JP2000235396A - 機器の外装材構造 - Google Patents

機器の外装材構造

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JP2000235396A
JP2000235396A JP11035184A JP3518499A JP2000235396A JP 2000235396 A JP2000235396 A JP 2000235396A JP 11035184 A JP11035184 A JP 11035184A JP 3518499 A JP3518499 A JP 3518499A JP 2000235396 A JP2000235396 A JP 2000235396A
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noise
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Koichi Tsunoda
幸一 角田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル可能かつ製造工程が簡単で、剛性
アップを図れ、振動伝達や外装面からの音響放射も抑え
ることができ、大型化せずに機器の稼動時や待機時の発
生周波数を減衰させ、全体的な透過損失も向上させ得る
外装構造を提供する。 【解決手段】 外装部材11と蓋部材12をタッピング
ネジで締結して1つの外装カバーとする。外装部材11
にリブ13を複数設けて複数の空洞14を密閉空間とし
てヘルムホルツ共鳴器を構成し、穴15のみ機器内部へ
つなげ、ヘルムホルツ共鳴器を外装カバーと一体構造と
して振動伝達や外装面からの音響放射も抑えるととも
に、2枚の外装材でブロー成形と同等の透過損失とし、
リブ13で剛性、強度をアップさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、レーザプリンタ等の画像形成装置や、その他のO
A機器や家電製品等で、外装材を有する機器が発生させ
る騒音を低減可能な機器の外装材構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、画像形成装置等の機器から発生する騒音を静音化し
ようという提案は数多くなされており、外装材によって
静音化しようとするものも多い。図1はこのような静音
化対策の対象となる複写機の外観斜視図である。この複
写機1は、上面にコピー原稿を載せるコンタクトガラス
2と、その上に載せた原稿を押さえる圧板3を上部に設
け、それらの正面側に操作パネル4が設けてある。この
複写機1でコピーを取る時は、圧板3を開いてコンタク
トガラス2上に原稿をセットし、圧板3を閉じて原稿を
押さえ、操作パネル4のスタートスイッチを操作して原
稿の画像や文字を読み取り、読み取り内容を給紙トレー
5から送り出した紙の上に記録し、用紙を排紙トレー
(図示せず)に排出する。
【0003】このような複写機1は、装置内部保護や使
用者への安全のために外装カバーを備えているのが一般
的である。図1で見えている部分では、右前カバ−6、
左前カバー7、右上カバー8、後カバー9、右下カバー
10が主要な外装カバーとなっている。これらの外装カ
バーは、複写機1の構造体(図示せず)にネジ止めする
ことが多い。また、樹脂や鋼鈑で構成するのが一般的で
あるが、鋼鈑の場合、塗料で着色する必要があるためコ
スト高になりやすく、そのため近年では外装カバーの材
質を樹脂とする例が多くなっている。
【0004】図2(A)は、図1の複写機で採用し得る
樹脂製のブロー成形した外装カバーの断面図、同(B)
は、同じく射出成形した樹脂製の外装カバーの断面図で
ある。外装カバーは比較的大きなものになると、剛性を
出すために中空二重壁構造となるブロー成形品を使用す
る。すなわち、前面の開閉カバー6、7等は面積が大き
いので射出成形の1枚板の樹脂成形品では開閉時にフニ
ャフニャして開けづらく、時間が経つと壊れる可能性も
あるためである。
【0005】また外装カバーには、複写機1から発せら
れる騒音を遮音する効果がある。すなわち騒音が外装カ
バーを透過する間に減衰し、外側へ出てきた透過音は原
音よりもエネルギーが小さくなるというものである。こ
の騒音を減衰させる効果を透過損失(TL:Trans
mission Loss)という。透過損失が大きい
外装カバーほど、静音化効果が高い外装材ということに
なる。
【0006】1枚板の場合、外装材の透過損失(TL)
は次式で表される。
【数1】TL=14.5log10M+13 〔dB〕 なお上式中において、Mは外装材の面密度(kg/
2)は、
【数2】M=ρt であり、ρは外装材の密度(kg/m3)、tは外装材
の厚さ(m)である。
【0007】要するに、面密度Mが高いと透過損失TL
も大きくなる。面密度Mは材料の密度ρと厚さtの積で
あるから、材料が重くて厚いほど透過損失TLは増え
る。例えば厚さt=3mmのノリル樹脂(密度ρ=1.
06g/cm3)を上記数式1に代入すると透過損失T
L=20.3(dB)となる。これは50(dB)の騒
音レベルをその外装材で遮音すると29.7(dB)に
なることを示す。ただし、その外装材を用いた機器に外
部への開口部がない場合である。
【0008】もちろん、外装カバーの厚さを増やせば透
過損失も増えるが、増加した厚みに比例するわけではな
い。例えば、厚さtを2倍の6mmに変えた場合、上記
数式1に代入してみると、透過損失TL=24.7(d
B)となる。一方、板厚tを2倍にするよりも、2枚の
板を離して並べた方が透過損失TLは大きい。例えば厚
さt=3mmの2枚のノリル樹脂板(密度ρ=1.06
g/cm3、透過損失TL=20.3(dB))のもの
間を空けて並べると、透過損失TL=40.6(dB)
になる。すなわち一枚板の射出成形材より、ブロー成形
品の方が透過損失は断然大きくなる。現実には2枚の板
の構造的な結合や、中空層の音響的な結合により、完全
に板を独立させることは不可能であるが、1枚板よりは
確実に静音化効果は高い。
【0009】そこで、例えば特開平6−348079号
公報に開示の画像形成装置は、外装カバーは異なる材料
の固体層や空気層を交互に積層した積層体で、積層体を
構成する互いに隣接する固体層間を粘性材料を介して結
合させ、音が固体層と空気層の境界面を数回通過するう
ちに減衰させ、また固体層間の粘性材料で振動の伝達を
減衰させるものである。また、内壁に穴を開け、積層体
内部に吸音材を取り付けることにより、吸音効果を高め
ることも可能になっている。しかしながらこのような構
造では、何層も積層体を構成するのにコストが掛かり、
また異種材料を間に取り付けると樹脂のリサイクルが難
しくなるという欠点がある。すなわち内壁に吸音部材を
取り付けることは静音化効果は高いが、生産工程が複雑
になる上に、外装材のリサイクルができなくなってしま
う。
【0010】特開平8−015934号公報に開示の機
器の外装部材も、外装取り付け部材を介して伝搬してく
る振動を低減するために、少なくとも2箇所の異種材領
域を備え、一方の異種材料領域を他方の異種材料領域よ
りも弾性率が低い粘性材料で構成し、これによって境界
面を設けて振動吸収・反射させて振動の伝搬量を減らし
て静音化を図っているが、素材のリサイクルが困難にな
っている。また、振動が伝達されたものが外装面から音
響放射して騒音となることは防止できるが、内部の音が
外装部材を透過する音に対しては考慮されていない。
【0011】特開平8−199701号公報に開示の遮
音壁ユニットおよび遮音壁では、表壁部材と裏壁部材を
間隔を隔てて対向させ、側壁部材で内部を密閉した一体
構造とし、密閉した内部空間を音の伝搬が妨げられるよ
うな圧力に減圧して遮音壁とするものである。内部を減
圧しているので音の空気伝搬が妨げられ(真空なら伝搬
はゼロ)、効果的だが、減圧作業が難しく、品質を維持
するのも難しい。さらに製造工程が増えるのでコストア
ップにもつながっている。
【0012】ところでブロー成形の中空二重壁構造で
は、比較的低周波域において中空部の空気の弾性と2枚
の板の質量とが共振を起こし、極端に透過損失の値が低
下してしまう領域があり、遮音どころか逆にうるさくな
って音が出てくるという問題もある。この現象を低音域
共鳴透過といい、この現象が生じる周波数fは下記の数
式3で表される。
【数3】f=(C/2π)*[{(m1÷m2)/m
12}×(ρ0/d)]1/2 ここで、Cは音速(340m/s)、m1、m2は面密
度、ρ0は空気の密度、dは空気層の厚さである。同一
素材を用いれば面密度はm1=m2なので、低音域共鳴透
過が生じる周波数fは、
【数4】 f=(C/2π)*[(2/m1)×(ρ0/d)]1/2 となり、複写機の発生周波数の寄与が大きい1kHz以
下の場合が多い。
【0013】特開平10−2076162号公報に開示
の防音構造付き画像形成装置は、外装カバーをブロー成
形し、その内部に液室を形成して水等の液体を収納し、
液体の出入り口をゴムキャップ等で塞ぐことにより、稼
動時の騒音を遮断するもので、技術的な静音化効果は高
いが、液体を使うところに難点があり、部品の取り扱い
が煩わしくなっている。また特開平7−210061号
公報に開示の送風装置は、OA機器の外装材のファンの
排風口に、ヘルムホルツ共鳴器を有するダクトを取り付
け、送風ファンの回転時に発生する風切り音を、ヘルム
ホルツ共鳴空間に閉じ込めて減衰させ、風のみ機外に出
すようにしている。共鳴器を調節することで風切り音の
周波数が変化しても対応可能で、所望の周波数を減衰す
ることが可能であり効果的だが、ファンごとに設置する
必要があり、しかも外装材の外側に設置するので画像形
成装置の大型化につながるという不具合がある。
【0014】本発明はこれら従来の問題点にかんがみ、
リサイクル可能で製造工程も簡単な外装構造を提供する
ことを目的とする。また本発明は、外装材の剛性アップ
を図れ、振動伝達や外装面からの音響放射も抑えること
ができる外装構造を提供することを目的とする。さらに
本発明は、従来よりも大型化せずに、画像形成装置等の
機器の稼動時または待機時の発生周波数を減衰させ、全
体的な透過損失も向上させることができる機器の外装構
造を提供することを目的とする。
【0015】また特開平8−234519号公報に開示
の画像形成装置は、送風手段を備える画像形成装置にお
いて、前面のファンのルーバに吸音材付きのダクトを使
用し、風を背面に流して風を装置の底面に集中させて一
箇所から排気するもので、装置の側面には開口が無く、
開口からの直接音がなくなり、ファン音も静かになるよ
うにしてある。また外装材に開口がないので駆動系騒音
についても開口からの漏れがなくなる。しかしながら、
背面のダクトの分だけ装置形状が大きくなり、また外装
材自体は特に静音化のための工夫がなされていないので
内部の音が外装を透過してしまうことも多い。
【0016】本発明はこのような従来の問題点にかんが
み、背面側のダクトの存在によっても装置形状が大きく
ならず、静音化も図れる外装構造を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の機器の外装材構
造のうち請求項1に係るものは上記目的を達成するため
に、騒音を発生する画像形成装置等の機器の外装材構造
において、外装部材と内装部材の2部品で間隔を空けて
対向させて密閉構造とし、これら上記外装部材と内装部
材の間に稼動時に発生する周波数に対応する共鳴空間を
形成してなり、上記内装部材に機器本体の内部の少なく
とも一部につながる通路を設けてなることを特徴とす
る。
【0018】同請求項2に係るものは、上記外装部材と
上記内装部材間に配する補強リブを上記共鳴空間の構造
体の一部とすることを特徴とする。
【0019】同請求項3に係るものは、上記騒音の音源
位置と該騒音の周波数に合わせた共鳴空間を上記外装部
材と上記内装部材の少なくともいずれか、あるいは上記
外装部材と上記内装部材の間に、少なくとも1個設けて
なることを特徴とする。
【0020】同請求項4に係るものは、騒音を発生する
画像形成装置等の機器の外装材構造において、機器本体
が、側面を密閉構造とするとともに底面に空気と熱の出
し入れ用のダクトを設けたものであって、上記機器本体
内部の上記ダクト周辺にヘルムホルツ共鳴器を配してな
ることを特徴とする。
【0021】同請求項5に係るものは、上記共鳴空間が
ヘルムホルツ共鳴器であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお以下では従来と共通する部分に
は共通する符号を付すにとどめ重複する説明は省略す
る。図3は本発明に係る機器の外装材構造の一実施形態
を示す斜視図、図4はその拡大断面図である。本実施形
態の外装カバーは、外装部材11と内装部材である蓋部
材12からなり、ネジ穴16、17でタッピングネジに
より締結して1つの外装カバーとなっている。外装部材
11は、リブ13が図示のように複数設けてある。リブ
13の間は空洞14となっており、蓋部材12をネジ止
めすると空洞14は密閉空間となるが、それぞれの空洞
14は蓋部材12の穴15(あるいは短管)によっての
み外部とつながる。
【0023】この構造は、ヘルムホルツ共鳴器を外装カ
バーと一体構造としたものである。しかも、外装部材1
1と蓋部材12の2枚の外装材があるので、ブロー成形
と同じような透過損失の効果がある。また、リブ13を
設けたことでさらに剛性が増し、強度がアップし、剛性
が増しているので振動伝搬が抑えられ、振動によって外
装が加振されて音を放射することも少なくなっている。
【0024】ここで、ヘルムホルツ共鳴器の動作原理に
ついて説明する。ヘルムホルツ共鳴器18は、図4に示
すように、体積V1の空洞14に長さTb、断面積Sb
の穴(あるいは短管)15を結合することにより構成さ
れ、この穴15の開口部を機器の内部に接続する。機器
内部から穴15の入口に音圧が作用したとすると、穴1
5内の媒質(空気)が一体運動をし、空洞14内の媒質
(空気)に圧力変動が生じる。このような現象は、穴1
5内の媒質を質点、空洞14内の空気の体積変化による
圧力変化をバネと仮定すると、力学系の質点−バネモデ
ルと等価となり、ある周波数(以下、ヘルムホルツ共鳴
周波数という。)で共振(共鳴)が生じる。このヘルム
ホルツ共鳴周波数において空洞14内部への音響エネル
ギーが閉じ込められ、外部空間にとっては消音状態とな
る。この場合、ヘルムホルツ共鳴周波数Fh(Hz)
は、
【数5】Fh=C/2π(Sb/V1・Tb)1/2 で示される。ここでCは音速=340000(mm/
s)である。その他の長さの単位はmmである。この数
式5より、穴15の断面積Sb、長さTb、空洞14の
体積V1を変化させることによってヘルムホルツ共鳴周
波数を変えることができる。
【0025】図3の例は、空洞14を9個設置した例
で、穴15の長さTbは蓋部材12の板厚に当然等しい
ので一定であるが、空洞14の体積V1と穴15の断面
積Sbは自由に設定でき、待機時のファンの周波数や稼
動時の音圧レベルが高いモータやギヤの周波数等共鳴器
の数だけ消音効果が得られる。空洞14の体積V1と、
穴15の断面積Sbをうまく調整して設計することによ
り、必要な数だけヘルムホルツ共鳴器を外装カバーに内
蔵することが可能で、これによって目立つ周波数を全て
消音することができる。したがって、図3のような構造
例は、複写機等の前カバーに最適である。
【0026】図5〜図10は、本発明の他の実施形態を
示し、図5は図1の複写機1の後カバー9に相当する後
カバーの外装部材の斜視図、図6は同後カバーの蓋部材
の斜視図、図7は同外装部材と蓋部材を組み合わせた状
態の後カバーの正面図、図8は同後カバーとファンのダ
クトの組み合わせ状態を示す分解斜視図、図9は図1の
複写機1を図1における背面方向から見た駆動系とファ
ンダクトの配置例を示す図、図10は、図1の複写機1
に本実施形態の後カバーと前カバーを取り付けた状態の
断面図である。
【0027】ところで複写機等から発する騒音は、いく
ら外装カバーで遮音しようとしても開口部があるとそこ
から音が漏れて静音化できない。複写機は、一般的に定
着部や電源装置の熱を逃がす必要があるため、外装カバ
ーに開口部を設けてそこから自然冷却したり、ファンに
よって熱を強制冷却して熱を放出したりしている。この
開口部から機械内部の騒音も漏れるため、外装材の開口
部をなくし、ファンダクトを使用して機械の底面から空
気の出入りをさせることがある。この場合、ファンダク
トの厚み分だけ機械の形状が後方側に大きくなるが、壁
等にぴたりと付けても空気の出入りは底面からなので問
題ない。外装材の側面開口部で空気の出入りをさせる場
合は、壁にくっけると開口部を塞いでしまうので不可で
ある。ただし、ファンダクトの占有部分以外は、むだな
スペースが複写機の背面にできる。また、開口部を塞い
だので静音化になるが、遮音性能が低い外装カバーで
は、音が透過してしまう。そこで本実施形態では、ファ
ンダクト以外のあまった空間を利用して、外装カバ−に
ヘルムホルツ共鳴器を一体成形したものを配置する。
【0028】これらの図において、47は後カバーの外
装部材、48は蓋部材、49は後カバー、43、44は
ファンのダクトである。また、空間45、46はファン
ダクト42、43がはまり込むスペースである。
【0029】図5に示すように、後カバー49の外装部
材47はリブ13によって仕切られた空間を複数個有
し、空間45、46以外の空間はヘルムホルツ共鳴器の
空洞14として使用する。空洞14は複数あり、複雑な
配置形態を採用している。図6に示すように、後カバー
49の蓋部材48はファンダクト42、43用の逃げ4
5a、46aが設けてあり、他にヘルムホルツ共鳴器の
穴(あるいは短管)15が複数開いている。穴15は、
外装部材47の空洞14一つに対して一つの割合で対向
する形で開いている。図7に示すように、外装部材47
と蓋部材48を組み合わせた状態では穴15が開いてい
ない部分もあるが、必要に応じて全てに穴あるいは短管
を設けてもよい。
【0030】ヘルムホルツ共鳴器を複雑な配置形態とし
ているのは、図9に示す複写機の駆動系の配置に対応さ
せたためである。図9においてファン42とそのファン
ダクト43、44以外は駆動系の配置例である。スキャ
ナ駆動系は、スキャナモータ19と駆動プーリ20、従
動プーリ21、タイミングベルト22からなり、メイン
モータ駆動系は、メインモータ23、駆動プーリ24、
従動プーリ25、28、ベルトタイトナ26、タイミン
グベルト27、29を備え、現像部駆動系は現像モータ
30を、定着部駆動系は定着モータ31、駆動プーリ3
2、従動プーリ33、ベルトタイトナ34、タイミング
ベルト35を、紙搬送駆動系は搬送モータ36を、給紙
系駆動部は給紙モータ37、駆動プーリ38、従動プー
リ39、ベルトタイトナ40、タイミングベルト41を
備える。
【0031】駆動系の騒音はモータ騒音、タイミングベ
ルトと駆動プーリのかみ合い部分から発生する音が主で
ある。その騒音周波数は、ベルトの場合、モータ軸の回
転数に駆動プーリの歯数を乗じたものを基本周波数と
し、その2倍、3倍といったように出てくる。モータの
周波数は回転数に起因するものが発生するのが普通であ
る。このように、駆動系の音源はモータやベルトとプー
リのかみ合い部なので、音源のそばにヘルムホルツ共鳴
器を配置すれば静音化効果が高い。したがって、図7で
穴あるいは短管が開いていない部分があるのは駆動系が
ない部分であるが、最も近傍の音源の周波数に合わせた
穴あるいは短管を開けてもよい。
【0032】本実施形態での音源別のヘルムホルツ共鳴
器は、現像モータ30用のヘルムホルツ共鳴器51、ス
キャナモータ20用のヘルムホルツ共鳴器52、スキャ
ナベルト22用のヘルムホルツ共鳴器53、メインモー
タ23用のヘルムホルツ共鳴器54、メインモータベル
ト27用のヘルムホルツ共鳴器55、メインモータベル
ト29用のヘルムホルツ共鳴器56、搬送モータ36用
のヘルムホルツ共鳴器57、定着モータ31用のヘルム
ホルツ共鳴器58、定着駆動ベルト35用のヘルムホル
ツ共鳴器59、給紙モータ37用のヘルムホルツ共鳴器
60、給紙駆動ベルト41用のヘルムホルツ共鳴器6
1、62というように対応している。これらヘルムホル
ツ共鳴器は、発生周波数に合わせて空洞体積や穴あるい
は短管の断面積を変化させて一致させることが可能であ
る。また、モータやベルトの目立つ周波数が複数の場
合、空洞を分割して目立つ周波数の数だけ共鳴器を作る
ことも可能である。
【0033】図10は、図9の外装部材のみのA−A断
面図となっており、本実施形態の前カバーと後カバー4
9を複写機1に取り付けてある。複写機1は、上方から
順に、スキャナ63とスキャナ駆動系64、作像関係駆
動系65と作像部66、給紙バンク部67と給紙駆動系
68、キャスタ50とからなる。この複写機1の前面に
はヘルムホルツ共鳴器を一体成形した前カバー11が、
背面にはファン42とファンダクト43、ヘルムホルツ
共鳴器を一体成形した後カバー49が取り付けてある。
また、側面にもヘルムホルツ共鳴器を一体成形した外装
カバーを取り付けることが可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る機器の外装材構造は、以
上説明してきたように、外装部材と内装部材の2部品で
間隔を空けて対向させて密閉構造とし、外装部材と内装
部材の間に稼動時に発生する周波数に対応する共鳴空間
を形成し、内装部材に機器本体の内部の少なくとも一部
につながる通路を設けてなるので、機器が発生する任意
の周波数を消音でき、外装材2枚分の透過損失を得るこ
とができるという効果がある。
【0035】請求項2に係る機器の外装材構造は、以上
説明してきたように、外装部材と内装部材間に配する補
強リブを共鳴空間の構造体の一部としたので、上記共通
の効果に加え、補強リブが外装の剛性を高めて振動を伝
わり難くし、駆動部等の振動の伝搬に起因する外装面か
らの音響放射を防げるようになるという効果がある。
【0036】請求項3に係る機器の外装材構造は、以上
説明してきたように、騒音の音源位置と騒音の周波数に
合わせた共鳴器を外装部材と内装部材の少なくともいず
れか、あるいは外装部材と内装部材の間に少なくとも1
個設けてなるので、上記共通の効果に加え、消音する周
波数に合わせて確実に消音したい音源の周波数を消すこ
とができるようになるという効果がある。
【0037】請求項4に係る機器の外装材構造は、以上
説明してきたように、騒音を発生する画像形成装置等の
機器の機器本体が、側面を密閉構造とするとともに底面
に空気と熱の出し入れ用のダクトを設けたものであっ
て、機器本体内部のダクト周辺に共鳴器を配してなるの
で、装置背面の開口部をなくし、底面から空気や熱の出
し入れを行う場合、スペースの無駄をなくし、騒音を確
実に消音することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】静音化対策の対象となる複写機の外観斜視図で
ある。
【図2】図1の複写機で採用し得る樹脂製のブロー成形
した外装カバーの断面図(A)、同じく射出成形した樹
脂製の外装カバーの断面図(B)である。
【図3】本発明に係る機器の外装材構造の一実施形態を
示す斜視図である。
【図4】同拡大断面図である。
【図5】図1の複写機の後カバーに相当する本発明の実
施形態の後カバーの外装部材の斜視図である。
【図6】同後カバーの蓋部材の斜視図である。
【図7】同外装部材と蓋部材を組み合わせた状態の後カ
バーの正面図である。
【図8】同後カバーとファンのダクトの組み合わせ状態
を示す分解斜視図である。
【図9】図1の複写機を同図における背面側から見た駆
動系とファンダクトの配置例を示す図である。
【図10】図1の複写機に本実施形態の後カバーと前カ
バーを取り付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 複写機 2 コンタクトガラス 3 圧板 4 操作パネル 5 給紙トレー 6 右前カバ− 7 左前カバー 8 右上カバー 9 後カバー 10 右下カバー 11 外装部材 12 蓋部材 13 リブ 14 空洞 15 穴 16、17 ネジ穴 18 ヘルムホルツ共鳴器 19 スキャナモータ 20 駆動プーリ 21 従動プーリ 22 タイミングベルト 23 メインモータ 24 駆動プーリ 25、28 従動プーリ 26 ベルトタイトナ 27、29 タイミングベルト 30 現像モータ 31 定着モータ 32 駆動プーリ 33 従動プーリ 34 ベルトタイトナ 35 タイミングベルト 36 搬送モータ 37 給紙モータ 38 駆動プーリ 39 従動プーリ 40 ベルトタイトナ 41 タイミングベルト 42 ファン 43、44 ファンのダクト 45、46 空間 45a、46a 逃げ 47 後カバーの外装部材 48 同蓋部材 49 後カバー 50 キャスタ 51〜62 ヘルムホルツ共鳴器 63 スキャナ 64 スキャナ駆動系 65 作像関係駆動系 66 作像部 67 給紙バンク部 68 給紙駆動系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音を発生する画像形成装置等の機器の
    外装材構造において、外装部材と内装部材の2部品で間
    隔を空けて対向させて密閉構造とし、これら上記外装部
    材と内装部材の間に稼動時に発生する周波数に対応する
    共鳴空間を形成してなり、上記内装部材に機器本体の内
    部の少なくとも一部につながる通路を設けてなることを
    特徴とする機器の外装材構造。
  2. 【請求項2】 上記外装部材と上記内装部材間に配する
    補強リブを上記共鳴空間の構造体の一部とすることを特
    徴とする請求項1の機器の外装材構造。
  3. 【請求項3】 上記騒音の音源位置と該騒音の周波数に
    合わせた共鳴空間を上記外装部材と上記内装部材の少な
    くともいずれか、あるいは上記外装部材と上記内装部材
    の間に、少なくとも1個設けてなることを特徴とする請
    求項1または2の機器の外装材構造。
  4. 【請求項4】 騒音を発生する画像形成装置等の機器の
    外装材構造において、機器本体が、側面を密閉構造とす
    るとともに底面に空気と熱の出し入れ用のダクトを設け
    たものであって、上記機器本体内部の上記ダクト周辺に
    共鳴空間を配してなることを特徴とする機器の外装材構
    造。
  5. 【請求項5】 上記共鳴空間がヘルムホルツ共鳴器であ
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの機器
    の外装材構造。
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