JP2000226330A - 水溶性エキナセア及びその製造方法 - Google Patents

水溶性エキナセア及びその製造方法

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JP2000226330A
JP2000226330A JP11027680A JP2768099A JP2000226330A JP 2000226330 A JP2000226330 A JP 2000226330A JP 11027680 A JP11027680 A JP 11027680A JP 2768099 A JP2768099 A JP 2768099A JP 2000226330 A JP2000226330 A JP 2000226330A
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water
soluble
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extract
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Satoshi Mishima
敏 三島
Yoshio Tanaka
美穂 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免疫賦活作用、抗腫瘍作用及びウイルス増殖
抑制作用等の活性を従来よりも顕著に高めることができ
るとともに、安心して使用することができる水溶性エキ
ナセア及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 水溶性エキナセアは、多糖類を含有し、
分子量が3000〜10000のものである。多糖類の
含有量は70重量%以上であることが好ましい。この水
溶性エキナセアは、エキナセアより水系溶媒で有効成分
を抽出してエキナセア水抽出物を調製し、そのエキナセ
ア水抽出物から低分子物質を除去後、有機溶媒で高分子
物質を除去することにより得られる。低分子物質の除去
は透析法、限外濾過法又はゲル濾過法により行われ、高
分子物質の除去は沈殿法により行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば免疫賦
活、抗腫瘍活性等の活性を発揮することができる水溶性
エキナセア及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、癌、エイズ、アレルギーといった
病気が増加傾向にあり、これら疾患の治療法は、引き続
き大きな課題であろう。これら疾患はすべて動物が本来
持つ生体防御機構である免疫に関係する病気で、免疫機
能の低下又は異常が原因である。この中でも人々の関心
の高い疾患は癌である。癌は免疫機能低下もその発症要
因の一つとされている。西洋医薬を用いた癌療法に伴う
副作用の出現は、患者への精神的・肉体的負担と共に短
命化へと導くことが問題点となっている。
【0003】天然物由来の抗腫瘍医薬品としては、S.he
molyticus Suの溶連菌製剤OK−432(ピシバニー
ル)、カワラタケ由来のPSK(クレスチン)、椎茸由
来のレンチナン、スエヒロタケ由来のソニフィラン等が
実用化されている。免疫ネットワークの内、癌について
は特にヘルパーT細胞の作用低下が知られており、この
細胞のみ特異的に賦活化する素材が好ましい。しかし、
そのような免疫賦活剤と称されるものは免疫系全般に作
用するものがほとんどである。
【0004】ところで、エキナセアは、キク科、ムラサ
キバレンギク属の多年生植物で、形態的に異なる3種の
バリエーションが存在する。つまり、エキナセア・プル
プレア(Echinacea purpurea Moench )とエキナセア・
パリダ(Echinacea pallidaNutt)はアメリカ中央部か
ら東部にかけて分布し、エキナセア・アングスティフォ
リア(Echinacea angstifolia DC)は、西部に分布す
る。本素材は、古来から、内服薬として炎症や熱性感染
症の治療、体質改善剤、外用薬として傷薬として使用さ
れてきた。その成分としては20種類以上のアルカリア
ミドやカフェ酸エステルの他、平均分子量約35,00
0のヘテロキシランや平均分子量が約450,000の
アラビノガラクタンなどの多糖類を成分として含んでお
り、これらの薬理効果も数多く発表されている。特に、
エキナセアの多糖類についてはマクロファージ活性やサ
イトカイン分泌促進などの免疫賦活作用が報告されてい
る(「British herbal compendium 」Edited by Peter
R. Bradley Vol1 等)。
【0005】また、エキナセアの細胞培養物から得ら
れ、免疫刺激性を有する平均分子量11万の多糖体が示
唆されている(特公平6−45643号公報)。エキナ
セアの欧米における適用としては、ウイルス性感染症、
敗血症、フルンケル症、皮膚病であり、それらは、主に
アルコール抽出、水抽出、搾汁、超臨界抽出(特開平4
−82838号公報)により得られた粗エキスとして用
いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
各種素材は適用禁忌として白血病や膠原病などの自己免
疫疾患が挙げられており、免疫賦活作用がランダムに働
くため安心して使用できない場合がある。従って、より
安心して服用することができる素材が求められている。
【0007】この発明は、以上のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、免疫賦活作用、抗腫瘍作用及びウイルス
増殖抑制作用等の活性を従来よりも顕著に高めることが
できるとともに、安心して使用することができる水溶性
エキナセア及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは免疫賦活作
用を有する低分子化合物から高分子化合物の内、キノコ
類に代表され、自己免疫疾患の人々でも安心して服用で
きる多糖体に注目した。多糖体は前述の通り部分的には
知られているが、従来にない高い活性を有する画分を検
索し、この発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、請求項1に記載の発明の水溶性
エキナセアは、多糖類を含有し、分子量が3000〜1
0000であるものである。請求項2に記載の発明の水
溶性エキナセアは、請求項1に記載の発明において、前
記多糖類の含有量が70重量%以上であるものである。
【0010】請求項3に記載の発明の水溶性エキナセア
の製造方法は、エキナセアより水系溶媒で有効成分を抽
出してエキナセア水抽出物を調製し、そのエキナセア水
抽出物から低分子物質を除去後、有機溶媒で高分子物質
を除去するものである。
【0011】請求項4に記載の発明の水溶性エキナセア
の製造方法は、請求項3に記載の発明において、前記低
分子物質の除去は透析法、限外濾過法又はゲル濾過法に
より行われるものであり、高分子物質の除去は沈殿法に
より行われるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。水溶性エキナセアは、多糖類を含有
し、分子量が3000〜10000のものである。この
水溶性エキナセアは、免疫賦活作用(白血球貪食能)の
他、肉腫形成抑制作用、胸腺リンパ腫性自然発症白血病
やこの誘発能を有する内在性リコンビナント白血病に対
するウイルス増殖抑制作用等の作用を有する。水溶性エ
キナセアはエキナセア水抽出物のうち、分子量が300
0〜10000の範囲にある画分である。
【0013】この水溶性エキナセアは、前記のように多
糖類を含有し、その含有量は70重量%以上であること
が好ましい。免疫賦活作用、肉腫形成抑制作用及びウイ
ルス増殖抑制作用を有効に発揮させるためである。ま
た、水溶性エキナセアの分子量は3000〜10000
となるように、透析法、限外濾過法又はゲル濾過法によ
り低分子物質を除去後、有機系溶媒を用いた沈殿法によ
り高分子物質を除去したものである。
【0014】水溶性エキナセアはエキナセアの水抽出
物、つまりエキナセアに含有される水溶性物質全体をさ
らに精製したものであり、精製前と比べて白血球貪食能
促進作用、肉腫形成抑制作用、胸腺リンパ腫性自然発症
白血病抑制作用、白血病ウイルス増殖抑制作用等の有意
な増強効果が発揮される。この水溶性エキナセアは、そ
の精製の度合いによってさらに強い活性画分が得られ
る。従って、この水溶性エキナセアは、従来のエキナセ
ア抽出物より強力な免疫賦活及び抗腫瘍作用を有する食
品素材として、一般食品や飲料品等に含有させて利用す
ることができる。
【0015】次に、水溶性エキナセアの製造方法につい
て詳細に説明する。水溶性エキナセアは、エキナセアよ
り水系溶媒で抽出操作してエキナセア水抽出物を調製し
た後、低分子物質を除去し、次いで有機溶媒で高分子物
質を除去することにより得られる。原料となるエキナセ
アは、アメリカ、ヨーロッパ諸国など様々な産地で採取
されるものが使用される。水系溶媒は、水のほかアルカ
リ水や酸性水が用いられる。エキナセア中の有効成分を
抽出し、低分子物質を除去する手段としては、透析法、
限外濾過法又はゲル濾過法が低分子物質の分離能力に優
れているため好適に採用される。また、高分子物質を除
去する手段としては、沈殿法が簡単な操作であるため好
適に採用される。
【0016】具体的には、エキナセア水抽出物は、エキ
ナセアを粉砕機によって粉砕した粉末又はエキナセアの
搾汁液を乾燥した粉末に対して水を加え、熱水中で撹拌
して水に溶解させた水溶液を濾過することにより得られ
る。この場合、水の量はエキナセアの粉末1重量部に対
して1〜20重量部、熱水の温度は50〜100℃及び
撹拌時間は1〜15時間であることが好ましい。
【0017】このエキナセアに加えられる水の量が、1
重量部未満の場合、エキナセア中の水溶性成分が飽和状
態となり、有効成分が充分に抽出されない。逆に水の量
が20重量部を超える場合、必要以上に希釈することに
よって、大がかりな抽出設備が必要となり経済的ではな
い。また、エキナセアを溶解させる際の温度が50℃未
満の場合、エキナセア中の水溶性成分が確実に溶解され
るまでに長い時間が必要とされる。逆に100℃を超え
る場合、有効成分の抽出効率はそれ以上の向上が望めな
い。同様に撹拌時間が1時間未満の場合には、エキナセ
ア中の水溶性成分が充分に抽出されず、逆に15時間を
超える場合には、既に水溶性成分が確実に溶解されてい
るため意味がない。
【0018】次に、エキナセア水抽出物から、水溶性エ
キナセアを精製する方法について説明する。水溶性エキ
ナセアは、水に溶解された状態のエキナセア水抽出物を
限外濾過法、透析法等を用いて、低分子物質を除去後、
有機系溶媒にて高分子物質を除去することによって得ら
れる。この場合、エキナセア水抽出物は通常乾燥粉末と
され、それに水が加えられたものが使用される。限外濾
過法としては、ゲル濾過担体、限外濾過モジュール、加
圧式濾過装置を使用する方法が好適に適用される。有機
系溶媒としては、エタノール、メタノールなどが用いら
れるが、食品に使用できることからエタノールを用いる
のが好ましい。
【0019】なお、エキナセア水抽出物乾燥粉末を水に
溶解させる際の濃度としては、エキナセア水抽出物乾燥
粉末が確実に溶解される0.1〜10重量%が好まし
く、1〜2重量%がさらに好ましい。このエキナセア抽
出物乾燥粉末を水に溶解させる際の濃度が0.1重量%
未満の場合、必要以上に希釈することによって、大がか
りな設備が必要となり、経済的ではない。逆に10重量
%を超える場合、エキナセア水抽出物が飽和になり、充
分に溶解されない。
【0020】ゲル濾過担体を用いる方法は、アガロース
やポリアクリルアミドを担体とするゲル濾過剤を充填し
たカラム上に、水に溶解された状態のエキナセア水抽出
物を静置した後、低流速で水を流しながら高分子物質と
低分子物質とのカラム中での移動速度の差を利用して、
目的とする分子量画分が分取される。このときに使用さ
れるゲル濾過担体としては、分子量が3000〜100
00の物質を容易に分離できるものが好ましい。
【0021】限外濾過モジュールを用いる方法は、水に
溶解された状態のエキナセア水抽出物に含まれる低分子
物質を、循環ポンプで強制的にモジュール内のフィルタ
ーを通過させながら、フィルター外に透過させて除去す
ると同時に、限定分子量以上の物質を濃縮するものであ
る。このフィルターとしては、分子量が3000未満の
低分子物質を透過させるものが好ましい。
【0022】加圧式濾過装置を用いる方法は、上記モジ
ュールの代わりに平膜のメンブレンフィルターを用い、
加圧しながら強制的に透過させることによって除去し、
目的とする分子量画分を得るものである。このとき使用
されるフィルターは、分子量3000未満の物質を透過
させるものが好ましい。
【0023】透析法は、水に溶解された状態のエキナセ
ア水抽出物を透析チューブ内に封入し、水又は希薄な緩
衝液からなる透析外液中で、時々透析外液を交換しなが
ら又は流水中で12〜6日間、好ましくは2〜3日間透
析することによって、低分子物質を透析外液中に拡散さ
せて目的とする高分子画分を得るものである。また、こ
のときに使用される透析チューブは、セルロースエステ
ルやセロファン等の半透膜のうち、分子量が、3000
未満の物質を透過させるものが好ましい。このようにし
て得られた分子量3000以上の画分から次にアルコー
ルによって10000以上の高分子物質を沈殿させる。
確実に沈殿させるため上記の水溶液は固形分として10
%以上含まれていることが好ましい。10%以下のとき
には5℃付近の低温で長時間を要する。
【0024】エタノール析出法は、濃いエタノール溶液
中での水溶性エキナセアの溶解性を利用して、選択的に
析出させる方法である。このエタノール析出法は、水に
溶解された状態のエキナセア水抽出物に適当量のエタノ
ールを加え、沈殿を生成除去することによって水溶性エ
キナセアを得るものである。水溶性エキナセアは、水に
溶解された状態のエキナセア水抽出物に、この操作終了
時点における濃度(終濃度)が30〜80容量%となる
ようにエタノールを添加した溶液を、静置又は遠心分離
した後に沈殿を除くことによって得られる。
【0025】さらに、添加されるエタノールの終濃度
は、活性及び収率を向上させるために、50〜70容量
%であることが好ましい。この水溶性エキナセアを分離
させるエタノール濃度が30容量%未満の場合、分子量
10000以上の多糖類を充分除去することができな
い。逆に80重量%を超える場合、ほとんどすべての水
溶性成分が析出してしまい、充分な量の水溶性エキナセ
アが得られない。
【0026】また、水溶性エキナセアは、前記エタノー
ル析出法において、水に溶解された状態のエキナセア水
抽出物に、あらかじめ食塩や硫酸アンモニウム等の塩析
用塩類を0.5〜5%重量%、好ましくは1〜2重量%
添加することによって、塩析効果によりエタノール添加
物に確実に沈殿を生成させることも可能である。この添
加される塩類濃度が0.5重量%未満の場合、塩析効果
がほとんど発揮されない。逆に5重量%を超える場合、
塩析効果が高すぎて、ほとんどすべての水溶性成分が析
出してしまい、水溶性エキナセアを充分に得ることがで
きない。
【0027】水溶性エキナセアの分子量の測定は、例え
ばゲル濾過カラムで溶媒として10mMリン酸緩衝液
(pH7.0)を使用し、RI屈折計を用いて流速0.7
ml/minでクロマト分離することにより行われる。得ら
れる分子量の分布は図5に示すような複数のピークを有
するものとなる。そのような分子量の分布のうち、目的
とする水溶性エキナセアの分子量は3000〜1000
0の範囲のものである。
【0028】以上のような方法によって得られた水溶性
エキナセアは、多糖体を含有し、分子量が3000〜1
0000である。さらに、この水溶性エキナセアは、エ
キナセア中に含有される免疫賦活及び抗腫瘍性物質であ
ることが、分子量及び化学的分析により判明した。通
例、エキナセア抽出物には水溶性及び脂溶性成分を含み
水では完全溶解されない。前述したエキナセア精製物は
水溶性であり、高いバイオアベラビリティーを有し、よ
ってこの水溶性エキナセアは、従来より知られているエ
キナセア抽出物よりも、白血球貪食能促進作用、肉腫形
成抑制作用、胸腺リンパ腫性自然発症白血病抑制作用及
び白血病ウイルス増殖抑制作用等の有意な増強効果が発
揮される。
【0029】また、この水溶性エキナセアは、そのまま
利用することができる他、直接濃縮法、減圧濃縮法、ス
プレードライ法又は凍結乾燥法によって水分を除去し、
水溶性エキナセア乾燥粉末としても利用することができ
る。従って、この水溶性エキナセアは、従来より強力な
免疫賦活及び抗腫瘍剤として食料品や飲料品等に添加し
たりして、広範囲に利用することが可能である。
【0030】次に、前記実施形態の水溶性エキナセア及
びその製造方法の効果を説明する。 ・ 実施形態の水溶性エキナセアによれば、エキナセア
が多年生植物としての天然物由来のもので、多糖類を含
有し、しかも分子量3000未満の低分子量のものと分
子量10000を超える高低分子量のものを有しない分
子量3000〜10000の範囲内のものである。この
ため、水溶性エキナセアは副作用がなく、すべての人が
安心して使用することができる。
【0031】・ 実施形態の水溶性エキナセアによれ
ば、水に溶解しやすい性質を有しており、水溶性のまま
又は乾燥粉末として使用することができる。加えて、比
活性が高いことからごく少量を添加するだけで良く、本
来の食品の味、香り等のテクスチュアを変えることな
く、一般食品から健康食品まで広範囲の用途に利用する
ことができる。
【0032】・ 実施形態の水溶性エキナセアの製造方
法によれば、免疫賦活作用及び抗腫瘍作用等の活性に優
れた効果を示し、さらに高品質の水溶性エキナセアを容
易に製造することが可能である。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げ、前記実施形
態をさらに具体的に説明する。 (実施例1)ヨーロッパ産エキナセア・プルプレア搾汁
液乾燥粉末(スイス、ファーマベータ社)2kgに蒸留
水20L(リットル)を加えて100℃で1時間有効成
分を抽出し、水抽出液とした。この水抽出液を3000
回転で10分間遠心分離し、濾紙で濾過した。この濾液
を凍結乾燥したところ、1006gのエキナセア水抽出
物乾燥粉末が得られた。
【0034】次に、エキナセア水抽出物乾燥粉末100
gを蒸留水1Lに溶解し、分子量3000未満の低分子
物質を透過させる透析チューブ内に封入し、水からなる
透析外液中で、時々透析外液を交換しながら2日間透析
を行った。2日後、透析チューブを透過しなかった分子
量3000以上の分子量画分を取り出し、凍結乾燥した
ところ5gの透析内液乾燥エキナセア粉末が得られた。
【0035】さらに、透析内液乾燥エキナセア粉末5g
に蒸留水500mlを加えて充分撹拌した後、99%エ
タノールを撹拌しながらゆっくり添加していった。50
0mlのエタノールを添加した後(エタノール濃度50
%)、しばらく撹拌し、不溶解物を充分に生成させた。
この溶液を3000回転で10分間遠心分離し、上清と
沈殿に分離した。上清を凍結乾燥することにより、水溶
性エキナセア上清乾燥粉末3.7gが得られた。また、
沈殿を凍結乾燥し、水溶性エキナセア沈殿乾燥粉末1.
3gが得られた。 (実施例2)実施例1で得られた透析内液乾燥エキナセ
ア粉末5gに蒸留水500mlを加え、充分撹拌した後
に、99%エタノールを撹拌しながらゆっくり添加して
いった。1.2Lのエタノールを添加した後(エタノー
ル濃度70%)、しばらく撹拌し、不溶解物を充分に生
成させた。この溶液を3000回転で10分間遠心分離
し、上清と沈殿に分離した。上清を採取し、凍結乾燥す
ることにより、水溶性エキナセア上清乾燥粉末2.7g
が得られた。また、沈殿を採取して凍結乾燥し、水溶性
エキナセア沈殿乾燥粉末2.3gが得られた。 (実施例3)エキナセア・アングスティフォーリアの全
草(ドイツ・ポールミューゲン社製)を乾燥粉砕し、1
kgの粉末が得られた。この粉末に蒸留水10Lを添加
し、100℃で5時間有効成分を抽出して抽出液とし
た。この抽出液を3000回転で10分間遠心分離し、
得られた上清を濾紙で濾過した。この濾液を凍結乾燥し
たところ、45gのエキナセア水抽出物乾燥粉末が得ら
れた。この乾燥粉末10gに蒸留水100mlを加えて
充分に撹拌した水溶液を、PD−10カラム(ファルマ
シア社製のセファデックスG−75:内径50mm×長
さ100cm)を用いてゲル濾過を行った。
【0036】ゲル担体に吸着した分子量3000以上の
成分を溶出させて凍結乾燥を行ったところ、83mgの
ゲル濾過エキナセア抽出物乾燥粉末が得られた。この操
作を繰り返し、充分な量のゲル濾過エキナセア抽出物乾
燥粉末を得た。この粉末8.3gを蒸留水500mlに
溶解し、実施例1と同様の操作にて水溶性エキナセア上
清乾燥粉末5.1g及び水溶性エキナセア沈殿乾燥粉末
3.2gを得た。 (実施例4)エキナセア・プルプレア搾汁液乾燥粉末
(ドイツ・パニンクレット社製)1kgに蒸留水10L
を添加し、100℃で1時間撹拌機で撹拌して懸濁液と
した。この懸濁液を3000回転で10分間遠心分離
し、得られた上清を濾紙で濾過した。この濾液を凍結乾
燥したところ、50.3gのエキナセア水抽出物乾燥粉
末が得られた。
【0037】得られたエキナセア水抽出物乾燥粉末10
gに蒸留水100mlを加えて充分に撹拌した水溶液を
限外濾過モジュール(旭化成社製のペンシル型モジュー
ルSEP−0013)を用い、分子量3000以下の成
分を除去した。フィルター内の溶液を凍結乾燥したとこ
ろ310mgの水溶性エキナセア乾燥粉末が得られた。
以上の操作を繰り返し、充分な量のモジュール処理エキ
ナセア抽出物乾燥粉末を得た。この粉末3.1gを蒸留
水500mlに溶解し、実施例2と同様の操作で水溶性
エキナセア上清乾燥粉末1.7g及び水溶性エキナセア
沈殿乾燥粉末1.4gを得た。 (活性比較試験)次に、多糖体を含有し、分子量300
0〜10000の水溶性エキナセアの活性を確認するた
め、実施例1及び2で得られた各画分について、薬理学
的な活性比較試験(白血球貪食能、肉腫形成抑制作用、
胸腺リンパ腫性自然発症白血病抑制作用、内在性リコン
ビナント白血病ウイルス増殖抑制作用)を行った。ま
た、各画分の糖質及び蛋白質の含有量と分子量を求め
た。 (1)実施例1のエキナセア水抽出物乾燥粉末 (2)実施例1のエキナセア透析内液乾燥粉末 (3)実施例1の水溶性エキナセア上清乾燥粉末(エタ
ノール濃度50%) (4)実施例1の水溶性エキナセア沈殿乾燥粉末(エタ
ノール濃度50%) (5)実施例2の水溶性エキナセア上清乾燥粉末(エタ
ノール濃度70%) (6)実施例2の水溶性エキナセア沈殿乾燥粉末(エタ
ノール濃度70%) (実験例1:白血球貪食能の測定)白血球貪食能を調べ
ることによって、水溶性エキナセアの免疫賦活作用を確
かめることができる。
【0038】試料: 上記サンプル(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)及び(6)を最終濃度30μg/
mlとなるようPBS(―)〔リン酸緩衝塩類溶液(Ca,M
g を含まない)〕で調製した。また、対照としてこれら
の粉末を添加しない反応液を調製した。
【0039】ラット白血球懸濁液の調製: ラットに
0.3%グリコーゲン(glycogen)を腹腔内投与し、4時
間後に腹水を回収した。これをPBS(―)溶液で3回
洗浄後、細胞数を5×106個/mlとなるようPBS
(−)に懸濁した。
【0040】白血球のイースト(yeast )死菌貪食能の
測定: 200μl のラット白血球懸濁液(5×106
個)に40ulの被検液(対照としてPBS溶液)を加
え、室温で10分間放置した。これに100ulラットの
血清及び100μl のyeast 死菌(1×108個)を加
え、37℃で30分間保持した後、直ちに氷冷した。反
応液に1%塩基性fuchsin を加え、約100〜200個
の白血球を顕微鏡で観察した。その結果を1個以上のye
ast 死菌を貪食した白血球の百分率(%)で示した。以
上の方法によって求められた結果を表1に示す。
【0041】
【表1】 なお、表1〜表4において、*は危険率5%以下で、*
*は危険率1%以下で対照群との間に有意差があること
を示す。
【0042】表1の結果より、サンプル(2)、(3)
及び(5)の水溶性エキナセアは、対照に対し有意差が
得られ、またサンプル(1)に比較し、白血球貪食能が
高められていることが示された。しかも、サンプル
(3)及び(5)の水溶性エキナセアは、サンプル
(2)の水溶性エキナセアに比べて有意差が認められ
た。
【0043】このことから、透析によって得られた分子
量3000以上の画分から、さらにエタノール析出法に
より、分子量10000以上の高分子物質を取り除いた
上清に活性物質が存在することが示唆された。さらに、
サンプル(3)よりサンプル(5)の水溶性エキナセア
の白血球貪食能が優れていた。 (実験例2:肉腫形成抑制効果)水溶性エキナセアに著
しい免疫賦活作用が認められたことから、マウス肉腫細
胞Sarcoma 180の形成に対する抑制効果を調べた。
【0044】方法: 肉腫細胞としてSarcoma180を
使用した。マウス皮下に肉腫細胞移植2日前より、サン
プル(1)、(2)、(3)、(4)、(5)及び
(6)を、マウスあたり1mg、計10回にわたり皮下投
与し、移植後28日目に腫瘍を取り出し、形成された肉
腫重量を測定した。対照として、これらの乾燥粉末を投
与せず、28日目に腫瘍を取り出して肉腫重量を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0045】
【表2】 表2の結果より、サンプル(2)、(3)及び(5)の
水溶性エキナセアは、対照に対し、有意差が得られ、サ
ンプル(1)に比較しても、肉腫形成抑制効果が高めら
れていることが示された。 (実験例3:胸腺リンパ腫性自然発生白血病抑制効果)
水溶性エキナセアが、マウス肉腫細胞Sarcoma 180の
形成に対し、著しい肉腫形成抑制効果が認められたこと
から、サンプル(1)と効果の高かったサンプル(5)
について経口投与での胸腺リンパ腫性自然発生白血病抑
制効果を調べた。
【0046】方法: 胸腺リンパ腫性白血病好発系であ
るAKR/Jマウスに、サンプル(1)及び(5)(1
0mg/ml)0.25mlを8週間にわたって、最初の7週
間は週3回、最後の週は4回の計25回の経口投与を行
った。1回の経口投与は2.5mg/マウス;125mg/
kgであり、総投与量は62.5mg/マウス;3.1g
/kgとなる。投与開始24週目に非投与対照群及び実
験各群の胸腺を摘出し、それらの重量を測定した。その
結果を表3に示す。
【0047】
【表3】 表3の結果より、サンプル(1)及び(5)の胸腺リン
パ腫性自然発症白血病抑制効果は対照に比べて高く、対
照との間に有意差が認められた。また、サンプル(5)
はサンプル(1)に比較し、効果が高められていること
が示された。 (実験例4:内在性リコンビナント白血病ウイルス増殖
抑制効果)AKRマウスの白血病発症の原因は、白血病
誘発能を有する胸腺由来の内在性リコンビナント白血病
ウイルスの増殖と胸腺細胞の癌化によるものであること
が知られている。前記の実験より自然発生白血病(胸腺
リンパ腫)を著しく抑制することができたので、経口投
与での内在性リコンビナント白血病ウイルス(r−ML
V)増殖阻止作用を調べた。
【0048】方法: 白血病自然発生好発系AKR/J
マウスにサンプル(1)及び(5)(10mg/ml)
0.25mlを8週間に渡って計25回の経口投与を行
った後、各群の胸腺を摘出し、10mg/mlとなるよ
うにイーグルMEM培養液にて秤量調製した。次いで、
各群の胸腺試料をテフロンホモゲナイザーで乳化し、高
速遠心後の遠沈上清液をウイルス定量用に供試した。
【0049】内在性リコンビナントMLV定量法: ミ
ンク肺細胞(1.5×105個/30mmφwell:
6wells)を16μg/mlポリプレン添加10%
胎児牛血清(FBS)−MEM培養液にて5%−CO2
下、37℃、24時間培養した。続いて、各群の胸腺抽
出液の10倍段階希釈液0.1mlをミンク肺単層細胞
上に添加し、24時間培養した。
【0050】その後、1.5%−メチルセルロース添加
−10%FBS−MEM培養液を重層し、さらに5〜7
日間培養を継続した。次に、顕微鏡下でミンク肺単層細
胞上に形成された細胞の隆起塊を算定し、1個のフォー
カスは1個のMLVによって形成されたとみなし、フォ
ーカス形成単位(FFU)を測定した。その結果を表4
に示した。
【0051】
【表4】 表4の結果より、サンプル(1)及び(5)は、対照に
比べて内在性リコンビナント白血病ウイルス増殖抑制効
果は高く、さらにサンプル(5)はサンプル(1)に比
較し、効果が高められていることが示された。 (実験例5:成分の分析) (糖含有量の測定)サンプル(1)から(6)の各画分
について、オルシノール−硫酸法(Kainuma,K.,Researc
h Methods for Carbohydrates and Carbohydrate Enzym
ology, IwaState University,p.7,1978)によって糖含
有量(重量%)を求めた。その結果を表5に示す。 (蛋白質含有量の測定)サンプル(1)から(6)の各
画分について、プロテインアッセイキット(バイオラッ
ト社製:Bradford法に基づく。Bradford,M.,Anal,Bioch
em.,72,248(1976))を用いて蛋白質含有量(重量%)を
求めた。その結果を表5に示す。
【0052】
【表5】 (実験例6:分子量の測定) (分子量の測定)サンプル(1)から(6)についてゲ
ル濾過カラム(Shimpack Diol 300,150、内径7.9m
m×長さ25cm)にて分子量の測定を行った。溶媒
は、10mMリン酸緩衝液(pH7.0)、RI屈折計
を用い流速0.7 ml/minでクロマト分離した。その結果
を表6に示す。また、サンプル(1)についての分子量
分布を図1に示す。
【0053】
【表6】 表6に示したように、この発明の範囲に含まれるサンプ
ル(3)及び(5)は分子量が3000〜10000で
あった。サンプル(1)は分子量が500〜3200
0、サンプル(2)は分子量が3000〜32000、
サンプル(4)は分子量が10000〜32000及び
サンプル(6)は分子量が10000〜32000であ
った。
【0054】また、この発明のサンプル(3)及び
(5)はエキナセアの分子量分布のうち図1の斜線で示
す領域、つまり分子量が3000〜10000の範囲の
ものである。
【0055】実験例1〜5の結果より、最も効果のあっ
た画分はサンプル(5)で、糖及び蛋白質の定量、分子
量の測定結果より、水溶性エキナセア中、多糖体を含む
分子量3000〜10000の画分であることが確認さ
れた。
【0056】なお、前述した実施形態を次のように変更
して具体化してもよい。 ・ エキナセアから水抽出によって得られたエキナセア
水抽出物をそのまま又は水を蒸発させてエキナセア水抽
出物の濃度を調整して、透析法等により低分子物質を除
去してもよい。
【0057】このようにすれば、エキナセア水抽出物の
乾燥粉末を調製する必要がなく、工程を省略して水溶性
エキナセアを容易に得ることができる。 ・ エキナセア水抽出物から有機溶媒で高分子物質を除
去した後、低分子物質を除去する操作によって水溶性エ
キナセアを製造してもよい。
【0058】このように構成した場合も、所望とする分
子量3000〜10000の水溶性エキナセアを得るこ
とができる。また、前記実施形態より把握される技術的
思想について以下に記載する。
【0059】・ 免疫賦活作用、肉腫形成抑制作用及び
ウイルス増殖抑制作用の各活性を有するものである請求
項1又は請求項2に記載の水溶性エキナセア。このよう
に構成した場合、多糖類を含有し、所定範囲の分子量を
有する水溶性エキナセアにより、免疫賦活作用、肉腫形
成抑制作用及びウイルス増殖抑制作用を発揮することが
できる。
【0060】・ 前記抽出操作は50〜100℃の熱水
中で行われるものである請求項3又は請求項4に記載の
水溶性エキナセアの製造方法。この製造方法によれば、
エキナセアから有効成分を効率良く抽出することができ
る。
【0061】・ 有機溶媒の濃度は、高分子物質の除去
操作終了時点における濃度として30〜80容量%の範
囲である請求項3又は請求項4に記載の水溶性エキナセ
アの製造方法。
【0062】この製造方法によれば、分子量10000
を超える多糖類を充分に除去することができ、水溶性成
分が析出することなく充分な量の水溶性エキナセアを得
ることができる。
【0063】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の水
溶性エキナセアによれば、免疫賦活作用、抗腫瘍作用及
びウイルス増殖抑制作用等の活性を従来よりも顕著に高
めることができるとともに、安心して使用することがで
きる。
【0064】請求項2に記載の水溶性エキナセアによれ
ば、請求項1に記載の発明の効果を有効かつ確実に向上
させることができる。請求項3に記載の水溶性エキナセ
アの製造方法によれば、多糖類を含有し、分子量300
0〜10000の水溶性エキナセアを容易かつ確実に得
ることができる。
【0065】請求項4に記載の水溶性エキナセアの製造
方法によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、低
分子物質の除去及び高分子物質の除去を簡単な操作で、
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エキナセア原末の分子量分布を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 T C08B 37/00 C08B 37/00 Q Fターム(参考) 4B018 LE05 MD48 ME08 MF01 4C086 AA02 AA04 EA20 MA01 MA04 NA05 NA07 ZB09 ZB27 4C088 AB26 AC01 BA09 BA10 CA16 CA17 NA05 NA07 ZB09 ZB27 4C090 AA04 BA92 BC10 BD03 CA10 CA14 CA16 DA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多糖類を含有し、分子量が3000〜1
    0000である水溶性エキナセア。
  2. 【請求項2】 前記多糖類の含有量が70重量%以上で
    ある請求項1に記載の水溶性エキナセア。
  3. 【請求項3】 エキナセアより水系溶媒で有効成分を抽
    出してエキナセア水抽出物を調製し、そのエキナセア水
    抽出物から低分子物質を除去後、有機溶媒で高分子物質
    を除去する水溶性エキナセアの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記低分子物質の除去は透析法、限外濾
    過法又はゲル濾過法により行われるものであり、高分子
    物質の除去は沈殿法により行われるものである請求項3
    に記載の水溶性エキナセアの製造方法。
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