JP2022168471A - 包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、収容物を緩衝的に収容し、開封時には収容物を保護し、開封後は再封することができる包装用箱を提供する。【解決手段】筒体に組み立てられた側面14,16,18,20と、下方の開口部を閉鎖する下蓋90と、上方の開口部を閉鎖する上蓋84を有する。上蓋84の近傍に、内部空間を閉鎖する一枚の緩衝片72を備える。緩衝片72は、内部空間に収容される収容物86と上蓋84の間に位置し、片持ち状態の長さは、内部空間の幅よりも長く、自由端側が下蓋90側を向いている。側面18には、緩衝片72に対向して閉鎖される位置に開封用破断線58を備える。緩衝片72の、自由端には、再封用の差込片76を有し、開封用破断線58を切断して上蓋84を開いた後、差込片76を側面18に係止させて再封することができる。【選択図】図1

Description

この発明は、商品等を収容し、開口部を糊付けして封止されるシールエンドカートン型の包装用箱に関する。
従来、商品等を収容して搬送し保管等をするための包装用箱として、箱体の形成片を立体的に組み立てたシールエンドカートン型の包装用箱が使用されている。シールエンドカートン型の包装用箱には、種々の機能を有するものがある。例えば、特許文献1に開示された収容カートンは、再封機能を有するものであり、箱体の開口部は、互いに対面する一対の側面に設けられた一対の内側フラップと、内側フラップが設けられていない一対の側面に設けられた一対の外側フラップで閉鎖され、内側に折り曲げた内側フラップの外側を外側フラップで覆い、糊付けされている。互いに重ねられた一対の外側フラップの、外層に位置する外側フラップには、中心を挟んだ両側に形成された破断線で区切られた起函片が設けられ、起函片の先端には、起函片から突出する差し込み片が設けられている。起函片を有する外側面が連続する側面には、差し込み片が挿入されるスリット部が設けられている。この収容カートンによれば、開封後に、起函片を外側フラップから引き起こし、側面に折り返してスリット部に差し込み片を挿入する。差し込み片は係止され、再封することができる。
また、特許文献2に開示された包装用箱は、緩衝機能を有するものであり、4つの側面からなる箱体の内側に糊付けされた第1糊付片の側縁部に連接し内側を仕切る仕切り片と、仕切り片の側縁部に連接し第1糊付片を糊付けした側面に対面する側面の内側に糊付けされる第2糊付片を備えている。仕切り片の上方の端部には、被収容物の上部を押さえる押さえ片と、押さえ片の先端に設けられし第1糊付片を糊付けした側面の裏面に重ねられる重ね片と、重ね片の先端に突出して設けられ箱体のフラップまたは上蓋片に当接する摘み部を備えている。この包装用箱によれば、収容物を仕切り片と押さえ片で囲んで、緩衝的に保管や運搬を行うことができる。
特開2019-94099号公報 実用新案登録第3119149号公報
上記背景技術の場合、緩衝機能又は再封機能をそれぞれ有するものであり、緩衝機能と再封機能の両方を有するものではない。また、収容物がPTPシート等の破れやすいものである場合に、開封時に外側から力が加えられて変形する側面や、側面を破って内部空間に突出する指等が収容物に干渉することを防ぐ保護機能が必要な場合があり、このような保護機能を持たせることは考えられていない。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、収容物を緩衝的に収容し、開封時には収容物を傷つけないように保護することができ、開封後は再封することができる包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚の箱体形成片からなり、筒体に組み立てられた側面と、前記筒体の下方の開口部を閉鎖する下蓋と、上方の開口部を閉鎖する上蓋が設けられている包装用箱である。前記筒体の内部空間には、上蓋の近傍に一枚の緩衝片が片持ち状態で前記内部空間を閉鎖して設けられ、前記緩衝片は、前記内部空間に収容される収容物と前記上蓋の間に位置し、片持ち状態の基端部から先端部までの長さは、前記内部空間の、側面間の幅よりも長く、所定の高さで自由端側が前記下蓋側を向いている。前記側面には、前記緩衝片の高さに一致して閉鎖される位置に開封用破断線が設けられている。前記緩衝片の、自由端には、再封用の差込片が設けられ、前記開封用破断線を切断して前記上蓋側を開いた後、前記差込片を前記筒体に係止させて、前記開封用破断線を切断して形成された取出口を前記緩衝片が覆って再封することができる。
前記箱体形成片は、互いに平行に連接された側面と、前記側面の連接方向一端の側面に設けられ前記側面の他端の側面の裏面に糊付けされる糊付片が設けられ、前記糊付片の、前記側面との連接方向に交差し前記上蓋に近い端部には、前記緩衝片が、前記緩衝片の回動の回転軸となる折罫線を介して設けられている。
前記糊付片の、連接する前記側面とは反対側の側縁部には、前記緩衝片の前記自由端部を係止するガイド片が設けられ、前記緩衝片の前記自由端部は、前記糊付片が糊付けされた前記側面に対して略平行に対面する前記側面の裏面に、前記ガイド片により係止される。
前記差込片は、前記開封用破断線の開口縁部から前記側面の裏面に差し込まれて係止される。前記回転軸を有する側面に対向する側面には、前記差込片が差し込まれて係止される差込スリットが設けられ、前記差込片は、前記差込スリットから前記側面の裏面に差し込まれて係止され再封される。
前記緩衝片の、前記回転軸に対して交差する一対の側縁部が内側に切り欠かれた形状であり、前記緩衝片を引き起こす時の手がかりとなる。前記上蓋は、前記側面とは破断線で区切られ、開封後に前記破断線を切断して切り離してもよい。
前記側面は4つ設けられ、前記開封用破断線は、前記4つの側面のうち、3つの側面に連続して設けられ、残る1つの側面には、前記上蓋が軸周りに移動して開かれる回転軸である開封用折線が設けられ、前記開封用折線の両端部は前記開封用破断線の端部に連続している。前記糊付片は、前記開封用折線を有する前記側面に糊付けされ、前記糊付片には前記開封用折線に一致する開封用折線が設けられ、前記糊付片は、前記開封用折線よりも前記上蓋側の部分も前記側面に糊付けされている。これにより、前記開封用破断線を切断して前記開封用折線を回転軸として前記上蓋側を開閉すると、前記緩衝片と前記差込片は前記上蓋側の開閉に追従して開閉する。
前記緩衝片に、開封済であることを認識可能な印刷などの表示が施されていてもよい。
本発明の包装用箱は、簡単な構造で、収容物を緩衝的に収容するとともに、開封時には収容物を傷つけないように保護することができ、さらに開封後は再封することができる。この3つの機能を有することにより、例えば破損しやすいアルミ蓋材等を有したPTPシートから成る収容物も、安全に収容し破損することなく開封して取り出すことができる。
この発明の第一実施形態の包装用箱の斜視図(a)と、開封した状態を示す斜視図(b)と、開封し緩衝片を開いた状態を示す斜視図(c)である。 この実施形態の包装用箱の展開図である。 この実施形態の包装用箱の再封した状態を示す斜視図である。 この実施形態の包装用箱の変形例を示す展開図である。 この実施形態の包装用箱の変形例の組立工程を示す展開図である。 この実施形態の包装用箱の変形例の組立工程を示す上面図(a)(b)である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の斜視図(a)と、開封した状態を示す斜視図(b)と、再封した状態を示す斜視図(c)である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1~図3はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、厚紙等の一枚の箱体形成片12を組み立てることによって形成される。
図2は箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接部分の折罫線24,26,28,30の長さは各々同じ長さであり、連接方向の幅は側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20はやや短くて互いにほぼ等しい。さらに、側面20の側縁部には、包装用箱10の組立状態で側面14の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22は、側面14とほぼ同じ大きさである。側面14,16,18,20、糊付片22は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
側面14の、側面16との連接方向に対して直角な方向の一端部には、矩形の外側上蓋片32が破断線34で区切られて設けられている。破断線34は、後述する上蓋84を開く時の回動の回転軸となる開封用折線でもある。外側上蓋片32は、側面14,16,18,20の開口部を閉鎖する大きさの矩形である。側面14の、破断線34とは反対側の端部には、外側上蓋片32と同形状の外側下蓋片36が折罫線38で区切られて設けられている。
側面16の、側面14の破断線34に隣接する端部には、台形状のフラップ40が折罫線42で区切られて設けられている。側面16の、折罫線42とは反対側の端部には、フラップ40と同形状のフラップ44が折罫線46で区切られて設けられている。側面16の、折罫線42に近い位置には、開封用破断線48が設けられている。開封用破断線48は、折罫線42と折罫線24で囲まれた角部と、折罫線26の折罫線42から少し離れた位置とを結ぶ直線であり、包装用箱10の組立状態で内部空間に位置する後述する緩衝片72に対向して閉鎖される位置である。開封用破断線48は、ジッパー線でも良い。
側面18の、折罫線42に隣接する部分には、外側上蓋片32よりも少し小さい矩形の、内側上蓋片50が折罫線52で区切られて設けられている。側面18の、折罫線52と反対側の端部には、内側上蓋片50と同形状の内側下蓋片54が折罫線56で区切られて設けられている。側面18の、折罫線52に近い位置には、開封用破断線58が設けられている。開封用破断線58は、折罫線26と折罫線28を結ぶ曲線であり、中心が折罫線52から離れるように湾曲している。開封用破断線58の折罫線26に位置する端部は、開封用破断線48の端部に連続している。側面18の、折罫線56に近い位置には、廃棄用破断線60が設けられている。廃棄用破断線60は、折罫線56の両端部付近を結ぶ曲線であり、中心が折罫線56から離れるように湾曲している。
側面20の、側面18の折罫線52に隣接する端部には、フラップ40と同形状のフラップ62が折罫線64で区切られて設けられている。側面20の、折罫線64とは反対側の端部には、フラップ62と同形状のフラップ66が折罫線68で区切られて設けられている。側面20の、折罫線64に近い位置には、開封用破断線48と同形の開封用破断線70が設けられている。開封用破断線70は、折罫線64と折罫線30で囲まれた角部と、折罫線28の折罫線64から少し離れた位置とを結ぶ直線であり、包装用箱10の組立状態で内部空間に後述する緩衝片72に対向して閉鎖される位置である。開封用破断線70は、ジッパー線でも良い。
糊付片22の、側面20の折罫線64に隣接する部分には、緩衝片72が折罫線74で区切られて設けられている。緩衝片72は、鼓形であり、折罫線74とは反対側の先端部72aは、折罫線74に対して平行な直線で形成され、折罫線74に交差する一対の側縁部72b,72cは、緩衝片72の中央に向かって曲線で切り欠かれた形状であり、緩衝片72を引き起こす時の手がかりとなり操作しやすい形状となっている。緩衝片72の、基端部である折罫線74と先端部72aの間の長さは、包装用箱10の内部空間の折罫線74に交差する幅よりも少し長く、即ち側面16,20の、連接方向の長さよりも、少し長い。緩衝片72は、包装用箱10の組立状態では、片持ち状態で内部空間を閉鎖するものであり、折罫線74は片持ち状態を支持する基端部となり、先端部72aは自由端となる。
緩衝片72の先端部72aには、差込片76が折罫線78で区切られて設けられている。差込片76の先端は、先端の中心が側方に凸となる曲線で形成されている。折罫線74,78には、折り曲げやすいように、切り込みが設けられている。
次に、この実施形態の包装用箱10の組立方法について説明する。ここでは、図2が包装用箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、折罫線74を正折りし、緩衝片72と差込片76を糊付片22の裏面に重ね、次に折罫線28を正折りする。そして糊付片22の表面に糊80を塗布する。糊80は、折罫線30と、折罫線30と反対側の側縁部22aに沿って、2つの直線に塗布する。そして、折罫線24を正折りし、側面14の裏面を、糊80により糊付片22に糊付けする。これにより箱体形成片12は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、収容物86を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の筒体にし、折罫線42,64でフラップ40,62を正折りし、内側上蓋片50の表面に糊82を塗布し折罫線52で内側上蓋片50を正折りし、破断線34で外側上蓋片32を正折りし、内側上蓋片50の表面に外側上蓋片32の裏面を糊付けし、筒体の一方の開口部に上蓋84を形成して閉鎖する。
四角形の筒体に組み立てた時、糊付片22の裏面に折り重ねられていた緩衝片72は、箱体形成片12の弾性により折罫線74が鋭角に開き、糊付片22から起き上がり、差込片76の先端が側面18の裏面に当接する。緩衝片72は、側面16,20の、連接方向の長さよりも少し長く、さらに先端部72aには差込片76が連続して長くなっているため、上蓋84に対して平行に開くことがなく、上蓋84に対して斜めに位置する。このように、緩衝片72は折罫線74を基端部とする片持ち状態になり、自由端が上蓋84とは反対側を向いており、箱体の内側空間を、上蓋84に近い部分とその他の部分に、斜めに仕切る。なお、緩衝片72の周縁部は、開封用破断線48,58,70にほぼ一致しているか、少し下方に位置している。
この状態で、収容物86を上蓋84とは反対側の端部から入れる。収容物86は、例えば、錠剤が収容されたPTPシートである。収容物86の上端部は、緩衝片72に当接し、上蓋84に達することがなく、上蓋84との間に緩衝空間が生じる。そして、折罫線46,68でフラップ44,66を正折りし、内側下蓋片54の表面に糊88を塗布し折罫線56で内側下蓋片54を正折りし、折罫線38で外側下蓋片36を正折りし、内側下蓋片54の表面に外側下蓋片36の裏面を糊付けし、筒体の開口部に下蓋90を形成して閉鎖し、図1(a)に示すように、包装が完了する。緩衝片72は、収容物86と上蓋84の間に位置し、自由端である先端部72aが下蓋90側を向く。緩衝片72と上蓋84との間に緩衝空間が生じ、高い緩衝効果を有する。
次に、この実施形態の包装用箱10の使用方法について説明する。収容物86を使用する時は、まず、側面18の開封用破断線58を押して切断して上蓋84側を引き上げ、両端に連続する開封用破断線48,70を切断しながら、破断線34を回転軸として上蓋84側を移動させて開き、図1(b)に示すように取出口92を形成する。取出口92の縁部は、側面18の開封用破断線58が低く開封用破断線48,70は斜めであり側面14の上端部である破断線34に達しているため、上蓋84に対して斜めに開口する。
取出口92を開口した時、取出口92の内側は、斜めに位置する緩衝片72で軽く閉じられ、緩衝片72は、取出口92開口縁部に一致する位置か、少し下に位置し、収容物86を覆っている。このため、開封用破断線58を切断する時に外側から力が加えられても、収容物86が緩衝片72に覆われているため、変形する側面18や、側面18を破って内部空間に突出する指等が収容物86に干渉することを防ぎ、傷つけないように保護する。収容物86がPTPシートであり破断しやすいアルミシートで錠剤を収容していても、アルミシートが破断することがない。また、取出口92を開口しても、緩衝片72で軽く閉鎖されているため、収容物86が不用意に落下することがない。
次に、緩衝片72の側縁部72b,72cに指をかけて緩衝片72を引き上げて、折罫線74を回転軸として、図1(c)に示すように取出口92から緩衝片72を開く。収容物86が取出口92に露出し、収容物86を取り出し、使用する。
また、収容物86の使用した残りを包装用箱10に入れて保管する時は、緩衝片72を取出口92に戻し、差込片76を折罫線78で正折りし、側面18の開封用破断線58の切断跡である縁部から裏面に差込係止し、再封する。箱体の上蓋84側の部分は、そのまま残してもよいが、図3に示すように、破断線34を切断して、箱体から切り離して破棄してもよい。
使用後に包装用箱10が不要になると、廃棄用破断線60を切断して平坦に折り畳み、容易に廃棄することができる。
この実施形態の包装用箱10によれば、簡単な構造で、収容物86を緩衝的に収容し、開封時には収容物86を傷つけないように保護することができ、開封後は再封することができる。1つの緩衝片72で、収容物86を緩衝的に収容することと、開封時に収容物86を保護することと、開封後に再封することの3つの機能を持ち、シンプルな構造で、便利なものとなる。緩衝片72は片持ち状態のシンプルな構造であり、箱体形成片12を筒体に組み立てると自動的に糊付片22から立ち上がることができ、組み立てが簡単である。
なお、この実施形態の包装用箱10は、収容物86を収容し包装する工場等において、四角形の筒体に組み立てた時、糊付片22の裏面に折り重ねられていた緩衝片72は、箱体形成片12の弾性により折罫線74が鋭角に開き、糊付片22から起き上がり、差込片76の先端が側面14の裏面に当接する。しかし、折罫線74で折り曲げた状態で緩衝片72が起き上がらないことがあり、収容物86を入れる際に緩衝片72と側面18の間を通過してしまうことがある。特に、自動包装装置の場合は、このことから包装不良が生じるおそれがある。これを防ぐため、以下に述べるように、緩衝片72が確実に糊付片22から立ち上がるようにするとよい。
例えば、図4はこの実施形態の包装用箱10の変形例を示すものであり、この変形例のように、緩衝片72の差込片76を側面18の裏面に係止するガイド片81が設けられているとよい。糊付片22の側縁部22aに、ガイド片81が折罫線83で区切られて設けられている。ガイド片81は、糊付片22と連接している幅方向は糊付片22よりも短く、ガイド片81の上端部81aは、折罫線74よりも下の位置にあり、下端部81bは、糊付片22の折罫線74とは反対側の下端部と一致している。糊付片22との連接方向の長さは側面20と糊付片22の合計とほぼ等しい。
ガイド片81には、側縁部22aに対して平行な折罫線85が設けられている。折罫線83と折罫線85の間隔は、側面20の長さとほぼ同じであり、折罫線85とガイド片81の折罫線85とは反対側の側縁部81cの間隔は、糊付片22の長さとほぼ同じである。上端部81aには、折罫線85に隣接して側縁部81c側の部分に台形状の凹部87が切り欠かれている。凹部87は、包装用箱10を組み立てる時に緩衝片72の側縁部72dが逃げるために形成されている。凹部87の、折罫線85側は折罫線85の延長線であり上端部81aに対して略直角な側縁部87aであり、反対側の側縁部81c側は上端部81aに対して鈍角に交差する側縁部87bとなる。側面22の下端部の中心には、半円形の切欠部91が形成されている。
緩衝片72は、ガイド片81に係止されながら四角形の筒体に組み立てる工程の支障とならないように、形状が工夫されている。緩衝片72は、変形した台形であり、折罫線74とは反対側の先端部72aは、折罫線74に対して平行で折罫線74より短い直線で形成され、折罫線74に交差する一対の側縁部72d,72eは、先端部72aに近づくにつれて互いの間隔が狭くなる斜辺である。折罫線30に連続する側縁部72dは、折罫線74に対して鋭角に位置し、緩衝片72の中央に向かって曲線で切り欠かれた形状である。側縁部22aに連続する側縁部72eは、側縁部22aに対して平行で少し緩衝片72の中央側に移動した直線であり、側縁部22aに連続する部分は、緩衝片72の中央に向かう曲線で形成されている。
側面16には、切り離し可能な切取りタグ89が設けられている。切取りタグ89には、収容物86についての情報が記載されている。廃棄用破断線60は、側面18ではなく側面14に設けられている。この廃棄用破断線60の両端部付近は折罫線38と一致し、中心付近は折罫線38から離れて側面14の中央に向かって半円形に形成されている。
次に、この実施形態の包装用箱10の変形例の組立方法について説明する。ここでは、図5が包装用箱10の変形例の箱体形成片12の裏面を見たものであり、まず、ガイド片81の表面に、下端部81b近傍に糊89を2か所塗布する。折罫線83を正折りし、ガイド片81を側面20と糊付片22の裏面に重ねる。次に折罫線74を正折りし、緩衝片72と差込片76をガイド片81の表面に重ねる。次に折罫線28を正折りし、ガイド片81の糊89で側面18の裏面と貼り合わせる。次に糊付片22の表面に糊80を塗布し、折罫線24を正折りし、側面14の裏面を、糊80により糊付片22に糊付けする。これにより箱体形成片12は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。折り畳んだ状態では、緩衝片72は、側面16と側面18と、ガイド片81との間に挟まれている。
次に、収容物86を収容し包装する工場等において、四角形の筒体に組み立てる工程を図6に基づいて説明する。図6は、包装用箱10を上方の開口から見た平面図である。図6(a)に示すように折り畳まれた状態では、緩衝片72は、側面16と側面18と、ガイド片81との間に挟まれている。図6(b)に示すように立体的に引き起こすと、緩衝片72は、側面16と側面18と、ガイド片81との隙間を側縁部81c側に向かって摺動し、ガイド片81の折罫線85を通過する。なお、折罫線85は折罫線26の裏側に一致し、ガイド片81は側面16,18の裏面に沿って略直角に折られる。ガイド片81は糊89により側面18の下方に糊付けされているため、側面18から離れることが無く、しかし上方は糊付けされていないため緩衝片72が摺動可能であり、緩衝片72が側面16,18の裏面に沿って摺動することをガイドする。
緩衝片72は、側縁部72eが折罫線83から離れているため、即ち側面14と側面16の間の折罫線24から離れているため、立体的に引き起こす時に、側面16に干渉することがない。緩衝片72が折罫線85を通過し、ガイド片81が折罫線85で90°に正折りされた(b)の状態になると、箱体形成片12の弾性により、図6(a)の折り畳み状態に戻ろうとするが、緩衝片72の側縁部72eが、ガイド片81の凹部87の側縁部87aに対面し、係止され、元に戻ることを防ぐ。側縁部72dが折罫線74に対して斜めに位置し中央に向かって曲線で切り欠かれた形状であるため、立体的に引き起こす時にガイド片81に干渉することが無く、ガイド片81が折罫線85で90°に正折りされる時に、凹部87の側縁部87bに接触しながら円滑に摺動する。
緩衝片72は、側面16,20の、連接方向の長さよりも少し長く、さらに先端部72aには差込片76が連続して長くなっているため、組立状態で上蓋84に対して平行に開くことがなく、上蓋84に対して斜めに位置する。ガイド片81の上端部81aは、緩衝片72の折罫線78が箱体形成片12の弾性で側面18に当接する位置にほぼ一致し、差込片76は上端部81aから、ガイド片81と側面18の間に差し込まれた状態を維持し、係止される。これにより箱体の内側空間を、上蓋84に近い部分とその他の部分に、斜めに確実に仕切る。この状態で、収容物86を反対側の端部から入れる。
この実施形態の包装用箱10の変形例によれば、緩衝片72を確実に糊付片22から立ち上がらせ、箱体の内側空間を、上蓋84に近い部分とその他の部分に、斜めに確実に仕切ることができる。収容物86を入れる際に、緩衝片72と側面18の間を通過してしまうことを防ぎ、自動包装装置の場合でも不良を発生することが無く、作業効率が向上する。
次にこの発明の第二実施形態について図7、図8に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の包装用箱94は、厚紙等の一枚の箱体形成片96を組み立てることによって形成される。
図8は箱体形成片96を表面から見た展開図であり、箱体形成片96は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成され側面20の側縁部には、糊付片22が設けられている。側面14,16,18,20、糊付片22は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
側面14の、側面16との連接方向に対して直角な方向の一端部には、外側上蓋片32が折罫線33で区切られて設けられている。側面14の、折罫線33とは反対側の端部には、外側下蓋片36が折罫線38で区切られて設けられている。側面14の、折罫線33に近い位置に、開封用折線98が設けられている。開封用折線98は、開封時に上蓋84側が軸周りに移動して開かれる回転軸であり、折罫線33に対して平行な直線であり、折罫線24と、折罫線24とは反対側の側縁部14aに達している。開封用折線98は、曲げやすいように短い切断線が複数個設けられている。
側面16の、側面14の折罫線33に隣接する端部には、台形状のフラップ40が折罫線42で区切られて設けられている。側面16の、折罫線42とは反対側の端部には、フラップ44が折罫線46で区切られて設けられている。側面16の、折罫線42に近い位置に、開封用破断線100が設けられている。開封用破断線100は、折罫線24と折罫線26を結ぶ直線であり、折罫線24では開封用折線98の端部に連続し、折罫線26ではそれよりも折罫線42から少し離れた位置に達し、開封用破断線100は、折罫線42に対して斜めに形成されている。
側面18の、側面16の折罫線42に隣接する部分には、内側上蓋片50が折罫線52で区切られて設けられている。側面18の、52と反対側の端部には、内側下蓋片54が折罫線56で区切られて設けられている。側面18の、折罫線52に近い位置には、開封用破断線102が設けられている。開封用破断線102は、折罫線26と折罫線28を結ぶ曲線であり、中心が折罫線52から離れるように湾曲している。開封用破断線102の折罫線26に位置する端部は開封用破断線100の端部に連続している。開封用破断線102の、少し下、即ち折罫線52から少し離れた部分には、差込スリット104が設けられている。差込スリット104は、開封用破断線102に沿う短い曲線であり、折罫線26と折罫線28には達しない長さで形成され、開封用破断線102の湾曲方向とは逆に湾曲し、中心が開封用破断線102に近づくように湾曲している。差込スリット104の、開封用破断線102側の側縁部には、差し込み操作を円滑にするため、開封用破断線102に向かって4つの短い切断線が形成されている。
側面18の、折罫線56に近い位置には、廃棄用破断線106が設けられている。廃棄用破断線106の両端部付近は折罫線56と一致し、中心付近は折罫線56から離れて側面18の中央に向かって半円形に形成されている。
側面20の、側面18の折罫線52に隣接する端部には、フラップ62が折罫線64で区切られて設けられている。側面20の、折罫線64とは反対側の端部には、フラップ66が折罫線68で区切られて設けられている。側面20の、折罫線64に近い位置に、開封用破断線100と同形の開封用破断線108が設けられている。開封用破断線108は、折罫線28と折罫線30を結ぶ直線であり、折罫線28では開封用破断線102の端部に連続し、折罫線30ではそれよりも折罫線42に少し近い位置に達し、開封用破断線108は、折罫線64に対して斜めに形成されている。
糊付片22の、側面20の折罫線64に隣接する部分には、緩衝片110が折罫線112で区切られて設けられている。緩衝片110は、矩形であり、折罫線112とは反対側の先端部110aは、折罫線112に対して平行な直線で形成され、折罫線112に交差する一対の側縁部110b,110cも互いに平行な直線である。緩衝片110の、折罫線112と先端部110aの間の長さは、包装用箱94の内部空間の折罫線112に交差する長さよりも少し長く、即ち側面16,20の、連接方向の長さよりも、少し長い。緩衝片110は、包装用箱94の組立状態では、片持ち状態で内部空間を閉鎖するものであり、折罫線112は片持ち状態を支持する基端部となり、先端部110aは自由端となる。緩衝片110の先端部110aには、差込片76が折罫線78で区切られて設けられている。
糊付片22の、折罫線112に近い位置に、開封用折線114が設けられている。開封用折線114は、折罫線112に対して平行な直線であり、折罫線30と側縁部22aに達している。折罫線30では開封用破断線108の端部に連続している。開封用折線114は開封時に上蓋84側が軸周りに移動して開かれる回転軸であり、曲げやすいように複数個の短い切断線で設けられている。
次に、この実施形態の包装用箱94の組立方法について説明する。ここでは、図8が包装用箱94の箱体形成片96の表面を見たものであり、箱体形成片96の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。組立方法は、第一実施形態と同様であり、糊80により糊付けされた折り畳み状態となり、出荷される。収容物86を収容し包装する工場等において、四角形の筒体にして、筒体の一方の端部に糊82により糊付けして上蓋84を形成して閉鎖する。
四角形の筒体に組み立てた時、糊付片22の裏面に折り重ねられていた緩衝片110は、箱体形成片96の弾性により折罫線112が鋭角に開き、糊付片22から起き上がり、差込片76の先端が側面18の裏面に当接する。緩衝片110は、側面16,20の、連接方向の長さよりも少し長く、さらに先端部110aには差込片76が連続して長くなっているため、上蓋84に対して平行に開くことがなく、上蓋84に対して斜めに位置する。このように、緩衝片110は折罫線112を基端部とする片持ち状態になり、箱体の内側空間を、上蓋84に近い部分とその他の部分に、斜めに仕切る。なお、緩衝片110の周縁部は、開封用破断線100,102,開封用破断線108にほぼ一致しているか、少し下方に位置している。
この状態で、収容物86を反対側の端部から入れる。収容物86は、緩衝片110に当接し、上蓋84に達することがなく、上蓋84との間に緩衝空間が生じる。そして、筒体の他方の端部に糊88により糊付けして下蓋90を形成して閉鎖し、図7(a)に示すように、包装が完了する。緩衝片110は、収容物86と上蓋84の間に位置し、自由端である先端部110aは、下蓋90側を向く。緩衝片110と上蓋84の間に緩衝空間が生じ、高い緩衝効果を有する。また緩衝片110自体にも弾性があり、緩衝機能がある。
次に、この実施形態の包装用箱94の使用方法について説明する。収容物86を使用する時は、まず、側面18の開封用破断線102を押して切断して上蓋84側を引き上げ、両端に連続する開封用破断線100,108を切断しながら、開封用折線98を回転軸として上蓋84側を移動させて開き、図7(b)に示すように取出口92を形成する。取出口92の縁部は、側面18の開封用破断線102が低く開封用破断線100,108は斜めであり側面14の開封用折線98に達しているため、上蓋84に対して斜めに開口する。取出口92を開口した時、取出口92の内側には、斜めに位置する緩衝片110で軽く閉じられ、緩衝片110は、取出口92開口縁部に一致する位置か、少し下に位置し、収容物86を覆っている。このため、開封用破断線102を切断する時に外側から力が加えられても、収容物86が緩衝片110に覆われているため、変形する側面18や、側面18を破って内部空間に突出する指等が収容物86に干渉することを防ぎ、傷つけないように保護する。
また、糊付片22は、開封用折線114よりも折罫線112に近い部分も側面14に糊付けされているため、取出口92を開口する際に、側面14の開封用折線98を回転軸として上蓋84側を移動すると、糊付片22の開封用折線114よりも折罫線112に近い部分と、緩衝片110と差込片76は、上蓋84側に追従して同時に開く。収容物86が取出口92に露出し、収容物86を取り出しやすい。側面14の開封用破断線102により分割された側縁部からは、差込片76の先端が突出している。
また、収容物86の使用した残りを包装用箱94に入れて保管する時は、図7(c)に示すように開封用折線98を回転軸として上蓋84側を取出口92に戻し、側面14の側縁部から突出する差込片76を、側面18の差込スリット104に差し込む。これにより、差込片76を側面18に係止し、再封する。側面14の、上蓋84側の部分は糊付片22に糊付けされているため、緩衝片110に追従して同時に閉じられ、開くことがない。
使用後に包装用箱94が不要になると廃棄用破断線106を切断して平坦に折り畳み、容易に廃棄することができる。
この実施形態の包装用箱94によれば、上記実施形態と同様の効果を有するものである。さらに、取出口92を開口すると、緩衝片110と差込片76が上蓋84側に追従して同時に開くため、開口と同時に収容物86が取出口92に露出し、収容物86を取り出しやすい。再封する時も、上蓋84側の部分は、緩衝片110に追従して同時に閉じられ、操作が簡単で便利である。再封した時の外形が、矩形の箱体となり、すっきりとして、保管しやすい。
なお、この発明の包装用箱は、上記実施の形態に限定されるものではなく、各側面の形状は、収容物の形状に合わせて適宜変更可能である。緩衝片の形状は適宜変更可能であり、長さは、包装用箱の内部空間よりも長いものであれば、適宜収容物の大きさに合わせて変更可能である。差込片や、差込スリット、開封用破断線等の形状は、互いに確実に係止するものであれば良い。廃棄用破断線の形状は上記以外でも良く、無くてもよい。また、緩衝片には、開封済が認識可能な印刷などの表示がなされていてもよい。これにより、より確実に開封済みであることが認識可能となる。
10,94 包装用箱
12,96 箱体形成片
14,16,18,20 側面
22 糊付片
14a,22a,72b,72c,72d,72e,81c,87a,87b,110b,110c 側縁部
48,58,70,100,102,108 開封用破断線
72,110 緩衝片
72a,110a 先端部
74,112 折罫線
76 差込片
81 ガイド片
84 上蓋
86 収容物
90 下蓋
98,114 開封用折線
104 差込スリット

Claims (7)

  1. 一枚の箱体形成片からなり、筒体に組み立てられた側面と、前記筒体の下方の開口部を閉鎖する下蓋と、上方の開口部を閉鎖する上蓋が設けられ、
    前記筒体の内部空間には、上蓋の近傍に一枚の緩衝片が片持ち状態で前記内部空間を閉鎖して設けられ、前記緩衝片は、前記内部空間に収容される収容物と前記上蓋の間に位置し、前記緩衝片の、片持ち状態の基端部から先端部までの長さは、前記内部空間の、前記側面間の幅よりも長く、所定の高さで自由端側が前記下蓋側を向いており、
    前記側面には、前記緩衝片の高さに一致して閉鎖される位置に開封用破断線が設けられ、
    前記緩衝片の、自由端には、再封用の差込片が設けられていることを特徴する包装用箱。
  2. 前記箱体形成片は、互いに平行に連接された側面と、前記側面の連接方向一端の側面に設けられ前記側面の他端の側面の裏面に糊付けされる糊付片が設けられ、前記糊付片の、前記側面との連接方向に交差し前記上蓋に近い端部には、前記緩衝片が、前記緩衝片の回動の回転軸となる折罫線を介して設けられている請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記糊付片の、連接する前記側面とは反対側の側縁部には、前記緩衝片の前記自由端部を係止するガイド片が設けられ、前記緩衝片の前記自由端部は、前記糊付片が糊付けされた前記側面に対して略平行に対面する前記側面の裏面に、前記ガイド片により係止される請求項2記載の包装用箱。
  4. 前記回転軸を有する側面に対向する側面には、前記差込片が差し込まれて係止される差込スリットが設けられ、前記差込片は、前記差込スリットから前記側面の裏面に差し込まれて係止され再封される請求項2記載の包装用箱。
  5. 前記緩衝片の、前記回転軸に対して交差する一対の側縁部が内側に切り欠かれた形状であり、前記緩衝片を引き起こす時の手がかりとなる請求項2記載の包装用箱。
  6. 前記側面は4つ設けられ、前記開封用破断線は、前記4つの側面のうち、3つの側面に連続して設けられ、残る1つの側面には、前記上蓋が軸周りに移動して開かれる回転軸である開封用折線が前記上蓋から離間して設けられ、前記開封用折線の端部は前記開封用破断線に連続し、前記糊付片は、前記開封用折線を有する前記側面に糊付けされ、前記糊付片には前記開封用折線に一致する開封用折線が設けられ、前記糊付片は、前記開封用折線よりも前記上蓋側の部分も前記側面に糊付けされ、前記開封用破断線を切断して前記開封用折線を回転軸として前記上蓋側を開閉すると、前記緩衝片と前記差込片は前記上蓋側の開閉に追従して開閉することを特徴とする請求項2記載の包装用箱。
  7. 前記緩衝片に、開封済であることを認識可能な表示が施されている請求項1乃至6のいずれか記載の包装用箱。
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