JP2000226512A - 自動車内装部品 - Google Patents
自動車内装部品Info
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- JP2000226512A JP2000226512A JP11328221A JP32822199A JP2000226512A JP 2000226512 A JP2000226512 A JP 2000226512A JP 11328221 A JP11328221 A JP 11328221A JP 32822199 A JP32822199 A JP 32822199A JP 2000226512 A JP2000226512 A JP 2000226512A
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Abstract
性に優れるポリアミド製自動車内装部品の提供。 【解決手段】 ポリアミド50〜99.5重量%と、フ
ェノール溶媒に不溶な有機物を含有するアパタイト型化
合物0.5〜50重量%からなり、該有機物がアパタイ
ト型化合物100重量部あたり0.5〜100重量部で
あることを特徴とする自動車内装部品。
Description
し、更に詳しくは、剛性、強度、靭性に優れ、かつ耐熱
性、耐候性に優れるポリアミド製自動車内装部品に関す
るものである。
機械的性質を有することから、特に自動車や電気製品な
どの部品用として幅広く利用されている。しかしポリア
ミド樹脂は、過度の熱や光が加えられるような条件で使
用される部品、例えば夏場の炎天下にさらされる材料に
用いた場合、剛性、耐熱性および耐候性の点において必
ずしも満足できるものではないのが現状である。特に、
熱や光のためにクラックが発生したり、変色するなどの
理由により、自動車内装部品としての用途が著しく制約
されているというのが現状である。
強度、靭性に優れ、かつ耐熱性、耐候性に優れるポリア
ミド製自動車内装部品を提供することにある。
を解決すべく鋭意検討した結果、ポリアミドに特定量の
アパタイト型化合物を含有させた特定のポリアミド樹脂
組成物を用いることにより、上記課題を解決できること
をを見出し、本発明に至った。
〜99.5重量%と、フェノール溶媒に不溶な有機物を
含有するアパタイト型化合物0.5〜50重量%からな
り、該有機物がアパタイト型化合物100重量部あたり
0.5〜100重量部であることを特徴とする自動車内
装部品、
重量%と、アパタイト型化合物形成成分0.5〜50重
量%とを配合し、ポリアミドの重合反応およびアパタイ
ト型化合物の合成反応を進行させて得られるポリアミド
樹脂組成物を用いることを特徴とする自動車内装部品、
ドであることを特徴とする上記1記載の自動車内装部
品、(4)ポリアミドの重量平均分子量が1〜100万
であることを特徴とする上記1または2記載の自動車内
装部品、(5)アパタイト型化合物の平均粒子径が1μ
m以下であることを特徴とする上記1または2記載の自
動車内装部品、(6)アパタイト型化合物を構成するリ
ンに対する金属元素のモル比が0.9〜10.0である
ことを特徴とする上記1または2記載の自動車内装部
品、
100重量部に対して、繊維状強化剤が0.5〜300
重量部配合された強化ポリアミド樹脂組成物からなる特
徴とする自動車内装部品、(8)アパタイト型化合物
が、広角X線(CuKα:波長λ=0.1542nm)
散乱による回折角(2θ)が25.5〜26.5度の
(002)面ピークと、回折角(2θ)が32.5〜3
3.5度の(300)面ピークを持つ結晶性アパタイト
型化合物であることを特徴とする上記1または2記載の
自動車内装部品、(9)アパタイト型化合物が下記一般
式で示されることを特徴とする上記1または2記載の自
動車内装部品、 (A)10-z(HPO4)z(PO4)6-z(X)2-z・nH2
O (上式において、0≦z<2、0≦n≦16であり、A
は金属元素、またXは陰イオンまたは陰イオン化合物で
ある。)
元素の1種以上であることを特徴とする上記6記載の自
動車内装部品、(11)金属元素がカルシウムであるこ
とを特徴とする上記6記載の自動車内装部品、(12)
ポリアミド形成成分が重合可能なアミノ酸、重合可能な
ラクタム、重合可能なジアミン・ジカルボン酸塩、ある
いは重合可能な前記化合物のオリゴマー群から選ばれる
1種以上であることを特徴とする上記2記載の自動車内
装部品、(13)アパタイト型化合物形成成分が、リン
酸系金属化合物またはリン酸系金属化合物と非リン酸系
金属化合物との混合物であることを特徴とする上記2記
載の自動車内装部品、
ンに対する金属元素のモル比が0.9〜10.0である
ことを特徴とする上記2記載の自動車内装部品、(1
5)アパタイト型化合物形成成分の金属元素が元素周期
律表の2A族元素の1種以上であることを特徴とする上
記13または14記載の自動車内装部品、(16)アパ
タイト型化合物形成成分の金属元素がカルシウムである
ことを特徴とする上記13または14記載の自動車内装
部品、(17)ポリアミドの重合反応およびアパタイト
型化合物の合成反応が、40〜300℃の温度下で行わ
れることを特徴とする上記2記載の自動車内装部品、で
ある。
発明は、ポリアミドにアパタイト型化合物を含有させた
ポリアミド樹脂組成物からなる自動車内装部品に係る。
本発明で用いるポリアミドは、主鎖中にアミド結合(−
NHCO−)を有する重合体である。
は、ポリカプロラクタム(ナイロン6)、ポリテトラメ
チレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセ
バカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデ
カミド(ナイロン612)、ポリウンデカメチレンアジ
パミド(ナイロン116)、ポリウンデカラクタム(ナ
イロン11)、ポリドデカラクタム(ナイロン12)、
ポリトリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド(ナイ
ロンTMHT)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド
(ナイロン6I)、
T)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド(6T)、
ポリビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンドデカミ
ド(ナイロンPACM12)、ポリビス(3−メチル−
アミノシクロヘキシル)メタンドデカミド(ナイロンジ
メチルPACM12)、ポリメタキシリレンアジパミド
(ナイロンMXD6)、ポリウンデカメチレンヘキサヒ
ドロテレフタルアミド(ナイロン11T(H))、およ
びこれらのうち少なくとも2種の異なったポリアミド成
分を含むポリアミド共重合体、およびこれらの混合物な
どである。
達成するのにより好ましいポリアミドは、ポリカプロラ
クタム(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジパミド
(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナ
イロン612)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド
(ナイロン6I)、およびこれらのうち少なくとも2種
の異なったポリアミド成分を含むポリアミド共重合体、
およびこれらの混合物などである。
は、重合可能なアミノ酸、重合可能なラクタム、あるい
は重合可能なジアミン・ジカルボン酸塩、および重合可
能な前記化合物のオリゴマーを挙げることができる。
アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−
アミノドデカン酸、パラアミノメチル安息香酸をより具
体的に挙げることができる。本発明では、これらの重合
可能なアミノ酸を1種で用いても良いし、2種類以上組
み合わせて用いても良い。
ルラクタム、ピバロラクタム、カプロラクタム、カプリ
ルラクタム、エナントラクタム、ウンデカノラクタム、
ドデカノラクタムなどをより具体的に挙げることができ
る。本発明では、これらの重合可能なラクタムを1種で
用いても良いし、2種類以上組み合わせて用いても良
い。
アミンとしては、例えばテトラメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデ
カメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミ
ン、ノナンメチレンジアミン、2,2,4−トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリメチルヘキ
サメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミ
ン、2,4−ジメチルオクタメチレンジアミン、メタキ
シリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、
サン、3,8−ビス(アミノメチル)トリシクロデカ
ン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5,−ト
リメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキ
シル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘ
キシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキ
シル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、
アミノエチルピペラジンなどを挙げることができる。本
発明では、これらの重合可能なジアミンを1種で用いて
も良いし、2種類以上組み合わせて用いても良い。
カルボン酸としては、例えばマロン酸、ジメチルマロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルア
ジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2
−ジメチルグルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸、
エイコジオン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタ
レンジカルボン酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチ
ルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、
ヘキサヒドロテレフタル酸、ジグリコール酸などを挙げ
ることができる。本発明では、これらの重合可能なジカ
ルボン酸は1種で用いても良いし、2種類以上組み合わ
せて用いても良い。
は、さらに分子量調節あるいは耐熱水性向上のために公
知の末端封止剤を添加することができる。末端封止剤と
しては、モノカルボン酸またはモノアミンが好ましい。
その他、無水フタル酸などの酸無水物、モノイソシアネ
ート、モノ酸ハロゲン化物、モノエステル類、モノアル
コール類などを挙げることができる。
酸としては、アミノ基との反応性を有するものであれば
特に制限はないが、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、
吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、トリデ
シル酸、ミリスチル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ピバリン酸、イソブチル酸などの脂肪族モノカルボン
酸、シクロヘキサンカルボン酸などの脂環式モノカルボ
ン酸、安息香酸、トルイル酸、α−ナフタレンカルボン
酸、β−ナフタレンカルボン酸、メチルナフタレンカル
ボン酸、フェニル酢酸などの芳香族モノカルボン酸など
を挙げることができる。本発明では、これらのモノカル
ボン酸を1種で用いても良いし、2種類以上組み合わせ
て用いても良い。
ては、カルボキシル基との反応性を有するものであれば
特に制限はないが、例えばメチルアミン、エチルアミ
ン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、
オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミン、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジ
ブチルアミンなどの脂肪族モノアミン、シクロヘキシル
アミン、ジシクロヘキシルアミンなどの脂環式モノアミ
ン、アニリン、トルイジン、ジフェニルアミン、ナフチ
ルアミンなどの芳香族モノアミンなどを挙げることがで
きる。本発明では、これらのモノアミンを1種で用いて
も良いし、2種類以上組み合わせて用いても良い。
よび物性がより優れていることから、重量平均分子量
(Mw)にして、1万〜100万であることが好まし
く、更には2万〜50万、最も好ましくは3万〜20万
のものである。重量平均分子量は、例えば、溶媒として
ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)を用い、
分子量標準試料としてポリメタクリル酸メチル(PMM
A)を用いて、ゲルパーミッショクロマトグラフィー
(GPC)により求めることができる。
化合物は、下記一般式で示される。 (A)10-z(HPO4)z(PO4)6-z(X)2-z・nH2
O ここで、0≦z<2、0≦n≦16であり、Aは金属元
素、またXは陰イオンまたは陰イオン化合物であるが、
成形性および物性の観点から0≦z<1、0≦n≦4で
あることがより好ましい。
期律表の1A、2A、3A、4A、5A、6A、7A、
8、1B、2B、3B族元素およびスズ、鉛を挙げるこ
とができる。これら金属元素は1種であっても、2種以
上であってもかまわない。本発明においては、得られる
樹脂組成物の経済性、安全性および物性の点から、2A
族元素であるマグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウム、あるいはこれらの2種以上からなる混合
物であることが特に好ましい。
は陰イオン化合物としては、水酸イオン(OH-)、フ
ッ素イオン(F-)、塩素イオン(Cl-)などを挙げる
ことができる。これら陰イオン元素または陰イオン化合
物は1種であっても、2種以上であってもかまわない。
また、本発明においては、前記一般式中のリン酸水素イ
オン(HPO4 2-)、リン酸イオン(PO4 3-)、あるい
はXの一部が炭酸イオン(CO3 2-)に置換した炭酸含
有アパタイトであってもよい。
物の中、金属元素(A)がカルシウムである水酸アパタ
イト(Xが水酸イオン)、フッ素化アパタイト(Xの一
部または全部がフッ素イオン)、塩素化アパタイト(X
の一部または全部が塩素イオン)、炭酸含有水酸アパタ
イト、炭酸含有フッ素化アパタイト、炭酸含有塩素化ア
パタイト、さらには、これらの混合物が最も好ましく用
いられる。
料)としては、リン酸系金属化合物や、リン酸系金属化
合物と非リン酸系金属化合物とからなる混合物などを挙
げることができるが、本発明では、リン酸系金属化合物
と非リン酸系金属化合物とからなる混合物であることが
より好ましい。本発明では、アパタイト型化合物形成成
分のリンに対する金属元素のモル比が0.9〜10.0
であればよく、より好ましくは1.2〜5.0、さらに
好ましくは1.5〜2.0である。
は、オルトリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、メタ
リン酸、亜リン酸、次亜リン酸などを挙げることができ
る。より具体的には、リン酸系金属化合物としては、リ
ン酸一水素カルシウム(CaHPO4・mH2O、但し0
≦m≦2である。)、二リン酸二水素カルシウム(Ca
H2P2O7)、リン酸二水素カルシウム一水和物(Ca
(H2PO4)2・H2O)、二リン酸カルシウム(α−お
よびβ−Ca2P2O7)、リン酸三カルシウム(α−お
よびβ−Ca3(PO4)2)、
2O)、リン酸八カルシウム五水和物(Ca8H2(P
O4)6・5H2O)、亜リン酸カルシウム一水和物(C
aHPO3・H2O)、次亜リン酸カルシウム(Ca(H
2PO2)2)、リン酸マグネシウム第二・三水和物(M
gHPO4・3H2O)、リン酸マグネシウム第三・八水
和物(Mg3(PO4)2・8H2O)、リン酸バリウム第
二(BaHPO4)などを挙げることができる。
物性により優れる点から、リン酸とカルシウムの化合物
が好ましく用いられ、中でもリン酸一水素カルシウム
(CaHPO4・mH2O、但し0≦m≦2である。)が
より好ましく用いられ、特に無水リン酸一水素カルシウ
ム(CaHPO4)とリン酸一水素カルシウム二水和物
(CaHPO4・2H2O)が最も好ましく用いられる。
これらのリン系金属化合物は、1種であっても良いし、
2種以上の組み合わせであっても良い。
リン酸一水素カルシウム二水和物(CaHPO4・2H2
O)と二リン酸二水素カルシウム(CaH2P2O7)と
を用いるように、同種の金属元素を含有する化合物の組
み合わせや、リン酸一水素カルシウム二水和物(CaH
PO4・2H2O)とリン酸マグネシウム第二・三水和物
(MgHPO4・3H2O)とを用いるように、異種の金
属元素を含有する化合物の組み合わせなどが例示される
が、いずれでも差し支えない。
ン酸一水素カルシウム(CaHPO 4・mH2O、但し0
≦m≦2である。)を例にとると、Phosphoru
sand its Compounds,1(195
8)で記載されているVanWazerによるCaO−
H2O−P2O5系の状態図が示すように、水の存在下、
リン酸化合物とカルシウム化合物を混合することによる
公知の方法で得ることができる。より具体的には、例え
ば、20〜100℃の温度下、リン酸二水素カリウム溶
液に、リン酸アルカリ溶液および塩化カルシウム溶液を
滴下し反応させ合成する方法や、炭酸カルシウムまたは
水酸化カルシウムとリン酸水溶液を混合する方法などに
よれば良い。
かわりに、砒素(As)やバナジウム(V)からなる化
合物、すなわち砒酸類やバナジウム酸類を用いても、本
発明と同様な効果が得られるものと推察している。しか
しながら、本発明では、原料成分の安定性、形成成分の
入手容易性、安全性の点で優れることから、リン酸類を
用いることが最も好ましい。
ては、前記リン酸類以外で金属元素と化合物を形成する
ものであれば特に制限はなく、金属水酸化物(水酸化カ
ルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化ストロンチウ
ム、水酸化バリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化アルミニウム、水酸化鉄、
水酸化マンガンなど)、金属塩化物(塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウ
ム、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩
化アルミニウム、塩化鉄、塩化マンガンなど)、金属フ
ッ化物(フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、フッ
化バリウム、フッ化ストロンチウム、フッ化リチウム、
フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アルミニウ
ムなど)、金属臭化物(臭化カルシウムなど)、金属ヨ
ウ化物(ヨウ化カルシウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化銅
など)、金属炭化物(炭化カルシウムなど)、金属酸化
物(酸化カルシウム、酸化マグネシウムなど)、
シウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、炭酸リチ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アルミニウ
ムなど)、硫酸金属塩(硫酸カルシウムなど)、硝酸金
属塩(硝酸カルシウムなど)、ケイ酸金属塩(ケイ酸カ
ルシウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウムなど)など
の無機金属化合物や、金属元素とモノカルボン酸との化
合物(酢酸カルシウム、酢酸銅、安息香酸カルシウム、
ステアリン酸カルシウムなど)、金属元素とジカルボン
酸との化合物(しゅう酸カルシウム、酒石酸カルシウム
など)、金属元素とトリカルボン酸との化合物(クエン
酸カルシウムなど)などを挙げることができる。
物は、1種であっても良いし、2種以上組み合わせても
良い。2種以上組み合わせる場合には、例えば水酸化カ
ルシウムと炭酸カルシウムとの混合物のように、同種の
金属元素を含有する化合物を組み合わせても良いし、例
えば、炭酸カルシウムと水酸化マグネシウムとの混合物
のように、異種の金属元素を含有する化合物を組み合わ
せても良い。本発明では、これら化合物の中でも、経済
性および物性がより優れていることから、金属水酸化
物、金属フッ化物、金属塩化物、炭酸金属塩、金属酸化
物、あるいはこれらの混合物が好ましく用いられる。
シウム、マグネシウム、ストロンチウム、バリウムの水
酸化物、フッ化物、塩化物、炭酸塩、あるいはこれらの
混合物がより好ましく、その中でもカルシウムの水酸化
物、フッ化物、塩化物、炭酸塩、酸化物、あるいはこれ
らの混合物が最も好ましく用いられる。
るリン酸系金属化合物や非リン酸系金属化合物は、好ま
しい平均粒子径が100μm以下、より好ましくは50
μm以下、さらに好ましくは25μm以下である。平均
粒子径の測定は、アパタイト型化合物形成成分を純水あ
るいはアルコール類中に分散させ、レーザ回折/散乱式
粒度分布装置で測定する方法や、走査型電子顕微鏡(S
EM)による観察を用いて測定する方法によれば良い。
は、ポリアミド形成成分(原料)に、アパタイト型化合
物形成成分(原料)を配合し、次いでポリアミドの重合
とアパタイト型化合物の合成を行う方法であれば良い。
ポリアミドの重合とアパタイト型化合物の好ましい方法
は、ポリアミド形成成分とアパタイト型化合物形成成分
との配合物を加熱し、ポリアミド形成成分をアパタイト
型化合物形成成分の存在下に重合し、その後アパタイト
型化合物を合成する方法や、あるいはアパタイト型化合
物形成成分をポリアミド形成成分の存在下に反応させ、
その後ポリアミドを重合する方法である。
合物を40〜300℃の温度下で、ポリアミドの重合反
応およびアパタイト型化合物の合成反応を進行させる方
法であり、最も好ましい方法は、前記両形成成分の配合
物を加圧下、40〜300℃の温度下で、ポリアミドの
重合反応およびアパタイト型化合物の合成反応を同時並
行的に進行させる方法である。
の形成成分との配合方法としては、固体状のポリアミド
形成成分とアパタイト型化合物の形成成分を直接混合す
る方法、ポリアミド形成成分の水溶液とアパタイト型化
合物形成成分の水溶液や懸濁液とを配合する方法などの
いずれによっても良い。また、アパタイト型化合物の分
散性を向上させるために、必要に応じて、ポリアミド形
成成分やアパタイト型化合物形成成分に分散剤や錯化剤
などの化合物を添加しても良い。
限するものではなく、公知の分散剤を用いることができ
る。例えば、「分散・凝集の解明と応用技術,1992
年」(北原文雄監修・株式会社テクノシステム発行)の
232〜237ページに記載されているようなアニオン
系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性
剤、非イオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤など
を用いることができる。これらの中でもアニオン系界面
活性剤、非イオン系界面活性剤を用いることが好まし
く、特に、価格および物性の観点から、クエン酸ナトリ
ウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アン
モニウム、スチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレ
ン−無水マレイン酸などのオレフィン−無水マレイン酸
共重合体、ショ糖ステアリン酸エステルなどのショ糖エ
ステル類などを用いることがより好ましい。
する化合物であれば特に制限されることがなく、例え
ば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三
酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ク
エン酸、グルコン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、エ
チレンジアミンなどの脂肪族アミン、尿素などを用いる
ことができる。これらの中でも、価格および物性の観点
からクエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、
エチレンジアミン(en)が特に好ましい。
いることができる。例えば、11−アミノウンデカン酸
などの水に難溶な成分を形成成分とし、40〜300℃
で加熱し重縮合する方法、ε−カプロラクタムを形成成
分とし、その水溶液を必要に応じてモノカルボン酸など
の末端封鎖剤、あるいはε−アミノカプロン酸などの反
応促進剤を加えて、不活性ガスを流通させながら、40
〜300℃に加熱し重縮合するラクタム類の開環重縮合
法、ヘキサメチレンアジパミドなどのジアミン・ジカル
ボン酸を形成成分とし、その水溶液を40〜300℃の
温度下、加熱濃縮し、発生する水蒸気圧を常圧〜1.9
6MPa(ゲージ圧)の間の圧力に保ち、最終的には圧
力を抜き常圧あるいは減圧し重縮合を行う熱溶融重縮合
法などを用いることができる。
や重縮合物の融点以下の温度で行う固相重合法、ジカル
ボン酸ハライド成分とジアミン成分とを溶液中で重縮合
させる溶液法なども用いることができる。これらの方法
は必要に応じて組合わせてもかまわない。また、重合形
態としては、バッチ式でも連続式でもかまわない。ま
た、重合装置も特に制限されるものではなく、公知の装
置、例えば、オートクレーブ型の反応器、タンブラー型
反応器、ニーダーなどの押出機型反応器などを用いるこ
とができる。
えば、ポリアミド樹脂組成物や自動車内装部品を用い
て、広角X線回折、赤外吸収スペクトルなどで直接確認
する方法や、ポリアミド樹脂組成物や自動車内装部品を
フェノールなどのポリアミドが可溶な溶媒に浸しポリア
ミド樹脂を溶出・分離し、残った成分を広角X線回折、
赤外吸収スペクトルなどで確認する方法などによれば良
い。本発明の自動車内装部品中に含有されるアパタイト
型化合物は、結晶性アパタイト型化合物であっても、非
晶性アパタイト型化合物であってもかまわないが、物性
の観点から、結晶性アパタイト型化合物であることがよ
り好ましい。
は、ポリアミド樹脂組成物や自動車内装部品などの広角
X線回折を測定して確認することができる。また、ポリ
アミド樹脂組成物や自動車内装部品などをフェノールな
どのポリアミドが可溶な溶媒に浸し、ポリアミド樹脂を
溶出し、残った分離成分の広角X線回折を測定して確認
することもできる。より具体的に説明すると、X線の線
源として、銅Kα(波長λ=0.1542nm)を用い
て、前記分離成分の広角X線回折を測定し、回折角(2
θ)が25.5〜26.5度に(002)面ピークが存
在し、さらに回折角(2θ)が32.5〜33.5度に
(300)面ピークが存在することを確認すればよい。
本発明では、上記のように確認される結晶性アパタイト
型化合物であることが特に好ましい。
0.5〜50重量%である必要があり、より好ましくは
0.5〜40重量%、更には0.5〜25重量%、特に
好ましくは1〜15重量%である。アパタイト型化合物
の含有量は、例えば、ポリアミド樹脂組成物や自動車内
装部品などをJIS R3420に従って強熱減量(I
g.loss)を測定し、その重量減少量から求めるこ
とができる。具体的には、ポリアミド樹脂組成物や自動
車内装部品を十分乾燥した後、白金皿に約1g秤量し、
650±20℃の電気炉で灰化し、冷却後、その重量を
秤り、アパタイト型化合物の含有量を定量する。アパタ
イト型化合物の含有量が0.5重量%未満の場合には、
内装部品の剛性、強度および耐熱性の改良効果が本発明
の目的を達成し得る程に顕著でなく、一方50重量%を
越えた場合には、靭性が低下する恐れや成形加工がしに
くくなるなどの問題が発生しやすい。
る金属元素の比は、モル比にして0.9〜10.0であ
ることが好ましく、より好ましくは1.2〜5.0、特
に好ましくは、1.3〜2.5である。金属元素の定量
は、金属元素としてカルシウムの場合について具体的に
説明すると、まずポリアミド樹脂組成物や自動車内装部
品0.5gを白金皿に秤量し、電気炉を用いて500℃
で炭化する。炭化物を冷却後、それに塩酸5mlおよび
純水5mlを加えヒーター上で煮沸溶解する。再びこれ
を冷却し、純水を加え500mlとし、この試料中のカ
ルシウムを高周波誘導結合プラズマ(ICP)発光分析
(特性波長317.933nm)によって定量すればよ
い。
することにより、同様な方法で定量できる。一方、リン
の定量は、ポリアミド樹脂組成物や自動車内装部品0.
5gを秤量し、これに濃硫酸を20ml加え、ヒーター
上で湿式分解し、冷却後、過酸化水素5mlを加え、ヒ
ーター上で加熱し、全量が2〜3mlになるまで濃縮す
る。これを再び冷却し、純水で500mlとし、高周波
誘導結合プラズマ(ICP)発光分析(特性波長21
3.618nm)によって定量すればよい。このように
して求めた定量結果をもとに、リンに対する金属元素の
モル比を算出することができる。この比が0.9未満の
場合には、押出や成形加工時に気泡の混入や発泡が起こ
りやすくなり、自動車内装部品の収率が低下する懸念が
ある。また、この比が10.0を越えた場合には、靭性
の低下が著しくなる恐れがある。
車内装部品は、アパタイト型化合物を含有し、ポリアミ
ドとアパタイト型化合物の界面が極めて良好に固着、接
着しているという特徴を持つ。アパタイト型化合物の合
成は、例えば水酸アパタイトを例にとると、一般的に
は、水酸化カルシウムとリン酸などとを約PH8の水溶
液中で反応させる湿式法、リン酸一水素カルシウムなど
を約200℃、1.47MPa(ゲージ圧)の高温高圧
条件下で行う水熱法などが用いられているが、このアパ
タイト型化合物の合成条件はポリアミドの重合条件に、
非常に似通っている。本発明者らは、この点に着目し
た。
ポリアミド組成物は、ポリアミドの形成成分とアパタイ
トの形成成分を混合し、ポリアミドの重合する過程のい
ずれかの段階で、アパタイト型化合物の合成も行い、得
られたものである。このようにすることで、重合されて
いくポリアミドと合成されていくアパタイト型化合物と
の両者間に、イオン結合反応、吸着反応あるいはグラフ
ト化反応などの物理的、化学的相互作用が起こり、アパ
タイト型化合物粒子の内部や表面部に、ポリアミド形成
成分(原料)やポリアミド成分が取り込まれる。これら
反応生成物(有機物)を介して合成されたアパタイト型
化合物は、マトリックスであるポリアミド中に、均一か
つ微細に分散し、またポリアミドとアパタイト型化合物
との界面は、驚くべきほど良好に固着、接着する。この
ため、得られる自動車内装部品は、優れた剛性、強度、
靭性、耐熱性および耐候性を発揮するのである。
クスであるポリアミドはフェノール溶媒に溶出するのに
対して、前記反応生成物(有機物)はフェノール溶媒に
溶出・溶解しないという性質を有する。すなわち、フェ
ノール溶媒で溶出・溶解させても、溶出・溶解せず、前
記有機物はアパタイト型化合物と共に残存する。本発明
では、アパタイト型化合物に残存する前記フェノール溶
媒に不溶な有機物は、アパタイト型化合物100重量部
あたり、0.5〜100重量部であることが必要であ
る。より好ましくは、1〜100重量部、更には3〜1
00重量部、特に好ましくは4〜50重量部である。前
記有機物が、アパタイト型化合物100重量部あたり
0.5重量部未満の場合には、得られる自動車内装部品
の靭性の低下が大きくなる恐れがある。また100重量
部を越えた場合には、成形加工性が劣ることになる懸念
がある。
分および/またはポリアミドがアパタイトと物理的、化
学的相互作用の結果、形成されるものであり、フェノー
ル溶媒に溶出し得ない性質を有するが、特にマトリック
スであるポリアミドとの固着、接着性がより向上する点
から、前記有機物の少なくとも一部はポリアミドである
ことが好ましい。また、前記有機物には、水が含有され
てもかまわない。
物を、例えば熱分解ガスクロマトグラフィーおよび該熱
分解成分のマススペクトル(MS)を測定することによ
り確認できる。また、分離したアパタイト型化合物の赤
外吸収スペクトル、核磁気共鳴(NMR)によっても確
認することができる。本発明者らの検討によれば、本発
明における前記有機物は、熱分解ガスクロマトグラフィ
ーおよび該分解成分のマススペクト(MS)や赤外吸収
スペクトルの測定結果から、ポリアミド形成成分、ポリ
アミド、あるいはこれらの反応生成物である。
るいは自動車内装部品を90重量%フェノール水溶液で
溶出した後、分離したアパタイト型化合物の熱分解成分
の中に、ポリアミド形成成分やポリアミドなどの熱分解
成分と一致する特徴的な成分の存在を確認することによ
り行うことができる。
ン酸・ヘキサメチレンジアミン塩を用いた場合を例にと
ると、得られたポリアミド樹脂組成物あるいは自動車内
装部品を90重量%フェノール水溶液で溶出した後、分
離したアパタイト型化合物の550℃の熱分解成分に、
シクロペンタノンを確認できれば、前記有機物がアジピ
ン酸を含有することを示し、またアジポニトリルを確認
できれば、前記有機物がヘキサメチレンジアミンを含有
することを示している。また、熱分解成分にシクロペン
タノンとアジポニトリルとを同時に確認できれば、前記
有機物がポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6
6)を含有することを示している。
以下のような(a)アパタイト型化合物の分離操作、
(b)分離したアパタイト型化合物の熱減量率の測定、
(c)熱分解成分の測定による有機物の定量を行うこと
によって求めることができる。
リアミド樹脂組成物あるいは自動車内装部品10gを秤
量し、90重量%フェノール200mlと混合し、40
℃で2時間攪拌し、遠心分離器を用いて分離操作を行
い、上澄み溶媒を除去する。さらに200mlのフェノ
ールを加え、以後同様な溶解操作と遠心分離器を用いた
分離操作を4回繰り返し行う。引き続き、99.5重量
%エタノール200mlを加えて、23℃で2時間攪拌
し、遠心分離器を用いて分離操作を行い、上澄み溶媒を
除去する。この操作をさらに4回繰り返した後、減圧乾
燥器中で乾燥し、アパタイト型化合物を得る。
量率(X(重量部/アパタイト型化合物100重量
部))の測定:得られたアパタイト型化合物5〜15m
gを秤量し、熱重量分析(TGA)装置により、30℃
から550℃まで99.9℃/minで昇温後、550
℃で1時間保持する。30℃における初期重量(W0)
と、550℃で1時間保持した後の最終重量(W1)を
用いて、下式に熱減量率Xを算出できる。 熱減量率X(重量部/アパタイト型化合物100重量
部)=(W0−W1)×100/W1
量:前記(a)により得られたアパタイト型化合物を1
〜10mg秤量し、熱分解ガスクロマトグラフィーによ
り、熱分解温度550℃、カラム温度50〜320℃
(昇温速度20℃/min)の条件下で測定する。得ら
れた熱分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムを、
保持時間2min未満と2min以上に分けそのピーク
面積を算出する。2min以下の成分は二酸化炭素など
の低分子量成分であるため、この低分子量成分を全体か
ら差し引き、有機物の量とした。具体的には、それぞれ
の面積Sa(2min未満)とSb(2min以上)を
算出し、前記(b)の熱減量率Xを用いて、下式にて有
機物の量を算出する。 有機物の量(重量部/アパタイト型化合物100重量
部)=X・Sb/(Sa+Sb)
は、好ましくは1μm以下、より好ましくは0.1μm
以下である。本発明における平均粒子径は、電子顕微鏡
写真法により求めることができ、該平均粒子径は次のよ
うにして算出することができる。すなわち、ポリアミド
樹脂組成物あるいは自動車内装部品から切り出した超薄
切片の透過型電子顕微鏡(TEM:写真倍率2.5万
倍)を撮影し、アパタイト型化合物の粒子径di、粒子
数niを求め、次式により平均粒子径を算出する。 平均粒子径=Σdi・ni/Σni この場合、粒子径が球状とみなせない場合には、その短
径と長径を測定し、両者の和の1/2を粒子径とする。
また、平均粒子径の算出には最低2000個の粒子径を
測定する。
脂組成物に繊維状強化材、例えばガラス繊維、炭素繊維
などを配合した強化ポリアミド樹脂組成物も用いて自動
車内装部品とすることができる。繊維状強化材の中で
も、特にガラス繊維が好ましく用いられる。具体的に
は、ポリアミド50〜99.5重量%と、フェノール溶
媒に不溶な有機物を含有するアパタイト型化合物0.5
〜50重量%からなり、該有機物がアパタイト型化合物
100重量部あたり0.5〜100重量部であるポリア
ミド樹脂組成物と、繊維状強化材との強化ポリアミド樹
脂組成物からなる自動車内装部品である。
が、樹脂強化用に使用されているものが好ましく用いら
れ、特に表面処理したものが好ましく用いられる。表面
処理としては、カップリング剤やフィルム形成剤を用い
て行うが、カップリング剤としてはシラン系カップリン
グ剤、チタン系カップリング剤を挙げることができる。
トキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β
−(1,1−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピル−トリス(2−メトキシ−エトキシ)シラン、
キシシラン、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン、トリアミノプロピルトリメトキシ
シラン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3
−4,5ジヒドロイミダゾールプロピルトリエトキシシ
ラン、ヘキサメチルジシラザン、N,O−(ビストリメ
チルシリル)アミド、N,N−ビス(トリメチルシリ
ル)ウレアなどを挙げることができる。この中でもγ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−
(1,1−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシランなどのアミノシランおよびエポキシシランが経
済性に優れ、取り扱い易いため、好ましく用いられる。
トリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリド
デシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルト
リス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、テ
トライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタ
ネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイ
ト)チタネート、テトラ(1,1−ジアリルオキシメチ
ル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスファイトチ
タネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキ
シアセテートチタネート、
チレンチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタ
ネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチ
タネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチ
タネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェー
ト)チタネートイソプロピルトリクミルフェニルチタネ
ート、イソプロピルトリ(N−アミドエチル、アミノエ
チル)チタネート、ジクミルフェニルオキシアセテート
チタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネートな
どを挙げることができる。
マー、アクリル酸系ポリマー、無水マレイン酸とエチレ
ン、スチレン、α−メチルスチレン、ブタジエン、イソ
プレン、クロロプレン、2,3ジクロロブタジエン、
1,3−ペンタジエン、シクロオクタジエンなどの不飽
和単量体とのコポリマー、エポキシ系ポリマー、ポリエ
ステル系ポリマー、酢酸ビニル系ポリマー、ポリエーテ
ル系ポリマーなどの重合体を挙げることができる。この
中でも、経済性と性能が優れるという観点から、ウレタ
ン系ポリマー、アクリル酸系ポリマー、ブタジエン無水
マレイン酸コポリマー、エチレン無水マレイン酸コポリ
マー、スチレン無水マレイン酸コポリマー、およびこれ
らの混合物が特に好ましく用いられる。
形成剤を用いて、繊維状強化材の表面処理を行うには、
公知の方法によればよく、上記カップリング剤およびフ
ィルム形成剤の有機溶媒溶液あるいは懸濁液をいわゆる
サイジング剤として繊維状強化材表面に塗布するサイジ
ング処理、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、レ
ーディミキサー、V型ブレンダーなどを用いて塗布する
乾式混合、スプレーにより塗布するスプレー法、さらに
は、インテグラルブレンド法、ドライコンセントレート
法を挙げることができる。また、これらの方法を組合せ
た方法、例えばカップリング剤とフィルム形成剤の一部
をサイジング処理により塗布した後、残りのフィルム形
成剤をスプレーする方法なども挙げることができる。こ
の中でも、経済性に優れるという観点から、サイジング
処理、乾式混合、スプレー法およびこれらを組合せた方
法が好ましく用いられる。
ミド樹脂組成物100重量部に対して、0.5〜300
重量部、好ましくは5〜200重量部である。配合量が
少ない場合には、強度、剛性が低くくなる傾向にあり、
また配合量が多い場合には、成形できないなどの問題が
発生する場合がある。
点から、平均直径3〜30μm、平均長さ1〜10m
m、集束本数500〜5000本のチョップドタイプの
短繊維が最も好ましく用いられる。ポリアミド樹脂組成
物と繊維状強化材を混練する装置としては、特に制限さ
れるものではなく、公知の装置を用いることができる、
例えば単軸あるいは2軸押出機、バンバリーミキサーお
よびミキシングロールなどの溶融混練機が好ましく用い
られる。
と繊維状強化材とをヘンシュルなどを用いて混合し、該
溶融混練機に供給し混練する方法や、単軸または2軸押
出機で溶融状態にしたポリアミド樹脂組成物にサイドフ
ィダーから繊維状強化材を配合する方法などが例示でき
る。特に好ましく用いられる方法は、高い特性を発現す
るという点から、ポリアミド樹脂組成物と繊維状強化材
の一部を混合し、単軸または2軸押出機に供給し、さら
に残りの繊維状強化材を押出機の先端から供給する方法
である。
の数平均繊維径は、3〜30μm、重量平均繊維長が1
00〜750μmであり、重量平均繊維長数と平均繊維
径との比(L/D)が10〜500、好ましくは25〜
100の範囲において、高い特性を発現することができ
る。繊維状強化材の数平均繊維径および重量平均繊維長
の測定は、成形品をギ酸などのポリアミドが可溶な溶媒
で溶解し、得られた不溶成分の中から、例えば100本
以上の繊維状強化材を任意に選択し、光学顕微鏡や走査
型電子顕微鏡などで観察し、求めることができる。
ミド樹脂組成物は、必要に応じて本発明の目的を損なわ
ない範囲で通常のポリアミド樹脂に用いられる充填剤、
例えばマイカ、タルク、粘土鉱物、アルミナ、シリカな
どの無機フィラー、三酸化アンチモン、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、すず酸亜鉛、
ヒドロキシすず酸亜鉛、ポリリン酸アンモニウム、シア
ヌル酸メラミン、サクシノグアナミン、ポリリン酸メラ
ミン、硫酸メラミン、フタル酸メラミン、芳香族系ポリ
フォスフェート、複合ガラス粉末などの難燃剤、チタン
ホワイトなどの顔料や着色剤、亜リン酸ソーダやヒンダ
ードフェノールに代表される熱安定剤、ステアリン酸や
パラフィンワックスなどの滑剤、種々の可塑剤、耐候性
向上剤や帯電防止剤などの各種添加剤を含有させること
ができる。
わない範囲で通常ポリアミド樹脂にブレンドされる熱可
塑性樹脂やエラストマー、例えばポリブタジエン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、アクリルゴム、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体、天然ゴムおよびこれらの無水マレイン酸などに
よる酸変性物、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−フェニルマレイミド共重合体、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル樹脂、他のポリアミド樹
脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエーテル
樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂などを含有させても良い。
ターブレード、ウォッシャーレバー、ウインドレギュレ
ーターハンドル、ウインドレギュレーターハンドルのノ
ブ、パッシングライトレバー、サンバイザーブラケッ
ト、サンバイザーアーム、アクセルペダルなどが挙げら
れる。
に限定されるものではなく、公知の方法を用いることが
できる。例えば、プレス成形、射出成形、押出成形、吹
込成形、ガスアシスト射出成形、溶着成形など、一般に
知られているプラスチック成形法を用いることができ
る。
例により具体的に説明するが、本発明はその要旨を越え
ない限り、以下の実施例に制限されるものではない。な
お、以下の実施例、比較例において記載した物性評価
は、以下のように行った。
合物形成成分の特性 (1−1)アパタイト型化合物形成成分の含有量(重量
%) ポリアミド形成成分とアパタイト型化合物形成成分の配
合量から算出した。 (1−2)アパタイト型化合物形成成分のリンに対する
金属元素のモル比 アパタイト型化合物形成成分の配合量とその分子量か
ら、リンに対する金属成分のモル比を算出した。
求めた。装置は東ソー(株)製HLC−8020、検出
器は示差屈折計(RI)、溶媒はヘキサフルオロイソプ
ロパノール(HFIP)、カラムは東ソー(株)製TS
Kgel−GMHHR−Hを2本とG1000HHRを
1本用いた。溶媒流量は0.6ml/min、サンプル
濃度は、1〜3(mgサンプル)/1(ml溶媒)であ
り、フィルターでろ過し、不溶分を除去し、測定試料と
した。得られた溶出曲線をもとに、ポリメタクリル酸メ
チル(PMMA)換算により、重量平均分子量(Mw)
を算出した。
定量(重量%) ポリアミド樹脂組成物や自動車内装部品を100±20
℃で8時間乾燥し冷却する。組成物を白金皿に1g秤量
し、650±20℃の電気炉で灰化し、冷却後、その重
量を秤り、アパタイト型化合物の含有量を定量した。
ムの場合につき説明するが、他の金属元素についても同
様にして求めることができる。ポリアミド樹脂組成物や
自動車内装部品0.5gを白金皿に秤量し、500℃電
気炉で炭化する。冷却後、塩酸5mlおよび純水5ml
を加えヒーター上で煮沸溶解する。再び冷却し、純水を
加え500mlとした。装置はThermo Jarr
ellAsh製IRIS/IPを用いて、高周波誘導結
合プラズマ(ICP)発光分析により、波長317.9
33nmにて定量した。
や自動車内装部品0.5gを秤量し濃硫酸を20ml加
え、ヒーター上で湿式分解した。冷却後、過酸化水素5
mlを加え、ヒーター上で加熱し、全量が2〜3mlに
なるまで濃縮した。再び冷却し、純水で500mlとし
た。装置はThermo Jarrell Ash製I
RIS/IPを用いて、高周波誘導結合プラズマ(IC
P)発光分析により、波長213.618(nm)にて
定量した。
型化合物100重量部) a)アパタイト型化合物の分離操作:ポリアミド樹脂組
成物や自動車内装部品10gを秤量し、90重量%フェ
ノール200mlと混合し、40℃で2時間攪拌し、遠
心分離器〔国産遠心器(株)製H103RLH〕を用い
て20000rpmで1時間、分離操作を行い、上澄み
溶媒を除去した。さらに200mlのフェノールを加
え、以後同様な溶解操作と遠心分離器を用いた分離操作
を4回繰り返し行った。引き続き、99.5重量%エタ
ノール200mlを加えて、23℃で2時間攪拌し、遠
心分離器を用いて20000rpmで1時間、分離操作
を行い、上澄み溶媒を除去する。この操作をさらに4回
繰り返した後、減圧乾燥器中で80℃で12時間乾燥
し、目的のアパタイト型化合物を得た。
量率(X(重量部/アパタイト型化合物))測定:(2
−4)の(a)で得られたアパタイト型化合物10mg
を秤量し、熱重量分析(TGA)装置により熱減量率X
を求めた。装置は島津製作所製TGA−50、温度条件
としては、30℃から550℃まで99.9℃/min
で昇温後、550℃で1時間保持した。30℃における
初期重量(W0)と、550℃で1時間保持した後の最
終重量(W1)を用いて、下式により、有機物量を算出
した。 熱減量率X(重量部/アパタイト型化合物100重量
部)=(W0−W1)×100/W1
で得たアパタイト型化合物を3mg秤量し、以下の条件
で熱分解クロマトグラフィー(GC)および熱分解GC
/MSのパイログラムを得た。 ・熱分解 装置:フロンティア社ダブルショットパイロライザーP
Y−2010D 熱分解温度:550℃ ・ガスクロマトグラフィー(GC) 装置:HEWLETT PACKARD社製HP−58
90 カラム:J&W社製DURABOND DB−1(0.
25mmI.D.×30m、膜厚0.25μm) カラム温度:50℃→320℃(昇温速度20℃/mi
n) 注入口温度:320℃ 検出器温度:320℃
持時間2min未満と2min以上に分け、それぞれの
のピーク面積Sa(2min未満)とSb(2min以
上)を算出し、(2−4)の(b)で求めた熱減量率X
を用いて、下式にて有機物の量を算出した。 有機物の量(重量部/アパタイト型化合物100重量
部)=X・Sb/(Sa+Sb) また、マススペクトル(MS)から熱分解成分の同定を
行った。
収スペクトルを測定した。装置はPerkin Elm
er社製 1640、分解能は4cm-1で測定した。
合物の生成の確認 (2−4)の(a)で得たアパタイト型化合物のX線回
折を測定した。測定条件は以下のとうりである。 X線:銅Kα 波数:0.1542nm 管電圧:40KV 管電流:200mA 走査速度:4deg./min 発散スリット:1deg. 散乱スリット:1deg. 受光スリット:0.15mm
よび物性 成形品は、射出成形機を用いて作成した。装置は日精樹
脂(株)製PS40E、シリンダー温度280℃、金型
温度80℃に設定し、射出17秒、冷却20秒の射出成
形条件で、厚み3.0mm、長さ130mm、幅30m
mの自動車内装部品評価用成形品を得た。
Pa) ASTM D790に準じて行った。 (3−2)引張り強度(MPa)および引張伸度(%) ASTM D638に準じて行った。 (3−3)ノッチ付きIzod衝撃強度(J/m) ASTM D256に準じて行った。
Paで行った。 (3−5)耐候性 JIS−A−1415に準じて行った。ブラックパネル
温度83℃(雨無し)で、500時間経過後の成形片の
表面を目しにより、評価した。 評価方法 ○:クラック発生なし。 △:クラック若干発生。
×:クラック多数発生。
ンジアミン・アジピン酸等モル固体塩を用いた。該固体
塩を50℃の純水1.5Kgに溶解し、水溶液として用
いた。アパタイト型化合物形成成分として、平均粒子径
10μmリン酸一水素カルシウム二水和物(CaHPO
4・2H2O)の25重量%懸濁液を600g(リン酸一
水素カルシウム二水和物:純水=150g:450
g)、および平均粒子径1.5μm重質炭酸カルシウム
(CaCO3)の25重量%懸濁液を232g(炭酸カ
ルシウム:純水=58g:174g)用いた。
ト型化合物形成成分の懸濁液とを、5リットルのオート
クレーブ中に仕込み、50℃の温度下、よく攪拌した。
用いた成分の量から、アパタイト型化合物形成成分の含
有量は12.2重量%、リンに対する金属元素の比はモ
ル比にして1.67と算出される。十分窒素で置換した
後、温度を50℃から270℃まで昇温した。この際、
オートクレーブ内の圧力は、ゲージ圧にして1.77M
Paになるが、圧力が1.77MPa以上にならないよ
う水を系外に除去しながら加熱を1時間続けた。その後
加熱を止め、室温まで冷却し、オートクレーブを開け、
約1.5Kgのポリマーを取出し、粉砕機により粉砕
し、80℃の窒素気流中で24時間乾燥した。
評価用成形品を作製した。該自動車内装部品評価用成形
品を用いて求めた重量平均分子量(Mw)は36000
であり、灰化による測定から、アパタイト型化合物の含
有量は10.2重量%であった。さらに高周波誘導結合
プラズマ発光分析によるカルシウムとリンの定量の結
果、リンに対するカルシウムのモル比は1.67と算出
された。透過型顕微鏡の観察結果から、アパタイト型化
合物の平均粒子径は0.32μmであった。90重量%
フェノール水溶液を用いた溶出・分離操作により得られ
たアパタイト型化合物の広角X線回折の測定結果を図1
に示す。
ト型化合物の生成を確認できる。また該溶出・分離操作
により得られたアパタイト型化合物は、熱重量分析によ
る熱減量率Xが6.38(重量部/アパタイト型化合物
100重量部)、熱分解ガスクロマトグラフィー(G
C)によるSb/(Sa+Sb)=0.80となり、有
機物の量は5.1(重量部/アパタイト100重量部)
と算出された。また、熱分解GC/マススペクトルの解
析結果から、アパタイト型化合物に残存する有機物の熱
分解成分の1つとして、シクロペンタノンが確認され
た。
比較例1には見られない1548cm-1に有機物の存在
を示すピークが確認された。ところで、この該赤外吸収
スペクトルには、1416cm-1と1455cm-1に炭
酸含有アパタイト型化合物であることを示すピークが同
時に確認された。得られた自動車内装部品評価用成形品
の物性測定結果を表1に示す。
gと、平均粒子径25μmの太平化学産業(株)製ヒド
ロキシアパタイト1Kgを配合し、二軸押出機(東芝機
械(株)社製TEM35)にて温度280℃にて溶融混
練し、ノズルからストランド状に取り出した混練物を水
冷、カッティングし、ポリアミド樹脂組成物を得た。該
ポリアミド樹脂組成物を用いて、実施例1と同様にして
自動車内装部品評価用成形品を作製した。該自動車内装
部品評価用成形品を用いて求めた重量平均分子量は36
000であった。灰化による測定結果から、アパタイト
型化合物の含有量は10.1重量%であった。
ンとカルシウムを定量した結果、リンに対するカルシウ
ムのモル比は1.66と算出された。透過型顕微鏡の観
察結果から、アパタイト型化合物の平均粒子径は3.2
μmであった。90重量%フェノールを用いた溶出・分
離操作により、得られたアパタイト型化合物の広角X線
回折結果を図3に示す。該アパタイト型化合物は、熱重
量分析による熱減量率Xが2.50(重量部/アパタイ
ト型化合物100重量部)、熱分解GC/MSによるS
b/(Sa+Sb)=0.06となり、有機物の量は
0.15(重量部/アパタイト型化合物100重量部)
と算出された。
ら、アパタイト型化合物に存在する有機物の熱分解成分
は、ポリアミド形成成分(ヘキサメチレンジアミンおよ
びアジピン酸)、ポリヘキサメチレンアジパミドの熱分
解成分と一致するものは確認できなかった。また、赤外
吸収スペクトルは、配合したアパタイト型化合物である
太平化学産業(株)製ヒドロキシアパタイトとほぼ同じ
スペクトルであり、有機物の存在を示すピークを確認す
ることができなかった。得られた自動車内装部品評価用
成形品の物性測定結果を表1に示す。
ミド樹脂が共にN66であり、アパタイト型化合物量が
共に10重量%と同じであるにもかかわらず、得られた
成形品の特性は、著しく相違することが表1より明らか
である。即ち、表1より、実施例1が示す本発明による
自動車内装部品は、高靭性を保持しつつ、機械的特性に
優れ、かつ耐熱性および耐候性が著しく向上しているこ
とが理解される。すなわち、ウォッシャーレバー、パッ
シングライトレバー、サンバイザーアーム、アクセルペ
ダルなど、急激な操作や無理な力がかかっても、折れる
などの問題発生の可能性が極めて低く、また夏場などの
高熱や強い光にさらられても、良好な特性を保持するこ
とが明らかである。
ト(リンに対するカルシウムのモル比1.67)を、減
圧条件下、80℃で乾燥後、熱重量分析の測定の結果、
熱減量率Xは2.23(重量/アパタイト型化合物10
0重量部)であった。熱分解GCの2分以上のパイログ
ラムには、ピークは全く検出されず、Sb/(Sa+S
b)=0.0となり、有機物の量は0.0(重量部/ア
パタイト型化合物100重量部)と算出された。
アジピン酸等モル固体塩1.2Kgと、ヘキサメチレン
ジアミン・イソフタル酸等モル固体塩0.3Kgとを用
いた。該固体塩に純水1.5Kgに加え溶解し、水溶液
として用いた以外は、実施例1と同様にして行った。得
られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表
1に示す。
ドデカン酸等モル固体塩1.5Kgを用いた。該固体塩
に純水1.5Kgに加え溶解し、水溶液として用いた以
外は、実施例1と同様にして粉砕ポリマーを得た。得ら
れた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表1
に示す。
アジピン酸等モル固体塩1.2Kgと、ε−カプロラク
タム0.3Kgとを用いた。該固体塩に純水1.5Kg
に加え溶解し、水溶液として用いた以外は、実施例1と
同様にして行った。得られた自動車内装部品評価用成形
品の物性測定結果を表1に示す。
Kgを用いた。純水1.0Kgに溶解し、水溶液として
用いた。アパタイト型化合物形成成分として、平均粒子
径10μmリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量
%懸濁液を600g(リン酸一水素カルシウム二水和
物:純水=150g:450g)、および平均粒子径
1.5μm重質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を2
32g(炭酸カルシウム:純水=58g:174g)用
いた。該ポリアミド形成成分とアパタイト型化合物形成
成分とを、5リットルのオートクレーブ中に仕込み、8
0℃の温度下、よく攪拌した。
7MPaの加圧下で1時間撹拌した。その後放圧し、水
分をオートクレーブから除去しながら、常圧下、260
℃で2時間反応を行い、さらに51.6KPaの減圧下
で1時間反応させた。反応終了後、底部ノズルから生成
物をストランド状に取り出し、水冷、カッティングを行
いペレットを得た。得られたペレットを80℃の窒素気
流中で24時間乾燥した。該ペレットを用いて、自動車
内装部品評価用成形品を作製した。得られた自動車内装
部品評価用成形品の物性測定結果を表1に示す。
ジピン酸等モル固体塩3.0Kgを用いた。アパタイト
型化合物形成成分として平均粒子径10μmのリン酸一
水素カルシウム二水和物を200g用いた。ポリアミド
形成成分とアパタイト型化合物形成成分とをヘンシェル
ミキサーで良く攪拌し、5リットルのオートクレーブ中
に仕込んだ。アパタイト型化合物形成成分の含有量は
6.3(重量%)、リンに対する金属元素の比はモル比
にして1.00と算出される。十分窒素で置換した後、
圧力をゲージ圧にして0.49MPaに設定し、温度を
室温から190℃まで昇温し、その状態を2時間保っ
た。この際、オートクレーブ内の圧力は、ゲージ圧にし
て1.47MPaになる。引き続き圧力を0.049M
Paまで減圧し、温度を240℃に昇温し、その状態を
8時間保った。
9MPaに保つために、生成する水は分縮器により除去
した。冷却後、オートクレーブを開け、ポリマーを取出
し粉砕した。粉砕したポリマーは、80℃の窒素気流中
で24時間乾燥した。その後、小型2軸押出機(東洋精
機(株)製ラボプラストミルME型)を用いて、シリン
ダー温度280℃、スクリュー回転数70rpm、押出
レート4Kg/hrの条件でペレットにした。該ペレッ
トを用いて実施例1と同様にして自動車内装部品評価用
成形品を作製した。
24時間乾燥した。得られたペレットの重量平均分子量
は210000であった。灰化による測定結果から、ア
パタイト型化合物の含有量は5.2重量%であった。高
周波誘導結合プラズマ発光分析によるカルシウムとリン
の定量の結果、リンに対するカルシウムのモル比は1.
01と算出された。透過型顕微鏡の観察結果からアパタ
イト型化合物の平均粒子径は0.25μmであった。9
0重量%のフェノール水溶液を用いた溶出・分離操作に
より得られたアパタイト型化合物のX線回折結果を図2
に示す。この図からアパタイト型化合物の生成を確認で
きる。
(重量部/アパタイト100重量部)、熱分解GCによ
るSb/(Sa+Sb)が0.72となり、有機物の量
は4.1(重量部/アパタイト100重量部)と算出さ
れた。熱分解GC/マススペクトルの解析結果から、ア
パタイト型化合物の熱分解成分に、アジポニトリルが確
認された。また、赤外吸収スペクトルの観察から、16
50cm-1に有機物の存在を示すピークが確認された。
得られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を
表2に示す。
mのリン酸一水素カルシウム二水和物100gを用いる
以外は、実施例6と同様にして行った。得られた自動車
内装部品評価用成形品の重量平均分子量は520000
であった。灰化による測定結果から、アパタイト型化合
物の含有量は2.5重量%であった。得られた自動車内
装部品評価用成形品の物性測定結果を表2に示す。
のリン酸一水素カルシウム二水和物10.5gを用いる
以外は、実施例6と同様にして行った。アパタイト型化
合物形成成分の含有量は0.35重量%、リンに対する
カルシウムのモル比は1.00と算出される。得られた
自動車内装部品評価用成形品の重量平均分子量は、70
000であった。灰化による測定結果から、アパタイト
の含有量は0.21重量%であった。高周波誘導結合プ
ラズマ発光分析によるカルシウムとリンの定量の結果、
リンに対するカルシウムのモル比は0.95と算出され
た。得られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結
果を表2に示す。
5Kgを純水1.5Kgに溶解した水溶液を3Kgの
み、すなわちポリアミド形成成分のみを、5リットルの
オートクレーブ中に仕込んだ。以後、操作は実施例1と
同様な方法で行った。得られた自動車内装部品評価用成
形品の重量平均分子量は35000であった。得られた
自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表2に示
す。
ンジアミン・アジピン酸等モル固体塩を用いた。該固体
塩を50℃の純水1.0Kgに溶解し、水溶液として用
いた。アパタイト型化合物形成成分として、平均粒子径
10μmリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%
懸濁液を1.0Kg(リン酸一水素カルシウム二水和
物:純水=250g:750g)、および平均粒子径
1.5μm重質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を3
87g(炭酸カルシウム:純水=97g:290g)用
いた。該ポリアミド形成成分とアパタイト型化合物形成
成分とを、5リットルのオートクレーブ中に仕込み、5
0℃の温度下、よく攪拌した。
5.8重量%、リンに対する金属元素の比はモル比にし
て1.67と算出される。十分窒素で置換した後、温度
を50℃から270℃まで昇温した。この際、オートク
レーブ内の圧力は、ゲージ圧にして1.77MPaにな
るが、圧力が1.77MPa以上にならないよう水を系
外に除去しながら加熱を1時間続けた。その後加熱を止
め、室温まで冷却し、オートクレーブを開け、ポリマー
を取り出し、粉砕機により粉砕し、80℃の窒素気流中
で24時間乾燥した。
様にして自動車内装部品評価用成形品を作製した。自動
車内装部品評価用成形品の重量平均分子量は35000
であった。灰化による測定結果から、アパタイト型化合
物の含有量は22.3重量%であった。高周波誘導結合
プラズマ発光分析によるカルシウムとリンの定量の結
果、リンに対するカルシウムのモル比は1.67と算出
された。得られた自動車内装部品評価用成形品の物性測
定結果を表3に示す。
ジアミン・アジピン酸等モル固体塩を、50℃の純水7
50gに溶解した水溶液を用いた。アパタイト型化合物
形成成分として、平均粒子径10μmリン酸一水素カル
シウム二水和物の25重量%懸濁液を1.5Kg(リン
酸一水素カルシウム二水和物:純水=375g:112
5g)、および平均粒子径1.5μm重質炭酸カルシウ
ムの25重量%懸濁液を580g(炭酸カルシウム:純
水=145g:435g)用いた。
物形成成分とを、5リットルのオートクレーブ中に仕込
み、50℃の温度下、よく攪拌した。アパタイト型化合
物形成成分の含有量は40.9重量%と算出される。以
後の操作は実施例8と同様にして行った。得られた自動
車内装部品評価用成形品の重量平均分子量は32000
であった。灰化による測定結果から、アパタイト型化合
物の含有量は39.1(重量%)であった。得られた成
形品の物性測定結果を表3に示す。
ジアミン・アジピン酸等モル固体塩を、50℃の純水4
00gに溶解した水溶液を用いた。アパタイト型化合物
形成成分として、平均粒子径10μmリン酸一水素カル
シウム二水和物の25重量%懸濁液を2.0Kg(リン
酸一水素カルシウム二水和物:純水=500g:150
0g)、および平均粒子径1.5μm重質炭酸カルシウ
ムの25重量%懸濁液を772g(炭酸カルシウム:純
水=193g:579g)用いた。該ポリアミド形成成
分とアパタイト型化合物形成成分とを、5リットルのオ
ートクレーブ中に仕込み、50℃の温度下、よく攪拌し
た。
3.4重量%と算出される。以後の操作は実施例12と
同様にして行った。オートクレーブから取出し、粉砕・
乾燥したポリマーの重量平均分子量は14000であっ
た。灰化による測定結果から、アパタイト型化合物の含
有量は61.2重量%であった。該ポリマーを二軸押出
機を用いて、ペレット化することを試みたが、押出時の
ストランドが極めて不安定な状態であり、ペレットとし
て得ることができなかった。また成形品も得ることがで
きなかった。
ンジアミン・アジピン酸等モル固体塩を用いた。該固体
塩を50℃の純水1.5Kgに溶解し、水溶液としてを
用いた。アパタイト型化合物形成成分として、平均粒子
径10μmリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量
%懸濁液を600g(リン酸一水素カルシウム二水和
物:純水=150g:450g)、および平均粒子径
1.5μm重質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を2
32g(炭酸カルシウム:純水=58g:174g)用
いた。該ポリアミド形成成分とアパタイト型化合物形成
成分とを、5リットルのオートクレーブ中に仕込み、さ
らに分子量調節剤として、酢酸(CH3COOH)4.
5gを添加し、50℃の温度下、よく攪拌した。十分窒
素で置換した後、温度を50℃から270℃まで昇温し
た。この際、オートクレーブ内の圧力は、ゲージ圧にし
て1.77MPaになるが、圧力が1.77MPa以上
にならないよう水を系外に除去しながら加熱を1時間続
けた。
げ、底部よりストランド状でポリマーを抜き出し、水
冷、カッティングし、ペレットにした。得られたポリマ
ーの重量平均分子量は12500であった。このポリマ
ーを10リットルのタンブラー型の反応器に入れ、20
0℃の温度下、5リットル/minの窒素を常時流通さ
せながら8時間保持した。冷却後、ポリマ−を取出し
た。得られたポリマーの重量平均分子量は42000で
あった。該ポリマーを用いて、実施例1と同様にして自
動車内装部品評価用成形品を作製した。得られた自動車
内装部品評価用成形品の物性測定結果を表4に示す。
ンジアミン・アジピン酸等モル固体塩を用いた。該固体
塩を50℃の純水1.5Kgに溶解し、水溶液として用
いた。アパタイト型化合物形成成分として、平均粒子径
10μmリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%
懸濁液を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:
純水=150g:450g)、および平均粒子径1.5
μm重質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を232g
(炭酸カルシウム:純水=58g:174g)用いた。
該ポリアミド形成成分とアパタイト型化合物形成成分と
を、5リットルのオートクレーブ中に仕込み、さらに分
子量調節剤として、アジピン酸(COOH(CH2)4C
OOH)9.7gを添加し、50℃の温度下、よく攪拌
した。
270℃まで昇温した。この際、オートクレーブ内の圧
力は、ゲージ圧にして1.77MPaになるが、圧力が
1.77MPa以上にならないよう水を系外に除去しな
がら加熱を1時間続けた。その後、1時間かけ、圧力を
大気圧まで下げ、底部よりストランド状でポリマーを抜
き出し、水冷、カッティングし、ペレットにした。得ら
れたポリマーの重量平均分子は14500であった。ニ
ーダー型反応器(プラスチック工学研究所製、プラボー
BT−30−S2−60−L(L/D=60))を用い
て、290℃の温度下、4Kg/hrの吐出量で押出し
た。得られたポリマーの重量平均分子量は37000で
あった。該ポリマーを用いて、実施例1と同様にして自
動車内装部品評価用成形品を作製した。得られた自動車
内装部品評価用成形品の物性測定結果を表4に示す。
ン(CH3(CH2)16CH2NH2)20gを用いる以外
は、実施例10と同様にして行った。得られた自動車内
装部品評価用成形品の物性測定結果を表4に示す。
H5NH2)14gを用いる以外は、実施例11と同様に
して行った。得られた自動車内装部品評価用成形品の物
性測定結果を表4に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、および平均粒子径1.5μm重
質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を104g(炭酸
カルシウム:純水=26g:78g)用いる以外は実施
例1と同様にして行った。アパタイト型化合物形成成分
の含有量は10.4重量%、リンに対する金属元素の比
はモル比にして1.30と算出される。
量平均分子量は38000であり、灰化による測定か
ら、アパタイト型化合物の含有量は9.2重量%であっ
た。さらに高周波誘導結合プラズマ発光分析によるカル
シウムとリンの定量の結果、リンに対するカルシウムの
モル比は1.28と算出された。得られた自動車内装部
品評価用成形品の物性測定結果を表5に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を469g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
117g:351g)、および平均粒子径1.5μm重
質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を232g(炭酸
カルシウム:純水=58g:174g)用いる以外は実
施例1と同様にして行った。アパタイト型化合物形成成
分の含有量は10.4重量%、リンに対する金属元素の
比はモル比にして1.85と算出される。
量平均分子量は32000であり、灰化による測定か
ら、アパタイト型化合物の含有量は9.3重量%であっ
た。さらに高周波誘導結合プラズマ発光分析によるカル
シウムとリンの定量の結果、リンに対するカルシウムの
モル比は1.88と算出された。得られた自動車内装部
品評価用成形品の物性測定結果を表5に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を100g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
25g:75g)、および平均粒子径1.5μm重質炭
酸カルシウムの25重量%懸濁液を232g(炭酸カル
シウム:純水=58g:174g)用いる以外は実施例
1と同様にして行った。アパタイト型化合物形成成分の
含有量は5.2重量%、リンに対する金属元素の比はモ
ル比にして5.0と算出される。
量平均分子量は26000であり、灰化による測定か
ら、アパタイト型化合物の含有量は4.3重量%であっ
た。さらに高周波誘導結合プラズマ発光分析によるカル
シウムとリンの定量の結果、リンに対するカルシウムの
モル比は5.2と算出された。得られた自動車内装部品
評価用成形品の物性測定結果を表5に示す。
水リン酸一水素カルシウム(CaHPO4)の25重量
%懸濁液を600g(無水リン酸一水素カルシウム:純
水=150g:450g)、および平均粒子径10μm
水酸化カルシウム(Ca(OH)2)の25重量%懸濁
液を216g(水酸化カルシウム:純水=54g:16
2g)用いた以外は実施例1と同様にして行った。得ら
れた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表6
に示す。
酸三カルシウム(Ca 3(PO4)2)の25重量%懸濁
液を600g(リン酸三カルシウム:純水=150g:
450g)、および平均粒子径10μm水酸化カルシウ
ムの25重量%懸濁液を60g(水酸化カルシウム:純
水=12g:48g)用いた以外は実施例1と同様にし
て行った。得られた自動車内装部品評価用成形品の物性
測定結果を表6に示す。
ン酸二水素カルシウム(CaH2P2O7)の25重量%
懸濁液を600g(二リン酸二水素カルシウム:純水=
150g:450g)、および平均粒子径10μm水酸
化カルシウムの25重量%懸濁液を400g(水酸化カ
ルシウム:純水=100g:300g)用いた以外は実
施例1と同様にして行った。得られた自動車内装部品評
価用成形品の物性測定結果を表6に示す。
酸二水素カルシウム一水和物(Ca(HPO4)2・H2
O)の25重量%懸濁液を300g(リン酸二水素カル
シウム一水和物:純水=75g:225g)、および平
均粒子径1.5μm重質炭酸カルシウムの25重量%懸
濁液を288g(炭酸カルシウム:純水=72g:21
6g)用いた以外は実施例1と同様にして行った。得ら
れた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表6
に示す。
ン酸カルシウム(Ca 2P2O7)の25重量%懸濁液を
600g(二リン酸カルシウム:純水=150g:45
0g)、および平均粒子径1.5μm重質炭酸カルシウ
ムの25重量%懸濁液を320g(炭酸カルシウム:純
水=80g:240g)用いた以外は実施例1と同様に
して行った。得られた自動車内装部品評価用成形品の物
性測定結果を表6に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質炭酸
カルシウムの25重量%懸濁液を220g(炭酸カルシ
ウム:純水=55g:165g)、および平均粒径5.
0μmフッ化カルシウム(CaF2)の25重量%懸濁
液を10g(フッ化カルシウム:純水=2.5g:7.
5g)を用いた以外は実施例1と同様にして行った。得
られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表
7に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質炭酸
カルシウムの25重量%懸濁液を176g(炭酸カルシ
ウム:純水=44g:132g)、および平均粒径5.
0μmフッ化カルシウム(CaF2)の25重量%懸濁
液を44g(フッ化カルシウム:純水=11g:33
g)を用いた以外は実施例1と同様にして行った。得ら
れた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表7
に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質炭酸
カルシウムの25重量%懸濁液を200g(炭酸カルシ
ウム:純水=50g:150g)、および平均粒径5.
0μm塩化カルシウム(CaCl2)の25重量%懸濁
液を36g(塩化カルシウム:純水=9g:27g)を
用いた以外は実施例1と同様にして行った。得られた自
動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表7に示
す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質炭酸
カルシウムの25重量%懸濁液を200g(炭酸カルシ
ウム:純水=50g:150g)、および平均粒径10
μm炭酸ストロンチウム(SrCO3)の25重量%懸
濁液を48g(炭酸ストロンチウム:純水=12g:3
6g)を用いた以外は実施例1と同様にして行った。得
られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表
7に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質炭酸
カルシウムの25重量%懸濁液を200g(炭酸カルシ
ウム:純水=50g:150g)、および平均粒径10
μm炭酸バリウム(BaCO3)の25重量%懸濁液を
64g(炭酸バリウム:純水=16g:48g)を用い
た以外は実施例1と同様にして行った。得られた自動車
内装部品評価用成形品の物性測定結果を表7に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を540g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
135g:405g)、平均粒子径5.0μmリン酸マ
グネシウム第二・三水和物(MgHPO4・3H2O)の
25重量%懸濁液を60g(リン酸マグネシウム第二・
三水和物:純水=15g:45g)、平均粒子径10μ
m重質水酸化カルシウムの25重量%懸濁液を172g
(水酸化カルシウム:純水=43g:129g)、を用
いた以外は実施例1と同様にして行った。得られた自動
車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表7に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径10μm水酸化カル
シウムの25重量%懸濁液を160g(水酸化カルシウ
ム:純水=40g:120g)、および平均粒径10μ
m塩化鉄(II)四水和物(FeCl2・4H2O)の25
重量%懸濁液を32g(塩化鉄(II)四水和物:純水=
8g:24g)を用いた以外は実施例1と同様にして行
った。得られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定
結果を表8に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径10μm水酸化カル
シウムの25重量%懸濁液を160g(水酸化カルシウ
ム:純水=40g:120g)、および平均粒径10μ
m塩化鉄(III)六水和物(FeCl3・6H2O)の2
5重量%懸濁液を44g(塩化鉄(III)六水和物:純
水=11g:33g)を用いた以外は実施例1と同様に
して行った。得られた自動車内装部品評価用成形品の物
性測定結果を表8に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=
150g:450g)、平均粒子径10μm水酸化カル
シウムの25重量%懸濁液を160g(水酸化カルシウ
ム:純水=40g:120g)、および平均粒径10μ
mヨウ化銅(CuI)の25重量%懸濁液を32g(ヨ
ウ化銅:純水=8g:24g)を用いた以外は実施例1
と同様にして行った。得られた自動車内装部品評価用成
形品の物性測定結果を表8に示す。
0μmリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸
濁液を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純
水=150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質
炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を232g(炭酸カ
ルシウム:純水=58g:174g)を用いた以外は実
施例1と同様にして行った。自動車内装部品評価用成形
品の透過型顕微鏡の観察結果から、アパタイト型化合物
の平均粒子径は0.52μmであった。得られた自動車
内装部品評価用成形品の物性測定結果を表9に示す。
0μmリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸
濁液を600g(リン酸一水素カルシウム二水和物:純
水=150g:450g)、平均粒子径1.5μm重質
炭酸カルシウムの25重量%懸濁液を232g(炭酸カ
ルシウム:純水=58g:174g)を用いた以外は実
施例1と同様にして行った。自動車内装部品評価用成形
品の透過型顕微鏡の観察結果から、アパタイト型化合物
の平均粒子径は0.88μmであった。得られた自動車
内装部品評価用成形品の物性測定結果を表9に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
と、平均粒子径0.25μm重質炭酸カルシウムの25
重量%懸濁液を、それぞれ、40℃の温度下、超音波処
理を30分間行った以外は、実施例1と同様にして行っ
た。得られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結
果を表10に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
と、平均粒子径0.25μm重質炭酸カルシウムの25
重量%懸濁液を、それぞれ、60℃の温度下、ホモジナ
イザーによる処理を10分間行った以外は、実施例1と
同様にして行った。得られた自動車内装部品評価用成形
品の物性測定結果を表10に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
に分散剤としてポリアクリル酸アンモニウム塩(第一工
業製薬(株)製セラモD−134)6gを添加し、また
平均粒子径0.25μm重質炭酸カルシウムの25重量
%懸濁液にポリアクリル酸アンモニウム塩2.32gを
添加後、それぞれ、40℃の温度下、超音波処理を30
分間行った以外は、実施例1と同様にして行った。
0重量%のフェノール水溶液を用いた溶出・分離操作に
より得られたアパタイト型化合物の熱重量分析による熱
減量率Xは12.7(重量部/アパタイト100重量
部)、熱分解GCによるSb/(Sa+Sb)が0.7
5となり、有機物の量は9.5(重量部/アパタイト1
00重量部)と算出された。熱分解GC/マススペクト
ルの解析結果から、アパタイト型化合物の熱分解成分
に、シクロペンタノンとアジポニトリルの両熱分解成分
が確認された。また、赤外吸収スペクトルの観察から、
1550cm-1と1650cm-1に有機物の存在を示す
ピークが確認された。得られた自動車内装部品評価用成
形品の物性測定結果を表10に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
に分散剤としてポリアクリル酸ナトリウム塩(第一工業
製薬(株)製シャロールAN−103P)6gを添加
し、また平均粒子径0.25μm重質炭酸カルシウムの
25重量%懸濁液にポリアクリル酸ナトリウム塩2.3
2gを添加後、それぞれ、40℃の温度下、超音波処理
を30分間行った以外は、実施例1と同様にして行っ
た。得られた自動車内装部品評価用成形品の物性測定結
果を表10に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
に分散剤としてクエン酸ナトリウム塩(昭和化工(株)
製)1.2gを添加し、また平均粒子径0.25μm重
質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液にクエン酸ナトリ
ウム塩0.46gを添加後、それぞれ、40℃の温度
下、超音波処理を30分間行った以外は、実施例1と同
様にして行った。得られた自動車内装部品評価用成形品
の物性測定結果を表10に示す。
mリン酸一水素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液
に分散剤としてショ糖ステアリン酸エステル(第一工業
製薬(株)DKエステル)6gを添加し、また平均粒子
径0.25μm重質炭酸カルシウムの25重量%懸濁液
にショ糖ステアリン酸エステル2.32gを添加後、そ
れぞれ、40℃の温度下、超音波処理を30分間行った
以外は、実施例1と同様にして行った。得られた自動車
内装部品評価用成形品の物性測定結果を表10に示す。
ンジアミン・アジピン酸等モル固体塩を、50℃の純水
1.5Kgに溶解した水溶液を用いた。アパタイト型化
合物形成成分として、平均粒子径3.0μmリン酸一水
素カルシウム二水和物の25重量%懸濁液を600g
(リン酸一水素カルシウム二水和物:純水=150g:
450g)、および平均粒子径1.5μm重質炭酸カル
シウムの25重量%懸濁液を232g(炭酸カルシウ
ム:純水=58g:174g)用いた。該ポリアミド形
成成分とアパタイト型化合物形成成分とを、5リットル
のオートクレーブ中に仕込み、さらに錯化剤として、エ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)を6g添加し、50
℃の温度下、よく撹拌した。以後の操作は実施例1と同
様にして行った。得られた自動車内装部品評価用成形品
の物性測定結果を表11に示す。
gの代わりに、エチレンジアミン(en)1.3gを用
いる以外は、実施例39と同様にして行った。得られた
自動車内装部品評価用成形品の物性測定結果を表11に
示す。
00重量部に対して、ガラス繊維(旭ファイバーグラス
(株)製JAFT2A)35重量部を290℃の温度で
2軸押出機(東芝機械(株)TEM35を用いて溶融混
練して、ガラス繊維濃度25重量%の強化ポリアミド樹
脂組成物ペレットを得、自動車内装部品評価用成形品を
成形した。得られた成形品の物性評価結果を表12に示
す。
を用いる以外は、実施例41と同様にして、ガラス繊維
濃度25重量%の強化ポリアミド樹脂組成物ペレットを
得、自動車内装部品評価用成形品を作製した。得られた
成形品の物性評価結果を表12に示す。本比較例のよう
に単にナイロン66にガラス繊維を配合して得られた成
形品は、実施例41の本発明のポリアミド製成形品に比
べて、そりや収縮による変形が著しく大きくなる。その
ため、成形品をうまく組み込めないなどの不具合が生じ
る。
4Kgとゴム(旭化成工業(株)タフテックM194
3:無水マレイン酸変性ゴム)1Kgとを配合し、二軸
押出機((株)東芝機械製TEM35)を用いて280
℃の温度下押出し、ペレットとし、自動車内装部品評価
用成形品を得た。得られた成形品の物性測定結果を表1
2に示す。
0)4Kgとゴム(旭化成工業(株)タフテックM19
43:無水マレイン酸変性ゴム)1Kgとを配合し、二
軸押出機((株)東芝機械製TEM35)を用いて28
0℃の温度下押出し、ペレットとし、自動車内装部品評
価用成形品を得た。得られた成形品の物性測定結果を表
12に示す。
4Kgとゴム(三井化学(株)タフマーMA8510:
無水マレイン酸変性ゴム)1Kgとを配合し、二軸押出
機((株)東芝機械製TEM35)を用いて280℃の
温度下押出し、ペレットとし、自動車内装部品評価用成
形品を得た。得られた成形品の物性測定結果を表12に
示す。
0)4Kgとゴム(三井化学(株)タフマーMA851
0:無水マレイン酸変性ゴム)1Kgとを配合し、二軸
押出機((株)東芝機械製TEM35)を用いて280
℃の温度下押出し、ペレットとし、自動車内装部品評価
用成形品を得た。得られた成形品の物性測定結果を表1
2に示す。
ド中に均一にかつ微細に分散し、その界面においてポリ
アミドに極めて良好に固着、接着しているアパタイト型
化合物を含有するポリアミド樹脂組成物からなる自動車
内装部品である。したがって、本発明の自動車内装部品
は、剛性、強度、靭性に優れ、かつ耐熱性、耐候性に優
れるという特徴を有する。このために、例えばレジスタ
ーブレード、ウォシャーレバー、ウィンドレギュレータ
ーハンドル、ウィンドレギュレーターハンドルのノブ、
パッシングライトレバー、サンバイザーブラケット、サ
ンバイザーアーム、アクセルペダルなどの自動車内装部
品として非常に有用であることが期待される。
離したアパタイト型化合物の広角X線回折測定結果であ
る。
離したアパタイト型化合物の広角X線回折測定結果であ
る。
離したアパタイト型化合物の広角X線回折測定結果であ
る。
広角X線回折測定結果である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリアミド50〜99.5重量%と、フ
ェノール溶媒に不溶な有機物を含有するアパタイト型化
合物0.5〜50重量%からなり、該有機物がアパタイ
ト型化合物100重量部あたり0.5〜100重量部で
あることを特徴とする自動車内装部品。 - 【請求項2】 ポリアミド形成成分50〜99.5重量
%と、アパタイト型化合物形成成分0.5〜50重量%
とを配合し、ポリアミドの重合反応およびアパタイト型
化合物の合成反応を進行させて得られるポリアミド樹脂
組成物を用いることを特徴とする自動車内装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32822199A JP3327274B2 (ja) | 1998-11-30 | 1999-11-18 | 自動車内装部品 |
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---|---|---|---|
JP10-339232 | 1998-11-30 | ||
JP33923298 | 1998-11-30 | ||
JP32822199A JP3327274B2 (ja) | 1998-11-30 | 1999-11-18 | 自動車内装部品 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3327274B2 JP3327274B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=26572793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32822199A Expired - Fee Related JP3327274B2 (ja) | 1998-11-30 | 1999-11-18 | 自動車内装部品 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3327274B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002293923A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Asahi Kasei Corp | 耐熱性及び剛性の改良されたポリアミド樹脂組成物 |
JP2007246581A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法 |
JP2007246580A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法 |
JP2014019791A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂組成物よりなるプラスチックホック成形体 |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32822199A patent/JP3327274B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002293923A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Asahi Kasei Corp | 耐熱性及び剛性の改良されたポリアミド樹脂組成物 |
JP2007246581A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法 |
JP2007246580A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法 |
JP2014019791A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアミド樹脂組成物よりなるプラスチックホック成形体 |
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