JP2000232260A - 配線基板、スティフナ及びこれらの製造方法 - Google Patents

配線基板、スティフナ及びこれらの製造方法

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Koju Ogawa
幸樹 小川
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンデンサを備えながらも、スティフナや配
線基板の剛性を低下させることのない構造をもち、安価
な配線基板、スティフナおよびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明の配線基板100は、樹脂絶縁層
101A,101B等を備える配線基板本体110と、
この配線基板本体110に固着され、これを補強するス
ティフナ120を備える。このスティフナ120は、銅
板からなるスティフナ本体121のうち、配線基板本体
110と固着する側の固着側表面121Sにスティフナ
本体121と第2電極層124とが誘電体層122を挟
んで対向する層状コンデンサ125を形成してなる。ス
ティフナ本体121と接続する第1電極層123及び第
2電極層124は、導電樹脂体143,144を介して
配線基板本体110の第1接続パッド103及び第2接
続パッド104と接続し、さらに配線層102と接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スティフナを備え
ると共にコンデンサを備える配線基板やスティフナ、及
びこれらの製造方法に関し、特に、剛性が高い配線基
板、スティフナ、およびこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、樹脂製ビルドアップ多層配線基
板など、樹脂を含む絶縁層を備える配線基板では、配線
基板自身の剛性が不足し、外部応力や温度変化あるいは
熱衝撃などによって大きく変形し、搭載したICチップ
などの電子部品が剥がれたり、割れる等の破壊を生じた
りすることがある。そこで、配線基板全体の剛性を高め
るため、熱膨張係数の近似した金属板(例えば銅板)等
からなるスティフナを配線基板本体に固着することが行
われている。
【0003】一方、ICチップの高速化に伴い、電源に
侵入するノイズを低減させるため、デカップリングコン
デンサとして、ICチップの他、チップコンデンサを配
線基板本体に搭載することが行われている。
【0004】このため、スティフナを固着した配線基板
本体にチップコンデンサを搭載するためには、例えば、
図15に示す配線基板10のようにスティフナに貫通孔
を形成する。即ち、この配線基板10では、内部に配線
層2,2が形成された配線基板本体1の表面(図中上
面)1Aに、銅板からなるスティフナ3が接着層4を介
して固着されている。また、この表面1Aには、ハンダ
バンプ5を介して、ICチップCHが接続搭載されてい
る。このスティフナ3は、このICチップCHのまわり
を取り囲むように、略中央に貫通孔3Hが形成された平
面視ロ字型のリング状とされている。さらに、本配線基
板10のスティフナ3にはコンデンサ搭載用貫通孔(以
下、単に貫通孔ともいう)3Jが多数(図15では2
つ)穿孔され、その貫通孔3J内に露出する表面1Aに
形成したパッド6,6には、それぞれチップコンデンサ
CCがハンダSLを用いてハンダ付け搭載されている。
なお、配線基板本体1の裏面(図中下面)1Bには、マ
ザーボード等との接続のためのパッド7,7が多数形成
されている。これにより、スティフナ3を備え、かつチ
ップコンデンサCCをも搭載した配線基板とすることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この配
線基板10のように、スティフナ3にチップコンデンサ
CCを搭載するための貫通孔3Jを形成することは、ス
ティフナ3自身の持つ剛性を低下させることになり、従
って、このスティフナ3を固着した配線基板10の剛性
をも低下させることになる。しかも、この貫通孔3J
は、チップコンデンサCCの寸法よりもかなり大きくす
る必要がある。図15に示すように、パッド6,6への
ハンダ付けのスペースを確保する必要があり、ハンダ付
けの際、チップコンデンサの位置ズレを防止するための
図示しないセット治具又はその一部)を貫通孔3J内に
収める必要があるからである。このため、スティフナ3
の剛性は、貫通孔3Jの形成により大きく低下する場合
がある。
【0006】このような場合には、スティフナ3を備え
ながらも、配線基板10の剛性が低くなるので、配線基
板10が外部応力や温度変化あるいは熱衝撃などによっ
て容易に変形することになり、ICチップCHの剥離や
破壊などの不具合が生じる危険性が高くなり、配線基板
10の信頼性が大きく低下することとなる。
【0007】一方、コンデンサをも内蔵した配線基板本
体を製作し、スティフナを固着するようにすれば、ステ
ィフナにコンデンサ搭載用貫通孔を形成する必要が無く
なる。しかし、静電容量を向上させるために薄い誘電体
層を形成したコンデンサは、ショートの発生や絶縁抵抗
の低下が生じやすく歩留まりが低いので、配線基板本体
自身にコンデンサを内蔵させた場合には、コンデンサの
不具合によって配線基板本体全体を廃棄する事態とな
り、配線基板本体の歩留まりを低下させる。しかも、一
般に絶縁層や配線層の形成には工数が掛かるので、付加
価値の高い配線基板本体を廃棄すると、損失金額が過大
となる。本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもの
であって、コンデンサを備えながらも、スティフナや配
線基板の剛性を低下させることのない構造をもち、安価
な配線基板、スティフナおよびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】そしてそ
の解決手段は、樹脂を含む絶縁層を備える配線基板本体
と、上記配線基板本体に固着され、この配線基板本体を
補強するスティフナであって、スティフナ本体のうち、
上記配線基板本体と固着する側の固着側表面に層状コン
デンサを形成してなるスティフナと、を備えることを特
徴とする配線基板である。
【0009】本発明の配線基板によれば、スティフナ本
体の固着側表面に層状コンデンサを形成してなるスティ
フナを配線基板本体に固着させている。従って、コンデ
ンサ搭載用貫通孔を形成したスティフナを配線基板本体
に固着し、この貫通孔内に露出する配線基板本体にチッ
プコンデンサを搭載する従来の場合のように、スティフ
ナにチップコンデンサ搭載のためのコンデンサ搭載用貫
通孔を形成する必要がない。また、スティフナ本体に形
成されたコンデンサは、層状コンデンサであるため、こ
の層状コンデンサがスティフナ本体の固着側表面にある
ことによって配線基板の剛性は低下しない。このため、
コンデンサ搭載用貫通孔を形成しない分スティフナ自身
の剛性が向上し、配線基板全体の剛性が向上する。この
剛性の向上により、配線基板の外力や温度変化、熱衝撃
などによる変形が抑制され、配線基板の信頼性を向上さ
せることができる。なお、スティフナ本体に形成される
層状コンデンサは、固着側表面の少なくとも一部に形成
されていれば良いが、全面に形成されている場合には、
比較的大きな静電容量を確保できるのでより好ましい。
【0010】ここで、スティフナ本体としては、配線基
板本体の熱膨張率や、要求される剛性を勘案して、材質
や寸法を決定すればよいが、例えば、銅、アルミニウ
ム、42合金、コバール等の金属板を用いることができ
る。また、耐食性等を考慮して、表面にNiメッキと金
メッキを施すなど、メッキやアルマイト処理等の各種の
処理を施したものを用いても良い。
【0011】さらに、上記配線基板であって、対向して
前記層状コンデンサを構成する2つの電極が、いずれも
前記配線基板本体の表面のうち前記スティフナを固着さ
せるスティフナ固着領域内で前記配線基板本体に形成さ
れた配線層と電気的に接続されていることを特徴とする
配線基板とすると良い。
【0012】このようにすると、スティフナ固着領域内
で層状コンデンサの2つの電極が配線層と電気的に接続
されているので、電極を配線層とをワイヤやハンダ等で
接続するためのスペースを別途設ける必要が無く、ステ
ィフナさらには配線基板全体を小型化することができ
る。また、ワイヤボンディングやハンダ付けの工数を無
くすことができる。
【0013】さらに、上記配線基板であって、前記電極
と配線層とは、前記配線基板本体表面とスティフナのう
ち前記配線基板本体への固着面との間に介在させた導電
性樹脂により電気的に接続していることを特徴とする配
線基板とするのが好ましい。このように導電性樹脂によ
って接続させると、接着剤によってスティフナを配線基
板本体に固着すると同時に接続させることができるの
で、容易でかつ確実に接続させることができ、安価で信
頼性の高い配線基板とすることができる。
【0014】さらに他の解決手段は、樹脂を含む絶縁層
を備える配線基板本体と、上記配線基板本体を補強する
スティフナと、上記配線基板本体と上記スティフナとの
間に介在する層状コンデンサと、を備えることを特徴と
する配線基板である。
【0015】本発明の配線基板によれば、配線基板本体
とスティフナとの間に層状コンデンサを介在させたの
で、コンデンサ搭載用貫通孔を形成したスティフナを配
線基板本体に固着し、この貫通孔内に露出する配線基板
本体にチップコンデンサを搭載する従来の場合のよう
に、スティフナにコンデンサ搭載貫通孔を形成する必要
がない。また、スティフナと配線基板本体との間に介在
するコンデンサは、層状コンデンサであるため、この層
状コンデンサが介在することによって配線基板の剛性は
低下しない。従って、貫通孔を形成しない分スティフナ
自身の剛性が向上し、配線基板全体の剛性が向上する。
剛性の向上により、配線基板の外力や温度変化、熱衝撃
などによる変形が抑制され、配線基板の信頼性を向上さ
せることができる。なお、スティフナと配線基板本体の
間に介在する層状コンデンサは、両者間の少なくとも一
部に形成されていれば良いが、全面に形成されている場
合には、比較的大きな静電容量を確保できるのでより好
ましい。
【0016】さらに、上記配線基板であって、対向して
前記層状コンデンサを構成する2つの電極が、いずれも
前記配線基板本体の表面のうち前記層状コンデンサを固
着させるコンデンサ固着領域内で前記配線基板本体に形
成された配線層と電気的に接続されていることを特徴と
する配線基板とすると良い。
【0017】このようにすると、コンデンサ固着領域内
で2つの電極が配線層と電気的に接続されているので、
電極を配線層と接続するためのワイヤやハンダ等で接続
するためのスペースを別途設ける必要が無く、配線基板
を小型化することができる。またワイヤボンディングや
ハンダ付けの工数を無くすことができる。
【0018】さらに、上記配線基板であって、前記電極
と配線層とは、前記配線基板本体表面と層状コンデンサ
のうち前記配線基板本体への固着面との間に介在させた
導電性樹脂により接続されていることを特徴とする配線
基板とするのが好ましい。このように導電性樹脂によっ
て接続させると、接着剤によって層状コンデンサ、ある
いは層状コンデンサ及びスティフナを配線基板本体に固
着すると同時に接続させることができるので、容易かつ
確実に接続させることができ、安価で信頼性の高い配線
基板とすることができる。
【0019】さらに他の解決手段は、配線基板本体に固
着して上記配線基板本体を補強するスティフナであっ
て、スティフナ本体のうち、上記配線基板本体と固着す
る側の固着側表面に層状コンデンサを形成してなること
を特徴とするスティフナである。
【0020】配線基板本体に層状コンデンサを内蔵させ
る場合には、ショートなどの不具合が生じやすいコンデ
ンサによって配線基板本体の歩留まりが低下する恐れが
ある。しかも、配線基板本体は、多数の絶縁層や配線層
などを多くの工程を経て製作されることが多いため、付
加価値が高く、歩留まりの低下による損失額も大きくな
る。これに対し、本発明のスティフナはスティフナ本体
の固着側表面に層状コンデンサを形成してなる。スティ
フナ本体は、金属板からなるなど配線基板本体に比して
付加価値が低いため、スティフナ本体に形成した層状コ
ンデンサの不具合によって歩留まりが低下しても、損失
金額が比較的小さくて済み、結局配線基板全体で見ると
安価な配線基板とすることが出来るようになる。また、
スティフナ本体は金属板からなるなど構造が簡単である
ため、層状コンデンサの製造も容易である。
【0021】さらに、上記スティフナであって、対向し
て前記層状コンデンサを形成する2つの電極は、いずれ
も前記配線基板本体に固着される固着面まで電気的に引
き出されていることを特徴とするスティフナとすると良
い。
【0022】このようにすると、2つの電極がいずれも
固着面まで電気的に引き出されているので、このスティ
フナを配線基板本体に固着させたときに、配線基板本体
の表面のうちスティフナを固着させるスティフナ固着領
域内で配線基板本体に形成された配線層と接続させるこ
とができる。このため、電極を配線層と接続するための
ワイヤやハンダ等で接続するためのスペースを別途設け
る必要が無く、スティフナさらには配線基板を小型化
し、さらにはワイヤボンディングやハンダ付けの工数を
無くすことができる。
【0023】さらに他の解決手段は、金属からなるステ
ィフナ本体のうち、配線基板本体と固着する側の固着側
表面に誘電体層を形成する誘電体層形成工程と、少なく
とも上記誘電体層の表面に、上記誘電体層の側面を経由
して上記スティフナ本体と接続する第1電極層と上記表
面の大部分を覆う第2電極層とを形成する電極層形成工
程と、を備えることを特徴とするスティフナの製造方法
である。
【0024】本発明のスティフナの製造方法によれば、
スティフナ本体の固着側表面に誘電体層を形成し、誘電
体層の表面に第1,第2電極層を形成する。これによ
り、スティフナ本体と第2電極層とが誘電体層を挟んで
対向して層状コンデンサを構成し、しかも、誘電体層表
面には、第2電極層のほかスティフナ本体と接続する第
1電極層が形成されるので、この第1,第2電極層によ
って配線基板本体に形成した配線層と接続させることが
できる。また、スティフナ本体を層状コンデンサを構成
する一方の電極として用い、スティフナ本体上に層状コ
ンデンサを直接形成したので、安価に層状コンデンサを
形成することができる。
【0025】さらに他の解決手段は、配線基板本体とス
ティフナとの間にそれぞれ接着剤層を介して層状コンデ
ンサを固着し、両者間に介在させることを特徴とする配
線基板の製造方法である。
【0026】本発明の配線基板の製造方法によれば、層
状コンデンサを配線基板本体とスティフナとの間に挟ん
で固着するので、予めショート等の不具合の有無をチェ
ックし特性良好な層状コンデンサのみを挟むことができ
るから、層状コンデンサのショートによる配線基板本体
やスティフナの廃棄をすることがなくなり、損失金額を
抑制することができ、結局安価に配線基板を製造するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施形態1)次いで、第1の実
施の形態について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1に示す本実施形態の配線基板100は、方形板状の
配線基板本体110と、この表面(図中上面)110A
のうち周縁近傍略ロ字状のスティフナ固着領域110A
Sに固着されたスティフナ120とを有する。このうち
配線基板本体110は、詳細には図示しないが、金属コ
ア基板の上下に、エポキシ樹脂を含む材質からなる樹脂
絶縁層が複数層積層され、この樹脂絶縁層の層間あるい
は樹脂絶縁層を貫通して形成されたCuからなる配線層
102,102を備える。
【0028】また、スティフナ固着領域110ASに
は、Ni及びAuメッキが施されたCuからなり、後述
する層状コンデンサ125の第1電極層123及び第2
電極層124とそれぞれ接続させるための第1接続パッ
ド103および第2接続パッド104が形成され、上記
した配線層102,102とそれぞれ接続している。さ
らに、表面110Aの略中央部には、破線で示すICチ
ップCHをフリップチップ法により接続するための、ハ
ンダバンプ105,105が多数形成されており、これ
らのハンダバンプ105も、配線層102に接続してお
り、第1接続パッド103とハンダバンプ105のうち
の一部、及び第2接続パッド104とハンダバンプ10
5のうちの一部とは、いずれも配線層102で互いに接
続されている。また、裏面110Bには、Ni及びAu
メッキが施されたCuからなり、配線基板100(配線
基板本体110)をマザーボード等他の配線基板に搭載
接続するためのLGAパッド106,106が多数形成
されている。このLGAパッド106も配線層102と
接続している。
【0029】スティフナ120は、略ロ字状銅板からな
り、配線基板本体110の剛性を補強するためのスティ
フナ本体121と、このスティフナ本体121の固着側
表面(図中下面)121Sに形成され、高誘電率(比誘
電率εr=約18000)のBaTiO3粉末を60vol
%混入させた誘電体層122とを備える。さらに、ステ
ィフナ本体121を覆い、誘電体層122の側面を経由
して誘電体層122の表面(図中下面)122Sまで延
在する第1電極層123と、誘電体層122の表面12
2Sの大部分を覆う第2電極層124とを備える。第1
電極層123及び第2電極層124は、いずれもNi及
びAuメッキが施されたCuからなる。容易に理解でき
るように、このスティフナ120のうち、スティフナ本
体121と第2電極層124とは、誘電体層122を挟
んで対向して層状コンデンサ125をなし、スティフナ
本体121の電位は、第1電極層123によって誘電体
層122の表面(固着面)122S上に電気的に引き出
されている。
【0030】さらに、スティフナ120はエポキシ樹脂
からなる接着層141によって配線基板本体110のス
ティフナ固着領域110ASに固着されている。また、
第1電極層123と第1接続パッド103、及び第2電
極層124と第2接続パッド104とは、それぞれAg
−Cu系導電性樹脂からなる導電樹脂体143,144
で電気的に導通して接続されており、配線層102を通
じて、ハンダバンプ105の一部とも接続している。
【0031】従って、スティフナ120を配線基板本体
110に固着した配線基板100では、スティフナ12
0(スティフナ本体121)によって配線基板本体11
0の剛性が補強されると共に、層状コンデンサ125を
備えることになる。このため、本実施形態の配線基板1
00においては、スティフナ120(スティフナ本体1
21)にチップコンデンサを搭載するためのコンデンサ
搭載用貫通孔を形成する必要がなく、従って、スティフ
ナ120(スティフナ本体121)の剛性が高い。さら
に、ICチップCHのごく近くに層状コンデンサ125
を内蔵しているので、この層状コンデンサ125によっ
て効率よくノイズを除去することができる。
【0032】次いで、図2を参照しつつ本実施形態のス
ティフナ120の製造方法について説明する。まず略ロ
字状銅板からなるスティフナ本体121を用意し、その
うち固着側表面(図中下面)121Sに、BaTiO3
粉末を混入させたエポキシ樹脂ペーストを塗布し、加熱
により硬化させて、誘電体層122を形成する(図2
(a)参照)。なお、図2においては、簡単化のため、
スティフナ本体等の断面のみ示す。また、スティフナ本
体121の固着側表面121Sにエポキシ樹脂ペースト
を塗布する前に、黒化処理、針状メッキ形成、蟻酸等に
よるエッチング粗化など公知の手法により、スティフナ
本体121のうち少なくとも固着側表面121Sを粗化
しておくと、スティフナ本体121と誘電体層122と
を強固に密着させることができるので好ましい。また、
BaTiO3粉末を混入させたエポキシ樹脂ペーストを
固着側表面に直接塗布せず、予めフィルム状の半硬化エ
ポキシ樹脂シートに成形しておき、このシートを固着側
表面121Sに被着し、その後硬化させても良い。
【0033】次いで、セミアディティブ法を用いて第1
電極層123及び第2電極層124を形成する。即ち、
無電解ニッケルメッキを施して、図2(b)に示すよう
に、スティフナ本体121及び誘電体層122の全面に
厚さ2μmの無電解Niメッキ層MLを形成し、さらに
誘電体表面(図中下面)122S側の無電解Niメッキ
層ML上(図中下側)に、所定形状のメッキレジストR
を形成する。
【0034】さらに図2(c)に示すように、上記した
無電解Niメッキ層MLを共通電極として電解Niメッ
キ(厚さ8μm)及び電解Auメッキ(厚さ2μm)を
施して、Ni−Auメッキ層MEを形成する。その後
は、メッキレジストRを除去し、不要な無電解Niメッ
キ層MLをソフトエッチングにより除去して、それぞれ
無電解Niメッキ層MLとNi−Auメッキ層MEとか
らなる第1電極層123と第2電極層124とを分離
し、図2(d)に示すスティフナ120を完成させる。
【0035】このスティフナ120は、前記したよう
に、誘電体層122をスティフナ本体121と誘電体層
表面122Sの大部分を覆う第2電極層124とで挟ん
だ構成の層状コンデンサ125を備えている。また、層
状コンデンサ125の一方の電極としての役割も果たす
スティフナ本体121は、第1電極層123によって、
誘電体層122の側面122Tを経由して表面122S
まで電気的に引き出されている。従って前記したよう
に、このスティフナ120は、配線基板本体110の表
面110Aのうちスティフナ固着領域110AS内で、
配線基板本体110の配線層102との接続が可能とな
っている。また、スティフナ120の状態で、層状コン
デンサ125の性能をチェックをする、即ち、ショート
の有無や、絶縁抵抗値、静電容量値等が所定規格値の範
囲内にあるか否かを確認することができる。これによ
り、層状コンデンサ125の不具合なスティフナ120
は除去することができる。
【0036】次いで、このスティフナ120を配線基板
本体110に固着する方法について、図3を参照して説
明する。まず、配線基板本体110のうち表面110
A、さらに具体的にはその周縁のスティフナ固着領域1
10ASに形成された第1接続パッド103及び第2接
続パッド104に、Ag−Cu系導電性樹脂ペーストを
塗布し、未硬化導電樹脂体143R,144Rをそれぞ
れ形成しておく。さらに、第1接続パッド103及び第
2接続パッド104にそれぞれ対応する位置に貫通孔1
41RH及び切り欠き141RKを形成した半硬化エポ
キシ樹脂からなる接着シート141Rを介して、配線基
板本体110とスティフナ120とを重ねる。
【0037】その後は、真空熱プレスによって加圧しな
がら加熱して、接着シート141R及び未硬化導電樹脂
体143R,144Rを硬化させ、層状コンデンサ12
5を備えるスティフナ120を配線基板本体110に固
着させて、図1に示す配線基板100を完成させる。こ
れにより、層状コンデンサ125の一方の電極をなすス
ティフナ本体121は、第1電極層123、導電樹脂体
143、第1接続パッド103を通じて配線基板本体1
10の配線層102と接続する。また同様に、層状コン
デンサ125の第2電極層124は、導電樹脂体14
4、第2接続パッド104を通じて配線基板本体110
の配線層102と接続する。つまり、層状コンデンサ1
25も配線基板本体110の配線層102,102と電
気的に接続する。
【0038】なお、配線基板本体110は、公知の手法
により形成すれば良く、例えば、金属板や樹脂とガラス
繊維の複合材などからなるコア基板の上下に、フォトリ
ソグラフィやレーザ光線等の周知のビア形成方法、セミ
アディティブ法やフルアディティブ法、サブトラクティ
ブ法等の周知の配線形成方法を用いて樹脂絶縁層及び配
線層を交互に積層してビルドアップ配線基板本体を形成
するなどの手法が挙げられる。本実施形態の配線基板本
体110も、公知の手法によって形成されたものであ
り、前記したように、多数のエポキシ樹脂を含む樹脂絶
縁層101A,101B,101C,101D等を備
え、内部には、Cuからなり、樹脂絶縁層の層間に形成
されあるいは樹脂絶縁層を貫通する配線層102,10
2を備えている(図1,図3参照)。また、配線基板本
体110の表面110Aには、第1接続パッド103、
第2接続パッド104の他、略中央部に多数のハンダバ
ンプ105を、また、裏面110Bには、LGAパッド
106を備えており、これらはいずれも配線層102と
接続している。なお、図3においては、樹脂絶縁層10
1A等の記載は省略した。
【0039】上記した配線基板100の製造方法の説明
から容易に理解できるように、本実施形態では、スティ
フナ本体121を用いて層状コンデンサ125を備える
スティフナ120を形成し、このスティフナ120を配
線基板本体110と接着して、層状コンデンサ125を
内蔵し、スティフナ本体121により剛性も向上させた
配線基板100を形成している。このように層状コンデ
ンサ125を備えるスティフナ120を形成すると、シ
ョートなどの不具合が生じやすく歩留まりの低い層状コ
ンデンサ125を、配線基板本体110と接着させる前
に検査することができる。
【0040】従って、ショート不良、絶縁抵抗不良や静
電容量不良などの不具合のある層状コンデンサ125を
持つスティフナ120を固着前に予め除去できるので、
スティフナ120よりも付加価値の高い配線基板本体1
10と接着した後に、層状コンデンサ125のショート
等の不具合によって配線基板100全体が廃棄される危
険性を大幅に低減させることができる。つまり、層状コ
ンデンサ125に不具合が発見されても比較的安価なス
ティフナ120の廃棄で済むので、たとえスティフナ1
20の歩留まりが低下しても、配線基板100の製造に
おける全体の損失を、配線基板本体に層状コンデンサを
内蔵させた場合に比して、大幅に低減させることができ
る。
【0041】また本実施形態では、スティフナ120の
配線基板本体110との固着と同時に、スティフナ12
0に形成された層状コンデンサ125の2つの電極(ス
ティフナ本体121(第1電極層123)及び第2電極
層124)を、第1接続パッド103及び第2接続パッ
ド104を通じて配線層102に接続している。このた
め、スティフナ120(スティフナ本体121)に従来
のようなコンデンサ搭載用貫通孔を形成する必要がない
上、後にチップコンデンサをハンダ付けによって搭載す
る必要もない。従って、層状コンデンサ125を備える
配線基板100を容易かつ安価に製造することができ
る。しかも、層状コンデンサ125をワイヤボンディン
グやハンダ付け等の手段によって別途接続する必要もな
いので、接続のためのスペースをとっておく必要もな
く、配線基板の寸法を小型化することができる。また、
ワイヤボンディング等の工数も不要である。
【0042】(実施形態2)次いで、第2の実施の形態
について、図4〜図6に基づいて説明する。本実施形態
2の配線基板200は、主として、スティフナ220に
形成された層状コンデンサ225の構造、製造方法、及
び配線基板本体表面210Aのスティフナ固着領域21
0ASに層状コンデンサ225との接続のため接続ハン
ダバンプ203,204を備える点で上記実施形態1と
異なる。従って、異なる部分を中心に説明し、同様な部
分の説明は省略又は簡略化する。
【0043】図4に断面の左側略半分についての様子を
示す本実施形態の配線基板200は、実施形態1と同様
に、方形板状の配線基板本体210とこの表面(図中上
面)210Aのうち周縁近傍略ロ字状のスティフナ固着
領域210ASに固着されたスティフナ220とを有す
る。このうち配線基板本体210は、スティフナ固着領
域210ASに、略半球状で90Pb−10Snの高温
ハンダからなり、後述する層状コンデンサ225の第1
電極層223及び第2電極層224とそれぞれ接続させ
るための第1接続ハンダバンプ203および第2接続ハ
ンダバンプ204が形成され、これらが配線層102,
102とそれぞれ接続している点で上記実施形態1と異
なる。なお、この配線基板本体210のうち、他の部分
については実施形態1と同様であるので説明を省略す
る。
【0044】スティフナ220は、実施形態1と同様
に、略ロ字状銅板からなり、配線基板本体210の剛性
を補強するためのスティフナ本体221と、このスティ
フナ本体221の固着側表面(図中下面)221Sに形
成され、BaTiO3粉末を60vol%混入させた誘電体
層222とを備える。さらに、誘電体層222の表面
(図中下面)222Sには、第1電極層223と表面2
22Sの大部分を覆う第2電極層224とを備える。容
易に理解できるように、このスティフナ220のうち、
スティフナ本体221、誘電体層222、及び第2電極
層224は、層状コンデンサ225をなし、スティフナ
本体221は、誘電体層222を貫通するビア導体22
6を通じて第1電極層223によって誘電体層222の
表面222S上に電気的に引き出されている。この第1
電極層223、第2電極層224、及びビア導体226
は、いずれも銅粉末を導体とした導電性樹脂からなる。
【0045】さらに、スティフナ220はエポキシ樹脂
からなる接着層241によって配線基板本体210のス
ティフナ固着領域210ASに固着されている。また、
第1電極層223と第1接続ハンダバンプ203、及び
第2電極層224と第2接続ハンダバンプ204とは、
それぞれ実施形態1と同様な導電性樹脂からなる導電樹
脂体243,244で電気的に導通して接続されてお
り、配線層102を通じて、ハンダバンプ105の一部
とも接続している。
【0046】従って、実施形態1と同様に、スティフナ
220を配線基板本体210に固着した配線基板200
でも、スティフナ220(スティフナ本体221)によ
って配線基板本体210の剛性が補強されると共に、層
状コンデンサ225を備えることになる。このため、ス
ティフナ220(スティフナ本体221)にチップコン
デンサを搭載するためのコンデンサ搭載用貫通孔を形成
する必要がなく、従って、スティフナ220(スティフ
ナ本体221)の剛性が高い。さらに、ICチップのご
く近くに層状コンデンサ225を内蔵しているので、こ
の層状コンデンサ225によって効率よくノイズを除去
することができる。
【0047】次いで、図5を参照しつつ本実施形態のス
ティフナ220の製造方法について説明する。まず、ポ
リイミドからなる樹脂フィルムRFの表面(図中上面)
RFSに、実施形態1と同様にBaTiO3粉末を混入
させたエポキシ樹脂ペーストを塗布し、加熱して半硬化
状態の半硬化誘電体層222Rを形成する(図5(a)
参照)。なお、図5においては、前述の図2と同様に簡
単化のため、スティフナ本体等の断面のみ示す。
【0048】次いで、図5(b)に示すように、パンチ
ング、ドリリング、あるいは、レーザ打ち抜きにより、
半硬化誘電体層222R及び樹脂フィルムRFを平面視
略ロ字状に成形して貫通孔Hを形成し、さらにビアホー
ルVHを穿孔する。これにより半硬化誘電体層222R
にも、貫通孔222RHが穿孔される。
【0049】さらに図5(c)に示すように、ビアホー
ルVH内に銅粉末を導体とした導電性樹脂ペーストを充
填し、さらに、半硬化誘電体層222Rの表面(図中上
面)222RSに導電性樹脂ペーストを塗布し、これら
を半硬化させて半硬化ビア導体226R、半硬化第1電
極層223R、及び半硬化第2電極層224Rを形成す
る。半硬化第1電極層223Rは、半硬化ビア導体22
6Rと導通するように形成され、一方、半硬化第2電極
層224Rは、半硬化誘電体層222Rの表面222R
Sの大部分を覆うように形成される。
【0050】その後、スティフナ本体221と貼り合わ
せる。スティフナ本体221は、厚さ0.7mmの略ロ
字状銅板からなり、その表面は、いずれの面も公知の黒
化処理によって粗化されている。このスティフナ本体2
21の固着側表面(図中上面)221Sと、樹脂フィル
ムRFを剥がして露出させた半硬化誘電体層222Rの
裏面222RBとを重ねて加熱圧着し、半硬化誘電体層
222R等を硬化させる。これにより図5(d)に示す
ように、スティフナ本体221の固着側表面221Sに
誘電体層222が被着され、その表面222Sには、ビ
ア導体226でスティフナ本体221と接続された第1
電極層223及び第2電極層224が形成されたスティ
フナ220が完成する。
【0051】このスティフナ220は、誘電体層222
をスティフナ本体221と誘電体層表面222Sの大部
分を覆う第2電極層224とで挟んだ構成の層状コンデ
ンサ225を備えている。また、層状コンデンサ225
の一方の電極としての役割も果たすスティフナ本体22
1は、ビア導体226によって、誘電体層222の表面
222S上の第1電極層223まで電気的に引き出され
ている。従って、実施形態1と同様に、このスティフナ
220も、配線基板本体210の表面210Aのうちス
ティフナ固着領域210AS内で、配線基板本体210
の配線層102との接続が可能となっている。また、ス
ティフナ120の状態で、層状コンデンサ225の性能
をチェックをすることができる。これにより、層状コン
デンサ225の不具合なスティフナ220は除去するこ
とができる。
【0052】次いで、このスティフナ220を配線基板
本体210に固着する方法について、図6を参照して説
明する。まず、スティフナ220の第1電極層223上
及び第2電極層224の所定接続部位上に、実施形態1
と同様にAg−Cu系導電性樹脂ペーストを塗布し、未
硬化導電樹脂体243R,244Rをそれぞれ形成して
おく。さらに、第1接続ハンダバンプ203及び第2接
続ハンダバンプ204にそれぞれ対応する位置に貫通孔
241RHを形成した半硬化エポキシ樹脂からなる接着
シート241Rを介して、配線基板本体210とスティ
フナ220とを重ねる。
【0053】その後は、真空熱プレスによって加圧しな
がら加熱して、接着シート241R及び未硬化導電樹脂
体243R,244Rを硬化させ、層状コンデンサ22
5を備えるスティフナ220を配線基板本体210に固
着させて、図4に示す配線基板200を完成させる。こ
れにより、層状コンデンサ225の一方の電極をなすス
ティフナ本体221は、ビア導体226,第1電極層2
23、導電樹脂体243、第1接続ハンダバンプ203
を通じて配線基板本体210の配線層102と接続す
る。また同様に、層状コンデンサ225の第2電極層2
24は、導電樹脂体244、第2接続ハンダバンプ20
4を通じて配線基板本体210の配線層102と接続す
る。つまり、層状コンデンサ225も配線基板本体21
0の配線層102,102と電気的に接続する。
【0054】なお、配線基板本体210は、実施形態1
と同様に、公知の手法により形成して形成すれば良い。
本実施形態の配線基板本体210は、実施形態1と同様
にして形成されたものであり、配線基板本体110では
第1接続パッド103及び第2接続パッド104を備え
ていたのに対し、第1接続ハンダバンプ203及び第2
接続ハンダバンプ204を備える点で異なるものであ
る。従って、同様な部材には、同じ番号を付してある。
【0055】上記した配線基板200の製造方法の説明
から容易に理解できるように、本実施形態では、スティ
フナ本体221を用いて層状コンデンサ225を備える
スティフナ220を形成し、このスティフナ220を配
線基板本体210と接着して、層状コンデンサ225を
内蔵し、スティフナ本体221により剛性も向上させた
配線基板200を形成している。このような層状コンデ
ンサ225を備えるスティフナ220を形成すると、不
具合が生じやすい層状コンデンサ225を、配線基板本
体210と接着させる前に検査することができる。従っ
て、不具合のある層状コンデンサ225を持つスティフ
ナ220を固着前に除去できるので、スティフナ120
よりも付加価値の高い配線基板本体210と接着した後
に、層状コンデンサ225の不具合によって配線基板2
00全体が廃棄される危険性を大幅に低減させることが
できる。つまり、配線基板本体に層状コンデンサを内蔵
させた場合に比して、配線基板の製造における損失を大
幅に低減させることができる。
【0056】また本実施形態では、スティフナ220を
配線基板本体210に固着させると同時に、スティフナ
220に形成された層状コンデンサ225の2つの電極
(スティフナ本体221及び第2電極層224)を、第
1接続ハンダバンプ203及び第2接続ハンダバンプ2
04を通じて配線層102に接続している。このため、
スティフナに従来のようなコンデンサ搭載用貫通孔を形
成する必要がない上、後にチップコンデンサをハンダ付
けによって搭載する必要もない。従って、層状コンデン
サ225を備える配線基板200を容易かつ安価に製造
することができる。しかも、層状コンデンサ225の接
続のためのスペースをとっておく必要もなく、配線基板
の寸法を小型化することができる。また、接続のための
別途の工数も不要である。
【0057】その上、本実施形態2では、配線基板本体
210と層状コンデンサ225との接続のため、略半球
状の第1接続ハンダバンプ203,第2接続ハンダバン
プ204を形成している。このハンダバンプ203,2
04は、上記実施形態1における第1接続パッド103
や第2接続パッド204に比して高さを高くすることが
でき、接続ハンダバンプ203,204自身が第1電極
層223や第2電極層224に近づくため、より確実に
両者間を接続させることができる。しかも略半球状であ
るので、固着時に導電樹脂体243,244を接続ハン
ダバンプ203,204の頂部で押圧する状態となるの
で、さらに接続が確実に行える。
【0058】(変形例1)次いで、上記実施形態2の変
形例を図7を参照して説明する。上記実施形態2では、
スティフナ220に形成した層状コンデンサ225は、
1層の誘電体層222のみを備えていたが、さらに静電
容量の大きな層状コンデンサを所望する場合には、以下
のようにすると良い。即ち、図7(a)に示すように、
図5(a)〜(c)を参照して説明したのと同様にし
て、第2樹脂フィルムRF2の表面RF2S上に、半硬
化第2誘電体層227Rを形成する。さらに、銅粉末を
導体とした導電性樹脂ペーストを用いて、半硬化第2誘
電体層227Rを貫通する半硬化第3ビア導体230R
及び半硬化第4ビア導体231Rを、また、半硬化第2
誘電体層227Rの表面(図中上面)227RSに半硬
化第3電極層228R及び半硬化第4電極層229Rを
形成する。このうち半硬化第3電極層228Rは、後述
するように、スティフナ240に備えられた層状コンデ
ンサ232において、第2電極層224に対向し、かつ
半硬化第2誘電体層227Rの大部分を覆うように形成
されている。
【0059】その後、スティフナ本体221の固着側表
面221S上に、樹脂フィルムRFを剥がして裏面22
2RBを露出させた半硬化誘電体層222R(図5
(c)参照)を重ね、さらに、第2樹脂フィルムRF2
を剥がして裏面227RBを露出させた半硬化第2誘電
体層227R(図7(a)参照)を重ねて、真空熱プレ
スによって加熱硬化させる。これにより、図7(b)に
示すように、スティフナ本体221の固着側表面221
Sに、誘電体層222、第1,第2電極層203,20
4,第2誘電体層227及び第3,第4電極層228,
229が順に積層される。ビア導体226、第1電極層
223及び第3ビア導体230によってスティフナ本体
221が第3電極層228に接続され、第2ビア導体2
31によって第2電極層224が第4電極層229に接
続される。
【0060】このようにして形成されたスティフナ24
0は、第2電極層224とスティフナ本体221及び第
3電極層228とが、誘電体層222及び第2誘電体層
227を介して対向する配置となり、2層の誘電体層を
持つ層状コンデンサ232を構成する。また、スティフ
ナ本体221は、ビア導体226、第1電極層223、
第3ビア導体230を通じて、第2誘電体層227の表
面227S上の第3電極層228まで電気的に引き出さ
れている。同様に、第2電極層224は、第4ビア導体
231を通じて表面227S上の第4電極層229まで
電気的に引き出されている。従って、この層状コンデン
サ232を備えるスティフナ240を、実施形態2にお
けるスティフナ220と同様にして配線基板本体210
に固着することで、スティフナ240によって補強さ
れ、しかも、より大きな静電容量を持つ層状コンデンサ
232を内蔵した配線基板を形成することができる。
【0061】(実施形態3)次いで、第3の実施の形態
について、図8〜図10に基づいて説明する。上記実施
形態1,2においては、スティフナ本体121,221
が層状コンデンサの一方の電極としての役割も有してい
た。これに対し、本実施形態3の配線基板300では、
層状コンデンサ330にスティフナ320とは絶縁され
たベース電極層331を備える点が主に異なる。従っ
て、異なる部分を中心に説明し、同様な部分の説明は省
略又は簡略化する。
【0062】図8に断面の左側略半分についての様子を
示す本実施形態の配線基板300は、実施形態1、2と
同様の方形板状の配線基板本体310と、この表面(図
中上面)310Aのうち周縁近傍略ロ字状の層状コンデ
ンサ固着領域310ACに固着された層状コンデンサ3
30と、さらに層状コンデンサ330の図中上方に固着
されたスティフナ320とを有する。このうち配線基板
本体310は、スティフナ固着領域ではなく層状コンデ
ンサ固着領域310ACにであるが、上記実施形態1と
同様に、層状コンデンサ330の第1電極層333及び
第2電極層334をそれぞれ接続させるための第1接続
パッド303および第2接続パッド304が形成されて
いる。また、これらが配線層102,102とそれぞれ
接続している点でも上記実施形態1に記載した配線基板
本体110と類似したものである。なお、この配線基板
本体310のうち、他の部分については実施形態1と同
様であるので説明を省略する。
【0063】スティフナ320は、実施形態1,2にお
けるスティフナ本体に相当し、略ロ字状銅板からなり、
配線基板本体310の剛性を補強するためのものであ
る。一方、スティフナ320と配線基板本体310との
間に介在する層状コンデンサ330は、このスティフナ
320の固着側表面(図中下面)320Sに接着層34
1によって、また、配線基板本体310の層状コンデン
サ固着領域310ACに接着層342によって接着され
ている。この層状コンデンサ330は、接着層342に
接着されたベース電極層331、BaTiO3粉末を6
0vol%混入させた誘電体層332、及び誘電体層33
2の表面(図中下面)332Sに形成された第1電極層
333及び第2電極層334を備える。この第2電極層
334は、ベース電極層331と誘電体層332を挟ん
で対向し、表面332Sの大部分を覆っている。また、
ベース電極層331は、誘電体層332を貫通するビア
導体336によって第1電極層333と接続されて、誘
電体層332の表面332S上に電気的に引き出されて
いる。この第1電極層333、第2電極層334、及び
ビア導体336は、いずれも銅粉末を導体とした導電性
樹脂からなる。
【0064】また、層状コンデンサ330の第1電極層
333と配線基板本体310の第1接続パッド303、
及び第2電極層334と第2接続パッド304とは、そ
れぞれ実施形態1と同様な導電性樹脂からなる導電樹脂
体343,344で電気的に導通して接続されている。
従って、配線層102を通じて、ハンダバンプ105の
一部とも接続している。このようにして本実施形態の配
線基板300は、スティフナ320によって配線基板本
体310の剛性が補強されると共に、層状コンデンサ3
30を備える。このため、スティフナ320にチップコ
ンデンサを搭載するためのコンデンサ搭載用貫通孔を形
成する必要がなく、従って、スティフナ320の剛性が
高い。さらに、ICチップのごく近くに層状コンデンサ
330を内蔵しているので、この層状コンデンサ330
によって効率よくノイズを除去することができる。
【0065】次いで、図9を参照しつつ本実施形態の層
状コンデンサ330の製造方法について説明する。ま
ず、図9(a)に示すように、表面を黒化処理により粗
化した厚さ18μmの銅箔331Fの表面(図中上面)
331FSに、実施形態1と同様にBaTiO3粉末を
混入させたエポキシ樹脂ペーストを塗布し、加熱して半
硬化状態の半硬化誘電体層332Rを形成する。さら
に、補強して取り扱いを容易にするため、粘着材を塗布
したポリエチレンからなる樹脂フィルムRF3を銅箔3
31Fの裏面(図中下面)331FBに貼り付ける。な
お、図9においては、前述の図8と同様に簡単化のた
め、層状コンデンサ等の断面のみを示す。
【0066】次いで、図9(b)に示すように、パンチ
ング、ドリリング、あるいは、レーザ打ち抜きにより、
半硬化誘電体層332R、銅箔331F(ベース電極層
331)及び樹脂フィルムRF3に平面視略ロ字状に打
ち抜いて貫通孔Hを形成し、さらにビアホールVHを穿
孔する。
【0067】さらに図9(c)に示すように、ビアホー
ルVH内に導電性樹脂ペーストを充填し、さらに、半硬
化誘電体層332Rの表面(図中上面)332RSに銅
粉末を導体とした導電性樹脂ペーストを塗布し、これら
を半硬化させて半硬化ビア導体336R、半硬化第1電
極層333R、及び半硬化第2電極層334Rを形成す
る。半硬化第1電極層333Rは、半硬化ビア導体33
6Rを介してベース電極層331と導通するように形成
され、一方、半硬化第2電極層334Rは、半硬化誘電
体層332Rの表面332RSの大部分を覆うように形
成される。
【0068】その後、予め用意してあったスティフナ3
20と貼り合わせる。スティフナ320は、厚さ0.7
mmの略ロ字状銅板からなり、その表面は、いずれの面
も公知の黒化処理によって粗化されている。このスティ
フナ320の固着側表面(図中上面)320Sと、樹脂
フィルムRF3を剥がして露出させたベース電極層33
1の裏面331Bとを半硬化エポキシ樹脂からなる接着
シートを介して重ねて加熱し、半硬化誘電体層332R
等を硬化させる。これにより図9(d)に示すように、
ベース電極層331と誘電体層表面332Sの大部分を
覆う第2電極層334及び第1電極層333との間に誘
電体層332が挟まれ、ベース電極層331がビア導体
336によって第1電極層333に接続された、層状コ
ンデンサ330が完成する。さらに、この層状コンデン
サ330は、接着層341によりスティフナ320と接
着されて一体の層状コンデンサ付きスティフナ350と
なっている。
【0069】スティフナ320は、絶縁性の接着層34
1によってベース電極層331と隔てられているので、
実施形態1,2のスティフナ本体と異なり、スティフナ
320は、層状コンデンサ330の一方の電極としての
役割は果たさない。なお、層状コンデンサ330の一方
の電極であるベース電極層331は、ビア導体336に
よって、誘電体層332の表面332S上の第1電極層
333まで電気的に引き出されている。従って、層状コ
ンデンサ330は、配線基板本体310の表面310A
のうち層状コンデンサ固着領域310AC内で、配線基
板本体310の配線層102との接続が可能となってい
る。また、この層状コンデンサ330は、スティフナ3
20と接着された状態で、その性能をチェックをするこ
とができる。これにより、層状コンデンサ330がショ
ート等によって不具合な場合には、層状コンデンサ付き
スティフナ350ごと廃棄すればよい。
【0070】なお、本実施形態では、層状コンデンサ3
30を形成すると同時に、接着層341によってスティ
フナ320と接着した。スティフナ320と接着せず
に、層状コンデンサ330のみを形成することもでき
る。しかし、層状コンデンサ330の厚さが薄いので、
外力によって誘電体層332に亀裂が生じるなどの危険
性がある。そこで、スティフナ320と接着して層状コ
ンデンサ付きスティフナ350とすることにより、ハン
ドリングが容易になり、層状コンデンサ330の特性を
チェックする際にも、測定によって逆に層状コンデンサ
330を破壊する等の危険性を大幅に低減できる。ステ
ィフナ320は、銅板であるため、層状コンデンサ33
0の不具合によって破棄しても、その損害金額は少ない
ため、結局、取り扱い容易となることによる歩留まり向
上や工数低減の利点の方が大きいからである。
【0071】次いで、この層状コンデンサ付きスティフ
ナ350を配線基板本体310に固着する方法につい
て、図10を参照して説明する。まず、配線基板本体3
10のうち表面310Aの層状コンデンサ固着領域31
0ACに形成された第1接続パッド303及び第2接続
パッド304上に、実施形態1と同様の導電性樹脂ペー
ストを塗布し、未硬化導電樹脂体343R,344Rを
それぞれ形成しておく。さらに、第1接続パッド303
及び第2接続パッド304にそれぞれ対応する位置に貫
通孔362RHを形成した半硬化エポキシ樹脂からなる
接着シート362Rを介して、配線基板本体310と層
状コンデンサ付きスティフナ350とを重ねる。
【0072】その後は、真空熱プレスによって加圧しな
がら加熱して、接着シート362R及び未硬化導電樹脂
体343R,344Rを硬化させ、層状コンデンサ付き
スティフナ350、即ち、層状コンデンサ330及びス
ティフナ320を配線基板本体310に固着させて、図
8に示す配線基板300を完成させる。これにより、層
状コンデンサ330の一方の電極をなすベース電極層3
31は、ビア導体336、第1電極層333、導電樹脂
体343、第1接続パッド303を通じて配線基板本体
310の配線層102と接続する。また同様に、層状コ
ンデンサ330の第2電極層334は、導電樹脂体34
4、第2接続パッド304を通じて配線基板本体310
の配線層102と接続する。つまり、層状コンデンサ3
30も配線基板本体310の配線層102,102と電
気的に接続される。
【0073】なお、本実施形態で用いた配線基板本体3
10は、実施形態1,2と同様に、公知の手法により形
成して形成すれば良い。本実施形態の配線基板本体31
0は、実施形態1と同様にして形成されたものであり、
配線基板本体310では第1接続パッド303及び第2
接続パッド304が、実施形態1の配線基板本体110
と若干異なるものである。従って、同様な部材には、同
じ番号を付してある。
【0074】上記した配線基板300の製造方法の説明
から容易に理解できるように、本実施形態では、層状コ
ンデンサ330、さらにいえば、層状コンデンサ付きス
ティフナ350を形成し、この層状コンデンサ付きステ
ィフナ350を配線基板本体310と接着して、層状コ
ンデンサ330を内蔵し、スティフナ320により剛性
も向上させた配線基板300を形成している。このよう
な層状コンデンサ330、あるいは層状コンデンサ付き
スティフナ350を形成すると、不具合が生じやすい層
状コンデンサ330を、配線基板本体310と接着させ
る前に検査することができる。従って、不具合のある層
状コンデンサ330を固着前に除去できるので、付加価
値の高い配線基板本体310と接着した後に、層状コン
デンサ330の不具合によって配線基板300全体が廃
棄される危険性を大幅に低減させることができる。つま
り、配線基板本体に層状コンデンサを内蔵させた場合に
比して、配線基板の製造における損失を大幅に低減させ
ることができる。
【0075】また本実施形態では、層状コンデンサ付き
スティフナ350を配線基板本体310に固着させると
同時に、層状コンデンサ330の2つの電極(ベース電
極331及び第2電極層334)を、第1接続パッド3
03及び第2接続パッド304を通じて配線層102に
接続している。このため、スティフナに従来のようなコ
ンデンサ搭載用貫通孔を形成する必要がない上、後にチ
ップコンデンサをハンダ付けによって搭載する必要もな
い。従って、層状コンデンサ330を備える配線基板3
00を容易かつ安価に製造することができる。しかも、
層状コンデンサ330の接続のためのスペースをとって
おく必要もなく、配線基板の寸法を小型化することがで
きる。また、接続のための別途の工数も不要である。
【0076】(変形例2)次いで、上記実施形態3の変
形例を図11を参照して説明する。上記実施形態3で
は、層状コンデンサ330は1層の誘電体層332のみ
を備えていたが、さらに静電容量の大きな層状コンデン
サを所望する場合には、以下のようにすると良い。即
ち、図11(a)に示すように、実施形態1において図
5(a)〜(c)を参照して説明したのと同様にして、
第2樹脂フィルムRF4の表面RF4S上に、半硬化第
2誘電体層337Rを形成する。さらに、銅粉末を導体
とした導電性樹脂ペーストを用いて、半硬化第2誘電体
層337Rを貫通する半硬化第3ビア導体340R及び
半硬化第4ビア導体341Rを、また、半硬化第2誘電
体層337Rの表面(図中上面)337RSに半硬化第
3電極層338R及び半硬化第4電極層339Rを形成
する。このうち半硬化第3電極層338Rは、後述する
ように、層状コンデンサ342において、第2電極層3
34に対向し、かつ半硬化第2誘電体層337Rの大部
分を覆うように形成されている。
【0077】その後、スティフナ320の固着側表面3
20S上に、半硬化エポキシ樹脂からなる接着シートを
介して、樹脂フィルムRFを剥がして裏面331Bを露
出させたベース電極層331(図9(c)参照)を重
ね、さらに、第2樹脂フィルムRF4を剥がして裏面3
37RBを露出させた半硬化第2誘電体層337R(図
11(a)参照)を重ねて、真空熱プレスによって加熱
硬化させる。これにより、図11(b)に示すように、
スティフナ320の固着側表面320Sに、接着層36
1を介して、誘電体層332、第1,第2電極層33
3,334,第2誘電体層337及び第3,第4電極層
338,339が順に積層される。ビア導体336、第
1電極層333及び第3ビア導体340によってベース
電極層331が第3電極層338に接続され、第2ビア
導体341によって第2電極層334が第4電極層33
9に接続される。
【0078】このようにして、第2電極層334とベー
ス電極層331及び第3電極層338とが、誘電体層3
32及び第2誘電体層337を介して対向する配置とな
り、2層の誘電体層を持つ層状コンデンサ342が構成
される。また、ベース電極層331は、ビア導体33
6、第1電極層333、第3ビア導体340を通じて、
第2誘電体層337の表面337S上の第3電極層33
8まで電気的に引き出されている。同様に、第2電極層
334は、第4ビア導体341を通じて表面337S上
の第4電極層339まで電気的に引き出されている。従
って、この層状コンデンサ342を備える層状コンデン
サ付きスティフナ351を、上記実施形態3における層
状コンデンサ付きスティフナ350と同様にして配線基
板本体310に固着することで、スティフナ320によ
って補強され、しかも、より大きな静電容量を持つ層状
コンデンサ342を内蔵した配線基板を形成することが
できる。
【0079】(実施形態4)さらに、第4の実施の形態
について、図12〜図14に基づいて説明する。上記実
施形態1〜3においては、層状コンデンサの第1,第2
電極層やビア導体等を導電性樹脂を塗布あるいは充填し
て形成した。これに対し、本実施形態4の配線基板40
0では、フォトリソグラフィ技術やメッキ技術等を用い
て形成した層状コンデンサ430を備える点、及び層状
コンデンサ430と配線基板本体210とを、異方性導
電性接着層442で接着している点が主に異なる。従っ
て、異なる部分を中心に説明し、同様な部分の説明は省
略又は簡略化する。
【0080】図12に断面の左側略半分についての様子
を示す本実施形態の配線基板400は、実施形態2と同
様の方形板状の配線基板本体210と、この表面(図中
上面)210Aのうち周縁近傍略ロ字状の層状コンデン
サ固着領域210ACに固着された層状コンデンサ43
0と、さらに層状コンデンサ430の図中上方に固着さ
れたスティフナ320とを有する。このうち配線基板本
体210は、スティフナ固着領域ではなく層状コンデン
サ固着領域210ACにであるが、前記実施形態2と同
様に、層状コンデンサ430の第3電極層436及び第
4電極層437をそれぞれ接続させるための略半球状の
第1接続ハンダバンプ203および第2接続ハンダバン
プ204が形成されている。また、これらは配線層10
2,102とそれぞれ接続している。なお、この配線基
板本体210のうち、他の部分については実施形態2と
同様であるので説明を省略する。
【0081】スティフナ320は、実施形態3と同様の
ものであり、略ロ字状銅板からなり、配線基板本体21
0の剛性を補強するためのものである。一方、スティフ
ナ320と配線基板本体210との間に介在する層状コ
ンデンサ430は、このスティフナ320の固着側表面
(図中下面)320Sに接着層441によって、また、
配線基板本体310の層状コンデンサ固着領域310A
Cに異方性導電性接着層442によって接着されてい
る。
【0082】この層状コンデンサ430は、接着層44
2に接着されたベース電極層431、BaTiO3粉末
を60vol%混入させた誘電体層432、第2誘電体層
435、及び誘電体層332と第2誘電体層435の間
に介在する第1電極層433、第2電極層334、さら
に2誘電体層435の表面(図中下面)435Sに形成
された第3電極層436,第4電極層437を備える。
この第2電極層434は、ベース電極層431と誘電体
層432を挟んで対向し、また、第3電極層436と第
2誘電体層435を挟んで対向して、誘電体層432と
第2誘電体層435との層間の大部分を占めている。ま
た、第1電極層433,第3電極層436,第4電極層
437は、それぞれ誘電体層432または第2誘電体層
435を貫通して他の電極層と接続するためのビア部4
33V,436V,437Vを備える。このため、ベー
ス電極層431は、誘電体層432を貫通するビア部4
33Vによって第1電極層433と接続され、さらに、
第2誘電体層435を貫通するビア部436Vによって
第3電極層436に接続されて、第2誘電体層435の
表面435S上に電気的に引き出されている。また、第
2電極層434も、第2誘電体層435を貫通するビア
部437Vによって第7電極層437に接続されて、第
2誘電体層435の表面435S上に電気的に引き出さ
れている。これらベース電極層431、第1電極層43
3、第2電極層434、第3電極層436、第4電極層
437は、後述するようにいずれも銅からなる。
【0083】また、層状コンデンサ430の第3電極層
436と配線基板本体210の第1接続ハンダバンプ2
03、及び第4電極層437と第2接続ハンダバンプ2
04とは、それぞれ異方性導電性接着層442によって
電気的に導通して接続されている。この異方性導電性接
着層442は、厚さ方向に圧縮されてその厚さが薄くさ
れた部分だけ、厚さ方向に導電性を発現する接着層であ
る。従って、第3電極層436及び第4電極層437
は、配線層102を通じて、ハンダバンプ105の一部
とも接続している。このようにして本実施形態の配線基
板400は、スティフナ320によって配線基板本体2
10の剛性が補強されると共に、層状コンデンサ430
を備える。このため、スティフナ320にチップコンデ
ンサを搭載するためのコンデンサ搭載用貫通孔を形成す
る必要がなく、従って、スティフナ320の剛性が高
い。さらに、ICチップのごく近くに層状コンデンサ4
30を内蔵しているので、この層状コンデンサ430に
よって効率よくノイズを除去することができる。
【0084】次いで、図13を参照しつつ本実施形態の
層状コンデンサ430の製造方法について説明する。ま
ず、図13(a)に示すように、補強して取り扱いを容
易にするため、粘着材を塗布したポリイミドからなる樹
脂フィルムRF5を、表面を黒化処理により粗化した厚
さ18μmの銅箔431Fの裏面(図中下面)431F
Bに貼り付けておく。次いで、BaTiO3粉末を混入
させた感光性エポキシ樹脂ペーストを銅箔431Fの表
面431FSに塗布し、加熱して半硬化状態の半硬化感
光性誘電体層432Rを形成する。なお、図13におい
ては、前述の図12と同様に簡単化のため、層状コンデ
ンサ等の断面のみを示す。
【0085】次いで、略ロ字状に打ち抜いて貫通孔Hを
形成し、さらに露光・現像を行い、半硬化感光性誘電体
層432Rにビアホール432VHを穿孔して、銅箔4
31Fからなるベース電極層431を露出させる。その
後、加熱して、半硬化感光性誘電体層432Rを硬化さ
せ、図13(b)に示すように、誘電体層432とす
る。
【0086】さらに図13(c)に示すように、公知の
セミアディティブ法を用いて無電解銅メッキ及び電解銅
メッキにより、誘電体層423の表面432Sに所定パ
ターンの第1電極層433及び第2電極層434を形成
する。なお、第1電極層433は、誘電体層423を貫
通するビアホール432VH内に形成されたビア部43
3Vを備え、このビア部433Vによって、ベース電極
層431と接続している。一方、第2電極層434は、
誘電体層432の表面432Sの大部分を覆うように形
成される。
【0087】さらに図13(d)に示すように、上記と
同様にして、第2誘電体層435を形成し、さらにその
表面435Sに所定パターンの第3電極層436及び第
4電極層437を形成して、層状コンデンサ430を形
成する。なお、第3電極層436は、誘電体層432の
表面432Sの大部分を覆うように形成され、第2誘電
体層435を貫通するビア部436Vを備え、このビア
部436Vによって、第1電極層433、さらにはベー
ス電極層431と接続している。一方、第4電極層43
7は、第2誘電体層435を貫通するビア部437Vを
備え、このビア部437Vによって、第2電極層434
と接続している。
【0088】その後、この層状コンデンサ430を、予
め用意してあったスティフナ320と貼り合わせる。ス
ティフナ320は、厚さ0.7mmの略ロ字状銅板から
なり、その表面は、いずれの面も公知の黒化処理によっ
て粗化されている。このスティフナ320の固着側表面
(図中上面)320Sと、樹脂フィルムRF5を剥がし
て露出させたベース電極層431の裏面431Bとを、
半硬化エポキシ樹脂からなる接着シートを介して重ねて
加熱して硬化させる。これにより図13(e)に示すよ
うに、層状コンデンサ430は、接着層341によりス
ティフナ320と接着されて、層状コンデンサ付きステ
ィフナ450が完成する。
【0089】スティフナ320は、実施形態3と同様
に、絶縁性の接着層441によってベース電極層431
と隔てられているので、層状コンデンサ430の一方の
電極としての役割は果たさない。なお、層状コンデンサ
430の一方の電極であるベース電極層431は、第1
電極層433によって、誘電体層435の表面435S
上の第3電極層436まで電気的に引き出されている。
また、第2電極層431も、第4電極層437によっ
て、誘電体層435の表面435S上まで電気的に引き
出されている。従って、層状コンデンサ430は、配線
基板本体210の表面210Aのうち層状コンデンサ固
着領域210AC内で、配線基板本体210の配線層1
02との接続が可能となっている。また、この層状コン
デンサ430は、図13(d)に示す単独の状態で、あ
るいはスティフナ320と接着された図13(e)に示
す状態で、その性能をチェックをすることができる。こ
れにより、層状コンデンサ430がショート等によって
不具合な場合には、層状コンデンサ430のみを、ある
いは層状コンデンサ付きスティフナ450ごと廃棄すれ
ばよい。
【0090】なお、本実施形態では、形成した層状コン
デンサ430を、配線基板本体210を接着する前に接
着層441によってスティフナ320と接着したが、ス
ティフナ320及び配線基板本体210と同時に接着す
ることもできる。しかし、層状コンデンサ430の厚さ
が薄いので、外力によって誘電体層432等に亀裂が生
じるなどの危険性がある。そこで、スティフナ320と
接着して層状コンデンサ付きスティフナ450とするこ
とにより、ハンドリングが容易になり、層状コンデンサ
430の特性をチェックする際にも、測定によって逆に
層状コンデンサ430を破壊する等の危険性を大幅に低
減できる。スティフナ320は、銅板であるため、層状
コンデンサ430の不具合によって破棄しても、その損
害金額は少ないため、結局、取り扱い容易となることに
よる歩留まり向上や工数低減の利点の方が大きいからで
ある。
【0091】次いで、この層状コンデンサ付きスティフ
ナ450を配線基板本体210に固着する方法につい
て、図14を参照して説明する。まず、配線基板本体2
10のうち表面210Aの層状コンデンサ固着領域21
0ACに形成された第1接続ハンダバンプ203及び第
2接続ハンダバンプ204上に、半硬化異方性導電性接
着層442を介して層状コンデンサ付きスティフナ45
0とを重ねる。その後は、真空熱プレスによって加圧し
ながら加熱して、半硬化異方性導電性接着層442Rを
硬化させて異方性導電性接着層442を形成し、層状コ
ンデンサ付きスティフナ450、即ち、層状コンデンサ
430及びスティフナ320を配線基板本体210に固
着させて、図12に示す配線基板400を完成させる。
【0092】これにより、層状コンデンサ430の一方
の電極をなすベース電極層431は、ビア部433V、
第1電極層433、ビア部436V、第3電極層43
6、第1接続ハンダバンプ203を通じて配線基板本体
310の配線層102と接続する。また同様に、層状コ
ンデンサ430の第2電極層334は、ビア部437
V、第4電極層437、第2接続ハンダバンプ204を
通じて配線基板本体210の配線層102と接続する。
つまり、層状コンデンサ430も配線基板本体210の
配線層102,102と電気的に接続される。
【0093】なお、本実施形態で用いた配線基板本体2
10は、実施形態2と同様に、公知の手法により形成し
て形成すれば良い。本実施形態の配線基板本体210
は、実施形態2と同様にして形成されたものであり、従
って、同様な部材には同じ番号を付してある。
【0094】上記した配線基板300の製造方法の説明
から容易に理解できるように、本実施形態では、層状コ
ンデンサ430、さらにいえば、層状コンデンサ付きス
ティフナ450を形成し、この層状コンデンサ付きステ
ィフナ450を配線基板本体210と接着して、層状コ
ンデンサ430を内蔵し、スティフナ320により剛性
も向上させた配線基板400を形成している。このよう
な層状コンデンサ430、あるいは層状コンデンサ付き
スティフナ450を形成すると、不具合が生じやすい層
状コンデンサ430を、配線基板本体210と接着させ
る前に検査することができる。従って、不具合のある層
状コンデンサ430を固着前に除去できるので、付加価
値の高い配線基板本体210と接着した後に、層状コン
デンサ430の不具合によって配線基板400全体が廃
棄される危険性を大幅に低減させることができる。つま
り、配線基板本体に層状コンデンサを内蔵させた場合に
比して、配線基板の製造における損失を大幅に低減させ
ることができる。
【0095】また本実施形態では、層状コンデンサ付き
スティフナ450を配線基板本体210に固着させると
同時に、層状コンデンサ430の2つの電極(第3電極
層436及び第4電極層437)を、第1接続ハンダバ
ンプ203及び第2接続ハンダバンプ204を通じて配
線層102に接続している。このため、スティフナに従
来のようなコンデンサ搭載用貫通孔を形成する必要がな
い上、後にチップコンデンサをハンダ付けによって搭載
する必要もない。従って、層状コンデンサ430を備え
る配線基板400を容易かつ安価に製造することができ
る。しかも、層状コンデンサ430の接続のためのスペ
ースをとっておく必要もなく、配線基板400の寸法を
小型化することができる。また、接続のための別途の工
数も不要である。
【0096】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適
用できることはいうまでもない。例えば、上記実施形態
1,2,3では1層の誘電体層を備え、実施形態4及び
変形例1,2では2層の誘電体層を備えた層状コンデン
サを形成した例を示したが、さらに多数層としても良
い。また、上記実施形態では、誘電体層としてBaTi
3粉末を混入させたものを用いたが、その他PbTi
O3,PZrO3,SrTiO3等、高誘電率物質の粉
末を混入させても良い。また、Cu,Ni等の金属粉末
を混入させることにより誘電体層の誘電率を向上させた
ものを用いても良い。また、上記各実施形態では、ステ
ィフナあるいはスティフナ本体の固着側表面とほぼ同面
積の層状コンデンサを形成したが、要求される層状コン
デンサの静電容量等によっては、固着側表面より小さな
面積の層状コンデンサを形成しても良い。
【0097】さらに、上記実施形態4においては、第1
電極層433等をセミアディティブ法により形成した
が、他の手法、例えばフルアディティブ法やサブトラク
ティブ法によって形成しても良い。また、実施形態3,
4では、層状コンデンサ330,430をスティフナ3
20に接着し、特性チェック後に配線基板本体310,
210に接着したが、予め特性をチェックした層状コン
デンサを、接着シートあるいは異方性導電性接着シート
を介してスティフナと配線基板本体とで挟み、加熱圧着
して三者を固着して配線基板を形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1にかかる配線基板の断面図である。
【図2】実施形態1にかかる層状コンデンサを備えたス
ティフナの製造方法を示す説明図である。
【図3】実施形態1にかかり、層状コンデンサを備える
スティフナを配線基板本体に固着する工程を説明する説
明図である。
【図4】実施形態2にかかる配線基板の部分拡大断面図
である。
【図5】実施形態2にかかる層状コンデンサを備えたス
ティフナの製造方法を示す説明図である。
【図6】実施形態2にかかり、層状コンデンサを備える
スティフナを配線基板本体に固着する工程を説明する説
明図である。
【図7】実施形態2の変形例にかかり、誘電体層及び電
極層を1層ずつ増やした層状コンデンサを備えるスティ
フナの製造方法を説明する説明図である。
【図8】実施形態3にかかり、配線基板本体およびステ
ィフナの間に層状コンデンサを介在させた配線基板の部
分拡大断面図である。
【図9】実施形態3にかかる層状コンデンサの製造方法
を示す説明図である。
【図10】実施形態3にかかり、層状コンデンサをステ
ィフナと配線基板本体の間に介在させ三者を固着する工
程を説明する説明図である。
【図11】実施形態3の変形例にかかり、誘電体層及び
電極層を1層ずつ増やした層状コンデンサの製造方法を
説明する説明図である。
【図12】実施形態4にかかる配線基板の部分拡大断面
図である。
【図13】実施形態4にかかる層状コンデンサ及び層状
コンデンサを備えるスティフナの製造方法を示す説明図
である。
【図14】実施形態4にかかり、層状コンデンサを備え
るスティフナを配線基板本体に固着する工程を説明する
説明図である。
【図15】ICチップ、チップコンデンサを搭載した従
来のスティフナ付き配線基板の断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 配線基板 110,210,310 配線基板本
体 110AS,210AS スティフナ
固着領域 210AC,310AC 層状コンデ
ンサ固着領域 120,220,330,430 スティフ
ナ 121,221 スティフナ
本体 125,330,430 層状コンデ
ンサ 122,222,332,432 誘電体層 227,337,435 第2誘電体
層 123,333,433 第1電極層 124,334,434 第2電極層 228,338,436 第3電極層 229,339,437 第4電極層 101A,101B,101C,101D 絶縁層 102 配線層 103,303 第1接続パ
ッド 104,304 第2接続パ
ッド 203 第1接続ハ
ンダバンプ 204 第2接続ハ
ンダバンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E351 AA03 AA14 BB01 BB03 BB17 BB33 BB35 DD04 DD06 DD19 GG01 GG20 5E001 AA01 AB01 AB06 AC05 AE02 AE03 AF03 AH01 AH03 AH07 AJ01 AJ02 AJ03 AZ01 5E336 BB03 BC34 CC53 EE07 GG16 5E338 AA02 AA03 BB63 BB72 BB75 CD11 CD32 EE26 5E346 AA03 AA12 AA13 AA15 AA43 BB01 BB16 BB20 DD07 FF45 GG40 HH32 HH33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂を含む絶縁層を備える配線基板本体
    と、 上記配線基板本体に固着され、この配線基板本体を補強
    するスティフナであって、スティフナ本体のうち、上記
    配線基板本体と固着する側の固着側表面に層状コンデン
    サを備えるスティフナと、を形成してなることを特徴と
    する配線基板。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配線基板であって、 対向して前記層状コンデンサを構成する2つの電極が、
    いずれも前記配線基板本体の表面のうち前記スティフナ
    を固着させるスティフナ固着領域内で前記配線基板本体
    に形成された配線層と電気的に接続されていることを特
    徴とする配線基板。
  3. 【請求項3】樹脂を含む絶縁層を備える配線基板本体
    と、 上記配線基板本体を補強するスティフナと、 上記配線基板本体と上記スティフナとの間に介在する層
    状コンデンサと、を備えることを特徴とする配線基板。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の配線基板であって、 対向して前記層状コンデンサを構成する2つの電極が、
    いずれも前記配線基板本体の表面のうち前記層状コンデ
    ンサを固着させるコンデンサ固着領域内で前記配線基板
    本体に形成された配線層と電気的に接続されていること
    を特徴とする配線基板。
  5. 【請求項5】配線基板本体に固着して上記配線基板本体
    を補強するスティフナであって、 スティフナ本体のうち、上記配線基板本体と固着する側
    の固着側表面に層状コンデンサを形成してなることを特
    徴とするスティフナ。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のスティフナであって、 対向して前記層状コンデンサを形成する2つの電極は、
    いずれも前記配線基板本体に固着される固着面まで電気
    的に引き出されていることを特徴とするスティフナ。
  7. 【請求項7】金属からなるスティフナ本体のうち、配線
    基板本体と固着する固着側表面に誘電体層を形成する誘
    電体層形成工程と、 少なくとも上記誘電体層の表面に、上記誘電体層の側面
    を経由して上記スティフナ本体と接続する第1電極層と
    上記表面の大部分を覆う第2電極層とを形成する電極層
    形成工程と、を備えることを特徴とするスティフナの製
    造方法。
  8. 【請求項8】配線基板本体とスティフナとの間にそれぞ
    れ接着剤層を介して層状コンデンサを固着し、両者間に
    介在させることを特徴とする配線基板の製造方法。
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