JP2000231791A - 半導体記憶装置及びデータバスのリセット方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びデータバスのリセット方法

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JP2000231791A
JP2000231791A JP11197401A JP19740199A JP2000231791A JP 2000231791 A JP2000231791 A JP 2000231791A JP 11197401 A JP11197401 A JP 11197401A JP 19740199 A JP19740199 A JP 19740199A JP 2000231791 A JP2000231791 A JP 2000231791A
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Hiroyuki Sugamoto
博之 菅本
Takaaki Furuyama
孝昭 古山
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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    • G11C7/1048Data bus control circuits, e.g. precharging, presetting, equalising
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作の高速化とともに、低消費電力化を図るこ
とができる半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】リセット回路11には、第1,第2のリセ
ット回路部11a,11b及び制御部11cが備えられ
る。制御部11cは、メモリセルへのライト動作に先立
って第1のリセット回路部11aを動作させ、リード動
作に先立って第2のリセット回路部11bを動作させ
る。第1のリセット回路部11aは、高電位側電源Vdd
の中間レベル(Vdd/2)の第1の電位をプリチャージ
電位としてリセット動作を行う。第2のリセット回路部
11bは、高電位側電源Vddレベルの第2の電位をプリ
チャージ電位としてリセット動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
り、詳しくは、データバスをリセットするリセット回路
及びそのリセット方法に関する。
【0002】近年の半導体記憶装置は、更なるライト・
リード動作の高速化、及び、ライト・リード動作時の低
消費電力化が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図14は、半導体記憶装置1の要部概略
構成図である。メモリセルアレイを構成するメモリセル
は、多数のワード線の中のいずれか1本のワード線に接
続されるとともに、多数対のビット線のいずれか1本に
接続される。同図14では、その中の3組のビット線
(以下、第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バーBL
1〜バーBL3とする)を示している。
【0004】第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バー
BL1〜バーBL3間には、その活性時に線間の電位差
を増幅するセンスアンプ2a〜2cがそれぞれ接続され
る。又、各ビット線BL1〜BL3,バーBL1〜バー
BL3は、一対の転送ゲート3a〜3cを介して一対の
データバスDB,バーDBにそれぞれ接続される。各転
送ゲート3a〜3cは、それぞれ一対のNMOSトラン
ジスタで構成され、そのトランジスタのゲートには対毎
に同じコラム選択信号col1〜col3が入力され
る。そして、アドレス信号に基づいて、例えばコラム選
択信号col1がHレベルになると、転送ゲート3aが
導通する。すると、第1ビット線BL1,バーBL1が
データバスDB,バーDBに接続される。
【0005】ここで、ライト動作になると、図示しない
ライトアンプからの書き込みデータがデータバスDB,
バーDB、転送ゲート3a、及び、第1ビット線BL
1,バーBL1を介してメモリセルに書き込まれる。一
方、リード動作になると、メモリセルに記憶されている
データが第1ビット線BL1,バーBL1、転送ゲート
3a、及び、データバスDB,バーDBを介して図示し
ないリードアンプに読み出しデータとして出力される。
【0006】前記データバスDB,バーDB間にはリセ
ット回路が接続される。このリセット回路には、図15
(b)及び図16(b)に示すように遷移するリセット
制御信号φeqが入力される。リセット回路は、上記した
ライト動作後及びリード動作後に設けられる所定のリセ
ット期間、即ちHレベルのリセット制御信号φeqに応答
して、該バス間の電位差をリセットする。
【0007】このようなリセット回路には、図15
(a)に示すように構成されたリセット回路50(第1
の従来例)や、図16(a)に示すように構成されたリ
セット回路60(第2の従来例)が用いられる。
【0008】(第1の従来例)図15(a)に示すよう
に、リセット回路50は、3つのNMOSトランジスタ
Q51〜Q53で構成される。NMOSトランジスタQ
51はデータバスDB,バーDB間に接続され、NMO
SトランジスタQ52,Q53はデータバスDB,バー
DB間に直列に接続される。これらNMOSトランジス
タQ52,Q53間のノードには、高電位側電源Vddの
中間レベル、即ちVdd/2レベルのプリチャージ電源が
供給される。そして、NMOSトランジスタQ51〜Q
53のゲートは互いに接続され、該ゲートには前記リセ
ット制御信号φeqが入力される。
【0009】このように構成されたリセット回路50で
は、Hレベルのリセット制御信号φeqに基づいてNMO
SトランジスタQ51〜Q53がともにオンされる。す
ると、図15(b)に示すように、データバスDB,バ
ーDBの電位が所定のタイミングでVdd/2レベルにイ
コライズされて、データバスDB,バーDB間の電位差
がリセットされる。
【0010】従って、このようなリセット回路50で
は、そのリセット動作時にデータバスDB,バーDBの
電位が電源Vddの中間レベルのVdd/2レベルにイコラ
イズされるので、そのリセット動作時の消費電力を低減
することができる。
【0011】(第2の従来例)図16(a)に示すよう
に、リセット回路60は、1つのNMOSトランジスタ
Q61、2つのPMOSトランジスタQ62,Q63、
及び、1つのインバータ回路61で構成される。NMO
SトランジスタQ61はデータバスDB,バーDB間に
接続され、PMOSトランジスタQ62,Q63はデー
タバスDB,バーDB間に直列に接続される。これらP
MOSトランジスタQ62,Q63間のノードには、高
電位側電源Vddレベルのプリチャージ電源が供給され
る。そして、NMOSトランジスタQ61のゲートに
は、前記リセット制御信号φeqが入力される。PMOS
トランジスタQ62,Q63のゲートは互いに接続さ
れ、リセット制御信号φeqをインバータ回路61にて反
転した信号が入力される。
【0012】このように構成されたリセット回路60で
は、Hレベルのリセット制御信号φeqに基づいてNMO
SトランジスタQ61及びPMOSトランジスタQ6
2,Q63がともにオンされる。すると、図16(b)
に示すように、データバスDB,バーDBの電位が所定
のタイミングで高電位側電源Vddレベルにイコライズさ
れて、データバスDB,バーDB間の電位差がリセット
される。
【0013】従って、このようなリセット回路60で
は、そのリセット動作時にデータバスDB,バーDBの
電位が高電位側電源Vddレベルにイコライズされるの
で、次サイクルがリードサイクルである場合に、メモリ
セルから読み出されたデータに基づく第1〜第3ビット
線BL1〜BL3,バーBL1〜バーBL3の電位と、
データバスDB,バーDBの電位との差が大きくなる
(電源Vddレベル)。そのため、転送ゲート3a〜3c
の電荷転送速度が速くなるので、図16(b)に示すよ
うにデータバスDB,バーDBの電位が決定するまでの
時間t1が短い。従って、このリセット回路60を用い
た半導体記憶装置1では、リード動作を高速化すること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図15
(a)に示す第1の従来例のリセット回路50では、そ
のリセット動作時にデータバスDB,バーDBの電位が
Vdd/2レベルにイコライズされるので、リード動作時
において、メモリセルから読み出されたデータに基づく
第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バーBL1〜バー
BL3の電位と、データバスDB,バーDBの電位との
差が小さい(Vdd/2レベル)。そのため、転送ゲート
3a〜3cの電荷転送速度が遅く、図15(b)に示す
ようにデータバスDB,バーDBの電位が決定するまで
の時間t2が長い。従って、このリセット回路50を用
いたDRAMでは、リード動作が遅いという問題があ
る。
【0015】一方、図16(a)に示す第2の従来例の
リセット回路60では、そのリセット動作時にデータバ
スDB,バーDBの電位が電源Vddレベルにイコライズ
される。ここで、前記ライトアンプは、一般にその駆動
能力がセンスアンプ2a〜2cのそれよりも大きく構成
されている。そのため、ライト動作時において、ライト
アンプは、書き込みデータに基づいてデータバスDB,
バーDB及び第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バー
BL1〜バーBL3のチャージ・ディスチャージを容易
に行うことができる。従って、リセット回路60がライ
ト動作期間におけるリセット動作時にデータバスDB,
バーDBの電位を電源Vddレベルにイコライズすると、
消費電力が大きくなる。
【0016】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、動作の高速化ととも
に、低消費電力化を図ることができる半導体記憶装置及
びその装置におけるデータバスのリセット方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、制御部の動作により、メモリセルへのライト動
作に先立って第1のリセット回路部が動作し、メモリセ
ルへのリード動作に先立って第2のリセット回路が動作
する。第1のリセット回路部は、データ書き込み動作に
応じた第1の電位にデータバス線対をイコライズし、そ
の電位差をリセットする。第2のリセット回路部は、デ
ータ読み出し動作に応じた第2の電位にデータバス線対
をイコライズし、その電位差をリセットする。従って、
ライト動作期間におけるリセット動作時の消費電力を抑
えることができる。しかも、リード動作期間ではデータ
バス線対の電位とビット線対の電位との差が大きくなり
転送ゲートの電荷転送速度が速くなるので、リード動作
を高速化することができる。その結果、半導体記憶装置
の動作の高速化とともに、低消費電力化を図ることがで
きる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、制御部の
動作により、メモリセルへのリード動作に先立ってリセ
ット回路部が動作し、ライト動作期間にリセット回路部
が非動作状態になる。即ち、リセット回路部は、リード
動作に先立って高電位側電源レベル側又は低電位側電源
レベル側の所定の電位でデータバス線対をイコライズ
し、その電位差をリセットする。又、ライト動作期間又
はライト動作期間中の所定の期間においては、リセット
回路部はリセット動作を行わない。従って、ライト動作
期間における消費電力を抑えることができる。しかも、
リード動作期間ではデータバス線対の電位とビット線対
の電位との差が大きくなり転送ゲートの電荷転送速度が
速くなるので、リード動作を高速化することができる。
その結果、半導体記憶装置の動作の高速化とともに、低
消費電力化を図ることができる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、メモリセ
ルへのライト動作に先立って、データ書き込み動作に応
じた第1の電位にデータバス線対がイコライズされ、そ
の電位差がリセットされる。又、メモリセルへのリード
動作に先立って、データ読み出し動作に応じた第2の電
位にデータバス線対がイコライズされ、その電位差がリ
セットされる。従って、ライト動作期間におけるリセッ
ト動作時の消費電力を抑えることができる。しかも、リ
ード動作期間ではデータバス線対の電位とビット線対の
電位との差が大きくなり転送ゲートの電荷転送速度が速
くなるので、リード動作を高速化することができる。そ
の結果、半導体記憶装置の動作の高速化とともに、低消
費電力化を図ることができる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、メモリセ
ルへのリード動作に先立って、高電位側電源レベル側又
は低電位側電源レベル側の所定の電位でデータバス線対
がイコライズされ、その電位差がリセットされる。又、
ライト動作時にリセット動作を行わない。従って、ライ
ト動作期間における消費電力を抑えることができる。し
かも、リード動作期間ではデータバス線対の電位とビッ
ト線対の電位との差が大きくなり転送ゲートの電荷転送
速度が速くなるので、リード動作を高速化することがで
きる。その結果、半導体記憶装置の動作の高速化ととも
に、低消費電力化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って
説明する。尚、説明の便宜上、図14と同様の構成につ
いては同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0022】図1は、半導体記憶装置(例えば、SDR
AM)1に備えられるコマンドデコーダ10及びリセッ
ト回路11を示す。コマンドデコーダ10には、外部か
らクロック信号CLK、制御信号RAS,CAS、及
び、ライトイネーブル信号WEが入力される。コマンド
デコーダ10は、クロック信号CLKに同期させた制御
信号RAS,CAS、及び、ライトイネーブル信号WE
をDRAMコア(図示略)に出力し、DRAMコアの動
作を制御している。
【0023】又、コマンドデコーダ10には制御回路1
0aが備えられる。制御回路10aは、図2に示すよう
に遷移するリセット制御信号φeq及び切替信号φweをリ
セット回路11に出力する。
【0024】詳述すると、コマンドデコーダ10は、前
記各信号RAS,CAS,WEに基づいて、各コマンド
を解読する。制御回路10aは、リセット回路11をリ
セット動作させる期間にHレベルのリセット制御信号φ
eqを出力する。又、制御回路10aは、ライトコマンド
に応答してライト動作期間中、Hレベルの切替信号φwe
を出力し、リードコマンドに応答してリード動作期間
中、Lレベルの切替信号φweを出力する。
【0025】リセット回路11は、3つのNMOSトラ
ンジスタQ11〜Q13、2つのPMOSトランジスタ
Q14,Q15、2つのNAND回路12,13、及
び、2つのインバータ回路14,15で構成される。N
MOSトランジスタQ12,Q13は第1のリセット回
路部11aを構成し、PMOSトランジスタQ14,Q
15は第2のリセット回路部11bを構成している。N
MOSトランジスタQ11は、両リセット回路部11
a,11bに共用される。NAND回路12,13及び
インバータ回路14,15は制御部11cを構成してい
る。
【0026】NMOSトランジスタQ11は、データバ
スDB,バーDB間に接続される。このNMOSトラン
ジスタQ11のゲートには、前記リセット制御信号φeq
が入力される。NMOSトランジスタQ11は、Hレベ
ルのリセット制御信号φeqに基づいて、データバスD
B,バーDBの電位をイコライズする。
【0027】第1のリセット回路部11aのNMOSト
ランジスタQ12,Q13はデータバスDB,バーDB
間に直列に接続される。これらNMOSトランジスタQ
12,Q13間のノードには、電源Vddの中間レベル、
即ちVdd/2レベルのプリチャージ電源が電圧発生回路
16から供給される。NMOSトランジスタQ12,Q
13のゲートは互いに接続され、該ゲートは制御部11
cを構成するNAND回路12の出力端子に接続され
る。NAND回路12には、前記リセット制御信号φeq
をインバータ回路14により反転した信号と、前記切替
信号φweが入力される。
【0028】つまり、NAND回路12は、リセット制
御信号φeqの反転信号と、切替信号φweとに基づいて、
図2に示すような第1のリセット制御信号φeqWを生成
し、NMOSトランジスタQ12,Q13のゲートに出
力する。この第1のリセット制御信号φeqWは、切替信
号φweがHレベルの期間、即ちライトコマンドが発生し
てから次にリードコマンドが発生するライト動作期間に
おいて、リセット制御信号φeqと同様に遷移する信号で
ある。又、その期間外では、第1のリセット制御信号φ
eqWはLレベルとなる信号である。
【0029】第2のリセット回路部11bのPMOSト
ランジスタQ14,Q15はデータバスDB,バーDB
間に直列に接続される。これらPMOSトランジスタQ
14,Q15間のノードには、高電位側電源Vddレベル
のプリチャージ電源が供給される。PMOSトランジス
タQ14,Q15のゲートは互いに接続され、該ゲート
は制御部11cを構成するNAND回路13の出力端子
に接続される。NAND回路13には前記リセット制御
信号φeqが入力され、前記切替信号φweをインバータ回
路15により反転した信号が入力される。
【0030】つまり、NAND回路13は、リセット制
御信号φeqと、切替信号φweの反転信号とに基づいて、
図2に示すような第2のリセット制御信号φeqRを生成
し、PMOSトランジスタQ14,Q15のゲートに出
力する。この第2のリセット制御信号φeqRは、切替信
号φweがLレベルの期間、即ちリードコマンドが発生し
てから次にライトコマンドが発生するリード動作期間に
おいて、リセット制御信号φeqの反転信号と同様に遷移
する信号である。又、その期間外では、第2のリセット
制御信号φeqRはHレベルとなる信号である。
【0031】このように構成された半導体記憶装置1
が、図2に示すように前記ライトコマンドの発生に基づ
いてライト動作期間になると、リセット回路11にはH
レベルの切替信号φweが入力される。制御部11cは、
このHレベルの切替信号φweに基づいて、リセット制御
信号φeqと同様に遷移する第1のリセット制御信号φeq
Wを第1のリセット回路部11aに出力するとともに、
Hレベルの第2のリセット制御信号φeqRを第2のリセ
ット回路部11bに出力する。つまり、制御部11c
は、Hレベルの切替信号φweが入力されると、第1のリ
セット回路部11aを第1のリセット制御信号φeqWに
基づいて動作させ、第2のリセット回路部11bを非動
作、即ちPMOSトランジスタQ14,Q15をオフさ
せる。
【0032】リセット制御信号φeq及び第1のリセット
制御信号φeqWがともにHレベルになると、NMOSト
ランジスタQ11〜Q13がともにオンされる。する
と、図2に示すように、データバスDB,バーDBの電
位が所定のタイミングでVdd/2レベルにイコライズさ
れて、データバスDB,バーDB間の電位差がリセット
される。即ち、データバスDB,バーDBがプリチャー
ジ電位(Vdd/2)にリセットされる。そして、このよ
うなリセット動作は、ライトコマンドが発生してから次
にリードコマンドが発生するまでの間、同様に行われ
る。
【0033】一方、前記リードコマンドの発生に基づい
て半導体記憶装置1がリード動作期間になると、リセッ
ト回路11にはLレベルの切替信号φweが入力される。
制御部11cは、このLレベルの切替信号φweに基づい
て、Lレベルの第1のリセット制御信号φeqWを第1の
リセット回路部11aに出力するとともに、リセット制
御信号φeqの反転信号と同様に遷移する第2のリセット
制御信号φeqRを第2のリセット回路部11bに出力す
る。つまり、制御部11cは、Lレベルの切替信号φwe
が入力されると、第1のリセット回路部11aを非動
作、即ちNMOSトランジスタQ12,Q13をオフさ
せ、第2のリセット回路部11bを第2のリセット制御
信号φeqRに基づいて動作させる。
【0034】リセット制御信号φeqがHレベル、第2の
リセット制御信号φeqRがLレベルになると、NMOS
トランジスタQ11及びPMOSトランジスタQ14,
Q15がともにオンされる。すると、図2に示すよう
に、データバスDB,バーDBの電位が所定のタイミン
グで高電位側電源Vddレベルにイコライズされて、デー
タバスDB,バーDB間の電位差がリセットされる。即
ち、データバスDB,バーDBがプリチャージ電位(V
dd)にリセットされる。そして、このようなリセット動
作は、リードコマンドが発生してから次にライトコマン
ドが発生するまでの間、同様に行われる。
【0035】こうして、リセット回路11は、ライトコ
マンドが発生してから次にリードコマンドが発生するま
での期間においては第1のリセット回路部11aにより
そのリセット動作時にデータバスDB,バーDBの電位
をVdd/2レベルにイコライズし、リードコマンドが発
生してから次にライトコマンドが発生するまでの期間に
おいては第2のリセット回路部11bによりデータバス
DB,バーDBの電位を電源Vddレベルにイコライズす
る。
【0036】そのため、このようなリセット回路11を
備えた半導体記憶装置1では、ライトコマンドが発生し
てから次にリードコマンドが発生するまでの期間の消費
電力が低く抑えられる。これは、ライトアンプは、上記
したように一般にその駆動能力がセンスアンプ2a〜2
cのそれよりも大きく構成されている。そのため、現サ
イクルがライトサイクルである場合、ライトアンプは、
書き込みデータに基づいてデータバスDB,バーDB及
び第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バーBL1〜バ
ーBL3のチャージ・ディスチャージを容易に行うこと
ができる。従って、この期間におけるリセット動作時に
データバスDB,バーDBの電位をVdd/2レベルにイ
コライズすることは消費電力を抑えることになる。
【0037】しかも、リードコマンドが発生してから次
にライトコマンドが発生するまでの期間においては、そ
のリセット動作時にデータバスDB,バーDBの電位が
電源Vddレベルにイコライズされるので、リード動作時
において、メモリセルから読み出されたデータに基づく
第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バーBL1〜バー
BL3の電位と、データバスDB,バーDBの電位との
差が大きくなる(電源Vddレベル)。そのため、転送ゲ
ート3a〜3cの電荷転送速度が速くなるので、図2に
示すようにデータバスDB,バーDBの電位が決定する
までの時間t1が短い。従って、この形態の半導体記憶
装置1では、リード動作が高速化される。
【0038】上記したように、本実施の形態では以下の
作用効果を得ることができる。 (1)リセット回路11は、制御部11cの動作によ
り、ライトコマンドが発生してから次にリードコマンド
が発生するまでの期間においては第1のリセット回路部
11aが動作してデータバスDB,バーDBのリセット
レベルをVdd/2レベルとし、リードコマンドが発生し
てから次にライトコマンドが発生するまでの期間におい
ては第2のリセット回路部11bが動作しデータバスD
B,バーDBのリセットレベルを電源Vddレベルとす
る。従って、ライト動作期間におけるリセット動作時の
消費電力を抑えることができる。しかも、リード動作期
間では転送ゲート3a〜3cの電荷転送速度が速くなる
ので、リード動作を高速化することができる。その結
果、半導体記憶装置1の動作の高速化とともに、低消費
電力化を図ることができる。
【0039】尚、この形態では、データバスDB,バー
DBのリセットレベルの切り替えが、ライトコマンド及
びリードコマンドの発生に基づいて行われている。この
ようにすると、リード動作又はライト動作が終了し、次
にコマンドが発生するまでの待ち時間においては、前サ
イクルのコマンドに従ったレベルでデータバスDB,バ
ーDBがリセットされる。
【0040】そのため、次サイクルのコマンドが前サイ
クルのコマンドと異なる場合(コマンド切り替え時)に
おいて、データバスDB,バーDBのリセットレベルが
切り替えられるため、切り替えられたリセットレベルで
データバスDB,バーDBの電位が安定するまで、ライ
ト動作又はリード動作が行うことができず、その動作を
待機する必要がある。
【0041】従って、前記リセット回路11は、図3に
示すようにバーストモード時に特に有効である。つま
り、バーストモードにおけるライト動作期間及びリード
動作期間は連続して同じ動作が行われるため、上記した
コマンドの切り替え動作が少なくなるためである。
【0042】尚、上記した実施の形態は以下のように変
更してもよい。 ○上記実施の形態のリセット回路11では、PMOSト
ランジスタQ14,Q15間のノードに供給されるプリ
チャージ電源を高電位側電源Vddレベルとし、NMOS
トランジスタQ12,Q13間のノードに供給される電
圧発生回路16が生成するプリチャージ電源を電源Vdd
の中間レベル、即ちVdd/2レベルとして、ライト動作
時のリセットレベルをVdd/2レベルとし、リード動作
時のリセットレベルを電源Vddレベルとしたが、リード
動作時のリセットレベルを任意のプリチャージ電源レベ
ルとし、ライト動作時のリセットレベルをそのプリチャ
ージ電源の中間レベル付近とすればよい。
【0043】例えば、図4に示すようなリセット回路1
7に変更する。PMOSトランジスタQ14,Q15間
のノードには、高電位側電源Vddがダイオード接続した
NMOSトランジスタQ16を介して供給される。即
ち、該ノードには、電源VddレベルからNMOSトラン
ジスタQ16のしきい値電圧Vth分だけ低い(Vdd−V
th)レベルのプリチャージ電源が供給される。又、NM
OSトランジスタQ12,Q13間のノードには、電圧
発生回路18が生成するプリチャージ電源(Vdd−Vt
h)レベルの中間レベル、即ち(Vdd−Vth)/2レベ
ルのプリチャージ電源が供給される。このようにすれ
ば、ライト動作時のリセットレベルが(Vdd−Vth)/
2レベルとなり、リード動作時のリセットレベルが(V
dd−Vth)レベルとなる。このようにしても、上記実施
の形態と同様の効果がある。
【0044】又、上記実施の形態では、プリチャージ電
源を高電位側電源Vddレベルとしたが、低電位側電源
(VSS)レベルとしてもよい。尚、プリチャージ電源を
高電位側電源Vddレベルとする場合には、上記したよう
にNMOSトランジスタで構成した転送ゲート3a〜3
cを使用し、プリチャージ電源を低電位側電源(VSS)
レベルとする場合には、PMOSトランジスタで構成し
た転送ゲートを使用した方が、転送ゲートの電子又は正
孔の移動効率が高くなる。
【0045】○上記実施の形態のリセット回路11にお
いて、半導体記憶装置1の電源投入時等の初期リセット
時にリード動作時と同じリセットレベル(電源Vddレベ
ル)でリセット動作を行うようにしてもよい。
【0046】○上記実施の形態では、ライト動作時に電
圧発生回路16から中間電位(Vdd/2)のプリチャー
ジ電源を供給してデータバスDB,バーDBをプリチャ
ージ電位にリセットしたが、中間電位のリセットはこれ
に限定されない。例えば、電圧発生回路16及びNMO
SトランジスタQ12,Q13を省略し、単にNMOS
トランジスタQ11でデータバスDB,バーDB間をシ
ョートする。このようにしても、リセット時のデータバ
スDB,バーDBはほぼ中間電位(Vdd/2)となる。
尚、この場合、データバスDB,バーDB間をショート
した結果生じる電位は、上記した請求項に記載される第
1の電位に含まれる。
【0047】(第2の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図5〜図7に従って説明す
る。尚、説明の便宜上、前記実施の形態と同様の構成に
ついては同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0048】図5は、本実施の形態のコマンドデコーダ
10及びリセット回路21を示す。コマンドデコーダ1
0に備えられる制御回路10aは、図6に示すように、
3つのDフリップフロップ(D−FF)回路10b〜1
0d、2段のインバータ回路よりなる2つの遅延回路1
0e,10f、及び、信号生成回路10gを備えてい
る。
【0049】Dフリップフロップ回路10cは、データ
入力端子に入力される信号WEと、クロック入力端子に
入力される信号CLKに基づいて出力信号を生成し、そ
の出力信号をDフリップフロップ回路10dのデータ入
力端子に出力する。Dフリップフロップ回路10bは、
データ入力端子に入力される信号CASと、クロック入
力端子に入力される信号CLKに基づいて出力信号を生
成し、その出力信号を遅延回路10eを介してDフリッ
プフロップ回路10dのクロック入力端子に出力する。
Dフリップフロップ回路10dは、データ入力端子に入
力される回路10cの出力信号と、クロック入力端子に
入力される回路10eからの出力信号に基づいて、図7
に示すように遷移する切替信号φweを生成し、リセット
回路21に出力する。信号生成回路10gは、遅延回路
10fを介して入力されるクロック信号CLKに基づい
て、図7に示すように遷移するリセット制御信号φeqを
生成し、リセット回路21に出力する。
【0050】リセット回路21は、1つのNMOSトラ
ンジスタQ11、2つのPMOSトランジスタQ14,
Q15、1つのNAND回路13、及び、2つのインバ
ータ回路15,22で構成される。トランジスタQ1
1,Q14,Q15はリセット回路部21aを構成し、
NAND回路13及びインバータ回路15,22は制御
部21bを構成している。
【0051】制御部21bにおいて、NAND回路13
には前記リセット制御信号φeqが入力され、前記切替信
号φweをインバータ回路15により反転した信号が入力
される。つまり、NAND回路13は、リセット制御信
号φeqと切替信号φweの反転信号とに基づいて、図7に
示すようなリセット制御信号φeqRを出力する。
【0052】リセット制御信号φeqRはインバータ回路
22により反転されてNMOSトランジスタQ11のゲ
ートに供給されるとともに、該信号φeqRがPMOSト
ランジスタQ14,Q15のゲートに供給される。従っ
て、トランジスタQ11,Q14,Q15はLレベルの
リセット制御信号φeqRに基づいてオンし、データバス
DB,バーDBを高電位側電源Vddレベルにイコライズ
する。
【0053】このリセット制御信号φeqRは、図7に示
すように、切替信号φweがHレベルの期間(ライト動作
期間)において、Hレベルとなる信号である。一方、切
替信号φweがLレベルの期間(リード動作期間)では、
リセット制御信号φeqRは、リセット制御信号φeqの反
転信号と同様に遷移する信号である。
【0054】このような半導体記憶装置1が、図7に示
すように、ライトコマンドの発生に基づいてライト動作
期間になると、リセット回路21にはHレベルの切替信
号φweが入力される。制御部21bは、このHレベルの
切替信号φweに基づいて、リセット制御信号φeqに係わ
らずHレベルのリセット制御信号φeqRをリセット回路
部21aに出力する。つまり、制御部21bは、このラ
イト動作期間中、リセット回路部21aを非動作、即ち
トランジスタQ11,Q14,Q15をともにオフさせ
る。こうして、リセット回路部21aは、ライト動作期
間中、データバスDB,バーDB間の電位差をリセット
するリセット動作を行わない。
【0055】一方、リードコマンドの発生に基づいて半
導体記憶装置1がリード動作期間になると、リセット回
路21にはLレベルの切替信号φweが入力される。制御
部21bは、このLレベルの切替信号φweに基づいて、
リセット制御信号φeqの反転信号と同様に遷移するリセ
ット制御信号φeqRをリセット回路部21aに出力す
る。つまり、制御部21bは、このリード動作期間中、
リセット回路部21aをリセット制御信号φeqRに基づ
いてリセット動作させる。
【0056】即ち、図7に示すように、Lレベルのリセ
ット制御信号φeqRに基づいて、トランジスタQ11,
Q14,Q15がともにオンされる。すると、データバ
スDB,バーDBの電位が所定のタイミングで高電位側
電源Vddレベルにイコライズされて、データバスDB,
バーDB間の電位差がリセットされる。
【0057】こうして、リセット回路21は、ライト動
作期間にリセット動作を行わず、リード動作期間にリセ
ット回路部21aによりデータバスDB,バーDBの電
位を電源Vddレベルにイコライズする。
【0058】尚、ライト動作期間中、書き込みデータに
基づくライトアンプの動作によって、データバスDB,
バーDB及び第1〜第3ビット線BL1〜BL3,バー
BL1〜バーBL3のチャージ・ディスチャージが容易
に行われる。従って、この期間において、データバスD
B,バーDBのリセットを行わなくても支障はないの
で、リセット動作にかかる電力を消費しなくてすむ。
【0059】従って、ライト動作時の消費電力が低く抑
えられるとともに、リード動作時にはデータバスDB,
バーDBの電位が電源Vddレベルにイコライズされるの
で、リード動作が高速になる。そのため、このようなリ
セット回路21を備えた半導体記憶装置1の消費電力が
低く抑えられるとともに、処理動作が高速になる。
【0060】(第3の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図8〜図10に従って説明す
る。尚、説明の便宜上、前記実施の形態と同様の構成に
ついては同一の符号を付してその説明を一部省略する。
又、本実施の形態の半導体記憶装置1は、バースト転送
動作を行うものである。
【0061】図8は、本実施の形態のコマンドデコーダ
30及びリセット回路31を示す。コマンドデコーダ3
0に備えられる制御回路30aは、図9に示すように、
3つのDフリップフロップ(D−FF)回路10b〜1
0d、2つの遅延回路10e,10f、及、2つの信号
生成回路10g,30bを備えている。
【0062】Dフリップフロップ回路10dは、データ
入力端子に入力される回路10cの出力信号と、クロッ
ク入力端子に入力される回路10eからの出力信号に基
づいて、図10に示すように遷移する切替信号φweを生
成し、リセット回路31に出力する。信号生成回路30
bは、遅延回路10e,10fからの出力信号に基づい
て、図10に示すように遷移するバーストモード検出信
号φburst を生成し、リセット回路31に出力する。信
号生成回路10gは、遅延回路10fからの出力信号と
信号生成回路30bからのバーストモード検出信号φbu
rst とに基づいて、図10に示すように遷移するリセッ
ト制御信号φeqを生成し、リセット回路31に出力す
る。
【0063】リセット回路31は、1つのNMOSトラ
ンジスタQ11、2つのPMOSトランジスタQ14,
Q15、2つのNAND回路13,32、及び、1つの
インバータ回路22で構成される。トランジスタQ1
1,Q14,Q15はリセット回路部21aを構成し、
NAND回路13,32及びインバータ回路22は制御
部31bを構成している。
【0064】制御部31bにおいて、NAND回路32
には前記バーストモード検出信号φburst が入力され、
前記切替信号φweが入力される。NAND回路13には
前記リセット制御信号φeqが入力され、NAND回路3
2の出力信号が入力される。つまり、NAND回路13
は、リセット制御信号φeqと、NAND回路32の出力
信号とに基づいて、図10に示すようなリセット制御信
号φeqRを出力する。
【0065】リセット制御信号φeqRはインバータ回路
22により反転されてNMOSトランジスタQ11のゲ
ートに供給されるとともに、該信号φeqRがPMOSト
ランジスタQ14,Q15のゲートに供給される。従っ
て、トランジスタQ11,Q14,Q15はLレベルの
リセット制御信号φeqRに基づいてともにオンし、デー
タバスDB,バーDBを高電位側電源Vddレベルにイコ
ライズする。
【0066】このリセット制御信号φeqRは、図10に
示すように、切替信号φweがHレベルの期間(ライト動
作期間)であって、かつバーストモード検出信号φburs
t がHレベルとなる期間(バーストモード時)におい
て、Hレベルとなる信号である。つまり、リセット制御
信号φeqRは、バーストライト動作時にHレベルとな
る。又、その期間外、即ち通常ライト動作時及びリード
動作時においては、リセット制御信号φeqRはリセット
制御信号φeqの反転信号と同様に遷移する信号である。
【0067】このような半導体記憶装置1が、図10に
示すように、ライトコマンドの発生に基づいてライト動
作期間になると、リセット回路31にはHレベルの切替
信号φweが入力される。
【0068】このライト動作が通常ライト動作である場
合(バーストライト動作でない場合、リセット回路31
にはLレベルのバーストモード検出信号φburst が入力
される。制御部31bは、このLレベルのバーストモー
ド検出信号φburst に基づいて、リセット制御信号φeq
の反転信号と同様に遷移するリセット制御信号φeqRを
リセット回路部21aに出力する。つまり、制御部31
bは、この通常ライト動作期間中、リセット回路部21
aをリセット制御信号φeqRに基づいてリセット動作さ
せ、データバスDB,バーDBの電位を高電位側電源V
ddレベルにイコライズする。
【0069】一方、前記ライト動作がバーストライト動
作である場合、リセット回路31にはHレベルのバース
トモード検出信号φburst が入力される。すると、制御
部31bは、Hレベルの切替信号φwe及びバーストモー
ド検出信号φburst に基づいて、リセット制御信号φeq
に係わらずHレベルのリセット制御信号φeqRをリセッ
ト回路部21aに出力する。つまり、制御部31bは、
このバーストライト動作期間中、リセット回路部21a
を非動作、即ちトランジスタQ11,Q14,Q15を
ともにオフさせる。こうして、リセット回路部21a
は、バーストライト動作期間中、データバスDB,バー
DB間の電位差をリセットするリセット動作を行わな
い。
【0070】そして、バーストライト動作が終了し(バ
ーストモード検出信号φburst がLレベルになり)、リ
セット制御信号φeqがHレベルになると、リセット制御
信号φeqRがLレベルになる。制御部31bは、このL
レベルのリセット制御信号φeqRに基づいてリセット動
作させ、データバスDB,バーDBの電位を高電位側電
源Vddレベルにイコライズする。つまり、リード動作に
先立ってリセット動作が行われる。
【0071】一方、リードコマンドの発生に基づいて半
導体記憶装置1がリード動作期間になると、リセット回
路31にはLレベルの切替信号φweが入力される。制御
部31bは、このLレベルの切替信号φweに基づいて、
バーストモード検出信号φburst に係わらずリセット制
御信号φeqの反転信号と同様に遷移するリセット制御信
号φeqRをリセット回路部21aに出力する。つまり、
制御部31bは、このリード動作期間中、リセット回路
部21aをリセット制御信号φeqRに基づいてリセット
動作させ、データバスDB,バーDBの電位を高電位側
電源Vddレベルにイコライズする。
【0072】こうして、リセット回路31は、バースト
ライト動作期間においてはリセット動作を行わず、通常
ライト動作期間及びリード動作期間においてはリセット
回路部21aによりデータバスDB,バーDBの電位を
電源Vddレベルにイコライズする。従って、バーストラ
イト動作時の消費電力が低く抑えられる。
【0073】しかも、バーストライト動作を終了した後
(バーストモード検出信号φburstがLレベルになった
後)にリセット動作が行われる。つまり、リード動作に
先立ってリセット動作が行われるので、リード動作への
切り替えを短時間で行うことができる。従って、このよ
うなリセット回路31を備えた半導体記憶装置1では、
消費電力が低く抑えられるとともに、処理動作が高速に
なる。
【0074】(第4の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第4の実施の形態を図11〜図13に従って説明
する。尚、説明の便宜上、前記実施の形態と同様の構成
については同一の符号を付してその説明を一部省略す
る。又、本実施の形態の半導体記憶装置1は、バースト
転送動作及びライトマスク動作を行うものである。
【0075】図11は、本実施の形態のコマンドデコー
ダ40及びリセット回路41を示す。コマンドデコーダ
40には、各信号CLK,RAS,CAS,WEに加え
て、マスク信号MASKが入力される。コマンドデコー
ダ40には制御回路40aが備えられ、該制御回路40
aは、図12に示すように、4つのDフリップフロップ
(D−FF)回路10b〜10d,40b、2つの遅延
回路10e,10f、及、2つの信号生成回路10g,
30bを備えている。
【0076】Dフリップフロップ回路10dは、データ
入力端子に入力される回路10cの出力信号と、クロッ
ク入力端子に入力される回路10eからの出力信号に基
づいて、図13に示すように遷移する切替信号φweを生
成し、リセット回路41に出力する。信号生成回路30
bは、遅延回路10e,10fからの出力信号に基づい
て、図13に示すように遷移するバーストモード検出信
号φburst を生成し、リセット回路41に出力する。信
号生成回路10gは、遅延回路10fからの出力信号と
信号生成回路30bからのバーストモード検出信号φbu
rst とに基づいて、図13に示すように遷移するリセッ
ト制御信号φeqを生成し、リセット回路41に出力す
る。Dフリップフロップ回路40bは、データ入力端子
に入力される信号MASKと、クロック入力端子に入力
される信号CLKに基づいて、図13に示すように遷移
するマスクモード検出信号φmaskを生成し、リセット回
路41に出力する。
【0077】リセット回路41は、1つのNMOSトラ
ンジスタQ11、2つのPMOSトランジスタQ14,
Q15、2つのNAND回路13,42、及び、2つの
インバータ回路22,43で構成される。トランジスタ
Q11,Q14,Q15はリセット回路部21aを構成
し、NAND回路13,42及びインバータ回路22,
43は制御部41bを構成している。
【0078】制御部41bにおいて、NAND回路42
には前記バーストモード検出信号φburst が入力され、
前記切替信号φweが入力され、前記マスクモード検出信
号φmaskをインバータ回路43により反転した信号が入
力される。NAND回路13には前記リセット制御信号
φeqが入力され、NAND回路42の出力信号が入力さ
れる。つまり、NAND回路13は、リセット制御信号
φeqと、NAND回路42の出力信号とに基づいて、図
13に示すようなリセット制御信号φeqRを出力する。
【0079】リセット制御信号φeqRはインバータ回路
22により反転されてNMOSトランジスタQ11のゲ
ートに供給されるとともに、該信号φeqRがPMOSト
ランジスタQ14,Q15のゲートに供給される。従っ
て、トランジスタQ11,Q14,Q15はLレベルの
リセット制御信号φeqRに基づいてともにオンし、デー
タバスDB,バーDBを高電位側電源Vddレベルにイコ
ライズする。
【0080】このリセット制御信号φeqRは、図13に
示すように、切替信号φweがHレベルの期間(ライト動
作期間)であって、かつバーストモード検出信号φburs
t がHレベルとなる期間(バーストモード時)で、更に
マスクモード検出信号φmaskがLレベルとなる期間(マ
スクモード以外の時)において、Hレベルとなる信号で
ある。つまり、つまり、リセット制御信号φeqRは、ラ
イトマスク以外のバーストライト動作時にHレベルとな
る。又、その期間外、即ち通常ライト動作時、ライトマ
スク動作時及びリード動作時では、リセット制御信号φ
eqRはリセット制御信号φeqの反転信号と同様に遷移す
る信号である。
【0081】このような半導体記憶装置1が、図13に
示すように、ライトコマンドの発生に基づいてライト動
作期間になると、リセット回路41にはHレベルの切替
信号φweが入力される。
【0082】このライト動作が通常ライト動作である場
合、リセット回路41にはLレベルのバーストモード検
出信号φburst が入力される。制御部41bは、このL
レベルのバーストモード検出信号φburst に基づいて、
リセット制御信号φeqの反転信号と同様に遷移するリセ
ット制御信号φeqRをリセット回路部21aに出力す
る。つまり、制御部41bは、この通常ライト動作期間
中、リセット回路部21aをリセット制御信号φeqRに
基づいてリセット動作させ、データバスDB,バーDB
の電位を高電位側電源Vddレベルにイコライズする。
【0083】一方、前記ライト動作がバーストライト動
作である場合、リセット回路41にはHレベルのバース
トモード検出信号φburst が入力される。すると、制御
部41bは、ともにHレベルの切替信号φwe及びバース
トモード検出信号φburst に基づいて、リセット制御信
号φeqに係わらずHレベルのリセット制御信号φeqRを
リセット回路部21aに出力する。つまり、制御部41
bは、このバーストライト動作期間中、リセット回路部
21aを非動作、即ちトランジスタQ11,Q14,Q
15をともにオフさせる。こうして、リセット回路部2
1aは、バーストライト動作期間中、データバスDB,
バーDB間の電位差をリセットするリセット動作を行わ
ない。
【0084】又、バーストライト動作中、ライトマスク
動作モードになると、リセット回路41にはHレベルの
マスクモード検出信号φmaskが入力される。制御部41
bは、このHレベルのマスクモード検出信号φmaskに基
づいて、リセット制御信号φeqの反転信号と同様に遷移
するリセット制御信号φeqRをリセット回路部21aに
出力する。従って、制御部41bは、このライトマスク
動作期間中、リセット回路部21aをリセット制御信号
φeqRに基づいてリセット動作させ、データバスDB,
バーDBの電位を高電位側電源Vddレベルにイコライズ
する。つまり、リード動作に先立ってリセット動作が行
われる。
【0085】一方、リードコマンドの発生に基づいて半
導体記憶装置1がリード動作期間になると、リセット回
路41にはLレベルの切替信号φweが入力される。制御
部41bは、このLレベルの切替信号φweに基づいて、
バーストモード検出信号φburst に係わらずリセット制
御信号φeqの反転信号と同様に遷移するリセット制御信
号φeqRをリセット回路部21aに出力する。つまり、
制御部41bは、このリード動作期間中、リセット回路
部21aをリセット制御信号φeqRに基づいてリセット
動作させ、データバスDB,バーDBの電位を高電位側
電源Vddレベルにイコライズする。
【0086】こうして、リセット回路41は、ライトマ
スク以外のバーストライト動作期間においてはリセット
動作を行わず、通常ライト動作期間、ライトマスク動作
時及びリード動作期間においてはリセット回路部21a
によりデータバスDB,バーDBの電位を電源Vddレベ
ルにイコライズする。従って、ライトマスク以外のバー
ストライト動作時の消費電力が低く抑えられる。
【0087】しかも、ライトマスク動作を開始した後
(マスクモード検出信号φmaskがHレベルになった後)
にリセット動作が行われる。つまり、リード動作に先立
ってリセット動作が行われるので、リード動作への切り
替えを短時間で行うことができる。従って、このような
リセット回路41を備えた半導体記憶装置1では、消費
電力が低く抑えられるとともに、処理動作が高速にな
る。
【0088】尚、上記した各実施の形態は以下のように
変更してもよい。 ○上記各実施の形態では、プリチャージ電源を高電位側
電源Vddレベルとしたが、低電位側電源(VSS)レベル
としてもよい。尚、プリチャージ電源を高電位側電源V
ddレベルとする場合には、上記したようにNMOSトラ
ンジスタで構成した転送ゲート3a〜3cを使用し、プ
リチャージ電源を低電位側電源(VSS)レベルとする場
合には、PMOSトランジスタで構成した転送ゲートを
使用した方が、転送ゲートの電子又は正孔の移動効率が
高くなる。
【0089】上記各実施形態に基づいて、以下の事項を
開示する。 (1) 複数のビット線対をそれぞれ転送ゲートを介し
て一対のデータバス線対に接続し、ライトコマンドに応
答してデータバス線対に入力された書き込みデータを転
送ゲート及びビット線を介して所定のメモリセルに書き
込み、リードコマンドに応答してビット線に読み出され
たデータを転送ゲート及びデータバス線を介して読み出
しデータとして出力する半導体記憶装置において、所定
のリセット期間において、前記データバス線対を所定の
プリチャージ電位にリセットするリセット回路を備え、
前記リセット回路は、第1の電位を前記所定のプリチャ
ージ電位としてリセット動作を行う第1のリセット回路
部と、第2の電位を前記所定のプリチャージ電位として
リセット動作を行う第2のリセット回路部と、前記メモ
リセルへのライト動作に先立って第1のリセット回路部
を動作状態に切り替えると共に第2のリセット回路部を
非動作状態に切り替え、前記メモリセルへのリード動作
に先立って第1のリセット回路部を非動作状態に切り替
えると共に第2のリセット回路部を動作状態に切り替え
る制御部とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
【0090】(2) 上記(1)に記載の半導体記憶装
置において、前記第1及び第2の電位を外部電源の範囲
内とし、前記第1の電位を前記第2の電位よりも前記外
部電源の中間レベル側に設定したことを特徴とする半導
体記憶装置。
【0091】(3) 上記(1)又は(2)に記載の半
導体記憶装置において、前記リセット回路は、前記プリ
チャージ電位レベルの切り替えを、少なくともバースト
モード時に行うことを特徴とする半導体記憶装置。
【0092】(4) 上記(1)又は(2)に記載の半
導体記憶装置において、前記転送ゲートをNMOSトラ
ンジスタで構成し、前記第2の電位を高電位側電源レベ
ル側としたことを特徴とする半導体記憶装置。
【0093】(5) 上記(1)又は(2)に記載の半
導体記憶装置において、前記転送ゲートをPMOSトラ
ンジスタで構成し、前記第2の電位を低電位側電源レベ
ル側としたことを特徴とする半導体記憶装置。
【0094】(6) 上記(1)又は(2)に記載の半
導体記憶装置において、前記リセット回路は、初期リセ
ット時に前記第2の電位を前記所定のプリチャージ電位
としてリセット動作を行うことを特徴とする半導体記憶
装置。
【0095】(7) 複数のビット線対をそれぞれ転送
ゲートを介して一対のデータバス線対に接続し、ライト
コマンドに応答してデータバス線対に入力された書き込
みデータを転送ゲート及びビット線を介して所定のメモ
リセルに書き込み、リードコマンドに応答してビット線
に読み出されたデータを転送ゲート及びデータバス線を
介して読み出しデータとして出力する半導体記憶装置に
おいて、所定のリセット期間において、前記データバス
線対を所定のプリチャージ電位にリセットするリセット
回路を備え、前記リセット回路は、高電位側電源レベル
側又は低電位側電源レベル側の所定の電位を前記所定の
プリチャージ電位としてリセット動作を行うリセット回
路部と、前記メモリセルへのリード動作に先立って前記
リセット回路部を動作状態に切り替え、ライト動作期間
に前記リセット回路部を非動作状態に切り替える制御部
とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
【0096】(8) 上記(7)に記載の半導体記憶装
置において、前記リセット回路は、前記リセット動作を
バーストライト動作が終了した後に行うことを特徴とす
る半導体記憶装置。
【0097】(9) 上記(7)に記載の半導体記憶装
置において、前記リセット回路は、前記リセット動作を
ライトマスク動作が開始された後に行うことを特徴とす
る半導体記憶装置。
【0098】(10) 複数のビット線対をそれぞれ転
送ゲートを介して一対のデータバス線対に接続し、ライ
トコマンドに応答してデータバス線対に入力された書き
込みデータを転送ゲート及びビット線を介して所定のメ
モリセルに書き込み、リードコマンドに応答してビット
線に読み出されたデータを転送ゲート及びデータバス線
を介して読み出しデータとして出力する半導体記憶装置
において、所定のリセット期間に前記データバス線対を
所定のプリチャージ電位にリセットするデータバスのリ
セット方法であって、前記メモリセルへのライト動作に
先立って第1の電位を前記所定のプリチャージ電位とし
てリセット動作を行い、前記メモリセルへのリード動作
に先立って第2の電位を前記所定のプリチャージ電位と
してリセット動作を行うことを特徴とするデータバスの
リセット方法。
【0099】(11) 上記(10)に記載のデータバ
スのリセット方法において、前記第1及び第2の電位を
外部電源の範囲内とし、前記第1の電位を前記第2の電
位よりも前記外部電源の中間レベル側に設定したことを
特徴とするデータバスのリセット方法。
【0100】(12) 上記(10)又は(11)に記
載のデータバスのリセット方法において、前記プリチャ
ージ電位レベルの切り替えを、少なくともバーストモー
ド時に行うことを特徴とするデータバスのリセット方
法。
【0101】(13) 複数のビット線対をそれぞれ転
送ゲートを介して一対のデータバス線対に接続し、ライ
トコマンドに応答してデータバス線対に入力された書き
込みデータを転送ゲート及びビット線を介して所定のメ
モリセルに書き込み、リードコマンドに応答してビット
線に読み出されたデータを転送ゲート及びデータバス線
を介して読み出しデータとして出力する半導体記憶装置
において、所定のリセット期間において、前記データバ
ス線対を所定のプリチャージ電位にリセットするデータ
バスのリセット方法であって、前記メモリセルへのリー
ド動作に先立って高電位側電源レベル側又は低電位側電
源レベル側の所定の電位を前記所定のプリチャージ電位
としてリセット動作を行い、ライト動作時に前記リセッ
ト動作を行わないことを特徴とするデータバスのリセッ
ト方法。
【0102】(14) 上記(13)に記載のデータバ
スのリセット方法において、前記リセット動作は、バー
ストライト動作が終了した後に行うことを特徴とするデ
ータバスのリセット方法。
【0103】(15) 上記(13)に記載のデータバ
スのリセット方法において、前記リセット動作は、ライ
トマスク動作が開始された後に行うことを特徴とするデ
ータバスのリセット方法。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
動作の高速化とともに、低消費電力化を図ることができ
る半導体記憶装置及びその装置におけるデータバスのリ
セット方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のリセット回路及びコマン
ドデコーダの概略構成図。
【図2】 半導体記憶装置の動作を示す波形図。
【図3】 バーストモード時の動作を示す波形図。
【図4】 別例のリセット回路及びコマンドデコーダの
概略構成図。
【図5】 第2の実施の形態のリセット回路及びコマン
ドデコーダの概略構成図。
【図6】 コマンドデコーダの概略構成図。
【図7】 半導体記憶装置の動作を示す波形図。
【図8】 第3の実施の形態のリセット回路及びコマン
ドデコーダの概略構成図。
【図9】 コマンドデコーダの概略構成図。
【図10】 半導体記憶装置の動作を示す波形図。
【図11】 第4の実施の形態のリセット回路及びコマ
ンドデコーダの概略構成図。
【図12】 コマンドデコーダの概略構成図。
【図13】 半導体記憶装置の動作を示す波形図。
【図14】 半導体記憶装置の要部概略構成図。
【図15】 第1の従来例のリセット回路の説明図。
【図16】 第2の従来例のリセット回路の説明図。
【符号の説明】
3a〜3c 転送ゲート 11,17,21,31,41 リセット回路 11a 第1のリセット回路部 11b 第2のリセット回路部 11c 制御部 21a リセット回路部 21b,31b,41b 制御部 BL1〜BL3,バーBL1〜BL3 ビット線 DB,バーDB データバス線 Vdd,VSS 第2の電源としての外部電源 Vdd/2 第1の電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古山 孝昭 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA15 BA07 BA21 BA29 CA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビット線対をそれぞれ転送ゲート
    を介して一対のデータバス線対に接続し、ライトコマン
    ドに応答してデータバス線対に入力された書き込みデー
    タを転送ゲート及びビット線を介して所定のメモリセル
    に書き込み、リードコマンドに応答してビット線に読み
    出されたデータを転送ゲート及びデータバス線を介して
    読み出しデータとして出力する半導体記憶装置におい
    て、 所定のリセット期間において、前記データバス線対を所
    定のプリチャージ電位にリセットするリセット回路を備
    え、 前記リセット回路は、 第1の電位を前記所定のプリチャージ電位としてリセッ
    ト動作を行う第1のリセット回路部と、 第2の電位を前記所定のプリチャージ電位としてリセッ
    ト動作を行う第2のリセット回路部と、 前記メモリセルへのライト動作に先立って第1のリセッ
    ト回路部を動作状態に切り替えると共に第2のリセット
    回路部を非動作状態に切り替え、前記メモリセルへのリ
    ード動作に先立って第1のリセット回路部を非動作状態
    に切り替えると共に第2のリセット回路部を動作状態に
    切り替える制御部とを備えたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のビット線対をそれぞれ転送ゲート
    を介して一対のデータバス線対に接続し、ライトコマン
    ドに応答してデータバス線対に入力された書き込みデー
    タを転送ゲート及びビット線を介して所定のメモリセル
    に書き込み、リードコマンドに応答してビット線に読み
    出されたデータを転送ゲート及びデータバス線を介して
    読み出しデータとして出力する半導体記憶装置におい
    て、 所定のリセット期間において、前記データバス線対を所
    定のプリチャージ電位にリセットするリセット回路を備
    え、 前記リセット回路は、 高電位側電源レベル側又は低電位側電源レベル側の所定
    の電位を前記所定のプリチャージ電位としてリセット動
    作を行うリセット回路部と、 前記メモリセルへのリード動作に先立って前記リセット
    回路部を動作状態に切り替え、ライト動作期間に前記リ
    セット回路部を非動作状態に切り替える制御部とを備え
    たことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 複数のビット線対をそれぞれ転送ゲート
    を介して一対のデータバス線対に接続し、ライトコマン
    ドに応答してデータバス線対に入力された書き込みデー
    タを転送ゲート及びビット線を介して所定のメモリセル
    に書き込み、リードコマンドに応答してビット線に読み
    出されたデータを転送ゲート及びデータバス線を介して
    読み出しデータとして出力する半導体記憶装置におい
    て、所定のリセット期間に前記データバス線対を所定の
    プリチャージ電位にリセットするデータバスのリセット
    方法であって、 前記メモリセルへのライト動作に先立って第1の電位を
    前記所定のプリチャージ電位としてリセット動作を行
    い、前記メモリセルへのリード動作に先立って第2の電
    位を前記所定のプリチャージ電位としてリセット動作を
    行うことを特徴とするデータバスのリセット方法。
  4. 【請求項4】 複数のビット線対をそれぞれ転送ゲート
    を介して一対のデータバス線対に接続し、ライトコマン
    ドに応答してデータバス線対に入力された書き込みデー
    タを転送ゲート及びビット線を介して所定のメモリセル
    に書き込み、リードコマンドに応答してビット線に読み
    出されたデータを転送ゲート及びデータバス線を介して
    読み出しデータとして出力する半導体記憶装置におい
    て、所定のリセット期間において、前記データバス線対
    を所定のプリチャージ電位にリセットするデータバスの
    リセット方法であって、 前記メモリセルへのリード動作に先立って高電位側電源
    レベル側又は低電位側電源レベル側の所定の電位を前記
    所定のプリチャージ電位としてリセット動作を行い、ラ
    イト動作時に前記リセット動作を行わないことを特徴と
    するデータバスのリセット方法。
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