JP2022525833A - 喫煙物品ボックス - Google Patents

Abstract

喫煙物品の補充分を収納するための喫煙物品ボックス（１）であって、喫煙物品を収納するための容積を取り囲む外側パッケージ（２）を有し、外側パッケージは本体部（２２）及び蓋（２４）を含み、蓋（２４）は本体部（２２）に対しヒンジされ、内側パッケージ（４）が、少なくとも部分的に外側パッケージ（２）の内側に設けられ、喫煙物品を収納するのに適しており、内側パッケージ（４）は、内側パッケージ本体部（４２）及び内側パッケージ蓋部（４４）を含む。本発明によれば、内側パッケージ蓋部（４４）は、相互に離れており且つ外周ミシン目線の一部である第１のミシン目線（４６）及び第２のミシン目線（４８）を介して内側パッケージ本体部（４２）に取り付けられる。

Description

本発明は、菓子、文房具、又は喫煙物品、特にシガレットなどのコンシューマプロダクトの補充分を収納するためのボックス又はパッケージに関する。

シガレットなどの消費製品を収納するためのヒンジ蓋タイプのボックスが、最新式のもののうち周知である。通常、このようなボックスは、ボックスの略平行六面体部分の中に複数の製品を収納するための収容容積を含む。このボックスは通常、収容容積の側面のうちの一つにおいてヒンジによって形成された所定の回転軸の周りで蓋部をパタンと動かすことにより開けることができる。

シガレット及び他のコンシューマプロダクトのボックスの外面には、通常、様々な情報、例えば警告情報が印刷されるが、ボックスの内面は通常使用されない。このようなボックスの内面が広告に使用されない一つの理由は、これらの内面が通常、製品がこれらのボックスの壁の内面と直接接触するのを防ぐ内側パッケージ部によって被覆されていることである。しかし、裏面印刷パッケージングと一般に言われる、ボックスに内側印刷面を設ける商業的試みがなされてきた。現在、シガレットボックスの裏面印刷デザインはすべて、消費者が特にこの領域を見るか又は眺めた場合に、最上部の蓋の内面のみにおいて部分的に見えるものである。他の領域、特に、喫煙物品のコレーション（collation）を受け入れるボックスの本体部の内側裏面は、ボックスのボード材にシガレットのコレーションが直接接触するのを防ぐ内側裏張りホイルによって被覆されて使用されるため、如何なる印刷もされないままである。

このため、本発明の目的は、コンシューマプロダクトのパッケージの内側のより多くの表面の各領域を、特にマーケティング目的のために提供することである。この目的は、請求項１の喫煙物品ボックスにより達成される。本発明の好適な実施形態は、従属項の対象である。

本発明に係る喫煙物品の補充分を収納するための喫煙物品ボックスは、喫煙物品を収納するための容積を取り囲む外側パッケージを含み、外側パッケージは、本体部及び蓋を含み、蓋は、本体部に配置され、特にヒンジされている。

ボックスは、さらに、少なくとも部分的に外側パッケージの内側に配置されて喫煙物品を収納するのに適した内側パッケージを含み、内側パッケージは、内側パッケージ本体部及び内側パッケージ蓋部を含む。

本発明によれば、内側パッケージ蓋部は、好ましくは相互に離れており且つ第１のミシン目線及び第２のミシン目線を介して内側パッケージ本体部に取り付けられている。特に、喫煙物品の補充分を、これらの２本のミシン目線の間に配置することができる。別の好適な実施形態では、前述のミシン目線は、相互に平行である。

このようにして、内側パッケージ部に、以下に示すように、内側本体部の一部、特に内側パッケージの最上部を内側パッケージの残りの部分から除去可能にする固有のミシン目線を配置することが提案されている。

このため、特に外側パッケージの内側表面の可視性が高められる。

したがって、好ましくはシガレットコレーションの前面及び背面の両方において内側裏張りホイル又はペーパーホイルを除去することにより、消費者には、特に外側パッケージの本体部分の内側の後背面、及び蓋の内側において、如何なる印刷デザイン要素も十分に見えることになる。

裏面印刷デザインは、好ましくは、喫煙物品がより多くボックスの本体部分から取り除かれるにつれて段々と現れる。好ましくは、この追加の空間を、マーケティング及びコミュニケーションの目的のために使用することができるであろう。

好適な実施形態において、外側パッケージは、前述の外側パッケージ内部の喫煙物品の長手方向と平行な長手方向に延びている。好ましくは、外側パッケージは、さらに、好ましくは、長手方向に直角に交わる横方向に延びている。別の好適な実施形態では、外側パッケージは、立方形を有する。

別の好適な実施形態では、ホイル（foil）部が外側パッケージの外側に配置される。このホイル部は、少なくとも部分的に、好ましくは完全に、外側パッケージを取り囲むのが好ましい。

別の好適な実施形態では、内側パッケージは、喫煙物品の補充分の周囲に配置された第１及び第２の部分、特に半分ずつを含む。好ましくは、これらの第１及び第２の部分は、喫煙物品の補充分の周囲で折り畳まれ、特に基本的に直線の折り畳み線で折り畳まれる。

好ましくは、各部、特に各半分は、内側パッケージ蓋部の少なくとも一部を含む。好ましくは、各部、特に各半分は、ミシン目線を含む。

好適な実施形態において、内側パッケージ蓋部は、内側パッケージ本体部から完全に除去可能であり、好ましくは、第１及び第２のミシン目線の周囲で完全に除去可能である。

このため、好ましくは、前面の内側裏張りホイルにすでに施されたものと同一のミシン目線を、シガレットコレーションの背面側に配置することが提案されている。

さらに好適な実施形態において、内側パッケージ蓋部は、ボックスを閉じた状態で喫煙物品の上方端と外側パッケージの蓋の最上部との間に内側パッケージ蓋部の材料が残らないように除去可能とされる。

言い換えると、開けた状態では、ボックスが立位にある時、内側パッケージ蓋部（内側パッケージ最上部としても言及される）の材料がシガレットの上方にない。好ましくは、外側パッケージの蓋部の眺めが開放されている。

別の好適な実施形態では、２本のミシン目線は、少なくとも部分的に相互に平行である。このようにして、内側パッケージの最上部の非常に有益な除去が可能になる。好ましくは、２本のミシン目線は相互に完全に平行である。

別の好適な実施形態では、内側パッケージは、金属、特に金属化材料で形成され、非常に好ましくは金属化された可撓性のシート材料で、少なくとも部分的に形成される。

好ましくは、内側パッケージは、多層材料から作られる。

別の好適な実施形態では、第１のミシン目線及び第２のミシン目線は、内側パッケージの同一の高さ位置、特に内側パッケージの同一の水平断面内に配置される。ミシン目線の高さに関して、これは理論上は、コレーションの前面に設けられたミシン目と同一の高さレベルで適用され得る。好ましくは、２本のミシン目線の高さ位置は２ｃｍ未満、好ましくは１ｃｍ未満、好ましくは０．５ｃｍ未満だけ相互に異なる。

別の好適な実施形態では、内側パッケージは、少なくとも１つの接着点によって外側パッケージに固定されている。好ましくは、少なくとも１つの接着点は、ミシン目線の下方に配置されている。技術的に適用可能であれば、接着点位置をより低くすることで、印刷された裏面を一層見え易くできるはずである。

別の好適な実施形態では、内側パッケージは、２つの内側裏張り部を含む。好ましくは、これらの内側裏張り部は、喫煙物品の補充分の周囲で折り畳まれる。非常に好適な実施形態では、各内側裏張り部は、内側パッケージ本体部の部分と内側パッケージ蓋部の部分とを区切る、第１又は第２のミシン目線の一方又は他方を含む。

別の可能な実施形態では、パッケージのマーク付けされた部分を固定するのに使用し得る追加の接着点が存在する。これは、消費者によって引っ張られた際に、喫煙物品コレーションの最上部において内側裏張りをすべて取り除くことを確実にする。

別の実施形態では、前述の部分を接着せずに別々に除去することが可能である。しかし、好ましくは、ボックスの内側裏張り又は内部フレームにおいて、あるいは内側ホイル自体においてでもよいが、このことを知らせることによって、消費者が両方の内側裏張りフラップを引っ張るように求められる。

別の好適な実施形態では、２つの内側裏張り部、特に内側パッケージ蓋部を形成している内側裏張り部のうちの２つの部分が、同時に除去可能である。

このように、全内側パッケージ蓋部を一度に除去するのに必要な消費者のアクションは、ただ１つのみである。

別の好適な実施形態では、内側パッケージ蓋部のうちの２つの部分が、少なくとも部分的に相互に接着される。ここで、これらの２つの部分を相互に接着するのに１つ以上の接着点が使用され得る。

別の好適な実施形態では、内側パッケージ蓋部は、使用者によって触知可能なフラップを含む。この実施形態は、内側パッケージ蓋部の取り扱いを高めるのに役立ち、特にボックスを最初に開けた際、内側パッケージ蓋部を引き剥がすのを助けるのに役立つ。

別の好適な実施形態では、外側パッケージは、ボール紙材料から作製される。

非常に好ましくは、第１のミシン目線及び第２のミシン目線は、外周ミシン目線の一部である。この外周ミシン目線は、第３及び第４のミシン目線を含み得るものであり、好ましくは、これらの第３及び第４のミシン目線は、相互に平行であり、好ましくは、第３及び第４のミシン目線は、上記第１及び第２のミシン目線と直角に交わる。

好ましくは、ミシン目線及び／又はミシン目は、喫煙物品の束及び／又は喫煙物品の補充分の外周の周り全体に配置される。このようにして、好ましくは、内側パッケージの前面の蓋部分及び背面の蓋部分の両方が、使用者によってまとめて、好ましくは同時に除去可能である。

好ましくは、第１及び第２のミシン目線と第３及び第４のミシン目線とは一列に並び、外周ミシン目線を形成し得る。好ましくは、前述のミシン目線のうち少なくとも１本は線及び／又は直線である。好ましくは、これらのミシン目線のうち少なくとも２本、好ましくはミシン目線のうち少なくとも３本及び好ましくは全４本が、線及び／又は直線である。

好ましくは、外周線は、第１及び第２のミシン目線と第３及び第４のミシン目線とで形成される。

好ましくは、第２のミシン目線は、内側パッケージ前面パネルの幅の少なくとも一部にわたって延びる。好ましくは、第２のミシン目線は、内側パッケージ前面パネルの全幅にわたって延びる。

好ましくは、第１のミシン目線は、内側パッケージ背面パネルの幅の少なくとも一部にわたって延びる。好ましくは、第１のミシン目線は、内側パッケージ背面パネルの全幅にわたって延びる。

好ましくは、内側パッケージは、少なくとも１つの内側パッケージ側面パネル、好ましくは２つの内側パッケージ側面パネルを含む。好ましくは、１つの内側パッケージ側面パネル及び好ましくは両方の内側パッケージ側面パネルについてもミシン目線を含む。好ましくは、このミシン目線は内側パッケージ側面パネルの幅の一部にわたって延び、好ましくは、このミシン目線は（各）内側パッケージ側面パネルの全幅にわたって延びる。

別の実施形態では、内側裏張りフラップは、背面内側裏張りフラップが喫煙物品コレーションの最上部前面縁部で前面内側裏張りフラップへと折り畳まれるように延び、折り畳まれている。この場合、消費者は最初に最上部を引っ張ろうとすると思われる。

本発明は、喫煙物品用のヒンジ蓋ボックスといったコンシューマプロダクトのパッケージ、特にそれらパッケージの内部において、デザイン及びコミュニケーションのアクティビティのための可視的なスペースをより多く獲得する。さらなる利点及び実施形態が添付図面に描かれている。

従来技術によるシガレットボックスである。 本発明によるシガレットボックスの外側パッケージである。 本発明によるシガレットボックスの別図である。 外側パッケージ及び内側パッケージを有する本発明によるシガレットボックスである。 本発明によるシガレットボックスの内側パッケージの別図である。 本発明によるシガレットボックスの別図である。 内側パッケージを作るための広げた状態のブランクシート材料の第１の実施形態である。 内側パッケージを作るための広げた状態のブランクシート材料の第２の実施形態である。

図１は、最新式のシガレットボックス１００を示す。このシガレットボックス１００は、外側パッケージ２を含む。この外側パッケージは、本体部２２と、シガレットボックスを開けて本体部２２の内部容積のコレーションに配置された喫煙物品１０にアクセス可能となるように本体部に対しヒンジされた蓋２４を有する。ここで、蓋２４は、シガレットボックス１００を開けた状態で示されている。

参照符号３２は、従来の方法でシガレットボックス１００の本体部２２の前面パネル及び側面パネルの内面に取り付けられ、内部容積の外側上方に長手方向に伸びて蓋２４用にマット仕上げされた閉じ面を提供する内部フレームを示しており、これによって、ボックスが開けられていくつかの喫煙物品１０がコレーションから取り除かれた後に勝手に開いてしまうことあるいは"スマイリング（smiling）"を防ぐ。示した図面では、内部フレーム３２は、使用者が喫煙物品１０にアクセスしてコレーションから取り出すことを可能にする凹部３４を含む。凹部３４は、図に示すものとは異なる形状であってもよく、本体部２２の中の喫煙物品コレーションにより広くアクセスするために、特に内部フレーム３２の中により広く延びていてもよい。

参照符号１０４は、本体部内の喫煙物品コレーションを覆うシガレットボックス１００の内側パッケージの一部を示しており、ボックス１００が最初に開けられる前に本体部２２及び蓋２４の内面に接触するのを防ぐことにより、収納中の喫煙物品の水分排出及び感知特性を制御している。図１にみられるように、内側パッケージ部のこの部分は、喫煙物品コレーションの上方に延び、蓋２４の内面の眺めを部分的に妨げる。

図２は、本発明によるシガレットボックス１の外側パッケージ２の図を示す。この外側パッケージは、ここでも、本体部２２及び蓋２４を含む。参照符号２６は蓋の内面を示し、参照符号２７は本体部２２の背面パネルの内面を示し、さらなる情報（不図示）が裏面印刷ヒンジ蓋ボックスに印刷され得る。これらの内面２６、２７を使用者が自由に見られるようにすることが本発明の目的である。参照符号２５は、外側パッケージの蓋の本体部分背面パネルにあるヒンジ線を示している。

図３は、本発明による開いたシガレットボックス１の外側パッケージの別図を示す。内面２７には、接着点１２が配置され得る。この接着点１２は、内側パッケージの一部（不図示）を外側パッケージ２に固定するのに役立つ。この接着点の方向ｈに沿う位置は、内側パッケージ（不図示）の本体部が外側パッケージに接着するように選択され得る。このため、好ましくは、この接着点は、外側パッケージの（本体部２２から蓋２４まで延びる）高さ方向ｈに沿った、内側パッケージの内側裏張りホイル材料に設けられたミシン目線４６、４８よりも低い位置に配置されるものであり、以下にさらに説明する。

図４は、本発明による開いた状態のシガレットボックス１を示す。参照符号４４は、内側パッケージの内側パッケージ蓋部を示している。内側パッケージの本体部は外側パッケージの本体部２２によって被覆されており、このため図４では見えない。また、第１のミシン目線４８及び第２のミシン目線４６は本体部２２に被覆されており、このため破線で示すのみである。内側パッケージ蓋部４４は、ミシン目線４８、４６に沿って内側パッケージ本体部に接続されている。

ミシン目線は、好ましくは、ミシン目線４６、４８の間の内側パッケージの２つの各側部にも延びてよい（不図示）。

参照符号４４ａ、４４ｂは、内側パッケージ蓋部４４の一部を示している。これらの部分は、第１の半分及び第２の半分であり得るものであり、喫煙物品の補充分（図４では不図示）の周りに折り畳まれる。パッケージを開ける際、消費者は、これらの部分４４ａ、４４ｂを内側パッケージの本体部から引き剥がすことができる。つまり、これらの部分はいずれも、理想的には、特にシガレットにアクセスするのと同時に取り除かれる。

好適な実施形態では、２つの部分のうち１つ、例えば部分４４ｂが別の接着点を含み得るものであり、これにより部分４４ｂ及び部分４４ａが共に接着される。

別の好適な実施形態では、２つの部分４４ａ、４４ｂを含む全内側裏張りは、消費者によって引っ張られた時に、シガレットコレーションの最上部において完全に除去可能である。

しかし、部分４４ａ、４４ｂを接着されないままとし、別々に除去されてパッケージを開けることも可能である。

このため、内側パッケージの蓋部４４を引き剥がすことにより、外側パッケージと内側パッケージとの間の接着剤による接続が影響を受けることはない。

図５及び図６は、本発明の別の実施形態を示す。この実施形態では、部分４４ａ、４４ｂはそれぞれ、好ましくは他方の延長部に例えば接着点又は接着線によって貼り付けられている延長部５８を含み、これにより使用者が延長部５８ａ、５８ｂを同時に引っ張り、内側パッケージの蓋部４４を引き剥がして内側パッケージを開けることができる。延長部５８ａ、５８ｂは、その蓋部４４又はその本体部において、内側パッケージの前面側で喫煙物品コレーションの端部を覆って折り畳まれ、内側パッケージの前面側の外面に接着されているのが有益であり得る。延長部のこのような前面側の貼り付けは、延長部５８ａ、５８ｂが、パッケージ作業中に内側パッケージ材料の弾性によってコレーションから横向きに跳ねて内側パッケージの損傷を招き、これにより製品を損なうこと、を防ぐのを助けるものである。

参照符号６４は、外側パッケージの一部である縁部を示す。図４に示したミシン目線４６は、縁部６４の高さレベルよりも少し低い位置で延びているのが好ましい。

図７ａ及び図７ｂは、喫煙物品パッケージ装置で現在主に使用されている２つの可能な封筒折り畳み包装の原理、つまり、横方向及び長手方向の折り畳みによる内側パッケージ４の製造用のブランクシートの図を示す。いずれの図も、広げた状態、つまり内側パッケージを作るために折り畳める状態でのブランクシートを示している。参照符号４２は内側パッケージ本体部を示し、参照符号４４は内側パッケージ蓋部を示している。

図７ａにおいて、内側パッケージ本体部は、内側パッケージ前面パネル４２ａ及び内側パッケージ背面パネル４２ｃを含む。参照符号４２ｄ及び４２ｄは、内側パッケージ側面パネルを示している。参照符号４２ｅは、内側パッケージを折り畳む際の側面パネル４２ｄに接着可能な重複部を示している。

参照符号４６は前面パネル部分４２ａの第２のミシン目線を示し、これも最新式のものを表している。参照符号４８は本発明による第２のミシン目線を示し、背面パネル部分４２ｃ内にある。

また、内側パッケージ側面パネル４２ｂ、４２ｄに各ミシン目線４５、４７がある。重複部４２ｅについても別のミシン目線４９がある。ミシン目線４５～４９がブランクシートの長さを通して一列に並ぶことにより、喫煙物品の補充分の周囲で折り畳まれた際にこれらが全体として内側パッケージに外周ミシン目線を形成し、蓋部４４の本体部４２からの完全除去を可能にする。

好ましくは、この外周ミシン目線はまた、内側パッケージ本体部４２を内側パッケージ蓋部４４から分離させもする。

図７ｂは、長手方向折り畳みの原理により内側パッケージ４を製造するためのブランクの別図を示している。ここでも、２本のミシン目線４６及び４８がブランクの全幅を通して今回は垂直に延びて示されており、喫煙物品の補充分の周囲で折り畳まれる際に側面パネルの２本の線と共に、内側パッケージに外周ミシン目線を形成する。

１ シガレットボックス
２ シガレットボックスの外側パッケージ
４ 内側パッケージ
１０ シガレット
１２ 接着点
２２ 外側パッケージの本体部
２４ 外側パッケージの蓋
２６ 外側パッケージ２の蓋の内面
２８ 外側パッケージの内面
３２ 外側パッケージの一部
３４ 凹部
４２ 内側パッケージ本体部
４２ａ 内側パッケージ本体部の前面パネル
４２ｃ 内側パッケージ本体部の背面パネル
４２ｂ、ｄ 内側パッケージ本体部の側面パネル
４２ｅ 重複部
４４ 内側パッケージ蓋部
４４ａ、ｂ 蓋部の部分
４５、４７ 側面パネルのミシン目線
４６ 第２のミシン目線
４８ 第１のミシン目線
５８ 延長部
５８ａ、ｂ 延長部
６２ 凹部
６４ 縁部
ｈ 高さ

図２は、本発明によるシガレットボックス１の外側パッケージ２の図を示す。この外側パッケージは、ここでも、本体部２２及び蓋２４を含む。参照符号２６は蓋の内面を示し、参照符号２８（図３参照）は本体部２２の背面パネルの内面を示し、さらなる情報（不図示）が裏面印刷ヒンジ蓋ボックスに印刷され得る。これらの内面２６、２８を使用者が自由に見られるようにすることが本発明の目的である。参照符号２５は、外側パッケージの蓋の本体部分背面パネルにあるヒンジ線を示している。

図３は、本発明による開いたシガレットボックス１の外側パッケージの別図を示す。内面２８には、接着点１２が配置され得る。この接着点１２は、内側パッケージの一部（不図示）を外側パッケージ２に固定するのに役立つ。この接着点の方向ｈに沿う位置は、内側パッケージ（不図示）の本体部が外側パッケージに接着するように選択され得る。このため、好ましくは、この接着点は、外側パッケージの（本体部２２から蓋２４まで延びる）高さ方向ｈに沿った、内側パッケージの内側裏張りホイル材料に設けられたミシン目線４６、４８よりも低い位置に配置されるものであり、以下にさらに説明する。

図７ａにおいて、内側パッケージ本体部は、内側パッケージ前面パネル４２ａ及び内側パッケージ背面パネル４２ｃを含む。参照符号４２ｂ及び４２ｄは、内側パッケージ側面パネルを示している。参照符号４２ｅは、内側パッケージを折り畳む際の側面パネル４２ｄに接着可能な重複部を示している。

参照符号４６は前面パネル部分４２ａの第２のミシン目線を示し、これも最新式のものを表している。参照符号４８は本発明による第１のミシン目線を示し、背面パネル部分４２ｃ内にある。

Claims (15)

1. 喫煙物品の補充分を収納するための喫煙物品ボックス（１）であって、前記喫煙物品を収納するための容積を取り囲む外側パッケージ（２）を有し、前記外側パッケージは本体部（２２）及び蓋（２４）を含み、前記蓋（２４）は前記本体部（２２）に対しヒンジされ、前記外側パッケージ（２）の内側に内側パッケージ（４）が少なくとも部分的に配置され、前記内側パッケージ（４）は前記喫煙物品を収納するのに適しており、前記内側パッケージ（４）は、内側パッケージ本体部（４２）及び内側パッケージ蓋部（４４）を含み、
   前記内側パッケージ蓋部（４４）は、相互に離れた第１のミシン目線（４６）及び第２のミシン目線（４８）を介して前記内側パッケージ本体部に取り付けられ、前記第１のミシン目線（４６）及び前記第２のミシン目線（４８）は、外周ミシン目線の一部である、
   ことを特徴とする、喫煙物品ボックス（１）。
2. 前記内側パッケージ（４）は、前記喫煙物品の補充分の周囲で折り畳まれた第１の半分及び第２の半分を含み、各半分は前記内側パッケージ蓋部の一部を含み、各半分は好ましくはミシン目線（４６、４８）を含む、
   ことを特徴とする、請求項１に記載の喫煙物品ボックス（１）。
3. 前記内側パッケージ蓋部（４４）は、前記第１及び第２のミシン目線（４６、４８）の周囲で前記内側パッケージ本体部（４２）から完全に除去可能である、
   ことを特徴とする、請求項１に記載の喫煙物品ボックス（１）。
4. 前記内側パッケージ蓋部（４４）は、前記ボックスを閉じた状態で前記喫煙物品の上方端と前記外側パッケージ（２）の前記蓋（２４）の最上部との間に前記内側パッケージ蓋部（４４）の材料が残らないように除去可能である、
   ことを特徴とする、請求項３に記載の喫煙物品ボックス（１）。
5. 前記２本のミシン目線（４６、４８）は、少なくとも部分的に相互に平行である、
   ことを特徴とする、請求項１～４の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
6. 前記内側パッケージは、金属化した可撓性のシート材料で少なくとも部分的に形成される、
   ことを特徴とする、請求項１～５の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
7. 前記第１のミシン目線（４６）及び前記第２のミシン目線（４８）は、前記内側パッケージ（４）の同一の高さ位置及び／又は同一の水平断面内に配置される、
   ことを特徴とする、請求項１～６の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
8. 前記内側パッケージ（４）は、少なくとも１つの接着点（１２）によって前記外側パッケージに固定される、
   ことを特徴とする、請求項１～７の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
9. 前記少なくとも１つの接着点（１２）は、前記ミシン目線の下方に配置される、ことを特徴とする、請求項８に記載の喫煙物品ボックス（１）。
10. 前記内側パッケージ（４）は、前記喫煙物品の補充分の周囲で折り畳まれた２つの内側裏張り部を含み、各内側裏張り部は、前記内側パッケージ本体部（４２）の部分と前記内側パッケージ蓋部（４４）の部分（４４ａ、４４ｂ）とを区切る前記第１及び第２のミシン目線の一方又は他方を含む、
    ことを特徴とする、請求項１～９の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
11. 前記内側パッケージ蓋部（４４）を形成する前記内側裏張り部の前記２つの部分（４４ａ、４４ｂ）は、同時に除去可能である、
    ことを特徴とする、請求項１～１０に記載の喫煙物品ボックス（１）。
12. 前記内側パッケージ蓋部（４４）の前記２つの部分（４４ａ、４４ｂ）は、少なくとも部分的に相互に接着される、
    ことを特徴とする、請求項１～１１の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
13. 前記内側パッケージ蓋部（４４）は、使用者によって触知可能なフラップを含む、
    ことを特徴とする、請求項１～１２の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
14. 前記外側パッケージは、ボール紙材料から作製される、
    ことを特徴とする、請求項１～１３の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。
15. 前記外周ミシン目線は、第３及び第４のミシン目線を含み、好ましくは当該第３及び第４のミシン目線は相互に平行である、
    ことを特徴とする、請求項１～１４の少なくとも一項に記載の喫煙物品ボックス（１）。

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