JP2000227992A - 信号機の制御方法 - Google Patents
信号機の制御方法Info
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- JP2000227992A JP2000227992A JP11028332A JP2833299A JP2000227992A JP 2000227992 A JP2000227992 A JP 2000227992A JP 11028332 A JP11028332 A JP 11028332A JP 2833299 A JP2833299 A JP 2833299A JP 2000227992 A JP2000227992 A JP 2000227992A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号機の制御は路線バスの運行には関係なか
ったため、専用レーンなど特定のルートを走行する場合
を除いて、道路が混雑する平日の特定時間帯に路線バス
は一般車両と同様に渋滞に巻込まれてノロノロ運転にな
り、運行ダイヤに遅れざるを得なかった。 【解決手段】 交差点のまわりに路線バスの交差点への
到来と通過を検知するセンサをそれぞれ設け、平日の特
定時間帯に「青」信号の点灯時間を延長して路線バスが
交差点の通行をスムーズにするように構成してある。
ったため、専用レーンなど特定のルートを走行する場合
を除いて、道路が混雑する平日の特定時間帯に路線バス
は一般車両と同様に渋滞に巻込まれてノロノロ運転にな
り、運行ダイヤに遅れざるを得なかった。 【解決手段】 交差点のまわりに路線バスの交差点への
到来と通過を検知するセンサをそれぞれ設け、平日の特
定時間帯に「青」信号の点灯時間を延長して路線バスが
交差点の通行をスムーズにするように構成してある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は路線バスが通行す
る道路の平日の通常時間帯における信号機の制御方法に
関する。
る道路の平日の通常時間帯における信号機の制御方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】路線バスは公共交通機関としてその重要
性は言うまでもないが、その利用率は年々低下してい
る。その主たる原因は特に平日の朝夕の通勤・通学の時
間帯および夕方の帰宅時間帯における道路の渋滞によっ
て、運行ダイヤ通りの運行ができないためである。運行
ダイヤ通りの運行ができないために路線バスの利用者は
年々減少し、その反対に自家用車の利用が増加してい
る。自家用車の利用は、道路の渋滞を一層ひどくし、そ
れによって排気ガスによる地球環境の悪化にも拍車をか
ける要因にもなっている。このような大きな問題を改善
するには路線バスの利用率を高め、それによって自家用
車などの利用を少なくすることが何よりも重要である
が、そのためには路線バスがあまり信号待ちをせずにス
ムーズに運行されることが望ましい。
性は言うまでもないが、その利用率は年々低下してい
る。その主たる原因は特に平日の朝夕の通勤・通学の時
間帯および夕方の帰宅時間帯における道路の渋滞によっ
て、運行ダイヤ通りの運行ができないためである。運行
ダイヤ通りの運行ができないために路線バスの利用者は
年々減少し、その反対に自家用車の利用が増加してい
る。自家用車の利用は、道路の渋滞を一層ひどくし、そ
れによって排気ガスによる地球環境の悪化にも拍車をか
ける要因にもなっている。このような大きな問題を改善
するには路線バスの利用率を高め、それによって自家用
車などの利用を少なくすることが何よりも重要である
が、そのためには路線バスがあまり信号待ちをせずにス
ムーズに運行されることが望ましい。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、信号機の制御は
路線バスの運行と連動していなかったため、専用レーン
など特定のルートを走行する場合を除いて、路線バスの
走行は一般車両の走行と何ら変らないため特に平日の特
定時間帯にはノロノロ運転にならざるを得なかった。こ
の発明は、このような従来の問題点を改善するためにな
されたもので、平日の特定時間帯において路線バスが信
号機に近づいた場合は「青」信号の時間を所要の時間延
長して、路線バスが交差点をスムーズに通行できるよう
にした点を特徴とする。
路線バスの運行と連動していなかったため、専用レーン
など特定のルートを走行する場合を除いて、路線バスの
走行は一般車両の走行と何ら変らないため特に平日の特
定時間帯にはノロノロ運転にならざるを得なかった。こ
の発明は、このような従来の問題点を改善するためにな
されたもので、平日の特定時間帯において路線バスが信
号機に近づいた場合は「青」信号の時間を所要の時間延
長して、路線バスが交差点をスムーズに通行できるよう
にした点を特徴とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１の発明においては、
信号機の手前の所定の位置に、路線バスを検知する第１
のセンサを設け、平日の特定時間帯にはこの第１のセン
サで路線バスが検知され、かつ「青」信号の時には
「青」信号の点灯時間を所要の時間延長するように構成
してある。
信号機の手前の所定の位置に、路線バスを検知する第１
のセンサを設け、平日の特定時間帯にはこの第１のセン
サで路線バスが検知され、かつ「青」信号の時には
「青」信号の点灯時間を所要の時間延長するように構成
してある。
【０００５】また、第２の発明においては、上記センサ
が路線バスを検知した後で路線バスが交差点を通過しな
いうちに信号機が「青」から「赤」に変って、路線バス
が信号機の手前で一時停止した場合には、平日の特定時
間帯であることを条件に、次に信号機が「赤」から
「青」に変った場合は「青」信号の時間を通常より所要
の時間延長して路線バスが交差点の通行をスムーズに行
えるように構成してある。
が路線バスを検知した後で路線バスが交差点を通過しな
いうちに信号機が「青」から「赤」に変って、路線バス
が信号機の手前で一時停止した場合には、平日の特定時
間帯であることを条件に、次に信号機が「赤」から
「青」に変った場合は「青」信号の時間を通常より所要
の時間延長して路線バスが交差点の通行をスムーズに行
えるように構成してある。
【０００６】また、第３の発明においては、前記第１の
センサに対して第２のセンサを信号機の先の所定位置に
設け、路線バスが交差点を通過して第２のセンサからセ
ンサ信号が生じた後、信号機を通常のタイムシーケンス
で制御するように構成してある。
センサに対して第２のセンサを信号機の先の所定位置に
設け、路線バスが交差点を通過して第２のセンサからセ
ンサ信号が生じた後、信号機を通常のタイムシーケンス
で制御するように構成してある。
【０００７】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
実施の形態１を示すもので、図において、１ａ、１ｂは
第１、第２の道路、２は第２の道路１ａと第２の道路１
ｂによる交差点である。３ａ〜３ｄは交差点２に設けら
れた信号機であって、４は信号機３ａ〜３ｄの点灯を制
御する信号制御機である。５ａ〜５ｈは、路線バス検知
センサであって、列車制御における地上子と同様に、路
線バスから発せられる特定の信号によって路線バスを検
知し、上記センサ５ａ〜５ｈから出力された検知信号７
ａ〜７ｈは信号制御機４に与えられる。５ａ〜５ｄはそ
れぞれ信号機３ａ〜３ｄの手前の所定位置（例えば信号
機の手前５０ｍ）に設置され、５ｅ〜５ｈはそれぞれ信
号機３ａ〜３ｄの先の所定位置（例えば信号機の先５
ｍ）に設置されている。６ａ、６ｂは路線バス、８は一
般車両である。このような位置関係において、路線バス
６ａは道路１ａを矢印イ方向に走行してきて、交差点２
に差し掛かろうとしている。路線バス６ａがセンサ５ａ
に検知された時に、信号機３ａが「青」信号であったと
すれば、路線バス６ａが交差点２を一時停止せずに通過
できるように信号機３ａの「青」信号の点灯時間を所要
の時間延長する。このようにすれば、路線バス６ａが、
信号機３ａが「青」信号から「赤」信号に変る一歩手前
に到来した場合でも、路線バス６ａは交差点の手前で停
止することなく、交差点２を通過することができて、路
線バスの運行はスムーズに行われる。
実施の形態１を示すもので、図において、１ａ、１ｂは
第１、第２の道路、２は第２の道路１ａと第２の道路１
ｂによる交差点である。３ａ〜３ｄは交差点２に設けら
れた信号機であって、４は信号機３ａ〜３ｄの点灯を制
御する信号制御機である。５ａ〜５ｈは、路線バス検知
センサであって、列車制御における地上子と同様に、路
線バスから発せられる特定の信号によって路線バスを検
知し、上記センサ５ａ〜５ｈから出力された検知信号７
ａ〜７ｈは信号制御機４に与えられる。５ａ〜５ｄはそ
れぞれ信号機３ａ〜３ｄの手前の所定位置（例えば信号
機の手前５０ｍ）に設置され、５ｅ〜５ｈはそれぞれ信
号機３ａ〜３ｄの先の所定位置（例えば信号機の先５
ｍ）に設置されている。６ａ、６ｂは路線バス、８は一
般車両である。このような位置関係において、路線バス
６ａは道路１ａを矢印イ方向に走行してきて、交差点２
に差し掛かろうとしている。路線バス６ａがセンサ５ａ
に検知された時に、信号機３ａが「青」信号であったと
すれば、路線バス６ａが交差点２を一時停止せずに通過
できるように信号機３ａの「青」信号の点灯時間を所要
の時間延長する。このようにすれば、路線バス６ａが、
信号機３ａが「青」信号から「赤」信号に変る一歩手前
に到来した場合でも、路線バス６ａは交差点の手前で停
止することなく、交差点２を通過することができて、路
線バスの運行はスムーズに行われる。
【０００８】図２は、センサと路線バスの関係を示すも
のであって、路線バス６の底部には予め設定された信号
９を出力する発信器１０が設けられている。したがっ
て、路線バス６がセンサ５の上を通過した時に、路線バ
ス６から発信された信号９はセンサ５に検知され、セン
サ５から信号７が出力される。
のであって、路線バス６の底部には予め設定された信号
９を出力する発信器１０が設けられている。したがっ
て、路線バス６がセンサ５の上を通過した時に、路線バ
ス６から発信された信号９はセンサ５に検知され、セン
サ５から信号７が出力される。
【０００９】図３は、信号の制御機４の要部を示すもの
であって、路線バスがセンサに検知された場合の制御器
の要部の動き、ならびに「青」信号の特別な制御につい
て説明する。図において、路線バス６ａを検知したセン
サ５ａはセンサ信号７ａを出力する。ＣＡはカレンダー
回路であって、カレンダーにおける平日にのみ所定の信
号を出力する。また、ＴＭはタイマーであって、一日の
うちで特定の時間帯に所定の信号を出力する。図３
（ｂ）に示したのは例えば４チャンネルのタイマーＴＭ
の機能であって、午前７：００〜９：００を第１の特定
時間帯、午後７：００〜９：００を第２の特定時間帯と
してその間は論理的“１”を出力するようになってい
る。１１は２入力のＡＮＤゲートであって、カレンダー
回路ＣＡとタイマーＴＭの出力が入力され、平日の特定
時間帯にのみ出力１２を生じる。１３は信号制御回路で
あって、「青」信号に関する信号１４、「黄」信号に関
する信号１５、「赤」信号に関する信号１６が交互に出
力され、信号機３ａの「青」「黄」「赤」ランプを点灯
する。この信号制御回路１３によって路線バスが検知さ
れていない場合は信号機３ａは通常どおりに制御されて
いる。１７は３入力のＡＮＤゲートであって、センサ信
号７ａ、ＡＮＤゲート１１の出力１２、「青」信号に関
する信号１４とが入力され、その出力１８は、遅延回路
（以下、ＴＤと略す。）１９に入力される。このＴＤ１
９の機能については図３（ｃ）に示す。
であって、路線バスがセンサに検知された場合の制御器
の要部の動き、ならびに「青」信号の特別な制御につい
て説明する。図において、路線バス６ａを検知したセン
サ５ａはセンサ信号７ａを出力する。ＣＡはカレンダー
回路であって、カレンダーにおける平日にのみ所定の信
号を出力する。また、ＴＭはタイマーであって、一日の
うちで特定の時間帯に所定の信号を出力する。図３
（ｂ）に示したのは例えば４チャンネルのタイマーＴＭ
の機能であって、午前７：００〜９：００を第１の特定
時間帯、午後７：００〜９：００を第２の特定時間帯と
してその間は論理的“１”を出力するようになってい
る。１１は２入力のＡＮＤゲートであって、カレンダー
回路ＣＡとタイマーＴＭの出力が入力され、平日の特定
時間帯にのみ出力１２を生じる。１３は信号制御回路で
あって、「青」信号に関する信号１４、「黄」信号に関
する信号１５、「赤」信号に関する信号１６が交互に出
力され、信号機３ａの「青」「黄」「赤」ランプを点灯
する。この信号制御回路１３によって路線バスが検知さ
れていない場合は信号機３ａは通常どおりに制御されて
いる。１７は３入力のＡＮＤゲートであって、センサ信
号７ａ、ＡＮＤゲート１１の出力１２、「青」信号に関
する信号１４とが入力され、その出力１８は、遅延回路
（以下、ＴＤと略す。）１９に入力される。このＴＤ１
９の機能については図３（ｃ）に示す。
【００１０】図３（ｃ）において、信号制御回路１３か
ら信号１４は予め設定された時間Ｔ０の間出力され、信
号機３ａには「青」信号が点灯する。この信号１４が出
力されている間に、センサ信号７ａが発生するとＡＮＤ
ゲート１７から信号１８が出力される。この信号１８は
ＴＤ１９に入力され、予め設定されている時間Ｔ１の間
信号２０が出力される。ただし、時間Ｔ１がＴ０よりも
短ければ、信号１８が入力されている間に信号２０は終
了してしまうこともありえるが、Ｔ１＞Ｔ０であるた
め、信号１８の入力中に信号２０が出力された場合、信
号１８の入力時間Ｔ０が終わった後も信号２０は出力さ
れ続ける。図には出力２０は斜線で、ＴＤ１９によって
延長された時間はＴ２として示してある。ＴＤ１９の動
作（１）においては信号１４が出力されるとほぼ同時に
センサ信号７ａが生じ、信号１８がＴＤ１９に入力され
る場合を示した。ＴＤ１９の動作（２）においては信号
１４が出力される終わる直前にセンサ信号７ａが生じ、
信号１８がＴＤ１９に入力される場合を示した。そし
て、上記信号２０は信号１４と共にＯＲゲート２１に与
えられる。信号機３ａの「青」信号の点灯時間は、ＯＲ
ゲート２１の出力２２によって制御されるが、以上に説
明したとおり通常よりも時間Ｔ２だけ延長される。
ら信号１４は予め設定された時間Ｔ０の間出力され、信
号機３ａには「青」信号が点灯する。この信号１４が出
力されている間に、センサ信号７ａが発生するとＡＮＤ
ゲート１７から信号１８が出力される。この信号１８は
ＴＤ１９に入力され、予め設定されている時間Ｔ１の間
信号２０が出力される。ただし、時間Ｔ１がＴ０よりも
短ければ、信号１８が入力されている間に信号２０は終
了してしまうこともありえるが、Ｔ１＞Ｔ０であるた
め、信号１８の入力中に信号２０が出力された場合、信
号１８の入力時間Ｔ０が終わった後も信号２０は出力さ
れ続ける。図には出力２０は斜線で、ＴＤ１９によって
延長された時間はＴ２として示してある。ＴＤ１９の動
作（１）においては信号１４が出力されるとほぼ同時に
センサ信号７ａが生じ、信号１８がＴＤ１９に入力され
る場合を示した。ＴＤ１９の動作（２）においては信号
１４が出力される終わる直前にセンサ信号７ａが生じ、
信号１８がＴＤ１９に入力される場合を示した。そし
て、上記信号２０は信号１４と共にＯＲゲート２１に与
えられる。信号機３ａの「青」信号の点灯時間は、ＯＲ
ゲート２１の出力２２によって制御されるが、以上に説
明したとおり通常よりも時間Ｔ２だけ延長される。
【００１１】図４では、「赤」信号、「黄」信号が点灯
されている時にセンサ５ａによって路線バス６ａの到来
が検知されセンサ信号７ａが生じ、路線バス６ａが
「赤」信号によって交差点２の手前で一時停止し、次の
「青」信号の間に交差点２を通過する場合について説明
する。なお、前方が渋滞していて、次の「青」信号によ
って交差点を通過できない場合については省略する。図
において、制御回路１３から出力される「黄」信号に関
する信号１５、「赤」信号に関する信号１６は共にＯＲ
ゲート２３に入力される。２４は２入力のＡＮＤゲート
であって、ＯＲゲート２３の出力２５とセンサ信号７ａ
が入力される。２７は２つのゲートＧ1、Ｇ2を交叉接続
した１ビットのメモリであって、ＡＮＤゲート２４の出
力２６はゲートＧ1に入力される。２８は３入力のＡＮ
Ｄゲートであって、ＡＮＤゲート１１の出力１２、
「青」信号に関する信号１４、メモリ２７の出力２９が
入力される。ＡＮＤゲート２８の出力３０はメモリ２７
の出力状態を反転させるためにゲートＧ2に与えられ
る。また、上記出力３０は信号１４と共にＯＲゲート３
２を介してＴＤ１９に与えられる。このような構成にお
いて、センサ信号７ａが生じたにもかかわらず、信号が
「黄」又は「赤」のために路線バス６ａが交差点２の手
前で停止したとすれば、ＡＮＤゲート２４の出力２６は
“０”→“１”となり、メモリ２７の出力２９は
“１”、ＡＮＤゲート２８の出力３０は“１”となる。
信号が「黄」又は「赤」なので、「青」信号に関する信
号１４は“０”で、信号１４と出力３０はＯＲゲート３
１を介してＴＤ１９に与えられ、出力２０が生じ、
「青」信号は時間延長される。一方、ＡＮＤゲート２８
の出力３０は分岐してメモリ２７のゲートＧ2の１つの
入力端にも与えられ、メモリ２７の出力２９は“１”→
“０”と反転し、ＡＮＤゲート２８は閉じる。
されている時にセンサ５ａによって路線バス６ａの到来
が検知されセンサ信号７ａが生じ、路線バス６ａが
「赤」信号によって交差点２の手前で一時停止し、次の
「青」信号の間に交差点２を通過する場合について説明
する。なお、前方が渋滞していて、次の「青」信号によ
って交差点を通過できない場合については省略する。図
において、制御回路１３から出力される「黄」信号に関
する信号１５、「赤」信号に関する信号１６は共にＯＲ
ゲート２３に入力される。２４は２入力のＡＮＤゲート
であって、ＯＲゲート２３の出力２５とセンサ信号７ａ
が入力される。２７は２つのゲートＧ1、Ｇ2を交叉接続
した１ビットのメモリであって、ＡＮＤゲート２４の出
力２６はゲートＧ1に入力される。２８は３入力のＡＮ
Ｄゲートであって、ＡＮＤゲート１１の出力１２、
「青」信号に関する信号１４、メモリ２７の出力２９が
入力される。ＡＮＤゲート２８の出力３０はメモリ２７
の出力状態を反転させるためにゲートＧ2に与えられ
る。また、上記出力３０は信号１４と共にＯＲゲート３
２を介してＴＤ１９に与えられる。このような構成にお
いて、センサ信号７ａが生じたにもかかわらず、信号が
「黄」又は「赤」のために路線バス６ａが交差点２の手
前で停止したとすれば、ＡＮＤゲート２４の出力２６は
“０”→“１”となり、メモリ２７の出力２９は
“１”、ＡＮＤゲート２８の出力３０は“１”となる。
信号が「黄」又は「赤」なので、「青」信号に関する信
号１４は“０”で、信号１４と出力３０はＯＲゲート３
１を介してＴＤ１９に与えられ、出力２０が生じ、
「青」信号は時間延長される。一方、ＡＮＤゲート２８
の出力３０は分岐してメモリ２７のゲートＧ2の１つの
入力端にも与えられ、メモリ２７の出力２９は“１”→
“０”と反転し、ＡＮＤゲート２８は閉じる。
【００１２】ところで、このような信号の制御はあくま
でも路線バスの運行がスムーズに行われるようにするた
めのものであって、路線バスが通過してしまえば、青信
号の点灯時間を延長しておく必要はない。したがって、
図１に示すように、路線バスを検知するセンサ５ｅ〜５
ｈを交差点の所定の位置に設けて、その検知信号によっ
てＴＤ１９を制御するようにすれば、路線バス６ａの通
過後は通常の信号制御になる。すなわち、路線バス６ａ
が交差点２を直進した場合には５ｇ、左折した場合には
５ｈ、右折した場合には５ｆそれぞれからの信号を検知
した後に信号は通常に戻る。
でも路線バスの運行がスムーズに行われるようにするた
めのものであって、路線バスが通過してしまえば、青信
号の点灯時間を延長しておく必要はない。したがって、
図１に示すように、路線バスを検知するセンサ５ｅ〜５
ｈを交差点の所定の位置に設けて、その検知信号によっ
てＴＤ１９を制御するようにすれば、路線バス６ａの通
過後は通常の信号制御になる。すなわち、路線バス６ａ
が交差点２を直進した場合には５ｇ、左折した場合には
５ｈ、右折した場合には５ｆそれぞれからの信号を検知
した後に信号は通常に戻る。
【００１３】図５はそのような条件に対応させるための
回路図であって、図において、３２は２入力のＡＮＤゲ
ートであって、ＴＤ１９の出力とインバータ３３の出力
が与えられる。上記インバータ３３は１ビットのメモリ
３４につながっており、この１ビットのメモリ３４はさ
らに上記した直進、左折、あるいは右折に対応するよう
につながっている。このような構成において、路線バス
６ａが交差点２を直進して通過してセンサ５ｇに検知さ
れると、検知信号７ｇがメモリ３４に与えられてメモリ
３４に“１”が保持され、それによってインバータ３３
の出力は“０”となり、したがってＡＮＤゲート３２は
閉じる。そのためＯＲゲート２１の出力は「青」信号に
関する信号１４に準ずるため、通常の「青」信号の点灯
制御に戻る。
回路図であって、図において、３２は２入力のＡＮＤゲ
ートであって、ＴＤ１９の出力とインバータ３３の出力
が与えられる。上記インバータ３３は１ビットのメモリ
３４につながっており、この１ビットのメモリ３４はさ
らに上記した直進、左折、あるいは右折に対応するよう
につながっている。このような構成において、路線バス
６ａが交差点２を直進して通過してセンサ５ｇに検知さ
れると、検知信号７ｇがメモリ３４に与えられてメモリ
３４に“１”が保持され、それによってインバータ３３
の出力は“０”となり、したがってＡＮＤゲート３２は
閉じる。そのためＯＲゲート２１の出力は「青」信号に
関する信号１４に準ずるため、通常の「青」信号の点灯
制御に戻る。
【００１４】次に、道路１ｂを路線バス６ｂが矢印ロ方
向に走行する場合を説明する。この場合は、路線バス６
ｂはセンサ５ｂによって検知され、その時信号機３ｂ、
３ｄが「青」であったとすれば、路線バス６ｂが交差点
２を時間的に余裕をもって通行できるように信号機３
ｂ、３ｄの「青」点灯時間を所定の時間延長する。この
ようにすれば、路線バス６ｂが、信号機３ｄが「青」か
ら「赤」に変る時間的に一歩手前に到来した場合でも、
路線バスは交差点の手前で停止することなく、交差点を
通過することができる。また、路線バス６ｂが交差点２
を直進した場合には５ｇ、左折した場合には５ｈ、右折
した場合には５ｆそれぞれからの信号を検知した後に信
号は通常に戻る。なお、上記の場合は図３に示す回路構
成と同様であって、信号機が３ｂ、３ｄになる。また、
表示を停止させるためのハードウェアは図５と同様であ
る。
向に走行する場合を説明する。この場合は、路線バス６
ｂはセンサ５ｂによって検知され、その時信号機３ｂ、
３ｄが「青」であったとすれば、路線バス６ｂが交差点
２を時間的に余裕をもって通行できるように信号機３
ｂ、３ｄの「青」点灯時間を所定の時間延長する。この
ようにすれば、路線バス６ｂが、信号機３ｄが「青」か
ら「赤」に変る時間的に一歩手前に到来した場合でも、
路線バスは交差点の手前で停止することなく、交差点を
通過することができる。また、路線バス６ｂが交差点２
を直進した場合には５ｇ、左折した場合には５ｈ、右折
した場合には５ｆそれぞれからの信号を検知した後に信
号は通常に戻る。なお、上記の場合は図３に示す回路構
成と同様であって、信号機が３ｂ、３ｄになる。また、
表示を停止させるためのハードウェアは図５と同様であ
る。
【００１５】なお、上記の説明では、２本の道路が交差
するような位置関係における信号機の制御方法を説明し
たが、Ｔ字路のような位置関係においても、同様に信号
を制御できることはいうまでもない。
するような位置関係における信号機の制御方法を説明し
たが、Ｔ字路のような位置関係においても、同様に信号
を制御できることはいうまでもない。
【００１６】
【発明の効果】第１の発明においては、信号機の手前の
所定の位置に、路線バスを検知する第１のセンサを設
け、この第１のセンサで路線バスが検知され、平日の特
定時間帯において「青」信号の時には「青」信号の点灯
時間を所定の時間長くできる効果がある。
所定の位置に、路線バスを検知する第１のセンサを設
け、この第１のセンサで路線バスが検知され、平日の特
定時間帯において「青」信号の時には「青」信号の点灯
時間を所定の時間長くできる効果がある。
【００１７】また、第２の発明においては、上記センサ
が路線バスを検知した後で路線バスが交差点を通過しな
いうちに信号機が「青」から「赤」に変って、路線バス
が信号機の手前で一時停止した場合には、次に信号機が
「赤」から「青」に変った場合は平日であることを条件
に「青」信号の時間を通常時より所定の時間長くして路
線バスが交差点の通行をスムーズにできる効果がある。
が路線バスを検知した後で路線バスが交差点を通過しな
いうちに信号機が「青」から「赤」に変って、路線バス
が信号機の手前で一時停止した場合には、次に信号機が
「赤」から「青」に変った場合は平日であることを条件
に「青」信号の時間を通常時より所定の時間長くして路
線バスが交差点の通行をスムーズにできる効果がある。
【００１８】また、第３の発明においては、前記第１の
センサに対して第２のセンサを信号機の近傍に設け、路
線バスが信号機の設置位置の近く、すなわち交差点を通
過した後から次に第１のセンサによって路線バスが検知
されるまでの間は、平日の特定時間帯であっても、信号
機を通常のタイムシーケンスで制御できる効果がある。
センサに対して第２のセンサを信号機の近傍に設け、路
線バスが信号機の設置位置の近く、すなわち交差点を通
過した後から次に第１のセンサによって路線バスが検知
されるまでの間は、平日の特定時間帯であっても、信号
機を通常のタイムシーケンスで制御できる効果がある。
【図１】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図２】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図３】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図４】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図５】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
１ 道路、２ 交差点、３ 信号機、４ 制御機、５
センサ、６ 路線バス、７ 信号、８ 車両、９ 信
号、１０ 発信器、１１ ＡＮＤゲート、１２信号、１
３ 制御回路、１４ 信号、１５ 信号、１６ 信号、
１７ ＡＮＤゲート、１８ 信号、１９ 遅延回路、２
０ 信号、２１ ＯＲゲート、２２ 出力、２３ ＯＲ
ゲート、２４ ＡＮＤゲート、２５ 出力、２６ 出
力、２７メモリ、２８ ＡＮＤゲート、２９ 出力、３
０ 出力、３１ ＯＲゲート、３２ ＡＮＤゲート、３
３ インバータ、３４ メモリ、ＣＡ カレンダー回
路、Ｇ ゲート、ＴＭ タイマー。
センサ、６ 路線バス、７ 信号、８ 車両、９ 信
号、１０ 発信器、１１ ＡＮＤゲート、１２信号、１
３ 制御回路、１４ 信号、１５ 信号、１６ 信号、
１７ ＡＮＤゲート、１８ 信号、１９ 遅延回路、２
０ 信号、２１ ＯＲゲート、２２ 出力、２３ ＯＲ
ゲート、２４ ＡＮＤゲート、２５ 出力、２６ 出
力、２７メモリ、２８ ＡＮＤゲート、２９ 出力、３
０ 出力、３１ ＯＲゲート、３２ ＡＮＤゲート、３
３ インバータ、３４ メモリ、ＣＡ カレンダー回
路、Ｇ ゲート、ＴＭ タイマー。
Claims (3)
- 【請求項１】 信号機の手前所定位置に路線バスを検知
するセンサ、平日の特定時間帯に上記センサにより路線
バスが検知された場合には、「青」信号の点灯時間を変
化させる手段とを備え、平日の特定時間帯に路線バスが
検知されたならば「青」信号の点灯時間を延長させるよ
うにしたことを特徴とする信号機の制御方法。 - 【請求項２】 信号機の手前所定位置に路線バスを検知
するセンサを設け、平日の特定時間帯においては前記こ
のセンサによって路線バスが検知された後に信号が
「青」から「赤」になって路線バスが信号機の手前で停
止した状態において、次に信号が「赤」から「青」に変
った場合は「青」の点灯時間を上記センサが路線バスを
検知していない時よりも所要の時間延長するようにした
ことを特徴とする信号機の制御方法。 - 【請求項３】 信号機の先の所定位置に路線バスの通過
を検知する別のセンサを設け、このセンサが路線バスの
通過を検知した後は、平日の特定時間帯であっても
「青」信号の点灯時間を通常の状態に戻すようにしたこ
とを特徴とする請求項１または２記載の信号機の制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11028332A JP2000227992A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 信号機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11028332A JP2000227992A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 信号機の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227992A true JP2000227992A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12245667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11028332A Pending JP2000227992A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 信号機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000227992A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011159710A1 (en) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | Global Traffic Technologies, Llc | Control of traffic signal phases |
| CN102568197A (zh) * | 2012-02-06 | 2012-07-11 | 东南大学 | 一种公交主干线双向绿波信号设置方法 |
| CN103236169A (zh) * | 2013-04-17 | 2013-08-07 | 东南大学 | 城市干线公交站间双向分段绿波信号设置方法 |
| CN104408949A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-03-11 | 江苏大学 | 基于右转车辆和公交车共用车道的公交优先信号控制方法 |
| CN117116063A (zh) * | 2023-10-23 | 2023-11-24 | 深圳英飞拓科技股份有限公司 | 一种交通拥堵的检测与调节方法 |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11028332A patent/JP2000227992A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011159710A1 (en) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | Global Traffic Technologies, Llc | Control of traffic signal phases |
| US8823548B2 (en) | 2010-06-15 | 2014-09-02 | Global Traffic Technologies, Llc | Control of traffic signal phases |
| CN102568197A (zh) * | 2012-02-06 | 2012-07-11 | 东南大学 | 一种公交主干线双向绿波信号设置方法 |
| CN102568197B (zh) * | 2012-02-06 | 2014-05-07 | 东南大学 | 一种公交主干线双向绿波信号设置方法 |
| CN103236169A (zh) * | 2013-04-17 | 2013-08-07 | 东南大学 | 城市干线公交站间双向分段绿波信号设置方法 |
| CN104408949A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-03-11 | 江苏大学 | 基于右转车辆和公交车共用车道的公交优先信号控制方法 |
| CN117116063A (zh) * | 2023-10-23 | 2023-11-24 | 深圳英飞拓科技股份有限公司 | 一种交通拥堵的检测与调节方法 |
| CN117116063B (zh) * | 2023-10-23 | 2024-02-13 | 深圳英飞拓科技股份有限公司 | 一种交通拥堵的检测与调节方法 |
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