JP2000227790A - 表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体

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JP2000227790A
JP2000227790A JP11027855A JP2785599A JP2000227790A JP 2000227790 A JP2000227790 A JP 2000227790A JP 11027855 A JP11027855 A JP 11027855A JP 2785599 A JP2785599 A JP 2785599A JP 2000227790 A JP2000227790 A JP 2000227790A
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Ryuichi Ono
隆一 尾野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通した文字コードセットで情報処理する
際、例えば、国が異なる場合など、標準的に使用されて
いるフォントによって、同じ文字コードの字形が異なる
場合であっても、それぞれに適した字形で文字を表示可
能な表示装置を提供する。 【解決手段】 グラフィック操作パネル2の画面データ
記憶部21には、文字列をユニコードで表現したデータ
列と、当該文字列の表示に使用するフォントタイプとの
組み合わせが記憶され、フォント記憶部25には、各フ
ォントタイプ毎に、固有の文字コードで特定される各文
字のフォントイメージが格納されている。ユニコード表
示処理部24は、上記文字列のフォントタイプに基づい
てフォント記憶部25を選択し、データ列中のユニコー
ドを固有の文字コードに変換した後、当該固有の文字コ
ードに対応するフォントイメージを読み出して、表示部
22へ表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ユニコー
ド(UNICODE)などの共通した文字コードセット
で情報処理する際、例えば、国が異なる場合など、標準
的に使用されているフォントによって、同じ文字コード
の字形が異なる場合であっても、それぞれに適した字形
で文字を表示可能な表示装置、および、そのプログラム
が記録された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータでは、文字を表現する際、
各文字に、それぞれを特定可能な文字コードを割り当
て、当該文字コードによって文字を表現している。これ
らの文字コード群(文字コードセット)は、英語圏で
は、ASCIIコードが広く使用されているが、日本、
中国、台湾、韓国などでは、自国語を使用できるよう
に、それぞれが独自に拡張した経緯もあって、それぞれ
が別々の文字コードセットを使用していた。
【0003】ところが、これら固有の文字コードセット
では、他の固有の文字コードセットの使用を考慮してい
ないため、複数の文字コードセット間では、互いに異な
る文字に同一の文字コードが割り当てられている。この
結果、これらの固有の文字コードセットを使用すると、
他の言語圏の文字を、自らの言語圏における別の文字と
して誤認識するなどの不具合が発生し、複数の言語圏の
文字を同一の文字コードセットで表現できない。
【0004】したがって、世界中の文字を表現可能な文
字コードセットとして、ユニコードが策定され、現在普
及の途上にある。このユニコードを使用すれば、言語圏
に拘わらず、文字を特定可能なので、情報処理の対象と
なる文字が複数の言語圏に渡る場合であっても、何ら支
障なく情報処理できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ユ
ニコードでは、全ての文字を2バイトで表現できるよう
に、国が異なる場合であっても字形が類似すると判断さ
れた文字には、同じ文字コードが割り当てられている。
この結果、ユニコードを使用した場合、各国間の字形の
相違を表現できないという問題を生じる。
【0006】具体的には、ユニコードでは、日本の
「骨」という文字に”0x9AA8”という文字コード
が割り当てられているが、当該文字コードに対応する文
字は、中国、台湾、韓国にも存在し、例えば、図5に示
すように、中国で標準的に使用されるフォントイメージ
Ic、台湾でのフォントイメージIt、日本でのフォン
トイメージIj、および、韓国でのフォントイメージI
kは、それぞれ異なっている。この結果、表示装置が、
いずれのフォントイメージで表示したとしても、データ
の作成者が想定している言語圏と異なる言語圏の文字
は、想定したフォントイメージとは異なったフォントイ
メージで表現されてしまう。
【0007】ここで文字表示は、現在でも、コンピュー
タと人間との間のインターフェースにおいて極めて重要
な位置を占めているため、文字表示における不具合は、
使用者の誤解や、違和感の原因となる虞れがある。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、共通した文字コードセットで
情報処理する際、例えば、国が異なる場合など、標準的
に使用されているフォントによって、同じ文字コードの
字形が異なる場合であっても、それぞれに適した字形で
文字を表示可能な表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る表
示装置は、上記課題を解決するために、いずれの国の字
形で表示すべきかを示す字形識別情報と、字形識別情報
に拘わらず共通の文字コードで表現され、表示内容を示
すデータ列とに基づいて、指定された国の字形で表示内
容を表示する共通文字コード表示手段と、各字形識別情
報毎に、上記表示部が表示する字形を示すフォントデー
タを格納するフォント記憶手段とを備えていることを特
徴としている。
【0010】上記構成によれば、データ列が共通の文字
コードで表現されているので、複数の国の文字を使用す
る場合であっても、文字コードの重複などの不具合を発
生することなく、正常に情報処理できる。
【0011】また、上記共通文字コード表示手段は、共
通の文字コードと字形識別情報とに基づいて、フォント
記憶手段からフォントデータを読み出し、当該文字コー
ドで特定される文字を、字形識別情報で特定される字形
で表示する。この結果、共通の文字コードセットでは、
各国の類似文字に同一の文字コードが割り当てられてお
り、共通の文字コードだけでは、いずれの国の字形で表
示すべきかを特定できない場合であっても、何ら支障な
く、所望の字形で表示できる。
【0012】また、文字列に字形識別情報が付されてい
るので、同一画面中に、異なる国の字形で表示すべき文
字が混在している場合であっても、各文字列毎に、いず
れの国の字形で表示すべきかを特定でき、何ら支障な
く、所望の字形で表示できる。
【0013】また、請求項2の発明に係る表示装置は、
上記課題を解決するために、いずれの字形で表示すべき
かを示す字形識別情報と、字形識別情報に拘わらず、共
通の文字コードで表現され、表示内容を示すデータ列と
を記憶するデータ記憶手段と、各字形識別情報毎に設け
られ、各字形識別情報に固有の文字コードに応じた順番
で、各固有文字コードの字形を示すフォントデータが格
納されたフォント記憶手段と、当該字形識別情報および
データ列に基づいて、指定された字形で表示内容を表示
する共通文字コード表示手段と、上記共通の文字コード
と上記各固有の文字コードとを変換する変換手段と、固
有の文字コードで表現された文字を示すデータを外部か
ら受け取った場合、上記フォント記憶手段から、当該固
有の文字コードの字形を示すフォントデータを読み出し
て表示する固有文字コード表示手段とを備えていること
を特徴としている。
【0014】上記構成では、請求項1と同様に、データ
列が共通の文字コードで表現され、各文字列に字形識別
情報が付されている。したがって、複数の国の文字を使
用する場合であっても、正常に情報処理できると共に、
共通の文字コードで特定される文字を、字形識別情報で
特定される字形で表示できる。
【0015】また、上記構成によれば、固有文字コード
表示手段が固有の文字コードで表現されるデータを表示
するので、表示装置内部では、共通の文字コードで情報
処理や表示を行っているにも拘わらず、従来の固有の文
字コードで通信している外部の機器を使用できる。
【0016】さらに、フォント記憶手段内のフォントデ
ータが、それぞれに固有の文字コードに応じた順番で格
納されているので、上記固有文字コード表示手段は、外
部から固有の文字コードで表現されたデータを受け取っ
た場合、共通の文字コードに変換することなく、フォン
トデータを読み出すことができる。したがって、固有文
字コード表示手段による表示が、外部との通信に要する
時間の分だけ、データ記憶手段から読み出す場合よりも
遅くなりがちであるにも拘わらず、固有文字コード表示
手段は、十分な速度で表示できる。
【0017】ところで、上記表示装置は、ハードウェア
で実現してもよいし、以下に示すように、コンピュータ
に所定のプログラムを実行させて実現してもよい。具体
的には、請求項3の発明に係る、コンピュータで読み取
り可能なプログラムが記録された記録媒体は、いずれの
国の字形で表示すべきかを示す字形識別情報毎に記憶さ
れ、当該字形識別情報における字形を示すフォントデー
タが記憶されたフォント記憶手段を参照して、字形識別
情報に拘わらず共通の文字コードで指定されたデータ列
と、指定された字形識別情報とに対応するフォントデー
タを読み出して表示する共通文字コード表示手段とし
て、上記コンピュータを動作させるプログラムが記録さ
れていることを特徴としている。
【0018】上記構成の記録媒体をコンピュータが読み
取り、プログラムを実行すると、当該コンピュータは、
請求項1に記載の表示装置として動作する。この結果、
請求項1と同様に、複数の国の文字コードセットを使用
する場合であっても、正常に情報処理できると共に、共
通の文字コードで特定される文字を、字形識別情報で特
定される字形で表示できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図5に基づいて説明すると以下の通りである。す
なわち、本実施形態に係るシステムは、例えば、FA
( Factory Automation )用途で、制御対象機器を制御
する場合などに用いられているシステムであって、図1
に示すように、制御対象機器を制御するプログラマブル
・ロジック・コントローラ(PLC)1と、PLC1の
データを表示すると共に、使用者からの操作に応じてP
LC1へ指示を出力するグラフィック操作パネル(表示
装置)2とを備えている。また、FAシステムには、例
えば、タイトルなど、グラフィック操作パネル2がデー
タを表示する際の背景と、例えば、ボタンなど、画面上
に配され、操作対象となるオブジェクトと、ボタンを操
作した際、グラフィック操作パネル2が取るべき動作と
などを定義した画面データを作成するために、コンピュ
ータ3が設けられている。これにより、グラフィック操
作パネル2は、PLC1からのデータを画面データが示
すフォーマットで表示できると共に、例えば、タッチパ
ネルなどの入力手段によって、画面上に表示されたボタ
ンなどへの操作を読み取り、画面データで定義された動
作を行って、PLC1へ指示を伝えることができる。
【0020】ここで、上記画面データは、例えば、Ja
va言語などのオブジェクト指向言語で定義されたオブ
ジェクトであり、画面データ中の文字列は、文字列の内
容をユニコード(共通の文字コード)で示すデータ列
と、例えば、表示する言語など、当該文字列の表示に使
用する字形を示すフォントタイプ(字形識別情報)とを
含む形式で表現される。例えば、図5に示す台湾でのフ
ォントイメージItを示す文字列は、図2の破線内に示
すように、台湾を示すフォントタイプ”ID♯1:BI
G5”と、内容を示すユニコード”0x9AA8”とで
表現される。
【0021】このように、文字列の内容がユニコードで
表現されるので、グラフィック操作パネル2は、コンピ
ュータ3の言語圏とグラフィック操作パネル2の言語圏
とが異なっている場合や、複数のグラフィック操作パネ
ル2の言語圏が互いに異なっている場合であっても、例
えば、文字化けなどの不具合を発生することなく、文字
列の比較など、種々の情報処理を実施できる。
【0022】具体的には、上記コンピュータ3は、自ら
の言語圏で使用される文字コードセットを使用して、グ
ラフィック操作パネル2の画面をデザインする画面デザ
イン部31と、デザイン中の文字列をユニコードに変換
して、上記画面データを生成する画面データ生成部32
とを備えている。なお、上記各部31・32、および、
後述の各部21〜27は、例えば、CPUなどの演算処
理手段が、例えば、RAMやROMなどの記録媒体に格
納された所定のプログラムを実行することによって実現
される機能ブロックである。
【0023】これにより、画面デザイン部31は、コン
ピュータ3の言語圏に拘わらず、自らの言語圏で使用さ
れる文字コードセットで、画面データ中の文字列を作成
できる。また、例えば、コンピュータ3が日本の文字コ
ードセットのみに対応している場合、すなわち、他の言
語を入力するための入力ソフト(input meth
od)と、他の言語を表示するためにフォントとを持た
ない場合、当該コンピュータ3は、例えば、台湾の文字
列Atなど、他の言語の文字列を入力したり、表示した
りできない。この場合、画面デザイン部31は、例え
ば、メニューなどで、フォントタイプを選択させると共
に、例えば、ユニコードを示す16進数字を直接入力さ
せるなどして、画面データ中の文字列を入力させ、例え
ば、図2中、破線で示すように、フォントイメージに代
えて、上記フォントタイプを示す英数字”ID♯1:B
IG5”と、ユニコードを示す文字列”0x9AA8”
とを表示する。この結果、画面デザイン部31は、コン
ピュータ3が対応していない言語圏の文字列であって
も、文字列を入出力できる。
【0024】さらに、画面データ生成部32は、自らに
固有の文字コードで表現された文字列をユニコードに変
換すると共に、当該固有の文字コードを示すフォントタ
イプを付加する。また、フォントタイプおよびユニコー
ドで直接指定した文字列は、そのまま変換しない。これ
により、画面データ生成部32は、コンピュータ3の言
語圏とグラフィック操作パネル2の言語圏とが異なって
いる場合であっても、フォントタイプとユニコードとを
含む形式で文字列が表現された画面データを作成して、
グラフィック操作パネル2へ送出できる。
【0025】一方、上記グラフィック操作パネル2は、
上記画面データを記憶する画面データ記憶部(データ記
憶手段)21と、当該画面データ中の文字列や、ボタン
などの他の図形を表示する表示部22と、画面データ中
の文字列など、ユニコードで表現された文字列に対し
て、比較などの情報処理を行うユニコード処理部23と
を備えている。
【0026】さらに、本実施形態に係るグラフィック操
作パネル2には、画面データに基づいて、ユニコードで
表現された文字列をフォントタイプで指定された字形で
表示部22へ表示させるユニコード表示処理部(共通文
字コード表示手段)24と、各フォントタイプにおける
各文字のフォントイメージ(フォントデータ)が格納さ
れたフォント記憶部(フォント記憶手段)25とが設け
られている。
【0027】これにより、ユニコード表示処理部24
は、画面データ中の文字列に付されたフォントタイプ
が、いずれの場合であっても、フォントタイプに応じた
フォント記憶部25から、文字列中の文字を示すユニコ
ードに応じたフォントデータを読み出して、表示部22
に表示させることができる。また、各文字列毎にフォン
トタイプが付されているので、例えば、図2に示すよう
に、同一画面中に異なるフォントタイプの文字列Ac、
At、Aj、Akを混在させることができる。
【0028】例えば、図1に示すグラフィック操作パネ
ル2のフォント記憶部25には、中国、台湾、日本およ
び韓国と、英語圏など、1バイトで表現可能な他の言語
圏とにおいて、それぞれに応じた字形で表示するため
に、中国語フォント記憶部25c、台湾用フォント記憶
部25t、日本語フォント記憶部25j、韓国語フォン
ト記憶部25kおよび他言語フォント記憶部25oが設
けられている。また、フォント記憶部25が必要とする
メモリ容量は、中国、台湾、日本および韓国の各文字の
フォントイメージが、1文字あたり、16ビット×16
ビットのドットイメージで格納されており、さらに、日
本語用のみ、32ビット×32ビットのドットイメージ
も格納する場合であっても、合計2.2Mバイト程度に
抑えられている。したがって、例えば、フラッシュメモ
リなど、可動部を持たないため周囲環境が劣悪な環境下
でも信頼性が高い記録媒体へ格納でき、グラフィック操
作パネル2の信頼性を向上できる。
【0029】さらに、本実施形態では、従来から使用さ
れているPLC1を変更せずに使用するために、グラフ
ィック操作パネル2とPLC1との間では、固有の文字
コードで文字を表現して伝送しており、グラフィック操
作パネル2に設けられた固有文字コード処理部(固有文
字コード表示手段)26は、PLC1からの文字が、予
め定められた文字コードで表現されていると判断し、当
該文字コードに対応するフォント記憶部25(図1の例
では、日本語フォント記憶部25j)から、当該文字コ
ードに対応するフォントイメージを読み出して、表示部
22へ表示させる。
【0030】また、固有文字コード処理部26は、固有
の文字コードで表現された文字列の情報処理が必要な場
合、当該文字コードをユニコードへ変換して、ユニコー
ド処理部23へ出力する。これにより、グラフィック操
作パネル2内では、ユニコードで統一した情報処理が可
能になり、複数の国の文字が混在していても何ら支障な
く情報処理できる。
【0031】ここで、PLC1からの伝送された文字を
表示する場合と、画面データ記憶部21に記憶されてい
る文字を表示する場合とを比較すると、前者の方が、P
LC1との通信に要する時間の分だけ長い時間がかか
る。したがって、本実施形態に係る各フォント記憶部2
5には、それぞれに固有の文字コードセットにおける文
字コードの順番で、各文字のフォントイメージが格納さ
れている。例えば、日本語フォント記憶部25jでは、
固有の文字コードセットとして、シフトJISコードが
採用されており、各文字のフォントイメージは、シフト
JISコードに応じたアドレスに格納される。
【0032】これにより、固有文字コード処理部26
は、文字コードを変換せずに、所望のフォントイメージ
を取得できる。この結果、ユニコードにおける文字コー
ドの順番で、フォント記憶部25へ各文字のフォントイ
メージが格納されている場合、すなわち、固有の文字コ
ードで表現された文字のフォントイメージを取得するた
めに、固有の文字コードからユニコードへ変換する必要
がある場合と比較して、固有文字コード処理部26の処
理速度を向上できる。
【0033】また、グラフィック操作パネル2には、ユ
ニコードから固有の文字コードへの変換テーブルを記憶
した変換テーブル記憶部(変換手段)27が設けられて
おり、上記ユニコード表示処理部24は、当該変換テー
ブルを参照して、ユニコードから固有の文字コードへ変
換する。これにより、ユニコード表示処理部24が文字
コードを変換しているにも拘わらず、例えば、演算処理
などで変換する場合よりも、高速に文字を表示できる。
【0034】さらに、上記変換テーブル記憶部27に
は、固有の文字コードからユニコードへの変換テーブル
も格納されており、上記固有文字コード処理部26は、
ユニコード処理部23へユニコードで表現されたデータ
を出力する際、当該変換テーブルを参照する。これによ
り、固有文字コード処理部26は、より高速に文字コー
ドを変換できる。
【0035】なお、上記変換テーブル記憶部27が必要
とするメモリ容量は、ユニコードから、中国、台湾、日
本および韓国など、2バイトで表現される固有の文字コ
ードへ変換する場合、各ユニコードに対応する固有の文
字コード(2バイト)を、それぞれのユニコードに対応
するアドレス(216個のアドレス)へ格納すると、1文
字コードセットあたり、128kバイトとなる。また、
ASCIIコードや拡張ASCIIコードなど、1バイ
トで表現される文字コードへ変換する場合は、1文字あ
たり1バイトで固有の文字コードを表現でき、各固有の
文字コードに対応するユニコードが、ユニコードの前方
(0x0000〜0x26FF)に集中しているので、
変換テーブルは、文字コードセットあたり9.75kバ
イトの大きさとなる。したがって、中国、台湾、日本お
よび韓国での文字コード、並びに、ASCIIコードお
よび拡張ASCIIコードへの変換テーブルを設ける場
合であっても、531.5kバイトあれば、変換テーブ
ルを格納できる。
【0036】また、固有の文字コードからユニコードへ
変換する場合、各固有の文字コードは、アドレス空間の
うち、特定の範囲にしか格納されていないので、ユニコ
ードからの変換テーブルよりも少ないメモリ容量で十分
である。例えば、日本の文字コードであるシフトJIS
コードでは、文字コードが0x8140〜0xFC4B
の範囲に配されているので、変換テーブルには、この範
囲に対応するユニコードを格納すればよく、62.02
kバイトを必要とする。したがって、ユニコードへの変
換テーブル全体でも、約233.79kバイト程度とな
る。
【0037】上記構成のグラフィック操作パネル2が文
字列を表示する際の動作について、図3および図4に示
すフローチャートに基づき説明すると、以下の通りであ
る。すなわち、図3のステップ1(以下では、S1のよ
うに略称する)において、ユニコード表示処理部24
は、画面データ記憶部21に格納された画面データの文
字列を表示する場合、当該文字列に付されたフォントタ
イプに基づいて、当該文字列を表示する際の字形を選択
する。
【0038】さらに、S2において、ユニコード表示処
理部24は、変換テーブル記憶部27を参照して、各文
字を示すユニコードを、当該フォントタイプに対応した
固有の文字コードへ変換し、S3において、フォントタ
イプに対応するフォント記憶部25のうち、当該固有の
文字コードに対応するアドレスから、当該文字のフォン
トイメージを読み出す。一方、表示部22は、S4にお
いて読み出されたフォントイメージを表示する。これに
より、表示部22は、ユニコードで表現された文字列
を、指定されたフォントタイプに応じた字形で表示でき
る。
【0039】なお、フォントタイプは、文字列毎に付さ
れているので、図2中、実線で示すように、同一画面中
に、互いに異なるフォントタイプの文字列Ac、At、
AjおよびAkが配されている場合であっても、何ら支
障なく、それぞれのフォントタイプで表示できる。
【0040】一方、例えば、PLC1からの文字列な
ど、固有の文字コードで表現された文字列を表示する場
合は、図4に示すS11において、固有文字コード処理
部26は、予め定められている優先順位に基づいて、入
力された文字列で使用している文字コードセットを特定
する。例えば、固有文字コード処理部26に、日本、中
国、台湾、韓国の順の優先順位が格納されている場合、
固有文字コード処理部26は、先ず最初に、当該文字列
が日本の文字コードを使用しているか否かを判定し、例
えば、日本の文字コードセットではあり得ない文字コー
ドが入力された場合など、日本の文字コードではない場
合にのみ、次の順位の文字コードセットが使用されてい
るか否かを判定する。
【0041】文字コードセットが特定されると、S12
において、固有文字コード処理部26は、文字コードセ
ットに対応するフォント記憶部25のうち、各文字の文
字コードに対応するアドレスから、フォントイメージを
読み出し、S13において、表示部22は、当該フォン
トイメージを表示する。これにより、表示部22は、固
有の文字コードで表現された文字列を表示できる。
【0042】ここで、各フォント記憶部25には、固有
の文字コードの順番で、各文字のフォントイメージが格
納されているため、固有文字コード処理部26は、フォ
ントイメージを読み出す際、固有の文字コードからユニ
コードへ変換していない。したがって、ユニコードに変
換する場合よりも速い速度で表示できる。なお、ユニコ
ードを表示する際には、PLC1からのデータ転送が不
要なので、ユニコード表示処理部24が変換テーブル記
憶部27を参照して、ユニコードから固有の文字コード
へ変換しても、十分な速度で表示できる。
【0043】なお、本実施形態では、画面デザイン部3
1が編集する文字列が、主として、ユニコードとは異な
る固有の文字コードで表現され、画面データ生成部32
が固有の文字コードをユニコードに変換する場合を例に
して説明したが、これに限るものではない。例えば、画
面デザイン部31が直接ユニコードで表現された文字列
を編集してもよいし、異なる言語圏のコンピュータ3
で、それぞれの言語圏での文字列を編集した後、各文字
列に基づいて画面データを合成してもよい。いずれの場
合であっても、画面データ生成部32が出力する画面デ
ータ中の文字列が、ユニコードで表現された文字列を示
すデータと、当該データのフォントタイプとを含む形式
であれば、ほぼ同様の効果が得られる。
【0044】ただし、現在では、複数言語圏間に渡る文
字を、ユニコードで直接入出力する環境が整っていな
い。また、複数のコンピュータ3で画面をデザインする
場合は、デザイン時の手間が煩雑になる。したがって、
本実施形態のように、画面中で主として使用されるフォ
ントタイプに対応したコンピュータ3において、当該フ
ォントタイプの文字列を直接編集し、他のフォントタイ
プの文字列は、例えば、英数字など、当該コンピュータ
3で編集可能な文字列で代替して入出力する方が、画面
デザイン時の手間を削減できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明に係る表示装置は、以上
のように、いずれの国の字形で表示すべきかを示す字形
識別情報と、字形識別情報に拘わらず共通の文字コード
で表現され、表示内容を示すデータ列とに基づいて、指
定された国の字形で表示内容を表示する共通文字コード
表示手段と、各字形識別情報毎に、上記表示部が表示す
る字形を示すフォントデータを格納するフォント記憶手
段とを備えている構成である。
【0046】上記構成によれば、データ列が共通の文字
コードで表現され、各文字列に字形識別情報が付されて
いる。したがって、複数の国の文字を使用する場合であ
っても、正常に情報処理できると共に、共通の文字コー
ドで特定される文字を、字形識別情報で特定される字形
で表示できるという効果を奏する。
【0047】請求項2の発明に係る表示装置は、以上の
ように、いずれの字形で表示すべきかを示す字形識別情
報と、字形識別情報に拘わらず、共通の文字コードで表
現され、表示内容を示すデータ列とを記憶するデータ記
憶手段と、各字形識別情報毎に設けられ、各字形識別情
報に固有の文字コードに応じた順番で、各固有文字コー
ドの字形を示すフォントデータが格納されたフォント記
憶手段と、当該字形識別情報およびデータ列に基づい
て、指定された字形で表示内容を表示する共通文字コー
ド表示手段と、上記共通の文字コードと上記各固有の文
字コードとを変換する変換手段と、固有の文字コードで
表現された文字を示すデータを外部から受け取った場
合、上記フォント記憶手段から、当該固有の文字コード
の字形を示すフォントデータを読み出して表示する固有
文字コード表示手段とを備えている構成である。
【0048】上記構成では、請求項1と同様に、データ
列が共通の文字コードで表現され、各文字列に字形識別
情報が付されている。したがって、複数の国の文字を使
用する場合であっても、正常に情報処理できると共に、
共通の文字コードで特定される文字を、字形識別情報で
特定される字形で表示できるという効果を奏する。
【0049】また、上記構成では、フォント記憶手段内
のフォントデータが、上記共通の文字コードとは異なる
固有の文字コードに応じた順番で格納され、固有文字コ
ード表示手段が固有の文字コードで表現されるデータを
表示するので、従来の固有の文字コードで通信している
外部の機器を使用できると共に、処理速度が遅くなりが
ちな外部からのデータ表示を、文字コード変換の分だけ
高速化できるという効果を併せて奏する。
【0050】請求項3の発明に係る記録媒体は、以上の
ように、いずれの国の字形で表示すべきかを示す字形識
別情報毎に記憶され、当該字形識別情報における字形を
示すフォントデータが記憶されたフォント記憶手段を参
照して、字形識別情報に拘わらず共通の文字コードで指
定されたデータ列と、指定された字形識別情報とに対応
するフォントデータを読み出して表示する共通文字コー
ド表示手段として、上記コンピュータを動作させるプロ
グラムが記録されている構成である。
【0051】上記構成の記録媒体をコンピュータが読み
取り、プログラムを実行すると、当該コンピュータは、
請求項1に記載の表示装置として動作する。この結果、
請求項1と同様に、複数の国の文字を使用する場合であ
っても、正常に情報処理できると共に、共通の文字コー
ドで特定される文字を、字形識別情報で特定される字形
で表示できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、グラフ
ィック操作パネルを含むシステム全体の要部構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記グラフィック操作パネルの表示画面の一例
を示す説明図である。
【図3】上記グラフィック操作パネルの動作を示すもの
であり、ユニコードで表現された文字列を表示する場合
を示すフローチャートである。
【図4】上記グラフィック操作パネルの動作を示すもの
であり、固有の文字コードで表現された文字列を表示す
る場合を示すフローチャートである。
【図5】各国で標準的に使用されているフォント間にお
いて、ユニコードで同一の文字コードを描画した場合の
描画イメージの相違を示す説明図である。
【符号の説明】
2 グラフィック操作パネル(表示装置) 21 画面データ記憶部(データ記憶手段) 24 ユニコード表示処理部(共通文字コード表示手
段) 25 フォント記憶部(フォント記憶手段) 26 固有文字コード処理部(固有文字コード表示手
段) 27 変換テーブル記憶部(変換手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】いずれの国の字形で表示すべきかを示す字
    形識別情報と、字形識別情報に拘わらず共通の文字コー
    ドで表現され、表示内容を示すデータ列とに基づいて、
    指定された国の字形で表示内容を表示する共通文字コー
    ド表示手段と、 各字形識別情報毎に、上記表示部が表示する字形を示す
    フォントデータを格納するフォント記憶手段とを備えて
    いることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】いずれの字形で表示すべきかを示す字形識
    別情報と、字形識別情報に拘わらず、共通の文字コード
    で表現され、表示内容を示すデータ列とを記憶するデー
    タ記憶手段と、 各字形識別情報毎に設けられ、各字形識別情報に固有の
    文字コードに応じた順番で、各固有文字コードの字形を
    示すフォントデータが格納されたフォント記憶手段と、 当該字形識別情報およびデータ列に基づいて、指定され
    た字形で表示内容を表示する共通文字コード表示手段
    と、 上記共通の文字コードと上記各固有の文字コードとを変
    換する変換手段と、 固有の文字コードで表現された文字を示すデータを外部
    から受け取った場合、上記フォント記憶手段から、当該
    固有の文字コードの字形を示すフォントデータを読み出
    して表示する固有文字コード表示手段とを備えているこ
    とを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】コンピュータで読み取り可能なプログラム
    が記録された記録媒体であって、 いずれの国の字形で表示すべきかを示す字形識別情報毎
    に記憶され、当該字形識別情報における字形を示すフォ
    ントデータが記憶されたフォント記憶手段を参照して、
    字形識別情報に拘わらず共通の文字コードで指定された
    データ列と、指定された字形識別情報とに対応するフォ
    ントデータを読み出して表示する共通文字コード表示手
    段として、上記コンピュータを動作させるプログラムが
    記録された記録媒体。
JP11027855A 1999-02-04 1999-02-04 表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体 Pending JP2000227790A (ja)

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