JPH11109976A - 防音構造付き装置 - Google Patents

防音構造付き装置

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JPH11109976A
JPH11109976A JP9286081A JP28608197A JPH11109976A JP H11109976 A JPH11109976 A JP H11109976A JP 9286081 A JP9286081 A JP 9286081A JP 28608197 A JP28608197 A JP 28608197A JP H11109976 A JPH11109976 A JP H11109976A
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JP
Japan
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noise
soundproof structure
cover
flat box
box shape
Prior art date
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JP9286081A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kanda
聰 神田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装カバーに防音構造を備える防音構造付き
装置において、重量化・高コスト化を招かないで、十分
な防音効果が得られるようにする。 【解決手段】 たとえばモータなどの音源を内蔵する画
像形成装置10の前面および後面側を被う前後カバー1
2・13を、それぞれ扁平箱形状につくり、内部に真空
層14を形成する。そして、駆動時、画像形成装置10
内で発生する騒音を、前後カバー12・13の内外壁a
・bおよび真空層14で遮断して外部に漏れないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
・プリンタ・ファクシミリやそれらの複合機のような画
像形成装置など、モータ・ファン・歯車などの音源を内
蔵する装置に関する。その中でも、音源から発せられる
騒音が外部に漏れないように外装カバーを防音構造とし
た防音構造付き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防音構造付き装置では、
通常、全体の重量やコストの面を考慮し、外装カバーを
樹脂や金属の比較的薄い一枚板で形成し、その外装カバ
ーで被って内部のモータ等の音源から発せられる騒音が
外部に漏れないようにしたものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、その
ような一枚板の外装カバーだけでは、十分に防音効果を
得ることができなかった。そこで、従来の中には、外装
カバーに吸音材を貼り付けるなど、様々な防音構造を施
したものもあるが、いずれもコスト高などの問題がある
上に、依然として十分な防音効果が得られるものではな
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、たとえば以下の図1〜図3を用いて説明する
実施の形態のように、外装カバーの全部または一部、た
とえば前後カバー12・13を扁平箱形状に形成し、そ
の内部に真空層14を備えてなる、ことを特徴とする。
【0005】そして、駆動時、騒音を発生すると、その
騒音を外装カバーの扁平箱形状の内外壁および真空層1
4で遮断して外部に漏れないようにする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の防音構造付き装置において、たとえば以下の図1〜図
3を用いて説明する実施の形態のように、前記扁平箱形
状にリブ12a・13aのような剛性向上手段を設けて
なる、ことを特徴とする。
【0007】そして、剛性向上手段によって扁平箱形状
の内外壁に反りを生じないように補強する。
【0008】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
図4および図5を用いて説明する実施の形態のように、
外装カバーの全部または一部、たとえば前後カバー12
・13を扁平箱形状に形成し、その内壁aに複数の空気
穴15をあけてなる、ことを特徴とする。
【0009】そして、駆動時、騒音を発生し、その騒音
が外装カバー内に空気穴15を通って入ると、空気層1
6内で騒音を共鳴吸収によって減衰して吸収し、外部に
漏れないようにする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の防音構造付き装置において、たとえば以下に説明する
実施の形態のように、前記空気穴15の穴径を異ならし
めてなる、ことを特徴とする。
【0011】そして、駆動時、騒音を発生し、騒音が穴
径の異なる空気穴15を通って外装カバー内に入ると、
空気層16内で騒音を共鳴吸収によって減衰して吸収
し、外部に漏れないようにする。
【0012】請求項5に記載の発明は、たとえば以下の
図6を用いて説明する実施の形態のように、外装カバー
の全部または一部、前後カバー12・13を扁平箱形状
に形成し、その内壁aを吸音材20で形成してなる、こ
とを特徴とする。
【0013】そして、騒音発生時、その騒音を、吸音材
20およびその背後の空気層16で吸収して外部に漏れ
ないようにする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の防音構造付き装置において、たとえば以下に説明する
実施の形態のように、前記吸音材20を、その厚さ方向
に比重を連続的に変化させてなる多孔質層部材で形成し
てなる、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、この発明に
よる防音構造付き画像形成装置の概略断面図である。
【0016】図中符号10でその画像形成装置を示す。
画像形成装置10は、たとえば複写機などであり、その
内部に、感光体などのほかに、それらを駆動するモータ
や駆動伝達用の歯車や排気ファンなどの内部機器11を
備える。そして、それら内部機器11を複数の樹脂製外
装カバーで被ってなる。
【0017】図示画像形成装置10では、この外装カバ
ーのうち、たとえば内部機器11の図中左右に備える前
カバー12および後カバー13を、それぞれ扁平箱形状
につくり、その内部に真空層14を形成してなる。
【0018】前後カバー12・13には、外気圧で反り
を生じないように、たとえば図2および図3でも示すよ
うに、それぞれ内壁aおよび外壁bの対向する内面に、
格子状のリブ(この発明にいう「剛性向上手段」)12
a・13aを一体に設けて補強してなる。
【0019】そして、駆動時に、上記モータの回転音や
ファンの風切り音や歯車の噛合い音などの騒音が発生す
ると、その騒音を、前後カバー12・13の内外壁a・
bおよび真空層14で遮断して外部へ漏れないようにす
る。
【0020】ところで、この発明による画像形成装置1
0は、たとえば図4に示すような防音構造にすることも
できる。
【0021】図4に示す例では、前後カバー12・13
を、同様に樹脂材料で扁平箱形状につくり、各々の内壁
aに複数の空気穴15をあけ、その背後に空気層16を
形成する。そして、それら前後カバー12・13で所謂
「共鳴構造体」を構成し、たとえば図5で仮に鎖線で示
すように、空気層16内で空気穴15ごとに略ビン状を
なす空気の振動系領域fを形成して騒音を吸収できるよ
うにする。
【0022】したがって、駆動時に、騒音を発生し、そ
の騒音が空気穴15から空気層16内に入ると、所謂
「共鳴吸収」により音波を吸収して外部に漏れないよう
にする。つまり、空気穴15を通って騒音が入り、その
周波数が振動系領域fの固有振動数と一致すると、共振
を起して空気が空気穴15内で激しく振動し、その穴壁
との摩擦によって音波のエネルギーが熱に変わって消滅
する。
【0023】ところで、駆動時、実際には、モータなど
様々な音源から周波数の違う騒音が発せられる。そこ
で、図4に示す例において、前後カバー12・13の内
壁aには、それぞれ穴径の異なる空気穴15を設けるこ
とが好ましい。そして、そのように空気穴15の穴径を
違えることにより、周波数の違う騒音に対応すべく、空
気層16に固有振動数の異なる複数の振動系領域fを形
成する。
【0024】したがって、異なる周波数の騒音が発生し
ても、それら騒音が空気穴15を通って空気層16に入
ると、その周波数と一致する固有振動数の振動系領域f
において、上述のように「共鳴吸収」により音波をそれ
ぞれ吸収して外部に漏れないようにする。
【0025】さらに、この発明による画像形成装置10
では、たとえば図6に示すような防音構造にすることも
できる。
【0026】図6に示す例では、ともに扁平箱形状の前
後カバー12・13のうち、たとえば前カバー12の内
部に真空層14を形成する一方、後カバー13の内壁a
を板状の吸音材20で形成した防音構造とする。
【0027】吸音材20は、たとえば発泡ウレタン等の
多孔質材で形成し、後カバー13の外壁b側に接着等で
接合してなる。
【0028】そして、駆動時、騒音を発生すると、その
騒音を、前カバー12の内外壁a・bおよび真空層14
で遮断するとともに、後カバー13の吸音材20および
空気層16で吸収して外部に漏れないようにする。
【0029】図6に示す例では、吸音材20として、た
とえば厚さ方向に比重を連続的に変化させてつくる板状
の多孔質層部材を用いるとよい。たとえば多数の球状プ
ラスチック粒子を、間に微小な空隙を確保して溶着する
とともに、厚さ方向にその溶着度合いを変化させてつく
る多孔質層部材を用いる。
【0030】また、この発明による画像形成装置10で
は、たとえば図7に示すような防音構造にすることもで
きる。
【0031】図7に示す例では、ともに扁平箱形状の前
後カバー12・13のうち、前カバー12の内部に真空
層14を形成する一方、後カバー13の内壁aに空気穴
15を設ける防音構造とする。
【0032】そして、駆動時、騒音を発生すると、その
騒音を、前カバー12の内外壁a・bおよび真空層14
で遮断するとともに、その騒音が後カバー13の空気穴
15から空気層16内に入ると、その中で前述のように
共鳴吸収して外部に漏れないようにする。
【0033】なお、図示した画像形成装置10では、外
装カバーのうち、その一部の前後カバー12・13を防
音構造とするが、モータ等の音源位置に応じて、側面カ
バーなど他の外装カバーも同様な防音構造にすることも
できる。また、外装カバーの全体を扁平箱形状にした防
音構造にしてもよい。
【0034】さらに、以上の図示実施の形態では、画像
形成装置10にこの発明による防音構造を設ける例を示
したが、音源を内蔵する装置であれば、そのような画像
形成装置に設ける場合に限られない。
【0035】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、外装カバーの全部または一部を扁平箱形状に形成
し、その内部に備える真空層および外装カバーの内外壁
で騒音を遮断する簡単な構成とするため、重量化・高コ
スト化を招かず、十分な防音効果を得ることができる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
そのように内部が真空の扁平箱形状の壁面に剛性向上手
段を設けて補強するから、外気圧によって外装カバーに
反りなどの変形を生ずることを防止することができる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、外装カバ
ーの全部または一部を扁平箱形状に形成し、その内壁の
空気穴から入る騒音を背後の空気層で共鳴吸収して遮音
する簡単な構成とするため、重量化・高コスト化を招か
ず、十分な防音効果を得ることができる。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、加えて、
その空気穴の穴径を異ならしめ、空気層で周波数の異な
る騒音を共鳴吸収できるようにするから、広い周波数帯
域の騒音を効果的に遮断することができる。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、外装カバ
ーの全部または一部を扁平箱形状に形成し、吸音材およ
び背後の空気層で騒音を吸収する簡単な防音構造とする
から、重量化・高コスト化を招かず、十分な防音効果を
得ることができる。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、加えて、
吸音材を、厚さ方向に比重を連続的に変化させてなる多
孔質層材で形成するから、外装カバーを構造体として十
分な強度や剛性を確保し、化学的安定度を高くし、経時
変化を少なくし、さらに加工時の寸法精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による防音構造付き画像形成装置の一
例を示す概略断面図である。
【図2】その画像形成装置に備える外装カバーを、一側
を破断して示す部分斜視図である。
【図3】その外装カバーの一部を拡大して内部形状を示
す縦断面図である。
【図4】この発明による防音構造付き画像形成装置の他
例を示す概略断面図である。
【図5】その他例において、外装カバーを共鳴構造体と
した場合の説明図である。
【図6】そのさらに他例を示す概略断面図である。
【図7】さらにその別の例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
12 前カバー(外装カバー) 13 後カバー(外装カバー) 12a・13a リブ(剛性向上手段) 14 真空層 15 空気穴 20 吸音材 a 前後カバーの内壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装カバーの全部または一部を扁平箱形
    状に形成し、その内部に真空層を備えてなる、防音構造
    付き装置。
  2. 【請求項2】 前記扁平箱形状の壁面に剛性向上手段を
    設けてなる、請求項1に記載の防音構造付き装置。
  3. 【請求項3】 外装カバーの全部または一部を扁平箱形
    状に形成し、その内壁に複数の空気穴をあけてなる、防
    音構造付き装置。
  4. 【請求項4】 前記空気穴の穴径を異ならしめてなる、
    請求項3に記載の防音構造付き装置。
  5. 【請求項5】 外装カバーの全部または一部を扁平箱形
    状に形成し、その内壁を吸音材で形成してなる、防音構
    造付き装置。
  6. 【請求項6】 前記吸音材を、その厚さ方向に比重を連
    続的に変化させてなる多孔質層部材で形成してなる、請
    求項5に記載の防音構造付き装置。
JP9286081A 1997-10-02 1997-10-02 防音構造付き装置 Pending JPH11109976A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004037582A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Nippon Light Metal Co Ltd 吸音構造体
JP2006058688A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Fuji Xerox Co Ltd 外装カバー
JP2006239876A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7684726B2 (en) 2006-05-26 2010-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having the outer cover including acoustic insulation and heat conductive layers
JP2012133260A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US9767783B2 (en) 2015-01-30 2017-09-19 Ricoh Company, Ltd. Device and image forming apparatus

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