JP2000226090A - 記録用媒体のケース - Google Patents

記録用媒体のケース

Info

Publication number
JP2000226090A
JP2000226090A JP11026406A JP2640699A JP2000226090A JP 2000226090 A JP2000226090 A JP 2000226090A JP 11026406 A JP11026406 A JP 11026406A JP 2640699 A JP2640699 A JP 2640699A JP 2000226090 A JP2000226090 A JP 2000226090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
outer case
recording medium
closing
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11026406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4129826B2 (ja
Inventor
Kisho Mitsui
紀章 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JUJO CENTRAL KK
Original Assignee
JUJO CENTRAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JUJO CENTRAL KK filed Critical JUJO CENTRAL KK
Priority to JP02640699A priority Critical patent/JP4129826B2/ja
Publication of JP2000226090A publication Critical patent/JP2000226090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4129826B2 publication Critical patent/JP4129826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】CDのごとき記録用媒体のケースを、収納物の
取り出しが容易で、保護が確実であり、製箱も容易で、
多様な用法に適するようにすること。 【解決手段】外ケース内へ内ケースを脱出防止機構を介
して引き出し可能に挿入し、いずれか一方に蓋片を連接
し、外ケースの底壁を、正背両面と一連とするか、耳片
の差し込み、接着で形成し、かつ外ケース表面に筆記可
能シートを剥離できるよう貼付した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク、フロッピーディスク、光磁気ディスク等の記録用媒
体の包装用ケースとして使用し、購入者は保管用ケース
として再使用できるケースに関する。
【0002】
【従来の技術】前述の記録用媒体のケースとしては、展
示、販売、保管用のケースは種々提案されているが、包
装用ケース、郵送用ケース等として使用でき、購入者や
受取人は常用の保管用ケースとしての再使用に適する構
造のケースは提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明は、前述のごとき記録用媒体を、常態の包装、保
管、郵送等の作業では、破損、脱落等を生ずることなく
保護でき、購入者は、ケース本体を破損させることなく
開封でき、内装されている記録用媒体を容易に取り出し
うると共に、常用時の保管用ケースとして便利に使用で
きる記録用媒体のケースを提供することを課題としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1の発明では、外ケースの1端面の開口部から、
外ケース内へ記録用媒体保護用の内ケースが挿入・引出
し自在に嵌入されており、開口部に臨む外ケースと内ケ
ースとのいずれか一方の壁面端には、該開口部を閉鎖す
る閉鎖片部が延設されており、該閉鎖片部は、開口端を
閉鎖できる蓋片を有する構成とした。
【0005】請求項2の発明では、閉鎖片部を外ケース
の壁面から延設するという構成を請求項1の発明に付加
した。
【0006】請求項3の発明では、閉鎖片部を内ケース
の壁面から延設するという構成を請求項1の発明に付加
した。
【0007】請求項4の発明では、外ケースと内ケース
との間に、内ケースの脱出防止用係止機構を形成すると
いう構成を請求項1、請求項2または請求項3のいずれ
かの発明に付加した。
【0008】請求項5の発明では、外ケースが、易剥離
性接着剤で外ケース外面に接着された記入可能なシート
を有しており、該シート剥離後の外ケース外面も記入可
能な表面とするという構成を請求項1、請求項2、請求
項3または請求項4のいずれかの発明に付加した。
【0009】請求項6の発明では、請求項1ないし請求
項5のいずれかの発明に、外ケースの底部が、正背両面
壁と連続一体の底壁で形成されているという構成を付加
した。
【0010】請求項7の発明では、請求項1ないし請求
項5のいずれかの発明に、外ケースの底部が、正背両面
壁のいずれか一方に連続する底壁の折曲差し込み、接着
等によって形成されているという構成を付加した。
【0011】請求項8の発明では、外ケースの開口端
に、内ケースの摘み用欠肉部が形成されているという構
成を請求項1ないし請求項7のいずれかの発明に付加し
た。
【0012】請求項9の発明では閉鎖片部が、蓋片と、
外ケースへの貼着部と、蓋片と貼着部との間に形成され
た易破断部とを有するという構成を、請求項1ないし請
求項8のいずれかの発明に付加した。
【0013】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、請求項3およ
び請求項7以外の各請求項の発明を併せ適用した実施の
一例を示しており、記入可能なシート面1を有する外ケ
ース2の端面の開口部3から外ケース2内へ記録用媒体
保護用の内ケース4が挿入、引出し自在に嵌入されてい
る。以下の説明において、上端、下端とは、図示構造の
上端、下端であり、完成品たるケースの上端、下端では
ない。
【0014】外ケース2の壁端、図示例では記入可能な
シート面1を形成している正面壁5の端壁からは、開口
部3を閉鎖する閉鎖片部6が延設されており、閉鎖片部
6は、開口部3を閉鎖する蓋片7と背面壁14の外面に
当接される貼着部8とを有し、貼着部8は、接着剤の塗
布部9を有し、貼着部と蓋片7との間に形成された易破
断部10とを有している。
【0015】前記外ケース2と内ケース4との間には、
内ケース4が外ケース2から脱出するのを防止する係止
機構11、12が形成されている。
【0016】前記記入可能なシート面1は、外ケース2
の正面壁5の外面に易剥離性接着剤で接着された筆記そ
の他の記入が可能なシートで形成されており、該シート
を剥離した後の正面壁5の外面も筆記等の記入が可能な
面とされている。図示例では、シート面1は切手貼付部
1Aを有する郵送先記入面とされている。
【0017】前記外ケース2は、図2に示されるごとき
ブランク13から、折り曲げ、接着により形成されてお
り、郵送先記入面たる記入可能なシート面1を形成して
いる正面壁5の下端に山折線たるミシン線Aと山折線B
を介して閉鎖片部6が延設され、閉鎖片部6は開口部3
を閉鎖する蓋片7と、外ケース2の裏側壁14に貼着す
るため、背面に接着剤が塗布される貼着部8と、貼着部
8と蓋片7との間に形成された易破断部10とで構成さ
れている。
【0018】正面壁5の上端には2条の山折線C、Dを
介して背面壁14が連接されており、背面壁14の両側
には各2条の山折線E、Fを介して接着片15が延設さ
れており、背面壁14の上端には山折線Gを介して後述
する係止機構12を形成する折返片16が形成されてい
る。
【0019】図2において、打抜き窓17およびスリッ
ト18は後述する内ケース4を指頭で摘みやすくする摘
み用欠肉部およびその余裕部形成部分である。
【0020】図2における各2条1組の山折線A・B、
C・DおよびE・Fは正面壁5と背面壁14との間に、
記録用媒体を内装された内ケース4をガタつきなしに、
かつ挿入、引出自在に観入させる余裕部たる空所26を
形成できる寸法を存して形成されている。
【0021】図示ブランク13は、山折線E、Fで接着
片15を紙面裏側へ折り返し、図示の表面側に接着剤を
塗布し、かつ山折線Gで折返片16を紙面裏側へ角度1
80度折り返すと共に、山折線C、Dで背面壁14を紙
面裏側へ角度180度折り返し接着片15、15を正面
壁5の裏面に接着し、正面壁5の下端の閉鎖片部6も山
折線Bおよびミシン線たる山折線Aで正面壁5の裏側へ
折り返すことにより外ケース2が形成される。
【0022】内ケース4は、図3に示されるブランク1
9から折り曲げによって形成されており、前側壁20の
下端に2条の山折線H、Iを介して折返片21が連接さ
れ、前側壁20の上端には、山折線J、K、2条の山折
線L、M、略倒コ字型のスリットN、O、Pを介して、
折返片23および後述する係止機構11を形成する折返
片22が形成され、折返片23の前側壁20寄りの左右
両側には耳片24、25が谷折線Q、Rを介して突設さ
れている
【0023】図3に示されるブランク19の折返片2
1、22を山折線H、I、L、MおよびスリットNにお
いて紙面裏側へ角度180度折り返し、次いで山折線
Q、Rにおいて耳片24、25を紙面表側へ角度180
度折り返す。次いで折返返23を、山折線J、Kおよび
スリットO、Pにおいて、紙面裏側へ角度180度折り
返す。
【0024】前記折り返しが完了した後、折返片23が
紙面表側を向くよう全体を反転させ、折返片21および
22が折返片23の表側に位置するようにした状態が図
4に示す状態である。
【0025】図4に示す構造に折り畳まれた内ケース4
を、折返片22が下方位置となる姿勢で開口部3から外
ケース2内へ挿入すると、両ケース2、4は、図1に示
される相対位置を占め、内ケース4の空所26が記録用
媒体の収納空所となる。
【0026】図1において、内ケース4の折返片22と
耳片24、25とは後述するように係止機構11を形成
し、外ケース2の折返片16は、係止機構12を形成す
る。
【0027】図1において、外ケース2の折返片16は
背面壁14の内面に対し遊離させられているが、図1に
示す折返片16の下部を背面壁14の内面に接着しても
よい。 なお、折返片16の両側下端は、図2に示すご
とく、該片16の中心線に向かって互いに収斂する傾斜
縁27、28としておくことが、後述する係止機構とし
ての作用上好ましい。
【0028】さらに内ケース4の折返返22は、図3に
おいて紙面裏側へ角度180度折り返しているが、この
折返片22は、図3において、紙面表側へ角度180度
折り返し、さらに内ケース4を外ケース2に対し、図1
に示す構造と左右が逆方向となるように嵌挿し、折返片
22を係止機構11を形成する部片としてもよく、その
際は、内ケース4を係止機構11が作用するまで引き出
したとき、内ケース4の形成する空所26の開口部分が
広く開口され、内容物の収容空間たる空所26が広く開
口される。
【0029】図5は図1に示す構造体の記録媒体収納用
の空所26へ記録媒体を収納し、閉鎖片部6を貼着部8
により背面壁14に貼着した状態を示しており、図6
は、易破断部10を破断して取り除き、閉鎖片部6を引
き開け、内ケース4を、折返片21を摘持して僅かに引
き出した状態を示している。なお図6においては、図2
に示した円形の打ち抜き窓17が、折返片16の折曲に
より半円形部17Aとして表され、この部分が前記内ケ
ース4の摘持用の摘み用欠肉部となる。なお、内ケース
4の折返片21の縦線はメモ欄である。
【0030】図7ないし図10は、請求項2および請求
項7以外の各請求項の発明を併せ適用した実施の一例を
示しており、図1ないし図6に示した実施例に比し、閉
鎖片部29が外ケース2側ではなく、内ケース4側に形
成されている点を除いては、図1ないし図6に示す実施
例のものと同一構成とされているので、該閉鎖片部29
と、これと関連する構造部分以外の構造の説明は省略す
るが、同一構造部分は同一符号で表示する。
【0031】図7において、外ケース2の正面壁5の下
端は、閉鎖片部を延設されることなく切断縁30のまま
とされ、逆に内ケース4は図8に示されるごとく、前側
壁31の下端に2条の山折線S、Tを介して閉鎖片部2
9が延設されており、閉鎖片部29は外ケース2の開口
部3と、内ケース4の開口部とを閉鎖する蓋片32と、
外ケース2の背面壁14に貼着するための貼着部33
と、貼着部33と蓋片32との間に形成された易破断部
34とで構成されている。
【0032】図7に示される外ケース用のブランク35
は、図2に示される閉鎖片部6の折り畳みを除外した工
程によって外ケース2に組み立てられ、図8に示す内ケ
ース4用のブランク36は、図2に示される閉鎖片部6
と同様に山折線S、Tにより紙面裏側へ角度180度折
り畳まれて内ケース4に折り畳まれ、形成された外ケー
ス2内へ形成された内ケース4が挿入され、閉鎖片部2
9は記録媒体挿入後に、外ケース2の正面壁5に貼着さ
れ、図9に示される構造とされる。
【0033】図10は、易破断部34を破断して取り除
き、閉鎖片部29を引き起こして内ケース4を僅かに引
き出した状態を示している。
【0034】図1において内ケース4を上方へ引き上げ
ると、耳片24、25が外ケース2の折返片16の傾斜
縁27、28に当接して引掛かり、それ以上の内ケース
4の引き上げを阻止し、係止機構として機能する。この
係止機構は、内ケース4の折返片22が図1に示される
ごとく、外ケース2の背面壁14側を向いて折り込ま
れ、外ケース2の折返片16が背面壁14に貼着されて
いない場合には、折返片22と折返片16の先端中央部
分37との間にも形成される。
【0035】以上説明した各実施例は、図1、図2に示
されるごとく、底部38が正面壁5と背面壁14と連続
一体の底壁39で形成された請求項6の発明の実施態様
であり、内ケース4に必要以上に強い押し込み力を作用
させた場合でも底部38を破損する恐れが少なくなる。
【0036】また各実施例において、外ケース2の背面
壁14の両側の2条野山折線E、Fは、図1に示される
側板40を区画しており、側板40の幅Wは収納される
記録用媒体の枚数によって、その広狭が決定される。
【0037】図11および図12は請求項7の発明の実
施の一例たる外ケース100を示しており、図示を省略
した内ケースは、図8に示すものと同一構成で足りるの
で、その図示は省略する。
【0038】外ケース100は、図12に示されるブラ
ンク101から折り畳み形成されるものであり、正面壁
102の1側、図では左側に、間隔XWを存して2条の
山折線XA、XBを存して背面壁103が連接されてお
り、両山折線XA、XB間は外ケース100の側壁10
4とされている。
【0039】背面壁103の下端には山折線XCを介し
て底壁105が連接され、底壁105には、山折線XD
を介して差し込み用または接着用の連結片106が連接
され、前記側壁104の下端には、山折線XE、スリッ
トXFを介して連結片107が連接されており、正面壁
102の他側には、山折線XGを介して他方の側壁10
8が連接され、該側壁108には山折線XHを介して背
面壁103への接着片109が連接され、さらに側壁1
08の下端にも山折線XIを介して連結片110が連接
されている。図12において、正面壁102の上端には
山折線XJを介して、図2に示される折返片16と同一
機能の折返片111が連接されている。
【0040】前記ブランク101は、山折線XJにより
折返片111を紙面裏側へ角度180度折り返した後、
山折線XB、XG、XHで背面壁103、側壁108お
よび接着片109を紙面裏側へ折り返し、接着片109
を背面壁103の、図12において左側縁裏側へ接着す
ることにより、扁平に折り畳まれ外ケース100が成形
される。
【0041】図11に示すごとく扁平な折り畳み形状と
された外ケース100内には、図8に示されるブランク
から折曲形成された内ケースが嵌挿された状態でカート
ニングマシンに供給され、該マシンにより、立体箱形状
に成形された上で図1に符号26で示す記録用媒体の収
納空所へ記録用媒体を自動箱詰めされ、されに、底壁1
05、連結片106、107、110が自動的に折り畳
まれて差し込まれるか接着されると共に、内ケースの、
図8に示される閉鎖片部29が外ケース100、背面壁
103の外面に接着されることにより、記録用媒体のケ
ースに完成される。
【0042】図13は、薄い記録用媒体のケースのブラ
ンク112の図12と同じ展開図であり、側壁113、
114および底壁115の幅XYが図12に示すものよ
り短寸である点と図12に示される連結片107、11
0に対応する連結片を欠いている点で相違するほかは、
図12に示すものと同一構造であり、図11、図12に
示す外ケース100より薄い外ケースが成形される。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によると、記録媒体の収
納ケースが、外ケースとその中へ挿入・引出し自在に嵌
入されている内ケースとよりなり、そのいずれか一方の
1側壁端から延設された閉鎖片部を有するので、ケース
内に記録用媒体を内装して包装、保管、郵送等の作業が
行われても、その過程では、該媒体の破損とか、脱落を
生ずることが無く、安全に包装、保管、郵送等を行いう
る効果があり、ケース自体は記録用媒体の常態での使用
時の収納ケースとして利用できる等の効果を奏する。
【0044】請求項2の発明によると、閉鎖片部が外ケ
ースの1側壁面から延設されているので記録用媒体の保
護を完全に行いうる効果を奏する。
【0045】請求項3の発明によると、閉鎖片部が内ケ
ースの1側壁面から延設されているので、開封した後の
内ケースは閉鎖片部を、内ケース本体と共に外ケース内
へ収納できるので、開封後における記録用媒体の収納ケ
ースを、整然とした箱型ケース形状たらしめうる効果を
奏する。
【0046】請求項4の発明によると、外ケースと内ケ
ースとの間に、内ケースの脱出防止用の係止機構が形成
されているので、開封後における記録用媒体の取り出し
時に、外ケースと内ケースとが分離してしまう恐れが無
く、常に外ケースと内ケースとを1組の結合状態として
おくことができ、外ケースと内ケースとの分離による散
逸を防止できる等の効果を奏する。
【0047】請求項5の発明によると、外ケースの記入
可能なシート面へ、プレゼントのコメントとか郵送先等
の記入が自由にできるのみでなく、購入者は記入を剥が
し採り、自由にメモ等の記入を行いうる効果を奏する。
【0048】請求項6の発明によると、外ケースの底壁
と正背両面壁とが一体成形となるため、搬送時や使用時
に底抜け等の破損が生じにくく、内容物の飛び出し防止
等の保護性や耐圧強度等の保形性が良好となるし、さら
には底部からの内容物の抜き取り防止効果もあり、また
正背両面壁の連続模様等の印刷精度を向上させる等の効
果を奏する。副次的には、底壁と反対側の天面に貼着部
を有する閉鎖片部を形成できるため、広い貼着面を形成
でき、強固で安定した接着が可能となる効果も奏する。
またケースの厚さが薄い場合には、紙の反発力のため、
底壁の接着が困難となり、強力な接着剤の選定、圧着時
間の延長等が必要となり、コスト高や生産性の低下を招
き、底抜けケースの発生も生ずるが、かかる欠点を完全
に防止できる。
【0049】請求項7の発明によると、底壁が折り畳ま
れず、差し込み、接着等が行われない底部開放の状態で
外ケースをカートニングマシンに連続供給し、内ケース
の嵌挿・記録用媒体の収納、底部の折り畳み、差し込み
または接着等の諸工程を、自動化された連続作業として
行うことを可能とする効果を奏するし、製箱工場から記
録用媒体の製作、包装工場までのケースの搬送、保管等
の際の所要空間を、該ケースを圧扁状態として行いうる
ので、著しく減少させうる効果も奏するし、ケースの手
組み、内容物の手作業による充填も可能となるので、小
ロットのケースに適用できるので、内容物たる記録用媒
体が不要となるとか、破棄される場合にケースのみを容
易に折り畳むことができ、再利用までの保管スペースを
小としうる利益も要する。
【0050】請求項8の発明によると、内ケースの引き
出しを、外ケース開口部の破損を生ずることなく容易に
行いうる効果を奏する。
【0051】請求項9の発明によると購入者による開封
を、簡単に、かつ外ケース表面を損傷させることなく行
いうる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項3および請求項7以外の各請求項の発
明を併せ適用した実施の一例の略示拡大縦断面図であ
る。
【図2】 図1に示すものの外ケース用ブランクの縮小
展開図である。
【図3】 図1に示すものの内ケース用ブランクの縮小
展開図である。
【図4】 内ケースの成形状態を上下逆位置で示した縮
小正面図である。
【図5】 図1に示されるケースの閉鎖状態における縮
小背面図である。
【図6】 図5に示すものの開封状態を示す縮小背面図
である。
【図7】 請求項2以外の各請求項の発明を併せ適用す
る実施の一例の外ケース用ブランクの縮小展開図であ
る。
【図8】 図7に示すものに挿入される内ケース用ブラ
ンクの縮小展開図である。
【図9】 図7および図8に示すブランクを用いて成形
され閉鎖されたケースの縮小背面図である。
【図10】 図9に示すものの開封状態を示す縮小背面
図である。
【図11】 底部が底壁の折り畳み、連結片の差し込み
や接着によって形成される外ケースの扁平状態を示す平
面図である。
【図12】 図11に示される外ケース用のブランクの
展開図である。
【図13】 図11に示す外ケースより薄い外ケース用
のブランクの展開図である。
【符号の説明】
1 シート面 2 外ケース 3 開口部 4 内ケース 5 正面壁 6 閉鎖片部 7 蓋片 8 貼着部 10 易破断部 11、12 係止機構 14 背面壁 38 底部 39 底壁 105 底壁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外ケースの1端面の開口部から、外ケース
    内へ、記録用媒体保護用の内ケースが挿入・引出し自在
    に嵌入されており、 開口部に臨む外ケースと内ケースとのいずれか一方の壁
    面端には、該開口部を閉鎖する閉鎖片部が延設されてお
    り、 閉鎖片部は、開口端を閉鎖できる蓋片を有することを特
    徴とする記録用媒体のケース。
  2. 【請求項2】閉鎖片部が外ケースの壁面から延設されて
    いる請求項1記載の記録用媒体のケース。
  3. 【請求項3】閉鎖片部が内ケースの壁面から延設されて
    いる請求項1の記載の記録用媒体のケース。
  4. 【請求項4】外ケース内面と、内ケース外面との間に、
    内ケースの脱出防止用の係止機構が形成されている請求
    項1、請求項2または請求項3記載の記録用媒体のケー
    ス。
  5. 【請求項5】少なくとも外ケースが、易剥離性接着剤で
    外ケース外面に接着された記入可能なシートを有してお
    り、 前記シート剥離後の外ケース外面も記入可能な表面とさ
    れている、 請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の記
    録用媒体のケース。
  6. 【請求項6】外ケースの底壁が正背両面壁と連続一体の
    底片部で形成されている請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載の記録用媒体のケース。
  7. 【請求項7】外ケースの底部が正背両面壁のいずれか一
    方に連続する底壁の折曲差し込み、接着等によって形成
    されている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
    記録用媒体のケース。
  8. 【請求項8】外ケースの開口端に、内ケースの摘み用欠
    肉部が形成されている請求項1ないし請求項7のいずれ
    かに記載の記録用媒体のケース。
  9. 【請求項9】閉鎖片部は、蓋片と、外ケースへの貼着部
    と、蓋片と貼着部との間に形成された易破断部とを有す
    る請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の記録用媒
    体のケース。
JP02640699A 1999-02-03 1999-02-03 記録用媒体のケース Expired - Fee Related JP4129826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02640699A JP4129826B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 記録用媒体のケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02640699A JP4129826B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 記録用媒体のケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000226090A true JP2000226090A (ja) 2000-08-15
JP4129826B2 JP4129826B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=12192683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02640699A Expired - Fee Related JP4129826B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 記録用媒体のケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4129826B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081252A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Jujo Central Co Ltd 収納容器
JP2017206293A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 大日本印刷株式会社 包装容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081252A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Jujo Central Co Ltd 収納容器
JP2017206293A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 大日本印刷株式会社 包装容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4129826B2 (ja) 2008-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5301804A (en) Package, especially soft-cup pack for cigarettes
JP6189326B2 (ja) 粘着ラベルを備えた容器
JP6250562B2 (ja) 粘着剤を有さない領域を有する粘着ラベルを備えた容器
EP1724210B1 (en) Hinged lid type package of rod-like smoking article and its blank
JP2018027824A (ja) 容器のための補強された再シール可能な内側包装体
EP1741642A1 (en) Hinged lid type package of rod-like smoking article and its blank
EP2471725A1 (en) Package with resealable cover layer
EP0157484B1 (en) Labels in the form of a envelope
JP4729037B2 (ja) タバコ製品の強固なヒンジ式フタ付きパッケージ
EP0582488B1 (en) Reusable hard-pack cigarette case
CN107000923B (zh) 具有封闭折片的包含获取开口的包装
JP2000226090A (ja) 記録用媒体のケース
JP4641205B2 (ja) 包装箱
JP3097532B2 (ja) 包装箱
JPH11278561A (ja) ウェットティッシュ収納容器とその製造方法
JP2017124842A (ja) 吊り下げ包装箱
JPH1179160A (ja) 包装容器
JP2022525833A (ja) 喫煙物品ボックス
JP2004075121A (ja) 包装容器
JP3632406B2 (ja) 記録用紙収納パッケージの構造
JP2000211636A (ja) 易開封巻き込みカ―トン
JP4933876B2 (ja) 包装体
JP2022168471A (ja) 包装用箱
JPS6128748Y2 (ja)
JP5739688B2 (ja) 包装用箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140530

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140530

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees