JP2000232981A - 管腔用穿刺超音波内視鏡装置及び超音波内視鏡用バルーンカテーテル - Google Patents

管腔用穿刺超音波内視鏡装置及び超音波内視鏡用バルーンカテーテル

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JP2000232981A
JP2000232981A JP11036219A JP3621999A JP2000232981A JP 2000232981 A JP2000232981 A JP 2000232981A JP 11036219 A JP11036219 A JP 11036219A JP 3621999 A JP3621999 A JP 3621999A JP 2000232981 A JP2000232981 A JP 2000232981A
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ultrasonic
balloon catheter
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Sayuri Sato
さゆり 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波内視鏡を管腔壁に保持した状態で、超
音波ガイド下で穿刺を行え、かつ、穿刺針でバルーンを
破損させた際に、超音波内視鏡を管腔壁から取り出すこ
となく、バルーンカテーテルのみの交換を可能にする。 【解決手段】 挿入部2先端部に超音波振動子8を設
け、この超音波振動子8の放射面に向けた開口する穿刺
針用チャンネル10と、超音波振動子8の裏面である挿
入部2の側面に向けて開口するバルーンカテーテル用チ
ャンネル13を有する超音波内視鏡1Aと、前記バルー
ンカテーテル用チャンネル13に挿入可能で、超音波内
視鏡1Aの先端部で膨張して超音波内視鏡1Aの先端部
を管腔内で保持固定するバルーン17を有する超音波内
視鏡用バルーンカテーテル14とを備え、この超音波内
視鏡用バルーンカテーテル14は、先端にバルーン17
とこのバルーンの後方に位置して前記超音波内視鏡1A
の先端部の外面に沿って湾曲する湾曲機構部16を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管腔用穿刺超音波
内視鏡装置と超音波内視鏡用バルーンカテーテルに係
り、特に、管腔内に挿入して当該管腔壁内の所望位置で
挿入部先端部を固定するのに有効な管腔用穿刺超音波内
視鏡、及び超音波内視鏡用バルーンカテーテルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波内視鏡を用いた被検体の観
察診断としては、先端部内に超音波振動子を内蔵した挿
入部を管腔内に挿入して被検体の超音波診断を行い、ま
た、この観察診断に併せて前記挿入部に設けたチャンネ
ルに挿通した穿刺針を前記超音波観察下(超音波ガイド
下)において被検体に穿刺して検体組織を採取すること
が行われている。
【0003】この従来の超音波内視鏡及び穿刺針を用い
た観察診断の装置としては、例えば
【0004】特開平8−117232号公報の
【0002】等に示されている。
【0005】前記従来の装置の構成は、超音波内視鏡の
先端の超音波振動子を囲むようにバルーンを装着してい
る。また、この超音波内視鏡は、超音波振動子の送信領
域に向けて開口するチャンネルが設けられ、超音波ガイ
ド下で穿刺する穿刺針が挿通できるようになっている。
この穿刺針を穿刺する場合は、バルーンを拡張させ、超
音波内視鏡を管腔内に保持した状態で、穿刺針を挿入で
きるようになっている。
【0006】この構成においては、管腔壁の状況によっ
ては、バルーンが穿刺針の進路に侵入し、穿刺針でバル
ーンを破損させることがある。その際には、一旦内視鏡
を被検体から取り出さねばならず、術者と患者に対して
必要以上の負担をかけてしまう。
【0007】そこで、前記特開平8−117232号公
報記載の装置では、バルーンに穿刺針挿通用のガイド通
路が形成したものが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置によっても、管腔壁の状況によってバルーンのガイド
通路の位置も異なり、ガイド通路が適切な位置にない
と、穿刺針でバルーンを破損させてしまう。また、ガイ
ド通路内は、空気層を形成するのでガイド通路にある超
音波送信領域では、超音波が減衰してしまい良好な超音
波画像を得ることができないという不都合がある。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みなされたも
ので、超音波内視鏡を管腔壁に保持した状態で超音波ガ
イド下で穿刺を行え、且つ、従来のように穿刺針でバル
ーンを破損させてしまった場合でも、一旦超音波内視鏡
を被検体内から取り出す必要のない管腔用穿刺超音波内
視鏡装置、あるいは超音波内視鏡用バルーンカテーテル
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による管腔用穿刺超音波内視鏡装置は、挿入部先
端部の側方に設けられた超音波振動子と、前記超音波振
動子の放射面に向けて開口する第1挿通チャンネルと、
前記先端部の側面に向けて開口する第2挿通チャンネル
とを有する超音波内視鏡と;前記第2挿通チャンネルに
挿通可能で前記超音波内視鏡の先端部の側面にて膨張し
前記超音波内視鏡の先端部を管壁に保持するバルーンを
有する超音波内視鏡用バルーンカテーテルと;を具備し
たことを特徴とする。
【0011】また、本発明の超音波内視鏡用バルーンカ
テーテルは、先端に設けられたバルーンと、前記バルー
ンの後方に位置し超音波内視鏡の先端部の外面に沿って
湾曲可能な湾曲部とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
一の実施の形態について図1乃至図4を用いて説明す
る。
【0013】なお、図1は本発明に係る管腔用穿刺超音
波内視鏡装置の一実施形態の全体構成を示すブロック
図、図2は本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテー
テルの第一の実施形態の構造を示す一部断面平面図、図
3は本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテーテルの
操作状態を示す平面図、図4は本発明に係る超音波内視
鏡用バルーンカテーテルの破損時の操作状態を示す平面
図である。
【0014】図1を用いて本発明の管腔用穿刺超音波内
視鏡装置の全体構成を説明する。管腔用穿刺超音波内視
鏡装置1は、超音波内視鏡1Aと超音波観測部1Bから
構成されている。前記超音波内視鏡1Aは、挿入部2
と、この挿入部2の基端に接続された操作部3と、この
操作部3に一端が接続された接続部4と、この接続部4
の基端に接続されたコネクタ5から構成されている。前
記超音波観測部1Bは、前記コネクタ5が接続される超
音波観測器6と、この超音波観測器6に接続されたモニ
タ7から構成されている。
【0015】前記超音波内視鏡1Aの挿入部2は、軟性
材を用いて形成され、先端部の側方には、超音波振動子
8が配置されている。この超音波振動子8は、前記挿入
部2、操作部3,接続部4,及びコネクタ5を介して前
記超音波観測器6と信号線で接続されるようになってい
る。前記挿入部2には、先端部の前記超音波振動子8の
放射面に向けて開口する穿刺針突出口9が設けられ、こ
の穿刺針突出口9に連通した穿刺針用チャンネル10
と、この穿刺針用チャンネル10に連通して前記操作部
3に設けられた穿刺針挿入口9’が設けられている。さ
らに、前記挿入部2には、前記超音波振動子8のに対し
裏側の先端部側面に向けて開口するバルーンカテーテル
突出口12が設けられ、このバルーンカテーテル突出口
12に連通したバルーンカテーテル用チャンネル13
と、このバルーンカテーテル用チャンネル13に連通し
て前記操作部3に設けられたバルーンカテーテル挿入口
12’が設けられている。
【0016】前記穿刺針用チャンネル10は、チューブ
の先端に配置された穿刺針11が挿入案内される。前記
バルーンカテーテル用チャンネル13は、バルーンカテ
ーテル14が挿入案内される。前記バルーンカテーテル
14の先端部分は、湾曲機構部16と前面用バルーン1
7,及び背面用バルーン18を有している。このバルー
ンカテーテル14の基端部には、前記バルーンへの送水
及び吸水、湾曲機構部の湾曲動作を制御するバルーンカ
テーテルコントロール装置15が接続されるようになっ
ている。
【0017】このバルーンカテーテル14の先端部分の
詳細構成について、図2を用いて説明する。
【0018】このバルーンカテーテル14の湾曲機構部
16は、ジャバラ部19とこのジャバラ部19に配置さ
れた形状記憶合金20から形成されている。形状記憶合
金20は、バルーンカテ−テル14の内部に配置された
形状記憶合金用信号線21を介してバルーンカテーテル
コントロール装置15の図示されていない電圧印加回路
に接続している。また、この湾曲機構部16の先端側に
は、前記前面用バルーン17が設けられ、後端側には前
記背面用バルーン18が設けられている。前記前面用バ
ルーン17は、前記湾曲機構部16を湾曲させた際に、
前記挿入部2の超音波振動子8の放射面に位置するよう
設けられている。前記背面用バルーン18は、前記挿入
部2の超音波振動子8の放射面の裏側側面に位置するよ
うに設けられている。
【0019】なお、前記バルーンカテーテル14は軟性
材を用い形成され、図示していない送水吸水用チャンネ
ルが設けられている。この送水吸水用チャンネルは、前
記バルーンカテーテルコントロール装置15に設けられ
ている図示していない送水吸水ポンプに接続されるよう
になっている。前記送水吸水ポンプの送水吸水動作によ
り、前記送水吸水用チャンネルを介して、前記前面用と
背面用バルーン17,18を膨張収縮されるようになっ
ている。このため、前記背面用バルーン18には、前記
バルーンカテーテル14の送水吸水用チャンネルの側壁
に複数の背面用バルーン送水穴22が設けられている。
【0020】前記湾曲機構部16は、前記バルーンカテ
ーテルコントロール装置15からの前記形状記憶合金2
0への電圧印加により、形状記憶合金20は湾曲変形
し、図中矢印で示す湾曲方向に湾曲変形する。この形状
記憶合金20の湾曲変形により、前記ジャバラ部19が
伸長する。また、この湾曲機構部16の湾曲方向を目視
確認可能とするために、湾曲方向指標23を前記湾曲機
構部16の先端側の前記前面用バルーン17の近傍に設
けている。
【0021】前記バルーンカテーテル14の手元側に
は、湾曲実施指標24が設けられている。この湾曲実施
指標24は、前記バルーンカテーテル14を前記操作部
3の近傍に設けたバルーンカテーテル挿入口12’から
前記挿入部2のバルーンカテーテル用チャンネル13に
挿入し、前記湾曲機構部16が前記バルーンカテーテル
突出口12から突出して所定の位置に到達し、かつ、湾
曲動作を開始する位置を目視確認可能とするために設け
られている。さらに、前記バルーンカテーテル14の湾
曲実施指標24からさらに手元側には、前記湾曲機構部
16の湾曲動作を継続しつつ、バルーンカテーテル14
を前記バルーンカテーテル用チャンネル13に挿入し、
前記前面用バルーン17が超音波振動子8の放射面に位
置したことを目視確認可能とする挿入量指標25が設け
られている。
【0022】前記超音波内視鏡1Aの操作部3は、前記
挿入部2を管腔内に挿入する際の挿入操作用コントロー
ラを有している。この挿入操作用コントローラは、前記
接続部4とコネクタ5を介して、前記超音波観測部1B
の超音波観測器6に接続されるようになっている。
【0023】前記超音波観測部1Bの超音波観測器6
は、前記超音波振動子8に超音波発振駆動信号を印加す
る送信回路31と、前記超音波振動子8から発信し被検
体で反射した超音波を受信して電気信号に変換されたエ
コー信号を受信処理する受信回路32と、前記送信回路
31から超音波振動子8への駆動信号の供給、及び前記
超音波振動子8から前記受信回路32へのエコー信号の
供給を分波する分波回路33と、前記受信回路32で受
信した超音波振動子8からのエコー信号を基に後述する
モニタ7に超音波画像を表示する標準映像信号を生成す
るDSC(Digital Scan Control
ler)35と、及び前記送信回路31、受信回路3
2、並びにDSC35を制御する制御回路34から構成
されている。
【0024】また、前記制御回路34には、前記超音波
観測器6の操作入力を行うキーボード36と、前記操作
部3の操作用コントローラとが接続されるようになって
いる。さらに、前記DSC35には、モニタ7が接続さ
れ、DSC35で生成された映像信号を基に超音波画像
30が表示されるようになっている。
【0025】このような構成の管腔用穿刺超音波内視鏡
装置1を用いて、生体管腔内診断や被検体の採取の操作
について図3を併用して説明する。
【0026】前記挿入部2を、術者が生体管腔26に操
作部3の操作コントローラを用いて挿入し、さらにキー
ボード36からの前記超音波観測器6の送信回路31で
生成され分波回路33から供給された超音波発振駆動信
号の基で前記超音波振動子8から超音波を発信する。
【0027】一般に超音波振動子8は、所定の縦横寸法
内に複数の超音波振動素子が配置されており、その各超
音波振動素子から順次超音波を発信し、かつ、その発振
された超音波の反射波を順次受信するようになってい
る。このため、前記送信回路31から送信される超音波
発振駆動信号は、前記超音波振動子8を構成する複数の
超音波振動素子に供給するようになっている。前記超音
波振動子8の複数の超音波振動素子に供給する前記超音
波発振駆動信号は、各超音波振動素子から発振された超
音波の焦点位相が一致するように、各超音波振動素子の
間の送信パルスの時間差を調整するようになっている。
前記送信回路31で時間差調整された超音波発振駆動信
号は、前記分波回路33を介して前記超音波振動子8に
供給するようになっている。
【0028】前記超音波振動子8の複数の超音波振動素
子から発振された超音波は、管腔壁27に対して放射さ
れる。この放射された超音波は、管腔壁27を透過し、
管腔壁27内部の臓器29の音響インピーダンスの異な
る部位で反射されるようになっている。この反射超音波
は、前記超音波振動子8の複数の超音波振動素子で受信
されるようになっている。
【0029】この超音波振動子8の複数の超音波振動素
子で受信した反射超音波は、エコー電気信号に変換され
て、前記分波回路33を介して前記受信回路32へ供給
するようになっている。
【0030】この受信回路32は、前記制御回路34の
制御の基で、前記分波回路33から供給されたエコー電
気信号の位相制御を行い、DSC35に供給するように
なっている。前記超音波振動子8で受信し、前記受信回
路32に供給されたエコー電気信号は、パルス状信号で
ある。前記DSC35は前記制御回路34の制御の基
で、前記受信回路32からのパルス状のエコー電気信号
を基に、アナログの標準映像信号に変換するようになっ
ている。前記DSC35で変換された映像信号は、モニ
タ7に供給されて超音波画像30として表示されるよう
になっている。
【0031】このモニタ7に表示される超音波画像30
を観察しつつ、前記挿入部2を管腔26内へと挿入し、
且つ、病変部28の付近へと挿入する。
【0032】前記挿入部2の超音波振動子8が病変部2
8を捉えたことを前記モニタ7に表示される超音波画像
30で確認すると、術者は、図3(a)示しように、バ
ルーンカテーテル用チャンネル13の挿入口12’から
バルーンカテーテル14を挿入する。このとき、前記バ
ルーンカテ−テル14の先端部に設けてある湾曲方向指
標23が前記超音波振動子8の放射面の向きと一致する
ように挿入する。
【0033】このようにして、前記バルーンカテーテル
14を前記バルーンカテーテル用チャンネル13に挿入
して、前記バルーンカテーテル突出口12からバルーン
カテーテル14の湾曲機構部16を突出させる。この湾
曲機構部16が前記バルーンカテーテル突出口12から
突出されたことの確認は、前記バルーンカテーテル14
に設けた湾曲実施指標24がバルーンカテーテル用チャ
ンネル13の挿入口12’に位置されことで目視確認で
きる。これにより、図3(b)の示すようにバル−ンカ
テーテル14の湾曲機構部16は、前記挿入部2の先端
部分の所定の位置に挿入される。
【0034】前記湾曲実施指標24が前記バルーンカテ
ーテル用チャンネル13の挿入口12’に位置したこと
が確認されると、前記バルーンカテーテル14に接続さ
れたバルーンカテーテルコントロール装置15に設けら
れている図示していない湾曲操作スイッチを操作して、
前記形状記憶合金用信号線21を介して前記形状記憶合
金20に電圧印加する。この電圧印加により、前記形状
記憶合金20は、所定の湾曲方向に湾曲変形し、湾曲機
構部16が図3(c)に示すように挿入部2の先端部の
外面に沿って湾曲する。この状態で前記バルーンカテー
テル14をさらに挿入継続し、前記挿入量指標25が前
記バルーンカテーテル用チャンネル13の挿入口12’
に到達目視確認した時点で挿入を停止する。この挿入量
指標25がバルーンカテーテル用チャンネル13の挿入
口12’に位置したときは、前記バルーンカテーテル1
4の前面用バルーン17が前記超音波振動子8の放射面
に位置し、背面用バルーン18は、前記超音波振動子8
の放射面の裏側側面に位置する。
【0035】次に、術者は、操作部3とキーボード36
を用いて、臓器29の病変部28の診断観察のための操
作を入力する。
【0036】この診断観察時に、モニタ7に表示された
超音波画像30は、前記超音波振動子8の放射面に位置
する前面用バルーン17が収縮された状態を介して超音
波が放射され、かつ反射超音波を受信する。このため、
前記前面用バルーン17で放射及び反射超音波の伝播減
衰されて前記モニタ7に表示される超音波画像30は不
鮮明な映像となっている。この不鮮明は映像では、管腔
壁27内の臓器29や病変部28の診断には不向きであ
る。
【0037】一方、前記前面用と背面用バルーン17、
18には、人体に悪影響を与えず、且つ、超音波の伝播
減衰が少なく、音響的に生体の音響インピーダンスに近
似している脱気水や生理食塩水、滅菌水及び超音波ゼリ
ー等の液体を充填する(以下、充填水という)と、前面
用と背面用バルーン17、18に充填された充填水を伝
播媒体として超音波が伝播されるために、伝播減衰の影
響が軽減可能となり、必要な超音波の放射と反射の伝播
量確保が可能となる。
【0038】そこで、図3(d)に示すように、前面バ
ルーン17を超音波振動子8の放射面に位置させた後、
前記挿入部2の先端部分を前記操作部3の操作手段を用
いて、前記超音波振動子8と前記前面用バルーン17を
共に管腔壁27へ押しつけるように操作する。この状態
において、前記バルーンカテーテルコントロール装置1
5の図示されていない送水スイッチを操作して、前記前
面用と背面用バルーン17,18に充填水の送水を開始
する。この送水操作の充填水量により、前記前面用バル
ーン17と前記背面用バルーン18は、図3(d)に示
すようにある程度の大きさに膨張する。これにより、前
記超音波振動子8で送信受信する超音波の伝播減衰が軽
減され、前記モニタ7に表示される超音波画像30は、
病変部28の診断観察が可能な鮮明画像とすることがで
きる。
【0039】つまり、この時点では、前記前面用バルー
ン17をある程度膨張させ、且つ、少なくとも前面用バ
ルーン17を管腔壁27に当接させて超音波の放射と受
信時の伝播減衰による超音波画像30の不鮮明画像が解
消できる。このため、バルーンコントロール装置15
は、前記超音波振動子8の捉える超音波映像が、管腔壁
27を介して臓器29内の病変部28が診断観察可能な
状態に前面用バルーン17への充填水の送水量を制御す
る。
【0040】このように、前記前面用バルーン17と前
記背面用バルーン18を図3(d)に示したように所定
量の充填水の送水を行って膨張させ、且つ、管腔壁27
に前面用バルーン17を当接させた状態で、術者は病変
部28がモニタ7に鮮明かつ確実に表示される位置に前
記挿入部2を生体管腔26の内部を移動させる。
【0041】前記病変部28がモニタ7に鮮明かつ確実
に表示された状態で、術者は再度前記バルーンコントロ
ール装置15の送水スイッチを操作して、前記前面用バ
ルーン17と前記背面用バルーン18への充填水の送水
を行う。前記両バルーン17,18は、さらに膨張し
て、図3(e)に示すように、前記病変部28の診断観
察に最も適した生体管腔26内に前記挿入部2の超音波
振動子8を固定保持させる。 つまり、前記前面用バル
ーン17と前記背面用バルーン18の充填水の送水量を
制御して、前記両バルーン17,18の膨張により前記
管腔壁27の内面に当接させて、前記挿入部2と超音波
振動子8を固定する。
【0042】前記挿入部2の超音波振動子8を診断観察
を行う病変部28の最適位置に挿入固定されると、術者
は、前記挿入部2の穿刺針用チャンネル10の挿入口
9’から穿刺針11を先端に配置した穿刺用チューブを
挿入し、かつ、前記挿入部2の先端部分に設けた穿刺針
突出口9から穿刺針11を突出させる。穿刺針11は、
図3(f)に示すように、管腔壁27を貫通し、管腔壁
27越しに臓器29に存在する病変部28を穿刺する。
この穿刺針11の病変部28への穿刺は、前記モニタ7
に表示される超音波画像30の病変部画像28aと穿刺
針画像11aから目視確認する。
【0043】このようにして、穿刺針11を病変部28
に穿刺後、術者は穿刺針11に接続された穿刺用チュー
ブの他端部に接続された図示されない被検体採取用の吸
引機能を操作して、病変部28の被検体を吸引採取す
る。
【0044】つまり、前記挿入部2の先端部分は、前記
前面用バルーン17と前記背面用バルーン18で管腔壁
27の内面に固定保持されているために、前記穿刺針1
1を前記穿刺針用突出口9から突出させ、前記病変部2
8に穿刺する際に、前記穿刺針11を病変部28に簡単
確実に挿入穿刺操作が可能となる。従来のように前記挿
入部2の先端部分が穿刺針突出時の反り返り反発が生じ
なく、被検体採取が容易となる。
【0045】前記穿刺針11による病変部28からの被
検体採取が終了後、穿刺針11を病変部28から引き抜
く。次に、前記バルーンカテーテル14に接続されたバ
ルーンカテーテルコントロール装置15の吸水スイッチ
を操作して、前記前面用バルーン17と前記背面用バル
ーン18に充填されている充填水を吸水し、前記両バル
ーン17,18を収縮させる。これにより、前記挿入部
2は、管腔壁27内で自由な状態となる。さらに、バル
ーンカテーテルコントロール装置15の湾曲解除スイッ
チを操作して、前記湾曲機構部16の形状記憶合金20
に供給している電圧印加を停止する。
【0046】電圧印加が停止された形状記憶合金20
は、湾曲変形前の形状に戻り、前記バルーンカテーテル
14の湾曲機構部16も湾曲変形前の状態となる。前記
湾曲機構部16が湾曲変形前状態に戻ると前記バルーン
カテーテル14を挿入部2のバルーンカテーテル用チャ
ンネル13から抜き取る。さらに、前記挿入部2を生体
管腔26から抜き取ることにより、超音波内視鏡による
診断観察と被検体採取が終了する。
【0047】次に、挿入部2と前記バルーンカテーテル
14を管腔壁27の病変部28の近傍に挿入固定して、
前記穿刺針11を用いて病変部28の被検体を採取する
際に、誤って前面用バルーン17を穿刺針11で刺して
しまい、前記前面用バルーン17が破損した場合のバル
ーンカテーテル14の交換操作について図4を用いて説
明する。
【0048】図4(a)に示すように、穿刺針11の挿
入操作を誤り前面用バルーン17が穿刺破損すると、図
4(b)のように、前面用バルーン17と背面用バルー
ン18が収縮する。この収縮した前面用及び背面用バル
ーン17、18を有するバルーンカテーテル14の形状
記憶合金20への電圧印加をバルーンカテーテルコント
ロ―ル装置15の湾曲解除スイッチを操作して停止す
る。これにより、前記形状記憶合金20が湾曲変形前の
形状に戻ることにより、前記湾曲機構部16も湾曲変形
前の状態となる。この状態で、前記バルーンカテーテル
用チャンネル13からバルーンカテーテル14のみを抜
き取ることが可能となる。
【0049】その後、図4(c)に示すように、新たな
バルーンカテーテル14を図3(a,b)を用いて前述
した操作手順でバルーンカテール用チャンネル13に挿
入して、バルーンカテーテル突出口12から突出させ
る。さらに、図3(c〜e)で説明したように前記湾曲
機構部16を湾曲変形させて前面用バルーン17と背面
用バルーン18を所定の位置に挿入し、かつ、送水膨張
させる。これにより、図4(d)に示すように、新たな
バルーンカテーテル14が生体管腔26の所定の位置に
固定できる。
【0050】すなわち、生体管腔26内に挿入部2を挿
入した状態で、バルーンカテーテル用チャンネル13を
介して、前記バルーンカテーテル14のみの交換が可能
で、診断を受ける患者に対して必要以上の苦痛を与える
こともない。
【0051】なお、前記バルーンカテーテル14の先端
の湾曲機構部16に用いる前記形状記憶合金20は、通
電加熱されると長さが収縮し、冷却(自然冷却)すると
元の長さに伸長する二方向性形状記憶合金、通電加熱す
ると湾曲し、冷却すると元の形状の戻る二方向性形状記
憶合金、あるいは通電加熱すると湾曲し、通常の温度に
戻ると湾曲形状を保持するが変形しやすい状態となる一
方向性形状記憶合金等の部材を用いることができる。さ
らに、この形状記憶合金20は、線材やフープ材等のい
くつかの形状のものが用いることができる。
【0052】また、前記超音波内視鏡1Aは、前記挿入
部2のバルーンカテーテル用チャンネル13への前記バ
ルーンカテーテル14の挿入操作において、前記湾曲実
施指標24や、前記挿入量指標25を用いて、湾曲機構
部16の湾曲及び前面用と背面用バルーン17,18の
膨張を前記バルーンカテーテルコントロール装置15の
各種操作スイッチを操作して行っているが、自動制御に
よる湾曲やバルーン膨張を行うことも可能である。
【0053】このバルーンカテーテル14の湾曲とバル
ーン膨張操作の自動制御としては、例えば、前記操作部
3のバルーンカテーテル用チャンネル13の挿入口1
2’部分に、湾曲実施指標24や挿入量指標25を検知
する検出器を設ける。この検出器の検出信号に基づいて
湾曲機構部16の湾曲制御、及び前記両バルーン17,
18への送水制御を行うようにする。検出器としては光
センサや軸方向に設置した接点を設け、湾曲実施指標2
4と挿入量指標25としては金属片や導電体等を用いる
ことで実現可能である。
【0054】次に本発明の第二の実施形態について図5
と図6を用いて説明する。図5は、本発明に係る超音波
内視鏡用バルーンカテーテルの第二の実施形態の構造を
示す一部断面平面図で、図6は、超音波内視鏡用バルー
ンカテーテルの管腔内挿入状態を示す拡大断面図であ
る。なお、図1、図2と同一部分は同一符号を付して詳
細説明は省略する。
【0055】この第二の実施形態のバルーンカテーテル
14は、前記背面用バルーン18の内面に温度センサー
37を設けている。この温度センサー37は、前記背面
用バルーン18の膨張量を制御するもので、前記背面用
バルーン18が膨張して生体管腔26の管腔壁27と接
触する面の内面に設けられている。前記温度センサー3
7が管腔壁27と接触して、管腔壁27の温度を感知す
ることで前記背面用バルーン18の膨張を停止させるよ
うになっている。このため、前記背面用バルーン18に
設けた前記温度センサー37からは、温度センサー用信
号線38がバルーンカテーテル14の内面に沿って配置
され、図1に示した前記バルーンカテーテルコントロー
ル装置15に接続されるようになっている。前記バルー
ンカテーテルコントロール装置15には、図示していな
いが前記バルーンカテーテル14の前記前面用バルーン
17と前記背面用バルーン18を膨張収縮させるための
充填水の送水吸水用ポンプを駆動制御するポンプ制御回
路に前記温度センサー用信号線38が接続されるように
なっている。
【0056】このような温度センサー37を有したバル
ーンカテーテル14を用いて、生体管腔26内の病変部
28の診断観察や被検体採取の操作は、図3(a)から
(d)に示した操作と同様に、挿入部2と共に、このバ
ルーンカテーテル14を生体管腔26の病変部28の近
傍に挿入する。この生体管腔26の病変部28の近傍に
挿入された前記バルーンカテーテル14の前面用バルー
ン17と背面用バルーン18に前記バルーンカテーテル
コントロール装置15の送水スイッチを操作して、図3
(e)に示すように前記両バルーン17,18に送水し
てバルーンを膨張させる。この前面用と背面用バルーン
17,18が膨張して、生体管腔26の管腔壁27に接
触すると、図6に示すように温度センサー37は、背面
用バルーン18を介して、管腔壁27の温度を感知す
る。この温度センサー37が感知した管腔壁27の温度
は、温度センサー用信号線38を介して、バル―ンカテ
ーテルコントロール装置15に伝達される。バルーンカ
テーテルコントロール装置15に設けられている図示し
ていない送水制御回路で送水停止信号を生成して、送水
ポンプによるバルーンカテーテル14への送水を停止す
る。
【0057】この結果、パルーンカテーテル14の前面
用バルーン17と背面用バルーン18の送水膨張量は、
自動的に制御できる。前記挿入部2の生体管腔26内で
の固定作業が確実にかつ迅速に行える。前記温度センサ
ー37が設けられていない場合には、前記前面用と背面
用バルーン17,18を必要以上に送水膨張させると、
生体管腔26の管腔壁27に不要な圧迫を与え、診断観
察を受験する患者に対して不快を与えるが、この第二の
実施形態のように温度センサー37を設けたことによ
り、患者個々の生体管腔26の形状相違に応じた適切な
前記前面用と背面用バルーン17,18への送水膨張が
可能となり、患者に与える不快感が軽減可能となる。
【0058】この状態で病変部28を前記モニタ7で確
認しつつ、穿刺針11を前記挿入部2の穿刺針突出口9
から伸長させて、病変部28に穿刺して被検体を採取す
る。
【0059】なお、前記温度センサー37は、背面用バ
ルーン18の管腔壁27と接触する面の内面側に配置
し、背面用バルーン18を介して温度を感知するように
しているが、前記背面用バルーン18が直接管腔壁27
と接触する表面に温度センサー37を配置すると、管腔
壁27の温度感知性能は向上する。
【0060】また、温度センサー37に代えて、圧力セ
ンサーや接触センサーを用いて管腔壁27と背面用バル
ーン18との接触を感知するようにしても同様な効果が
得られる。
【0061】次に、前記第一の実施形態及び第二の実施
形態の変形例を図7乃至図10を用いて説明する。この
図7と図9は、管腔用穿刺超音波内視鏡装置の全体構成
を示すブロック図で、図8と図10は、図7と図9のそ
れぞれの管腔用穿刺超音波内視鏡装置の管腔内に挿入固
定された状態を示す拡大断面図である。なお、図1乃至
図6と同一部分は同一部号を付し詳細説明は省略する。
【0062】最初に図7と図8に示す変形例は、図1乃
至図6に比して湾曲機構部16と前面用バルーン17を
有せず、背面用バルーン18’のみを有している。この
背面用バルーン18’は、前記挿入部2のバルーンカテ
ーテル突出口12から突出させて、超音波振動子8の放
射面の裏側側面に位置させる。その後、前記超音波振動
子8を管腔壁27に直接当接させる。一方、前記背面用
バルーン18’は、前記バルーンコントロール装置15
を操作して送水膨張させて超音波振動子8が当接した反
対側の管腔壁27に当接させて前記挿入部2を固定させ
る。
【0063】このような状態で、前記穿刺針突出口9か
ら突出させた穿刺針11で病変部28を穿刺する際に、
穿刺針11の前方にバルーンは存在しないために、バル
ーンを破損することはない。また、超音波振動子8は、
直接管腔壁27に接触するために、超音波の伝播減衰も
生じず鮮明な超音波画像30が得られる。
【0064】次に、図9と図10に示す変形例は、図1
乃至図6に比して前記背面用バルーン18を有せず、湾
曲機構部16と前面用バルーン17’を有するバルーン
カテーテル14である。この湾曲機構部16と前面用バ
ルーン17’のみを有するバルーンカテーテル14は、
前記挿入部2のバルーンカテーテル突出口12から突出
させて、湾曲機構部16を湾曲させる。前面用バルーン
17’が超音波振動子8の放射面に位置させた後、前記
前面用バルーン17’に送水して膨張させ、前記超音波
振動子8を管腔壁27内に固定させる。
【0065】このような構成により、前記超音波振動子
8からの超音波は、前面用バルーン17’内の膨張水を
伝播媒体として管腔壁27を介して臓器29の病変部2
8へと伝播される。このため、超音波の伝播減衰量の改
善が可能となる。よって、前面用バルーン17’は、超
音波振動子8で放射または受信する超音波の伝播媒体と
管腔内の保持固定を兼用できる。
【0066】これら変形例を用いたバルーンカテーテル
14は、前面用または背面用のいずれかのバルーンしか
有しないために、一層の細径化が可能となり、細径の管
腔の診察や被検体採取に有効である。
【0067】なお、前述した第一と第二の実施の形態及
び変形例において、バルーンカテーテル14の湾曲機構
部16は、ジャバラ部19と形状記憶合金20で構成し
たが、このジャバラ部19と形状記憶合金20に代え
て、アクチュエータを用いることも可能である。アクチ
ュエータを用いた際には、前記バルーンカテーテルコン
トロール装置15には、アクチュエータを操作制御する
機能を備えることは明らかである。
【0068】さらに、前記湾曲機構部16にアクチュエ
ータを用いた際には、湾曲操作行う際の指標である前記
湾曲実施指標24を設けたり、あるいは、前記湾曲実施
指標25を検出する検出手段を備えることも可能であ
る。
【0069】次に本発明の第三の実施形態について、図
11と図12を用いて説明する。図11は、管腔用穿刺
超音波内視鏡装置の挿入部の先端部を示す斜視図で、図
12は、図11のA−A’切断線から切断した断面図で
ある。なお、図1、図7及び図9と同一部分は同一符号
を付し詳細説明は省略する。
【0070】この第三の実施形態は、前記バルーンカテ
ーテル14の湾曲機構部16に形状記憶合金20を用い
ず、かつ、前記挿入部2の先端形状により、前記バルー
ンカテーテル14の挿入を容易にするものである。
【0071】図11と図12に示すように、前記挿入部
2の前記バルーンカテーテル用チャンネル13と連通し
たバルーンカテーテル突出口12から、前記挿入部2の
先端部2aに、挿入部2の軸方向にカテーテル用溝41
を超音波振動子8が配置された近傍まで設けてある。
【0072】つまり、このカテーテル用溝41は、バル
ーンカテーテル突出口12から超音波振動子8が配置さ
れた近傍までの挿入部2の先端部2aの形状に沿って軸
方向に設けられている。このカテーテル用溝41は、図
12に示すように、バルーンカテーテル用突出口12か
ら突出するバルーンカテーテル14が嵌合摺動できる形
状寸法を有している。
【0073】一方、前記バルーンカテーテル用チャンネ
ル13に挿入され、カテーテル用溝41に嵌合摺動させ
るバルーンカテーテル14は、図示していないが、図2
に示した湾曲機構部16のジャバラ部19と形状記憶合
金20に代えて、湾曲癖を有する樹脂材を用いて形成さ
れている。このバルーンカテーテル14は、前記湾曲機
構部16以外は、図2または図5と同様に、前面用バル
ーン17、背面用バルーン18、湾曲方向指標23、湾
曲実施指標24及び湾曲量指標25、または温度センサ
ー37を有している。このバルーンカテーテル14の基
端は前記バルーンカテーテルコントロール装置15に接
続されるようになている。
【0074】このような湾曲機構部16に湾曲癖を有し
た樹脂材を用いたバルーンカテーテル14は、バルーン
カテ−テル用チャンネル13の挿入口12’から挿入
し、パルーンカテーテル突出口12から突出させる。
【0075】このバルーンカテーテル突出口12から突
出したバルーンカテーテル14の先端部は、前記カテー
テル用溝41に嵌合し、左右にブレることなくカテーテ
ル用溝41内を摺動する。さらに、前記湾曲機構部16
は湾曲癖のある樹脂材で形成されているために、前記カ
テーテル用溝41に沿って湾曲する。
【0076】なお、湾曲癖のある樹脂材を用いた前記バ
ルーンカテーテル14にも前記湾曲方向指標23、湾曲
実施指標24及び挿入量指標25が設けられているた
め、前記湾曲方向指標23で、バルーンカテーテル14
のバルーンカテーテル用チャンネル13への挿入時の前
記カテーテル用溝41との方向付けが可能となる。さら
に、前記バルーンカテーテル14の湾曲実施指標24ま
たは挿入量指標25で、前面用バルーン17と背面用バ
ルーン18のカテーテル用溝41内での案内摺動位置が
目視確認可能となる。前記湾曲癖を有する樹脂材を用い
たバルーンカテーテル14を管腔26の所定位置に挿入
後、前述の第1の実施形態と同様に前記両バルーン1
7,18への送水膨張や病変部28近傍への移動、及び
穿刺針11による被検体採取を行う。
【0077】このように挿入部4の先端部4aに、カテ
ーテル用溝41を形成し、かつ、このカテーテル用溝4
1に湾曲癖の有した樹脂材を用いたバルーンカテーテル
14を嵌合摺動挿入することにより、前記挿入部2の所
定の位置に確実に、しかも容易にバルーンカテーテル1
4を挿入配置が可能となる。前記先端部2aを管腔壁2
7内を移動させる際には、前記挿入部2の先端部2aの
みの移動操作となる。
【0078】従って、バルーンカテーテル11は前記カ
テーテル用溝41に嵌合された状態で移動でき、且つ、
先端部2aとバルーンカテーテル14のズレが生じるこ
ともない。
【0079】次に本発明の第四の実施形態について図1
3と図14を用いて説明する。図13は、超音波内視鏡
用バルーンカテーテルの一部断面平面図で、図14は、
図13のB−B’切断線から切断した断面図である。な
お、図2と図5と同一部分は同一符号を付して詳細説明
は省略する。
【0080】この第四の実施形態のバル−ンカテーテル
14は、中空チューブで形成されたバルーンカテーテル
14の内筒を前面用バルーン17へ送水吸水する前面用
バルーン送水吸水管42としている。このバルーンカテ
ーテル14の内筒に前記前面用バルーン送水吸水管42
より細径の中空チューブで形成された背面用バルーン送
水吸水管43を配置するようになっている。この背面用
バルーン送水吸水管43の先端は、前記背面用バルーン
18へ送吸水する開口43aが形成されている。
【0081】一方、前記バルーンカテーテル14の前面
用バルーン送水吸水管42と背面用バルーン送水吸水管
43の基端は、前記バル−ンカテーテルコントロール装
置15に接続されるようになっている。このバルーンカ
テーテルコントロール装置15は、図示していない、前
面用バル−ン17へ送水及び吸水を可能とする前面用バ
ルーン送吸水ポンプ及びその操作用スイッチと、背面用
バルーン18への送水吸水を可能とする背面用バルーン
送吸水ポンプ及びその操作用スイッチ等が設けられてい
る。さらに、前記バルーンカテーテルコントローラ装置
15には、図示していないが、前記背面用バルーン17
の表面に配置された温度センサー37’が管腔壁27の
温度を感知して、生成された温度信号の基で、少なくと
も、背面用バルーン18への送吸水ポンプの駆動を制御
する信号を生成する送水制御回路を有している。
【0082】このような構成のバルーンカテーテル14
は、生体管腔26に挿入された管腔用穿刺超音波内視鏡
装置の挿入部2のバルーンカテーテル用チャンネル13
に挿入し、さらにバルーンカテーテル14の湾曲機構部
16を湾曲変形させて、前面用バルーン17を超音波振
動子8の放射面に位置させ、背面用バルーン18を超音
波振動子8の放射面の裏側側面に位置させる。
【0083】次に術者は、前記挿入部2の超音波振動子
8とバルーンカテーテル14の前面用バルーン17を共
に管腔壁26へ押し付け、バルーンカテーテルコントロ
ール装置15の前面用バルーン送吸水ポンプの駆動スイ
ッチを操作して、前面用バルーン送水吸水管42を介し
て前面用バルーン17に送水して膨張させる。この時の
送水量は、モニター7に表示させる超音波画像30が鮮
明に表示される量でよい。術者は超音波診断観察を行い
病変部超音波画像28aが表示可能な位置へと挿入部2
の先端部を移動させる。診断観察される病変部超音波画
像28aがモニタ7に表示されると、バルーンカテーテ
ルコントロール装置15の背面用バルーン送吸水ポンプ
の駆動スイッチを操作して、背面用バルーン送水吸水管
43を介して背面用バルーン18に送水して膨張させ
る。背面用バルーン18が膨張して、温度センサー3
7’が管腔壁27に接触して温度を検出する。この温度
センサー37’で生成した温度信号を基に、バルーンカ
テーテルコントロール装置15の送水制御回路で送水停
止信号を生成して背面用バルーン送吸水ポンプの駆動を
停止させる。この結果、前記挿入部2の先端部分は、管
腔26内に固定保持された状態となる。
【0084】この状態で所望の病変部28の診断観察や
穿刺針11による被検体採取後、バルーンカテーテルコ
ントロール装置15の前面用バルーン送吸水ポンプと背
面用バルーン送吸水ポンプの吸水駆動スイッチを操作し
て、前面用バルーン17と背面用バルーン18内から吸
水して、バルーンを収縮させる。
【0085】このようなバルーンカテーテル14を用い
ることにより、穿刺針11によって、被検体を採集する
際の穿刺時に内視鏡先端部の反り返りを防止でき、内視
鏡先端部を管腔25内に固定保持できる。また、診断中
にバルーンが損傷しても内視鏡を体内から引き抜かずに
バルーンカテーテルのみを交換できる。さらに、前記前
面用バルーンと前記背面用バルーンとの異なる送水吸水
管を有し、この異なる送水吸水管は個別の送吸水ポンプ
に接続することで、前記前面用バルーンと前記背面用バ
ルーンへの送水量を個別に制御可能となる。
【0086】この結果、複雑な形状や構造を有する生体
管腔の診断や検体採取にその生体管腔の形状構造状況に
対応して超音波内視鏡の挿入部先端を管腔内に固定可能
となる。また、前記背面用バルーン18の表面に設けた
温度センサー37’の管腔壁27の温度検出で、背面用
バルーン18への送水量制御の自動化が可能となる。
【0087】なお、この第四の実施の形態は、前述した
各実施の形態の変形例で説明した、前記湾曲部16をジ
ャバラ部19と形状記憶合金20をアクチュエータに代
えたり、温度センサー37’を背面用バルーン20の管
腔壁27と接触する面の内面に配置したり、温度センサ
ー37’を圧力や接触センサーに代えたり、前記湾曲実
施指標24や挿入量指標25を金属や導体として、この
指標を検出する検出器を設ける等の変形例が適用できる
ことは明らかである。
【0088】前述の如く、本発明の管腔用穿刺超音波内
視鏡装置は、超音波内視鏡の挿入部を生体管腔内に挿入
後、前記超音波内視鏡の挿入部に設けられたバルーンカ
テーテル用チャンネルを介してバルーンカテーテルを挿
入して、超音波内視鏡の先端部を前記バルーンカテーテ
ルのバルーンを用いて管腔内に保持する。このバルーン
カテーテルで管腔内に保持された超音波内視鏡の先端部
から穿刺針を突出させて病変部の被検体を採取可能とす
る。また、前記穿刺針で誤って、バルーンカテーテルの
バルーンを破損した際には、破損したバルーンカテーテ
ルを超音波内視鏡の挿入部に形成されているバルーンカ
テーテル用チャンネルから抜き取り、再度新しいバルー
ンカテーテルを容易に再挿入可能とした。
【0089】(付記) (付記項1) 挿入部先端部の側方に設けられた超音波
振動子と、前記超音波振動子の放射面に向けて開口する
第1挿通チャンネルと、前記先端部の側面に向けて開口
する第2挿通チャンネルとを有する超音波内視鏡と;前
記第2挿通チャンネルに挿通可能で前記超音波内視鏡の
先端部の側面にて膨張し前記超音波内視鏡の先端部を管
壁に保持するバルーンを有する超音波内視鏡用バルーン
カテーテルと;を具備したことを特徴とする管腔用穿刺
超音波内視鏡装置。
【0090】(付記項2) 先端に設けられたバルーン
と、前記バルーンの後方に位置し超音波内視鏡の先端部
の外面に沿って湾曲可能な湾曲部とを具備したことを特
徴とする超音波内視鏡用バルーンカテーテル。
【0091】(付記項3) 前記超音波内視鏡の第2挿
通チャンネルは、前記超音波振動子の非放射面に向けて
開口することを特徴とする付記項1に記載の管腔用穿刺
超音波内視鏡装置。
【0092】(付記項4) 前記超音波内視鏡用バルー
ンカテーテルのバルーンは、前記超音波内視鏡先端部に
おける前記超音波振動子の非放射面の側面で膨張し、前
記超音波内視鏡の先端部を管壁に保持することを特徴と
する付記項3に記載の管腔用穿刺超音波内視鏡装置。
【0093】(付記項5) 前記超音波内視鏡用バルー
ンカテーテルは、バルーン後方に前記超音波内視鏡の先
端部の外面に沿って湾曲可能な湾曲部を有し、前記湾曲
部の湾曲動作で前記バルーンは前記超音波振動子の放射
面に位置すると共に、前記バルーンの膨張で前記超音波
内視鏡の先端部を管壁に保持することを特徴とする付記
項3に記載の管腔用穿刺超音波内視鏡装置。
【0094】(付記項6) 前記超音波内視鏡用バルー
ンカテーテルは、バルーン後方に前記超音波内視鏡の先
端部の外面に沿つて湾曲可能な湾曲部が設けられ、前記
湾曲部後方に後方バルーンが設けられ、前記前方バルー
ンは前記超音波振動子の放射面に位置し、かつ前記後方
バルーンは前記前方バルーンとは前記超音波内視鏡の先
端部の略反対側側面に位置するよう前記湾曲部が湾曲す
ることを特徴とする付記項3に記載の管腔用穿刺超音波
内視鏡装置。
【0095】(付記項7) 前記超音波内視鏡用バルー
ンカテーテルの湾曲部は、アクチュエータにより湾曲動
作可能であることを特徴とする付記項5又は付記項6に
記載の管腔用穿刺超音波内視鏡装置。
【0096】(付記項8) 前記超音波内視鏡用バルー
ンカテーテルは、前記アクチュエータを動作する湾曲実
施指標を有することを特徴とする付記項7に記載の管腔
用穿刺超音波内視鏡装置。
【0097】(付記項9) 前記湾曲実施指標を検知す
る検知手段と、前記検知手段に基づいて前記アクチュエ
ータを動作する制御部を有することを特徴とする付記項
8に記載の管腔用穿刺超音波内視鏡装置。
【0098】(付記項10) 前記超音波内視鏡用バル
ーンカテーテルの湾曲部は、前記超音波内視鏡の先端部
の外面に沿って湾曲する曲がり癖で形成されることを特
徴とする付記項5又は付記項6に記載の管腔用穿刺超音
波内視鏡装置。
【0099】(付記項11) 前記超音波内視鏡の先端
部は、前記第2挿通チャンネルの開口から前記超音波振
動子の放射面にかけて前記超音波内視鏡用バルーンカテ
ーテルをガイドするガイド部を有することを特徴とする
付記項5乃至付記項10に記載の管腔用穿刺超音波内視
鏡装置。
【0100】(付記項12) 前記超音波内視鏡用バル
ーンカテーテルは、バルーンの適正位置を示すバルーン
位置指標を有することを特徴とする付記項1又は、付記
項3乃至付記項11に記載の管腔用穿刺超音波内視鏡装
置。
【0101】(付記項13) 前記バルーン位置指標を
検知する検知手段と、前記検知手段に基づいて前記バル
ーンの膨張を制御する流体制御部とを有することを特徴
とする付記項12に記載の管腔用穿刺超音波内視鏡装
置。
【0102】(付記項14) 前記バルーンに設けられ
た管壁を検知するセンサと、前記センサに基づいて前記
バル一ンの膨張を規制する流体制御部とを有することを
特徴とする付記項1又は付記項3乃至付記項13に記載
の管腔用穿刺超音波内視鏡装置。
【0103】(付記項15) 前記湾曲部後方に後方バ
ルーンを有することを特徴とする付記項2に記載の超音
波内視鏡用バルーンカテーテル。
【0104】(付記項16) 前記湾曲部は、アクチュ
エータにより湾曲動作可能であることを特徴とする付記
項2又は付記項15に記載の超音波内視鏡用バルーンカ
テーテル。
【0105】(付記項17) 前記アクチュエータを動
作する湾曲実施指標を有することを特徴とする付記項1
6に記載の超音波内視鏡用バルーンカテーテル。
【0106】(付記項18) 前記湾曲部は、前記超音
波内視鏡の先端部の外面に沿って湾曲する曲がり癖で形
成されることを特徴とする付記項2又は付記項15に記
載の緒音波内視鏡用バルーンカテーテル。
【0107】(付記項19) 前記バルーンの適正位置
を示すバルーン位置指標を有することを特徴とする付記
項2又は付記項15乃至18に記載の超音波内視鏡用バ
ルーンカテーテル。
【0108】(付記項20) 前記バルーンに設けられ
管壁を検知するセンサと、前記センサの検知情報を出力
する出力部を有することを特徴とする付記項2又は付記
項15乃至付記項19に記載の超音波内視鏡用バルーン
カテーテル。
【0109】(付記項21) 挿入部先端部の側方に設
けられた超音波振動子と、前記超音波振動子の放射面に
向けて開口する穿刺針挿通用チャンネルと、前記先端部
の側面に向けて開口するバルーンカテーテル挿通用チャ
ンネルとを有することを特徴とする管腔用穿刺超音波内
視鏡。
【0110】(付記項22) 前記バルーンカテーテル
挿通用チャンネルの開口より前記超音波振動子の放射面
にかけてバルーンカテーテルをガイドするガイド部を有
することを特徴とする付記項21に記載の管腔用穿刺超
音波内視鏡。
【0111】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、前記バル
ーンカテーテルのバルーンを用いて、前記超音波内視鏡
の先端部を生体管腔内の所望位置で固定保持し、被検体
採取時の超音波内視鏡の先端部の反り返りもなく、確実
に被検体の採取が可能となる効果を有している。
【0112】また、前記生体管腔内でバルーンカテーテ
ルのバルーンが破損した際には、超音波内視鏡の挿入部
のバルーンカテーテル用チャンネルから破損したバルー
ンカテーテルのみを抜き取り、新たなバルーンカテーテ
ルを再度挿入するのみで、超音波内視鏡の抜き取りなく
して交換可能で、患者に対して、必要以上の苦痛を与え
ない効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管腔用穿刺超音波内視鏡装置の一
実施形態の全体構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテーテ
ルの第一の実施形態の構造を示す一部断面平面図。
【図3】本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテーテ
ルの操作状態を示す平面図。
【図4】本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテーテ
ルの破損時の操作状態を示す平面図。
【図5】本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテーテ
ルの第二の実施形態の構造を示す一部断面平面図。
【図6】図5に示した超音波内視鏡用バルーンカテーテ
ルの管腔内挿入状態を示す拡大断面図。
【図7】本発明に係る管腔用穿刺超音波内視鏡装置の変
形例の全体構成を示すブロック図。
【図8】図7に示した管腔用穿刺超音波内視鏡装置の管
腔内挿入状態を示す拡大断面図。
【図9】本発明に係る管腔用穿刺超音波内視鏡装置の他
の変形例の全体構成を示すブロック図。
【図10】図9に示した管腔用穿刺超音波内視鏡装置の
管腔内挿入状態を示す拡大断面図。
【図11】本発明に係る管腔用穿刺超音波内視鏡装置の
第三の実施形態の挿入部の先端部を示す斜視図。
【図12】図11の切断線A−A’で切断した断面図。
【図13】本発明に係る超音波内視鏡用バルーンカテー
テルの第四の実施形態を示す一部断面平面図。
【図14】図13の切断線B−B’で切断した断面図。
【符号の説明】
1 …管腔用穿刺超音波内視鏡装置 1A…超音波内視鏡 1B…超音波観測部 2 …挿入部 3 …操作部 4 …接続部 5 …コネクタ 6 …超音波観測器 7 …モニタ 8 …超音波振動子 9 …穿刺針突出口 10 …穿刺針用チャンネル 11 …穿刺針 12 …バルーンカテーテル用突出口 13 …バルーンカテーテル用チャンネル 14 …バルーンカテーテル 15 …バルーンカテーテルコントロール装置 16 …湾曲機構部 17 …前面用バルーン 18 …背面用バルーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 Q

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端部の側方に設けられた超音波
    振動子と、前記超音波振動子の放射面に向けて開口する
    第1挿通チャンネルと、前記先端部の側面に向けて開口
    する第2挿通チャンネルとを有する超音波内視鏡と;前
    記第2挿通チャンネルに挿通可能で前記超音波内視鏡の
    先端部の側面にて膨張し前記超音波内視鏡の先端部を管
    壁に保持するバルーンを有する超音波内視鏡用バルーン
    カテーテルと;を具備したことを特徴とする管腔用穿刺
    超音波内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 先端に設けられたバルーンと、前記バル
    ーンの後方に位置し超音波内視鏡の先端部の外面に沿っ
    て湾曲可能な湾曲部とを具備したことを特徴とする超音
    波内視鏡用バルーンカテーテル。
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