JP2000235733A - 多層光ディスク - Google Patents
多層光ディスクInfo
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Abstract
に記録再生できるようにし、且つ複数の記録層に対する
同時記録再生を実現する。 【解決手段】 基板上に、2層の情報記録層が透明層を
介して積層されることで記録部が形成された多層光ディ
スクが開示される。各情報記録層が、相変化材料を記録
材料とするとともに、光透過保護層から離れた第2記録
層に記録再生光を集光している場合で、光透過保護層側
の第1記録層における記録再生光通過領域内に情報の記
録されたトラックと未記録のトラックが混在する場合
に、第1記録層の相変化記録材料が結晶時の第1記録層
の光透過率(T1c)及び相変化記録材料に吸収される
光吸収率(A1c)と、アモルファス時の光透過率(T
1a)及び光吸収率(A1a)が以下の式を満たす。 0.8≦T1c/T1a≦1.2 70%≧T1c≧40% 70%≧T1a≧40% A1c/A1a≧1.0
Description
上に記録再生可能な情報記録層、光を透過する中間層、
もうひとつの情報記録層、光入射側最表面に位置する光
透過層の順に順次積層され、最表面光透過層側からレー
ザー光を照射して情報の記録再生を行う多層光ディスク
に関する。
第1記録層の光透過率変化を、第1記録層に情報を記録
する前後で少なくすることにより第2記録層の情報記録
再生を安定に行なうようにし、さらに第1記録層、第2
記録層への情報の同時記録再生を行なえるようにした多
層光ディスクに関する。
においてもより多くの情報量を有する光ディスクの開発
が求められている。現時点では二層タイプのDVDによ
り情報量8.5Gbyteを有する光ディスクが実現さ
れているが、ホームビデオの光ディスクへの置き換えや
ハイビジョン放送の録画などより多くの情報を光ディス
クで記録再生することが求められている。
GbyteがDVD二層ディスクで達成されているが、
記録可能な光ディスクでは5.2Gbyteまでが製品
レベルで達成されている。ここで記録再生可能な光ディ
スクは情報記録層を1層のみ有するいわゆる単層光ディ
スクである。
換える場合、現行のNTSCによる放送を4時間録画す
るためには、8Gbyteの情報量が必要になり、ハイ
ビジョン放送を2時間録画するためには、やはり24G
byteの情報量を必要とする。またデジタル情報通信
社会の発達に伴い、記録再生可能な光ディスクに求めら
れる情報記憶量は今後ますます増えていくものと思われ
る。
録容量を向上する手段として、記録再生波長をより短波
長化する方法、記録再生に用いる光を集光するレンズの
集光力(NA)を上げる、記録層の層数を増やすなどの
方法がある。追記型若くは書き換え型光ディスクでは記
録再生波長の短波長化、対物レンズの高NA化が主流で
あり、記録層の多層化は1998年10月に漸く学会発
表が行なわれたところである。
も記録再生可能であるとというものであったが、光入射
側の記録層(第1記録層)が情報記録されている場合、
未記録の場合、未記録領域と記録領域が混在する場合
に、他方の記録層(第2記録層)が安定に記録できるも
のか懸念されている。実際、相変化記録材料は記録材料
が未記録の状態即ち結晶状態の場合より記録された状態
即ちアモルファス状態において第1記録層の光透過率が
増加することがわかっている。報告内容では第1記録層
の結晶時の光透過率は70%、アモルファス時は45%
であった。
で大きく変動する場合には、一方の記録層、特に第1記
録層全面に情報を記録した後に第2記録層の情報を記録
するようにしなければならない。しかしこの場合、第1
記録層、第2記録層各層に自由に信号の記録および再生
を行なうことができないため、メディアとの情報のやり
取りに大きな制限を加えることになり、多層光ディスク
としてのメリットを生かしきれない。更に、光ディスク
に記録再生する情報の転送レートも近年益々高速化が望
まれており、多層光ディスクの複数の記録層に同時に記
録再生を行なうことによって転送レートを記録層の枚数
分倍増する要求が高まっている。
層光ディスクの各記録層に安定に記録再生できるように
し、且つ複数の記録層に対する同時記録再生を実現する
ことを目的とするものである。
に、本発明の多層光ディスクは、厚みが0.3〜1.2
mmとなされた基板上に、2層の情報記録層が透明層を
介して積層されることで記録部が形成されるとともに、
当該記録部上に厚みが10〜177μmとなされた光透
過保護層が形成されてなり、当該光透過保護層側から光
が照射されて情報信号の記録及び/又は再生が行われる
多層光ディスクにおいて、上記各情報記録層が、相変化
材料を記録材料とするとともに、光透過保護層から離れ
た第2記録層に記録再生光を集光している場合で、光透
過保護層側の第1記録層における記録再生光通過領域内
に情報の記録されたトラックと未記録のトラックが混在
する場合に、第1記録層の相変化記録材料が結晶時の第
1記録層の光透過率(T1c)及び相変化記録材料に吸
収される光吸収率(A1c)と、アモルファス時の光透
過率(T1a)及び光吸収率(A1a)が以下の式を満
たすことを特徴とするものである。
は、情報記録層が多層構造となされているので、情報記
録層の厚み方向である3次元方向においても記録密度の
増大が図られて、更なる大容量化が図られる。
光学的に最適化されているため、各記録層に安定に記録
再生できる、且つ複数の記録層に対する同時記録再生が
実現可能である。
の結晶時の複素屈折率とアモルファス時の複素屈折率が
大きくことなることを利用したものである。情報の未記
録領域を結晶状態、記録領域をアモルファス状態にする
ことにより、これらの領域の記録再生光に対する反射率
の差を作り出し、この反射率差をもって記録した情報の
有無を判別するものである。また結晶状態は相変化材料
を比較的ゆっくりと冷却することにより作り出すことが
でき、この原理を用いたものが相変化光ディスク業界で
用いられる初期化装置である。アモルファス状態は比較
的急激に冷却することにより作り出すことができ、情報
の記録再生に用いるドライブはこの原理を用いている。
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施例
においては二層の記録再生可能な相変化記録材料からな
る記録層を有する多層光ディスクを扱う。
ィスクへの記録再生光の入射方法を示す。
なる0.3〜1.2mmの厚みを有する支持基板上1に
円周方向に連なる案内溝2があり、案内溝2上に2層の
記録層のうち第2記録層3がスパッタリング法により成
膜されており、第2記録層3の上に30μm程度の厚み
で透明な中間層4を介して、案内溝構造を有する第1記
録層5が形成されており、その上に100μm程度の厚
みを持つ透明な光透過層6が形成されている。また記録
再生に用いるレーザーの波長は650nm程度若くは4
00nm程度を用い、レーザー集光に用いる対物レンズ
7の集光力を表すNAは0.85を用いる。このとき記
録層上に集光される光の直径は波長650nmの場合
0.9μm程度、波長400nmの場合は0.6μm程
度になる。また情報記録は光入射側からみて凸となる案
内溝(グルーブ)と凹となる案内溝(ランド)の両方に
行なうものとする(ランド/グルーブ記録)。
録再生に使用するレーザー光は、この光を集光する目的
で用いられる対物レンズを透過し集光される。集光され
た光は二層光ディスクの光透過層6に入射し、かつこの
光透過層6を透過して第1記録層5に焦点を結ぶ。また
は、さらに第1記録層5を透過し中間層4も透過して第
2記録層3に焦点を結ぶ。第1記録層5、第2記録層3
の各々に焦点を結ぶ方法には、ひとつの対物レンズを用
い、対物レンズの位置を光軸方向に移動することにより
達成する方法と、二つの異なる対物レンズと対物レンズ
と対になるレーザー光を用いて各々の記録層に焦点を結
ぶ方法がある。
録層における光反射率、光透過率、光吸収率定義につい
て説明する。
スク内部における入射光の各記録層での反射率、透過率
の定義を示す。R1cは第1記録層5の記録材料が結晶
状態の場合の第1記録層5に入射した光の反射率を示
し、T1cはこのときの第1記録層5における透過率を
示す。R1aは第1記録層5の記録材料がアモルファス
状態の場合の第1記録層5に入射した光の反射率を示
し、T1aはこのときの第1記録層5における透過率を
示す。第1記録層5に入射した光のうち記録材料に吸収
された光の割合をA1c,A1aとする。
態の場合の第2記録層3に入射した光の反射率を示し、
R2aは第2記録層3の記録材料がアモルファスの場合
の第2記録層3に入射した光の反射率を示す。第2記録
層3に入射した光のうち記録材料に吸収された光の割合
をA2c,A2aとする。
状態の場合の光透過層に入射した光が第1記録層5を透
過し第2記録層3で反射しもう一度第1記録層5を透過
して光透過層に戻った光量の入射光に対する比率を示
す。R’2aは第2記録層3の記録材料がアモルファス
状態の場合の光透過層に入射した光が第1記録層5を透
過し第2記録層3で反射しもう一度第1記録層5を透過
して光透過層に戻った光量の入射光に対する比率を示
す。
Ac/Aa≧1.0が良いとされる。この値は情報の書
き換え特性に影響を与えるものであり、値が高いほどよ
いとされる。既に記録マークの存在する上に情報を記録
する場合この値が高いほど既存のマークを先行結晶化と
呼ばれる原理で消す、即ち結晶化してくれる。
は波長660nmにて半導体レーザー単体でDCパワー
50mW、パルスで70mW出力可能なものが存在す
る。これを用いることにより対物レンズ出射後でパルス
にて最大18mWが実現できている。
成で第2記録層単体としてのレーザー波長650nmに
対し反射率は33.5%、記録パワーは7mWで実現で
きている。また記録パワーの変動に対する許容度即ちパ
ワーマージンは中心パワーに対し±20%程度を実現し
ている。
記録層3の記録再生に充分な光を第2記録層3に到達さ
せるためには、現在得られる記録パワーと第2記録層3
の記録パワーを考慮すると、第1記録層5の透過率は最
低40%必要である。また第1記録層5の透過率の上限
は第1記録層5が記録可能である必要から決まり、現在
得られる記録パワーを考慮すると第1記録層5の光透過
率70%、光吸収率20%、光反射率10%程度が得ら
れており、この70%透過率の上限になっている。以上
より第1記録層5の透過率範囲は 70%≧T1c≧40% 70%≧T1a≧40% である。
nmでは、記録線速6m/sec以上、記録線密度0.
23μm/bit以下を用い、2層での情報容量が17
Gbyte以上、転送レート26Mbps(raw d
ata)以上である。
m/sec以上、記録線密度0.14μm/bit以下
を用い、2層での情報容量が34Gbyte以上、転送
レート42Mbps(raw data)以上である。
6mm程度を有する光ディスクにおいても同様の議論を
することができることは言うまでもない。
料からなり、予めメーカー側で情報記録領域全面に情報
としてのいみを持たない信号を記録しておくことによ
り、ユーザーが使用する時にはユーザーによる第1記録
層記録の前後で第1記録層内の結晶領域とアモルファス
領域の面積比が変らず、常に第2記録層を安定に記録再
生することが可能になる。
して図4に示す。ここではランドグルーブ記録を前提と
しているので、情報記録後の第1記録層内の結晶領域と
アモルファス領域の比率が等しい。よって第2記録層に
記録再生光の焦点を結んでいるときの第1記録層での光
透過率は59.8%になる。
す。記録再生波長は650nnmを前提としている。図
5は記録前後の反射率変化がいわゆるHigh to
Lowのタイプ(以下、H−Lと称する。)の例であ
り、図6はLow to Highタイプ(以下、L−
Hと称する。)の例である。H−LタイプとL−Hタイ
プにおける光エネルギー配分を図7に示す。この例では
以下の関係式を満たす。
層に入射した光の透過率が40%以上であるには記録材
料により吸収される光エネルギーが60%以下でなけれ
ばならないことは明白である。光に対する吸収係数を有
する材料中を通過する場合の光エネルギーの変化を図8
に示す。光が一度だけ記録材料膜を通過したときの、記
録膜に入射した光に対する光透過率は記録膜の吸収係数
をkとすると exp(−4π・k・dr/λ) で表される。記録層は一般に光多重干渉膜であるが、高
い透過率を得るためには記録材料膜内を光が一度だけ透
過することが望ましいが、このときに既に記録材料膜に
よる光吸収率が60%以上あると透過率を稼ぐことがで
きず、多層光ディスクを実現することができない。以下
の式により記録材料膜の厚さの上限が決まってしまう。
ッタリング法により成膜する場合5nm以下の厚みでは
薄膜を形成することができず、材料が島状に点在するこ
とが知られている。よって記録材料膜厚は5nm以上で
あることが望ましい。
必要がある。
0% exp(−4π・k1a・dr/λ)≧40% dr ≧5nm 図4、5、6および後述する図9に示す第1記録層の層
構成例では先の膜厚条件を全て満たしている。
1記録層構成を示す。第1記録層で現在広く使用されて
いる相変化記録材料:Ge2Sb2Te5 は波長400n
mにおいて屈折率および結晶、アモルファス間の吸収率
比が小さくなりH−Lタイプの記録層構成で以下の条件
を満たすことが難しく、実際に層構成を見つけられずに
いる。L−Hタイプの記録層構成で条件を満たす層構成
を得ることができた。その一例を図9に示している。図
9の構成例では以下の条件を満たす。
イプをL−Hタイプにすることが高性能な書き換え型多
層光ディスクを実現する上で望ましい。
録前即ち記録層が結晶状態における反射率は3%以下で
ある。多層ディスクの光入射側最表面は一般にポリカー
ボネートや紫外線硬化樹脂等が用いられ、この表面での
光反射率は5%程度になる。一方ここで扱う光透過層は
100μm程度で従来の光ディスク例えばDVDに比べ
1/6以下と薄く中間層厚に近い膜厚になっている。第
1記録層や第2記録層に入射光の焦点を結ぶときには各
記録層からの反射光や反射光を元に演算を行なって得ら
れるフォーカスサーボ用エラー信号を検出して各記録層
に焦点を結ぶタイミングをはかるが、光透過層が薄いと
これらの各記録層からの情報と光透過層表面からの反射
光による同様の信号の分離が難しくなる。結果として各
記録層からの反射光と光透過層からの反射光のうちより
反射率の高いところに焦点を結びやすくなる。よって光
透過層表面の反射率は記録層反射率より低いことが望ま
しい。第1記録層や第2記録層に焦点を結ぶ場合各層の
反射率はフォーカスサーボをかけるためには2%以上あ
ることが望ましい。よって光透過層表面の反射率は2%
以下が望ましい。
場合、表面の反射を防止するための光干渉膜を設けるこ
とが好ましい。以下、これについて説明する。
光の各記録層での反射率、透過率の定義を示す。Rsは
光透過層表面の反射率を示しTsはこの透過率を示す。
示し、T1第一記録層における透過率を示す。R2は第
二記録層に入射した光の反射率を示す。R2’は光透過
層に入射した光が第一記録層を透過し第二記録層で反射
しもう一度第一記録層を透過して光透過層に戻った光量
の入射光に対する比率を示す。
示す反射率低減の為の光干渉膜がある場合とない場合
の、光透過層表面、第1記録層、第2記録層の反射率を
示す。図11に光干渉膜がない場合の状態おけるフォー
カスサーチ時のフォーカスエラー信号を示す。フォーカ
スサーチとは図1において対物レンズを上下方向に動か
し、光の焦点位置に第1記録層、第2記録層を横切らせ
る動作のことをいう。
る。また今回はフォーカスエラー検出方式に非点収差法
を用いている。図11では、フォーカスサーチに伴うエ
ラー信号が3つ現われており、それぞれ光透過層6表
面、第1記録層5、第2記録層3より発生したものであ
る。これらの信号振幅が皆同等レベルであるので、図1
1の信号を用いてフォーカスサーボの引き込み動作を行
なうと、光透過層6表面、第1記録層5、第2記録層か
らのエラー信号振幅が皆同等レベルであるので、誤って
光透過層表面に光の焦点を結ぶ確率が高くなる。
渉膜を設けた場合について考える。図12に光透過層表
面に設けた光干渉膜の構成を示す。図13に光干渉膜8
を設けた状態おけるフォーカスサーチ時のフォーカスエ
ラー信号を示す。図11に比べ図13では光透過層表面
によるフォーカスエラー信号振幅が低減しており、記録
層と明確に区別できることがわかる。
膜厚と屈折率をパラメータとしたときの反射光量を数式
化したものを以下に示す。薄膜の境界面における接線成
分として、入射光振幅をEi、反射光振幅をEr、透過
光振幅をEtとし光学薄膜の反射率計算に用いられる特
性マトリクスによって関係式を記述すると下記の数1で
表される。
り計算することができる。
るので、第1記録層、第2記録層の反射率R1’,R
2’(=5%)と反射光量は、ディスク表面反射率を区
別するには、ディスク表面反射率は2%以下であること
が望ましい。よって数1、数22は以下の関係式3(数
3)を示すことが望まれる。
n2,d1,d1の組み合わせは無数にあるので幾つか
の事例を表2に示す。
低減するには、数1、数2にて n1×d1=n2×d2= λ/4(但しλは入射光の真空中の波長) ・・・数4 且つ (n2/n1)2 =ns ・・・数5 且つ n1<n2>ns ・・・数6 を満たすことが望ましい。この時反射率は理論的には0
%になる。実際には薄膜製造誤差により多少のずれが生
じるが、反射率を0.2%程度まで低減することは可能
である。
てきたが、本発明は、例えば上述の膜構成に限られるも
のではない。
を有する層構成のタイプを記述しておく。
を有する層構成のタイプを記述しておく。
mに対する具体的な実験結果について、表3〜表7に記
載した。これらの例で用いた材料の光学特性は表8に示
す通りである。
−Hタイプの方がAc/Aaが大きい。
明によれば、第1記録層の透過率を40%以上確保し、
かつ第2記録層を記録再生するときの第1記録層の透過
率変動が小さくなるようにしておくことで、第1記録
層、第2記録層共に記録再生を可能にしている。
料を用いている場合には、製造者側であらかじめ第1記
録層の情報記録領域全面に信号を記録しておくことで、
ユーザーが使用するときの第1記録層の透過率は常に一
定になり、安定した記録再生が行なえるようになる。
で第1記録層の透過率変動を第2記録層のパワーマージ
ン内に抑えることにより、第2記録層への情報記録が第
1記録層の記録状態によらず常に安定して行なうことが
できるようになる。この場合、製造者側であらかじめ情
報を記録しておく必要がなくなり、製造コストを抑える
ことができ、メディアの価格も下げることができ、メデ
ィアの価格競争力が上がる。
記録順序に規制を加える必要がなくなり、二つの記録層
に対する同時記録再生を行なうことができるようにな
り、記録再生情報の転送レートが記録層を一層のみ有す
る光ディスクに比べて少なくとも2倍にすることができ
る。これにより、高転送レート相変化光ディスクによる
ハイビジョン放送のリアルタイムレコーディングが可能
になる。
ことにより、記録再生ドライブに記録層と光透過層表面
を判別する機構を付加することなく安定に記録層に記録
再生光の焦点を結ぶことができるようになり、ドライブ
を安価に製造できるようになる。
す模式図である。
の反射率、透過率の定義を説明するための模式図であ
る。
る。
る。
る。
図である。
ギー配分を示す模式図である。
式図である。
図である。
層、光透過保護層の反射率、透過率の定義を説明するた
めの模式図である。
ォーカスサーボ時のフォーカスエラー信号を示す模式図
である。
る。
ォーカスサーボ時のフォーカスエラー信号を示す模式図
である。
例を示す模式図である。
の例を示す模式図である。
らに他の例を示す模式図である。
らに他の例を示す模式図である。
らに他の例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
の例を示す模式図である。
らに他の例を示す模式図である。
らに他の例を示す模式図である。
記録層、6 光透過保護層
Claims (5)
- 【請求項1】 厚みが0.3〜1.2mmとなされた基
板上に、2層の情報記録層が透明層を介して積層される
ことで記録部が形成されるとともに、当該記録部上に厚
みが10〜177μmとなされた光透過保護層が形成さ
れてなり、当該光透過保護層側から光が照射されて情報
信号の記録及び/又は再生が行われる多層光ディスクに
おいて、 上記各情報記録層が、相変化材料を記録材料とするとと
もに、 光透過保護層から離れた第2記録層に記録再生光を集光
している場合で、光透過保護層側の第1記録層における
記録再生光通過領域内に情報の記録されたトラックと未
記録のトラックが混在する場合に、第1記録層の相変化
記録材料が結晶時の第1記録層の光透過率(T1c)及
び相変化記録材料に吸収される光吸収率(A1c)と、
アモルファス時の光透過率(T1a)及び光吸収率(A
1a)が以下の式を満たすことを特徴とする多層光ディ
スク。 0.8≦T1c/T1a≦1.2 70%≧T1c≧40% 70%≧T1a≧40% A1c/A1a≧1.0 - 【請求項2】 第1記録層の相変化記録材料の厚さ(d
r)が以下の式を満たすことを特徴とする請求項1記載
の多層光ディスク。 dr≧5nm exp(−4π・k1c・dr/λ)≧40% exp(−4π・k1a・dr/λ)≧40% (但し、式中のλは記録再生に用いるレーザー波長であ
る。) - 【請求項3】 記録再生波長が385nm〜450nm
の場合に、第1記録層の相変化記録材料が結晶状態より
もアモルファス状態の方が第1記録層の反射率が高い記
録モードを有することを特徴とする請求項1記載の多層
光ディスク。 - 【請求項4】 ディスクの最表面の光透過層における記
録再生光に対する反射率が2%以下になるように反射防
止膜を形成するようにしたことを特徴とする請求項3記
載の多層光ディスク。 - 【請求項5】 反射防止膜は、記録再生波長に対して透
明で且つ異なる屈折率を有する誘電体薄膜からなること
を特徴とする請求項4記載の多層光ディスク。
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JP4085503B2 JP4085503B2 (ja) | 2008-05-14 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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