JP2000236728A - 歩行型キャベツ収穫機 - Google Patents
歩行型キャベツ収穫機Info
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- JP2000236728A JP2000236728A JP11043101A JP4310199A JP2000236728A JP 2000236728 A JP2000236728 A JP 2000236728A JP 11043101 A JP11043101 A JP 11043101A JP 4310199 A JP4310199 A JP 4310199A JP 2000236728 A JP2000236728 A JP 2000236728A
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- cabbage
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- transporting
- transport
- conveyer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一人作業が可能であり、収穫搬送部がフロー
ティングし、不要な葉を圃場に放出するようにした歩行
型のキャベツ収穫機。 【解決手段】 ．後端部に操縦装置３を設けた機体２
の先端部に上下調節可能の掻き込み装置４を設け、この
掻き込み装置４に続いて掻き込まれたキャベツを引き抜
いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を設け、この搬
送装置の下部にキャベツの不要部分を切除する上下調節
可能の切断装置７を設け、搬送装置下方の機体に原動機
１４を搭載すると共に走行装置１５を設けた。．収穫
搬送部の後部を機体２に対して上下回動可能に枢着し、
収穫搬送部の前部と機体との間にフローティング用コイ
ルバネ１３を介装して、収穫搬送部を走行装置に対して
フローティング可能に支持した。．収穫搬送部の搬送
装置の搬送終端部に臨んで、搬送装置の搬送終端部から
排出されたキャベツの不要な葉を搬送して圃場に放出す
る排葉選別コンベヤ１７を設けた。
ティングし、不要な葉を圃場に放出するようにした歩行
型のキャベツ収穫機。 【解決手段】 ．後端部に操縦装置３を設けた機体２
の先端部に上下調節可能の掻き込み装置４を設け、この
掻き込み装置４に続いて掻き込まれたキャベツを引き抜
いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を設け、この搬
送装置の下部にキャベツの不要部分を切除する上下調節
可能の切断装置７を設け、搬送装置下方の機体に原動機
１４を搭載すると共に走行装置１５を設けた。．収穫
搬送部の後部を機体２に対して上下回動可能に枢着し、
収穫搬送部の前部と機体との間にフローティング用コイ
ルバネ１３を介装して、収穫搬送部を走行装置に対して
フローティング可能に支持した。．収穫搬送部の搬送
装置の搬送終端部に臨んで、搬送装置の搬送終端部から
排出されたキャベツの不要な葉を搬送して圃場に放出す
る排葉選別コンベヤ１７を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一人作業が可能であ
り、収穫搬送部がフローティングし、不要な葉を圃場に
放出するようにした歩行型キャベツ収穫機に関する。
り、収穫搬送部がフローティングし、不要な葉を圃場に
放出するようにした歩行型キャベツ収穫機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、圃場に植生しているキャベツのよ
うな結球野菜を収穫するキャベツ収穫機として、圃場に
植生しているキャベツを機体の進行と共に引き抜いて収
穫し、この収穫したキャベツを機体の後方に向け搬送す
る収穫・搬送装置と、この収穫・搬送装置により搬送さ
れる過程で不要な根茎部や下葉などを切除して調製する
調製装置と、この調製装置により調製されたキャベツの
結球部を収容装置（コンテナ）に向け搬出する無端コン
ベアからなる搬出装置とを備えたものが提案されてい
る。
うな結球野菜を収穫するキャベツ収穫機として、圃場に
植生しているキャベツを機体の進行と共に引き抜いて収
穫し、この収穫したキャベツを機体の後方に向け搬送す
る収穫・搬送装置と、この収穫・搬送装置により搬送さ
れる過程で不要な根茎部や下葉などを切除して調製する
調製装置と、この調製装置により調製されたキャベツの
結球部を収容装置（コンテナ）に向け搬出する無端コン
ベアからなる搬出装置とを備えたものが提案されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記キャベツ収穫機
は、乗用型であり、左右一対のクローラ走行装置を有
し、主として操縦を行う操縦作業者と、主とし調製作業
を行う調製作業者の２名の作業者を必要とし、また、機
体も大型となって価格が高価なものとなっていた。この
ため、小規模農家が導入するには適していない、という
問題点があった。本発明は、上記の問題点を解決し、歩
行型でありながら作業精度の高い収穫機を提供すること
を目的になされたものである。
は、乗用型であり、左右一対のクローラ走行装置を有
し、主として操縦を行う操縦作業者と、主とし調製作業
を行う調製作業者の２名の作業者を必要とし、また、機
体も大型となって価格が高価なものとなっていた。この
ため、小規模農家が導入するには適していない、という
問題点があった。本発明は、上記の問題点を解決し、歩
行型でありながら作業精度の高い収穫機を提供すること
を目的になされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 Ａ．後端部に操縦装置を設けた走行機体の先端部分に、
圃場に植生しているキャベツを機体の進行と共に掻き込
む左右一対の掻き込み装置を、左右一対の高さゲージ輪
を介して上下調節可能に設け、この掻き込み装置に続い
て該掻き込み装置により掻き込まれたキャベツを引き抜
いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を設けると共
に、この搬送装置の下部にキャベツの不要部分を切除す
る切断装置を上下調節可能に設けて収穫搬送部を構成
し、この収穫搬送部の搬送装置下方の機体に原動機を搭
載すると共に走行装置を設けたことを特徴としている。
めに本発明は、 Ａ．後端部に操縦装置を設けた走行機体の先端部分に、
圃場に植生しているキャベツを機体の進行と共に掻き込
む左右一対の掻き込み装置を、左右一対の高さゲージ輪
を介して上下調節可能に設け、この掻き込み装置に続い
て該掻き込み装置により掻き込まれたキャベツを引き抜
いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を設けると共
に、この搬送装置の下部にキャベツの不要部分を切除す
る切断装置を上下調節可能に設けて収穫搬送部を構成
し、この収穫搬送部の搬送装置下方の機体に原動機を搭
載すると共に走行装置を設けたことを特徴としている。
【０００５】Ｂ．収穫搬送部の後部を機体に対して上下
回動可能に枢着し、収穫搬送部の前部と機体との間にフ
ローティング用コイルバネを介装して、収穫搬送部を走
行装置に対してフローティング可能に支持したことを特
徴としている。
回動可能に枢着し、収穫搬送部の前部と機体との間にフ
ローティング用コイルバネを介装して、収穫搬送部を走
行装置に対してフローティング可能に支持したことを特
徴としている。
【０００６】Ｃ．収穫搬送部の搬送装置の搬送終端部に
臨んで、搬送装置の搬送終端部から排出されたキャベツ
の不要な葉を搬送して圃場に放出する排葉選別コンベヤ
を設けたことを特徴としている。
臨んで、搬送装置の搬送終端部から排出されたキャベツ
の不要な葉を搬送して圃場に放出する排葉選別コンベヤ
を設けたことを特徴としている。
【０００７】
【作用】上記の構成によって本発明の歩行型キャベツ収
穫機は、以下の作用をする。 ．上記Ａ．の構成を備えることにより、一人で作業で
きる小型の軽量、コンパクトで軽四輪トラックでも輸送
可能な歩行型キャベツ収穫機を構成できる。一人の作業
者によるキャベツの収穫と不要な葉の放出が可能とな
る。収穫機の価格が安くなり、小規模農家が導入するの
に適している。走行装置を左右一対の走行車輪で構成す
ることにより、左右の走行車輪により収穫するキャベツ
の栽培畝の両側を抱えるようにて収穫機が自動走行し、
収穫搬送部のフローティングが可能となる。
穫機は、以下の作用をする。 ．上記Ａ．の構成を備えることにより、一人で作業で
きる小型の軽量、コンパクトで軽四輪トラックでも輸送
可能な歩行型キャベツ収穫機を構成できる。一人の作業
者によるキャベツの収穫と不要な葉の放出が可能とな
る。収穫機の価格が安くなり、小規模農家が導入するの
に適している。走行装置を左右一対の走行車輪で構成す
ることにより、左右の走行車輪により収穫するキャベツ
の栽培畝の両側を抱えるようにて収穫機が自動走行し、
収穫搬送部のフローティングが可能となる。
【０００８】．上記Ｂ．の構成を備えることにより、
収穫搬送部がフローティング用コイルバネの弾性範囲で
フローティングが可能となり、精度の高い収穫作業が行
われる。
収穫搬送部がフローティング用コイルバネの弾性範囲で
フローティングが可能となり、精度の高い収穫作業が行
われる。
【０００９】．上記Ｃ．の構成を備えることにより、
収穫搬送部の搬送終端部から排出されたキャベツの不要
な葉は、排葉選別コンベヤにより機体一側の圃場に放出
される。
収穫搬送部の搬送終端部から排出されたキャベツの不要
な葉は、排葉選別コンベヤにより機体一側の圃場に放出
される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図において、符号
１は歩行型のキャベツ収穫機で、このキャベツ収穫機１
は、後端部に操縦ハンドル、操作レバー等からなる操縦
装置３を設けた走行機体２の先端部分に、圃場の栽培畝
Ｎに植生しているキャベツＣを機体の進行と共に掻き込
む左右一対の掻き込みディスクからなる掻き込み装置４
を設けている。この掻き込み装置４は、機体２から前方
に突出し、栽培畝Ｎの肩部に転接する上下調節可能の左
右一対の高さゲージ輪５，５により上下調節可能であ
る。また、高さゲージ輪５，５は左右の間隔が調節可能
である。
の図面を参照して具体的に説明する。図において、符号
１は歩行型のキャベツ収穫機で、このキャベツ収穫機１
は、後端部に操縦ハンドル、操作レバー等からなる操縦
装置３を設けた走行機体２の先端部分に、圃場の栽培畝
Ｎに植生しているキャベツＣを機体の進行と共に掻き込
む左右一対の掻き込みディスクからなる掻き込み装置４
を設けている。この掻き込み装置４は、機体２から前方
に突出し、栽培畝Ｎの肩部に転接する上下調節可能の左
右一対の高さゲージ輪５，５により上下調節可能であ
る。また、高さゲージ輪５，５は左右の間隔が調節可能
である。
【００１１】掻き込み装置４に続いて、該掻き込み装置
４により掻き込まれたキャベツＣを引き抜いて挟持し後
方に向け搬送する搬送装置６が設けられている。この搬
送装置６の下部にキャベツＣの不要部分を切除する切断
装置７を設けて収穫搬送部８を構成している。この搬送
装置６は、掻き込み装置４から切断装置７に至る間にキ
ャベツＣの引き抜かれた根茎部を左右両側から挟持して
搬送するスクリューコンベヤ９を設け、該スクリューコ
ンベヤ９の上方から後方にかけてキャベツＣの結球部を
左右両側から挟持して搬送する挟持搬送ベルト１０を設
けている。
４により掻き込まれたキャベツＣを引き抜いて挟持し後
方に向け搬送する搬送装置６が設けられている。この搬
送装置６の下部にキャベツＣの不要部分を切除する切断
装置７を設けて収穫搬送部８を構成している。この搬送
装置６は、掻き込み装置４から切断装置７に至る間にキ
ャベツＣの引き抜かれた根茎部を左右両側から挟持して
搬送するスクリューコンベヤ９を設け、該スクリューコ
ンベヤ９の上方から後方にかけてキャベツＣの結球部を
左右両側から挟持して搬送する挟持搬送ベルト１０を設
けている。
【００１２】切断装置７は円板状の一対の回転切断刃か
らなり、主としてキャベツＣの根茎部を切断する大径の
根茎部切断刃７ａと、主としてキャベツＣの外葉を切断
する小径の外葉切断刃７ｂとを、それぞれの先端をわず
かにラップさせ、かつ上下にわずかに段差を有して設け
ている。また、切断装置７の根茎部切断刃７ａ及び外葉
切断刃７ｂは、切断装置高さ調節ハンドル１１により高
さが調節可能である。収穫搬送部８の前部下方左右両側
には、機体２から前方に突出した一対の支持アームの各
先端部に、キャベツＣの栽培畝Ｎの両側の溝に転接して
機体を自動誘導する左右一対の接地誘導輪１２を軸支し
ている。この接地誘導輪１２は、キャンバー角を有して
いると共に、その高さ及び左右幅が調節可能となってい
る。
らなり、主としてキャベツＣの根茎部を切断する大径の
根茎部切断刃７ａと、主としてキャベツＣの外葉を切断
する小径の外葉切断刃７ｂとを、それぞれの先端をわず
かにラップさせ、かつ上下にわずかに段差を有して設け
ている。また、切断装置７の根茎部切断刃７ａ及び外葉
切断刃７ｂは、切断装置高さ調節ハンドル１１により高
さが調節可能である。収穫搬送部８の前部下方左右両側
には、機体２から前方に突出した一対の支持アームの各
先端部に、キャベツＣの栽培畝Ｎの両側の溝に転接して
機体を自動誘導する左右一対の接地誘導輪１２を軸支し
ている。この接地誘導輪１２は、キャンバー角を有して
いると共に、その高さ及び左右幅が調節可能となってい
る。
【００１３】収穫搬送部８は、図示しないが、その後端
部が機体２に対して上下回動可能に枢支されており、前
端部が、２本のコイルバネ１３により機体２に対し弾持
されていて、作業者Ａが操縦装置３を離した状態で、キ
ャベツ収穫機１をキャベツＣの栽培畝Ｎに沿って自動走
行させたとき、収穫搬送部８が栽培畝Ｎや左右の溝の起
伏（走行車輪による機体の上下動）に対して自動的に上
下動してフローティングするようになっている。搬送装
置８の後部下方の機体２には、エンジン１４が搭載さ
れ、また、左右一対の走行車輪１５を設けている。エン
ジン１４は、原動機として、バッテリにより駆動される
モータにしてもよいものである。エンジン１４から変速
装置を介して走行車輪１５及び収穫搬送部８に動力伝達
され、操縦装置３の左右の操縦ハンドには、機体の左右
操向操作を行うサイドクラッチが設けられている。
部が機体２に対して上下回動可能に枢支されており、前
端部が、２本のコイルバネ１３により機体２に対し弾持
されていて、作業者Ａが操縦装置３を離した状態で、キ
ャベツ収穫機１をキャベツＣの栽培畝Ｎに沿って自動走
行させたとき、収穫搬送部８が栽培畝Ｎや左右の溝の起
伏（走行車輪による機体の上下動）に対して自動的に上
下動してフローティングするようになっている。搬送装
置８の後部下方の機体２には、エンジン１４が搭載さ
れ、また、左右一対の走行車輪１５を設けている。エン
ジン１４は、原動機として、バッテリにより駆動される
モータにしてもよいものである。エンジン１４から変速
装置を介して走行車輪１５及び収穫搬送部８に動力伝達
され、操縦装置３の左右の操縦ハンドには、機体の左右
操向操作を行うサイドクラッチが設けられている。
【００１４】収穫搬送部８の挟持搬送ベルト１０の搬送
終端部に臨んで、挟持搬送ベルト１０から排出されたキ
ャベツＣの結球部を、作業者Ａが包丁等で不要部分を切
除して仕上げ調製する調製用作業台１６が設けられてい
る。この調製用作業台１６の前側に、挟持搬送ベルト１
０の終端部から排出されるキャベツＣの結球部と共に排
出されるキャベツＣの下葉等の不要部分を機体側方に排
出する排葉選別コンベヤ１７が左右方向に回動するよう
に設けられている。
終端部に臨んで、挟持搬送ベルト１０から排出されたキ
ャベツＣの結球部を、作業者Ａが包丁等で不要部分を切
除して仕上げ調製する調製用作業台１６が設けられてい
る。この調製用作業台１６の前側に、挟持搬送ベルト１
０の終端部から排出されるキャベツＣの結球部と共に排
出されるキャベツＣの下葉等の不要部分を機体側方に排
出する排葉選別コンベヤ１７が左右方向に回動するよう
に設けられている。
【００１５】次に、上記のように構成されたキャベツ収
穫機１の動作について説明する。キャベツ収穫機１は、
キャベツＣを栽培している圃場において収穫作業を行う
とき、走行車輪１５，１５をキャベツＣの栽培畝Ｎに跨
らせて導入し、接地誘導輪１２，１２を栽培畝Ｎの両側
に位置させ、高さゲージ輪５，５を栽培畝Ｎの肩部に接
し、掻込みホイール４，４をキャベツＣ列に対向させた
状態で、掻込みホイール４，４、切断装置７、スクリュ
ーコンベア９，９、挟持搬送ベルト１０、排葉選別コン
ベヤ１７等の各回転駆動部を回転駆動させる。そして、
走行車輪１５，１５により機体を走行させと、栽培畝Ｎ
に植生しているキャベツＣは、掻込みホイール４，４に
より根茎部が掻き込まれてスクリューコンベア９，９に
より両側から挟持され、スクリューコンベア９，９自体
の回転と機体の前進とによって引き抜かれ、停滞なく後
方へ送られる。機体は接地誘導輪１２，１２に誘導され
て自動走行が可能である。
穫機１の動作について説明する。キャベツ収穫機１は、
キャベツＣを栽培している圃場において収穫作業を行う
とき、走行車輪１５，１５をキャベツＣの栽培畝Ｎに跨
らせて導入し、接地誘導輪１２，１２を栽培畝Ｎの両側
に位置させ、高さゲージ輪５，５を栽培畝Ｎの肩部に接
し、掻込みホイール４，４をキャベツＣ列に対向させた
状態で、掻込みホイール４，４、切断装置７、スクリュ
ーコンベア９，９、挟持搬送ベルト１０、排葉選別コン
ベヤ１７等の各回転駆動部を回転駆動させる。そして、
走行車輪１５，１５により機体を走行させと、栽培畝Ｎ
に植生しているキャベツＣは、掻込みホイール４，４に
より根茎部が掻き込まれてスクリューコンベア９，９に
より両側から挟持され、スクリューコンベア９，９自体
の回転と機体の前進とによって引き抜かれ、停滞なく後
方へ送られる。機体は接地誘導輪１２，１２に誘導され
て自動走行が可能である。
【００１６】そして、スクリューコンベア９，９により
根茎部が挟持搬送されるキャベツＣの結球部は、後方に
搬送される過程で挟持搬送ベルト１０により側部が左右
から挟持されて安定した姿勢で移動し、その移動途中で
不要部分が切断装置７より切除される。不要部が切除さ
れたキャベツＣは結球部が挟持搬送ベルト１０により後
方に搬送されてその搬送端から排葉選別コンベヤ１７上
に排出され、作業者Ａが手に持って包丁等で調製用作業
台１６上で仕上げ調製する。仕上げ調製されたキャベツ
Ｃの結球部は、図示しない収容装置に収容される。挟持
搬送ベルト１０の搬送端から結球部と共に排葉選別コン
ベヤ１７上に排出された下葉等の不要物は排葉選別コン
ベヤ１７により機体一側の圃場に排出される。
根茎部が挟持搬送されるキャベツＣの結球部は、後方に
搬送される過程で挟持搬送ベルト１０により側部が左右
から挟持されて安定した姿勢で移動し、その移動途中で
不要部分が切断装置７より切除される。不要部が切除さ
れたキャベツＣは結球部が挟持搬送ベルト１０により後
方に搬送されてその搬送端から排葉選別コンベヤ１７上
に排出され、作業者Ａが手に持って包丁等で調製用作業
台１６上で仕上げ調製する。仕上げ調製されたキャベツ
Ｃの結球部は、図示しない収容装置に収容される。挟持
搬送ベルト１０の搬送端から結球部と共に排葉選別コン
ベヤ１７上に排出された下葉等の不要物は排葉選別コン
ベヤ１７により機体一側の圃場に排出される。
【００１７】キャベツ収穫機１がキャベツＣの収穫作業
を行っているときは、機体は接地誘導輪１２，１２に誘
導されて自動走行し、作業者Ａは操縦装置３から手を離
した状態で、上述のように結球部の仕上げ調製を行う。
このキャベツ収穫機１の自動走行時に、キャベツＣの栽
培畝Ｎや左右の溝に起伏があると機体は走行車輪１５を
介して上下動することになるが、この上下移動は、収穫
搬送部８がコイルバネ１３の弾持範囲で自動的に上下動
してフローティングし、キャベツＣの収穫作業が支障な
く精度よく行われる。
を行っているときは、機体は接地誘導輪１２，１２に誘
導されて自動走行し、作業者Ａは操縦装置３から手を離
した状態で、上述のように結球部の仕上げ調製を行う。
このキャベツ収穫機１の自動走行時に、キャベツＣの栽
培畝Ｎや左右の溝に起伏があると機体は走行車輪１５を
介して上下動することになるが、この上下移動は、収穫
搬送部８がコイルバネ１３の弾持範囲で自動的に上下動
してフローティングし、キャベツＣの収穫作業が支障な
く精度よく行われる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明の歩行型キャ
ベツ収穫機によれば、以下の作用効果を奏することがで
きる。
ベツ収穫機によれば、以下の作用効果を奏することがで
きる。
【００１９】．後端部に操縦装置を設けた走行機体の
先端部分に、圃場に植生しているキャベツを機体の進行
と共に掻き込む左右一対の掻き込み装置を、左右一対の
高さゲージ輪を介して上下調節可能に設け、この掻き込
み装置に続いて該掻き込み装置により掻き込まれたキャ
ベツを引き抜いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を
設けると共に、この搬送装置の下部にキャベツの不要部
分を切除する切断装置を上下調節可能に設けて収穫搬送
部を構成し、この収穫搬送部の搬送装置下方の機体に原
動機を搭載すると共に走行装置を設けたので、一人で作
業できる小型の軽量、コンパクトで軽四輪トラックでも
輸送可能な歩行型キャベツ収穫機を構成することができ
る。一人の作業者によるキャベツの収穫と不要な葉の放
出が可能となる。収穫機の価格が安くなり、小規模農家
が導入するのに適している。走行装置を左右一対の走行
車輪で構成することにより、左右の走行車輪により収穫
するキャベツの栽培畝の両側を抱えるようにして収穫機
が自動走行し、収穫搬送部のフローティングが可能とな
る。
先端部分に、圃場に植生しているキャベツを機体の進行
と共に掻き込む左右一対の掻き込み装置を、左右一対の
高さゲージ輪を介して上下調節可能に設け、この掻き込
み装置に続いて該掻き込み装置により掻き込まれたキャ
ベツを引き抜いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を
設けると共に、この搬送装置の下部にキャベツの不要部
分を切除する切断装置を上下調節可能に設けて収穫搬送
部を構成し、この収穫搬送部の搬送装置下方の機体に原
動機を搭載すると共に走行装置を設けたので、一人で作
業できる小型の軽量、コンパクトで軽四輪トラックでも
輸送可能な歩行型キャベツ収穫機を構成することができ
る。一人の作業者によるキャベツの収穫と不要な葉の放
出が可能となる。収穫機の価格が安くなり、小規模農家
が導入するのに適している。走行装置を左右一対の走行
車輪で構成することにより、左右の走行車輪により収穫
するキャベツの栽培畝の両側を抱えるようにして収穫機
が自動走行し、収穫搬送部のフローティングが可能とな
る。
【００２０】．収穫搬送部の後部を機体に対して上下
回動可能に枢着し、収穫搬送部の前部と機体との間にフ
ローティング用コイルバネを介装して、収穫搬送部を走
行装置に対してフローティング可能に支持したので、収
穫搬送部がフローティング用コイルバネの弾性範囲でフ
ローティングが可能となり、精度の高い収穫作業を実施
することができる。
回動可能に枢着し、収穫搬送部の前部と機体との間にフ
ローティング用コイルバネを介装して、収穫搬送部を走
行装置に対してフローティング可能に支持したので、収
穫搬送部がフローティング用コイルバネの弾性範囲でフ
ローティングが可能となり、精度の高い収穫作業を実施
することができる。
【００２１】．収穫搬送部の搬送装置の搬送終端部に
臨んで、搬送装置の搬送終端部から排出されたキャベツ
の不要な葉を搬送して圃場に放出する排葉選別コンベヤ
を設けたので、収穫搬送部の搬送終端部から排出された
キャベツの不要な葉を、排葉選別コンベヤにより機体一
側の圃場に放出することができる。
臨んで、搬送装置の搬送終端部から排出されたキャベツ
の不要な葉を搬送して圃場に放出する排葉選別コンベヤ
を設けたので、収穫搬送部の搬送終端部から排出された
キャベツの不要な葉を、排葉選別コンベヤにより機体一
側の圃場に放出することができる。
【図１】本発明による歩行型キャベツ収穫機の全体側面
図である。
図である。
【図２】同平面図である。
【図３】同作業状態の正面図である。
１ 歩行型のキャベツ収穫機 ２ 機体 ３ 操縦装置 ４ 掻き込み装置 ５ 高さゲージ輪 ６ 搬送装置 ７ 切断装置 ７ａ 根茎部切断刃 ７ｂ 外葉切断
刃 ８ 収穫搬送部 ９ スクリューコンベア １０ 挟持搬送ベルト １１ 切断装置高さ調節ハンドル １２ 接地誘導輪 １３ フローティング用コイルバネ １４ エンジン（原動機） １５ 走行車輪 １６ キャベツの仕上げ調製用作業台 １７ 排葉選別コンベヤ Ａ 作業者 Ｃ キャベツ Ｎ キャベツの栽培畝
刃 ８ 収穫搬送部 ９ スクリューコンベア １０ 挟持搬送ベルト １１ 切断装置高さ調節ハンドル １２ 接地誘導輪 １３ フローティング用コイルバネ １４ エンジン（原動機） １５ 走行車輪 １６ キャベツの仕上げ調製用作業台 １７ 排葉選別コンベヤ Ａ 作業者 Ｃ キャベツ Ｎ キャベツの栽培畝
Claims (3)
- 【請求項１】 後端部に操縦装置を設けた走行機体の先
端部分に、圃場に植生しているキャベツを機体の進行と
共に掻き込む左右一対の掻き込み装置を、左右一対の高
さゲージ輪を介して上下調節可能に設け、この掻き込み
装置に続いて該掻き込み装置により掻き込まれたキャベ
ツを引き抜いて挟持し後方に向け搬送する搬送装置を設
けると共に、この搬送装置の下部にキャベツの不要部分
を切除する切断装置を上下調節可能に設けて収穫搬送部
を構成し、この収穫搬送部の搬送装置下方の機体に原動
機を搭載すると共に走行装置を設けたことを特徴とする
歩行型キャベツ収穫機。 - 【請求項２】 収穫搬送部の後部を機体に対して上下回
動可能に枢着し、収穫搬送部の前部と機体との間にフロ
ーティング用コイルバネを介装して、収穫搬送部を走行
装置に対してフローティング可能に支持したことを特徴
とする請求項１記載の歩行型キャベツ収穫機。 - 【請求項３】 収穫搬送部の搬送装置の搬送終端部に臨
んで、搬送装置の搬送終端部から排出されたキャベツの
不要な葉を搬送して圃場に放出する排葉選別コンベヤを
設けたことを特徴とする請求項１又は２記載の歩行型キ
ャベツ収穫機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11043101A JP2000236728A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 歩行型キャベツ収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11043101A JP2000236728A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 歩行型キャベツ収穫機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000236728A true JP2000236728A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12654454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11043101A Pending JP2000236728A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 歩行型キャベツ収穫機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000236728A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8136335B2 (en) | 2009-08-26 | 2012-03-20 | Dobson's Vegetable Machinery Pty Ltd. | Brassica harvester |
| CN108353624A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-08-03 | 江西理工大学 | 菠萝采摘装置 |
| CN109819754A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-05-31 | 农业农村部南京农业机械化研究所 | 一种自走式青菜头联合收获机 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11043101A patent/JP2000236728A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8136335B2 (en) | 2009-08-26 | 2012-03-20 | Dobson's Vegetable Machinery Pty Ltd. | Brassica harvester |
| CN108353624A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-08-03 | 江西理工大学 | 菠萝采摘装置 |
| CN109819754A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-05-31 | 农业农村部南京农业机械化研究所 | 一种自走式青菜头联合收获机 |
| CN109819754B (zh) * | 2019-02-20 | 2024-04-16 | 农业农村部南京农业机械化研究所 | 一种自走式青菜头联合收获机 |
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