JP2000232220A - 半導体デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

半導体デバイスおよびその製造方法

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JP2000232220A
JP2000232220A JP11032082A JP3208299A JP2000232220A JP 2000232220 A JP2000232220 A JP 2000232220A JP 11032082 A JP11032082 A JP 11032082A JP 3208299 A JP3208299 A JP 3208299A JP 2000232220 A JP2000232220 A JP 2000232220A
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layer
growth layer
semiconductor device
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JP11032082A
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Masaru Miyazaki
勝 宮崎
Tomohiko Eomo
知彦 江面
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Advantest Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能な単体素子を有する半導体デバイス及
びその半導体デバイスを再現性よく製造する製造方法を
提供する。 【解決手段】 本発明による単体素子であるHFET2
において、部分結晶成長層14が、ゲート電極34直下
の一部分に局所的に形成されている。部分結晶成長層1
4は、キャップ層26に比して、非常に小さいエッチン
グレートを有する。従って、キャップ層26のリセスエ
ッチによっては、部分結晶成長層14がほとんど削られ
ない。そのため、高い選択性のリセスエッチが可能とな
り、しきい値電圧の制御性が良くなり、製造歩留まりが
向上する。また、ソース電極30およびドレイン電極3
2の下方に部分結晶成長層14を形成しないことによっ
て、ソース電極30とドレイン電極32の間の直列抵抗
を低減することが可能となり、更に、FET動作時の高
電界領域におけるDXセンタの影響を低減することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスお
よび半導体デバイスの製造方法に関し、特に、高性能な
半導体デバイスおよびその半導体デバイスを再現性よく
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超高周波のマイクロ波やミリ波帯領域で
使われる集積回路(MMIC)の回路部品には、能動素
子である電界効果トランジスタ(FET)、ヘテロ接合
バイポーラトランジスタ(HBT)およびダイオード、
また、受動素子である抵抗体、コイル、キャパシタおよ
び分布定数線路などが用いられる。現在、高速で高性能
の半導体デバイスは、化合物半導体のヘテロ接合を有す
るエピタキシャル結晶成長層を用いて形成されている。
【0003】これらの回路部品においては、能動素子は
高性能で特性が均一であること、抵抗は抵抗値の絶対精
度が高いこと、また、コイルおよびキャパシタは浮遊容
量が低減されることが要求される。更に、製造される半
導体デバイス間で、以上の要求が再現性よく充足される
必要がある。
【0004】従来、以上の回路部品のうち、例えばMM
ICにおける高電子移動度トランジスタ(HEMT)
は、まず、半絶縁性半導体基板GaAs上に、GaAsのバッフ
ァ層、InGaAsの電子走行層、AlGaAsの電子供給層、及び
n+-GaAsのキャップ層をエピタキシャル結晶成長させ、
それから、n+-GaAsのキャップ層上にソース電極および
ドレイン電極を形成し、AlGaAsの電子供給層上にゲート
電極を形成することによって構成されていた。ゲート電
極をAlGaAsの電子供給層上に形成するためには、AlGaAs
の電子供給層上部に結晶成長されたn+-GaAsのキャップ
層をエッチングにより取り除く必要がある。
【0005】AlGaAsの電子供給層のエッチングレートに
対するn+-GaAsのキャップ層のエッチングレートの比は
数十程度と非常に小さいため、上記工程によりHEMT
を構成すると、エッチング工程において、電子供給層Al
GaAsの一部がエッチングされるという問題があった。そ
のため、電子供給層AlGaAsとキャップ層n+-GaAsの間に
エッチストップ層をエピタキシャル結晶成長させて、エ
ッチストップ層のエッチングレートに対する被加工層
(キャップ層n+-GaAs)のエッチングレートの比(この
比を、「選択比」とよぶ)を改善する試みがなされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このエッチストップ層
は、本来、電子供給層がエッチングされるのを防止する
ために設けられている。しかし、電子供給層とキャップ
層の間にエッチストップ層を設けることによって、新た
に直列抵抗およびDXセンタの増加という問題が生じ
る。この問題を解消するために、従来、エッチストップ
層として、直列抵抗とDXセンタの低減を目的として最
適化されたAlxGa1-xAs(x:0.3以下)が用いられてき
た。
【0007】ただ、以上のように最適化されたAlxGa1-x
As(x:0.3以下)のエッチストップ層であっても、Al
の組成が小さいので、選択比が、約80に過ぎないとい
う問題がある。100より小さい選択比では、キャップ
層n+-GaAsをリセスエッチする工程で、エッチングばら
つきを吸収できず、エッチストップ層AlGaAsの一部が削
られるため、FETのしきい値電圧が制御できないとい
う問題があった。従って、現在行われている選択比を改
善する試みも、未だ不十分であり、目的を実現したとは
いえない。
【0008】そこで本発明は、上記課題を解決すること
のできる半導体デバイスおよびその製造方法を提供する
ことを目的とする。この目的は特許請求の範囲における
独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。ま
た従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態は、半導体基板上に形成された
単体素子を有する半導体デバイスであって、前記単体素
子が、前記半導体基板上に形成された第1エピタキシャ
ル結晶成長層と、前記第1エピタキシャル結晶成長層の
上面の一部に形成された部分結晶成長層と、前記第1エ
ピタキシャル結晶成長層の上部に形成された、前記部分
結晶成長層よりもエッチングレートが大きい第2エピタ
キシャル結晶成長層とを有することを特徴とする半導体
デバイスを提供する。本発明の第1の形態による半導体
デバイスは、性能および製造歩留まりが向上されるとい
う利点を有する。
【0010】第1の形態における一つの態様において、
前記第2エピタキシャル結晶成長層の一部が、前記部分
結晶成長層の一部の領域の上部に形成される。
【0011】第1の形態における別の態様において、前
記半導体基板は、化合物半導体基板であること、すなわ
ち半導体デバイスが化合物半導体デバイスであってもよ
い。
【0012】第1の形態における更に別の態様におい
て、前記第2エピタキシャル結晶成長層と、前記部分結
晶成長層とのエッチングレートの比は、100:1以上
であること、すなわち選択比が100以上であることを
特徴とする。
【0013】第1の形態における更に別の態様におい
て、前記第2エピタキシャル結晶成長層は、GaAs層であ
り、前記部分結晶成長層は、AlAs層を含んでもよい。こ
のとき、約500の選択比が実現される。
【0014】第1の形態において、前記単体素子は、前
記第2エピタキシャル結晶成長層にオーミック接触する
ソース電極と、前記第2エピタキシャル結晶成長層にオ
ーミック接触するドレイン電極と、前記部分結晶成長層
の上部に形成されるゲート電極とを有する電界効果トラ
ンジスタであってよい。
【0015】第1の形態において、前記第1エピタキシ
ャル結晶成長層が、電子が流れる電子走行層を有する。
【0016】第1の形態において、前記単体素子は、前
記第2エピタキシャル結晶成長層上に形成された絶縁層
と、前記部分結晶成長層と前記絶縁層の間に設けられた
中空部と、前記絶縁層上に形成されたコイル部とを有す
るコイル素子であってよい。
【0017】第1の形態において、前記単体素子は、前
記第2エピタキシャル結晶成長層上に形成された絶縁層
と、前記部分結晶成長層と前記絶縁層の間に設けられる
中空部と、前記絶縁層上に形成されたキャパシタ部とを
有するキャパシタ素子であってよい。
【0018】第1の形態において、前記単体素子は、前
記第2エピタキシャル結晶成長層上にオーミック接触す
る第1オーミック電極と、前記第2エピタキシャル結晶
成長層上にオーミック接触する第2オーミック電極とを
有する抵抗素子であってよい。
【0019】また、上記課題を解決するために、本発明
の第2の形態は、半導体デバイスを製造する半導体デバ
イス製造方法であって、半導体基板上に、第1エピタキ
シャル結晶成長層を形成する段階と、前記第1エピタキ
シャル結晶成長層の上面の一部に、部分結晶成長層を形
成する段階と、前記第1エピタキシャル結晶成長層およ
び前記部分結晶成長層上に、第2エピタキシャル結晶成
長層を形成する段階と、前記部分結晶成長層の上部に形
成された前記第2エピタキシャル結晶成長層をエッチン
グする段階とを有することを特徴とする半導体デバイス
製造方法を提供する。本発明の半導体デバイス製造方法
を利用することによって、性能の優れた半導体デバイス
を歩留まり良く製造することが可能となる。
【0020】第2の形態における一つの態様において、
前記部分結晶成長層を形成する段階は、前記第2エピタ
キシャル結晶成長層よりも小さいエッチングレートを有
する前記部分結晶成長層を形成する段階を含む。
【0021】第2の形態における別の態様において、前
記部分結晶成長層を形成する段階は、前記第1エピタキ
シャル結晶成長層上に、前記第2エピタキシャル結晶成
長層よりも小さいエッチングレートを有するエッチスト
ップ層を形成する段階と、前記エッチストップ層の一部
を除去して、前記部分結晶成長層を形成する段階とを有
してもよい。
【0022】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0024】図1は、特にMMICの回路部品として用
いられる、本発明による単体素子の基本構成の一例を示
す。ここで、「単体素子」とは、トランジスタ、コイル
などの、ある機能を実現する回路部品をいう。MMIC
における能動素子であるFET、HBTおよびダイオー
ド、また、受動素子である抵抗体、コイル、キャパシタ
および分布定数線路などの単体素子は、図1に示された
基本構成に所要の加工を施すことによって形成される。
この基本構成は、半絶縁性半導体基板10、第1エピタ
キシャル結晶成長層12、部分結晶成長層14、及び第
2エピタキシャル結晶成長層16を備える。第1エピタ
キシャル結晶成長層12、部分結晶成長層14、および
第2エピタキシャル結晶成長層16は、素子としての目
的および用途に応じて、1つまたは複数の結晶層を含ん
でよい。
【0025】第1エピタキシャル結晶成長層12は、半
絶縁性半導体基板10上に形成され、第1エピタキシャ
ル結晶成長層12の上面の一部に、部分結晶成長層14
が形成される。例えば、第1エピタキシャル結晶成長層
12および部分結晶成長層14は、一回の第1エピタキ
シャル結晶成長工程において連続して形成されることが
できる。
【0026】また、第2エピタキシャル結晶成長層16
が、第2エピタキシャル結晶成長工程において、第1エ
ピタキシャル結晶成長層12の上部に形成される。第2
エピタキシャル結晶成長層16の一部は、部分結晶成長
層14の一部の領域の上部に形成されて、部分結晶成長
層14に隣接している。この構造は、例えば、第1エピ
タキシャル結晶成長層12および部分結晶成長層14上
に第2エピタキシャル結晶成長層16を形成し、それか
ら部分結晶成長層14の上部に形成された第2エピタキ
シャル結晶成長層16をエッチングすることによって作
ることができる。
【0027】部分結晶成長層14は、第2エピタキシャ
ル結晶成長層16よりもエッチングレートが非常に小さ
い材料により形成されており、半導体製造プロセスにお
いては、部分結晶成長層14が、エッチストップ層とし
て利用される。ここで、「エッチストップ層」とは、エ
ッチングによって所望の結晶層を加工するにあたり、当
該結晶層が削れてなくなったときエッチングが自動的に
停止するように設けた層をいう。また、本明細書におい
ては、エッチストップ層として機能する部分結晶成長層
14のエッチングレートに対する被加工層のエッチング
レートの比を、「選択比」と呼ぶ。第2エピタキシャル
結晶成長層16がGaAsで構成されるとき、部分結晶成長
層14はAlAs、InGaPなどの材料で構成される。選択比
は、100以上であることが好ましい。例えば、GaAsと
AlAsの選択比は、約500である。従って、部分結晶成
長層14を利用することによって、理想的な選択性のあ
るエッチング加工の実現が可能となる。
【0028】また、詳細については図2〜5に関連して
説明するが、部分結晶成長層14が素子内部に部分的に
設けられることによって、素子の性能が向上する。
【0029】図2は、本発明による単体素子であるヘテ
ロ接合型FET(HFET)2の主要部分の断面構造を
示す。このHFET2は、半絶縁性半導体基板10、バ
ッファ層20、電子走行層22、電子供給層24、キャ
ップ層26、部分結晶成長層14、ソース電極30、ド
レイン電極32、及びゲート電極34を有する。図1を
参照して、バッファ層20、電子走行層22及び電子供
給層24は、第1エピタキシャル結晶成長層12を構成
し、キャップ層26は、第2エピタキシャル結晶成長層
16を構成する。ドレイン電極32に正の電圧を印加す
ることにより、電子走行層22を電子が流れる。本実施
の形態において、半絶縁性半導体基板10は、例えばGa
Asである化合物半導体基板であるが、別の形態において
は単元素半導体であってもよい。ソース電極30および
ドレイン電極32は、キャップ層26にオーミック接触
されている。また、ゲート電極34は、部分結晶成長層
14にショットキー接触されている。
【0030】部分結晶成長層14は、電子走行層22及
び電子供給層24に平行して、かつ、ゲート電極34直
下の一部分に局所的に形成されている。部分結晶成長層
14は、キャップ層26に比して、非常に小さいエッチ
ングレートを有する。本発明による製造プロセスにおい
ては、部分結晶成長層14が設けられていることによっ
て、キャップ層26のリセスエッチにより部分結晶成長
層14がほとんど削られない。そのため、高い選択性の
リセスエッチが可能となり、しきい値電圧の制御性が良
くなる。また、部分結晶成長層14の存在する領域を限
定し、ソース電極30およびドレイン電極32の下方に
部分結晶成長層14を形成しないことによって、ソース
電極30とドレイン電極32の間の直列抵抗を低減する
ことが可能となり、更に、FET動作時の高電界領域に
おけるDXセンタの影響を低減することが可能となる。
【0031】また、部分結晶成長層14は、上述した目
的のほかに、ゲート電極34とのショットキー接合の特
性を最適化するために用いることができる。部分結晶成
長層14を用いると、例えば、ミキサダイオードのよう
に低いビルトイン電圧に対する構造、あるいはエンハン
ス型FETのように高いビルトイン電圧に対する構造
を、素子特性を犠牲にすることなく形成することが可能
となる。部分結晶成長層14は、単層または積層の結晶
構造のいずれであってもよい。
【0032】素子の内部に部分的に存在する部分結晶成
長層14の構造は、少なくとも2回のエピタキシャル結
晶成長工程を用いて形成される。第1のエピタキシャル
結晶成長工程において、半絶縁性半導体基板10上にバ
ッファ層20、電子走行層22、電子供給層24及びエ
ッチストップ層を形成する。このエッチストップ層は、
電子供給層24の全面にわたって形成される。続いて、
このエッチストップ層の一部を加工して取り除き、部分
結晶成長層14を形成する。それから、第2のエピタキ
シャル結晶成長工程において、キャップ層26を再成長
させる。これらの工程により、部分結晶成長層14を素
子の内部に形成することが可能となる。
【0033】多数回の結晶成長工程において、多重の積
層成長層を形成すると、各種デバイスに対応した部分結
晶成長層14をエピタキシャル結晶成長層の内部に部分
的に設けることが可能となる。部分結晶成長層14を利
用することによって、しきい値電圧の異なるFETや、
シート抵抗の異なる抵抗などを任意に高精度で形成する
ことが可能となるので、素子の設計自由度が向上し、M
MICの応用範囲を飛躍的に拡大させることが可能とな
る。
【0034】図3は、本発明による単体素子である抵抗
素子4の主要部分の断面構造を示す。この抵抗素子4
は、半絶縁性半導体基板10、バッファ層20、電子走
行層22、電子供給層24、キャップ層26、部分結晶
成長層14、第1オーミック電極40及び第2オーミッ
ク電極42を有する。バッファ層20、電子走行層22
及び電子供給層24は、第1エピタキシャル結晶成長層
12を構成し、キャップ層26は、第2エピタキシャル
結晶成長層16を構成する。第1オーミック電極40及
び第2オーミック電極42は、キャップ層26にオーミ
ック接触されている。この抵抗素子4は、第1オーミッ
ク電極40と第2オーミック電極42の間に抵抗部44
を有する。部分結晶成長層14は、キャップ層26より
もエッチングレートが小さい材料で構成されている。ま
た、部分結晶成長層14は、電子走行層22及び電子供
給層24に平行して存在し、抵抗部44の一部の層を構
成する。
【0035】抵抗部44の抵抗値は、主に電子走行層2
2及び電子供給層24によって定まる。キャップ層26
は、高濃度にドープされた結晶成長層であり、低い抵抗
値を有する。そのため、抵抗部44を形成する際には、
第1オーミック電極40と第2オーミック電極42の間
のキャップ層26を完全に取り除かなければならない。
本発明によると、部分結晶成長層14が電子供給層24
上に部分的に設けられているので、キャップ層26をリ
セスエッチする際に、キャップ層26と部分結晶成長層
14との高い選択比により、部分結晶成長層14が殆ど
エッチングされることなく、キャップ層26が完全に取
り除かれることが可能となる。
【0036】従来は、部分結晶成長層14を電子供給層
24上に形成することなくキャップ層26のエッチング
を行っていた。従って、エッチングの際にキャップ層2
6が完全に除去されず、また、電子供給層24がエッチ
ングされるという不都合を生じることがあった。本発明
によると、部分結晶成長層14を電子供給層24上に形
成してからキャップ層26の部分的なエッチングを行う
ことによって、従来の不都合が解消される。すなわち、
本発明によると、精密な値のシート抵抗を有する、高精
度の抵抗素子4を形成することが可能となる。
【0037】図4(a)は、本発明による単体素子であ
るコイル素子6の上面図である。図中、コイル素子6の
構成として、部分結晶成長層14、絶縁層50、下部電
極52、及び上部電極56a、56bが示されている。
図4(a)においては、コイル素子6が、下部電極52
がスパイラル状に形成されたスパイラル型コイルとして
例示されているが、他の形状のコイルであってもよい。
このコイル素子6の詳細な構成については、以下に図4
(b)に関連して説明する。
【0038】図4(b)は、図4(a)に示されたコイ
ル素子6のA−A断面図である。このコイル素子6は、
半絶縁性半導体基板10、バッファ層20、電子走行層
22、電子供給層24、部分結晶成長層14、キャップ
層26、絶縁層50、下部電極52、中間電極54、上
部電極56a、56b、及び中空部58を有する。バッ
ファ層20、電子走行層22及び電子供給層24は、第
1エピタキシャル結晶成長層12を構成し、キャップ層
26は、第2エピタキシャル結晶成長層16を構成す
る。絶縁層50は、キャップ層26上に形成されてお
り、中空部58が、部分結晶成長層14と絶縁層50の
間に設けられている。このコイル素子6は、コイル部6
0を有する。
【0039】本実施例では、コイル部60は、絶縁層5
0上に形成されたスパイラル型コイルであり、下部電極
52、中間電極54、及び上部電極56a、56bによ
って構成される。下部電極52と上部電極56aは接触
し、下部電極52と上部電極56bは、中間電極54を
介して電気的に接続している。図4(a)に関して説明
したように、下部電極52は、スパイラル状に形成され
ている。下部電極52と上部電極56bとが交差する部
分は、エアーブリッジされた構造が形成されている。
【0040】中空部58は、コイル部60下方のキャッ
プ層26をエッチングで除去することによって形成され
る。中空部58を形成することによって、コイル部60
の導体間と半導体結晶間の両方の浮遊容量を大きく低減
することが可能となり、コイルとしての性能が向上され
る。部分結晶成長層14は、キャップ層26よりもエッ
チングレートが非常に小さい材料で構成されている。キ
ャップ層26と部分結晶成長層14の選択比が高いの
で、中空部58の深さは、高精度の仕上がり寸法で形成
することが可能となる。従って、部分結晶成長層14を
設けることによって、回路上に形成されるコイル素子間
の性能のばらつきを非常に小さく抑えることが可能とな
る。
【0041】図5(a)は、本発明による単体素子であ
るキャパシタ素子8の上面図である。図中、キャパシタ
素子8の構成として、部分結晶成長層14、絶縁層6
8、下部電極70、誘電体層72、及び上部電極74
a、74bが示されている。このキャパシタ素子8の詳
細な構成については、以下に図5(b)に関連して説明
する。
【0042】図5(b)は、図5(a)に示されたキャ
パシタ素子8のA−A断面図である。このキャパシタ素
子8は、半絶縁性半導体基板10、バッファ層20、電
子走行層22、電子供給層24、部分結晶成長層14、
キャップ層26、絶縁層68、下部電極70、誘電体層
72、上部電極74a、74b、及び中空部76を有す
る。バッファ層20、電子走行層22及び電子供給層2
4は、第1エピタキシャル結晶成長層12を構成し、キ
ャップ層26は、第2エピタキシャル結晶成長層16を
構成する。絶縁層68は、キャップ層26上に形成され
ており、中空部76が、部分結晶成長層14と絶縁層7
6の間に設けられている。このキャパシタ素子8は、絶
縁層68上に形成されたキャパシタ部78を有する。
【0043】本実施例では、コイル部60は、下部電極
70、誘電体層72、及び上部電極74a、74bによ
って構成される。下部電極70と上部電極74aは接触
し、下部電極70と上部電極74bは、誘電体層72を
挟んで設けられている。誘電体層72の材料および厚さ
を制御することによって、任意のキャパシタンスを実現
することができる。
【0044】中空部76は、キャパシタ部78下方のキ
ャップ層26をエッチングで除去することによって形成
される。中空部76を形成することによって、キャパシ
タ部78の浮遊容量を大きく低減することが可能とな
り、キャパシタとしての性能が向上される。部分結晶成
長層14は、キャップ層26よりもエッチングレートが
非常に小さい材料で構成されている。キャップ層26と
部分結晶成長層14の選択比が高いので、中空部76の
深さは、高精度の仕上がり寸法で形成することが可能と
なる。従って、回路上に形成されるキャパシタ素子間の
性能のばらつきを非常に小さく抑えることが可能とな
る。
【0045】図6(a)〜(f)は、図2に示されたH
FET2の具体例であるAlGaAs/InGaAs PHEMT(Pse
udomorphic HEMT)の製造プロセスにおける断面構造図を
示す。以下に、図6(a)〜(f)に基づいて、MMI
Cなどの半導体デバイスの製造方法について、具体的に
は、半導体デバイスにおける単体素子であるAlGaAs/InG
aAs PHEMTの製造方法について説明する。
【0046】図6(a)に示されるように、第1エピタ
キシャル結晶成長工程において、GaAsの半絶縁性半導体
基板10上に、第1エピタキシャル結晶成長層12を形
成し、第1エピタキシャル結晶成長層12上にエッチス
トップ層80を形成する。第1エピタキシャル結晶成長
層12は、半絶縁性半導体基板10上にエピタキシャル
結晶成長されたGaAsのバッファ層20、InGaAsの電子走
行層22、及びAlGaAsの電子供給層24から構成されて
いる。エッチストップ層80は、電子供給層24上にエ
ピタキシャル結晶成長されたAlAs層を含む。AlAs層の厚
みは約10nmである。AlAsは酸化されやすいので、酸化
を防止するために、実際にはAlAs層の表面は約2nmの
GaAs薄層で覆われている(図示せず)。
【0047】続いて、図6(b)に示されるように、エ
ッチストップ層80上にホトリソグラフィ工程によりホ
トレジストパターン82を形成し、エッチストップ層8
0の一部を除去して、電子供給層24上に約1μmの長
さでAlAsの部分結晶成長層14を部分的に残す加工を行
う。
【0048】続いて、図6(c)に示されるように、ホ
トレジストパターン82を除去し、さらに表面を洗浄し
た後、第2エピタキシャル結晶成長工程において、第2
エピタキシャル結晶成長層であるキャップ層26を、電
子供給層24および部分結晶成長層14上に形成する。
キャップ層26は、高濃度にドープした、厚さ約100nm
のn型GaAs層である。部分結晶成長層14の厚さは薄い
ので、第2エピタキシャル結晶成長後のウェハの表面段
差は、素子製作上問題とならない。
【0049】それから、図6(d)に示されるように、
部分結晶成長層14に位置合わせをして、ホトリソグラ
フィ工程により、約2μmの間隔のソース電極30とド
レイン電極32を形成する。
【0050】続いて、図6(e)に示されるように、位
置合わせをして、AlAsの部分結晶成長層14の領域上に
ホトレジストによる約0.3μmの長さのゲートパターン
84を形成し、それから、ウェットエッチングによりGa
Asのキャップ層26をリセスエッチする。クエン酸水溶
液と過酸化水素水の混合液を用いると、約500のGaAs
とAlAsの選択比が得られるので、AlAsの部分結晶成長層
14はほとんど削られず、製造の再現性は非常に良い。
0.2μm以下のゲート寸法を形成する場合は、EBリソ
グラフィとEBレジストを用いることが好ましい。
【0051】ゲートリセス形成後、図6(f)に示され
るように、Ti、Pt、Auをこの順番に蒸着し、リフ
トオフによってゲート電極34を形成する。素子の中で
部分的に存在する部分結晶成長層14は、FETのしき
い値電圧のばらつきを小さくし、素子特性を向上させ
る。この実施例では、図6に関連して、FETの製造方
法について説明しているが、図3〜5に関連して説明し
たように、素子中に部分的に形成される部分結晶成長層
14は、それぞれの素子の製造歩留まりおよび再現性を
向上し、素子特性を非常に良好にする。
【0052】従来のHEMT構造においては、GaAsのバ
ッファ層、InGaAsの電子走行層、AlGaAsの電子供給層、
AlGaAsのエッチストップ層、及びGaAsのキャップ層が一
回のエピタキシャル結晶成長工程で、半導体基板上に形
成されていた。そのため、従来のHEMT構造における
エッチストップ層は、電子供給層の全面に設けられてい
た。しかし、このエッチストップ層は、直列抵抗および
DXセンタの低減のためにAlの組成を大きくとることが
できず、そのためエッチングの選択比が約80と小さい
ことが従来の問題となっていた。
【0053】本発明の素子製造方法を用いて製作された
AlGaAs/InGaAs PHEMT素子の場合には、電流の流れ
るソース電極30とドレイン電極32の直下と高電界領
域にAlAsの部分結晶成長層14が存在しないので、直列
抵抗が小さく、さらにDXセンタを低減できる効果があ
る。また、上述したように、キャップ層26と部分結晶
成長層14とが非常に高い選択比を有していることによ
り、従来よりも素子性能が向上する。
【0054】部分結晶成長層14の材料は、AlAsに限定
されるものではなく、従来は好ましくないとされていた
Alの組成比が0.3以上のAlGaAsであってもよい。また、G
aAsのキャップ層26に対してInGaPを部分結晶成長層1
4の材料として用いることもできる。キャップ層26と
部分結晶成長層14とのエッチングレートの比は10
0:1以上であること、すなわち、選択比が100以上
であることが好ましい。部分結晶成長層14の材料は、
素子の目的によって選定される。また、部分結晶成長層
14の長さは、ソース電極30とドレイン電極32の間
隔よりも短く、ゲート電極34の長さよりも長いことが
好ましい。
【0055】以上の製造方法の別の例として、部分結晶
成長層14は、絶縁膜をマスクとした選択成長によって
部分的に形成されてもよい。また、ゲート電極34の形
成に際して、AlAsの部分結晶成長層14を取り除いてか
らゲート電極34を生成することも可能である。AlAsは
HF系の薬液で他の結晶を削ることなく容易に除去する
ことができる。
【0056】図6に関連して、FETの製造方法につい
て説明してきたが、MMICにおいては、図3〜5に示
される抵抗素子4、コイル素子6及びキャパシタ素子8
などの各素子も、それぞれの図面に示されるとおりFE
TやHBTと同じエピタキシャル結晶成長層上に製作さ
れる。図3〜5に示されるそれぞれの素子も、特にMM
ICにおける素子として形成されるとき、図6に関連し
て説明した2段階のエピタキシャル結晶成長工程を用い
て、選択比の高い部分結晶成長層14を素子内部に形成
することにより、製作されることができる。
【0057】図7は、本発明による単体素子を集積して
形成したMMICの主要部分の断面構造を示す。このM
MICは、HFET2、抵抗素子4、コイル素子6、及
びキャパシタ素子8を有する。このMMICにおける各
素子は、図6に関して説明されたように、半絶縁性半導
体基板10上にヘテロ接合のエピタキシャル結晶成長層
12を形成され、それからホトリソグラフィ工程および
エッチング工程などを施されることによって作られる。
各素子は、メサエッチ溝92によって電気的に絶縁され
ている。回路は、下部電極52、上部電極56及び配線
電極90などにより接続され、配線電極90は空中配線
である。
【0058】図7に示される各素子は、部分結晶成長層
14をそれぞれ有しているが、MMICにおける全ての
素子が部分結晶成長層14を有する必要はなく、また、
全ての素子が部分結晶成長層14を用いて形成される必
要はない。また、部分結晶成長層14は、目的に応じて
多数回に分けた積層成長により別個に形成され、それぞ
れの素子において個別に利用されてもよい。また、接地
のために基板結晶の裏面からバイアホールを形成する場
合には、部分結晶成長層14がエッチストップ層として
利用されることも可能である。また、基板結晶の裏面を
削って半導体結晶を薄板化する際に、部分結晶成長層1
4が、エッチングにおけるエッチストップ層として利用
されることも可能である。
【0059】以上、能動素子の例としてFETについて
説明してきたが、HBTやダイオードなどの能動素子に
ついても、本発明を利用することができる。
【0060】上記説明から明らかなように、本発明によ
れば、回路に形成される単体素子の性能および製造歩留
まりを向上することができる。以上、本発明を実施の形
態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施
の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態
に、多様な変更又は改良を加えることができることが当
業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形
態も本発明の技術的範囲に含まれることが、特許請求の
範囲の記載から明らかである。
【0061】
【発明の効果】本発明を用いると、性能の向上された単
体素子を有する半導体デバイスを再現性よく製造するこ
とができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単体素子の基本構成の一例を示
す。
【図2】本発明による単体素子であるヘテロ接合型FE
T(HFET)2の主要部分の断面構造を示す。
【図3】本発明による単体素子である抵抗素子4の主要
部分の断面構造を示す。
【図4】(a)は、本発明による単体素子であるコイル
素子6の上面図であり、(b)は、(a)に示されたコ
イル素子6のA−A断面図である。
【図5】(a)は、本発明による単体素子であるキャパ
シタ素子8の上面図であり、(b)は、(a)に示され
たキャパシタ素子8のA−A断面図である。
【図6】(a)〜(f)は、AlGaAs/InGaAs PHEMT
の製造プロセスにおける断面構造図を示す。
【図7】本発明による単体素子を集積して形成したMM
ICの主要部分の断面構造を示す。
【符号の説明】
2・・・HFET、4・・・抵抗素子、6・・・コイル
素子、8・・・キャパシタ素子、10・・・半絶縁性半
導体基板、12・・・第1エピタキシャル結晶成長層、
14・・・部分結晶成長層、16・・・第2エピタキシ
ャル結晶成長層、20・・・バッファ層、22・・・電
子走行層、24・・・電子供給層、26・・・キャップ
層、30・・・ソース電極、32・・・ドレイン電極、
34・・・ゲート電極、40・・・第1オーミック電
極、42・・・第2オーミック電極、44・・・抵抗
部、50・・・絶縁層、52・・・下部電極、54・・
・中間電極、56a、56b・・・上部電極、58・・
・中空部、60・・・コイル部、68・・・絶縁層、7
0・・・下部電極、72・・・誘電体層、74a、74
b・・・上部電極、76・・・中空部、78・・・キャ
パシタ部、80・・・エッチストップ層、82・・・ホ
トレジストパターン、84・・・ゲートパターン、90
・・・配線電極、92・・・メサエッチ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 21/822 Fターム(参考) 5F004 AA02 AA03 DB19 EA10 EA23 5F038 AC03 AC11 AR06 AZ04 DF02 EZ02 EZ14 EZ15 5F052 DA05 GC04 JA06 JA10 KA05 5F102 GA15 GA16 GA17 GB01 GC01 GJ05 GK05 GL04 GM06 GN05 GQ01 GR04 GR10 GS02 GT03 GV01 HC01 HC15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された単体素子を有
    する半導体デバイスであって、 前記単体素子が、 前記半導体基板上に形成された第1エピタキシャル結晶
    成長層と、 前記第1エピタキシャル結晶成長層の上面の一部に形成
    された部分結晶成長層と、 前記第1エピタキシャル結晶成長層の上部に形成され
    た、前記部分結晶成長層よりもエッチングレートが大き
    い第2エピタキシャル結晶成長層とを有することを特徴
    とする半導体デバイス。
  2. 【請求項2】 前記第2エピタキシャル結晶成長層の一
    部が、前記部分結晶成長層の一部の領域の上部に形成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記部分結晶成長層のエッチングレート
    に対する前記第2エピタキシャル結晶成長層のエッチン
    グレートの比は、100以上であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の半導体デバイス。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板は、化合物半導体基板で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の半導体デバイス。
  5. 【請求項5】 前記第2エピタキシャル結晶成長層は、
    GaAs層であり、前記部分結晶成長層は、AlAs層を含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の半導体デバイス。
  6. 【請求項6】 前記単体素子は、 前記第2エピタキシャル結晶成長層にオーミック接触す
    るソース電極と、 前記第2エピタキシャル結晶成長層にオーミック接触す
    るドレイン電極と、 前記部分結晶成長層の上部に形成されるゲート電極とを
    有する電界効果トランジスタであることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の半導体デバイス。
  7. 【請求項7】 前記第1エピタキシャル結晶成長層が、 電子が流れる電子走行層を有することを特徴とする請求
    項6に記載の半導体デバイス。
  8. 【請求項8】 前記単体素子は、 前記第2エピタキシャル結晶成長層上に形成された絶縁
    層と、 前記絶縁層上に形成されたコイル部とを有し、 前記部分結晶成長層と前記絶縁層の間に中空部が設けら
    れているコイル素子であることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載の半導体デバイス。
  9. 【請求項9】 前記単体素子は、 前記第2エピタキシャル結晶成長層上に形成された絶縁
    層と、 前記絶縁層上に形成されたキャパシタ部とを有し、 前記部分結晶成長層と前記絶縁層の間に中空部が設けら
    れているキャパシタ素子であることを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の半導体デバイス。
  10. 【請求項10】 前記単体素子は、 前記第2エピタキシャル結晶成長層上にオーミック接触
    する第1オーミック電極と、 前記第2エピタキシャル結晶成長層上にオーミック接触
    する第2オーミック電極とを有する抵抗素子であること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体
    デバイス。
  11. 【請求項11】 半導体デバイスを製造する半導体デバ
    イス製造方法であって、 半導体基板上に、第1エピタキシャル結晶成長層を形成
    する段階と、 前記第1エピタキシャル結晶成長層の上面の一部に、部
    分結晶成長層を形成する段階と、 前記第1エピタキシャル結晶成長層および前記部分結晶
    成長層上に、第2エピタキシャル結晶成長層を形成する
    段階と、 前記部分結晶成長層の上部に形成された前記第2エピタ
    キシャル結晶成長層をエッチングする段階とを有するこ
    とを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  12. 【請求項12】 前記部分結晶成長層を形成する段階
    は、 前記第2エピタキシャル結晶成長層よりも小さいエッチ
    ングレートを有する前記部分結晶成長層を形成する段階
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体デバ
    イス製造方法。
  13. 【請求項13】 前記部分結晶成長層を形成する段階
    は、 前記第1エピタキシャル結晶成長層上に、前記第2エピ
    タキシャル結晶成長層よりも小さいエッチングレートを
    有するエッチストップ層を形成する段階と、 前記エッチストップ層の一部を除去して、前記部分結晶
    成長層を形成する段階とを有することを特徴とする請求
    項11または12に記載の半導体デバイス製造方法。
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