JP2000231051A - 焦点検出装置 - Google Patents
焦点検出装置Info
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Abstract
レンズ70と、前記再結像レンズ70による物体像に関
する光量分布を受容する光電変換素子100を備え、前
記光電変換素子100は基板上に実装する構造であり、
前記光電変換素子100を挟むようにガラス板を配置
し、前記基板と前記ガラス板の間を樹脂で封入するよう
にしたパッケージを用いた焦点検出装置において、前記
再結像レンズ70を位置決め固定する本体ブロック12
0と、前記本体ブロック120に対して揺動可能であり
前記再結像レンズ70に対する前記光電変換素子100
を実装したパッケージの位置を調整するための調整部材
80と、前記調整部材80に対して揺動可能であって前
記光電変換素子100を実装したパッケージを保持し、
かつ前記再結像レンズ70に対する前記光電変換素子1
00を実装したパッケージの位置を調整するための保持
部材90を有する。
Description
材の位置決め固定方法に係る焦点検出装置に関するもの
である。
ーの光軸中心や傾きなどの位置調整を行えるように焦点
検出装置の本体ブロックに固着された再結像レンズに対
して焦点検出センサーを揺動可能にする必要がある。
クリアーモールドを使ったタイプの説明を行うが、その
前にまずクリアモールドの説明を図7で行う。
り、図7( b) はクリアモールドの図7( a) のA−
A' から見た断面図である。
フレーム302に位置決めされ、周知のワイヤーボンデ
ィングにより、焦点検出センサー301と接続される。
この状態で、透明樹脂のモールディングにより焦点検出
センサー301とリードフレーム302を挟みこむよう
に一体的にパッケージしたものがクリアモールド300
である。
部である。また、前記リードフレーム302にはリード
部303が一体的に形成されており、このリード部30
3を実装部材305に半田付け等により接続される。
300のセンサー側面が透明樹脂304のままだと傷が
つく恐れがあるため、ガラス板306を貼ってセンサー
301の光路上に傷がつくのを防いでいる。
ド300を前記再結像レンズに対して傾き調整可能なセ
ンサーホルダーに位置調整可能に保持させ、前記再結像
レンズに対する位置調整が行えるようにしている。ま
た、前記センサーホルダーは焦点検出装置の本体ブロッ
クに位置調整可能に保持されており、前記再結像レンズ
に対する焦点検出センサーの位置調整を行えるようにし
ている。
ーホルダー、センサーホルダーと焦点検出装置の本体ブ
ロックの各々の位置調整を行うことにより、焦点検出セ
ンサーを再結像レンズに対して最適な位置に調整可能と
している。このように焦点検出センサーの位置調整を行
なわれた後に、焦点検出センサーとセンサーホルダー、
センサーホルダーと焦点検出装置の本体ブロックは接着
剤により接着固定される。
位置調整終了後にすべての接着作業を行う点にある。ま
た、上記のように従来の焦点検出センサーはクリアーモ
ールド300を使用しており、クリアーモールド300
を焦点検出センサーを保持するためのセンサーホルダー
にセットした状態で焦点検出装置の本体ブロックに取り
付け、位置調整を行った後に瞬間接着剤で固定していた
ため、焦点検出センサーの外装であるクリアーモールド
パッケージと前記クリアーモールドパッケージを固定す
るセンサーホルダーと前記センサーホルダーを固定する
焦点検出装置の本体ブロックは同様のプラスチック材料
でモールド成型されたものを使用しているため、瞬間接
着剤で非常に接着しやすく、また接着強度もかなり出る
構成となっているため接着の問題によるAF精度への影
響が非常に少なかった。
ーモールドの場合以下のような問題点がある。
良好な特性を示すが、一方で問題も多くある。それは、
製造上の問題としてセンサー301とリードフレーム3
02の位置精度が非常に厳しく、また、透明樹脂304
をモールディングするときもごみの混入や気泡の発生が
多いため、非常に歩留まりが悪く製品としてのコストが
高いという問題がある。また、リード部303やセンサ
ー側面保護用のガラス板306が必要であるため外形寸
法も大きいという問題があった。
チップオンボード( 以降COBと呼ぶ) パッケージとし
たものであり、クリアーモールドパッケージに対して以
下のようなメリットが有る。
の特徴は基板上に実装した焦点検出センサーチップをガ
ラス板で挟んで、前記基板と前記ガラス板の間に樹脂を
充填したものであり、クリアモールドに対して、ごみの
混入や気泡の発生が少ないため、歩留まりがよく製品と
してのコストが安いというメリットがある。また、クリ
アモールドに必要なリードもCOB製造時のスルーホー
ル部を兼用できるため必要がなくなり、センサー側面も
ガラス板を使っているので別途保護用のガラス板が必要
ないため外形寸法も小さいというメリットがあった。
クリアーモールドパッケージと全く同じ構成にした場合
の問題点を述べる。
ンサーのセンサーホルダーに対する位置調整は、COB
パッケージのガラス面とセンサーホルダーのセンサー受
け面が従来のクリアーモールドパッケージとは、ほぼ平
面で受ける構造は同様であるため位置調整可能である
が、位置調整後の接着固定が問題となる。
ジとセンサーホルダーの接着であったため、どちらも同
様のプラスチック材料でモールド成型されたものであ
り、瞬間接着剤等による接着を行う場合非常に接着性が
良く、接着強度も十分に出る構成となっている。
ではガラス面とプラスチック材料との接着となるため非
常に接着性が悪く、また、焦点検出ユニットの状態で瞬
間接着剤を流す必要があるので瞬間接着剤がセンサーホ
ルダー全体に流れているか確認する方法がないという問
題があるため、瞬間接着剤が十分にセンサーホルダー全
体に流れていなかった場合、接着強度を満足しないとい
う問題があった。
にUV硬化樹脂を用いた接着方法も考えられるが、UV
硬化樹脂は硬化乾燥時の収縮変化が大きいため、焦点検
出センサーの接着に用いた場合、焦点検出センサーの位
置調整後にUV硬化樹脂で接着すると硬化乾燥時の収縮
変化により焦点検出センサーの調整位置がズレるという
問題が発生する。
数が比較的大きいため環境温度変化による膨張・収縮が
大きいという問題があるため、UV硬化樹脂を焦点検出
センサーの接着に使うことは好ましくない。
する為になされたものであり、焦点検出センサーをCO
Bパッケージとして低コストでコンパクト化を図り、か
つ接着強度や焦点検出精度を良好な特性とすることを目
的とする。
めに、請求項1 に示した発明では、対物レンズの予定結
像面の後方に再結像レンズと、前記再結像レンズによる
物体像に関する光量分布を受容する光電変換素子を備
え、前記光電変換素子は基板上に実装され、前記光電変
換素子を挟むようにガラス板を配置し、前記基板と前記
ガラス板の間を樹脂で封入するようにしたCOBで構成
されたパッケージを用いた焦点検出装置において、前記
再結像レンズを位置決め固定する本体ブロックと、前記
本体ブロックに対して揺動可能であり前記再結像レンズ
に対する前記光電変換素子を実装した前記COBパッケ
ージの位置を調整するための調整部材と、前記調整部材
に対して揺動可能であって前記光電変換素子を実装した
前記COBパッケージを保持し、かつ前記再結像レンズ
に対する前記光電変換素子を実装した前記COBパッケ
ージの位置を調整するための保持部材を有しているの
で、COBパッケージと保持部材との接着固定作業を単
品状態で行うことができるので、接着作業が容易にな
る。また、調整部材への接着固定は、保持部材が無い場
合COBパッケージのガラス板面と調整部材の接着とな
るため、接着剤に瞬間接着剤を使用するとガラス面の接
着性が悪いため接着強度が不十分となる問題が生じる
が、保持部材がある場合は保持部材と調整部材の接着と
なるため、保持部材と調整部材を形成する材料を瞬間接
着剤で接着性のよいプラスチック材料等の同一材料にす
ることにより、接着強度を十分に確保することができ
る。
ンズに対する前記光電変換素子を実装した前記COBパ
ッケージの位置調整は、前記COBパッケージを前記保
持部材に接着固定後に、前記保持部材と前記調整部材の
位置調整により行うようにしたので、COBパッケージ
の接着固定時の接着剤の乾燥収縮にCOBパッケージが
引っ張られ、COBパッケージの調整位置がずれること
防ぐことができる。
を透明もしくは半透明のプラスチック材料で形成したの
で、 COBパッケージと保持部材との接着固定作業を
単品状態で行うときに、保持部材に接着剤を塗布したと
きの接着剤の流れ具合を目視で確認できるようになるの
で、安定した接着作業ができるようになり、安定した接
着強度を十分に確保することができる。
には、前記再結像レンズからの物体像に関する光量分布
を前記光電変換素子に受容するための開口部と、前記C
OBパッケージの前記ガラス板の表面を受ける受け面
と、前記COBパッケージの外形の端面を囲むような壁
面と、少なくとも1つ以上の接着剤を供給する供給口を
有し、接着剤を供給した際には前記COBパッケージの
前記ガラス板の表面と前記保持部材の前記受け面及び、
前記COBパッケージの外形の端面と前記保持部材の前
記壁面の隙間に接着剤が供給されるようにしたので、瞬
間接着剤での接着性が悪いCOBパッケージのガラス面
と保持部材の接着固定だけではなく、COBパッケージ
を構成するガラス面、硬化樹脂面、基板面の端面と保持
部材を接着固定することになるので、COBパッケージ
と保持部材の接着強度を増すことができる。
に接着剤を供給する前記供給口は、保持部材の前記壁面
に少なくとも1つ以上設けたので、COBパッケージの
外形の端面に直接接着剤を塗布することができ、COB
パッケージと保持部材に十分に接着剤を導くことができ
るので、COBパッケージと保持部材の安定した接着強
度を十分に確保することができる。
に接着剤を供給する前記供給口は、前記受け面に少なく
とも1つ以上設けたので、COBパッケージと保持部材
に十分に接着剤を導きつつ、保持部材の一方向から容易
に接着作業ができるようになる。以上のように、COB
パッケージであってもクリアモールドと同等以上の接着
強度、接着安定性、焦点検出精度を達成することができ
る。
発明の第1の実施の形態について図面に基づき説明す
る。
く表している図であり、図1は複数の測距視野を持つ焦
点検出装置の断面図、図2はその分解斜視図である。
後方に位置し測距光束を分離して不要な光束を除去する
ためのマスクの役割をする視野マスク、20は一次結像
面に形成される像を受光手段であるセンサーに導く分割
フィールドレンズ、30は複数の測距視野のうちの中央
測距視野の光束と周辺測距視野の光束を分離して各測距
視野に対応した有効光束以外の光束がセンサーに入射す
るのを防止するための遮光板である。
出光束をセンサーに向けて折り曲げるための表面鏡であ
るミラー、50は赤外光を除去するための赤外カットフ
ィルター、60は焦点検出光束を分離するための多孔絞
り、70はセンサー上に像を結像させるための対になっ
た複数組のレンズを持つ光学部材である再結像レンズで
ある。
めの調整ホルダー、90はセンサーを保持するためのセ
ンサーホルダー、100は焦点検出動作を行なうための
像を検出する受光手段としてのセンサーであり、対にな
ったラインセンサーが複数組形成されている。
検出ユニット取付部の隙間をふさぐ遮光シート、120
は焦点検出ユニットを構成する各構成部品を保持し、外
部の光を遮光する保持部材である本体ブロックである。
は、視野マスク10、分割フィールドレンズ20、遮光
板30、ミラー40、赤外カットフィルター50、多孔
絞り60、再結像レンズ70、調整ホルダー80、セン
サーホルダー90、センサー100、遮光シート110
が取り付けられている。
位置決めされて本体ブロック120に固定され、分割フ
ィールドレンズ20は、本体ブロック120に接着さ
れ、遮光板30及びミラー40、及び赤外カットフィル
ター50は本体ブロック120に位置決めされた後、接
着固定されている。
けられている嵌合穴と長穴により再結像レンズ70に設
けられている複数の位置決め用嵌合軸により再結像レン
ズ70に位置決め固定されている。そして、再結像レン
ズ70は、本体ブロック120に設けられている位置決
め用嵌合穴と再結像レンズの位置決め用嵌合軸により位
置決め固定されている。
ように、位置決め調整するための一対の同一中心軸を有
する凸面の略半球形状の当接部81と、本体ブロック1
20に凹面の構成される略半球形状を有する一対の調整
ホルダー当接受部123とにより、調整ホルダー80の
当接部81を中心として、本体ブロック120に揺動可
能に位置決めされている。
るための平面部93により調整ホルダー80のセンサー
ホルダー受け面82に揺動可能に位置決めされている。
センサー100は、センサーホルダー90に対して、あ
らかじめ接着固定されセンサー100とセンサーホルダ
ー90は一体的なセンサーユニットとなる。
ンサーホルダー90は、調整ホルダー80と共に本体ブ
ロック120に固定された再結像レンズ70に対する光
軸調整やセンサー傾き調整などの各種調整が行なわれた
後に、調整ホルダー80は本体ブロック120に接着固
定され、センサーホルダー90は調整ホルダー80に接
着固定され、遮光シート110は、視野マスク10と本
体ブロック120に挟まれて保持されている。
00の構造を示す断面図である。
を行なうための像を検出する受光手段としてのセンサー
チップであり、実装基板101に実装されている。
とガラス板103とでセンサーチップ102を挟むよう
に構成している。
03の間にできた空間に充填する透明な樹脂であり、硬
化させることによりセンサーチップ102を包み込み、
実装基板101とガラス板103を一体的に固定してい
る。
る。このように構成したセンサーをチップオンボード
(以降COBと呼ぶ)パッケージという。
トなパッケージであり、樹脂層にごみの混入が少なく、
気泡ができにくいため、センサーの生産時の歩留まりも
よく、コストが安いと言う点である。
出装置の再結像レンズ70からセンサー100までの構
成を示した断面図である。
決め用嵌合軸71,72が設けられており、本体ブロッ
ク120には形成された一対の再結像レンズ位置決め用
の嵌合穴121と、長穴122が設けられている。
め用嵌合穴121には再結像レンズ70の位置決め嵌合
軸71が嵌合して、再結像レンズ70に対して再結像レ
ンズ70の光軸Aに垂直な面内の並進方向移動を規制
し、本体ブロック120の再結像レンズ位置決め用長穴
122には再結像レンズ70の位置決め嵌合軸72が嵌
合して、再結像レンズ70に対して再結像レンズ70の
光軸に垂直な面で再結像レンズ位置決め用嵌合穴121
に関する回転方向移動を規制している。
接着固定は、本体ブロック120の再結像レンズ位置決
め用嵌合穴121と再結像レンズ位置決め用長穴122
の再結像レンズ70の取付面の反対側から接着剤を塗布
することによって、再結像レンズ70と本体ブロック1
20の接着固定部に対して接着剤が導かれるようになっ
ている。
接着固定部は、位置決め用の嵌合軸71、72及び、本
体ブロック120の再結像レンズ位置決め用嵌合穴12
1及び再結像レンズ位置決め用長穴122の周囲に存在
している。
めの一対の同一中心軸を持つ凸面の略半球形状の当接部
81と本体ブロック120に構成される凹面の略半球形
状を持つ一対の調整ホルダー当接受部123により、調
整ホルダー80の当接部81を中心として、本体ブロッ
ク120に揺動可能に位置決めされている。
を受けるセンサーホルダー受け面である。
るために不図示の位置決め調整用工具ピンと嵌合する嵌
合穴91,92が設けられており、後述するセンサー1
00の位置調整時に使われる。
3は調整ホルダー80のセンサーホルダー受け面82と
当接し、調整ホルダー80に揺動可能に位置決めされ
る。94はセンサー100のセンサー受け面であり、9
5は調整ホルダー80とセンサーホルダー90を接着す
るための接着剤を塗布するためのセンサーホルダー接着
溝であり、96はセンサーホルダー90とセンサー10
0を接着するための接着剤を塗布するためのセンサー接
着溝であり、97はセンサー100のセンサー端面10
0bと当接するセンサー端面当接部であり、センサー1
00の外形を囲むように形成している。
ンサーホルダー90のセンサー受け面94と当接し、光
軸方向Aの位置決めを行っている。この状態で、センサ
ーホルダー90のセンサー接着溝96に接着剤を塗布す
ることによって、センサーホルダー90とセンサー10
0の接着固定部に対して接着剤が導かれるようになって
いる。
接着固定部は、センサーホルダー90の当接受け面96
とセンサー100のセンサー面100aに挟まれた部分
及び、センサーホルダー90のセンサー端面当接部97
とセンサー100のセンサー端面100bに挟まれた部
分に存在しており、センサー100のセンサー端面10
0b全周に渡り接着固定部となっている。
ー受け面94に当接するセンサー100のセンサー面1
00aはガラス板面であるため特に瞬間接着剤などでの
接着性が悪く、接着固定をしたときの接着強度が不十分
である。
端面当接部97は、センサー100のセンサー外形であ
るセンサー端面100bを囲むように形成し、センサー
100のガラス板103だけではなく、硬化樹脂104
及び実装基板101の端面と共に接着できるようにし、
その隙間を接着固定した時の接着強度を十分に満足でき
る程度の隙間とした。
00を接着固定するとき、従来はセンサー位置調整状態
で接着作業を行う必要があったため、接着剤を塗布した
ときにセンサーホルダー90とセンサー100の接着固
定部に接着剤が十分に流れているか確認する手段が無か
った。
ー90とセンサー100を単品状態で接着作業ができる
ので、接着剤を塗布したときにセンサーホルダー90と
センサー100の接着固定部に接着剤が十分に流れてい
るか確認することができるようになったので、センサー
100の接着強度は十分である。
は半透明は材料を使うことにより、容易に接着剤を塗布
したときにセンサーホルダー90とセンサー100の接
着固定部に接着剤が十分に流れているかを目視確認する
ことができるようになり、より安定した接着作業を行う
ことができる。
剤の収縮変化によりセンサー100の位置が変化するこ
とがあるが、本実施の形態ではセンサーホルダー90と
センサー100を単品状態で接着作業ができるので、セ
ンサー100を接着乾燥後の位置が安定した状態で位置
調整を行うことができる。
ホルダー90に対して、あらかじめ接着固定されセンサ
ー100とセンサーホルダー90は一体的なセンサーユ
ニット200となる。センサー100とセンサーホルダ
ー90を接着固定後、センサー100の再結像レンズ7
0に対する各種位置調整を行う。
を行うために、不図示の位置決め調整用工具ピンがセン
サーホルダー90の嵌合穴91,92と嵌合し、不図示
の位置決め調整用工具ピンの移動量に対して、調整ホル
ダー80及びセンサーホルダー90が追従して動くよう
にした状態で不図示の位置決め調整用工具ピンを移動さ
せることにより、調整ホルダー80を位置決め調整する
ための一対の同一中心軸を持つ凸面の略半球形状の当接
部81と本体ブロック120に構成される凹面の略半球
形状を持つ一対の調整ホルダー当接受部123の間の揺
動と、センサーホルダー90の当接面93と調整ホルダ
ー80の当接受け面82の間の揺動とで、センサーユニ
ット200を移動して、センサー100の光軸中心調整
や傾き調整を行う。
調整ホルダー80と本体ブロック120及び調整ホルダ
ー80とセンサーホルダー90の接着固定を行う。
接着は、調整ホルダー80の当接部81と本体ブロック
120の当接受け面123の間に接着剤を塗布すること
によって、調整ホルダー80と本体ブロック120の接
着固定部に対して接着剤が導かれるようになっている。
接着固定部は、調整ホルダー80の当接部81と本体ブ
ロック120の当接受け面123に挟まれた部分に存在
している。
の接着は、調整ホルダー80のセンサーホルダー受け面
82とセンサーホルダー90の平面部93に設けられた
接着溝95の間に接着剤を塗布することによって、調整
ホルダー80とセンサーホルダー90の接着固定部に対
して接着剤が導かれるようになっている。
の接着固定部は、調整ホルダー80のセンサーホルダー
受け面82とセンサーホルダー90の平面部93及び接
着溝95に挟まれた部分に存在している。
ズ70に対する各種位置調整を行った後に、調整ホルダ
ー80と本体ブロック120の接着及び調整ホルダー8
0とセンサーホルダー90の接着を行うことにより、調
整ホルダー80からセンサー100までが一体的に本体
ブロック120に接着固定され、不図示の対物レンズか
らの測距光束をセンサー100に導くことができるよう
になる。
ダーに接着固定する際の、第1の実施の形態を示した接
着剤の塗布方法の斜視図である。
面94とセンサー100のセンサー外形であるセンサー
端面100bを囲むように形成したセンサー端面当接部
97を備えており、センサー100を位置決めするよう
になっている。
で、センサーホルダー90の接着剤の塗布口98から接
着剤を塗布することにより、接着剤は接着溝96に達し
てセンサーホルダー90とセンサー100の接着固定部
に対して接着剤が導かれるようになっている。
接着固定部は、センサーホルダー90のセンサー受け面
94とセンサー100のセンサー面100aに挟まれた
部分及び、センサーホルダー90のセンサー端面当接部
97とセンサー100のセンサー端面100bに挟まれ
た部分に存在しており、センサー100のセンサー端面
100b全周に渡り接着固定部となっている。
ー受け面94に当接するセンサー100のセンサー面1
00aはガラス板面であるため特に瞬間接着剤などでの
接着性が悪く、接着固定をしたときの接着強度が不十分
である。
端面当接部97は、センサー100のセンサー外形であ
るセンサー端面100bを囲むように形成し、センサー
100のガラス板103だけではなく、硬化樹脂104
及び実装基板101の端面と共に接着できるように、矢
印A及び矢印Bのようにセンサーホルダー90の横方向
から接着剤を塗布するようにして、接着強度を十分に確
保できるようにした。
ケージをセンサーホルダーに接着固定する際の、第2の
実施の形態を示した接着剤の塗布方法の斜視図である。
面94とセンサー100のセンサー外形であるセンサー
端面100bを囲むように形成したセンサー端面当接部
97を備えており、センサー100を位置決めするよう
になっている。
で、センサーホルダー90の接着剤の塗布口99から接
着剤を塗布することにより、接着剤は接着溝96に達し
てセンサーホルダー90とセンサー100の接着固定部
に対して接着剤が導かれるようになっている。
接着固定部は、センサーホルダー90のセンサー受け面
94とセンサー100のセンサー面100aに挟まれた
部分及び、センサーホルダー90のセンサー端面当接部
97とセンサー100のセンサー端面100bに挟まれ
た部分に存在しており、センサー100のセンサー端面
100b全周に渡り接着固定部となっている。
け面96に当接するセンサー100のセンサー面100
aはガラス板面であるため特に瞬間接着剤などでの接着
性が悪く、接着固定をしたときの接着強度が不十分であ
る。
端面当接部97は、センサー100のセンサー外形であ
るセンサー端面100bを囲むように形成し、センサー
100のガラス板103だけではなく、硬化樹脂104
及び実装基板101の端面と共に接着できるように、矢
印C及び矢印Dのようにセンサーホルダー90のセンサ
ー面方向から接着剤を塗布するようにして、接着強度を
十分に確保できるようにした。
ルダー90のセンサー面方向から接着剤を塗布すること
により、センサーホルダー90の同一面から一箇所以上
の接着剤の塗布口を設けることができるので、接着作業
を容易に行うことができるようになる。
出装置に関して説明してきたが、本実施の形態によるC
OBの位置決め固定構造は、焦点検出装置のみに限定さ
れるものではなく、一般的な光学部材の位置決め固定に
も適用できるものである。
発明では、保持部材を有しているので基板(COB)と
保持部材との接着固定作業を単品状態で行うことがで
き、接着作業が容易になる。また、調整部材への接着固
定は、保持部材が無い場合COBのガラス板面と調整部
材の接着となるため、接着剤に瞬間接着剤を使用すると
ガラス面の接着性が悪く接着強度が不十分となる問題が
生じるが、保持部材がある場合は保持部材と調整部材の
接着となるため、保持部材と調整部材を形成する材料を
瞬間接着剤で接着性のよいプラスチック材料等の同一材
料にすることにより、接着強度を十分に確保することが
できる。
固定時の接着剤の乾燥収縮にCOBが引っ張られ、CO
Bの調整位置がずれること防ぐことができる。
部材との接着固定作業を単品状態で行うときに、保持部
材に接着剤を塗布したときの接着剤の流れ具合を目視で
確認できるようになるので、安定した接着作業ができる
ようになり、安定した接着強度を十分に確保することが
できる。
の接着性が悪いCOBのガラス面と保持部材の接着固定
だけではなく、COBを構成するガラス面、硬化樹脂
面、基板面の端面と保持部材を接着固定することになる
ので、COBと保持部材の接着強度を増すことができ
る。
の端面に直接接着剤を塗布することができ、COBと保
持部材に十分に接着剤を導くことができるので、COB
と保持部材の安定した接着強度を十分に確保することが
できる。
部材に十分に接着剤を導きつつ、保持部材の一方向から
容易に接着作業ができるようになる。
もクリアモールドと同等以上の接着強度、接着安定性、
焦点検出精度を達成することができる。
点検出装置の断面図
OBパッケージの構成を示す断面図
細を示す断面図
接着固定方法を示す斜視図
接着固定方法を示す斜視図
ーのクリアーモールドタイプの平面図、(b)は(a)
のA−A’断面図
Claims (6)
- 【請求項1】 対物レンズの予定結像面の後方に再結像
レンズと、前記再結像レンズによる物体像に関する光量
分布を受容する光電変換素子を備え、前記光電変換素子
を基板上に実装し、前記光電変換素子を挟むようにガラ
ス板を配置し、前記基板と前記ガラス板の間を樹脂で封
入するようにしたパッケージを用いた焦点検出装置にお
いて、前記再結像レンズを位置決め固定する本体ブロッ
クと、前記本体ブロックに対して揺動可能であり前記再
結像レンズに対する前記光電変換素子を実装した前記パ
ッケージの位置を調整するための調整部材と、前記調整
部材に対して揺動可能であって前記光電変換素子を実装
した前記パッケージを保持し、かつ前記再結像レンズに
対する前記光電変換素子を実装した前記パッケージの位
置を調整するための保持部材を有していることを特徴と
する焦点検出装置。 - 【請求項2】 前記再結像レンズに対する前記光電変換
素子を実装した前記パッケージの位置調整は、前記パッ
ケージを前記保持部材に接着固定後に、前記保持部材と
前記調整部材の位置調整により行うようにしたことを特
徴とする請求項1記載の焦点検出装置。 - 【請求項3】 前記保持部材を透明もしくは半透明のプ
ラスチック材料で形成したことを特徴とする請求項1ま
たは2記載の焦点検出装置。 - 【請求項4】 前記保持部材には、前記再結像レンズか
らの物体像に関する光量分布を前記光電変換素子に受容
するための開口部と、前記パッケージの前記ガラス板の
表面を受ける受け面と、前記パッケージの外形の端面を
囲むような壁面と、少なくとも1つ以上の接着剤を供給
する供給口を有し、接着剤を供給した際には前記パッケ
ージの前記ガラス板の表面と前記保持部材の前記受け面
及び、前記パッケージの外形の端面と前記保持部材の前
記壁面の隙間に接着剤が供給されるようにしたことを特
徴とする請求項1または2記載の焦点検出装置。 - 【請求項5】 前記保持部材に接着剤を供給する前記供
給口は、前記壁面に少なくとも1つ以上設けたことを特
徴とする請求項4記載の焦点検出装置。 - 【請求項6】 前記保持部材に接着剤を供給する前記供
給口は、前記受け面に少なくとも1つ以上設けたことを
特徴とする請求項4記載の焦点検出装置。
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