JP2000235610A - 廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート - Google Patents

廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート

Info

Publication number
JP2000235610A
JP2000235610A JP3531799A JP3531799A JP2000235610A JP 2000235610 A JP2000235610 A JP 2000235610A JP 3531799 A JP3531799 A JP 3531799A JP 3531799 A JP3531799 A JP 3531799A JP 2000235610 A JP2000235610 A JP 2000235610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic
sheet
manifest
stamped
discharger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3531799A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Niie
学 新江
Makoto Shiotani
真 塩谷
Koichi Sano
耕一 佐野
Tatsuo Furukawa
達夫 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3531799A priority Critical patent/JP2000235610A/ja
Publication of JP2000235610A publication Critical patent/JP2000235610A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】紙マニフェスト方式では、例えば6枚から成る
複写式紙伝票を用いるためコストが高く、かつマニフェ
スト情報を電子化しにくく情報処理が困難であるという
問題があった。 【解決手段】前記課題を解決するために、印判面を有
し、該印判面の情報を電子的に記録し、かつ該情報を電
子的に押印可能な電子印鑑や電子印と、シート状で押印
可能な面を有し電子的情報を記録することが可能な電子
シートを使用したマニフェスト、すなわち電子シート型
マニフェストと、新たに、排出者、収集運搬者、処分者
の各関与者の廃棄物処分に関する取引内容を記録するた
めに、前記電子シートを使用した取引一覧表、すなわち
電子シート型取引一覧表とを用いて廃棄物適正処理管理
システムを構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】排出者から排出された廃棄物
が収集運搬者によって収集されて処分者まで運搬され、
該廃棄物が該処分者によって処分される一連の過程を廃
棄物管理票(マニフェスト)によって管理するシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の処理が正しく行われることを確
認するために、産業廃棄物管理票制度がある。これは、
廃棄物を排出する排出者や、収集運搬を行なう収集運搬
者や、処分を行なう処分者や、廃棄物その物に関する情
報などを記した廃棄物管理票を、排出者から排出された
廃棄物が収集運搬者によって収集されて処分者まで運搬
され、該廃棄物が該処分者によって処分される一連の過
程と共に、排出者と収集運搬者と処分者との間を通して
行くことで、その過程を確認しようと言うものである。
【0003】ここで、このような廃棄物管理票を一般に
マニフェストと呼ぶ。
【0004】マニフェストに記載すべき情報をマニフェ
スト情報と呼ぶ時、マニフェスト情報には、前記の様
に、排出者に関する情報である排出者情報と、排出し処
分の対象となる廃棄物に関する情報である廃棄物情報
と、収集運搬者に関する情報である収集運搬者情報と、
処分者に関する情報である処分者情報が含まれる。これ
らマニフェスト情報は排出者が記載することが決められ
ている。
【0005】従来行われている廃棄物の適正処理のため
の管理システムには、厚生省水道環境部産業廃棄物対策
室発行の「産業廃棄物の適正な移動管理」で解説されて
いるように、紙マニフェストと電子マニフェストがあ
る。ここで前者の紙マニフェストを「複写式紙伝票によ
る紙マニフェスト方式」と呼び、後者の電子マニフェス
トを「電子計算機および通信ネットワークを用いるペー
パーレス電子マニフェスト方式」と呼ぶことにする。
【0006】(1)「複写式紙伝票による紙マニフェス
ト方式」では、図1のようにA票、B1票、B2票、C1票、C
2票、D票から成る6枚綴りの複写式伝票による紙マニフ
ェストが、排出者と収集運搬者と処分者の間でやり取り
される。
【0007】排出者10は、6枚綴りの複写式伝票型マ
ニフェスト50の各票に必要事項の記入および従来印鑑
11により押印を行ない、A票以外の5枚を収集運搬者
20に渡す。A票は排出者10が保管する。
【0008】収集運搬者20は、送付されてきた5枚綴
りの複写式伝票型マニフェスト51の各票に必要事項の
記入および従来印鑑21により押印を行ない、B2票を排
出者10へ送付し、C1およびC2およびD票を処分者30
に渡す。B1票は収集運搬者20が保管する。
【0009】処分者30は、送付されてきた3枚綴りの
複写式伝票型マニフェスト52の各票に必要事項の記入
および従来印鑑31により押印を行ない、D票を排出者
10に送付し、C2票を収集運搬者20に送付する。C1票
は処分者30が保管する。
【0010】排出者10は都道府県・政令市40に廃棄
物の処分状況を報告する。
【0011】複写式伝票型マニフェストの作成方法に
は、手書きやマークシートによるものと、電子計算機を
用いるものとがある。電子計算機を用いる方法は、電子
計算機上で入力した項目を複写式紙伝票に印字すること
で実現する。
【0012】(2)電子計算機および通信ネットワーク
を用いるペーパーレス電子マニフェスト方式では、図2
のようにペーパーレス電子マニフェストの運用を行なう
処理センター60の処理用計算機62と、排出者10と
収集運搬者20と処分者30各々に設けた操作端末1
2、22、32を通信ネットワーク70を介して結び、
マニフェスト情報の交換を行なうことで廃棄物の適正処
分管理を行なう。
【0013】この方式では、前記処理センター60が都
道府県・政令市40への報告を代行する。
【0014】本方式は、複写式やそれ以外に関わらず紙
形式のマニフェストは使用しないシステムである。
【0015】前記(1)(2)以外に次のような従来技
術が存在する。
【0016】(3)特開平8−277020「廃棄物処
理方法及び廃棄物処理の管理方法並びに廃棄物処理シス
テム及び廃棄物処理の管理システム」では、マニフェス
トカードと呼ぶ、ICカードを使った読み書き可能な情報
格納手段を使用する。
【0017】すなわち、処理対象の産業廃棄物に関する
情報の読み書きが可能であるマニフェストカードを産業
廃棄物と共に搬送させ、排出者と収集運搬者間の受渡し
時における情報、収集運搬者と処分者間の受渡し時にお
ける情報及び処分者による処分時の情報を、マニフェス
トカードに書き込むと共に管理機関に送信する。このマ
ニフェストカードを利用して、管理機関にてリアルタイ
ムで産業廃棄物に対する一連の処理過程を管理する。
【0018】その他関連する要素技術として、前記従来
印鑑と同様に押印機能を有する手段であり、本願出願人
が別途出願中の、印判面を有し、該印判面の情報を電子
的に記憶し、かつ該情報を電子的に押印可能な電子印鑑
がある。また、前記紙のマニフェストで使用する紙類と
同様に押印や文字や数字や記号の記入を受け付ける手段
として、シート状で押印可能な面を有し電子的情報を記
録することが可能な電子シートがある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)紙マニフェ
スト方式では、例えば6枚から成る複写式紙伝票を用い
るためコストが高いという問題があった。
【0020】一方、排出者が手書きで複写式伝票型マニ
フェストを作成する場合、手書き作業の効率が低く、マ
ニフェスト情報を電子化しにくく、情報の集計が困難と
いう問題があった。これらの問題を改善する方法として
電子計算機を用いる方法もあるが、電子計算機や印字機
等の機器が必要となるためコストが高いという問題があ
った。
【0021】前記(2)ペーパーレス電子マニフェスト
方式では、操作端末(電子計算機)や通信ネットワーク
を介して処理センターへ接続するための端末等の機器が
必要となるためコストが高いという問題があった。
【0022】前記(3)も(2)と同様に操作端末や通
信ネットワークが必要でありコストが高くつく。その
上、ICカードを用いたマニフェストカードでは、カード
表面に前述のマニフェスト情報を記載することができな
いために、何ら装置を使わずにマニフェスト情報を見る
ためには、紙など、その表面に文字などを記載可能な媒
体を別途使用する必要があり、二度手間でありコストも
かかるという問題があった。
【0023】また電子計算機を使用する場合は、その操
作方法を覚えなくてはならず、取扱いが困難であるとい
う問題があった。
【0024】本発明の目的は、コスト削減が可能で、取
扱いが容易で、集計処理を電子的に行なえる廃棄物適正
処理管理システムを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、前記従来技術の従来印鑑の代わりに、
本願の出願人が別途出願中の、印判面を有し、該印判面
の情報を電子的に記録し、かつ該情報を電子的に押印可
能な電子印鑑や電子印と、前記従来技術の紙マニフェス
ト方式で使用する複写式伝票型マニフェストの代わり
に、シート状で押印可能な面を有し電子的情報を記録す
ることが可能な電子シートを使用したマニフェストと、
新たに、排出者、収集運搬者、処分者の各関与者の廃棄
物処分に関する取引内容を記録するために、前記電子シ
ートを使用した取引一覧表とを用いて廃棄物適正処理管
理システムを構築する。
【0026】ここで、電子シートで作ったマニフェスト
を電子シート型マニフェストと呼び、また電子シートで
作った取引一覧表を電子シート型取引一覧表と呼ぶこと
にする。
【0027】上記の課題解決のための手段を具体的に説
明すると次のようになる。
【0028】すなわち、電子シート型マニフェストに
は、排出者情報や廃棄物情報や収集運搬者情報や処分者
情報が電子的に記録可能であり、排出者が該電子シート
型マニフェストを交付、すなわち所定欄への記入と電子
印鑑や電子印による押印および電子的な押印を行ない、
収集運搬者へ廃棄物と共に該電子シート型マニフェスト
を渡した後は、排出者、収集運搬者、処分者の各関与者
が該電子シート型マニフェストを受け取る毎に、該電子
シート型マニフェストの所定欄への記入と電子印鑑や電
子印による押印および電子的な押印を行なう。
【0029】また、排出者、収集運搬者、処分者の各関
与者が電子シート型マニフェストや廃棄物を受け取り、
そして次の関与者に渡したことを証拠として残すため
に、各関与者の取引きの内容を電子シート型取引一覧表
に記録する。
【0030】電子シート型取引一覧表は、排出者、収集
運搬者、処分者の各関与者毎に、電子シート型排出者取
引一覧表、電子シート型収集運搬者取引一覧表、電子シ
ート型処分者取引一覧表の3種類が存在する。
【0031】前述の電子印鑑や電子印は印判面の情報を
内部に電子的に記録しており、電子シートへの該情報の
転送が可能であり、前述の電子シート型マニフェストお
よび電子シート型取引一覧表の記入欄および押印欄は、
該欄内で押印された時に通信できるよう、通信用のアン
テナがシート内に埋め込まれている欄であり、該アンテ
ナを介して該アンテナに接続されたICチップとの間で電
子的情報の入出力が可能であるため、該電子印鑑や電子
印を電子シート型マニフェストへ押印すると、電子印鑑
に記憶させた電子的情報を該電子シート型マニフェスト
に転送し記録する。これは電子シート型取引一覧表への
押印時も同様である。
【0032】そして、前記電子シート型マニフェストや
電子シート型取引一覧表に電子的に記録したマニフェス
ト情報は、微弱電波使用非接触式読取り装置や光学的文
字読取装置やマークシート読取装置を用いて読み取る。
【0033】なお、前記手段を実現するために、排出者
や収集運搬者や処分者の各関与者は、各々自身の名称と
任意の年月日等の押印が可能な印判面を有し、自身の名
称、住所、電話番号等が電子的に記録され、カレンダー
機能を有する電子印鑑や、自身の名称、住所、電話番号
等の押印が可能な印判面を有し、自身の名称、住所、電
話番号等が電子的に記録された電子印を有する。
【0034】また、必要に応じて各関与者は、産業廃棄
物情報の内、例えば有害物質や産業廃棄物名称や処分方
法が押印可能な印判面を有し、それらが電子的に記録さ
れた電子印を使用する。
【0035】本発明によれば、コスト削減が可能で、取
扱いが容易で、集計処理を電子的に行なえる廃棄物適正
処理管理システムを実現する。
【0036】
【発明の実施の形態】(1.本願の廃棄物適正処理管理
システムの概要)本願の廃棄物適正処理管理システムで
は、本願の出願人が別途出願中の、印判面を有し、該印
判面の情報を電子的に記録し、かつ該情報を電子的に押
印可能な電子印鑑や電子印と、シート状で押印可能な面
を有し電子的情報を記録することが可能な電子シートを
使用したマニフェスト、すなわち電子シート型マニフェ
ストと、新たに、排出者、収集運搬者、処分者の各関与
者の廃棄物処分に関する取引内容を記録するために、前
記電子シートを使用した取引一覧表、すなわち電子シー
ト型取引一覧表とを用いて廃棄物適正処理管理システム
を構築する。
【0037】電子シート型マニフェストには、排出者情
報や廃棄物情報や収集運搬者情報や処分者情報が電子的
に記録可能であり、排出者が該電子シート型マニフェス
トを交付、すなわち所定欄への記入と電子印鑑や電子印
による押印および電子的な押印を行ない、収集運搬者へ
廃棄物と共に該電子シート型マニフェストを渡した後
は、排出者、収集運搬者、処分者の各関与者が該電子シ
ート型マニフェストを受け取る毎に、該電子シート型マ
ニフェストの所定欄への記入と電子印鑑や電子印による
押印および電子的な押印を行なう(図3)。
【0038】また、排出者、収集運搬者、処分者の各関
与者が電子シート型マニフェストや廃棄物を受け取り、
そして次の関与者に渡したことを証拠として残すため
に、各関与者の取引きの内容を電子シート型取引一覧表
に記録する。
【0039】電子シート型取引一覧表は、排出者、収集
運搬者、処分者の各関与者毎に、電子シート型排出者取
引一覧表、電子シート型収集運搬者取引一覧表、電子シ
ート型処分者取引一覧表の3種類が存在する。
【0040】前述の電子印鑑や電子印は印判面の情報を
内部に電子的に記録しており、電子シートへの該情報の
転送が可能であり、前述の電子シート型マニフェストお
よび電子シート型取引一覧表の記入欄および押印欄は、
該欄内で押印された時に通信できるよう、通信用のアン
テナがシート内に埋め込まれている欄であり、該アンテ
ナを介して該アンテナに接続されたICチップとの間で電
子的情報の入出力が可能であるため、該電子印鑑や電子
印を電子シート型マニフェストへ押印すると、電子印鑑
に記憶させた電子的情報を該電子シート型マニフェスト
に転送し記録する。これは電子シート型取引一覧表への
押印時も同様である。
【0041】そして、前記電子シート型マニフェストや
電子シート型取引一覧表に電子的に記録したマニフェス
ト情報は、微弱電波使用非接触式リーダや光学的文字読
取装置やマークシートリーダを用いて読み取る。
【0042】なお、前記手段を実現するために、排出者
や収集運搬者や処分者の各関与者は、各々自身の名称と
任意の年月日等の押印が可能な印判面を有し、自身の名
称、住所、電話番号等が電子的に記録され、カレンダー
機能を有する電子印鑑や、自身の名称、住所、電話番号
等の押印が可能な印判面を有し、自身の名称、住所、電
話番号等が電子的に記録された電子印を有する。
【0043】また、必要に応じて各関与者は、産業廃棄
物情報の内、例えば有害物質や産業廃棄物名称や処分方
法が押印可能な印判面を有し、それらが電子的に記録さ
れた電子印を使用する。
【0044】(2.廃棄物適正処理管理システムの詳
細)ここでは前述の廃棄物適正処理管理システムについ
て、図3から図7を用いて詳細に説明する。
【0045】(2.1 電子シートで作成した管理票) (2.1.1 電子シート型マニフェスト)電子シート
型マニフェストは、廃棄物を適正に処理するために交付
するマニフェスト(廃棄物管理票)を電子シートで構成
したものである。
【0046】図4は電子シート型マニフェスト100の
一例である。
【0047】統一様式連番101は一意の番号であり、
あらかじめ印字され、かつ電子的に記録されている。
【0048】排出者情報に関連する欄110の構成は次
の通りである。
【0049】排出者の名称、住所、電話番号欄111は
電子的に押印可能な欄であり、排出者の電子印を押印す
る欄である。
【0050】排出場の名称、所在地、電話番号欄112
は電子的に押印可能な欄であり、排出者の排出場の電子
印を押印する欄である。
【0051】交付番号欄113は手書き等により記入し
光学的文字読取り装置(OCR)で読み取る欄である。
【0052】交付者署名欄114は電子的に押印可能な
欄であり、排出者の電子印鑑を押印する欄である。
【0053】産業廃棄物情報に関連する欄120の構成
は次の通りである。
【0054】産業廃棄物区分欄121はマークをチェッ
クし、マークシート読取り装置(MCR)で読み取る欄で
ある。
【0055】有害物質等欄122はマークをチェックし
MCRで読み取るか、もしくは有害物質名を押印可能な印
判面を有し、該有害物質名を電子的に記録する電子印の
押印を行なう欄である。
【0056】産業廃棄物種類欄123は廃棄物種類を表
わすコードのマークをチェックし、マークシート読取り
装置(MCR)で読み取る欄である。
【0057】産業廃棄物名称欄124はマークをチェッ
クしMCRで読み取るか、もしくは産業廃棄物名を押印可
能な印判面を有し、該産業廃棄物名を電子的に記録する
電子印の押印を行なう欄である。
【0058】数量・単位欄125は手書き等により記入
し光学的文字読取り装置(OCR)での読み取り、および
マークをチェックしMCRでの読み取りを行なう欄であ
る。
【0059】荷姿・個数欄126はマークをチェックし
MCRで読み取るか、および手書き等により記入し光学的
文字読取り装置(OCR)での読み取りを行なう欄であ
る。
【0060】有価物回収予定数量・単位欄127は手書
き等により記入し光学的文字読取り装置(OCR)での読
み取り、およびマークをチェックしMCRでの読み取りを
行なう欄である。
【0061】処分方法欄128は、マークをチェックし
MCRで読み取るか、もしくは処分方法名を押印可能な印
判面を有し、該処分方法名を電子的に記録する電子印の
押印を行なう欄である。
【0062】収集運搬者情報に関連する欄130の構成
は次の通りである。
【0063】収集運搬者の名称、住所、電話番号欄13
1は手書き等により記入する欄である。
【0064】有価物回収数量・単位欄132は手書き等
により記入し光学的文字読取り装置(OCR)での読み取
り、およびマークをチェックしMCRでの読み取りを行な
う欄である。
【0065】収集運搬者の引受署名欄133および終了
署名欄134は電子的に押印可能な欄であり、収集運搬
者の電子印鑑を押印する欄である。
【0066】処分者情報に関連する欄140の構成は次
の通りである。
【0067】処分者の名称、住所、電話番号欄141は
手書き等により記入する欄である。
【0068】処分場の名称、所在地、電話番号欄142
は手書き等により記入する欄である。
【0069】引受数量・単位欄143は手書き等により
記入し光学的文字読取り装置(OCR)での読み取り、お
よびマークをチェックしMCRでの読み取りを行なう欄で
ある。
【0070】処分者の引受署名欄144、処分場終了確
認欄145および終了署名欄146は電子的に押印可能
な欄であり、処分者の電子印鑑を押印する欄である。
【0071】なお図4は電子シート型マニフェストの一
例であり、最低限必要な情報を示すものであり、その構
成を規定するものではない。
【0072】上記で電子的に押印可能な欄とは、該欄内
で押印された時に通信できるように、通信用のアンテナ
がシート内に埋め込まれている欄であり、該アンテナを
介して該アンテナに接続された回路部との間で電子的情
報の入出力が可能になっている。以下の実施例について
も同様である。
【0073】図5は、電子シート型マニフェスト100
の構造の一例である。
【0074】電子シート型マニフェストは、電子的情報
の記憶や処理を司る回路部870と、アンテナ801か
ら846と、アンテナと回路部871を結ぶ線871か
ら成る。
【0075】なお、図5は電子シート型マニフェストの
構造の一例であり、その構造を規定するものではない。
【0076】(2.1.2 電子シート型取引一覧表)
電子シート型取引一覧表は、取引き毎に廃棄物や電子シ
ート型マニフェストが確実に受け渡されたことを記録す
るための管理表である。
【0077】図6は排出者が使用する電子シート型排出
者取引一覧表200である。
【0078】排出者の名称、住所、電話番号欄211は
電子的に押印可能な欄であり、排出者の電子印を押印す
る欄である。
【0079】マニフェスト欄220一行で一取引きを表
わす。
【0080】統一様式連番221は、電子シート型マニ
フェスト100の統一様式連番101と同一番号を手書
き等により記入し、光学的文字読取り装置(OCR)で読
取りを行なう欄である。
【0081】交付番号欄222は、電子シート型マニフ
ェスト100の交付番号欄113と同一番号を手書き等
により記入し光学的文字読取り装置(OCR)で読み取る
欄である。
【0082】廃棄物種類欄223は廃棄物種類を表わす
コードのマークをチェックし、マークシート読取り装置
(MCR)で読み取る欄である。
【0083】交付者署名欄224は電子的に押印可能な
欄であり、排出者の電子印鑑を押印する。
【0084】収集運搬者引受署名欄225は電子的に押
印可能な欄であり、収集運搬者の電子印鑑を押印する欄
である。
【0085】処分終了報告受領欄226は電子的に押印
可能な欄であり、排出者の電子印鑑を押印する欄であ
る。
【0086】図7は収集運搬者が使用する電子シート型
収集運搬者取引一覧表300である。
【0087】収集運搬者の名称、住所、電話番号欄31
1は電子的に押印可能な欄であり、収集運搬者の電子印
を押印する欄である。
【0088】統一様式連番321および交付番号欄32
2は各々前記電子シート型排出者取引一覧表200の統
一様式連番221および交付番号欄222と同様であ
る。
【0089】廃棄物種類欄323は廃棄物種類を表わす
コードのマークをチェックし、マークシート読取り装置
(MCR)で読み取る欄である。
【0090】収集運搬者終了署名欄324は電子的に押
印可能な欄であり、収集運搬者の電子印鑑を押印する欄
である。
【0091】処分者引受署名欄325は電子的に押印可
能な欄であり、処分者の電子印鑑を押印する欄である。
【0092】図8は処分者が使用する電子シート型処分
者取引一覧表400である。
【0093】処分者の名称、住所、電話番号欄411は
電子的に押印可能な欄であり、処分者の電子印を押印す
る欄である。
【0094】統一様式連番421および交付番号欄42
2は前記電子シート型排出者取引一覧表200の統一様
式連番221および交付番号欄222と同様である。
【0095】廃棄物種類欄423は廃棄物種類を表わす
コードのマークをチェックし、マークシート読取り装置
(MCR)で読み取る欄である。
【0096】処分場終了確認欄424は電子的に押印可
能な欄であり、処分場の電子印を押印する欄である欄で
ある。
【0097】処分者終了署名欄425は電子的に押印可
能な欄であり、処分者の電子印鑑を押印する欄である。
【0098】なお図6〜図8は電子シート型取引一覧表
の一例であり、最低限必要な情報を示すものであり、そ
の構成を規定するものではない。
【0099】(2.1.3 使用する電子印鑑の種類)
排出者は、自身の名称や任意の年月日等の印影(13−
1や13−2)の押印が可能な印判面を有し、それら名
称、住所、電話番号等が電子的に記録され、カレンダー
機能を有する電子印鑑と、排出者の名称、住所、電話番
号等の印影(14−1)の押印が可能な印判面を有し、
それら名称、住所、電話番号等が電子的に記録された電
子印と、排出者の排出場の名称、所在地、電話番号等の
印影(15−1)の押印が可能な印判面を有し、それら
名称、所在地、電話番号等が電子的に記録された電子印
と、産業廃棄物情報の内例えば、有害物質や産業廃棄物
名称や処分方法が押印可能な印判面を有し、それらが電
子的に記録された電子印とを使用する。
【0100】図9は、排出者の電子印鑑13を表わす。
【0101】電子印鑑13は、印判面901と、電子印
鑑のステータス等を表示する表示部903と、電子印鑑
のステータスをLEDの点灯で表わすLED点灯部904と、
電子音を発生する電子音発生部905と、電子印鑑の動
作スイッチ906と、電子印鑑のリセットスイッチ90
7で構成する。本電子印鑑13の場合、印判面13には
日付を押印するための日付部902がある。
【0102】収集運搬者は、自身の名称や任意の年月日
等の印影(23−1や23−2)の押印が可能な印判面
を有し、それら名称、住所、電話番号等が電子的に記録
され、カレンダー機能を有する電子印鑑と、収集運搬者
の名称、住所、電話番号等の印影(24−1)の押印が
可能な印判面を有し、それら名称、住所、電話番号等が
電子的に記録された電子印とを使用する。
【0103】処分者は、自身の名称や任意の年月日等の
印影(33−1や33−2)の押印が可能な印判面を有
し、それら名称、住所、電話番号等が電子的に記録さ
れ、カレンダー機能を有する電子印鑑と、処分者の名
称、住所、電話番号等の印影(34−1)の押印が可能
な印判面を有し、それら名称、住所、電話番号等が電子
的に記録された電子印と、処分場の名称等の印影(35
−1)の押印が可能な印判面を有し、その名称等が電子
的に記録された電子印とを使用する。
【0104】(2.2 廃棄物適正処理管理システムの
運用方法)図3は、図4の電子シート型マニフェストと
図6から図8に示す電子シート型取引一覧表を用いた廃
棄物適正処理管理システムの運用方法を示す図である。
【0105】(2.2.1 排出:排出者と収集運搬
者)排出者10は、前記マニフェスト情報である排出者
情報と廃棄物情報と収集運搬者情報と処分者情報等を電
子シート型マニフェスト100に記入し、排出者所有の
電子印鑑13を交付者署名欄114に押印および電子的
に押印する。ここで、排出者所有の電子印鑑13から電
子シート型マニフェスト100へ電子的な排出者情報が
転送される。
【0106】排出者10は該電子シート型マニフェスト
100と廃棄物を収集運搬者20へ渡す。
【0107】この時、排出者10は電子シート型排出者
取引一覧表200の該取引きの交付者署名欄223に排
出者所有の電子印鑑13を押印および電子的に押印する
と共に、収集運搬者20は該電子シート型マニフェスト
100の収集運搬者の引受署名欄133と該電子シート
型排出者取引一覧表200の該取引きの収集運搬者引受
署名欄224に、それぞれ収集運搬者所有の電子印鑑2
3を押印および電子的に押印する。
【0108】(2.2.2 収集運搬:収集運搬者と処
分者)収集運搬者20が廃棄物を処分者30に引き渡し
て廃棄物運搬を終了すると、前記の排出者10から受け
取った電子シート型マニフェスト100の収集運搬者の
終了署名欄134に、収集運搬者所有の電子印鑑23を
押印および電子的に押印し、該電子シート型マニフェス
ト100を処分者30に渡す。
【0109】この時、収集運搬者20は電子シート型収
集運搬者取引一覧表300の該取引きの収集運搬者終了
署名欄323に収集運搬者所有の電子印鑑23を押印お
よび電子的に押印すると共に、処分者30は該電子シー
ト型マニフェスト100の処分者引受署名欄144と該
電子シート型収集運搬者取引一覧表300の該取引きの
処分者引受署名欄324に、それぞれ処分者所有の電子
印鑑33を押印および電子的に押印する。
【0110】(2.2.3 処分:処分者と排出者)処
分者30は廃棄物処分が完了すると、前記の収集運搬者
20から受け取った電子シート型マニフェスト100の
処分者の処分場終了確認欄145に処分場の電子印を押
印および電子押印し、該電子シート型マニフェスト10
0の処分者の終了署名欄146に処分者所有の電子印鑑
33を押印および電子的に押印すると共に、処分者30
は電子シート型処分者取引一覧表400の該取引きの処
分場終了確認欄423に処分場の電子印を押印および電
子押印し、また処分者終了署名欄424に処分者の電子
印鑑33を押印および電子的に押印する。
【0111】そして、処分者30は、排出者、収集運搬
者、処分者所有の電子印鑑が各々所定の欄に押印および
電子的に押印された電子シート型マニフェスト100を
排出者10へ送付する。
【0112】排出者10は処分者30から送付されてき
た電子シート型マニフェスト100を受け取ると、電子
シート型排出者取引一覧表200の処分終了報告受領欄
225に、排出者所有の電子印鑑13を押印および電子
的に押印する。
【0113】(2.2.4 排出者から自治体への実施
報告)排出者10のマニフェスト交付状況の自治体40
への報告時には、該当する全電子シート型マニフェスト
100および電子シート型排出者取引一覧表200から
電子的に情報を読み取り、マニフェスト情報を電子化し
て報告を行なう。
【0114】図10は、電子シート型マニフェストや電
子シート型取引一覧表に記録した電子的な情報を読み取
り、マニフェスト情報を処理するためのマニフェスト情
報処理システム700である。
【0115】マニフェスト情報処理システム700は、
電子シート読取り装置710と、集計用計算機720
と、外部記憶装置730と、ディスプレイ741やプリ
ンター742等の出力装置と、キーボード751やマウ
ス752等の入力装置で構成する。
【0116】電子シート読取り装置710は、微弱電波
使用非接触式リーダ機能や光学的文字読取り機能やマー
クシートリーダ機能を有し、電子シートから成る電子シ
ート型マニフェスト100や電子シート型排出者取引一
覧表200等から電子的に情報を読み取る。
【0117】集計用計算機720は、電子シート読取り
装置710を用いて電子シート型マニフェスト100や
電子シート型排出者取引一覧表200等から読み取った
電子的な情報を集計し、マニフェスト情報を報告するた
めの台帳情報を生成する機能を有する。生成した台帳情
報は、ディスプレイ741やプリンター742から出力
したり、外部記憶装置730にて記録する。
【0118】外部記憶装置730は、フロッピーディス
クや光磁気ディスクやDVD-RAM等の可搬型書き換え可能
な記憶媒体を使用する。
【0119】またマニフェスト情報処理システム700
は、接続線771によりネットワーク770と接続し、
ネットワークを介してマニフェスト情報を報告しても良
い。
【0120】なおマニフェスト情報処理システム700
は、排出者自身が保有しなくとも、例えば自治体40等
に設置してあればよい。従って、排出者10等の事業者
は高価な計算機設備を所有する必要はない。
【0121】もちろん、排出者自身がマニフェスト情報
処理システム700を保有しても良く、この場合は、前
述したようにネットワーク770を介して自治体40に
マニフェスト情報を報告するか、外部記憶装置730を
使用して可搬型書き換え可能な記憶媒体に記録し、該媒
体を自治体40に送付すればよい。
【0122】いずれにせよマニフェスト情報が電子化さ
れているため、集計処理等も容易に行なうことができ
る。
【0123】(2.3 効果)以上で述べたように、電
子印鑑と電子シートで作成した電子シート型マニフェス
トと電子シート型取引一覧表を用いることで、マニフェ
スト用紙の枚数削減が可能になり、しかも取り扱いが容
易で、電子的な情報処理も容易に行なえる廃棄物適正処
理管理システムを構築することができる。
【0124】(3.廃棄物適正処理管理システムの変形
例の詳細)前記実施例の変形例として、排出者が収集運
搬者による廃棄物の運搬が終了したことを知るための手
段を導入する場合の廃棄物適正処理管理システムについ
て、図11から図13を用いて詳細に説明する。
【0125】(3.1 電子シートで作成した管理票) (3.1.1 運搬終了報告シート付き電子シート型マ
ニフェスト)図11は変形例における運搬終了報告シー
ト付き電子シート型マニフェスト500の一例である。
【0126】運搬終了報告シート付き電子シート型マニ
フェスト500は、前記電子シート型マニフェスト10
0と同一内容で構成するマニフェスト部500Aと運搬
終了報告シート部500Bで構成し、切り取り線503
のところで分割可能である。
【0127】マニフェスト部500A中、501から5
46は、前記電子シート型マニフェスト100の101
から146に各々対応する。
【0128】運搬終了報告シート部500Bについて説
明する。
【0129】統一様式連番502はマニフェスト部50
0Aの統一様式連番501と同一内容であり、あらかじ
め印字および電子的に記録されている欄である。
【0130】排出者の名称、住所、電話番号欄551は
電子的に押印可能な欄であり、排出者の電子印を押印す
る欄である。
【0131】交付番号欄552はマニフェスト部500
A中の交付番号欄513と同一内容を手書き等により記
入し光学的文字読取り装置(OCR)で読み取る欄であ
る。
【0132】交付者署名欄553は電子的に押印可能な
欄であり、排出者の電子印鑑を押印する欄である。
【0133】収集運搬者の終了署名欄554は電子的に
押印可能な欄であり、収集運搬者の電子印鑑を押印する
欄である。
【0134】(3.1.2 運搬終了報告受領欄付き電
子シート型排出者取引一覧表)図12は本変形例におけ
る運搬終了報告受領欄付き電子シート型排出者取引一覧
表600の一例である。
【0135】運搬終了報告受領欄付き電子シート型排出
者取引一覧表600中、611から625、および62
7は、前記電子シート型排出者取引一覧表200の21
1から226に各々対応する。
【0136】運搬終了報告受領欄626は電子的に押印
可能な欄であり、排出者の電子印鑑を押印する欄であ
る。
【0137】(3.2 廃棄物適正処理管理システムの
変形例の運用方法)図13は、本変形例の、図11に示
す電子シート型マニフェストと図12、図7および図8
に示す電子シート型取引一覧表を用いた廃棄物適正処理
管理システムの運用方法を示す図である。
【0138】(3.2.1 排出:排出者と収集運搬
者)排出者10は、前記マニフェスト情報である排出者
情報と廃棄物情報と収集運搬者情報と処分者情報等を電
子シート型マニフェスト500に記入し、排出者所有の
電子印鑑13を二ヶ所の交付者署名欄(514および5
53)に押印および電子的に押印する。ここで、排出者
所有の電子印鑑13から電子シート型マニフェスト50
0へ電子的な排出者情報が転送される。
【0139】排出者10は該電子シート型マニフェスト
500と廃棄物を収集運搬者20へ渡す。
【0140】この時、排出者10は電子シート型排出者
取引一覧表600の該取引きの交付者署名欄623に排
出者所有の電子印鑑13を押印および電子的に押印する
と共に、収集運搬者20は該電子シート型マニフェスト
500の収集運搬者の引受署名欄533と該電子シート
型排出者取引一覧表600の該取引きの収集運搬者引受
署名欄624に、それぞれ収集運搬者所有の電子印鑑2
3を押印および電子的に押印する。
【0141】(3.2.2 収集運搬:収集運搬者と処
分者)収集運搬者20が廃棄物を処分者30に引き渡し
て廃棄物運搬を終了すると、前記の排出者10から受け
取った電子シート型マニフェスト500の二ヶ所の収集
運搬者終了署名欄(534および554)に、収集運搬
者所有の電子印鑑23を押印および電子的に押印する。
【0142】そして、該電子シート型マニフェスト50
0を二つに分割し、マニフェスト部500Aを処分者3
0に渡し、運搬終了報告シート500Bを排出者10に
渡す。
【0143】この時、収集運搬者20は電子シート型収
集運搬者取引一覧表300の該取引きの収集運搬者終了
署名欄323に収集運搬者所有の電子印鑑23を押印お
よび電子的に押印すると共に、処分者30は該電子シー
ト型マニフェスト500マニフェスト部500Aの処分
者の引受署名欄544と該電子シート型収集運搬者取引
一覧表300の該取引きの処分者引受署名欄324に、
それぞれ処分者所有の電子印鑑33を押印および電子的
に押印する。
【0144】また、前記運搬終了報告シート500Bを
受け取った排出者10は、電子シート型排出者取引一覧
表600の運搬終了報告受領欄625に排出者所有の電
子印鑑13を押印および電子的に押印する。
【0145】(3.2.3 処分:処分者と排出者)処
分者30は廃棄物処分が完了すると、前記の収集運搬者
20から受け取った電子シート型マニフェスト500マ
ニフェスト部500Aの処分者の処分場終了確認欄54
5に処分場の電子印を押印および電子押印し、該電子シ
ート型マニフェスト500マニフェスト部500Aの処
分者の終了署名欄546に処分者所有の電子印鑑33を
押印および電子的に押印すると共に、処分者30は電子
シート型処分者取引一覧表400の該取引きの処分場終
了確認欄423に処分場の電子印を押印および電子押印
し、また処分者終了署名欄424に処分者の電子印鑑3
3を押印および電子的に押印する。
【0146】そして処分者30は、排出者、収集運搬
者、処分者所有の電子印鑑が各々所定の欄に押印および
電子的に押印された電子シート型マニフェスト500マ
ニフェスト部500Aを排出者10へ送付する。
【0147】排出者10は処分者30から送付されてき
た電子シート型マニフェスト500マニフェスト部50
0Aを受け取ると、電子シート型排出者取引一覧表60
0の処分終了報告受領欄625に、排出者所有の電子印
鑑13を押印および電子的に押印する。
【0148】(3.2.4 排出者から自治体への実施
報告)排出者10のマニフェスト交付状況の自治体40
への報告時には、該当する全電子シート型マニフェスト
500のマニフェスト部500A、運搬終了報告シート
500Bおよび電子シート型排出者取引一覧表600か
ら、前述のマニフェスト情報処理システム700を用い
て電子的に情報を読み取り、マニフェスト情報を電子化
して報告を行なう。
【0149】前記実施例と同様にマニフェスト情報処理
システム700は、排出者自身が保有しなくとも、例え
ば自治体40に設置してあればよく、排出者10等の事
業者は高価な計算機設備を所有する必要はない。
【0150】(3.3 効果)以上で述べたように、
(2.)の第一の実施例における電子シート型マニフェ
ストに運搬終了報告シートを設け、該運搬終了報告シー
トを収集運搬者の運搬作業終了時に排出者へ送付するこ
とで、運搬終了報告を容易に行なえ、廃棄物のトラッキ
ングを行なうことができる。
【0151】(4.まとめ)前記(2.)の実施例で
は、電子印鑑と電子シートで作成した電子シート型マニ
フェストを用いることで、マニフェスト用紙の枚数削減
が可能で、取り扱いが容易で、排出者と収集運搬者と処
分者が各々計算機およびネットワーク設備を設置しなく
ても良く、電子的な情報処理も容易に行なえる廃棄物適
正処理管理システムを構築可能なことを示した。
【0152】また、前記(3.)の変形例では、第一の
実施例における電子シート型マニフェストに運搬終了報
告シートを設け、該運搬終了報告シートを収集運搬者の
運搬作業終了時に排出者へ送付することで、運搬終了報
告を容易に行なえ、廃棄物のトラッキングを行なえるこ
とを示した。
【0153】
【発明の効果】本発明により、コスト削減が可能で、取
扱いが容易で、集計処理を容易に電子的に行なえる廃棄
物適正処理管理システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙マニフェスト方式。
【図2】ペーパーレスマニフェスト方式。
【図3】電子印鑑および電子シート型マニフェストを用
いた廃棄物適正処理管理システム。
【図4】電子シート型マニフェスト。
【図5】電子シート型マニフェストの構造。
【図6】電子シート型排出者取引一覧表。
【図7】電子シート型収集運搬者取引一覧表。
【図8】電子シート型処分者取引一覧表。
【図9】電子印鑑外観。
【図10】マニフェスト情報読取りシステム。
【図11】運搬終了報告シート付き電子シート型マニフ
ェスト。
【図12】運搬終了受領欄付き電子シート型排出者取引
一覧表。
【図13】運搬終了報告を行なう電子印鑑および電子シ
ート型マニフェストを用いた廃棄物適正処理管理システ
ム。
【符号の説明】
10…排出者、20…収集運搬者、30…処分者、40
…自治体(都道府県・政令市)、13…排出者所有電子
印鑑、23…収集運搬者所有電子印鑑、33…処分者所
有電子印鑑、100…電子シート型マニフェスト、20
0…電子シート型排出者取引一覧表、300…電子シー
ト型排出者取引一覧表、400…電子シート型排出者取
引一覧表、700…マニフェスト情報読取りシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 耕一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 古川 達夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 Fターム(参考) 4D004 AA46 CA50 5B058 CA15 CA40 KA40 YA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排出者から排出された廃棄物が収集運搬者
    によって収集されて処分者まで運搬され、該廃棄物が該
    処分者によって処分される一連の過程を廃棄物管理票
    (マニフェスト)によって管理するシステムであって、
    シート状で押印可能な面を有し電子的情報の記憶機能と
    入出力機能を有する電子シートで作成した該マニフェス
    ト1枚と、各関与者が有し前記電子シートで作成した取
    引一覧表と、各関与者が有する、印判面を有し電子的情
    報の記憶機能と入出力機能を有する電子印鑑とで運用す
    ることを特徴とする廃棄物適正処理管理システム。
  2. 【請求項2】排出者から排出された廃棄物が収集運搬者
    によって収集されて処分者まで運搬され、該廃棄物が該
    処分者によって処分される一連の過程を廃棄物管理票
    (マニフェスト)によって管理するシステムであって、
    シート状で押印可能な面を有し、電子的情報の記憶機能
    と入出力機能を有する電子シートで作成した該マニフェ
    スト1枚に、各関与者が印判面を有し、電子的情報の記
    憶機能と入出力機能を有する電子印鑑を押印することで
    各関与者の情報を該マニフェストに電子的に記録すると
    共に、各関与者が有する該電子シートで作成した取引一
    覧表に、関与者らが前記電子印鑑を押印することで該取
    引一覧表に関与者の情報を電子的に記録することを特徴
    とする廃棄物適正処理管理システム。
  3. 【請求項3】印判面を有し電子的情報の記憶機能と入出
    力機能を有する電子印鑑によって押印が可能であり、ま
    たシートに埋め込まれたアンテナを介して電子的に押印
    が可能な欄である、 排出者の排出場欄および交付者署名欄や、収集運搬者の
    引受署名欄および終了署名欄や処分者の引受署名欄およ
    び終了署名欄および処分場終了確認欄から成ることを特
    徴とする電子シート型廃棄物管理票。
  4. 【請求項4】印判面を有し電子的情報の記憶機能と入出
    力機能を有する電子印鑑によって押印が可能であり、ま
    たシートに埋め込まれたアンテナを介して電子的に押印
    が可能な欄である、 交付者署名欄や収集運搬者引受署名欄や処分終了報告受
    領欄から成ることを特徴とする電子シート型排出者取引
    一覧表。
  5. 【請求項5】印判面を有し電子的情報の記憶機能と入出
    力機能を有する電子印鑑によって押印が可能であり、ま
    たシートに埋め込まれたアンテナを介して電子的に押印
    が可能な欄である、収集運搬者終了署名欄や処分者引受
    署名欄から成ることを特徴とする電子シート型収集運搬
    取引一覧表。
  6. 【請求項6】印判面を有し電子的情報の記憶機能と入出
    力機能を有する電子印鑑によって押印が可能であり、ま
    たシートに埋め込まれたアンテナを介して電子的に押印
    が可能な欄である、処分場終了確認欄や処分者終了署名
    欄から成ることを特徴とする電子シート型処分者取引一
    覧表。
  7. 【請求項7】請求項1記載の廃棄物適正処理管理システ
    ムであって、シート状で押印可能な面を有し電子的情報
    の記憶機能と入出力機能を有する電子シートで作成した
    マニフェストに該電子シートで作成した運搬終了報告シ
    ートを設け、該運搬終了報告シートを収集運搬者から排
    出者へ送付することで運搬終了報告を行なうことを特徴
    とする廃棄物適正処理管理システム。
  8. 【請求項8】印判面を有し電子的情報の記憶機能と入出
    力機能を有する電子印鑑によって押印が可能であり、ま
    たシートに埋め込まれたアンテナを介して電子的に押印
    が可能な欄である、排出者の交付者署名欄や、収集運搬
    者の終了署名欄から成る運搬終了報告シートを有するこ
    とを特徴とする電子シート型廃棄物管理票。
  9. 【請求項9】印判面を有し電子的情報の記憶機能と入出
    力機能を有する電子印鑑によって押印が可能であり、ま
    たシートに埋め込まれたアンテナを介して電子的に押印
    が可能な欄である、交付者署名欄や収集運搬者引受署名
    欄や運搬終了報告受領欄や処分終了報告受領欄から成る
    ことを特徴とする電子シート型排出者取引一覧表。
  10. 【請求項10】シート状で押印可能な面を有し電子的情
    報の記憶機能と入出力機能を有する電子シートであっ
    て、微弱電波使用非接触式読取り装置で読取り可能な欄
    と、光学的文字読取り装置で読取り可能な欄と、マーク
    シート読取装置で読取り可能な欄を組み合わせたことを
    特徴とする電子シート。
JP3531799A 1999-02-15 1999-02-15 廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート Pending JP2000235610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3531799A JP2000235610A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3531799A JP2000235610A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000235610A true JP2000235610A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12438443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3531799A Pending JP2000235610A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000235610A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163419A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Nishimatsu Constr Co Ltd 産業廃棄物処理データ登録システムおよび産業廃棄物処理データ登録方法
JP2002197153A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Roisu.Com Kk 物流管理システム
JP2007190832A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Fujifilm Corp 書類作成システム、用紙及び印判

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163419A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Nishimatsu Constr Co Ltd 産業廃棄物処理データ登録システムおよび産業廃棄物処理データ登録方法
JP2002197153A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Roisu.Com Kk 物流管理システム
JP2007190832A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Fujifilm Corp 書類作成システム、用紙及び印判
JP4645906B2 (ja) * 2006-01-19 2011-03-09 富士フイルム株式会社 書類作成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003212303A (ja) 廃棄物処理情報システム
CN105600218A (zh) 一种垃圾分类智能回收系统及其方法
US20120158607A1 (en) Method, system, and apparatus for tracking a hazardous waste shipment with a manifest
JP2006215857A (ja) 産業廃棄物等監視システムおよび監視方法
CN108320118A (zh) 一种医疗废物收集运输接收处理在线监测系统
NL1007944C2 (nl) Registratie van documenten.
JP3707205B2 (ja) 廃棄物処理情報管理方法およびシステム
JP2000235610A (ja) 廃棄物適正処理管理システム、電子シート型廃棄物管理票、一覧表及び電子シート
KR100910214B1 (ko) 무선인식기술을 이용한 유해성 특수폐기물 관리 시스템 및 방법
JP2006155645A (ja) 廃棄物保管装置
JPH1153453A (ja) 伝票発行システム
JP2007302358A (ja) 書類の廃棄処理方法及びその情報処理システム
CN113496773A (zh) 一种医疗废物运送管理方法
JP2009009555A (ja) 紙おむつ貸与管理システム
JP2000095303A (ja) 廃棄物処理管理システム
JP2008134802A (ja) 産廃ocr伝票による簡易データ入力&電子マニフェスト登録代行・報告・報告代行システム
JP2008140053A (ja) 情報管理システムおよび情報管理方法およびプログラムおよび記録媒体
JP2013246595A (ja) 廃棄物処理システム
CN104835021A (zh) 一种复用快递系统和复用快递袋面单打印读取方法
CN202339576U (zh) 一种电子业务受理单管理系统
JP2000200262A (ja) 転記ミス防止システム
CN205038677U (zh) 一种基于大数据的个人信用信息卡片系统
CA2440434A1 (en) Method for processing and delivering registered mail
JP2002080103A (ja) 廃棄物処理情報管理システム
JP2003288405A (ja) 古紙回収管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040323

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530