JP2003081252A - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP2003081252A
JP2003081252A JP2001272924A JP2001272924A JP2003081252A JP 2003081252 A JP2003081252 A JP 2003081252A JP 2001272924 A JP2001272924 A JP 2001272924A JP 2001272924 A JP2001272924 A JP 2001272924A JP 2003081252 A JP2003081252 A JP 2003081252A
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inner case
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front plate
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JP2001272924A
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Kisho Mitsui
紀章 三井
Nobuhiko Azuma
伸彦 東
Tamiji Masatoki
民治 政時
Ryuji Kurata
竜二 蔵田
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Sony Corp
JUJO CENTRAL CO Ltd
Original Assignee
Sony Corp
JUJO CENTRAL CO Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/04Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers
    • G11B33/0405Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers for storing discs
    • G11B33/0494Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers for storing discs packages made by folding

Abstract

(57)【要約】 【課題】外ケース内に摺動自在に挿入されている内ケー
スの、正面板と背面板との間の物品収納空間に複数の収
納物品を互に接触しないよう区分して収納できるように
すること。 【解決手段】内ケースの正面板と背面板との間の物品収
納空間に内ケースと同一挙動する少なくとも1枚の区画
板を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク等の記録用媒体、写真、カード類、板状小形物品等を
複数枚収納するための、主として厚紙製の収納ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】前記記録用媒体その他の板状小形物品等
を収納する従来の収納ケースは単一の板状小形物品を収
納するものが主流であり、2枚以上を重ねて収納する
と、記録部或は印画面等に損傷を生ずる恐れがあり、こ
れを防止するため特開2000−25870号公報に示
されるごとく、2組の収納ケースを長さ方向に連続させ
たものも提案されているが、持ち運び、保管、収納物の
取り出し等の面で使用感に問題が存する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の記録
用媒体等の板状小形物品の収納ケースの前記問題点に鑑
み、1個の収納ケースの物品収納空間を、区画板で前後
に重なる複数区画に区分し、各区画に収納された物品が
互に接触しないようにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、外ケース内に、その1側端の
開口部から引き出し可能に内ケースが収納されている収
納容器において、内ケースの物品収納空間が、引き出し
時に内ケースに導かれて同一挙動を示す別体の少なくと
も1枚の区画板により、複数に区画されているという構
成要件とした。
【0005】請求項2の発明では、請求項1の発明に、
内ケースの正面板と背面板とが各下端縁の連続部たる屈
曲部で連続させられ、区画板の下端縁が前記屈曲部の内
側に当接させられているという構成要件を付加した。
【0006】請求項3の発明では、請求項1の発明に背
面板の下端寄り位置から、正面板の前面と対峙する折曲
片が延設されており、各区画板の下端が該折曲片の折曲
部内側に当接させられているという構成要件を付加し
た。
【0007】請求項4の発明では、外ケース内にその1
側縁の開口部から引き出し可能に内ケースが収納されて
いる収納容器において、両側板を欠く内ケースが正面板
とその下端に連続する背面板とで構成されており、正面
板の少なくとも1端縁には、正面板に折り重ねられる区
画板が延設されているという構成要件とした。
【0008】請求項5の発明では、請求項1ないし請求
項4の何れかの発明に、正面板の上縁が、最後列の区画
板の上縁より上位か、最前列の区画板の上縁より下位
の、いずれか一方の位置に設定され、各区画板は、前列
の区画板の上縁が後列の区画板の上縁より低くなるごと
く設定されているという構成要件を付加した。
【0009】請求項6の発明では、請求項1ないし請求
項5の何れかの発明に両側板を欠く内ケースが、正面板
とその下端に連続する背面板とで構成されており、該正
面板と区画板との、少なくとも何れか1枚の板体の少な
くとも1側縁から、収納物品の抱持片が延設されている
という構成要件を付加した。
【0010】請求項7の発明では、請求項1ないし請求
項6の何れかに記載の発明に、正面板及び各区画板に
は、少なくともその1側縁に斜め上向きに抱持片が延設
されているという構成要件を付加した。
【0011】請求項8の発明では、請求項1ないし請求
項7の何れかの発明に、内ケースの正面板、各区画板に
は、外ケース内面と干渉しない上部外周周縁のそれぞれ
異なる位相位置に、それぞれの収納物の表示耳片が突設
されているという構成要件を付加した。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図8は、請求項1ない
し請求項3、請求項6ないし請求項8の各発明を併せ適
用した実施の一例を示しており、収納容器1は、図8に
略示縦断面図として示すごとく、外ケース2内に、その
一側端の開口部3から内ケース4が引き出し可能に収納
され、内ケース4内にコンパクトディスク等の記録用媒
体、写真、カード類、板状小形物品等の物品収納空間
5、6が、区画板7により区画形成されている。
【0013】前記外ケース2は、図1に示されるブラン
ク8から折り畳み、接着によって図2に示す形状に成形
されており、正面板9の下端に、底板10が山折線10
A、10Bを介して連続させられ、正面板9の両側には
側板11、12が、それぞれ山折線11A、11B、1
2A、12Bを介して連続させられ、両側板11、12
の各外側に接着代13、14延設されている。
【0014】正面板9の上端縁には、内ケース4の引き
出しストロークを所定値に限定する係止片15が延設さ
れており、底板10には外ケース2の背面板16が延設
されており、前記接着代13、14により正面板14の
背面に接着され、また係止片15は正面板14と背面板
16との接着に先だって、山折線15Aにより正面板9
の裏面側、図1において紙面裏側へ折曲され、図2に示
す正面形状とされる。
【0015】内ケース4は、図3に示されるブランク1
7から折曲形成されるもので、内ケース4の正面板18
は背面板19の下辺20に谷折線18A、18Bで連続
させられており、また背面板19の下辺20と、正面板
18の谷折線18A、18Bの形成されている下辺21
(図3においては正面板18の上部)との連続部分の中
央域には、左右に間隔を存して縦方向に切り込まれたス
リット22、23と、該スリット22、23の図3にお
いて下部を連結するスリット24とにより背面板19の
下端寄り位置25から後述するごとく正面板18の前面
(図3においては背面側)と対峙する折曲片26が切り
出されて延設されている。
【0016】正面板18において、中央と、谷折線18
A、18Bとの間の両側には外側方へ抱持片27、28
が延設され、また図3において正面板18の下縁の右側
には表示耳片29が外側方へ突設されている。なお抱持
片は正面板18の左右何れか一方にのみ延設されていて
もよい。
【0017】前記折曲片26は谷折線26A、26Bに
より、後述するように正面板の前面(図3では背面)と
対峙するよう折曲され、抱持片27、28もそれぞれ山
折線27A、27B、28A、28Bにより、後述する
ように正面板18の前面(図3では背面)と対峙するよ
う折曲される。
【0018】背面板19の上部には2条の谷折線30
A、30Bを介して内ケース4の前覆片30が形成さ
れ、前記谷折線30A、30Bで折曲されて背面板17
の上部に重ねられる。また背面板19の略中央には、背
面板19の側縁と直交する山折線19Aが形成されてお
り、収納物取り出し時に背面板19を後方へ折曲させう
る。
【0019】内ケース4は、ブランク17から次の手順
で折曲形成される。即ち抱持片27、28を各山折線2
7A、27B、28A、28Bにおいて、紙面裏側へ折
り返し、次いで正面板18を谷折線18A、18Bで背
面板19の前面と重なるよう折り返し、次に折曲片26
を各谷折線26A、26Bで、先に折曲した正面板18
の前面と対峙するよう折曲する。この折曲手順で折曲さ
れた内ケース4が図4に示される構造であり、前覆片3
0が谷折線30A、30Bで正面板18の前面側へ折曲
されることにより、図8に断面図として略示した構造の
ものとなる。なお、図3中、正面板18の略中央には谷
折線18Cが形成されており、収納物取り出し時に正面
板18を前方へ折曲させうる。
【0020】図5は、区画板31の実施の一例であり、
図4に示される内ケース4の正面板18の抱持片27、
28から上部と同一形状の主板32の下部両側に脚片3
3、34が下垂され、脚片33、34の間に、下端縁3
5が凹設されている。図示例では区画板31の全高Hは
図3に示す正面板18の全高Hと均等とされ、また主板
32の外周縁には、正面板18の表示耳片28と位相を
異にして表示耳片36が突設されている。また符合31
Aは収納物取り出し時に区画板31を前屈させる谷折線
である。
【0021】前記区画板31は、図7、図8に示すごと
く、内ケース4の正面板18と抱持片27、28との間
に挿入され、区画板31の下端縁35が折曲片26の谷
折線26A、26Bで区画された屈曲部37の内面に当
接されて定位されている。この区画板31の挿入位置
は、図8に示される内ケース4の正面板18と背面板1
9との間の空間38であってもよく、この場合には、脚
片33、34の下端が正面板18と背面板19との連続
部たる谷折線18A、18Bによる屈曲部の内側に当接
されて定位させられる。
【0022】前記抱持片27、28の位置と延設方向と
は、収容物を安定して支持できる限りは、請求項1の発
明では格別の限定は無いが図3、図4に示されるごと
く、請求項7の発明により、斜め上向きに延設すること
が丸形のコンパクトディスク等を収納する際、収納姿勢
の安定のために好ましい。
【0023】この抱持片27、28の折曲方向は、図示
例では図4に示すごとく、内ケース4の正面板18の前
面と対峙するよう折曲してもよいことは勿論である。
【0024】また区画板31は、図示例では1枚使用し
ているが同一形状のものを複数枚使用することも可能で
あり、また区画板31に抱持片を延設してもよく、正面
板18と区画板31との何れか一方にのみ抱持片を延設
する構成でもよい。
【0025】図6は異なる実施例たる区画板39を示し
ており、図5に示す区画板31の脚片33、34に相当
する脚片40、41が略矩形状に垂下した形状とされ、
更に抱持片42、43が両側に延設されている点で図5
に示すものと相違している。符号39Aは収納物取り出
し時に区画板39を前屈させる谷折線である。
【0026】図9、図10、図11及び図12は、請求
項5の発明の実施の一例を示しており、図12に示され
るごとく、内ケース44の正面板45の上縁46が、2
枚の区画板47、48の各上縁49、50より上位であ
り、かつ前列の区画板48の上縁50が後列の区画板4
7の上縁49より低く設定されている。
【0027】前記上縁46、49、50の高さの差は、
正面板45、各区画板47、48における抱持片の下端
位置Aから脚片51A、51B及び下辺52の下端5
3、54、55までの長さL、L、Lを前列にな
る程短かく設定することにより達成されている。なお、
この高さの差は、各区画板47、48の下端縁56、5
7と前記下端位置Aとの間の長さの差で設定してもよ
い。
【0028】図10、同11において、脚片51A、5
1Bの符号51Cで示す部分は、縦方向の折線51Dで
折曲し、図9に示される折曲片52Aの屈曲部52Bに
跨架させやすくする折片であり、跨架後に旧位に戻し、
区画板47、48の組み付け姿勢を安定させる部片であ
る。この実施例では正面板45が最後列とされている
が、正面板45を最前列とし、その上縁46が最も低
く、最後列の区画板47の上縁49が最も高位を占める
ようにしてもよい。この実施例の背面板、前覆板、表示
耳片の構造、配置は図3、図4に示すものと同一構造で
ある。
【0029】図13は請求項4の発明の実施の一例を示
しており、図13は、内ケース58のブランク59を示
しており、図3に示す内ケース4のブランク17と同じ
く、正面板60、背面板61、抱持片62、63、表示
耳片64、折曲片65等を具備しており、正面板60の
1端縁、図13では右側縁に区画板66が延設されてい
る点で図3に示すブランク17と相違している。
【0030】区画板66は、正面板60の抱持片62の
外郭線67部分ではスリットにより切り分けられ、抱持
片62の上端部(図13では下端部)68から、正面板
60の外部線69に向って垂下する部分70においての
み正面板60に連続している。
【0031】図13に示す正面板60、抱持片62、6
3は、図3に示すものと同一手段で折曲、成形されるが
区画板66は正面板60の前面と対峙するよう前記部分
70において折曲され、正面板60と重ねられ、区画板
66の脚片69A、69Bの下端71、72が正面板6
0と背面板61との谷折線73、74によって形成され
る折曲部内側で支持される。なお区画板66の上縁(図
では下縁)が正面板60より上位(図では下位)となる
設計では、区画板66は正面板60の背面と対峙するよ
う折曲される。なお、背面板の構造は、図3、図4に示
すものと同一である。
【0032】同じく請求項4の発明の別の実施例である
図14は、内ケース75の正面板76の図14において
他端縁即ち左側縁にも区画板77が延設され、正面板7
6の右側の区画板78と共に2枚の区画板が正面板76
に一連に形成されている実施例であり、正面板76に対
する区画板77、78の延設位置の相違により、請求項
5の発明も適用される。
【0033】この図14に示す実施例では、最初に右側
の区画板78が正面板76に折り重ねられ、その上に左
側の区画板77が折り重ねられることにより図12に示
す折り重ね形状と概ね同一形状とされ、各区画板77、
78の位置保持は、正面板76との連続部分79、80
において行われる。
【0034】図9、図12、図13及び図14において
各背面板の構造は図3及び図8に示すものと同一構造で
あり、各正面板、各区画板の構造も図3、図5、図6に
示すものと概ね同一構造である。
【0035】図15及び図16は、請求項4の発明の更
に異なる実施例を示しており、図13及び図14に示さ
れる各実施例では、区画板66、77、78が何れも正
面板60或は76の端縁のうちの側縁から延設されてい
るが、この実施例では、第1の区画板81が正面板82
の端縁のうちの上端縁83、84(図15では下端部)
から延設され、第2の区画板85が第1の区画板81の
上端縁86、87(図15では下端部)から延設されて
いる点で図13、図14に示す実施例と構造上の相違を
有している。
【0036】前記正面板82は、脚片88、89の下端
(図15では上端部)で背面板90の下端縁に山折線9
0A、90Bを介して連続する底板90Cに連続し、該
下端縁91から正面板82に向って形成された略倒コ字
形のスリット92により、折曲片93が形成されてい
る。
【0037】正面板82は、図4に示される正面板18
の半円弧状の上周縁と同等の上周縁94を形成する半円
弧状のスリットを切り込まれており、(図15では下向
き円弧)該スリットの両側端部には山折線94A、94
Bが形成されている。
【0038】前記正面板82と第1の区画板81との間
には第1の区画板の延設方向と直交する谷折線96が形
成されており、該谷折線96の形成位置は、山折線94
A、94Bの形成位置から延設方向に高さH3を存した
位置とされており、この高さH3は、前記下端縁91と
前記山折線94A、95Bとの間隔H2から図16に示
す高さH1、即ち図16に示されるごとく、この実施例
が折畳成形された段階で、第1の区画板81の上周縁9
5を正面板82の上周縁より上位に突出させる高さH1
を差し引いた高さに設定されている。
【0039】第1の区画板81は、上周縁95を形成す
るスリットである半円弧状のスリットを切り込まれてお
り、その両側端部には山折線95A、95Bが形成さ
れ、また第2の区画板85との間には、前記谷折線96
と平行する谷折線97が形成されており、谷折線96と
谷折線97との間隔H4は、前記間隔H2とH3との和
に等しくされ、谷折線97と第2の区画板85の上周縁
98の頂部との間隔H5は、図16に示されるごとく、
第1の区画板81の上周縁95より上位に前記上周縁9
8が位置する適宜長さに設定されている。
【0040】この実施例は、次の手順で折曲形成され
る。まず谷折線97と山折線95A、95Bとを折曲し
て第2の区画板85を第1の区画板81の背面側(紙面
裏側)へ折曲し、ついで谷折線96と山折線94A、9
4Bとを折曲して第1の区画板81を第2の区画板85
と共に正面板82の背面側(紙面裏面側)へ折曲する。
次に正面板82と折曲片93とを山折線90A、90B
とで第1、第2の両区画板81、85と共に背面板90
の背面側(紙面裏側)へ折曲し、全体を反転させること
により、図16に示す形態とされる。抱持片99、10
0は正面板82の前面と対峙するよう折曲される。この
実施例においても背面板90、前覆板、抱持片等の構造
は既述の他の実施例と同一構造であり、また正面板及び
第1、第2の区画板に図12に示すごとく、表示耳片を
設けることも可能である。
【0041】各請求項の発明において、外ケースから内
ケースを引き出すことにより、内ケースの背面板、正面
板、区画板の間に抱持された収納物品が取り出し位置に
もたらされるが、内ケースの引き出し位置は、いずれの
発明においても、共通的に、内ケースの折曲片26、5
2A、65、93と、外ケースの係止片15とにより規
制されるので、以下図8について、その機能を説明す
る。内ケース4が外ケース2の開口部3から引き出され
ると、内ケースの折曲片26が軌跡Xに沿って上昇す
る。このため外ケース2の係止片15の下端15Bの位
置を、外ケースの正面板9の背面との間に軌跡Xを挟む
位置に選定しておけば、内ケース4は、折曲片26の上
縁が係止片15の下端15Bに接触した位置に係止さ
れ、引き出し位置が規制されるし、同様の係止は、抱持
片27、28の位置を図8の位置より左寄りに延出した
位置とするか或は係止片15の下端15Bの位置を区画
板7に近接した位置とすることによっても達成される。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明では、1個の収納容器内
の内ケースの物品収納空間が、少なくとも1枚の区画板
により、少なくとも2区分されているので、収納されて
いるコンパクトディスク或は写真等の表面同士が接触し
て損傷するのを良好に防止できる効果を奏するのみでな
く、従来の外ケースと内ケースとの組み合わせよりなる
収納ケースを連続させたものに比し、独立した物品収納
空間を複数有するに拘らず、個々の収納容器の体積増を
僅少に留め、しかも収納物品の取り出し、収納の手間
は、従来の1個の収納物品用の収納容器と殆ど変わら
ず、取り扱い性能が著しく向上する効果を奏する。
【0043】請求項2の発明によると、内ケースの正面
板と背面板とが連続する下端縁の屈曲部の内側へ区画板
の下端縁を挿入し、当接させるのみで、区画板で区分さ
れた複数の収納物品を、内ケースの引き出しという動作
のみで、同時に取り出し位置もたらすことができ、収納
物品の取り出し操作性を著しく向上させうる効果を奏す
る。
【0044】請求項3の発明によると、区画板の支持部
を、内ケース引き出し位置の規制部材を兼ねる折曲板を
も利用しうるので、区画板の支持姿勢を、より一層安定
させうる効果を奏する。
【0045】請求項4の発明によると、区画板が内ケー
スの正面板の連続一体に成形されているので、内ケース
と区画板とのブランクの打ち抜きが1工程ですみ、また
内ケースの折畳み成形と区画板の組み込みも単一の工程
で完了するので製造工程を著しく簡略化しうる効果を奏
する。
【0046】請求項5の発明によると、内ケースの正面
板と背面板との間が複数の区画板で複数に区画されてい
ても、個々の区画を明確に区分して視認できる効果を奏
する。
【0047】請求項6の発明によると、正面板と区画板
との少なくとも何れか1板の、少なくとも1側縁から収
納物品を、収納空間内で、抱持板で側方から保持できる
ので、物品収納状態での収納ケースの運搬等の際に、収
納物品の側方の変位を防止でき、収納物品の表面と、正
面板、背面板及び区画板の表面との摺動接触を、可能な
限り防止できる効果を奏する。
【0048】請求項7の発明によると、請求項6の発明
の効果に、収納物品の上下方向への変位も防止できる効
果を奏する。
【0049】請求項8の発明によると、個々の収納空間
に収納されている物品の種別を、取り出すまでもなく容
易に視認させうる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】外ケースのブランクの展開平面図である。
【図2】成形された外ケースの正面図である。
【図3】第1の実施例たる内ケースのブランクの展開平
面図である。
【図4】第1の実施例たる内ケースの前覆片を折曲する
前の正面図である。
【図5】区画板の一例の正面図である。
【図6】区画板の別例の正面図である。
【図7】図4に示す内ケースに図5、図6に示す区画板
を組み込んだ、図4と同様の正面図である。
【図8】図2に示す外ケースに、1板の区画板を組み込
んだ図4に示す内ケースを挿入した状態を示す略示縦断
面図であり、構造を明瞭とするため、必要個所の寸法を
拡大して図示してある。
【図9】別の実施例の内ケースのブランクの展開平面図
である。
【図10】図9に示す内ケースに組み込まれる異なる区
画板の正面図である。
【図11】図9に示す内ケースに組み込まれる異なる区
画板の正面図である。
【図12】図9に示されるブランクから成形された内ケ
ースに、図10、図11に示される区画板を組み込ん
だ、図4と同様の正面図である。
【図13】異別の実施例の内ケースのブランクの展開平
面図である。
【図14】更に異なる実施例の内ケースのブランクの展
開平面図である。
【図15】別の実施例の内ケースのブランクの展開平面
図である。
【図16】図13に示すブランクから形成された内ケー
スの図4と同様の正面図である。
【符号の説明】
1 収納容器 2 外ケース 3 開口部 4 内ケース 5、6 物品収納空間 7 区画板 18 内ケースの正面板 18A、18B 内ケースの屈曲部を形成する谷折線 19 内ケースの背面板 27、28 抱持片 29 表示耳片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 伸彦 東京都新宿区市谷船河原町11番地 十條セ ントラル株式会社内 (72)発明者 政時 民治 東京都品川区北品川6−7−35 ソニー株 式会社内 (72)発明者 蔵田 竜二 東京都品川区北品川6−7−35 ソニー株 式会社内 Fターム(参考) 3E036 AA05 CA01 3E060 AA03 AB23 AC03 BA02 CC12 CC17 CC18 CC37 CC42 DA17 DA30 EA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外ケース内に、その1側端の開口部から引
    き出し可能に内ケースが収納されている収納容器におい
    て、 内ケースの物品収納空間が、引き出し時に内ケースに導
    かれて同一挙動を示す別体の少なくとも1枚の区画板に
    より、複数に区画されている収納容器。
  2. 【請求項2】内ケースの正面板と背面板とが各下端縁の
    連続部たる屈曲部で連続させられ、区画板の下端縁が前
    記屈曲部の内側に当接させられている請求項1記載の収
    納容器。
  3. 【請求項3】背面板の下端寄り位置から、正面板の前面
    と対峙する折曲片が延設されており、各区画板の下端が
    該折曲片の折曲部内側に当接させられている請求項1に
    記載の収納容器。
  4. 【請求項4】外ケース内にその1側端の開口部から引き
    出し可能に内ケースが収納されている収納容器におい
    て、 両側板を欠く内ケースが正面板とその下端に連続する背
    面板とで構成されており、正面板の少なくとも1端縁に
    は、正面板に折り重ねられる区画板が延設されている収
    納容器。
  5. 【請求項5】正面板の上縁が、最後列の区画板の上縁よ
    り上位か、最前列の区画板の上縁より下位のいずれか一
    方の位置に設定され、各区画板は、前列の区画板の上縁
    が後列の区画板の上縁より低くなるごとく設定されてい
    る請求項1ないし請求項4の何れかに記載の収納容器。
  6. 【請求項6】両側板を欠く内ケースが、正面板とその下
    端に連続する背面板とで構成されており、該正面板と区
    画板との、少なくとも何れか1枚の板体の少なくとも1
    側縁から、収納物品の抱持片が延設されている請求項1
    ないし請求項5の何れかに記載の収納容器。
  7. 【請求項7】正面板及び各区画板には、少なくともその
    1側縁に斜め上向きに抱持片が延設されている請求項1
    ないし請求項6の何れかに記載の収納容器。
  8. 【請求項8】内ケースの正面板、各区画板には、外ケー
    ス内面と干渉しない上部外周周縁のそれぞれ異なる位相
    位置に、それぞれの収納物の表示耳片が突設されている
    請求項1ないし請求項7の何れかに記載の収納容器。
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