JP2000229895A - 1,2−ジクロロエタンの製造方法 - Google Patents
1,2−ジクロロエタンの製造方法Info
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- JP2000229895A JP2000229895A JP2000026629A JP2000026629A JP2000229895A JP 2000229895 A JP2000229895 A JP 2000229895A JP 2000026629 A JP2000026629 A JP 2000026629A JP 2000026629 A JP2000026629 A JP 2000026629A JP 2000229895 A JP2000229895 A JP 2000229895A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/013—Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens
- C07C17/02—Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens to unsaturated hydrocarbons
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C17/38—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 EDC−回収塔や低沸点成分蒸留塔での腐食
を防止しそして1,2−ジクロロエタンの分解炉の運転
者の仕様書を厳守し得る様に、EDC−回収塔や低沸点
成分蒸留塔の頂部で生じる塩化水素を効果的に除くこと
ができる工業的規模で実施可能な1、2−ジクロロエタ
ンの製法の提供である。 【解決手段】 この方法において、高沸点成分蒸留塔か
ら出る精製された1,2−ジクロロエタンを、EDC−
回収塔または低沸点成分蒸留塔から出る蒸気および/ま
たは蒸気凝縮液を塩基作用物質で中和しそしてそれによ
って塩化水素を除くことにより、EDC−回収塔または
低沸点成分蒸留塔において低沸点成分およびガスを分離
しながら精製する。
を防止しそして1,2−ジクロロエタンの分解炉の運転
者の仕様書を厳守し得る様に、EDC−回収塔や低沸点
成分蒸留塔の頂部で生じる塩化水素を効果的に除くこと
ができる工業的規模で実施可能な1、2−ジクロロエタ
ンの製法の提供である。 【解決手段】 この方法において、高沸点成分蒸留塔か
ら出る精製された1,2−ジクロロエタンを、EDC−
回収塔または低沸点成分蒸留塔から出る蒸気および/ま
たは蒸気凝縮液を塩基作用物質で中和しそしてそれによ
って塩化水素を除くことにより、EDC−回収塔または
低沸点成分蒸留塔において低沸点成分およびガスを分離
しながら精製する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒の存在下に液相で
エチレンと塩素とを反応させ(直接的塩素化反応)、気
相中の生じた1,2−ジクロロエタン(EDC)を引き
出し、生じた1,2−ジクロロエタンから高沸点成分を
高沸点成分蒸留塔でそして次に減圧蒸留塔で分離しそし
て生成されたその1,2−ジクロロエタンから低沸点成
分およびガスをEDC−回収塔または低沸点成分蒸留塔
で分離することによって1,2−ジクロロエタン(ED
C)を製造する方法に関する。
エチレンと塩素とを反応させ(直接的塩素化反応)、気
相中の生じた1,2−ジクロロエタン(EDC)を引き
出し、生じた1,2−ジクロロエタンから高沸点成分を
高沸点成分蒸留塔でそして次に減圧蒸留塔で分離しそし
て生成されたその1,2−ジクロロエタンから低沸点成
分およびガスをEDC−回収塔または低沸点成分蒸留塔
で分離することによって1,2−ジクロロエタン(ED
C)を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,2−ジクロロエタン(EDC)は工
業的規模ではエチレンを塩素ガスで直接的に塩素化する
ことによって製造される。この反応は1種類以上の触媒
および/または助触媒の作用下に液相中で75℃〜10
0℃の温度および0.8bar〜3bar(絶対圧)の
圧力で行なわれる。この場合には生じる1,2−ジクロ
ロエタンは蒸気状で引き出される。生じる反応エンタル
ピーは1,2−ジクロロエタンの煮沸および凝縮並びに
生成物排出流分だけ減少した凝縮1,2−ジクロロエタ
ンのフィードバックによって搬出される。場合によって
は、沸騰する液状1,2−ジクロロエタンを十分に冷却
することによって生成1,2−ジクロロエタンの所望の
量だけを蒸発させることも可能である。この場合、この
冷却は強制循環または自然循環によって循環する液相を
冷却することによって行うのが理想的である。更に、反
応器中で1,2−ジクロロエタンの蒸気が生じずに、生
じる1,2−ジクロロエタンから圧力開放によっておよ
びこれと一緒に生じる部分蒸発によって循環する液状
1,2−ジクロロエタンが引き出される様に反応器の圧
力を調整することも可能である。この方法を実施する場
合にも液相の冷却を強制循環または自然循環において行
う。引き出される生じた1,2−ジクロロエタンは、高
沸点成分を高沸点成分蒸留塔および減圧蒸留塔で分離し
そして低沸点成分およびガスを、例えばエチレンおよび
塩化水素をEDC−回収塔で分離して精製される。この
精製の際に生じる副生成物を燃焼され、その際に煙道ガ
スから塩化水素が回収される。
業的規模ではエチレンを塩素ガスで直接的に塩素化する
ことによって製造される。この反応は1種類以上の触媒
および/または助触媒の作用下に液相中で75℃〜10
0℃の温度および0.8bar〜3bar(絶対圧)の
圧力で行なわれる。この場合には生じる1,2−ジクロ
ロエタンは蒸気状で引き出される。生じる反応エンタル
ピーは1,2−ジクロロエタンの煮沸および凝縮並びに
生成物排出流分だけ減少した凝縮1,2−ジクロロエタ
ンのフィードバックによって搬出される。場合によって
は、沸騰する液状1,2−ジクロロエタンを十分に冷却
することによって生成1,2−ジクロロエタンの所望の
量だけを蒸発させることも可能である。この場合、この
冷却は強制循環または自然循環によって循環する液相を
冷却することによって行うのが理想的である。更に、反
応器中で1,2−ジクロロエタンの蒸気が生じずに、生
じる1,2−ジクロロエタンから圧力開放によっておよ
びこれと一緒に生じる部分蒸発によって循環する液状
1,2−ジクロロエタンが引き出される様に反応器の圧
力を調整することも可能である。この方法を実施する場
合にも液相の冷却を強制循環または自然循環において行
う。引き出される生じた1,2−ジクロロエタンは、高
沸点成分を高沸点成分蒸留塔および減圧蒸留塔で分離し
そして低沸点成分およびガスを、例えばエチレンおよび
塩化水素をEDC−回収塔で分離して精製される。この
精製の際に生じる副生成物を燃焼され、その際に煙道ガ
スから塩化水素が回収される。
【0003】ガスおよび低沸点成分を低沸点成分蒸留塔
で分離するこの種の方法は確かに存在する。しかしなが
ら塔頂部、塔凝縮器、循環容器および循環ポンプで起こ
る水および塩化水素の凝縮のために、極めて高価な構造
材料の使用を必要とする重大な腐食の問題が発生する。
しかもそれでもFeCl3 の発生を完全に回避すること
はできない。蒸留塔蒸気を乾燥させる方法は未だ十分で
なく、工業的規模で満足に機能化されていない。
で分離するこの種の方法は確かに存在する。しかしなが
ら塔頂部、塔凝縮器、循環容器および循環ポンプで起こ
る水および塩化水素の凝縮のために、極めて高価な構造
材料の使用を必要とする重大な腐食の問題が発生する。
しかもそれでもFeCl3 の発生を完全に回避すること
はできない。蒸留塔蒸気を乾燥させる方法は未だ十分で
なく、工業的規模で満足に機能化されていない。
【0004】1,2−ジクロロエタン中のFeCl3 の
高濃度が1,2−ジクロロエタンから塩化ビニルに熱分
解する際に分解炉を著しく炭化(Verkokung) させそして
運転時間を著しく短縮させる。分解炉の運転者が1年以
上の運転時間を要求する経済的必然性を考慮すれば、
1,2−ジクロロエタン中のFe+3濃度は0.5ppm
以下である必要がある。
高濃度が1,2−ジクロロエタンから塩化ビニルに熱分
解する際に分解炉を著しく炭化(Verkokung) させそして
運転時間を著しく短縮させる。分解炉の運転者が1年以
上の運転時間を要求する経済的必然性を考慮すれば、
1,2−ジクロロエタン中のFe+3濃度は0.5ppm
以下である必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ED
C−回収塔や低沸点成分蒸留塔での腐食を防止しそして
1,2−ジクロロエタンの分解炉の運転者の仕様書を守
ることができる様に、生じる塩化水素をEDC−回収塔
や低沸点成分蒸留塔の頂部で効果的に除くことができる
工業的規模で実施可能な上述の種類の方法を提供するこ
とである。
C−回収塔や低沸点成分蒸留塔での腐食を防止しそして
1,2−ジクロロエタンの分解炉の運転者の仕様書を守
ることができる様に、生じる塩化水素をEDC−回収塔
や低沸点成分蒸留塔の頂部で効果的に除くことができる
工業的規模で実施可能な上述の種類の方法を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に記載
の方法において、高沸点成分蒸留塔から出る精製された
1,2−ジクロロエタンを、EDC−回収塔または低沸
点成分蒸留塔から出る蒸気および/または蒸気凝縮液を
塩基作用物質で中和しそしてそれによって塩化水素を除
くことにより、EDC−回収塔または低沸点成分蒸留塔
において低沸点成分およびガスを分離しながら精製する
ことによって解決される。
の方法において、高沸点成分蒸留塔から出る精製された
1,2−ジクロロエタンを、EDC−回収塔または低沸
点成分蒸留塔から出る蒸気および/または蒸気凝縮液を
塩基作用物質で中和しそしてそれによって塩化水素を除
くことにより、EDC−回収塔または低沸点成分蒸留塔
において低沸点成分およびガスを分離しながら精製する
ことによって解決される。
【0007】この方法によって工業的規模で大規模に、
塩化水素を蒸留塔の頂部で中和しそしてそれによって効
果的に該塩化水素を除くことができる。これにより腐蝕
が回避されそして1,2−ジクロロエタンのための分解
炉運転者の仕様書を確実に守ることができる。この場
合、この方法の実施に必要な費用は比較的に僅かであ
り、その結果この方法は工業的に大規模でも経済的に実
施することができる。
塩化水素を蒸留塔の頂部で中和しそしてそれによって効
果的に該塩化水素を除くことができる。これにより腐蝕
が回避されそして1,2−ジクロロエタンのための分解
炉運転者の仕様書を確実に守ることができる。この場
合、この方法の実施に必要な費用は比較的に僅かであ
り、その結果この方法は工業的に大規模でも経済的に実
施することができる。
【0008】塩基性作用物質として苛性ソーダを使用す
るのが特に有利である。
るのが特に有利である。
【0009】別の有利な実施態様においては、中和され
た蒸気を次いで凝縮し、次に水性相と有機相とに分離し
そして有機相をEDC−回収塔に戻す構成を有してい
る。有機相は次いでこのEDC−回収塔で更に処理して
もよい。
た蒸気を次いで凝縮し、次に水性相と有機相とに分離し
そして有機相をEDC−回収塔に戻す構成を有してい
る。有機相は次いでこのEDC−回収塔で更に処理して
もよい。
【0010】本発明を以下に図面を用いて例示的に更に
詳細に説明する。唯一の図において本発明の方法の実施
例を説明するフローシートを示す。
詳細に説明する。唯一の図において本発明の方法の実施
例を説明するフローシートを示す。
【0011】1,2−ジクロロエタンを製造する本発明
の方法を実施するための装置は少なくとも1つの直接的
塩素化反応器(3)を装備しており、この反応器に導管
(1)を通して塩素をそして導管(2)を通して液状の
エチレンを導入する。反応器(3)では塩素とエチレン
とから1種類以上の触媒および/または助触媒の添加下
に75℃〜100℃の温度および0.8bar〜3ba
r(絶対圧)から1,2−ジクロロエタンを生成する。
この場合に発生する反応熱は熱交換器(4)によって、
生成する量だけの1,2−ジクロロエタンが導管(5)
を通して高沸点成分蒸留塔(6)で蒸発される程に十分
に排除される。
の方法を実施するための装置は少なくとも1つの直接的
塩素化反応器(3)を装備しており、この反応器に導管
(1)を通して塩素をそして導管(2)を通して液状の
エチレンを導入する。反応器(3)では塩素とエチレン
とから1種類以上の触媒および/または助触媒の添加下
に75℃〜100℃の温度および0.8bar〜3ba
r(絶対圧)から1,2−ジクロロエタンを生成する。
この場合に発生する反応熱は熱交換器(4)によって、
生成する量だけの1,2−ジクロロエタンが導管(5)
を通して高沸点成分蒸留塔(6)で蒸発される程に十分
に排除される。
【0012】高沸点成分蒸留塔(6)の蒸留塔排出物
(7)には3〜10%の高沸点成分が含まれており、こ
の高沸点成分は蒸留塔排出物(7)によって減圧蒸留塔
(8)に導かれる。減圧蒸留塔(8)では高沸点成分が
更に濃縮され、1,2−ジクロロエタンが減圧蒸留塔
(8)の頂部で回収されそして導管(9)を通して排出
される。濃縮された高沸点成分は塩化水素を燃焼および
回収するために導管(10)を通して流出される。
(7)には3〜10%の高沸点成分が含まれており、こ
の高沸点成分は蒸留塔排出物(7)によって減圧蒸留塔
(8)に導かれる。減圧蒸留塔(8)では高沸点成分が
更に濃縮され、1,2−ジクロロエタンが減圧蒸留塔
(8)の頂部で回収されそして導管(9)を通して排出
される。濃縮された高沸点成分は塩化水素を燃焼および
回収するために導管(10)を通して流出される。
【0013】高沸点成分蒸留塔(6)の頂部では生じた
蒸気が蒸気排出手段(11)を通して引き出され、ED
C−回収塔(12)に導かれる。このEDC−回収塔
(12)では1,2−ジクロロエタンが精製された状態
で脚部から引き出されそして蒸留塔排出路(19)を通
して導き出され、従って精製された1,2−ジクロロエ
タンは減圧蒸留塔(8)の蒸気排出物と一緒になるED
C−回収塔の塔排出物であり、それに応じて減圧蒸留塔
の二つの排出管(19)および(9)も一緒にされる。
蒸気が蒸気排出手段(11)を通して引き出され、ED
C−回収塔(12)に導かれる。このEDC−回収塔
(12)では1,2−ジクロロエタンが精製された状態
で脚部から引き出されそして蒸留塔排出路(19)を通
して導き出され、従って精製された1,2−ジクロロエ
タンは減圧蒸留塔(8)の蒸気排出物と一緒になるED
C−回収塔の塔排出物であり、それに応じて減圧蒸留塔
の二つの排出管(19)および(9)も一緒にされる。
【0014】本発明によれば、EDC−回収塔(12)
で生じる蒸気は頂部から蒸気排出路(13)を通して搬
出されそして供給導管(14)を通して苛性ソーダを供
給することによって中和される。こうして中和された蒸
気を次いで凝縮器(15)で凝縮させ、次いで戻し流容
器(16)に導かれる。この戻し流容器(16)中で水
性相はデカンテーションにより除かれ、相応する流出液
を(17)で示す。有機相は還流導管(18)を通して
再びEDC−回収塔(12)に戻される。
で生じる蒸気は頂部から蒸気排出路(13)を通して搬
出されそして供給導管(14)を通して苛性ソーダを供
給することによって中和される。こうして中和された蒸
気を次いで凝縮器(15)で凝縮させ、次いで戻し流容
器(16)に導かれる。この戻し流容器(16)中で水
性相はデカンテーションにより除かれ、相応する流出液
を(17)で示す。有機相は還流導管(18)を通して
再びEDC−回収塔(12)に戻される。
【0015】個々の蒸留塔蒸発器(21、22、23)
の加熱は、反応器(3)中での直接的塩素化反応での反
応熱を利用することによっても行うことができる。もち
ろん、このことは、本発明の思想から離れないならば、
この方法を実施するための装置の上記の実施態様を変更
できるこを意味している。
の加熱は、反応器(3)中での直接的塩素化反応での反
応熱を利用することによっても行うことができる。もち
ろん、このことは、本発明の思想から離れないならば、
この方法を実施するための装置の上記の実施態様を変更
できるこを意味している。
【0016】以下の実施例によって本発明を更に詳細に
説明する。全ての温度は摂氏であり、全ての圧力表示は
絶対圧である。重量ppmは1kgの1,2−ジクロロ
エタン留分の総重量を基準として1mgの物質を意味す
る。
説明する。全ての温度は摂氏であり、全ての圧力表示は
絶対圧である。重量ppmは1kgの1,2−ジクロロ
エタン留分の総重量を基準として1mgの物質を意味す
る。
【0017】
【実施例】EDC−回収塔(12)に高沸点成分蒸留塔
(6)の蒸気排出物によって以下の組成の63.956
kg/時の物質流を供給する: 99.95重量%の1,2−ジクロロエタン 150重量ppmの塩化水素 45重量ppmのエチレン 100重量ppmの1,1−ジクロロエタン 125重量ppmの1,1,2−トリクロロエタン 15重量ppmの窒素 8重量ppmの水 8重量ppmの酸素 0.5重量ppmのFe3+ EDC−回収塔(12)の平衡状態では、EDC−回収
塔(12)の蒸留塔の63.936kg/時の溜液生成
物を1.85barの圧力で連続的に搬出することによ
って108℃の温度が調整される。塔の頂部では1.5
barの圧力および98.6℃の温度で16.210k
g/時の蒸気を水酸化ナトリウム濃度が20重量%であ
る58kg/時の苛性ソーダと混合する。冷却器(1
5)中での冷却水および冷却剤との熱交換で蒸気を凝縮
させそして戻し流容器(16)中に45℃の温度で排出
する。73kg/時の水性相をデカンテーションで除
き、有機相を戻し流路(18)を通して塔に戻す。圧力
を維持するために5kg/時のガスおよび未凝縮の蒸気
を排出管(24)を通して流し出す(図面参照)。
(6)の蒸気排出物によって以下の組成の63.956
kg/時の物質流を供給する: 99.95重量%の1,2−ジクロロエタン 150重量ppmの塩化水素 45重量ppmのエチレン 100重量ppmの1,1−ジクロロエタン 125重量ppmの1,1,2−トリクロロエタン 15重量ppmの窒素 8重量ppmの水 8重量ppmの酸素 0.5重量ppmのFe3+ EDC−回収塔(12)の平衡状態では、EDC−回収
塔(12)の蒸留塔の63.936kg/時の溜液生成
物を1.85barの圧力で連続的に搬出することによ
って108℃の温度が調整される。塔の頂部では1.5
barの圧力および98.6℃の温度で16.210k
g/時の蒸気を水酸化ナトリウム濃度が20重量%であ
る58kg/時の苛性ソーダと混合する。冷却器(1
5)中での冷却水および冷却剤との熱交換で蒸気を凝縮
させそして戻し流容器(16)中に45℃の温度で排出
する。73kg/時の水性相をデカンテーションで除
き、有機相を戻し流路(18)を通して塔に戻す。圧力
を維持するために5kg/時のガスおよび未凝縮の蒸気
を排出管(24)を通して流し出す(図面参照)。
【0018】EDC−回収塔の塔排出物(19)は以下
の組成を有している: 99.98重量%の1,2−ジクロロエタン 0重量ppmの塩化水素 0重量ppmのエチレン 55重量ppmの1,1−ジクロロエタン 125重量ppmの1,1,2−トリクロロエタン 0重量ppmの窒素 3重量ppmの水 0.5重量ppmのFe3+ 上記の実施例しか本発明を説明するために利用しててい
ないが、本発明の方法はもちろん他の方法条件について
も適していることは言うまでもない。
の組成を有している: 99.98重量%の1,2−ジクロロエタン 0重量ppmの塩化水素 0重量ppmのエチレン 55重量ppmの1,1−ジクロロエタン 125重量ppmの1,1,2−トリクロロエタン 0重量ppmの窒素 3重量ppmの水 0.5重量ppmのFe3+ 上記の実施例しか本発明を説明するために利用しててい
ないが、本発明の方法はもちろん他の方法条件について
も適していることは言うまでもない。
【図1】図1は本発明の方法の1実施態様を示すフロー
シートである。
シートである。
図中の記号は以下を意味する: 3・・・塩素化反応器 6・・・高沸点成分蒸留塔 8・・・減圧蒸留塔 12・・・EDC−回収塔 15・・・凝縮器 16・・・戻し流容器
Claims (3)
- 【請求項1】 触媒の存在下に液相でエチレンと塩素と
を反応させ、気相中の生じた1,2−ジクロロエタン
(EDC)を引き出し、生じた1,2−ジクロロエタン
から高沸点成分を高沸点成分蒸留塔でそして次に減圧蒸
留塔で分離しそしてその生成された1,2−ジクロロエ
タンから低沸点成分およびガスをEDC−回収塔または
低沸点成分蒸留塔で分離することによって1,2−ジク
ロロエタンを製造する方法において、高沸点成分蒸留塔
から出る精製された1,2−ジクロロエタンを、EDC
−回収塔または低沸点成分蒸留塔から出る蒸気および/
または蒸気凝縮液を塩基作用物質で中和しそしてそれに
よって塩化水素を除くことにより、EDC−回収塔また
は低沸点成分蒸留塔において低沸点成分およガスを分離
しながら精製することを特徴とする、上記方法。 - 【請求項2】 塩基性作用物質として苛性ソーダを使用
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 中和された蒸気を次いで凝縮させ、次に
水性相と有機相とに分離しそしてその有機相をEDC−
回収塔に戻す請求項1または2に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19904836:3 | 1999-02-06 | ||
DE19904836A DE19904836C1 (de) | 1999-02-06 | 1999-02-06 | Verfahren zur Herstellung von 1,2-Dichlorethan |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229895A true JP2000229895A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=7896623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000026629A Withdrawn JP2000229895A (ja) | 1999-02-06 | 2000-02-03 | 1,2−ジクロロエタンの製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6229059B1 (ja) |
EP (1) | EP1026138A1 (ja) |
JP (1) | JP2000229895A (ja) |
DE (1) | DE19904836C1 (ja) |
NO (1) | NO314352B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8797482B2 (en) | 2011-08-05 | 2014-08-05 | Japan Display Inc. | Liquid crystal display device |
JP2017534679A (ja) * | 2014-10-16 | 2017-11-24 | スポレク プロ ヘミコウ アー フツニ ブイロブ,アクツィオバ スポレチェノスト | 高純度塩素化アルカンの製造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6552238B1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-04-22 | Vulcan Chemicals | Separation of heavy ends from streams of halogenated alkanes |
DE10207217C1 (de) * | 2002-02-21 | 2003-03-27 | Vinnolit Technologie Gmbh & Co | Verfahren zur Herstellung von 1,2-Dichlorethan mittels Direktchlorierung |
DE102007033343A1 (de) | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Bayer Technology Services Gmbh | Verfahren zur Synthese von Oligo/Polythiophenen nach einem "Eintopf"-Syntheseweg |
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