JP2001192202A - 無水塩化水素の製造方法 - Google Patents
無水塩化水素の製造方法Info
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Abstract
げても、蒸留塔の塔底温度を従来使用されている安価な
材料を用いることができる温度範囲にとどめることを可
能とする無水塩化水素の製造方法を提供する。 【解決手段】 非凝縮性ガス中の塩化水素ガスを水また
は希塩化水素水溶液から選択された吸収媒体と吸収塔に
おいて接触させて塩化水素ガスを吸収し、得られた吸収
液を蒸留塔で塩析効果を有する塩の存在下に蒸留して無
水塩化水素を得るか、あるいは前記吸収液を第一蒸留塔
と第一蒸留塔に設けられたコンデンサーとに分流して供
給し、第一蒸留塔に供給された前記吸収液を第一蒸留塔
で塩析効果を有する塩の存在下に蒸留し、第一蒸留塔の
塔底液を前記吸収塔へ吸収媒体として返送し、第一蒸留
塔の塔頂ガスを前記コンデンサーで前記分流された吸収
液と接触させて凝縮し、得られた凝縮液を第二の蒸留塔
に供給して蒸留し、第二の蒸留塔の塔底液を第一の蒸留
塔に返送し、第二の蒸留塔の塔頂から無水塩化水素を得
る。
Description
蒸留による無水塩化水素の製造方法に関する。
の工程において、その蒸留圧力において一定の濃度の共
沸組成物を形成すること、減圧下から常圧近傍まで圧力
が高くなるにつれて共沸点の温度は高くなり、また、共
沸点における液中の塩化水素濃度は低くなると考えられ
ている。
系の気液平衡データは、Sako,T.,Hakut
a、T.,Yoshitome、H.、J.Chem.
Eng.Jpn.、vol.17,381(1984)
等で代表される常圧近傍における共沸点近傍のデータが
多数散見される。しかし、共沸点近傍以外の気液平衡デ
ータは極めて少ない。
いる文献としては、Kao、J.T.F.,J.Che
m.Eng.Data、vol.15、No.3、36
2(1970)およびStaple,B.G.,Pro
copio Jr.,J.M.,Chem.Eng.、
November16、113(1970)が挙げられ
る。
t%,温度の最高が70℃、圧力の最高が15バールA
のデータを開示している。また、後者では塩化水素濃度
の最高が35wt%,温度の最高が230℃、圧力の最
高が7MPaAのデータを開示している。
学プロセスの副生産物として発生する粗塩化水素および
塩化ビニル樹脂の製造工程から生じる有機塩化物を含有
する廃液を熱分解したときに得られる粗塩化水素等から
蒸留により高濃度塩化水素水溶液の回収および無水塩化
水素を製造する方法が提案されている。
号公報に開示された減圧蒸留と加圧蒸留を組み合わせた
方法、特開昭55―67504号公報に開示された断熱
吸収と蒸留とを組み合わせた方法、特開平9―8690
1号公報に開示された無水塩化水素の製造方法等があげ
られる。
で燃焼され、塩化水素を含む廃ガスは、廃ガスボイラー
で熱回収され概ね350℃のガス(以下原料ガスと称
す)として処理される。
ートである。図5を用いて特公昭50―21318号公
報に開示された方法について説明する。
が、ライン210を通り、また、吸収塔1の塔底液がラ
イン201を通りクエンチャー50にそれぞれ供給され
る。クエンチャー50では、前記吸収塔1の塔底液に前
記塩化水素を含む原料ガス中の塩化水素が一部吸収さ
れ、該吸収液はライン202およびライン11を通り蒸
留塔2に供給される。この時、ライン202からの前記
吸収液は、鉄イオン等を含むため、定期的にライン20
3からブローされる。
た原料ガスは、ライン8から吸収塔1に導入され、該吸
収塔1の上部に設置されたライン9から水または希薄な
塩化水素水溶液が散布され、充填物または棚段(図示し
ない)を介し塔内で気液接触を行って塩化水素が吸収さ
れ、前記吸収塔1の底部に溜まる粗塩化水素水溶液はラ
イン201、ライン202およびライン11を通り蒸留
塔1に送られる。なお、前記塩化水素がを除去された原
料ガスは、ライン10を通り、別途処理される。
は、ライン12およびコンデンサー4を通りレシーバー
5に供給され、ライン13を通り環流され、塩化水素ガ
スは、大気圧〜0.2MPaG(ゲージ)でライン14
を通り圧縮機250で0.4〜0.7MPaGに加圧さ
れた無水塩化水素とされ、別途他のプロセスの原料等に
供される。
び1つの蒸留塔から構成され、プロセス的には簡易であ
る。しかし、蒸留塔の運転圧力と蒸留塔の塔底の運転温
度の関係から該運転温度が蒸留塔の材質の耐えうる温度
以上とならないように、前記運転圧力が、大気圧〜0.
2MPaGと制限を受けざるを得なかった。
ロセス、例えば、塩化ビニール製造プロセスは、運転圧
力として0.4〜0.7MPaGを要するため、当該圧
力まで圧縮機250で昇圧して供給する必要があった
が、圧縮機250が腐食するという不具合を生じてい
た。
無水塩化水素の製造方法は、2基の蒸留塔を備え、第1
蒸留塔に原料となる、操作圧力下で水と塩化水素の共沸
点における塩化水素濃度以上の濃度の塩化水素水溶液を
供給して、大気圧から0.2MPaGの圧力にて蒸留
し、塔底に共沸組成の希塩化水素水溶液を得、塔頂から
高濃度の塩化水素ガスを得る第一の工程と、第一の蒸留
塔で得られた高濃度の塩化水素ガスを凝縮させた塩化水
素水溶液を第二蒸留塔に供給して、0.2MPaGを超
える圧力下に温度160℃以下で蒸留して塔頂から無水
塩化水素を得るとともに、塔底から前記圧力に相当する
共沸組成より若干高い濃度の塩化水素水溶液を得る第二
の工程と、第二蒸留塔の塔底から得られた塩化水素水溶
液を第一蒸留塔に供給する第三の工程からなるものであ
った。この公報では、第一の蒸留塔の材質としてフッ素
樹脂ライニングを施した鋼製等を用いることおよび第二
の蒸留塔の材質として不浸透性黒鉛材料を用いて製作す
るのが好ましいとの記載がある。しかし、工業的には高
価な不浸透性黒鉛材料を用いるのは現実的でないという
理由からその使用を避けたいという要望があった。
0.4〜0.7MPaG、またはそれ以上に上げても蒸
留塔の塔底の温度が、従来よく使用されている安価な材
料を用いることのできる温度範囲に留めることを可能と
する無水塩化水素の製造方法の開発が待たれていた。
作圧力を0.4MPaG以上に上げても蒸留塔の塔底の
温度が、従来よく使用されている安価な材料を用いるこ
とのできる温度範囲に留めることを可能とする無水塩化
水素の製造方法を提供することを目的とする。
圧力を高くしても、塔底の温度を、従来よく使用されて
いる安価な材料を用いることのできる温度範囲に留める
ことを鋭意検討した。その結果、常圧において、アルカ
リ土類金属およびアルカリ金属の塩化物の中性塩あるい
は塩基性塩等の塩を加えた塩化水素水溶を蒸留すると、
同じ塩化水素ガス留分を得るにあたり、蒸留塔の塔底の
温度が、上記塩を加えない場合に比較して意外にも著し
く低下するという塩析効果があるという知見を得た。さ
らに、鋭意検討を重ねた結果、加圧下においても同様な
塩析効果を示すという知見をも得た。
であり、本発明の目的は以下に記載の手段で達成され
る。
素を製造するにあたり、該塩化水素水溶液中に塩析効果
を有する塩を存在させて蒸留を行うことからなる無水塩
化水素の製造方法。
料ガスを、吸収塔において水または希塩化水素水溶液か
ら選択された少なくとも1種の吸収媒体と接触させて該
塩化水素ガスを該吸収媒体中に吸収し、得られた吸収液
を蒸留塔で蒸留して無水塩化水素を製造するにあたり、
該蒸留塔に供給される吸収液が、塩析効果を奏する塩を
含有することからなる無水塩化水素の製造方法。
料ガスを、吸収塔において水または希塩酸から選択され
た少なくとも1種の吸収媒体と接触させて該塩化水素ガ
スを該吸収媒体中に吸収し、得られた吸収液を第1蒸留
塔と第1蒸留塔に設けられたコンデサーとに分流して供
給し、第1蒸留塔において供給された吸収液を蒸留し、
第1蒸留塔の塔蒸頂ガスを、該コンデンサーにおいて該
コンデンサーに供給される吸収液を接触させることによ
り凝縮し、得られた凝縮液を第2蒸留塔において蒸留に
付して無水塩化水素を製造するにあたり、該第1蒸留塔
に供給される吸収液が、該第1蒸留塔の運転圧力および
該第1蒸留塔の塔底温度において塩化水素と水との共沸
組成を越える該吸収液中塩化水素濃度になるように、塩
析効果を奏する塩を含有することからなる無水塩化水素
の製造方法。
液を塩析効果を奏する塩、例えば、アルカリ土類金属ま
たはアルカリ金属の塩化物の中性塩または塩基性塩の存
在下に蒸留をする。塩化水素としては、種々のプロセス
から排出されるものが使用されうるが、塩化水素を含む
種々の非凝縮性ガスを水、希塩化水素水溶液等と吸収塔
で接触させて塩化水素を吸収することにより得られる塩
化水素水溶液も本発明において使用しうる。塩化水素を
含む非凝縮ガスが高温の場合は、水または塩化水素水溶
液で急冷してから吸収塔に送るのがよい。
塔底液中にこの塩類が存在しさえすればよいので添加場
所については制限されず、種々の段階で添加することが
可能である。例えば、吸収塔に導入される水または希塩
化水素水溶液に、または蒸留塔に導入される吸収液に添
加することも可能である。
塩化水素水溶液中の濃度は、好ましくは5〜25wt
%、特に6〜18wt%である。
塩化水素蒸気圧は上昇する。このことは操作温度を上げ
ることなしに塩化水素水溶液の蒸留圧力を上昇させるこ
とを可能にする。したがって、従来用いられていた、安
価な高分子材料を用いても蒸留塔の操作圧力を高くする
ことが可能となる。このような塩析効果は含有させる塩
の種類、量により制御することができる。
を吸収するための吸収媒体中に塩析効果を奏する塩が含
有されると吸収操作にマイナスの影響をもつが、吸収塔
の操作温度域ではこの影響は無視できるほど小さい。
蒸留塔の圧力および塔底温度における塩化水素濃度より
高濃度の塩化水素濃度を有する塩化水素水溶液が蒸留に
供される。
よいし、あるいは好ましくは0.05〜0.2MPaG
の圧力の第1蒸留塔と、好ましくは0.4MPaG以上
の圧力、150℃以下の温度の第2蒸留塔の2塔で蒸留
をおこなってもよい。
なお、図1〜図5に使用する符号は共通である。
シートである。図1において塩化水素を含む原料ガス
が、ライン210を通り、また、吸収塔1の塔底液がラ
イン201を通りクエンチャー50にそれぞれ供給され
る。クエンチャー50では、前記吸収塔1の塔底液に前
記塩化水素を含む上記原料ガス中の塩化水素が一部吸収
され、この吸収液の塩化水素濃度は、蒸留塔の圧力およ
び蒸留塔底温度における塩化水素および水の共沸点にお
ける塩化水素濃度より高い濃度とされる。生成した吸収
液はライン202およびライン11を通りライン19か
ら供給される塩7と合流し該塩7を溶解した状態で蒸留
塔2に供給される。この時、ライン202からの前記吸
収液は、鉄イオン等を含むため、定期的にライン203
からブローされるのは従来の方法と同様である。なお、
後述するように塩の一部は、前記ブロー時には、ライン
203からブローされる。
ガスは、ライン8から吸収塔1に導入され、該吸収塔1
の上部に設置されたライン9から水または希薄な塩化水
素水溶液が散布され、塩化水素が吸収される。一方、前
記塩化水素を除去された原料ガスは、ライン10を通り
排出され、別途処理される。
ー6およびライン18を通り供給される後述する蒸留塔
2の塔底からの液と合流して吸収塔1の底部に溜まる粗
塩化水素水溶液となる。なお、この粗塩化水素水溶液に
は、塩析効果を奏する塩が含まれ、吸収塔1の塔底から
ライン201を通りクエンチャー50に供給され塩化水
素を吸収した吸収液は、ライン202から分岐したライ
ン203から定期的にブローされるのは前述した通りで
ある。なお、ライン203からブローした分に相当する
前記塩7がライン19から供給される。後述の図3にお
いても同様である。
記のアルカリ土類金属またはアルカリ金属の塩化物の中
性塩あるいは塩基性塩等が好ましい。アルカリ土類金属
は、アルカリ金属よりも好ましく、アルカリ土類金属と
して、比較的安価であるCa,Mg,Baを選択すれば
足りる。これらは単独で用いられてもよいし、また、混
合物として用いられてもよいことはいうまでもないこと
である。
の塩化水素水溶液に対する溶解度によって異なるが、運
転温度にて塩化水素濃度に溶解する濃度以下であればよ
く、また、冷却されたときに固体として析出しない濃度
とすればよい。すなわち、最も低い運転系温度における
上記の塩の運転系内の塩化水素水溶液への溶解度以下で
あればよい。具体的には前記の濃度範囲が好ましく用い
られる。
11を通り、ポンプ(図示しない)で0.4〜0.7M
PaGまで昇圧され、温度60℃〜80℃で蒸留塔2に
送られ、蒸留塔2の塔底に設けられたリボイラー3で加
熱され、系内の圧力が0.4〜0.7MPaG、塔底の
温度が約142℃〜143℃の条件下で蒸留される。こ
のようにすると、塔頂からライン12、コンデンサー
4、レシーバー5およびライン14を通り0.4〜0.
7MPaGの無水塩化水素ガスが得られる。
塩化水素水溶液は、ライン15およびライン17を通り
クーラー6で約35℃〜50℃に冷却され、ライン18
を通り吸収塔1に供給される。
等のライニングが施されて用いられる。このようなライ
ニングにより、塩化水素濃度にかかわらず、150℃以
下、特に約142℃〜143℃で使用しても特に蒸留塔
2に不具合は生じない。後に詳述する第一の蒸留塔20
および第二の蒸留塔200も同様である。
4〜0.7MPaGが選択されるが、これに限定される
ことはなく、0.7MPaG以上の圧力、例えば0.7
〜1.5MPaGを選択してもよいことはいうまでもな
いことである。
ローシートである。図1のプロセスではブロー時に塩を
同時にブローしていたのに対し、図2のプロセスではブ
ロー時に塩をブローしないフローとしている。以下、図
2を参照して本発明を説明する。
ライン210を通り、また、クエンチャー50のクエン
チャー液がライン202、ライン204、クーラー6
0、ライン205を通り、また水がライン207を通り
クエンチャー50にそれぞれ供給される。なお、ライン
207から供給される水は後述するクーラー60の負荷
を軽減できる程度の量であれば足りる。
ライン204を通り通常、60℃〜80℃でクーラー6
0に導入され、35℃〜70℃に冷却され、ライン20
5を通り、前記ライン207の水と合流してライン20
6を通ってクエンチャー50に循環される。
03では鉄イオン等を含むため、定期的にライン203
からブローされることは従来の方法と同様である。な
お、図2においてはライン203には本発明でいう塩7
は含まれない。後述の図4においても同様である。
た原料ガスは、ライン8から吸収塔1に導入され、吸収
塔1の上部に設置されたライン9から水または希薄な塩
化水素水溶液が散布され、塩化水素が吸収され、一方、
前記塩化水素を除去された原料ガスは、ライン10を通
り排出され、別途処理される。
6およびライン18を通り供給される後述する蒸留塔2
の塔底からの液と合流して吸収塔1の底部に溜まる粗塩
化水素水溶液となる。なお、この吸収液には、ライン1
9から運転開始時に供給された塩析効果を奏する塩7が
含まれ、吸収塔1の塔底からライン11を通り蒸留塔2
に供給される。ここに、前記の塩7は、通常運転中は供
給を要しないことはいうまでもないことであり、後述の
図4においても同様である。
り、ポンプ(図示しない)で0.4〜0.7MPaGま
で昇圧され、温度70℃〜80℃で蒸留塔2に送られ、
蒸留塔2の塔底に設けられたリボイラー3で加熱され、
系内の圧力が好ましくは0.4〜0.7MPaG、塔底
の温度が好ましくは約142℃〜143℃の条件下で蒸
留される。このようにすると、塔頂からライン12、コ
ンデンサー4、レシーバー5およびライン14を通り
0.4〜0.7MPaGの無水塩化水素ガスが得られ
る。
塩化水素水溶液は、ライン15およびライン17を通り
クーラー6で約35℃〜50℃に冷却され、ライン18
を通り吸収塔1に供給される。
ローシートである。図3および図1を参照して本発明を
説明する。
が、ライン210を通り、また、吸収塔1からの吸収液
がライン201を通りクエンチャー50にそれぞれ供給
される。クエンチャー50では、前記吸収塔1の塔底液
に前記塩化水素を含む原料ガス中の塩化水素が一部吸収
される。得られた吸収液はライン202およびライン1
1を通りライン19から供給される塩7と合流し該塩7
を溶解した状態で蒸留塔20に供給される。この時、ラ
イン202からの前記吸収液は、鉄イオン等を含むた
め、定期的にライン203からブローされ、ライン20
2から分岐したライン203から定期的にブローされ、
ライン203からブローした分に相当する前記塩7がラ
イン19から供給されるのは図1に記載の方法と同様で
ある。
た原料ガスは、ライン8から吸収塔1に導入され、吸収
塔1の上部に設置されたライン9から水または希薄な塩
化水素水溶液が散布され、塩化水素が吸収される。一
方、前記塩化水素を除去された原料ガスは、ライン10
を通り排出され、別途処理されるのは図1に記載の方法
と同様である。
イン115、ライン123、冷却器6およびライン18
を通り吸収塔1に供給され、前記ライン9から水または
希薄な塩化水素水溶液と合流して吸収塔1にて塩化水素
ガスを吸収し、吸収塔1の底部に溜まる吸収液(粗塩化
水素水溶液)となる。
11およびライン110を通り、ほぼ常圧、温度60℃
〜80℃で第一の蒸留塔20およびライン11から分岐
したライン111を通り第一の蒸留塔20の上部に設け
られたコンデンサー40にそれぞれ送られる。該液は、
第一の蒸留塔20の塔底に設けられたリボイラー30で
加熱され、系内の圧力が0.05〜0.2MPaG、蒸
留塔底の温度が約125℃〜143℃の条件下で蒸留さ
れる。第一の蒸留塔20の塔頂からの高濃度塩化水素ガ
スは、コンデンサー40で、コンデンサー40に送られ
た前記塩類を含む粗塩化水素水溶液と接触して凝縮され
凝縮液となり、ライン113、ポンプ25およびライン
114を通り、前記の塩を含む高濃度塩化水素水溶液と
して第二の蒸留塔200に供給される。
5℃〜143℃の希塩化水素水溶液が、ライン115、
ライン123を通りクーラー6で35℃〜50℃に冷却
され、ライン18を通り吸収塔に返送される。
の塩を含む高濃度塩化水素水溶液は、第二の蒸留塔20
0で系内の圧力0.4〜1.5MPaG、好ましくは
0.7〜1.0MPaG、該蒸留塔底のリボイラー30
0で加熱されて温度が130℃〜150℃、好ましくは
135℃〜145℃、さらに好ましくは140℃〜14
3℃の条件下で蒸留される。塔底液はライン120およ
びライン122を通り第一の蒸留塔20に返送される。
一方、ライン117、コンデンサー4、レシーバー5お
よびライン119を通り0.4〜1.5MPaGの無水
塩化水素ガスが得られる。
ローシートである。図3ではブロー時に前記の塩を同時
にブローしていたのに対し、図4はブロー時に塩類をブ
ローしないフローとしている。以下、図4および図2を
参照して本発明を説明する。
ライン210を通り、また、クエンチャー50のクエン
チャー液がライン202、ライン204、クーラー6
0、ライン205を通り、また水がライン207を通り
クエンチャー50にそれぞれ供給される。なお、ライン
207から供給される水は後述するクーラー60の負荷
を軽減できる程度の量であれば足りるのは、図2の方法
と同様である。
ライン204を通り通常、60℃〜80℃でクーラー6
0に導入され、該クーラー60において35℃〜70℃
に冷却され、ライン205を通り、前記ライン207の
水と合流してライン206を通り、再びクエンチャー5
0に供給される。
03では鉄イオン等を含むため、定期的にライン203
からブローされることは図2の方法と同様である。な
お、図2に示す方法と同様に、図4においてはライン2
03には本発明でいう塩7は含まれない。
記原料ガスは、ライン8から吸収塔1に導入され、該吸
収塔1の上部に設置されたライン9から水または希薄な
塩化水素水溶液が散布され、塩化水素が吸収される。一
方、塩化水素が除去された前記原料ガスは、ライン10
を通り排出され、別途処理される。
液がライン115、ライン123、クーラー6およびラ
イン18を通り吸収塔1に供給され、前記ライン9から
水または希薄な塩化水素水溶液と合流して吸収塔1にて
塩化水素ガスを吸収し、吸収塔1の底部に溜まる粗塩酸
となる。
液)は、ライン11およびライン110を通り、ほぼ常
圧、温度70℃〜80℃で第一の蒸留塔20およびライ
ン11から分岐したライン111を通り第一の蒸留塔2
0の上部に設けられたコンデンサー40にそれぞれ送ら
れる。この吸収液は、第一の蒸留塔20の塔底に設けら
れたリボイラー30で加熱され、系内の圧力が0.05
〜0.2MPaG、該塔底の温度が約125℃〜143
℃の条件下で蒸留される。第一の蒸留塔20の塔頂から
高濃度塩化水素ガスは、コンデンサー40で、コンデン
サー40に送られた前記の塩を含む吸収液と接触して、
凝縮されて凝縮液となり、ライン113、ポンプ25お
よびライン114を通り、前記塩類を含む高濃度塩化水
素水溶液として第二の蒸留塔200に供給される。
5℃〜143℃の希塩化水素水溶液が、ライン115、
ライン123を通りクーラー6で35℃〜50℃に冷却
され、ライン18を通り吸収塔に返送される。
の塩を含む高濃度塩化水素水溶液は、第二の蒸留塔20
0で系内の圧力が0.4〜1.5MPaG、好ましくは
0.7〜1.0MPaG、蒸留塔底のリボイラー300
で加熱されて、温度が130℃〜150℃、好ましくは
135℃〜145℃、さらに好ましくは140℃〜14
3℃の条件下で蒸留される。塔底液はライン120およ
びライン122を通り第一の蒸留塔20に返送され、一
方、ライン117、コンデンサー4、レシーバー5およ
びライン119を通り0.4〜1.5MPaGの無水塩
化水素ガスが得られる。
説明する。なお、本発明は、これらの実施例にのみに限
定されるものではないのは、いうまでもないことであ
る。
素含有有機化合物を含む廃液を燃焼して発生した塩化水
素を含む原料ガスをライン8から吸収塔1に導入し、該
吸収塔1の上部に設置されたライン9から水が散布さ
れ、塩化水素が吸収された。ライン11の粗塩化水素水
溶液組成は、塩化水素濃度が25wt%で、その量は1
8.2t/hであった。この粗塩化水素水溶液には、塩
析効果を奏する塩として17wt%のCaCl2が含ま
れていた。この粗塩化水素水溶液はライン11を通り、
温度70℃で蒸留塔2に送られ、蒸留塔2の塔底に設け
られたリボイラー3で加熱され、圧力5.0kg/cm
2G、塔底温度143℃の条件下で蒸留された。塔頂か
らライン12、コンデンサー4、レシーバー5およびラ
イン14を通り0.5MPaGの無水塩化水素ガスが得
られた。
ある塔底の塩化水素水溶液は、ライン15およびライン
17を通りクーラー6で50℃に冷却され、ライン18
を通り吸収塔1に供給された。
Cl2に替えた以外は実施例1と同様に実施した。
に替え、圧力を0.5MPaGから0.23MPaGに
替えた以外は実施例1と同様に実施した。 運転条件と
結果を表1に併記する。
に替えた以外は実施例1と同様に実施した。
素含有有機化合物を含む廃液を燃焼して発生した塩酸を
含む原料ガスをライン8から吸収塔1に導入し、吸収塔
1の上部に設置されたライン9から水が散布され、塩化
水素が吸収された。ライン11の粗塩化水素水溶液組成
は、塩化水素24wt%で、その量は21.4t/hで
あった。この粗塩化水素水溶液には、塩析効果を奏する
塩として8.5wt%のCaCl2が含まれていた。
ン11およびライン110を通り、温度70℃で第一の
蒸留塔20およびライン11から分岐したライン111
を通り第一の蒸留塔20の上部に設けられたコンデンサ
ー40にそれぞれ8.9t/hおよび12.5t/h送
られた。該液は、第一の蒸留塔20で圧力として0.1
5MPaG、蒸留塔底の温度として143℃の条件下で
蒸留された。第一の蒸留塔20の塔頂から高濃度塩化水
素ガスは、コンデンサー40で凝縮され凝縮液となり、
コンデンサー40に送られた前記塩類を含む吸収液と合
流し、ライン113、ポンプ25およびライン114を
通り、前記塩類を含む高濃度塩化水素水溶液として第二
の蒸留塔200に供給された。
3℃の希塩化水素水溶液が、ライン115、ライン12
4を通りクーラー6で50℃に冷却され、ライン18を
通り吸収塔に返送された。
塩類を含む高濃度塩化水素水溶液は、第二の蒸留塔20
0で系内の圧力として1.0MPaG、該塔底の温度1
43℃の条件下で蒸留された。塔底液はライン120お
よびライン122を通り第一の蒸留塔20に返送され、
一方、ライン117コンデンサー4、レシバー5および
ライン119を通り1.0MPaGの無水塩化水素ガス
が得られる。
る。
に併記する。
る。
下に記載の効果を奏する。 (1)塩析効果を奏する塩を添加したため、0.4MP
aG以上の圧力で運転しても蒸留塔の塔底の運転温度
は、140℃近傍の温度とすることができる。したがっ
て蒸留塔の材質は、前記のような安価な材料が使用可能
になった。 (2)1塔の蒸留塔で0.4MPaG以上の圧力で運転
が可能となっため、従来技術において無水塩化水素をこ
の圧力まで昇圧するための圧縮機が省略でき、圧縮工程
が省略できると同時に圧縮エネルギーの削減並びに圧縮
機に起因する腐食の問題が全くなくなった。 (3)蒸留塔を2塔使用することにより、従来の運転圧
力である0.4MPaGよりかなり高い圧力においても
運転することが可能になった。そのため、圧縮機を用い
ず、無水塩化水素を原料として用いるプロセスの圧力条
件に合わせた塩化水素圧力とすることができる。 (4)塩析効果のある塩をブローすることなく運転する
こともできる。
トである。
シートである。
シートである。
シートである。
ートである。
の工程において、その蒸留圧力において一定の濃度の共
沸組成物を形成する。減圧下から常圧近傍まで圧力が高
くなるにつれて共沸点の温度は高くなり、また、共沸点
における液中の塩化水素濃度は低くなると考えられてい
る。
公報に開示された減圧蒸留と加圧蒸留を組み合わせた方
法、特開昭55―67504号公報に開示された断熱吸
収と蒸留とを組み合わせた方法、特開平9―86901
号公報に開示された無水塩化水素の製造方法等があげら
れる。
た原料ガスは、ライン8から吸収塔1に導入され、該吸
収塔1の上部に設置されたライン9から水または希薄な
塩化水素水溶液が散布され、充填物または棚段(図示し
ない)を介し塔内で気液接触を行って塩化水素が吸収さ
れ、前記吸収塔1の底部に溜まる粗塩化水素水溶液はラ
イン201、ライン202およびライン11を通り蒸留
塔2に送られる。なお、前記塩化水素がを除去された原
料ガスは、ライン10を通り、別途処理される。
蒸留塔の圧力における塩化水素濃度より高濃度の塩化水
素濃度を有する塩化水素水溶液が蒸留に供される。
の塩化水素水溶液に対する溶解度によって異なるが、運
転温度にて塩化水素水溶液に溶解する濃度以下であれば
よく、また、冷却されたときに固体として析出しない濃
度とすればよい。すなわち、最も低い運転系温度におけ
る上記の塩の運転系内の塩化水素水溶液への溶解度以下
であればよい。具体的には前記の濃度範囲が好ましく用
いられる。
3℃の希塩化水素水溶液が、ライン115、ライン12
3を通りクーラー6で50℃に冷却され、ライン18を
通り吸収塔に返送された。
Claims (13)
- 【請求項1】 塩化水素水溶液を蒸留に付して無水塩化
水素を製造するにあたり、該塩化水素水溶液中に塩析効
果を有する塩を存在させて蒸留を行うことを特徴とする
無水塩化水素の製造方法。 - 【請求項2】 塩化水素ガスと非凝縮性ガスとからなる
原料ガスを、吸収塔において水または希塩化水素水溶液
から選択された少なくとも1種の吸収媒体と接触させて
該塩化水素ガスを該吸収媒体中に吸収し、得られた吸収
液を蒸留塔で蒸留して無水塩化水素を製造するにあた
り、該蒸留塔に供給される吸収液が、塩析効果を奏する
塩を含有することを特徴とする無水塩化水素の製造方
法。 - 【請求項3】 高温の前記原料ガスを水または希塩化水
素水溶液をもって急冷し、ついで吸収塔において該吸収
媒体と接触せしめる請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記希塩化水素水溶液が該蒸留塔の塔底
液である請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 前記急冷に用いられる希塩化水素水溶液
が該吸収塔からの吸収液であり、この吸収液は該原料ガ
スの急冷に用いられたのち該蒸留塔において蒸留に付さ
れる請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】 塩化水素ガスと非凝縮性ガスとからなる
原料ガスを、吸収塔において水または希塩化水素水溶液
から選択された少なくとも1種の吸収媒体と接触させて
該塩化水素ガスを該吸収媒体中に吸収し、得られた吸収
液を第1蒸留塔と第1蒸留塔に設けられたコンデサーと
に分流して供給し、第1蒸留塔において供給された吸収
液を蒸留し、第1蒸留塔の塔蒸頂ガスを、該コンデンサ
ーにおいて該コンデンサーに供給される吸収液と接触さ
せることにより凝縮し、得られた凝縮液を第2蒸留塔に
おいて蒸留に付して無水塩化水素を製造するにあたり、
該第1蒸留塔に供給される吸収液が、塩析効果を奏する
塩を含有することを特徴とする無水塩化水素の製造方
法。 - 【請求項7】 前記第1蒸留塔の圧力が0.05〜0.
2MPaGである請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記第2蒸留塔の圧力が0.4MPaG
以上、塔底温度が150℃以下である請求項6に記載の
方法。 - 【請求項9】 高温の前記原料ガスを水または希塩化水
素水溶液をもって急冷し、ついで吸収塔において該吸収
媒体と接触せしめる請求項6に記載の方法。 - 【請求項10】 前記希塩化水素水溶液が該第1蒸留塔
の塔底から得られる、水と塩化水素との共沸組成に近い
組成を有する塔底液である請求項6に記載の方法。 - 【請求項11】 前記第2蒸留塔の塔底液を該第1蒸留
塔の塔頂に導入して蒸留する請求項6に記載の方法。 - 【請求項12】 前記塩析効果を奏する塩が、アルカリ
土類金属およびアルカリ金属の塩化物の中性塩および塩
基性塩から選択された少なくとも1種である請求項1、
2または6に記載の方法。 - 【請求項13】 前記塩析効果を奏する塩の前記塩化水
素水溶液中濃度が5〜25wt%である請求項1、2ま
たは6に記載の方法。
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