JP2000230381A - 横引き網戸におけるネットガイド - Google Patents

横引き網戸におけるネットガイド

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JP2000230381A
JP2000230381A JP11034574A JP3457499A JP2000230381A JP 2000230381 A JP2000230381 A JP 2000230381A JP 11034574 A JP11034574 A JP 11034574A JP 3457499 A JP3457499 A JP 3457499A JP 2000230381 A JP2000230381 A JP 2000230381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横引き網戸におけるネットガイドを可及的に
安価で製造容易なものとして提供する。 【解決手段】 交互に逆方向に折り返した伸縮自在のネ
ット4を横引きにより開閉自在とした網戸における該ネ
ットの下端に沿って導出されるネットガイド12を、合
成樹脂の押出し材によって、揺れ止め部12aと底部1
2bとを含むコ字状の断面部分を有する長尺材として構
成する。揺れ止め部12aには一定間隔の凹欠部12c
を切設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横引き網戸におけ
るネットガイドに関するものであり、さらに具体的に
は、交互に逆方向に折り返した伸縮自在のネットを横引
きにより開閉自在とした網戸において、該ネットの伸縮
に応じて該ネットの両端に取り付けた枠材のいずれかの
内部に出入りし、張設状態にある該ネットの上端または
下端に沿って導出されてそれらの端部を保持し、該ネッ
トの揺れを抑止するネットガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】交互に逆方向に折り返した伸縮自在のア
コーディオン状のネットを横引きにより開閉自在とした
網戸では、風になびいてネットの上下端が撓むのを抑止
するため、あるいは、ネットの上下端を通じて虫が侵入
するのを防止するため、通常、ネットの上下端を枠材に
おける溝内に嵌入させている。しかしながら、このネッ
トの端部を嵌入させる枠材は、ネットを折り畳んで収納
したときにも建物開口部に固定的に設置されているのが
通例であり、これが建物開口部を通じて出入りする者の
歩行の障害になるため、開閉するネットと共に排除でき
ることが望まれる。
【0003】このような要望に対処し、ネットの端部を
嵌入させる枠材を、ネットの折り畳み収納時に該ネット
と共に排除できるようにしたいくつかの提案が既に成さ
れているが、高価であったり、長年の使用により故障す
る可能性が高いものは市場において敬遠され、構造が簡
単で安価であり、しかも故障の可能性が十分に少ないこ
とが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消するためになされたもので、その技術的課題
は、上記横引き網戸におけるネットガイドを可及的に安
価で製造容易なものとして提供することにある。本発明
の他の技術的課題は、上記ネットガイドに、ネットの揺
れ止めばかりでなく、ネットの開閉のための摺動のガイ
ド、ネットとの係合によるネットの抜脱の防止機能等を
も持たせることを可能にし、多機能化したネットガイド
を容易に提供可能にすることにある。また、本発明の他
の技術的課題は、上記横引き網戸において、ネットの開
閉を行う可動框の平行移動機構を構成する可撓線条の一
部としても利用できるようにした横引き網戸におけるネ
ットガイドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、交互に逆方向に折り返した伸縮自在のネッ
トを横引きにより開閉自在とした網戸において、該ネッ
トの伸縮に応じて該ネットの両端に取り付けた枠材のい
ずれかの内部に出入りし、張設状態にある該ネットの上
端または下端に沿って導出されてそれらの上端または下
端を保持し、該ネットの揺れを抑止するネットガイドで
あって、柔軟な合成樹脂の押出し材によって、少なくと
も一対の揺れ止め部とネットを挟む間隔を置いて両揺れ
止め部を連結する底部とを含み、それらを略コ字状の断
面を有する長尺材として構成し、上記揺れ止め部に、底
部の撓みを可能にする一定間隔の凹欠部を切設したこと
を特徴とするものである。
【0006】上記横引き網戸におけるネットガイドは、
揺れ止め部に設けた凹欠部の口部に、該口部側が拡開す
る切除部を設けるのが適切であり、また、略コ字状の断
面を有する長尺材に沿ってその底部の裏面にガイド用突
条を設け、このガイド用突条における揺れ止め部の凹欠
部に対応する位置に、底部の撓みを容易にする切欠きを
設けるのが適切である。さらに、略コ字状の断面を有す
る長尺材に沿って、ネットに設けた係止部と係合する係
合凹条または凸条を設けることができる。
【0007】上記構成を有するネットガイドは、交互に
逆方向に折り返したネットの伸縮に応じて、該ネットの
両端に取り付けた枠材のいずれかの内部に出入りし、張
設状態にある該ネットの上端または下端に沿って導出さ
れてそれらの端部を保持し、該ネットの揺れを抑止する
ために用いるものであるが、基本的に、柔軟な合成樹脂
の押出し材によってコ字状の断面部分を有する長尺材と
して構成し、その揺れ止め部に一定間隔の凹欠部を切設
しているに過ぎないので、その構造が簡単で製造が容易
であり、結果的に非常に安価に提供することができ、底
部に必要な強度を持たせれば、破断等の故障の可能性を
ほとんどなくすことができる。そして、上述のように構
成することにより、容易に屈曲し、ネットの伸縮に応じ
て該ネットの両端に取り付けた枠材の内部に出入りさ
せ、また張設状態にあるネットの上端または下端に沿っ
て導出するのが容易である。
【0008】さらに、揺れ止め部に切設する一定間隔の
凹欠部の幅を小さくし、その凹欠部の口部のみを拡開し
て屈曲時の干渉を避けることにより、ネット端部の保持
機能を高め、ネットの一部が凹欠部からはみ出して故障
の原因になることもない。ネットに設けた係止部をネッ
トガイドの係合凹条または凸条に係合させれば、ネット
の端部の保持を一層確実にすることができる。また、上
記ネットガイドは、基本的には一定断面の押出し材によ
り形成するので、その断面形状を適当に形成することに
より、ネットの揺れ止め機能ばかりでなく、ネットの開
閉のための摺動ガイド、ネットの抜脱を防止するための
係合部の形成を容易に行うことができ、ネットガイドの
多機能化をはかることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明に係るネ
ットガイドを備えた横引き網戸を示すものであり、さら
に具体的には、上記ネットガイドを、アコーディオン式
に伸縮するネットを横引きにより開閉する防虫網戸に用
いた状態を示している。この防虫網戸は、図1に示すよ
うに、概略的には、枠体2と、該枠体2内に横開きによ
り開閉自在に取り付けられた防虫ネット4と、該ネット
4の一端に取り付けられた開閉操作用の可動框5とを備
えている。
【0010】上記枠体2は、左右の縦枠部材6,8と上
部の横枠部材10とを有し、該枠体2の下部には、上記
ネット4の揺れを抑止するネットガイド12が可動框5
の移動に伴って出没するように設けられている。このネ
ットガイド12は、その一端が可動框5の下端に固定さ
れ、可動框の移動に伴う上記ネット4の伸縮に応じて、
図において左側の縦枠部材6の内部に出入りし、張設状
態にある上記ネット4の下端に沿って導出されてそれら
の端部を保持することにより、ネット4の下端の風等に
よる揺れを抑止するものである。
【0011】上記ネットガイド12は、柔軟な合成樹脂
からなる略コ字状断面の押出し材の一部を部分的に切除
することによって構成したものであり、すなわち、該押
出し材は、図3に示すような左右一対の揺れ止め部12
a,12aと、上記ネット4を挟むのに必要な間隔を置
いて該一対の揺れ止め部12a,12aを連結する底部
12bとを含み、それらを略コ字状の断面の長尺材とし
て構成している。また、上記揺れ止め部12aには、図
1に示すように、底部12bの撓みを可能にする一定間
隔の凹欠部12cを切設すると共に、該凹欠部12cの
口部に、該口部側が拡開する略三角形状の切除部12d
を設け、上記凹欠部12cの下端は半円形状に切除して
いる。さらに、上記ネットガイド12は、略コ字状の断
面を有する長尺材の底部12bの裏面にガイド用突条1
2e,12eを設け、このガイド用突条12eにおける
上記揺れ止め部12aの凹欠部12cに対応する位置
に、底部12bの撓みを容易にする半円形状の切欠き1
2fを設けている。このガイド用突条12eは、図3に
明確に示すように、建物開口部の床面上に歩行の障害に
ならない敷居の高さ程度のガイド部Bを設けて、両ガイ
ド用突条12e,12e間にガイド部Bを嵌め込むこと
により、ネットガイド12の適正な摺動、即ち上記ネッ
ト4の適正な開閉を該ガイド部Bに沿ってガイドするた
めのものである。
【0012】上記ネット4は、多数のプリーツをジクザ
グ状に施すことによりアコーディオン式に伸縮自在とし
たもので、その両端に縦枠部材6及び可動框5からなる
枠材を取り付け、該ネット4の一側端部に取り付けた開
閉操作用の可動框5により、上記枠体2における上部の
横枠部材10及び下部のネットガイド12をガイドとし
て開閉するようにしたものである。そして、上記ネット
4の一端に取り付けた可動框5を安定的に平行移動させ
るための平行移動機構として、枠体2及び可動框5の間
には3本の張紐14a,14b,14cを張設してい
る。
【0013】第1の張紐14aは、可動框5の上部にそ
の一端を取り付け、この張紐14aを一方の縦枠部材8
の上部に設けた転向子16aに巻き掛けて折り返し、横
枠部材10内を通した後、他方の縦枠部材6の上部に設
けた転向子16bに巻き掛けて該縦枠部材6内を下方に
導き、さらに下部の転向子16cに巻き掛けて縦枠部材
6からネット4側に導出し、ネット4を貫通させて上記
可動框5の下端に連結したものである。また、上記第1
の張紐14aから分岐させた第2の張紐14bは、その
先端を上記ネットガイド12の内端に連結している。さ
らに、第3の張紐14cは、上記可動框5の下端にその
一端を取り付け、縦枠部材8の下部に設けた転向子16
eに巻き掛けて該縦枠部材8内を上端に導き、そして上
部に設けた転向子16aに巻き掛けて横枠部材10内を
通した後、他方の縦枠部材6の上部に設けた転向子16
bに巻き掛けて該縦枠部材6内を下方に導き、可動框5
の上部において転向子16dに巻き掛け、ネット4を貫
通させて可動框5の上部に連結している。上記第2の張
紐14bは省略することもでき、また、第2の張紐14
bを用いて、第1の張紐14aにおける縦枠部材6から
転向子16cを介して可動框5に達する部分を省略する
こともできる。後者のように構成すると、上記ガイド1
2を、ネット4の開閉を行う可動框5の平行移動機構を
構成する可撓線条の一部として利用できる。
【0014】上述した張紐14a,14cがネット4の
張設部分において水平方向に張設されている部分では、
それらの張紐14a,14cをネット4内に挿通するこ
とによってネット4の弛みを防止し、ネット4の張設状
態を安定化させることができる。また、上記各転向子1
6a〜16eとしては、張紐14a〜14cとの抵抗が
小さい合成樹脂製の摺動部材、あるいは適宜材料からな
るプーリーなどを用いることができる。
【0015】上記構成を有する横引き網戸におけるネッ
トガイド12は、ネット4の伸縮に応じて、該ネット4
の一端に取り付けた枠体2を構成する縦枠部材6の内部
に出入りし、張設状態にある該ネット4の下端に沿って
導出されてそれらの端部を保持し、該ネット4の揺れを
抑止することができる。そのうえ、上記ネットガイド1
2は、基本的に、柔軟な合成樹脂の押出し材によってコ
字状の断面部分を有する長尺材として構成し、その揺れ
止め部12aに一定間隔の凹欠部12cを切設している
に過ぎないので、その構造が簡単で製造が容易であり、
結果的に非常に安価に提供することができ、底部12b
に必要な強度を持たせれば、破断等の故障の可能性をほ
とんどなくすことができる。
【0016】そして、上述のように構成することによ
り、ネットガイド12が容易に屈曲し、ネット4の伸縮
に応じて該ネット4の一端に取り付けた枠体2を構成す
る縦枠部材6の内部に出入りさせ、また張設状態にある
ネット4の下端に沿って導出するのが容易である。さら
に、揺れ止め部12aに切設する一定間隔の凹欠部12
cの幅を小さくし、その凹欠部12cの口部のみを拡開
して屈曲時の干渉を避けることにより、ネット4端部の
保持機能を高め、ネット4の一部が凹欠部12cからは
み出して故障の原因になることもない。
【0017】ここで、上記ネットガイド12は、縦枠部
材6ではなく可動框5にその下端から出入するように構
成することもでき、また、上記枠体2における上方の横
枠部材に沿って、上記と同様に一方の縦枠部材または可
動框に出没自在に設けることができる。
【0018】本発明の横引き網戸におけるネットガイド
は、基本的には上記実施例に記載した構造を有するもの
であるが、必要に応じて図4の(a)〜(j)に示すよ
うな断面形状とすることができる。なお、以下において
は、上記ネットガイドに関連する構成以外の構成は、前
述の実施例と実質的に同一である。
【0019】先ず、図4の(a)に示すネットガイド2
2Aは、前記実施例のネットガイド12における底部1
2bの裏面にガイド用突条12eを設けない態様とした
もので、該ネットガイド22Aの底部23Aを敷居の溝
程度の深さの溝からなるガイド部Baに嵌め込むことに
より、ネット4の開閉をガイドすることができるもので
ある。
【0020】次に、図4の(b)に示すネットガイド2
2Bは、上記(a)に示すネットガイド22Aの底部2
3Aを外側に延設することにより突条24B,24Bを
形成したもので、建物開口部の床面に該突条24B,2
4Bが係止するガイド部Bbを設けて、該ガイド部Bb
に上記突条24B,24Bを係止させることにより、ネ
ットガイド22Bの移動をより安定的に行うことができ
るようにしたものである。
【0021】図4の(c)に示すネットガイド22C
は、前記実施例のネットガイド12における底部12b
の裏面の中央に、長尺材に沿って凸条25Cを設けたも
ので、建物開口部の床面上のガイド部Bcに設けた凹溝
C内に凸条25Cを嵌め込むことにより、ネット4の開
閉をより安定的に行うことができるものである。この場
合、図4の(d)に示すように、ネットガイド22Dに
おける底部23Dの裏面の両側にはガイド用突条を設け
ず、中央の凸条25Dのみを設けた態様とすることもで
きる。
【0022】図4の(e)に示すネットガイド22E
は、底部23Eの表面の中央に、長尺材に沿って中空の
係合凸条26Eを形成すると共に、該係合凸条26Eの
上面の中央に長尺材に沿うスリット27Eを設けたもの
で、ネット4の下端に設けた係止部4aをそのスリット
27E内に係合することにより、ネット4の端部の保持
を一層確実にして、該ネット4の開閉をより安定的に行
うことができるようにしたものである。
【0023】図4の(f)に示すネットガイド22F
は、底部23Fの中央に、長尺材に沿って係合凹条26
Fを形成すると共に、底部23Fの中央にスリット27
Fを設けたもので、上記図4の(e)に示すネットガイ
ド22Eと同様に、ネット4の下端に設けた係止部4a
をスリット27F内に係合することによりネット4の端
部の保持を一層確実にしたものである。このように、長
尺材に沿ってネットに設けた係止部と係合する係合凹条
または係合凸条を設けるなど、別途にネットの端部を保
持してガイドするための手段を設けることにより、該ネ
ットの端部の保持を一層確実にすると同時に、該ネット
の開閉の安定化を図ったものは、図4の(g)に示すよ
うに、ネットガイド22Gにおける一対の揺れ止め部2
8Gのいずれか一方を短くすることができる。
【0024】図4の(h)に示すネットガイド22H
は、底部23Hの表面の中央に、内部を長尺材に沿って
平行移動機構を構成する張紐の通り道として利用でき、
あるいはネットガイド22Hの摺動のガイドにも利用で
きる凸条25Hを形成したものである。
【0025】図4の(i)に示すネットガイド22I
は、一対の揺れ止め部28I,28Iの先端の内側面
に、長尺材に沿って略鉤形の突条29I,29Iを形成
したもので、ネット4の下端にそれらの突条29I,2
9Iに係止する円板状係止部4b等を設けることによ
り、該ネット4の端部の保持を一層確実にすることがで
きるようにしたものである。
【0026】図4の(j)に示すネットガイド22J
は、底部23Jの裏面の一対のガイド用突条30J,3
0Jを相対向する鉤形に形成したもので、建物開口部の
床面のガイド部Bjの両側面に形成した凹溝D,D内に
該ガイド用突条30J,30Jを係止することにより、
ネット4の開閉をより安定的に行うことができるように
したものである。
【0027】このように、上記ネットガイドは、基本的
には一定断面の押出し材により形成するので、その断面
形状を適当に形成することにより、ネットの揺れ止め機
能ばかりでなく、ネットの開閉のための摺動ガイド、ネ
ットの抜脱を防止するための係合部の形成を容易に行う
ことができ、ネットガイドの多機能化をはかることがで
きる。なお、以上に示したネットガイドにおいて、長尺
材に沿って該ネットガイドにおける底部に直交する構造
部分を有するものは、ネットガイドの屈曲を容易にする
ために、前記凹欠部及び切除部をその底部直前まで設け
るのが適切である。
【0028】さらに、本発明の横引き網戸におけるネッ
トガイドは、揺れ止め部を図5の(a),(b)に示す
ような形状とすることができる。即ち、図5の(a)に
示すネットガイド41Aは、一定間隔で切り込んだ略一
定幅の凹欠部43Aにより、揺れ止め部42Aを矩形状
に形成し、凹欠部43Aの下端を略半円形状に切除して
いる。
【0029】また、図5の(b)に示すネットガイド4
1Bは、揺れ止め部42Bを略半円形に形成することに
よりそれらの間に凹欠部43Bを形成し、該凹欠部43
Bの下端は略半円形に切除したものとして、上記揺れ止
め部42Bを略半円形が連続する態様にしたものであ
る。なお、本発明におけるネットガイドの揺れ止め部の
形状は、上述したものに限定されず、上記ネットガイド
における底部の撓みを許容するものであれば、適宜形状
のものを適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の横引き網戸にお
けるネットガイドは、柔軟な合成樹脂の押出し材によっ
てコ字状の断面部分を有する長尺材として構成し、その
揺れ止め部に一定間隔の凹欠部を切設しているに過ぎな
いので、その構造が簡単で製造が容易であり、結果的に
非常に安価に提供することができ、底部に必要な強度を
持たせれば、破断等の故障の可能性をほとんどなくすこ
とができる。また、上記ネットガイド自体を容易に屈曲
する構造としているので、ネットの伸縮に応じて該ネッ
トの両端に取り付けた枠材の内部に出入りさせ、また張
設状態にあるネットの上端または下端に沿って導出する
のが容易である。
【0031】さらに、揺れ止め部に切設する一定間隔の
凹欠部の幅を小さくし、その凹欠部の口部のみを拡開し
て屈曲時の干渉を避けることにより、ネット端部の保持
機能を高め、ネットの一部が凹欠部からはみ出して故障
の原因になることもない。ネットに設けた係止部をネッ
トガイドの係合凹条または凸条に係合させれば、ネット
の端部の保持を一層確実にすることができる。また、上
記ネットガイドは、基本的には一定断面の押出し材によ
り形成するので、その断面形状を適当に形成することに
より、ネットの揺れ止め機能ばかりでなく、ネットの開
閉のための摺動ガイド、ネットの抜脱を防止するための
係合部の形成を容易に行うことができ、ネットガイドの
多機能化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットガイドを備えた横引き網戸
の実施例を示す正断面図である。
【図2】図1の平断面図である。
【図3】同A−A線における端面図である。
【図4】(a)〜(j)は、ネットガイドの他の構成態
様を示す断面図である。
【図5】(a),(b)は、ネットガイドにおける揺れ
止め部の他の構成態様を示す側面図である。
【符号の説明】
2 枠体 4 ネット 4a 係止部 5 可動框 6,8 縦枠部材 10 横枠部材 12,22A〜22J,41A,41B ネットガイド 12a,28G,28I,42A,42B 揺れ止め部 12b,23A〜23J 底部 12c,43A,43B 凹欠部 12d 切除部 12e,30J ガイド用突条 12f 切欠き 26E 係合凸条 26F 係合凹条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交互に逆方向に折り返した伸縮自在のネッ
    トを横引きにより開閉自在とした網戸において、該ネッ
    トの伸縮に応じて該ネットの両端に取り付けた枠材のい
    ずれかの内部に出入りし、張設状態にある該ネットの上
    端または下端に沿って導出されてそれらの上端または下
    端を保持し、該ネットの揺れを抑止するネットガイドで
    あって、 柔軟な合成樹脂の押出し材によって、少なくとも一対の
    揺れ止め部と、ネットを挟む間隔を置いて両揺れ止め部
    を連結する底部とを含み、それらを略コ字状の断面を有
    する長尺材として構成し、上記揺れ止め部に、底部の撓
    みを可能にする一定間隔の凹欠部を切設した、ことを特
    徴とする横引き網戸におけるネットガイド。
  2. 【請求項2】揺れ止め部に設けた凹欠部の口部に、該口
    部側が拡開する切除部を設けた、ことを特徴とする請求
    項1に記載の横引き網戸におけるネットガイド。
  3. 【請求項3】略コ字状の断面を有する長尺材に沿ってそ
    の底部の裏面にガイド用突条を設け、このガイド用突条
    における揺れ止め部の凹欠部に対応する位置に、底部の
    撓みを容易にする切欠きを設けた、ことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の横引き網戸におけるネッ
    トガイド。
  4. 【請求項4】略コ字状の断面を有する長尺材に沿って、
    ネットに設けた係止部と係合する係合凹条または凸条を
    設けた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の横引き網戸におけるネットガイド。
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Cited By (5)

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WO2003038226A1 (fr) * 2001-10-30 2003-05-08 Seiki Juko Co., Ltd. Porte-moustiquaire coulissante
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