JPH0611748U - 内壁に突起および外壁に溝をつけたドレーン - Google Patents

内壁に突起および外壁に溝をつけたドレーン

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JPH0611748U
JPH0611748U JP6132692U JP6132692U JPH0611748U JP H0611748 U JPH0611748 U JP H0611748U JP 6132692 U JP6132692 U JP 6132692U JP 6132692 U JP6132692 U JP 6132692U JP H0611748 U JPH0611748 U JP H0611748U
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wall
tube
drain
groove
protrusions
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JP6132692U
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忠夫 真辺
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忠夫 真辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレーンチューブの内壁に突起、外壁に溝を
つけドレーンの先端部付近およびドレーンの外壁周囲に
沿う広範な部位から効果的に液を流入させ排出させる。 【構成】 チューブの断面形状において、チューブの内
壁から中心部に向う複数個の突起を有し、さらにチュー
ブの外壁に内壁に向う複数個の溝を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外科用医療用具として主に排液に用いられるドレーンチューブに関 する。詳しくはひだ付ドレーンチューブの外壁に溝を備えた排液効率のすぐれた ドレーンチューブの断面構造、形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりドレーンチューブとしては、円筒状あるいは楕円筒状、もしくはこれ らの内腔にひだを持ったひだ付ドレーンチューブが多用されている。このうちひ だ付ドレーンチューブはチューブの内壁に中心へ突出する複数個のひだを有する ため液体が内腔に加えひだを伝って毛細管現象により効率よく排出され、さらに ひだのために周囲からの圧迫、ねじれ、折り曲げによっても内腔が完全に閉塞す ることなく極めてドレナージ効果がすぐれている(例えば、実公平3−4676 8公報参照)。これらのチューブはチューブの先端部分およびチューブに側孔を あけた場合は先端部分に加え側孔を通じて貯留液を排出することが出来る。しか しながらこれらのチューブには欠点がある。 手術創においては、分泌液、血液あるいは腸管、胆管、膵管などの縫合不全を 起こしたような場合には腸液、胆汁、膵液などの貯留がみられるが、これらの液 の貯留は1個所にとどまらず広範にみられるのが常である。従来のドレーンは貯 留液がドレーン先端近くにあり、またドレーンが動かない場合には排液効果を発 揮するが、広範な部位から排液することは難しく、さらに体動などによりドレー ン先端部が移動したような場合には排液が極めて困難となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたひだ付ドレーンは排液効果のすぐれたドレーンチューブで あるが、広範な部位からの排液が難しいという問題点を有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術の有する問題点を解決するためになされたものであり、 その目的は、チューブの外壁に溝をつけることにより、広範な部位からの排液を 行ない、ひだ付ドレーンの排液効果とあいまった極めて効率のよいドレーンチュ ーブを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるドレーンチューブは、断面形状を みたとき、チューブの内壁に、内壁からチューブ中心方向へ突起が複数個形成さ れ、さらに外壁には内壁方向に溝が複数個形成されているという形状、構造を有 する。
【0006】 チューブの内壁の突起の断面形状としては、内壁を底辺とする正方形、長方形 台形、三角形、類円形、イチョウ形、T字形などが考えられ、チューブ外壁の溝 の断面形状としては、U字形、コの字形、V字形などが考えられる。排出液はチ ューブの内腔、突起と突起の間、およびチューブの外壁の溝を通じて流れる。
【0007】 チューブの材質は、各種有機材料、高分子材料が使用できるが実用上はゴム、 とくにシリコーンゴム製またはビニール製が望ましい。
【0008】 この考案によるドレーンチューブは体内、皮下などへの留置を前提にチューブ に造影ラインを組込むことが出来る。またこのドレーンチューブには排液を集め るために端末部近くの溝の上部を被い、さらにコネクター類を具備させてもよい 。
【0009】
【作用】
この考案に係るドレーンを体壁皮膚に小切開を加え体外から腹腔内、胸腔内あ るいは皮下、筋層内などの液体の貯留腔内や貯留の可能性のある所に挿入留置し 、チューブは体壁皮膚に糸で固定する。ドレーン先端部付近の液体は、ドレーン 先端より内腔、内壁の突起と突起の間の小ルーメンおよび外壁の溝を通り体外に 排出される。ドレーンに沿うドレーン周囲の液体はドレーンの外壁の溝を通り体 外に排出される。ドレーンが途中で折曲したり、ねじれたりした場合でも液体は 内腔のひだのすき間および外壁の溝を通って極めて効果的に排出される。その際 、ドレーンのコネクターを具備したものではコネクターを介して液体を完全に集 めることが出来る。
【0010】
【実施例】
この考案の態様を図面により実施例として説明する。
【0011】 図1(1)、(2)、(3)はそれぞれこの考案の一態様を示すチューブの断 面形状である。図1(1)はチューブの内壁に内壁を底辺とする正方形、(2) は長方形、(3)は台形の突起、外壁にU字形の溝を有し、液体は内腔、突起と 突起の間の小ルーメン、溝に流入し排出される。
【0012】 図2(1)、(2)、(3)はそれぞれ図1(1)、(2)、(3)に対応し 、それらの突起および溝の一部を拡大した図である。
【0013】 図3(1)、(2)、(3)、(4)は図1、図2で示した以外の形状を有す る突起、すなわち(1)は三角形、(2)は類円形、(3)はイチョウ形、(4 )はT字形の断面形状の拡大図である。
【0014】 図4(1)、(2)は図1、図2で示した以外の形状を有する溝、すなわち、 (1)はコの字形、(2)はV字形の断面形状の拡大図である。
【0015】 チューブの断面形状は、図1、2、3、のいずれかの突起、図1、2、4のい ずれかの溝を組合せることによって形成される。
【0016】 図5はこのチューブの斜視図である。液体は先端部分より内腔(A)および 突起と突起の間の小ルーメン(B)に加え外壁の溝(C)から流入する。流入液 を集めて1個所より排出させるためには、端末部近くの溝の上部を被い(D)、 さらにコネクター類(E)を具備させることも出来る。その結果、液体はFより 排出される。
【0017】 図6は図5のD部分の断面図で、液体は、内腔(A)、突起と突起の間(B) 、および溝の上部をおおわれた篩状の管腔(C)を通る。
【0018】
【考案の効果】
この考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する
【0019】 請求項1のチューブにおいては、ドレーンチューブの先端部付近の貯留液は、 ドレーン先端部より内腔および内壁の突起と突起の間の小ルーメンを通って排出 される。ドレーンの外壁周囲に貯留する液体は外壁の溝部分の全長にわたりどの 部分からも流入しうるため広範な部位からの貯留液を効果的に排出することが出 来る。
【0020】 請求項2の材質においては、各種有機材料、高分子材料を使用できるが、実用 上はゴム製とくにシリコンゴム製またはビニール製のチューブを用いると医療用 具として使いやすい。
【0021】
【図面の簡単な説明】
図1(1)、(2)、(3)はそれぞれこの考案の一態
様であるドレーンチューブの断面形状を示す図である。
図中Tは、チューブ断面の壁部分を示す。
【0022】図2(1)、(2)、(3)は図(1)、
(2)、(3)に対応する突起、溝の主要部分の拡大図
である。図中Tはチューブ断面の壁、Gは突起、Bは突
起と突起により形成される小ルーメン、Cは外壁の溝を
示す。
【0023】図3(1)、(2)、(3)、(4)は図
1、図2で示した以外の突起の形状を示し、図4
(1)、(2)、は図1、図2で示した以外の溝の形状
を示す。
【0024】図5は、チューブの斜視図である。図中A
は先端部分の内腔、Bは突起と突起の間の小ルーメン、
Cは外壁の溝、Dは溝の上部をおおった状態、Eはコネ
クター、Fは端末部分の排出孔を示す。
【0025】図6は図5のD部分の断面図でAは内腔部
分、Bは突起と突起の間の小ルーメン、Cの溝の上部が
おおわれ篩状の管腔になっていることを示す。
【符号の説明】
T チューブ断面の壁 A チューブの内腔部分 B 突起と突起の間の小ルーメン C チューブ外壁の溝 D 溝の上部がおおわれた部分 E コネクター F 排液孔 G 突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブの断面形状をみたとき周囲組織に
    よる圧迫、ねじれ、折り曲げなどによって内腔が閉塞さ
    れないような肉厚の突起がチューブ内壁から中心方向に
    複数個形成され、さらに外壁に複数個の溝が形成されて
    いるドレーンチューブ。
  2. 【請求項2】材質が各種有機材料または高分子材料であ
    る実用新案登録請求の範囲請求項1に記載のドレーンチ
    ューブ。
JP6132692U 1992-07-16 1992-07-16 内壁に突起および外壁に溝をつけたドレーン Pending JPH0611748U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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