JP2000233723A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2000233723A
JP2000233723A JP11038510A JP3851099A JP2000233723A JP 2000233723 A JP2000233723 A JP 2000233723A JP 11038510 A JP11038510 A JP 11038510A JP 3851099 A JP3851099 A JP 3851099A JP 2000233723 A JP2000233723 A JP 2000233723A
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JP
Japan
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power transmission
wiper device
vehicle
glass
diameter
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JP11038510A
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Yoshimasa Sato
吉政 佐藤
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータの制御を複雑化することなく
該アクチュエータの出力軸とピボット軸を駆動連結さ
せ、高い静粛性及び耐久性を図ることができる車両用ワ
イパ装置を提供する。 【解決手段】 アクチュエータの出力軸に設けられる揺
動円盤22の連結孔22aは、所定の駆動角度の範囲X
で揺動する。ピボット軸に設けられる連結ピン23は、
所定の駆動角度の範囲Xより所定角度の範囲Aだけ大き
い範囲で揺動するように、規制部材26にて所定角度の
範囲Aを越える揺動が規制される。連結ピン23及び連
結孔22aは、所定角度の範囲A内に連結ピン23が揺
動したときに、該連結ピン23と共にピボット軸をガラ
スの閉動作時に駆動角度の範囲X内に誘導するように形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ワイパ装置に
係り、詳しくはガラスハッチ方式を採用したバックドア
ガラス表面を払拭するワイパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のワゴン車やハッチバック車等で
は、荷室を開閉するバックドアに設けられたバックドア
ガラスを、そのバックドアの開閉とは別に回動開閉可能
とした所謂ガラスハッチ方式を採用したものがある。こ
のようなバックドアガラスの表面を払拭するワイパ装置
は、従来よりガラスに対して直接取り付けられていた。
【0003】しかしながら、前記ワイパ装置を構成する
部材の中で、特にアクチュエータは大型で重量物であ
る。そのため、バックドアガラスの開閉時、特に閉時に
おいて該ガラスがバックドアに衝突した際、その衝撃に
て該ガラスのアクチュエータが固定された部分に大きな
荷重がかかり、そこからガラスが割れるおそれがある。
又、バックドアガラスの開閉を手動で行なう際、該ガラ
スの開閉に大きな腕力が必要となる。さらに、アクチュ
エータをガラス側に固定すると、該アクチュエータの駆
動源たるモータに電源を供給する構造が複雑化してしま
う。
【0004】そこで、バックドア側にはアクチュエータ
を固定し、ガラス側にはワイパアームを軸支するピポッ
ド軸を回転可能に支持して、ワイパ装置を構成したもの
がある。
【0005】このワイパ装置は、例えば図9に示すよう
に、アクチュエータ1と、ガラス側ユニット2と、ワイ
パアーム3とを備える。アクチュエータ1は、バックド
ア側のボディ4に固定され、その出力軸5に固定された
揺動円盤6を所定の駆動角度で揺動させる。この揺動円
盤6には、図10に示すように、出力軸5の軸中心に対
して径方向にオフセットした位置に連結孔6aが形成さ
れている。
【0006】ガラス側ユニット2は、そのピボットホル
ダ7がバックドアガラス8に固定される。ピボットホル
ダ7には、前記出力軸5と同軸となるようにピボット軸
9が回動可能に支持され、ピボット軸9のアクチュエー
タ1側端部にはレバー10が固定される。このレバー1
0の先端部には、略円柱状に形成され前記連結孔6aに
嵌挿する連結ピン11が設けられる。連結ピン11は、
レバー10に設けられたピンホルダ12により、ピボッ
ト軸9の軸方向に沿って出没可能に支持され、アクチュ
エータ1側に突出するように付勢されている。
【0007】そして、バックドアガラス8が閉められて
揺動円盤6の連結孔6aに連結ピン11が嵌挿すると、
揺動円盤6とレバー10とが駆動連結する。即ち、アク
チュエータ1が作動し揺動円盤6が揺動すると、レバー
10も同様に揺動する。レバー10の揺動によりピボッ
ト軸9が回動すると、ワイパアーム3が前記所定の駆動
角度で揺動し、該アーム3の先端に連結される図示しな
いワイパブレードによりガラス表面が払拭される。
【0008】又、バックドアガラス8が開けられると、
前記連結孔6aから連結ピン11が抜けることで、連結
が解除される。ところで、バックドアガラス8が開けら
れた状態において、ワイパアーム3やレバー10等は何
らかの外力により回動してしまい、それとともに連結ピ
ン11の位置も移動してしまう。そして、連結ピン11
の位置が移動した状態で、バックドアガラス8が閉めら
れると、連結ピン11は揺動円盤6の表面に当接して没
入し、連結孔6aに嵌挿されない。
【0009】このとき、連結ピン11が連結孔6aの揺
動軌跡上に配置されていれば、アクチュエータ1の作動
に基づく揺動円盤6(連結孔6a)の揺動中に、連結ピ
ン11が連結孔6aに嵌挿され、揺動円盤6とレバー1
0とが駆動連結される。
【0010】そこで、このワイパ装置には、バックドア
ガラス8が開けられた状態において、連結ピン11が連
結孔6aの揺動軌跡上に配置されるように、ピボットホ
ルダ7にレバー10の所定角度の揺動を規制する規制部
材13が設けられている。この規制部材13は、ピンホ
ルダ12の外周に設けられたゴムクッション14と当接
することにより、レバー10の揺動を規制する。
【0011】詳述すると、この規制部材13は、図11
に示すように、バックドアガラス8の開状態において、
即ち連結ピン11が連結孔6aに嵌挿されていない状態
において、ゴムクッション14と当接することにより、
連結ピン11を連結孔6aの駆動角度の範囲X内に保持
する。従って、このワイパ装置では、バックドアガラス
8の開閉後に、揺動円盤6とレバー10との駆動連結が
確実に行われる。
【0012】又、この規制部材13は、図12に示すよ
うに、連結ピン11が連結孔6aに嵌挿された状態にお
いて、揺動円盤6(連結孔6a)の揺動中にゴムクッシ
ョン14と当接するが、該ゴムクッション14が撓む
(潰れる)ことから、連結孔6aの駆動角度の範囲Xを
小さくしてしまうことがない。従って、このワイパ装置
では、連結孔6aの駆動角度の範囲Xに基づき、ガラス
表面を正常な範囲で払拭することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ワ
イパ装置では、払拭動作を行なわせる際、その払拭折り
返し位置で常にゴムクッション14と規制部材13が衝
突することになる。従って、衝突音が発生してしまうと
いう問題がある。又、その衝突のためにゴムクッション
14又は規制部材13が破損してしまうという虞があ
る。
【0014】そこで、レバー10の揺動可能な角度を揺
動円盤6の駆動角度より若干大きい角度に規制する規制
部材13とし、アクチュエータ1の駆動時の最初だけ揺
動円盤6の駆動角度を広くするように同アクチュエータ
1を制御することが考えられる。このようにすれば、払
拭動作時にゴムクッション14と規制部材13が衝突す
ることはない。又、バックドアガラス8が開けられ、ゴ
ムクッション14が規制部材13と当接する位置まで移
動して、連結ピン11が連結孔6aの揺動軌跡上以外の
位置に移動しても、アクチュエータ1の駆動時の最初に
連結ピン11が連結孔11に嵌挿する。従って、バック
ドアガラス8の開閉後に、揺動円盤6とレバー10との
駆動連結が確実に行われる。
【0015】しかしながら、上記のようにすると、アク
チュエータ1の制御、即ち揺動円盤6の駆動角度の制御
が複雑化してしまうという問題がある。本発明は、上記
問題点を解決するためになされたものであって、その目
的は、アクチュエータの制御を複雑化することなく該ア
クチュエータの出力軸とピボット軸を駆動連結させ、高
い静粛性及び耐久性を図ることができる車両用ワイパ装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車体に対して回動開閉するガラスにワイパアームを
軸支するピボット軸を貫通させるとともに回動可能に支
持させ、所定の駆動角度で出力軸を回動するアクチュエ
ータを前記車体側に設け、前記ガラスの閉時に前記ピボ
ット軸と前記出力軸とを駆動連結し、前記アクチュエー
タの駆動に基づいて前記ワイパアームを揺動させ前記ガ
ラス表面を払拭する車両用ワイパ装置において、前記出
力軸には、該出力軸中心に対して径方向にオフセットし
た位置で同出力軸の回動に伴なって前記所定の駆動角度
の範囲で揺動する動力伝達凹部又は動力伝達凸部を設
け、前記ピボット軸には、該ピボット軸中心に対して径
方向にオフセットした位置で前記所定の駆動角度の範囲
より所定角度の範囲だけ大きい範囲で揺動するように、
規制部材にて所定角度の範囲を越える揺動が規制される
動力伝達凸部又は動力伝達凹部を設け、前記所定角度の
範囲内に前記ピボット軸が回動したときに、該ピボット
軸を前記ガラスの閉動作時に前記駆動角度の範囲内に誘
導するように前記動力伝達凸部及び動力伝達凹部を形成
した。
【0017】請求項2に記載の発明は、車体に対して回
動開閉するガラスにワイパアームを軸支するピボット軸
を貫通させるとともに回動可能に支持させ、所定の駆動
角度で出力軸を回動するアクチュエータを前記車体側に
設け、前記ガラスの閉時に前記ピボット軸と前記出力軸
とを駆動連結し、前記アクチュエータの駆動に基づいて
前記ワイパアームを揺動させ前記ガラス表面を払拭する
車両用ワイパ装置において、前記出力軸には、該出力軸
中心に対して径方向にオフセットした位置で同出力軸の
回動に伴なって前記所定の駆動角度の範囲で揺動する動
力伝達凹部又は動力伝達凸部を設け、前記ピボット軸に
は、該ピボット軸中心に対して径方向にオフセットした
位置で前記所定の駆動角度の範囲より所定角度の範囲だ
け大きい範囲で揺動するように、規制部材にて所定角度
の範囲を越える揺動が規制される動力伝達凸部又は動力
伝達凹部を設け、前記所定角度の範囲内に前記ピボット
軸が回動したときに、前記ガラスの閉動作時に前記動力
伝達凸部の一部が前記動力伝達凹部に挿入され、前記出
力軸の回動時に前記ピボット軸を前記駆動角度の範囲内
に誘導するように前記動力伝達凸部及び動力伝達凹部を
形成した。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の車両用ワイパ装置において、前記動力伝達凹部
を、前記出力軸に固定した円盤に形成し、前記動力伝達
凸部を、前記ピボット軸に固定したレバーに設けた。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前
記動力伝達凸部を、前記動力伝達凹部に嵌挿する先端側
に向かうほど縮径に形成した。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前
記動力伝達凹部を、前記動力伝達凸部が嵌挿される開口
部に向かうほど拡径に形成した。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前
記動力伝達凸部の基端側に大径部を形成し、先端側に小
径部を形成し、大径部から小径部までの間を小径部に向
かうほど縮径に形成した。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至
3、及び6のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置に
おいて、前記動力伝達凹部の前記動力伝達凸部が嵌挿さ
れる開口部側に大径部を形成し、深部側に小径部を形成
し、大径部から小径部までの間を小径部に向かうほど縮
径に形成した。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前
記動力伝達凸部の基端側に大径の球面部を形成し、先端
側に小径の球面部を形成した。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至
3、及び8のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置に
おいて、前記動力伝達凹部の前記動力伝達凸部が嵌挿さ
れる開口部側に大径部を形成し、深部側に小径部を形成
し、大径部から小径部までの間に小径部に向かうほど縮
径となる球面部を形成した。
【0025】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
例えば、ピボット軸の動力伝達凸部が、出力軸の動力伝
達凹部の駆動角度の範囲から外れた所定角度の範囲にあ
る状態で、ガラスが閉められると、その際に該動力伝達
凸部及び凹部にて、該ピボット軸が所定の駆動角度の範
囲に誘導され、該ピボット軸と該出力軸が駆動連結され
る。従って、ワイパアームが所定の駆動角度の範囲で揺
動され、ガラス表面が正常な範囲で払拭される。そし
て、このとき規制部材がピボット軸の動力伝達凸部の揺
動を許容する範囲は、所定の駆動角度の範囲より所定角
度の範囲だけ大きいため、該規制部材がワイパアームの
揺動を規制してしまうことがない。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、例えば、
ピボット軸の動力伝達凸部が、出力軸の動力伝達凹部の
駆動角度の範囲から外れた所定角度の範囲にある状態
で、ガラスが閉められると、その一部が記動力伝達凹部
に挿入される。この状態で、アクチュエータの駆動に基
づき動力伝達凹部がまず一方向に揺動すると、動力伝達
凸部の一部が係合して共に一方向に揺動し、ピボット軸
が前記所定の駆動角度の範囲内に誘導される。そして、
動力伝達凹部が折り返して他方向に揺動すると、動力伝
達凸部がさらに嵌挿されて該ピボット軸と該出力軸が駆
動連結される。従って、ワイパアームが所定の駆動角度
の範囲で揺動され、ガラス表面が正常な範囲で払拭され
る。そして、このとき規制部材がピボット軸の動力伝達
凸部の揺動を許容する範囲は、所定の駆動角度の範囲よ
り所定角度の範囲だけ大きいため、該規制部材がワイパ
アームの揺動を規制してしまうことがない。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、動力伝達
凹部が形成される円盤が、車体側に設けられるアクチュ
エータの出力軸に固定され、動力伝達凸部が設けられる
レバーが、ガラス側に設けられるピボット軸に固定され
る。即ち、比較的に重量物となる円盤が車体側に設けら
れ、比較的に軽量物となるレバーがガラス側に設けられ
る。従って、例えばガラスの開閉を手動で行なう際、該
ガラスの開閉に比較的に大きな腕力を必要としない。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、動力伝達
凸部は、動力伝達凹部に嵌挿する先端側に向かうほど縮
径に形成される。請求項5に記載の発明によれば、動力
伝達凹部は、動力伝達凸部が嵌挿される開口部に向かう
ほど拡径に形成される。
【0029】請求項6に記載の発明によれば、動力伝達
凸部の基端側には大径部が形成され、先端側には小径部
が形成され、大径部から小径部までの間は小径部に向か
うほど縮径に形成される。
【0030】請求項7に記載の発明によれば、動力伝達
凹部の動力伝達凸部が嵌挿される開口部側には大径部が
形成され、深部側には小径部が形成され、大径部から小
径部までの間は小径部に向かうほど縮径に形成される。
【0031】請求項8に記載の発明によれば、記動力伝
達凸部の基端側には大径の球面部が形成され、先端側に
は小径の球面部が形成される。請求項9に記載の発明に
よれば、動力伝達凹部の動力伝達凸部が嵌挿される開口
部側には大径部が形成され、深部側には小径部が形成さ
れ、大径部から小径部までの間には小径部に向かうほど
縮径となる球面部が形成される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。尚、本実施の形
態では、従来技術と同様の構成については、同様の符号
を付してその詳細な説明を一部省略する。
【0033】図2に示すように、ワイパ装置は、アクチ
ュエータ1と、ガラス側ユニット2と、ワイパアーム3
(図9参照)とを備える。アクチュエータ1は、その出
力軸5が所定の駆動角度で回動するモータユニット21
と、その出力軸5に固定された揺動円盤22とを備え、
モータユニット21が車両バックドア側のボディ4(図
9参照)に固定される。揺動円盤22には、出力軸5の
軸中心に対して径方向にオフセットした位置に動力伝達
凹部としての連結孔22aが形成されている。この連結
孔22aは、ガラス側ユニット2側に向かうほど拡径と
なるテーパ形状に形成されている。
【0034】ガラス側ユニット2は、バックドアガラス
8(図9参照)に固定されるピボットホルダ7と、その
ピボットホルダ7に回動可能に支持されるピボット軸9
と、そのピボット軸9のアクチュエータ1側端部に固定
されるレバー10と、そのレバー10の先端部に設けら
れる動力伝達凸部としての連結ピン23とを備える。
【0035】詳述すると、レバー10の先端部には、ア
クチュエータ1と反対側方向に延びる略円筒形状のピン
ホルダ24が立設されている。そして、連結ピン23
は、図1及び図3に示すように、ピンホルダ24によ
り、ピボット軸9の軸方向に沿って出没可能に支持さ
れ、該ピンホルダ24内に収容されたスプリング25に
より、アクチュエータ1側に付勢されている。このピン
ホルダ12の外周には、弾性部材としてのゴムクッショ
ン14が固定されている。
【0036】連結ピン23の先端部23aは、アクチュ
エータ1側(先端側)に向かうほど縮径となるテーパ形
状に形成されている。そして、この先端部23aは、前
記連結孔22aと同様のテーパ角度を有するように、即
ち連結孔22aと略隙間無く嵌挿する形状に形成されて
いる。
【0037】前記ピボットホルダ7には、レバー10の
所定角度の範囲を越える揺動を規制する規制部材26が
設けられている。この規制部材26は、前記ゴムクッシ
ョン14と当接することにより、レバー10の揺動を規
制する。
【0038】ここで、規制部材26がレバー10の揺
動、即ち連結ピン23の揺動を許容する範囲は、図1に
示すように、アクチュエータ1の駆動に基づく連結孔2
2aの駆動角度の範囲Xより、若干角度の範囲Aだけ大
きく設定されている。この範囲Aの大きさは、連結孔2
2aの連結ピン23側開口部の半径R1から連結ピン2
3の先端の半径R2を減算した値より小さな値に設定さ
れている。
【0039】そして、前記スプリング25のばね定数
は、図1に示すように、連結ピン23の中心軸線Pが連
結孔22aの中心軸線Hから前記範囲Aだけずれた位置
に配置され、該揺動円盤22が該ピンホルダ24側に移
動されたとき、縮むことなく該先端部23aを連結孔2
2aの壁面に沿って誘導して移動させ、同孔22aに嵌
挿させ得る大きさに設定されている。尚、先端部23a
を連結孔22aの壁面に沿って移動させることは、レバ
ー10及びワイパアーム3の重量負荷や、ピボットホル
ダ7とピボット軸9との摩擦力等に反して、該レバー1
0及びワイパアーム3等を移動させることになる。
【0040】このように構成されたワイパ装置では、バ
ックドアガラス8が閉められて連結孔22aに連結ピン
23の先端部23aが嵌合された状態(図3に示す状
態)で、揺動円盤22とレバー10とが駆動連結され
る。この状態で、アクチュエータ1が作動し、図4に示
すように、揺動円盤22とともに連結孔22aが所定の
駆動角度の範囲Xで揺動すると、連結ピン23とともに
レバー10も同様に揺動する。すると、レバー10の揺
動によりピボット軸9が回動し、ワイパアーム3が所定
の駆動角度で揺動する。従って、ワイパアーム3の先端
に連結される図示しないワイパブレードによりガラス表
面が正常な範囲で払拭される。
【0041】このとき、規制部材26が連結ピン23の
揺動を許容する範囲は、図1に示すように、連結孔22
aの駆動角度の範囲Xより若干の範囲Aだけ大きいた
め、ゴムクッション14と規制部材26が接触すること
はない。
【0042】又、バックドアガラス8が開けられると、
連結孔22aから連結ピン23の先端部23aが抜ける
ことで、アクチュエータ1とガラス側ユニット2の連結
が解除される。
【0043】このバックドアガラス8が開けられた状態
において、ワイパアーム3やレバー10等は、何らかの
外力により回動してしまい、ゴムクッション14が規制
部材26と当接するまでの範囲で連結ピン23が移動し
てしまう。
【0044】例えば、連結ピン23が連結孔22aの駆
動角度の範囲X内(揺動軌跡上)で移動した状態で、バ
ックドアガラス8が閉められると、連結ピン23の先端
部23aは揺動円盤22の表面に当接して没入する。そ
して、アクチュエータ1の作動に基づき揺動円盤22
(連結孔22a)が揺動すると、その途中で連結ピン2
3の先端部23aがスプリング25の付勢力により突出
しながら連結孔22aに嵌挿され、揺動円盤6とレバー
10とが駆動連結される。
【0045】また、例えば、図1及び図5に示すよう
に、ゴムクッション14が規制部材26と当接する位置
まで連結ピン23が移動した状態で、バックドアガラス
8が閉められると、連結ピン23の先端部23aは、連
結孔22aの壁面に沿って誘導されて移動され、図3及
び図4に示すように、同孔22aに嵌挿される。尚、こ
のとき、レバー10及びワイパアーム3等は、連結ピン
23の移動とともに移動される。このように、揺動円盤
22とレバー10とが駆動連結される。従って、このワ
イパ装置では、バックドアガラス8の閉後に、揺動円盤
22とレバー10との駆動連結が確実に行われる。
【0046】次に、上記のように構成されたワイパ装置
の特徴的な作用効果を以下に記載する。 (1)バックドアガラス8が開けられると、連結孔22
aから連結ピン23の先端部23aが抜け、アクチュエ
ータ1とガラス側ユニット2が分離される。従って、バ
ックドアガラス8の開閉時、特に閉時において、該ガラ
ス8がバックドアに衝突した際の衝撃にて、該ガラス8
に大きな荷重がかかることは低減され、該ガラス8が割
れるといったことは低減される。又、バックドアガラス
8の開閉を手動で行なう際、該ガラス8の開閉に比較的
大きな腕力を必要としない。
【0047】(2)揺動円盤22とレバー10とが駆動
連結された状態で、アクチュエータ1の作動に基づいて
払拭動作が行われる際、ゴムクッション14と規制部材
26とは衝突しないため、その払拭動作中に衝突音が発
生することは防止される。
【0048】(3)又、払拭動作が行われる際、ゴムク
ッション14と規制部材26とは衝突しないため、ゴム
クッション14や規制部材26が破損してしまうことは
防止される。
【0049】(4)連結ピン23を所定の駆動角度で揺
動させても、揺動円盤22とレバー10とを確実に駆動
連結することができるとともに、払拭動作が行われる
際、ゴムクッション14と規制部材26とが衝突しない
ため、アクチュエータ1の制御を複雑化しなくてもよ
い。
【0050】(5)連結ピン23の先端部23aを、ア
クチュエータ1側(先端側)に向かうほど縮径となるテ
ーパ形状に形成したため、該先端部23aは、連結孔2
2aの壁面に沿って円滑に誘導されて移動され、図3及
び図4に示すように、連結孔22aに嵌挿される。
【0051】(6)連結孔22aを、ガラス側ユニット
2側に向かうほど拡径となるテーパ形状に形成したた
め、連結ピン23の先端部23aは、該連結孔22aの
壁面に沿って円滑に誘導されて移動され、図3及び図4
に示すように、連通孔22aに嵌挿される。
【0052】(7)比較的に重量物となる揺動円盤22
を車体(ボディ4)側に設け、比較的に軽量物となるレ
バー10及びピン23をバックドアガラス8側に設け
た。従って、バックドアガラス8の開閉時、特に閉時に
おいて、該ガラス8がバックドアに衝突した際の衝撃に
て、該ガラス8に大きな荷重がかかることは低減され、
該ガラス8が割れるといったことは低減される。又、バ
ックドアガラス8の開閉を手動で行なう際、該ガラス8
の開閉に比較的大きな腕力を必要としない。
【0053】(8)連結ピン23の先端部23aを、ア
クチュエータ1側(先端側)に向かうほど縮径となるテ
ーパ形状に形成し、さらに連結孔22aを、ガラス側ユ
ニット2側に向かうほど拡径となるテーパ形状に形成し
た。従って、組付け精度の原因等で連結孔22aに対し
て連結ピン23aが径方向に多少(範囲A分)ずれて
も、該先端部23aは、該連結孔22aの壁面に沿って
円滑に誘導されて移動され、図3及び図4に示すよう
に、連通孔22aに嵌挿される。従って、このワイパ装
置では、バックドアガラス8の閉後に、揺動円盤22と
レバー10との駆動連結が確実に行われる。言い換える
と、連結孔22aに対して連結ピン23aが径方向に多
少(範囲A分)ずれても、該先端部23aが該連通孔2
2aに嵌挿されるため、高度な部品精度や、高度な組付
け精度を必要としない。
【0054】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・図1及び図5に示すように、ゴムクッション14が規
制部材26と当接する位置まで連結ピン23が移動した
状態で、バックドアガラス8が閉められると、図6に示
すように、該先端部23aの先端側のみが連結孔22a
に嵌挿され、その先端側が連結孔22aの揺動方向の一
方向に係合されるように、前記各テーパ形状、その摩擦
係数及びスプリング25のばね定数等を変更してもよ
い。
【0055】このようにすると、バックドアガラス8が
閉められたとき、スプリング25は、図6に示すよう
に、連結ピン23を付勢しながら縮められる。そして、
この状態でアクチュエータ1の駆動に基づき連結孔22
aがまず一方向に揺動すると、先端部23aの先端側が
連結孔22aと係合して共に一方向に揺動し、駆動角度
の範囲X内に誘導される。次に連結孔22aが折り返し
て他方向に揺動すると、図3に示すように、スプリング
25の付勢力にて先端部23aがさらに嵌挿され、揺動
円盤22とレバー10とが駆動連結される。
【0056】このようにしても、上記実施の形態の効果
(1)〜(4),(7)と同様の効果を得ることができ
る。 ・前記連結ピン23の先端部23aの形状や前記連結孔
22aの形状を、図7に示すように、変更してもよい。
この連結ピン31の先端部32は、基端側に大径部32
aが形成され、先端側に小径部32bが形成され、大径
部32aから小径部32bまでの間に小径部32bに向
かうほど縮径となるテーパ部32cが形成されている。
又、連結孔33は、ガラス側ユニット2側の開口部に大
径部33aが形成され、深部に小径部33bが形成さ
れ、大径部33aから小径部33bまでの間に小径部3
3bに向かうほど縮径となるテーパ部33cが形成され
ている。
【0057】このようにしても、ゴムクッション14が
規制部材26と当接する位置まで連結ピン31が移動し
た状態で、バックドアガラス8が閉められると、連結ピ
ン31の先端部32は、そのテーパ部32c及び連結孔
33のテーパ部33cに沿って誘導されて移動し、該孔
33に嵌挿される。
【0058】又、前述したようにバックドアガラス8が
閉められたとき、図7に示すように、連結ピン31の先
端部32がそのテーパ部32c及び連結孔33のテーパ
部33cに沿って誘導されなくても、先端部32の小径
部32bが連結孔33の大径部33aと揺動方向の一方
向に係合される。
【0059】そして、この状態でアクチュエータ1の駆
動に基づき連結孔33がまず一方向に揺動すると、連結
ピン31が連結孔33と共に一方向に揺動する。次に連
結孔33が折り返して他方向に揺動すると、スプリング
25の付勢力にて先端部32がさらに嵌挿され、即ち連
結孔33の大径部33aに連結ピン31の大径部32a
が嵌挿され、揺動円盤22とレバー10とが駆動連結さ
れる。すると、レバー10は、連結孔33の所定の駆動
角度の範囲Xで揺動され、ゴムクッション14と規制部
材26とが接触することはない。尚、連結ピン31の先
端部32の形状及び連結孔33の形状は、いずれか一方
を円柱形状、又は円柱形状をくり貫いた形状としても、
同様に作用する。
【0060】・前記連結ピン23の先端部23aの形状
や前記連結孔22aの形状を、図8に示すように、変更
してもよい。この連結ピン41の先端部42は、基端側
に大径の球面部42aが形成され、先端側に小径の球面
部42bが形成されている。又、連結孔43は、ガラス
側ユニット2側の開口部に大径部43aが形成され、深
部に小径部43bが形成され、大径部43aから小径部
43bまでの間に小径部33bに向かうほど縮径となる
球面部43cが形成されている。
【0061】このようにしても、ゴムクッション14が
規制部材26と当接する位置まで連結ピン41が移動し
た状態で、バックドアガラス8が閉められると、連結ピ
ン41の先端部42は、その各球面部42a,42b及
び連結孔33の球面部43cに沿って誘導されて移動さ
れ、該孔43に嵌挿される。
【0062】又、前述したようにバックドアガラス8が
閉められたとき、図8に示すように、連結ピン41の先
端部42がその各球面部42a,42b及び連結孔33
の球面部43cに沿って誘導されなくても、先端部42
の小径の球面部42bが連結孔43の大径部43aと揺
動方向の一方向に係合される。そして、この状態でアク
チュエータ1の駆動に基づき連結孔43がまず一方向に
揺動すると、連結ピン41が連結孔43と共に一方向に
揺動する。次に連結孔43が折り返して他方向に揺動す
ると、スプリング25の付勢力にて先端部42がさらに
嵌挿され、即ち連結孔43の大径部43aに大径の球面
部42aが嵌挿され、揺動円盤22とレバー10とが駆
動連結される。すると、レバー10は、連結孔43の所
定の駆動角度の範囲Xで揺動され、ゴムクッション14
と規制部材26とが接触することはない。尚、連結ピン
41の先端部42の形状及び連結孔43の形状は、いず
れか一方を円柱形状、又は円柱形状をくり貫いた形状と
しても、同様に作用する。
【0063】・前記連結ピン23の先端部23aを、基
端側に大径部が形成され、先端側に小径部が形成される
形状に変更してもよい。又、連結孔22aをガラス側ユ
ニット2側の開口部に大径部が形成され、深部に小径部
が形成される形状に変更してもよい。
【0064】このようにすると、ゴムクッション14が
規制部材26と当接する位置まで連結ピンが移動した状
態で、バックドアガラス8が閉められると、該先端部の
小径部が連結孔の大径部に嵌挿されるとともに、揺動方
向の一方向に係合される。
【0065】そして、この状態でアクチュエータ1の駆
動に基づき連結孔がまず一方向に揺動すると、連結ピン
が連結孔と共に一方向に揺動する。次に連結孔が折り返
して他方向に揺動すると、スプリング25の付勢力にて
先端部がさらに嵌挿され、即ち連結孔の大径部に連結ピ
ンの大径部が嵌挿され、揺動円盤22とレバー10とが
駆動連結される。すると、レバー10は、連結孔の所定
の駆動角度の範囲Xで揺動され、ゴムクッション14と
規制部材26とが接触することはない。尚、この連結ピ
ンの先端部の形状及び連結孔の形状は、いずれか一方を
円柱形状、又は円柱形状をくり貫いた形状としても、同
様に作用する。
【0066】・上記実施の形態では、連結ピン23をア
クチュエータ1側に向かって出没可能に付勢したが、連
結ピン23をレバー10に固定して、揺動円盤22を軸
線方向に移動可能とするとともに、ガラス側ユニット2
側に向かって付勢するようにしてもよい。このようにし
ても、バックドアガラス8が閉められ、連結ピン23が
揺動円盤22の表面に当接したとき、揺動円盤22が移
動するため、バックドアガラス8の閉動作が妨害されな
い。
【0067】・上記実施の形態では、ワイパ装置を車両
バックドア側のボディ4とそのバックドアガラス8に設
けたが、バックドアガラス8のワイパ装置に限定され
ず、車体とその車体に対して回動開閉するガラスに設け
ればよい。
【0068】上記各実施の形態から把握できる請求項以
外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載
する。 (イ)請求項2又は3に記載の車両用ワイパ装置におい
て、前記動力伝達凸部の基端側に大径部を形成し、先端
側に小径部を形成したことを特徴とする車両用ワイパ装
置。
【0069】このようにすると、例えば、ピボット軸の
動力伝達凸部が、出力軸の動力伝達凹部の駆動角度の範
囲から外れた所定角度の範囲にある状態で、ガラスが閉
められると、その先端側の小径部が動力伝達凹部に嵌挿
されて揺動方向の一方向に係合する。この状態で、アク
チュエータの駆動に基づき動力伝達凹部がまず一方向に
揺動すると、動力伝達凸部の小径部が係合して共に一方
向に揺動し、駆動角度の範囲内に誘導される。そして、
動力伝達凹部が折り返して他方向に揺動すると、動力伝
達凸部がさらに大径部まで嵌挿されて該ピボット軸を所
定の駆動角度の範囲で回動させるように、該ピボット軸
と該出力軸とが駆動連結される。
【0070】(ロ)請求項2、3及び上記(イ)のいず
れかに記載の車両用ワイパ装置において、前記動力伝達
凹部の前記動力伝達凸部が嵌挿される開口部側に大径部
を形成し、深部側に小径部を形成したことを特徴とする
車両用ワイパ装置。
【0071】このようにすると、例えば、ピボット軸の
動力伝達凸部が、出力軸の動力伝達凹部の駆動角度の範
囲から外れた所定角度の範囲にある状態で、ガラスが閉
められると、その一部分が動力伝達凹部の大径部に嵌挿
されて揺動方向の一方向に係合する。この状態で、アク
チュエータの駆動に基づき動力伝達凹部がまず一方向に
揺動すると、動力伝達凸部の一部分が動力伝達凹部の大
径部に係合して共に一方向に揺動し、駆動角度の範囲内
に誘導される。そして、動力伝達凹部が折り返して他方
向に揺動すると、動力伝達凸部がさらに動力伝達凹部の
深部側の小径部まで嵌挿されて該ピボット軸を所定の駆
動角度の範囲で回動させるように、該ピボット軸と該出
力軸とが駆動連結される。
【0072】(ハ)請求項1乃至9及び上記(イ),
(ロ)のいずれかに記載の車両用ワイパ装置において、
前記動力伝達凸部は、前記動力伝達凹部に嵌挿する先端
側に向かって付勢されたピンであることを特徴とする車
両用ワイパ装置。
【0073】このようにすると、ガラスが閉められて、
ピンが動力伝達凹部に嵌挿されないとき、その突出量が
小さくされて、ガラスの閉動作を妨害してしまうことが
ない。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アクチュエータの制御を複雑化することなく該アクチュ
エータの出力軸とピボット軸を駆動連結させ、高い静粛
性及び耐久性を図ることができる車両用ワイパ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の連結ピン及び連結孔を示す概略
断面図。
【図2】本実施の形態のワイパ装置を示す要部斜視図。
【図3】本実施の形態の連結ピン及び連結孔を示す概略
断面図。
【図4】本実施の形態のワイパ装置の動作を説明するた
めの説明図。
【図5】本実施の形態のワイパ装置の動作を説明するた
めの説明図。
【図6】別例のワイパ装置の動作を説明するための概略
断面図。
【図7】別例の連結ピン及び連結孔を示す概略断面図。
【図8】別例の連結ピン及び連結孔を示す概略断面図。
【図9】従来技術のワイパ装置を示す要部概略断面図。
【図10】従来技術のワイパ装置を示す要部斜視図。
【図11】従来技術の連結ピン及び連結孔を示す概略断
面図。
【図12】従来技術の連結ピン及び連結孔を示す概略断
面図。
【符号の説明】
1…アクチュエータ、3…ワイパアーム、4…ボディ、
5…出力軸、8…バックドアガラス、9…ピボット軸、
10…レバー、14…ゴムクッション、22…揺動円
盤、23,31,41…連結ピン、26…規制部材、2
2a,33,43…連結孔、32a…連結ピンの大径
部、32b…連結ピンの小径部、32c…連結ピンのテ
ーパ部、33a,43a…連結孔の大径部、33b,4
3b…連結孔の小径部、33c…連結孔のテーパ部、4
2a…連結ピンの大径の球面部、42b…連結ピンの小
径の球面部、43c…連結孔の球面部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(4)に対して回動開閉するガラス
    (8)にワイパアーム(3)を軸支するピボット軸
    (9)を貫通させるとともに回動可能に支持させ、所定
    の駆動角度で出力軸(5)を回動するアクチュエータ
    (1)を前記車体(4)側に設け、前記ガラス(8)の
    閉時に前記ピボット軸(9)と前記出力軸(5)とを駆
    動連結し、前記アクチュエータ(1)の駆動に基づいて
    前記ワイパアーム(3)を揺動させ前記ガラス(8)表
    面を払拭する車両用ワイパ装置において、 前記出力軸(5)には、該出力軸中心に対して径方向に
    オフセットした位置で同出力軸(5)の回動に伴なって
    前記所定の駆動角度の範囲(X)で揺動する動力伝達凹
    部(22a,33,43)又は動力伝達凸部を設け、 前記ピボット軸(9)には、該ピボット軸中心に対して
    径方向にオフセットした位置で前記所定の駆動角度の範
    囲(X)より所定角度の範囲(A)だけ大きい範囲で揺
    動するように、規制部材(26)にて所定角度の範囲
    (A)を越える揺動が規制される動力伝達凸部(23,
    31,41)又は動力伝達凹部を設け、 前記所定角度の範囲(A)内に前記ピボット軸(9)が
    回動したときに、該ピボット軸(9)を前記ガラス
    (8)の閉動作時に前記駆動角度の範囲(X)内に誘導
    するように前記動力伝達凸部(23,31,41)及び
    動力伝達凹部(22a,33,43)を形成したことを
    特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 車体(4)に対して回動開閉するガラス
    (8)にワイパアーム(3)を軸支するピボット軸
    (9)を貫通させるとともに回動可能に支持させ、所定
    の駆動角度で出力軸(5)を回動するアクチュエータ
    (1)を前記車体(4)側に設け、前記ガラス(8)の
    閉時に前記ピボット軸(9)と前記出力軸(5)とを駆
    動連結し、前記アクチュエータ(1)の駆動に基づいて
    前記ワイパアーム(3)を揺動させ前記ガラス(8)表
    面を払拭する車両用ワイパ装置において、 前記出力軸(5)には、該出力軸中心に対して径方向に
    オフセットした位置で同出力軸(5)の回動に伴なって
    前記所定の駆動角度の範囲(X)で揺動する動力伝達凹
    部(22a,33,43)又は動力伝達凸部を設け、 前記ピボット軸(9)には、該ピボット軸中心に対して
    径方向にオフセットした位置で前記所定の駆動角度の範
    囲(X)より所定角度の範囲(A)だけ大きい範囲で揺
    動するように、規制部材(26)にて所定角度の範囲
    (A)を越える揺動が規制される動力伝達凸部(23,
    31,41)又は動力伝達凹部を設け、 前記所定角度の範囲(A)内に前記ピボット軸(9)が
    回動したときに、前記ガラス(8)の閉動作時に前記動
    力伝達凸部(23,31,41)の一部が前記動力伝達
    凹部(22a,33,43)に挿入され、前記出力軸
    (5)の回動時に前記ピボット軸(9)を前記駆動角度
    の範囲(X)内に誘導するように前記動力伝達凸部(2
    3,31,41)及び動力伝達凹部(22a,33,4
    3)を形成したことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装
    置において、 前記動力伝達凹部(22a,33,43)を、前記出力
    軸(5)に固定した円盤(22)に形成し、 前記動力伝達凸部(23,31,41)を、前記ピボッ
    ト軸(9)に固定したレバー(10)に設けたことを特
    徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    車両用ワイパ装置において、 前記動力伝達凸部(23)を、前記動力伝達凹部(22
    a)に嵌挿する先端側に向かうほど縮径に形成したこと
    を特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    車両用ワイパ装置において、 前記動力伝達凹部(22a)を、前記動力伝達凸部(2
    3)が嵌挿される開口部に向かうほど拡径に形成したこ
    とを特徴とする車両用ワイパ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    車両用ワイパ装置において、 前記動力伝達凸部(31)の基端側に大径部(32a)
    を形成し、先端側に小径部(32b)を形成し、その大
    径部(32a)から小径部(32b)までの間を小径部
    (32b)に向かって縮径したことを特徴とする車両用
    ワイパ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3、及び6のいずれか1項
    に記載の車両用ワイパ装置において、 前記動力伝達凹部(33)の前記動力伝達凸部(31)
    が嵌挿される開口部側に大径部(33a)を形成し、深
    部側に小径部(33b)を形成し、大径部(33a)か
    ら小径部(33b)までの間を小径部(33b)に向か
    って縮径したことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    車両用ワイパ装置において、 前記動力伝達凸部(41)の基端側に大径の球面部(4
    2a)を形成し、先端側に小径の球面部(42b)を形
    成したことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至3、及び8のいずれか1項
    に記載の車両用ワイパ装置において、 前記動力伝達凹部(43)の前記動力伝達凸部(41)
    が嵌挿される開口部側に大径部(43a)を形成し、深
    部側に小径部(43b)を形成し、大径部(43a)か
    ら小径部(43b)までの間に小径部(43b)に向か
    うほど縮径となる球面部(43c)を形成したことを特
    徴とする車両用ワイパ装置。
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