomotic connector device and delivery system |
US8251943B1 (en) | 2010-01-06 | 2012-08-28 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Vascular shunt |
JP4815024B1 (ja) | 2010-07-02 | 2011-11-16 | 日機装株式会社 | 人工血管および人工血管のアクセスポート |
ES2969696T3 (es) | 2012-04-06 | 2024-05-22 | Bard Inc C R | Método para formar un catéter de extremo cerrado |
CN104208799A (zh) * | 2014-10-02 | 2014-12-17 | 青岛大学附属医院 | 一种调节和分配灌注血流量的颈总动脉插管及应用 |
CN104258495A (zh) * | 2014-10-02 | 2015-01-07 | 黄强 | 一种体外循环期间无灌注缺血区域的股动脉插管及应用 |
CN104208800A (zh) * | 2014-10-02 | 2014-12-17 | 黄强 | 能减少大脑或肢体缺血时间的颈动脉和股动脉插管及应用 |
CN104225766A (zh) * | 2014-10-02 | 2014-12-24 | 黄强 | 能减少大脑或肢体缺血时间的颈动脉和腋动脉插管及应用 |
CN104208802A (zh) * | 2014-10-02 | 2014-12-17 | 黄晓 | 一种无灌注缺血区域的腋动脉和股动脉插管及应用 |
CN104208798A (zh) * | 2014-10-02 | 2014-12-17 | 黄晓 | 体外循环期间无灌注缺血区域的腋动脉插管及应用 |
CN104225759A (zh) * | 2014-10-02 | 2014-12-24 | 黄强 | 血流量分配和调节的动脉灌注用插管及应用 |
WO2016183145A1 (en) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Access For Life, Inc. | Vascular access device |
US10456570B2 (en) | 2015-06-11 | 2019-10-29 | Proviflo, Llc | Graft-port hemodialysis systems, devices, and methods |
WO2018087642A1 (en) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | Empire Technology Development Llc | Systems and methods for reservoir with inlet-outlet connectors having unidirectional valves |
US20190308004A1 (en) * | 2018-04-04 | 2019-10-10 | Marius Saines | Low profile self-sealing access port |
US20200246605A1 (en) * | 2019-02-04 | 2020-08-06 | Shelly SEGAL-FINKLER | T-shaped catheter |
Family Cites Families (71)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US274447A (en) * | 1883-03-20 | William-kentish | ||
GB489316A (en) * | 1936-05-05 | 1938-07-25 | Davis & Geck Inc | Improvements in or relating to devices for use in surgery |
US3331371A (en) * | 1965-03-09 | 1967-07-18 | Prosit Service Corp | Catheter having internal flow valve at distal end thereof |
US3516408A (en) * | 1967-09-21 | 1970-06-23 | Vincent L Montanti | Arterial bypass |
US3699956A (en) * | 1970-10-01 | 1972-10-24 | Tecna Corp | Percutaneous lead device |
US3826257A (en) * | 1972-07-14 | 1974-07-30 | T Buselmeier | Prosthetic shunt |
US3924632A (en) * | 1972-12-07 | 1975-12-09 | William A Cook | Fiber glass reinforced catheter |
US3888249A (en) * | 1973-11-02 | 1975-06-10 | David L Spencer | Arterial infusion catheter |
US4108173A (en) * | 1977-04-11 | 1978-08-22 | General Atomic Company | Blood access device |
US4428364A (en) * | 1979-04-11 | 1984-01-31 | Dow Corning Corporation | Self-sealing injection button and method of making same |
US4657536A (en) * | 1979-04-13 | 1987-04-14 | Regents Of The University Of Minnesota | Check valve catheter |
US4256102A (en) * | 1979-05-14 | 1981-03-17 | Monaco Anthony P | Subcutaneous dialysis system |
US4496350A (en) * | 1980-04-08 | 1985-01-29 | Renal Systems, Inc. | Blood access device |
US4484912A (en) * | 1980-06-09 | 1984-11-27 | Bentley Laboratories | Atraumatic blood access device sealing mechanism |
US4400169A (en) * | 1980-10-27 | 1983-08-23 | University Of Utah Research Foundation | Subcutaneous peritoneal injection catheter |
US4405305A (en) * | 1980-10-27 | 1983-09-20 | University Of Utah Research Foundation | Subcutaneous peritoneal injection catheter |
US4441215A (en) * | 1980-11-17 | 1984-04-10 | Kaster Robert L | Vascular graft |
US4421507A (en) * | 1980-12-24 | 1983-12-20 | Carbomedics, Inc. | Plug-type fluid access devices |
US4417888A (en) * | 1982-03-15 | 1983-11-29 | Renal Systems, Inc. | Percutaneous implant |
US4705501A (en) * | 1982-04-12 | 1987-11-10 | Regents Of The University Of Minnesota | Bi-directional, anti-reflux vascular access system |
US4638803A (en) * | 1982-09-30 | 1987-01-27 | Rand Robert W | Medical apparatus for inducing scar tissue formation in a body |
US4549879A (en) * | 1983-05-03 | 1985-10-29 | Catheter Technology Corporation | Valved two-way catheter |
US4701166A (en) * | 1983-05-03 | 1987-10-20 | Catheter Technology Corp. | Valved two-way catheter |
US4671796A (en) * | 1983-05-03 | 1987-06-09 | Catheter Technology Corp. | Valved two-way catheter |
US4543088A (en) * | 1983-11-07 | 1985-09-24 | American Hospital Supply Corporation | Self-sealing subcutaneous injection site |
US4634422A (en) * | 1984-05-31 | 1987-01-06 | Adrian Kantrowitz | Percutaneous access device and method for implanting same |
JPH0823769B2 (ja) * | 1984-08-22 | 1996-03-06 | 神鋼電機株式会社 | 無人誘導車 |
US4639247A (en) * | 1984-11-02 | 1987-01-27 | Carbomedics, Inc. | Percutaneous access device |
US4692146A (en) * | 1985-10-24 | 1987-09-08 | Cormed, Inc. | Multiple vascular access port |
DE3539022C1 (de) * | 1985-11-02 | 1986-10-23 | Karl Dr. 6301 Pohlheim Aigner | Implantierbarer Katheter mit Gefaessdrossel |
DE3540949C1 (de) * | 1985-11-19 | 1987-01-02 | Braun Melsungen Ag | Katheter |
US4673394A (en) * | 1986-01-17 | 1987-06-16 | Strato Medical Corporation | Implantable treatment reservoir |
US4685905A (en) * | 1986-02-20 | 1987-08-11 | Clinical Plastic Products | Implantable arterial catheter, especially multidose injection catheter |
US4695273A (en) * | 1986-04-08 | 1987-09-22 | I-Flow Corporation | Multiple needle holder and subcutaneous multiple channel infusion port |
US4802885A (en) * | 1986-06-17 | 1989-02-07 | Medical Engineering Corporation | Self sealing subcutaneous infusion and withdrawal device |
US4704103A (en) * | 1986-08-21 | 1987-11-03 | Burron Medical Inc. | Implantable catheter means |
CA1284753C (en) * | 1986-09-12 | 1991-06-11 | Gordon Hiroshi Sasaki | Lozenge-shaped low profile injection reservoir |
US4772270A (en) * | 1987-06-18 | 1988-09-20 | Catheter Technology Corp. | Inseparable port/catheter tube assembly and methods |
US4846806A (en) * | 1987-10-06 | 1989-07-11 | 501 Regents Of University Of Minnesota | Implantable intravascular access system |
US4822341A (en) * | 1987-11-20 | 1989-04-18 | Impra, Inc. | Vascular access fistula |
US4892518A (en) * | 1987-12-04 | 1990-01-09 | Biocontrol Technology, Inc. | Hemodialysis |
US5030210A (en) * | 1988-02-08 | 1991-07-09 | Becton, Dickinson And Company | Catheter valve assembly |
US4857053A (en) * | 1988-08-29 | 1989-08-15 | Dalton Michael J | Matrix septum |
US5290263A (en) * | 1989-02-02 | 1994-03-01 | Regents Of The University Of Minnesota | Bidirectional check valve catheter |
FR2645029B1 (fr) * | 1989-03-28 | 1997-09-12 | Cordis Sa | Membrane de reservoir implantable sous la peau d'un patient |
US4973319A (en) * | 1989-05-10 | 1990-11-27 | Therex Corp. | Slit valve medical catheter |
US5041098A (en) * | 1989-05-19 | 1991-08-20 | Strato Medical Corporation | Vascular access system for extracorporeal treatment of blood |
US5041101A (en) * | 1989-06-05 | 1991-08-20 | Helix Medical, Inc. | Hysterectomy drain appliance |
US5167638A (en) * | 1989-10-27 | 1992-12-01 | C. R. Bard, Inc. | Subcutaneous multiple-access port |
US5100392A (en) * | 1989-12-08 | 1992-03-31 | Biosynthesis, Inc. | Implantable device for administration of drugs or other liquid solutions |
FR2658082B1 (fr) * | 1990-02-15 | 1995-06-09 | Metais Joel | Perfectionnements aux dispositifs d'acces vasculaires implantables. |
US5137529A (en) * | 1990-02-20 | 1992-08-11 | Pudenz-Schulte Medical Research Corporation | Injection port |
US5053013A (en) * | 1990-03-01 | 1991-10-01 | The Regents Of The University Of Michigan | Implantable infusion device |
US5263930A (en) * | 1990-03-01 | 1993-11-23 | William D. Ensminger | Implantable access devices |
US5180365A (en) * | 1990-03-01 | 1993-01-19 | Ensminger William D | Implantable infusion device |
US5350360A (en) * | 1990-03-01 | 1994-09-27 | Michigan Transtech Corporation | Implantable access devices |
US5057084A (en) * | 1990-03-01 | 1991-10-15 | The Regents Of The University Of Michigan | Implantable infusion device |
US5176627A (en) * | 1990-05-15 | 1993-01-05 | Pudenz-Schulte Medical Research Corporation | Implantable fluid flow control device having two-piece base, and assembly process |
US5156600A (en) * | 1990-10-10 | 1992-10-20 | Strato Medical Corporation | Bidirectional check valve catheter |
US5090954A (en) * | 1991-05-17 | 1992-02-25 | Geary Gregory L | Subcutaneous access device for peritoneal dialysis |
US5112301A (en) * | 1991-06-19 | 1992-05-12 | Strato Medical Corporation | Bidirectional check valve catheter |
US5304220A (en) * | 1991-07-03 | 1994-04-19 | Maginot Thomas J | Method and apparatus for implanting a graft prosthesis in the body of a patient |
US5360407A (en) * | 1991-08-29 | 1994-11-01 | C. R. Bard, Inc. | Implantable dual access port with tactile ridge for position sensing |
US5399168A (en) * | 1991-08-29 | 1995-03-21 | C. R. Bard, Inc. | Implantable plural fluid cavity port |
US5318545A (en) * | 1991-09-06 | 1994-06-07 | Device Labs, Inc. | Composite implantable biocompatible vascular access port device |
DE4129782C1 (ja) * | 1991-09-07 | 1992-10-08 | Hans Dipl.-Ing. Dr.Med. 3015 Wennigsen De Haindl | |
US5211849B1 (en) * | 1991-10-11 | 1997-05-27 | Childrens Hosp Medical Center | Hemofiltration system and method |
US5224938A (en) * | 1992-03-18 | 1993-07-06 | Strato Medical Corporation | Valved catheter |
DE4225524C2 (de) * | 1992-08-01 | 1994-08-04 | Fresenius Ag | Implantierbare Infusionsvorrichtung |
US5421814A (en) * | 1993-06-03 | 1995-06-06 | Innovations For Access, Inc. | Hemodialysis infusion port and access needle |
US5443497A (en) * | 1993-11-22 | 1995-08-22 | The Johns Hopkins University | Percutaneous prosthetic by-pass graft and method of use |
-
1995
- 1995-10-04 US US08/539,105 patent/US5807356A/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-10-03 WO PCT/US1996/015896 patent/WO1997012643A1/en not_active Application Discontinuation
- 1996-10-03 AU AU73891/96A patent/AU7389196A/en not_active Abandoned
- 1996-10-03 EP EP96936180A patent/EP1007128A4/en not_active Withdrawn
- 1996-10-03 JP JP9514437A patent/JPH11513284A/ja not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU7389196A (en) | 1997-04-28 |
EP1007128A4 (en) | 2006-05-17 |
WO1997012643A1 (en) | 1997-04-10 |
EP1007128A1 (en) | 2000-06-14 |
US5807356A (en) | 1998-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11513284A (ja) | 皮下に移植されるカニューレ及び動脈へのアクセス方法 | |
US6053901A (en) | Subcutaneously implanted cannula and method for arterial access | |
US6042569A (en) | Subcutaneously implanted cannula and methods for vascular access | |
JP3995057B2 (ja) | 血液透析用血管アクセスシステム | |
US5755780A (en) | Implantable vascular device | |
AU2003211034B2 (en) | A multilumen catheter for minimizing limb ischemia | |
US6682498B2 (en) | Methods and systems for subcutaneous graft implantation | |
US20050203457A1 (en) | Apparatus and method for creating an arterio-venous connection in hemodialysis maintenance | |
US5931829A (en) | Methods and systems for establishing vascular access | |
US6258079B1 (en) | Method and systems for establishing vascular access | |
US8282591B2 (en) | Hybrid arteriovenous shunt | |
US20070265584A1 (en) | Venous prosthesis and vascular graft with access port | |
US6761700B2 (en) | Extra-corporeal vascular conduit | |
US20070249986A1 (en) | Arteriovenous access for hemodialysis employing a vascular balloon catheter and an improved hybrid endovascular technique | |
US20190022368A1 (en) | Methods and systems for coupling conduits | |
US8747344B2 (en) | Hybrid arteriovenous shunt | |
JPH04507050A (ja) | 血液の体外処理のための脈管アクセスシステム | |
US20120277849A1 (en) | Artificial blood vessel | |
US20090216174A1 (en) | Double lumen dialysis catheter with closeable arterial distal port | |
JP2001513000A (ja) | 血管アクセスを確立するための方法およびシステム | |
US11077239B2 (en) | Tributary access device and methods of use | |
Twardowski | Vascular access for hemodialysis: an historical perspective of intravenous catheters | |
EP1154814A1 (en) | Access system and methods having reversible cannulas | |
US20230310187A1 (en) | Methods and systems for facilitating laminar flow between conduits | |
Twardowski | Intravenous catheters for hemodialysis: historical perspective |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
A313 | Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313 Effective date: 20061218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070130 |