JP2010116118A - ダクト及び車両構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸音構造体が、音波を振動に変換して、音波エネルギーを機械エネルギーとして消費して吸音を行う。例えば、吸音構造体が吸音する周波数を低い値に設定した場合には、例えばエンジン音のような低周波数の音を効率良く吸音することができる。
【解決手段】車両は、冷暖房ダクト208を備えている。この冷暖房ダクト208は、音圧駆動によって吸音を行う膜吸音体10が複数連結されることにより形成されている。この膜吸音体10は、インストルメントパネル内や車室内にこもる音が膜吸音体に伝達され、その振動膜12を振動させる。この振動により、インストルメントパネル内や車室内の音波エネルギーが機械エネルギーとして消費されて吸音を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、エンジン音やロードノイズ等の比較的低い周波数の音を吸音することが可能なダクト及び車体構造体に関する。
車体構造体において、車室に浸入する音を吸収する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ダッシュパネルの内部に設けられたダクトに、吸音材としてフェルトを貼着した吸音構造が開示されている。また、特許文献2には、ダクトの内壁面に吸音材を配置した吸音構造が開示されている。
特開2001−97020号公報 特開2005−104169号公報
しかし、特許文献1に開示されている、フェルトを吸音材として使用する技術においては、エンジン音、走行中の風切り音、タイヤや路面からひろうロードノイズ等のように、400Hz以下の比較的低い周波数の音や、空調装置の送風機の駆動によって発生する、およそ500Hzに音圧のピークのある音を減衰させることができない。また、特許文献2に開示されている吸音構造では、ダクト内部に吸音材を収容させるための構造が複雑であり、やはり上記の音に対する減衰効果は小さい。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成の吸音構造によって、低周波領域における音を効率良く吸音することにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係るダクトは、車両に設けられ、空調装置から車室に送られる空気を通すダクトであって、開口した中空領域を有する筐体と、前記筐体の中空領域の開口部を塞ぐ膜状又は板状の振動体とを備え、当該筐体と当該振動体とで吸音構造体を成すことを特徴とする。
また、本発明のダクトは、車両に設けられ、空調装置から車室に送られる空気を通すダクトであって、開口した中空領域を有する筐体と、前記筐体に設けられた第1及び第2の孔と、前記中空領域の開口部を塞ぐ膜状又は板状の振動体とをそれぞれ備える複数の吸音構造体が、各々の前記中空領域が前記第1及び第2の孔を介して連通するように、連結されていることを特徴とする。このダクトの好ましい態様において、前記筐体の一の面に前記第1の孔が設けられ、当該面に対向する面に前記第2の孔が設けられ、前記一の面と前記対向する面との距離は、前記空調装置が有する送風機の駆動により発生する音の波長の4分の1の長さであることを特徴とする。
また、本発明の車体構造体は、上記のいずれか1の構成のダクトを備えることを特徴とする。別の好ましい態様において、車体構造体は、フロントガラスの下方に設けられたインストルメントパネルを備え、前記ダクトは、前記インストルメントパネルの内側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成の吸音構造体が、音波を振動に変換して、音波エネルギーを機械エネルギーとして消費して吸音を行う。この吸音構造体は、例えばエンジン室等から到来して車室に侵入したり、空調装置から到来して車室に浸入する低周波数の音を吸音するのに適している。
以下、吸音構造体を備えた車体構造体について説明する。
<第1実施形態>
車両においては、通常、車体や部品どうしの間に生じる空隙に吸音構造体を配置しているが、本発明者らは、車両の空調装置から車室に送られる空気を通すダクトに吸音構造体を設けることを着想した。一般に、車室の境界面においては、音波の粒子速度が大きな値をとらないのに対し、音圧は高いところと低いところが生じる(いわゆる、音圧分布)。そこで、音圧駆動による吸音機構を有する吸音構造体は、吸音される音響エネルギーが、吸音効率とそこに入射する音響エネルギーの積で決まるため、高音圧の部位に前記音圧駆動の吸音構造を優先的に配置することで、効率的に車室内の音響エネルギーを消散することが可能となる。また、音圧駆動に基づく吸音構造体では、λ/4の背後空気層を構成することなく実現できるため、壁面近傍での吸音を可能とし、低周波数領域における音に対しても大きな背後空気層を必要としないという利点がある。
なお、本実施形態におけるダクトは、車両におけるフロントガラスの下方に設けられたインストルメントパネルの内部に設けられる。また、本実施形態のインストルメントパネルは、運転席及び助手席の前面に取り付けられた内装部全体のことである。
(1−1)構成
(1−1−1)車両
図1は、本発明の第1実施形態に係る4ドアセダン形の車両100を示す斜視図である。この車両100においては、車体構造体の基台となるシャーシ110に対して、ボンネット101、車両100の出入り口となる4枚のドア102、トランクドア103が開閉可能に取り付けられる。
図2は、シャーシ110及びドア102の内側を模式的に示す図である。このシャーシ110は、ベース120と、このベース120から上側に延びるフロントピラー119、センターピラー113、リアピラー114と、ピラー119,113,114によって支えられる天井115と、車室105と荷室107とに分けるトランク仕切隔壁117と、車両100内の車室105に設けられたインストルメントパネル200と、車室105と荷室107とに分けるトランク仕切隔壁117と、ピラー119などによって支持されるフロントガラス118とを有する。インストルメントパネル200は、車室105において車両100の車体によって支持されている。インストルメントパネル200は、フロントガラス118の下方に設けられており、図2に示すエンジン室106に比較的近い位置に設けられている。
(1−1−2)インストルメントパネル
本実施形態の特徴は、インストルメントパネル200の内側に設けられたダクトに吸音構造体を備えたことにある。
図3は、図2に示す領域aの位置に設けられたインストルメントパネル200の外観を示した図である。インストルメントパネル200の内部空間には、後述する空調装置201の他、スピードメータや燃料計、距離計等の計器類のほか、各種スイッチ、オーディオ機器等が収容されている。インストルメントパネル200の前面には、図3に示すように、空調装置201から送られる冷暖房風(空気)が吹き出す冷暖房風吹出口202,203,204や、オーディオ機器の一部を構成するスピーカ等が設けられている。インストルメントパネル200の上面にはデフロスタ吹出口205が設けられており、空調装置201から送られてくる温風が、このデフロスタ吹出口205から吹き出される。
図4は、インストルメントパネル200の内部の構造を模式的に表した図で、図3の切断線IV−IVで切断したときの断面を表している。インストルメントパネル200の内部に形成される空間は、インストルメントパネル200とエンジン仕切障壁116とにより囲まれた空間である。インストルメントパネル200の内部には、空調装置201、冷暖房ダクト206,208、及びデフロスタダクト207が設けられている。なお、インストルメントパネル200の内部には、図示したもの以外にも、種々の収容物が収容されているが、その図示を省略する。
空調装置201は、車室105に冷暖房風を送る冷暖房装置として機能するとともに、フロントガラス118の車外側の霜や、フロントガラス118の車室105側の曇りを取るための温風を送るデフロスタとしても機能する。冷暖房装置として機能する空調装置201から送られる冷暖房風は、冷暖房ダクト206,208を通って、冷暖房風吹出口202〜204から車室105に送られる。また、デフロスタとして機能する空調装置201から送られる温風は、デフロスタダクト207を通って、デフロスタ吹出口205からフロントガラス118に向かって吹き出されるように、車室105に送られる。
図5は、インストルメントパネル200を図4に示す矢印I方向に見たときの、冷暖房ダクト208の配置の様子を示す平面図である。同図に示すように、外形が「L」字形である2組の冷暖房ダクト208,208が、それぞれ長手方向側の一端側が空調装置201と接続され、他端側が冷暖房風吹出口202,203側に位置するように設けられている。インストルメントパネル200には、空調装置201から送り出された空気であって冷暖房風吹出口202から吹き出される空気を通す冷暖房ダクト208と、冷暖房風吹出口203から吹き出される空気を通す冷暖房ダクト208との2つが設けられている。
図6は、冷暖房ダクト208の外観を示す斜視図である。同図は、前者の冷暖房ダクト208を図示したものであるが、後者の冷暖房ダクト208も同じ形状、寸法を有している。同図に示すように、冷暖房ダクト208は、一端から他端へと貫通する中空領域を有しており、この中空領域を通って、空調装置201からの空気が送り出される。特に、図6に示す範囲Rにおいて冷暖房ダクト208は直線状に延びており、この範囲Rの部分に後述する吸音構造体が備えられる。
なお、以下の説明では、特に断りのない限り「冷暖房ダクト208」は、範囲Rの部分を指すものとする。
(1−1−3)冷暖房ダクト
図7は、冷暖房ダクト208のうち、吸音構造体を備える範囲Rの部分の外観を示す図である。
同図に示すように、冷暖房ダクト208は、外形が直方体である複数の膜吸音体10が複数連結されて構成され、長手方向を有している。複数の膜吸音体10は、各々が例えば接着剤により接着されて連結されている。また、同図に示すように、膜吸音体10には、そのうちの1つの面に矩形状の振動膜12が設けられている。
続いて、膜吸音体10の構造について具体的に説明する。
図8は、膜吸音体10の構造を示す分解斜視図である。図9は、膜吸音体10の各面の様子を模式的に表した図である。図10は、膜吸音体10の断面の様子を表した図である。図9(a)は、図8に示す矢印I方向から見たときの様子を表し、同図(b)は、図8に示す矢印II方向から見たときの様子を表し、同図(c)は、図8に示す矢印III方向から見たときの様子を表している。図10(a)は、図9に示す切断線IX−IXで膜吸音体10を切断したときの断面を表し、図10(b)図9に示す切断線X−Xで膜吸音体10を切断したときの断面を表している。
膜吸音体10は、筐体11と振動膜12とを備えている。筐体11は、例えば合成樹脂材料(例えば、ABS樹脂)によって箱形に形成され、開口した中空領域を有する部材である。具体的には、筐体11には矩形の開口部121が開けられている。膜吸音体10(筐体11)の大きさは次の通りである。なお、「H」は、膜吸音体10の高さ方向の長さを表し、「W」は、膜吸音体10の幅方向の長さを表し、「D」は、膜吸音体10の厚さ方向の長さを表している。
膜吸音体10の大きさ:高さ(H)100mm×幅(W)160mm×厚さ(D)30mm
振動膜12は、例えば高分子化合物(例えば、無機充填材入りオレフィン系共重合体)によって膜状に形成されており、筐体11の開口部121を塞ぐようにして設けられている。振動膜12は、筐体11の開口部121の面積よりもやや大きく、振動膜12の端部付近が筐体11に接着されて、筐体11に保持されている。なお、この振動膜12は、弾性を有する素材が板状に形成されていてもよい。このように、振動膜12が筐体11の開口部121を塞ぐことにより、振動膜12の背後に筐体11内の空気層13が画成される。
また、図9(b),(c)に示すように、筐体11の高さ方向と厚さ方向からなる面には、それぞれ円形状の孔111,112が設けられている。具体的には、筐体11のうち、振動膜12が設けられていない一の面に孔111(第1の孔)が設けられ、その面に対向する面に孔112(第2の孔)が設けられている。孔111,112は、筐体11の中空領域と、筐体11の外部空間とを連通させる。冷暖房ダクト208において、孔111を介して筐体11の中空領域に侵入した空気が、孔112を介して隣の膜吸音体10の筐体11に侵入するようになっている。つまり、孔111,112は、冷暖房ダクト208がダクトとしての機能を果たすように設けられたものである。
なお、孔111,112の形状は円形状に限らず、矩形状等であってもよい。
上述したように、膜吸音体10の幅方向の長さWが「160mm」に設定されているが、その理由は以下の通りである。なお、膜吸音体10の幅方向の長さWは、孔111が設けられた面と、孔112が設けられた面との距離に等しい。
空調装置201は、図示せぬ送風機(ファン)を有しており、この送風機を駆動させることにより空気を送り出している。その際、送風機の回転音等を含む比較的低い周波数の音(以下、「排風音」という。)が発生する。この排風音は、500Hz付近で音圧が特に高くなっている。膜吸音体10においては、この排風音の波長の4分の1の長さ(160mm)となるように、幅方向の長さWが設定されている。送風機の排風音の音圧が特に高くなる周波数は、空調装置201の仕様等により決まるから、空調装置201が有する送風機の駆動により発生する音の波長を決めておき、それに応じた長さWが設定されるとよい。
孔111から筐体11の中空領域に侵入して、孔112が設けられた面に到達する音波(入射波)のうち、その多くは当該面に反射させられる。孔112が設けられた面を固定端とみなすと、固定端である面で反射した反射波は、入射波に対して位相が180°変化させられる。よって、幅方向の長さWの4倍の長さの波長を有する音波については、入射波と反射波とが干渉して定在波が発生する。このようにして所定の波長(=4λ)の定在波を生じさせることにより、筐体11の内壁面での摩擦等により音響エネルギーを熱エネルギーに変換し、空気層13の音響エネルギーを減少させることができる。すなわち、膜吸音体10は、気体層の音響エネルギーを吸収してその消散を促進し、冷暖房ダクト208の吸音効率を向上させる。このような事情に鑑み、空調装置201により発生する排風音の波長の4分の1の長さとし、定在波が発生するような長さWが決められている。冷暖房ダクト208において、膜吸音体10は複数連結されているから、各々の膜吸音体10において、排風音の消音効果を得ることができる。
以上説明したような構成を有する膜吸音体10は、後述する条件に設定することで、振動膜12に伝わるインストルメントパネル200の内部の音圧と、空気層13側の音圧との差(即ち、振動膜12の前後の音圧差)によって振動膜12が駆動される。これにより、当該膜吸音体10に到達する音波のエネルギーは、この振動膜12の振動により消費されて音が吸音されることになる。即ち、膜吸音体10は、音圧駆動により励振された振動により吸音効果を発揮する。
(1−1−4)膜吸音体の設定条件
ここで、膜吸音体10の設定条件について説明する。
一般に、膜状又は板状の振動体と空気層により音を吸収する吸音構造について、減衰させる周波数は、振動体の質量成分(マス成分)と空気層のバネ成分とによるバネマス系の共振周波数によって設定される。空気の密度をρ[kg/m]、音速をc[m/s]、振動体の密度をρ[kg/m]、振動体の厚さをt[m]、空気層の厚さをL[m]とすると、バネマス系の共振周波数は式(1)で表される。
Figure 2010116118
また、板・膜振動型吸音構造において振動体が弾性を有して弾性振動をする場合には、弾性振動による屈曲系の性質が加わる。建築音響の分野においては、振動体の形状が長方形で一辺の長さをa[m]、もう一辺の長さをb[m]、振動体のヤング率をE[Pa]、振動体のポアソン比をσ[−]、p,qを正の整数とすると、以下の式(2)の式で板・膜振動型吸音構造の共振周波数を求め、求めた共振周波数を音響設計に利用することも行われている(周辺支持の場合)。
Figure 2010116118
そして、本実施形態においては、上記数式から160〜315Hzバンド(1/3オクターブ中心周波数)を吸音するよう、以下のようにパラメータが設定される。
Figure 2010116118
一方、上記式(2)において、バネマス系の項(ρ /ρtL)と屈曲系の項(バネマス系の項の後に直列に加えられている項)とが加算される。このため、上記式で得られる共振周波数は、バネマス系の共振周波数より高いものとなり、吸音のピークとなる周波数を低く設定することが難しい場合がある。
このような吸音体においては、バネマス系による共振周波数と、振動体の弾性による弾性振動による屈曲系の共振周波数との関連性は十分に解明されておらず、低音域で高い吸音力を発揮する膜吸音体の構造が確立されていないのが実情である。
そこで、発明者達は鋭意実験を行った結果、屈曲系の基本振動周波数の値をfa、バネマス系の共振周波数の値をfbとし場合、以下の式(3)の関係を満足するように、上記パラメータを設定すればよいことがわかった。これにより、屈曲系の基本振動が背後の空気層のバネ成分と連成して、バネマス系の共振周波数と屈曲系の基本周波数との間の帯域に振幅の大きな振動が励振されて(屈曲系共振周波数fa<吸音ピーク周波数f<バネマス系基本周波数fb)、吸音率が高くなる。
0.05≦fa/fb≦0.65 ・・・(3)
さらに、以下の式(4)に設定する場合、吸音ピークの周波数がバネマス系の共振周波数より十分に小さくなる。この場合、低次の弾性振動のモードにより屈曲系の基本周波数がバネマス系の共振周波数より十分に小さく、300[Hz]以下の周波数の音を吸音する吸音構造として適していることも分かった。
0.05≦fa/fb≦0.40 ・・・(4)
このように、上述した式(1)、(2)の条件を満足するように各種パラメータを設定することにより、吸音のピークとなる周波数を低くした吸音体が構成できる。
(1−2)第1実施形態の作用・効果
本実施形態においては、車両100の冷暖房ダクト208は、膜吸音体10が複数連結されて構成されている。エンジン音等の比較的周波数の低い音は、各々の膜吸音体10に効率良く吸音される。ここで、比較的低い周波数とは、車室105内の固有振動のうちその振動数が最も低い周波数である基本振動の周波数(通常の車室では約80Hz)と、当該車室105が拡散音場とみなせる周波数帯域(通常の車室では約500Hz以上の帯域)との間の周波数帯域であって、当該車室105において離散的にモードがあるとみなせる周波数をいう。
本実施形態の冷暖房ダクト208において、インストルメントパネル200の内部に伝播する音であって、エンジン室106から到来するエンジン音やフロントガラスを通過してくるロードノイズ等の音が、振動膜12に伝達し、これを振動させる。この振動により、インストルメントパネル200内部の音波エネルギーが機械エネルギーとして消費されて吸音が行われ、インストルメントパネル200を透過して車室105へ伝達する音の伝搬が抑制される。例えば、膜吸音体10の設定を上記パラメータの数値に設定することにより、エンジン室106からのエンジン音やロードノイズのような低周波数の音(インストルメントパネル200内の固有振動に対応した音圧が局所的に高くなる音の周波数(160Hz〜315Hzの帯域))を効率良く吸音することができる。
また、膜吸音体10は、冷暖房ダクト208におけるダクトとしての機能を果たしておいるから、吸音構造体としての機能と、空気の流路を提供するダクトとしての機能とを有している。これにより、ダクトと吸音構造体とを別々の構成として設けるような場合と比べて、インストルメントパネル200内部に占める、ダクト及び吸音構造体の収容容量を小さくすることができ、その他の収容物を収容する妨げとならない。また、膜吸音体10の幅方向の大きさWを、消音効果を高めたい音の波長の4分の1の長さに決めて定在波を発生させることにより、その周波数領域の音をさらに減衰させることができる。これにより、空調装置201の排風音についても効果的に減衰させることができる。
(1−3)第1実施形態の変形例
前述した第1実施形態は次のような変形が可能である。
(1−3−1)
上述した第1実施形態では、複数の膜吸音体10が接着により連結されて、冷暖房ダクト208が構成されていたが、所定の固定具等を用いて各々が連結されてもよい。
また、各々の膜吸音体10を、別の部材を用いて連結させるようにしてもよい。ここで、図11は、本変形例の冷暖房ダクト208aの構成を示した図である。同図に示すように、この変形例では、隣り合う膜吸音体10どうしが、管状部材14を介して連結されている。管状部材14は、一端から他端へと貫通する中空領域を有しており、その一端は、図11に示す左側にある膜吸音体10の孔112と接続され、他端は、右側にある膜吸音体10の孔111と接続されている。これにより、隣り合う膜吸音体10どうしの中空領域は、管状部材14の中空領域を介して連通することになり、管状部材14は冷暖房ダクト208における空気の流路となる。このような構成であっても、冷暖房ダクト208aがダクトとしての機能を果たすことができるし、膜吸音体10による吸音の効果も得ることができる。
なお、この場合において、管状部材14に代えて、例えば断面が矩形等の別の形状の部材を用いてもよく、一端から他端へと空気が流れるように構成された部材であれば、その形状やサイズはどのようなものであってもよい。また、その部材は、吸音構造を備えていても、備えていなくてもよい。
(1−3−2)
上述した第1実施形態では、複数の膜吸音体10が、いずれも同じ形状・寸法を有していたが、膜吸音体10によって異なっていてもよい。特に、膜吸音体10の筐体11の寸法によって膜吸音体10の共振周波数が異なるため、吸音される周波数の範囲を広げることができる。
また、膜吸音体10が設けられた位置の音圧に応じて適した共振周波数を有するようにしてもよい。この場合、音圧が高くなる部位(インストルメントパネル200内或いは車室内の固有振動姿態(モード)に対応して音圧が高くなる(音圧の腹となる)部位、具体的にはガラスなどの反射性の部材で構成された、凹んだ空間など。)に配置される膜吸音体10はその寸法の大きく、音圧が低くなる部位に配置される膜吸音体10は、その寸法を小さくするとよい。
(1−3−3)
上述した第1実施形態では、膜吸音体10の構成を、矩形状の筐体11と、筐体11の開口部121を塞ぐ振動膜12と、筐体11内に画成される空気層13とを具備する構成としたが、本発明による筐体は、箱型に限らず円筒状でもよいし、膜吸音体10の高さ方向と厚さ方向からなる断面が、円形状や多角形状であってよい。また、いずれの形状の筐体であっても、振動膜12に対して振動条件を変更するための集中質量を、振動膜12の中央部に設けることが望ましい。
また、冷暖房ダクト208は「L」字型に成形されていたが、この形状は一例であり、これと異なる形状であってもよい。図6に示す範囲Rの部分のように、冷暖房ダクトに膜吸音体10が備えられていれば、吸音効果を得ることができるからである。また、膜吸音体10における孔111,112を互いに対向する面に設けず、別の位置に設ける場合であっても、振動膜12の振動に応じた吸音効果を得ることはできる。また、孔111,112が複数設けられていてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明による第2実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、一般的な構成のダクトを加工して吸音構造体を構成するようにした点にある。なお、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図12は、冷暖房ダクト208bの外観を示す斜視図である。なお、同図では、図中最も右の振動膜12のみを分解した状態で示している。
同図に示すように、冷暖房ダクト208bにおいては、ダクトの筐体11bが長手方向を有しており、その中空領域を通って空調装置201から車室105に向かって空気が通る。また、冷暖房ダクト208bの側面には、複数の振動膜12が設けられている。この筐体11bと振動膜12とで吸音構造体が構成されている。
また、図12に示すように、冷暖房ダクト208bの中空領域の断面は矩形状である。冷暖房ダクト208bは、上述した第1実施形態と同様の開口した中空領域を有している。冷暖房ダクト208bの筐体11bの側面に、複数の矩形状の開口部が設けられており、各々の開口部を塞ぐようにして複数の振動膜12が貼着して設けられている。このように、振動膜12が筐体11bの開口部を塞ぐことにより、筐体11b内に空気層13が画成される。
このような構成を有する冷暖房ダクト208aにおいても、「(1−1−4)膜吸音体の設定条件」の項で述べた条件を適宜設定することで、振動膜12に伝わるインストルメントパネル200の内部の音圧と、空気層13側の音圧との差によって振動膜12が駆動される。これにより、当該膜吸音体10に到達する音波のエネルギーは、この振動膜12の振動により消費されて音が吸音される。このような第2実施形態によれば、既製品のダクトを、比較的容易に吸音構造体を備えるよう加工することができ、吸音構造体としての構造をさらに簡素化することができる。
図13に、冷暖房ダクト208,208bをインストルメントパネル200の内部に設けた場合の、騒音低減効果を調べる実験の結果を示す。このグラフは、空調装置201の駆動時に助手席において測定した音圧を示す周波数特性であり、実線が吸音構造体を用いない場合の周波数特性を示し、一点鎖線が第1実施形態の冷暖房ダクト208を用いた場合の周波数特性を示し、点線が第2実施形態の冷暖房ダクト208bを用いた場合の周波数特性を示している。同図に示すように、冷暖房ダクト208,208bを用いた場合には、周波数160Hz〜500Hzの範囲において、騒音レベルが低減され、騒音が集中する低い周波数における音を吸音できるという結果が得られた。特に、冷暖房ダクト208を用いた場合、膜吸音体10の幅方向の長さWを排風音の吸音効果を高めるように設定したから、その周波数領域に相当する450Hz〜700Hz付近においても、さらに良好な吸音特性を得られている。この結果、本実施形態における車体構造体においては、冷暖房ダクト208に設けられた膜吸音体10によって、例えばエンジン音やロードノイズ、空調装置201の排風音を効率良く吸音させることができ、車室105内の静粛感を高めることができる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述した第1、第2実施形態において、冷暖房ダクト208,208bを配置する位置を、以下に説明するような位置に変形してもよい。
エンジン室106と車室105とを隔てるエンジン仕切障壁116には、スポンジ等の多孔質材やグラスウール等の“ダッシュサイレンサ”と呼ばれる吸音材を設けられることがある。これは、エンジン室106から車室105へと伝播するするエンジン音を和らげるためのものである。吸音構造体を備えた冷暖房ダクト208,208bを、このダッシュサイレンサの表面に沿わせるようにして設けてもよい。このようにすれば、吸音構造体を備える冷暖房ダクトからその外部に排風音が洩れてしまっても、ダッシュサイレンサにより、排風音を効率的に吸音することができるようになる。これにより、車室105の静粛性をさらに高めることができる。
(2)上述した第1及び第2実施形態では、冷暖房ダクト208,208bに吸音構造を備えるようにしていたが、冷暖風ダクト206や、デフロスタダクト207に吸音構造を備えるようにすることももちろん可能である。要するに、空調装置から送り出される空気を車室に運ぶダクトに、本発明に係る吸音のための構造を採用することができる。このようにすれば、インストルメントパネル200に備える吸音構造体の数を増やせるから、さらに車室105の静粛性を高めることができる。
(3)吸音構造を備える冷暖房ダクト208,208bが、分岐構造を有する一体となったダクトとして構成されていてもよい。
図14は、第1実施形態の冷暖房ダクト208に分岐構造を設けた場合の外観の模式的に示した斜視図である。同図に示す冷暖房ダクト208cにあっては、膜吸音体10c,10dが複数の方向に分岐するように構成されている。具体的には、膜吸音体10c,10dの振動膜12が設けられている面を除く面に、空気層13と外部空間とを連通させる図示せぬ孔が設けられている。そして、それらの孔に、(1−3−1)の項でも述べた管状部材14が設けられ、それを介して別の膜吸音体と連結される。このような構成にすれば、冷暖房ダクト208cにおいて、様々な方向に分岐する分岐構造を簡素な構成で実現することができる。また、図示しないが、振動膜12が設けられる面と対向する面に孔が設けられ、その面と別の膜吸音体とが連結されていてもよい。なお、この分岐構造は一例に過ぎず、或る1つの膜吸音体が有する中空領域(空気層)が、筐体に設けられた複数の孔のそれぞれを介して、他の複数の膜吸音体の中空領域(空気層)と連通するように構成されていれば、種々の形態の分岐構造を適用しうる。もちろん、膜吸音体のみで分岐構造が構成されても良い。
また、上述した第1実施形態の冷暖房ダクト208の構成と、上述した第2実施形態の冷暖房ダクト208bの構成との両方を有するダクトを構成してもよい。
(4)上述した第1及び第2実施形態では、インストルメントパネル200の内部に配置されたダクトに吸音構造を備えるようにしたが、車両100に設けられるのであれば、その他の場所に配置されるダクトに、本発明に係る吸音構造体を備えてもよい。例えば、後部座席の後方に空気の吹出口があるような場合には、そのための通気を行うダクトに、上記吸音構造を設けてもよい。また、車室105以外に吸音構造を備えたダクトを設置する場合には、建築物に対しては蛍光灯やモータ類のインバータや、空調機、熱源からの低周波数の騒音等を吸音することができ、電気機器に対しては冷蔵庫やエアコンのコンプレッサからの低周波数の騒音等を吸音することができる。これにより、室内環境や設備内環境の静粛感をさらに高めることができる。
また、振動膜12は、筐体に設けられた開口部よりも大きな面積とされ、筐体の外部空間側に貼着されていたが、開口部を塞ぐ構成であればよく、筐体の内側に振動膜12が設けられていてもよい。
また、ダクトの全体が、上述した第1実施形態や第2実施形態で述べたような吸音構造を有していなくてもよい。例えば、吸音構造体であるダクト(冷暖房ダクト208,208a)どうしを、本発明の吸音構造体を有しないダクトを介して連結させてもよい。すなわちダクトの少なくとも一部に、上記吸音構造体が含まれていればよい。また、ダクトのうちの吸音構造体が備えられる部分は、直線状でなくてもよく、曲線状であってもよい。
本発明の実施形態に係る4ドアセダン形の車両を示す斜視図である。 車両のシャーシを模式的に示す図である。 インストルメントパネルの外観を示した図である。 インストルメントパネルの構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るインストルメントパネルを図4に示す矢印I方向に見たときの、冷暖房ダクトの配置の様子を示す平面図である。 同実施形態に係る冷暖房ダクトの外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る冷暖房ダクトの外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る冷暖房ダクトの構成を示す分解斜視図である。 同実施形態に係る冷暖房ダクトの構成を示す平面図である。 同実施形態に係る冷暖房ダクトの構成を示す断面図である。 同実施形態の変形例に係る冷暖房ダクトの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る冷暖房ダクトの外観を示す斜視図である。 本発明の第1及び第2実施形態による騒音低減効果を調べる実験の結果を示す図である。 本発明の第1及び第2実施形態の変形例に係る冷暖房ダクトの構成を示す図である。
符号の説明
10,10c,10d…膜吸音体、100…車両、101…ボンネット、102…ドア、105…車室、106…エンジン室、11,11a,11b…筐体、110…シャーシ、111,112…孔、113…センターピラー、116…エンジン仕切障壁、118…フロントガラス、12…振動膜、120…ベース、121…開口部、13…空気層、14…管状部材、200…インストルメントパネル、201…空調装置、202,203,204…冷暖房風吹出口、205…デフロスタ吹出口、206,208,208a,208b…冷暖房ダクト、207…デフロスタダクト。

Claims (5)

  1. 車両に設けられ、空調装置から車室に送られる空気を通すダクトであって、
    開口した中空領域を有する筐体と、
    前記筐体の中空領域の開口部を塞ぐ膜状又は板状の振動体と
    を備え、
    当該筐体と当該振動体とで吸音構造体を成すことを特徴とするダクト。
  2. 車両に設けられ、空調装置から車室に送られる空気を通すダクトであって、
    開口した中空領域を有する筐体と、前記筐体に設けられた第1及び第2の孔と、前記中空領域の開口部を塞ぐ膜状又は板状の振動体とをそれぞれ備える複数の吸音構造体が、各々の前記中空領域が前記第1及び第2の孔を介して連通するように、連結されていることを特徴とするダクト。
  3. 前記筐体の一の面に前記第1の孔が設けられ、当該面に対向する面に前記第2の孔が設けられ、前記一の面と前記対向する面との距離は、前記空調装置が有する送風機の駆動により発生する音の波長の4分の1の長さであることを特徴とする請求項2に記載のダクト。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたダクトを備えることを特徴とする車体構造体。
  5. フロントガラスの下方に設けられたインストルメントパネルを備え、
    前記ダクトは、前記インストルメントパネルの内側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車体構造体。
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