JP2000225150A - 車椅子固定装置及びこれを用いた車椅子用リフト - Google Patents
車椅子固定装置及びこれを用いた車椅子用リフトInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部
の固定・開放が容易な車椅子固定装置及びこれを用いた
車椅子用リフトを提供する。 【解決手段】 車椅子リフト4の車椅子取付部15に、
上方を開口して設けられて車椅子3の横棒3aに係合し
て車椅子3を持ち上げる固定フック部36と、車椅子取
付部15に回転自在に接続され、回転操作されることに
よって固定フック部36の開口を閉塞・開放する閉塞部
材38と、閉塞部材38を固定フック部36の開口を閉
塞した状態に維持するロック機構39と、閉塞部材38
に設けられて閉塞部材38を固定フック部36の開口を
開放する向きに回転させる操作と閉塞部材38に設けら
れるロック機構39の係止フック46を係止を解除する
向きに回転させる操作とを並行して行う操作手段40と
によって構成される車椅子固定装置33を設ける。
の固定・開放が容易な車椅子固定装置及びこれを用いた
車椅子用リフトを提供する。 【解決手段】 車椅子リフト4の車椅子取付部15に、
上方を開口して設けられて車椅子3の横棒3aに係合し
て車椅子3を持ち上げる固定フック部36と、車椅子取
付部15に回転自在に接続され、回転操作されることに
よって固定フック部36の開口を閉塞・開放する閉塞部
材38と、閉塞部材38を固定フック部36の開口を閉
塞した状態に維持するロック機構39と、閉塞部材38
に設けられて閉塞部材38を固定フック部36の開口を
開放する向きに回転させる操作と閉塞部材38に設けら
れるロック機構39の係止フック46を係止を解除する
向きに回転させる操作とを並行して行う操作手段40と
によって構成される車椅子固定装置33を設ける。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子固定装置及
びこれを用いた車椅子用リフトに関する。
びこれを用いた車椅子用リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子用リフトは、主として車椅子に着
座する入浴者を入浴させる入浴装置に用いられるもので
ある。従来の入浴装置としては、入浴者が着座する車椅
子または車椅子の上部着座部を持ち上げて搬送する車椅
子用リフトと、車椅子用リフトによって車椅子または車
椅子の上部着座部がその内部に搬入、搬出される浴槽と
によって構成され、車椅子用リフトが、浴室内に立設さ
れる支柱と、支柱に対して上下方向へ移動可能に配され
る昇降部と、支柱と昇降部との間に介在されて昇降部を
上下方向に移動させる昇降手段と、一端が前記昇降部に
対して左右に旋回可能に接続されるアーム部と、該アー
ム部の他端に配されて前記車椅子または車椅子の上部着
座部が着脱自在に取り付けられる車椅子取付部とによっ
て構成されるものが案出されている。このように構成さ
れる入浴装置は、車椅子用リフトの車椅子取付部に、入
浴者が着座する車椅子または車椅子の上部着座部を取り
付け、この状態で車椅子取付部をアーム部及び昇降部ご
と昇降手段によって上下させかつアーム部を左右に旋回
させることによって車椅子または車椅子の上部着座部を
浴槽内部に搬入、搬出し、これによって車椅子または車
椅子の上部着座部ごと入浴者を入浴させるものである。
座する入浴者を入浴させる入浴装置に用いられるもので
ある。従来の入浴装置としては、入浴者が着座する車椅
子または車椅子の上部着座部を持ち上げて搬送する車椅
子用リフトと、車椅子用リフトによって車椅子または車
椅子の上部着座部がその内部に搬入、搬出される浴槽と
によって構成され、車椅子用リフトが、浴室内に立設さ
れる支柱と、支柱に対して上下方向へ移動可能に配され
る昇降部と、支柱と昇降部との間に介在されて昇降部を
上下方向に移動させる昇降手段と、一端が前記昇降部に
対して左右に旋回可能に接続されるアーム部と、該アー
ム部の他端に配されて前記車椅子または車椅子の上部着
座部が着脱自在に取り付けられる車椅子取付部とによっ
て構成されるものが案出されている。このように構成さ
れる入浴装置は、車椅子用リフトの車椅子取付部に、入
浴者が着座する車椅子または車椅子の上部着座部を取り
付け、この状態で車椅子取付部をアーム部及び昇降部ご
と昇降手段によって上下させかつアーム部を左右に旋回
させることによって車椅子または車椅子の上部着座部を
浴槽内部に搬入、搬出し、これによって車椅子または車
椅子の上部着座部ごと入浴者を入浴させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車椅子用リフト
は、車椅子または車椅子の上部着座部が取り付けられる
車椅子取付部が、車椅子または車椅子の上部着座部に設
けられる被係合部を持ち上げ支持することによって車椅
子または車椅子の上部着座部を持ち上げているが、車椅
子取付部は、被係合部を係合、固定する機構を備えてい
ない。このため、従来の車椅子用リフトでは、車椅子ま
たは車椅子の上部着座部を搬送する際に車椅子または車
椅子の上部着座部の支持が不安定になり、車椅子または
車椅子の上部着座部に着座する入浴者に不安を与えてし
まう恐れがある。この発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部
の固定・開放が容易な車椅子固定装置及びこれを用いた
車椅子用リフトを提供することを目的とする。
は、車椅子または車椅子の上部着座部が取り付けられる
車椅子取付部が、車椅子または車椅子の上部着座部に設
けられる被係合部を持ち上げ支持することによって車椅
子または車椅子の上部着座部を持ち上げているが、車椅
子取付部は、被係合部を係合、固定する機構を備えてい
ない。このため、従来の車椅子用リフトでは、車椅子ま
たは車椅子の上部着座部を搬送する際に車椅子または車
椅子の上部着座部の支持が不安定になり、車椅子または
車椅子の上部着座部に着座する入浴者に不安を与えてし
まう恐れがある。この発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部
の固定・開放が容易な車椅子固定装置及びこれを用いた
車椅子用リフトを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車椅子固
定装置においては、車椅子または車椅子の上部着座部に
設けられる被係合部に係合して、前記車椅子または車椅
子の上部着座部を車椅子用リフトの車椅子取付部に係
合、固定する固定装置であって、前記車椅子用リフトの
車椅子取付部に上方を開口されて設けられ、前記車椅子
用リフトが上昇する際に前記車椅子または車椅子の上部
着座部の被係合部に係合して前記車椅子または車椅子の
上部着座部を持ち上げる固定フック部と、前記車椅子取
付部に回転自在に設けられて、回転操作されることによ
って前記固定フック部の開口を閉塞する閉塞位置と開放
する開放位置のいずれかに択一的に切り換えられる閉塞
部材と、該閉塞部材を前記固定フック部の開口を閉塞し
た状態で、該閉塞部材の閉塞状態を維持するロック機構
とを備えていることを特徴とする。
定装置においては、車椅子または車椅子の上部着座部に
設けられる被係合部に係合して、前記車椅子または車椅
子の上部着座部を車椅子用リフトの車椅子取付部に係
合、固定する固定装置であって、前記車椅子用リフトの
車椅子取付部に上方を開口されて設けられ、前記車椅子
用リフトが上昇する際に前記車椅子または車椅子の上部
着座部の被係合部に係合して前記車椅子または車椅子の
上部着座部を持ち上げる固定フック部と、前記車椅子取
付部に回転自在に設けられて、回転操作されることによ
って前記固定フック部の開口を閉塞する閉塞位置と開放
する開放位置のいずれかに択一的に切り換えられる閉塞
部材と、該閉塞部材を前記固定フック部の開口を閉塞し
た状態で、該閉塞部材の閉塞状態を維持するロック機構
とを備えていることを特徴とする。
【0005】請求項2記載の車椅子固定装置において
は、前記ロック機構が、前記閉塞部材に回転自在に設け
られかつ前記車椅子取付部に向かって回転することによ
って該車椅子取付部に設けられる被係止部と係合される
係止フックと、該係止フックと前記閉塞部材との間に介
在されて、前記係止フックを前記車椅子取付部の被係止
部に対して係合する向きに回転するよう付勢する付勢部
材とを備えていることを特徴とする。
は、前記ロック機構が、前記閉塞部材に回転自在に設け
られかつ前記車椅子取付部に向かって回転することによ
って該車椅子取付部に設けられる被係止部と係合される
係止フックと、該係止フックと前記閉塞部材との間に介
在されて、前記係止フックを前記車椅子取付部の被係止
部に対して係合する向きに回転するよう付勢する付勢部
材とを備えていることを特徴とする。
【0006】請求項3記載の車椅子固定装置において
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられている
ことを特徴とする。
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられている
ことを特徴とする。
【0007】請求項4記載の車椅子固定装置において
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられ、前記
閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開放位
置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該被係
合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置から前
記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に押圧
操作される被係合部ガイドが設けられていることを特徴
とする。
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられ、前記
閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開放位
置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該被係
合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置から前
記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に押圧
操作される被係合部ガイドが設けられていることを特徴
とする。
【0008】請求項5記載の車椅子固定装置において
は、前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開放位置へ回
転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる前記ロック
機構の係止フックを係止を解除する向きに回転させる操
作とを並行して行う操作手段が設けられることを特徴と
する。
は、前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開放位置へ回
転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる前記ロック
機構の係止フックを係止を解除する向きに回転させる操
作とを並行して行う操作手段が設けられることを特徴と
する。
【0009】請求項6記載の車椅子用リフトにおいて
は、前記請求項1〜5のいずれかに記載の車椅子固定装
置を用いることを特徴とする。
は、前記請求項1〜5のいずれかに記載の車椅子固定装
置を用いることを特徴とする。
【0010】このように構成される車椅子固定装置及び
車椅子用リフトでは、車椅子固定装置によって車椅子ま
たは車椅子の上部着座部に設けられる被係合部が固定フ
ック部の開口内に位置した状態で閉塞部材が固定フック
部の開口を閉塞し、この状態でロック機構によって閉塞
部材による閉塞状態が維持され、車椅子または車椅子の
上部着座部が車椅子取付部に係合固定される。
車椅子用リフトでは、車椅子固定装置によって車椅子ま
たは車椅子の上部着座部に設けられる被係合部が固定フ
ック部の開口内に位置した状態で閉塞部材が固定フック
部の開口を閉塞し、この状態でロック機構によって閉塞
部材による閉塞状態が維持され、車椅子または車椅子の
上部着座部が車椅子取付部に係合固定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。入浴装置1は、図2に示されるように、浴
槽2と、入浴者が着座する車椅子3を持ち上げて浴槽2
に搬送する車椅子用リフト4とによって構成されるもの
である。なお、車椅子3の背面には、図1に示されるよ
うに、互いに上下に離間された状態で横棒3a、3bが
設けられている。これら横棒3a、3bのうち、上側に
配される横棒3aは、車椅子3を車椅子用リフト4の車
椅子取付部15に設けられる車椅子固定装置33(後
述)に係合される被係合部34を構成する。
て説明する。入浴装置1は、図2に示されるように、浴
槽2と、入浴者が着座する車椅子3を持ち上げて浴槽2
に搬送する車椅子用リフト4とによって構成されるもの
である。なお、車椅子3の背面には、図1に示されるよ
うに、互いに上下に離間された状態で横棒3a、3bが
設けられている。これら横棒3a、3bのうち、上側に
配される横棒3aは、車椅子3を車椅子用リフト4の車
椅子取付部15に設けられる車椅子固定装置33(後
述)に係合される被係合部34を構成する。
【0012】車椅子用リフト4は、図2に示されるよう
に、上端を浴室の天井Cに固定されかつ下端を浴室の床
Fに固定されることで浴室内で略垂直に立設される支柱
11と、支柱11に対して上下方向へ移動可能にして取
り付けられる昇降部12と、支柱11と昇降部12との
間に介在されて昇降部12を上下方向に移動させる昇降
手段13と、一端が昇降部12に対して水平方向に旋回
可能に接続されるアーム部14と、アーム部14の他端
に配されて車椅子3が着脱自在に取り付けられる車椅子
取付部15とによって構成される。
に、上端を浴室の天井Cに固定されかつ下端を浴室の床
Fに固定されることで浴室内で略垂直に立設される支柱
11と、支柱11に対して上下方向へ移動可能にして取
り付けられる昇降部12と、支柱11と昇降部12との
間に介在されて昇降部12を上下方向に移動させる昇降
手段13と、一端が昇降部12に対して水平方向に旋回
可能に接続されるアーム部14と、アーム部14の他端
に配されて車椅子3が着脱自在に取り付けられる車椅子
取付部15とによって構成される。
【0013】支柱11は、中空の角柱によって構成され
るものであって、支柱11内には、一端が昇降部12の
上部に接続され、中間部が支柱11の上端近傍に配され
る上部スプロケット21及び支柱11の下端近傍に配さ
れる下部プロケット22に巻回され、他端を昇降部12
の下部に接続される昇降駆動チェーン23(後述)が配
されている。また、支柱11の一側面には、支柱11の
外部に配される昇降部12の上下方向への移動を許容す
るための上下に長い切り欠き穴(図示せず)が形成され
る。昇降部12は、昇降手段13によって支柱11に沿
って上下に牽引される部材であり、支柱11に面する側
とは反対側には、前記アーム部14に設けられる回転軸
14a(後述)の上下端を支持する軸受12aを備え
る。
るものであって、支柱11内には、一端が昇降部12の
上部に接続され、中間部が支柱11の上端近傍に配され
る上部スプロケット21及び支柱11の下端近傍に配さ
れる下部プロケット22に巻回され、他端を昇降部12
の下部に接続される昇降駆動チェーン23(後述)が配
されている。また、支柱11の一側面には、支柱11の
外部に配される昇降部12の上下方向への移動を許容す
るための上下に長い切り欠き穴(図示せず)が形成され
る。昇降部12は、昇降手段13によって支柱11に沿
って上下に牽引される部材であり、支柱11に面する側
とは反対側には、前記アーム部14に設けられる回転軸
14a(後述)の上下端を支持する軸受12aを備え
る。
【0014】昇降手段13は、支柱11内に配されて、
一端が昇降部12の上部に接続され、中間部が支柱11
の上端近傍に配される上部スプロケット21及び支柱1
1の下端近傍に配される下部スプロケット22に巻回さ
れ、他端を昇降部12の下部に接続される昇降駆動チェ
ーン23と、支柱11の上端外方に配されて、昇降駆動
チェーン23が巻回される上部スプロケット21とシャ
フト24を通じて接続されて上部スプロケット21と同
調して回転する外部スプロケット25と、外部スプロケ
ットに回転駆動チェーン26を介して接続される駆動モ
ータ27とによって構成される。なお、図2において
は、上部スプロケット21は外部スプロケット25に隠
れている。
一端が昇降部12の上部に接続され、中間部が支柱11
の上端近傍に配される上部スプロケット21及び支柱1
1の下端近傍に配される下部スプロケット22に巻回さ
れ、他端を昇降部12の下部に接続される昇降駆動チェ
ーン23と、支柱11の上端外方に配されて、昇降駆動
チェーン23が巻回される上部スプロケット21とシャ
フト24を通じて接続されて上部スプロケット21と同
調して回転する外部スプロケット25と、外部スプロケ
ットに回転駆動チェーン26を介して接続される駆動モ
ータ27とによって構成される。なお、図2において
は、上部スプロケット21は外部スプロケット25に隠
れている。
【0015】前記アーム部14は、一端に回転軸14a
が設けられる部材であって、この回転軸14aを昇降部
12の軸受12aによって支持されることで、回転軸1
4aを中心として水平方向に旋回可能に支持される。
が設けられる部材であって、この回転軸14aを昇降部
12の軸受12aによって支持されることで、回転軸1
4aを中心として水平方向に旋回可能に支持される。
【0016】前記車椅子取付部15は、図2に示される
ように、アーム部14の他端に略垂直に配される部材で
あって、その下端近傍には、車椅子3の背面に設けられ
る横棒3a(被係合部34)に係合して車椅子3を車椅
子取付部15に係合、固定する車椅子固定装置33が設
けられる。図1に示されるように、車椅子取付部15の
側面のうち、アーム部14の旋回方向に直交する側面の
下端近傍には、車椅子固定装置33の閉塞部材38(後
述)が挿通される上下に長い切り欠き15a、15bが
形成される。これら切り欠き15a、15bのうち、車
椅子取付部15のアーム部14側の側面、すなわち図1
においては右側に形成される切り欠き15bには、切り
欠き15bをまたぐようにして横木部15cが設けられ
る。横木部15cは、車椅子固定装置33のロック機構
39を構成する係止フック46(後述)が係止される被
係止部35を構成する。
ように、アーム部14の他端に略垂直に配される部材で
あって、その下端近傍には、車椅子3の背面に設けられ
る横棒3a(被係合部34)に係合して車椅子3を車椅
子取付部15に係合、固定する車椅子固定装置33が設
けられる。図1に示されるように、車椅子取付部15の
側面のうち、アーム部14の旋回方向に直交する側面の
下端近傍には、車椅子固定装置33の閉塞部材38(後
述)が挿通される上下に長い切り欠き15a、15bが
形成される。これら切り欠き15a、15bのうち、車
椅子取付部15のアーム部14側の側面、すなわち図1
においては右側に形成される切り欠き15bには、切り
欠き15bをまたぐようにして横木部15cが設けられ
る。横木部15cは、車椅子固定装置33のロック機構
39を構成する係止フック46(後述)が係止される被
係止部35を構成する。
【0017】車椅子固定装置33は、図1に示されるよ
うに、車椅子取付部15の切り欠き15aの下方で上方
を開口されて設けられる固定フック部36と、車椅子取
付部15の切り欠き15a、15bに両端部を突出され
るように挿通された状態で中間部を支持軸37によって
車椅子取付部15に接続されることで支持軸37を回転
中心とする鉛直面上を回転可能に配されて、回転操作さ
れることによって切り欠き15aから突出される側の端
部が固定フック部36の開口を閉塞する閉塞位置と開放
する開放位置とのいずれかに択一的に切り換えられる閉
塞部材38と、閉塞部材38に設けられて閉塞部材38
の閉塞状態を維持するよう閉塞部材38を閉塞位置で車
椅子取付部15に固定するロック機構39と、車椅子取
付部15の切り欠き15bの上方に設けられて閉塞部材
38及びロック機構39を操作する操作手段40とによ
って構成される。なお、車椅子固定装置33は、車椅子
取付部15の下端が車椅子3の横棒3a、3bのうち、
下側の横棒3bに当接されることで車椅子3の背面を支
持するように、車椅子取付部15の下端から所定距離離
間して配される。
うに、車椅子取付部15の切り欠き15aの下方で上方
を開口されて設けられる固定フック部36と、車椅子取
付部15の切り欠き15a、15bに両端部を突出され
るように挿通された状態で中間部を支持軸37によって
車椅子取付部15に接続されることで支持軸37を回転
中心とする鉛直面上を回転可能に配されて、回転操作さ
れることによって切り欠き15aから突出される側の端
部が固定フック部36の開口を閉塞する閉塞位置と開放
する開放位置とのいずれかに択一的に切り換えられる閉
塞部材38と、閉塞部材38に設けられて閉塞部材38
の閉塞状態を維持するよう閉塞部材38を閉塞位置で車
椅子取付部15に固定するロック機構39と、車椅子取
付部15の切り欠き15bの上方に設けられて閉塞部材
38及びロック機構39を操作する操作手段40とによ
って構成される。なお、車椅子固定装置33は、車椅子
取付部15の下端が車椅子3の横棒3a、3bのうち、
下側の横棒3bに当接されることで車椅子3の背面を支
持するように、車椅子取付部15の下端から所定距離離
間して配される。
【0018】閉塞部材38の車椅子取付部15の切り欠
き15aから突出される側の端部は、閉塞部材38の回
転面に対して直交する方向に幅を有しかつその先端側が
下方に向けて屈曲される板状に形成される。これによっ
て該端部は、閉塞部材38が支持軸37を中心として回
転操作されることによって下方に向けて回転移動された
際に、切り欠き15aの下方に位置する固定フック部3
6に当接されてその開口を閉塞する閉塞端部41を形成
する。なお、閉塞端部41は、閉塞位置において車椅子
取付部15との間に車椅子3の横棒3a(被係合部3
4)の進入を許容する空間を確保するように屈曲され
る。
き15aから突出される側の端部は、閉塞部材38の回
転面に対して直交する方向に幅を有しかつその先端側が
下方に向けて屈曲される板状に形成される。これによっ
て該端部は、閉塞部材38が支持軸37を中心として回
転操作されることによって下方に向けて回転移動された
際に、切り欠き15aの下方に位置する固定フック部3
6に当接されてその開口を閉塞する閉塞端部41を形成
する。なお、閉塞端部41は、閉塞位置において車椅子
取付部15との間に車椅子3の横棒3a(被係合部3
4)の進入を許容する空間を確保するように屈曲され
る。
【0019】閉塞部材38の切り欠き15bから突出さ
れる側の端部及び中間部は、閉塞部材38の回転面と平
行な平板状に形成されており、閉塞部材38の切り欠き
15bから突出される側の端部は、前記操作手段40が
接続されて操作手段40によって押圧操作される被操作
端部42を形成する。被操作端部42は、その先端部分
に閉塞部材38の回転面に直交する向きに開口されかつ
閉塞部材38の回転中心に向けて長く形成される長穴4
2aが形成されており、長穴42aには係合ピン42b
を介して操作手段40の開放操作バー50(後述)の下
端が係合ピン42bを中心として回転自在かつその長手
方向に移動自在に接続される。
れる側の端部及び中間部は、閉塞部材38の回転面と平
行な平板状に形成されており、閉塞部材38の切り欠き
15bから突出される側の端部は、前記操作手段40が
接続されて操作手段40によって押圧操作される被操作
端部42を形成する。被操作端部42は、その先端部分
に閉塞部材38の回転面に直交する向きに開口されかつ
閉塞部材38の回転中心に向けて長く形成される長穴4
2aが形成されており、長穴42aには係合ピン42b
を介して操作手段40の開放操作バー50(後述)の下
端が係合ピン42bを中心として回転自在かつその長手
方向に移動自在に接続される。
【0020】閉塞部材38の中間部には、支持軸37よ
りも閉塞端部41側の位置から下方に向けて突出されて
閉塞部材38が閉塞位置から開放位置へ切り換えられる
ときには前記車椅子3の横棒3a(被係合部34)に当
接して横棒3aを押圧移動し、閉塞部材38が開放位置
から閉塞位置へ切り換えられるときに車椅子3の横棒3
aに押圧操作される被係合部ガイド43が形成される。
被係合部ガイド43は、その下端の切り欠き15a側
に、前記車椅子3の横棒3a(被係合部34)の車椅子
取付部15に対する水平方向の運動と閉塞部材38の回
転運動とを相互に変換するための傾斜部43aが形成さ
れる。
りも閉塞端部41側の位置から下方に向けて突出されて
閉塞部材38が閉塞位置から開放位置へ切り換えられる
ときには前記車椅子3の横棒3a(被係合部34)に当
接して横棒3aを押圧移動し、閉塞部材38が開放位置
から閉塞位置へ切り換えられるときに車椅子3の横棒3
aに押圧操作される被係合部ガイド43が形成される。
被係合部ガイド43は、その下端の切り欠き15a側
に、前記車椅子3の横棒3a(被係合部34)の車椅子
取付部15に対する水平方向の運動と閉塞部材38の回
転運動とを相互に変換するための傾斜部43aが形成さ
れる。
【0021】また、閉塞部材38には、一端が被係合部
ガイド43の支持軸37よりも下方へ離間した位置に接
続され、他端が前記車椅子取付部15の支持軸37より
も上方へ離間した位置に接続されるコイルスプリング4
4(付勢部材)が設けられる。なお、コイルスプリング
44は、閉塞部材38がある回動位置、すなわち閉塞部
材38の被係合部ガイド43に接続される側の端部が車
椅子取付部15に接続される側の端部と支持軸37とを
結ぶ直線上にある位置を境としていずれの側に位置する
かによって、閉塞部材38を支持軸37を回転中心とし
て閉塞位置方向へ回転させる向きと開放位置方向へ回転
させる向きとに切り換わって付勢するように配される。
ガイド43の支持軸37よりも下方へ離間した位置に接
続され、他端が前記車椅子取付部15の支持軸37より
も上方へ離間した位置に接続されるコイルスプリング4
4(付勢部材)が設けられる。なお、コイルスプリング
44は、閉塞部材38がある回動位置、すなわち閉塞部
材38の被係合部ガイド43に接続される側の端部が車
椅子取付部15に接続される側の端部と支持軸37とを
結ぶ直線上にある位置を境としていずれの側に位置する
かによって、閉塞部材38を支持軸37を回転中心とし
て閉塞位置方向へ回転させる向きと開放位置方向へ回転
させる向きとに切り換わって付勢するように配される。
【0022】なお、閉塞部材38は、閉塞端部41が前
記固定フック36に当接されることにより、また閉塞端
部41が車椅子取付部15に形成される切り欠き15a
の上端内縁に当接されることによって支持軸37を回転
中心とする回転の範囲を制限されており、これによって
閉塞位置及び開放位置の位置決めが行われる。
記固定フック36に当接されることにより、また閉塞端
部41が車椅子取付部15に形成される切り欠き15a
の上端内縁に当接されることによって支持軸37を回転
中心とする回転の範囲を制限されており、これによって
閉塞位置及び開放位置の位置決めが行われる。
【0023】前記ロック機構39は、閉塞部材38の被
操作端部42に対して閉塞部材38の支持軸37と平行
にして接続される支持軸45と、一端が支持軸45によ
って閉塞部材38に接続されて支持軸45を回転中心と
して閉塞部材38の回転面と平行な面上を回転可能に配
される係止フック46と、係止フック46の支持軸45
に接続される側の端部に固定的に接続されるてこ部47
と、係止フック46の支持軸45に接続される端部から
離間した位置と閉塞部材38との間に懸架されて、係止
フック46を車椅子取付部15の横木部15cに係合す
る向きに回転するよう付勢するコイルスプリング48
(付勢部材)とによって構成される。なお、係止フック
46は、その一端に固定的に接続されるてこ部47が前
記操作手段40によって操作されることでその回転位置
を決定される。
操作端部42に対して閉塞部材38の支持軸37と平行
にして接続される支持軸45と、一端が支持軸45によ
って閉塞部材38に接続されて支持軸45を回転中心と
して閉塞部材38の回転面と平行な面上を回転可能に配
される係止フック46と、係止フック46の支持軸45
に接続される側の端部に固定的に接続されるてこ部47
と、係止フック46の支持軸45に接続される端部から
離間した位置と閉塞部材38との間に懸架されて、係止
フック46を車椅子取付部15の横木部15cに係合す
る向きに回転するよう付勢するコイルスプリング48
(付勢部材)とによって構成される。なお、係止フック
46は、その一端に固定的に接続されるてこ部47が前
記操作手段40によって操作されることでその回転位置
を決定される。
【0024】前記操作手段40は、車椅子取付部15の
切り欠き15bの上方に設けられるステー49と、ステ
ー49によって略垂直に、かつ上下に移動可能に保持さ
れる開放操作バー50によって構成される。開放操作バ
ー50は、その下端が閉塞部材38の切り欠き15b側
の被操作端部42に形成される長穴42aに、係合ピン
42bを中心として回転自在かつ長穴42aの長手方向
に沿って移動自在に接続される。また、開放操作バー5
0の下端はロック機構39のてこ部47の上に当接され
る。
切り欠き15bの上方に設けられるステー49と、ステ
ー49によって略垂直に、かつ上下に移動可能に保持さ
れる開放操作バー50によって構成される。開放操作バ
ー50は、その下端が閉塞部材38の切り欠き15b側
の被操作端部42に形成される長穴42aに、係合ピン
42bを中心として回転自在かつ長穴42aの長手方向
に沿って移動自在に接続される。また、開放操作バー5
0の下端はロック機構39のてこ部47の上に当接され
る。
【0025】以下、このように構成される車椅子固定装
置33による車椅子用リフト4への車椅子3の取付け及
び取り外し方法について説明する。なお、車椅子固定装
置33は、車椅子3の背面に設けられる横棒3a(被係
合部34)に係合することによって車椅子3を車椅子取
付部15に係合、固定を行う。
置33による車椅子用リフト4への車椅子3の取付け及
び取り外し方法について説明する。なお、車椅子固定装
置33は、車椅子3の背面に設けられる横棒3a(被係
合部34)に係合することによって車椅子3を車椅子取
付部15に係合、固定を行う。
【0026】以下より、車椅子固定装置33による車椅
子3の背面に設けられる横棒3a(被係合部34)への
係合動作について説明する。なお、初期状態では、車椅
子固定装置33の閉塞部材38は開放位置にあるものと
する。閉塞部材38が開放位置にあることで、固定フッ
ク36の開口が開放されるとともに、閉塞部材38に設
けられる被係合部ガイド43が固定フック36の開口に
突出される。また、閉塞部材38が開口位置にあること
で閉塞部材38の被操作端部42も下方に向けて回転移
動された状態となり、被操作端部42に接続される操作
手段40の開放操作バー50も下方に移動された状態と
なる。これによって、開放操作バー50の下端がロック
機構39の係止フック46に固定的に設けられるてこ部
47を下方に向けて押圧し、係止フック46に設けられ
る支持軸45を回転中心として回転操作する。このた
め、てこ部47が設けられる係止フック46もともに支
持軸45を回転中心として上方に向けて回転操作され、
車椅子取付部15の横木部15cから離間された状態に
保持される。なお、閉塞部材38は、コイルスプリング
44(付勢部材)によって支持軸37を回転中心として
開放位置へ回転させる向きに付勢されており、これによ
って閉塞部材38は開放状態を維持される。
子3の背面に設けられる横棒3a(被係合部34)への
係合動作について説明する。なお、初期状態では、車椅
子固定装置33の閉塞部材38は開放位置にあるものと
する。閉塞部材38が開放位置にあることで、固定フッ
ク36の開口が開放されるとともに、閉塞部材38に設
けられる被係合部ガイド43が固定フック36の開口に
突出される。また、閉塞部材38が開口位置にあること
で閉塞部材38の被操作端部42も下方に向けて回転移
動された状態となり、被操作端部42に接続される操作
手段40の開放操作バー50も下方に移動された状態と
なる。これによって、開放操作バー50の下端がロック
機構39の係止フック46に固定的に設けられるてこ部
47を下方に向けて押圧し、係止フック46に設けられ
る支持軸45を回転中心として回転操作する。このた
め、てこ部47が設けられる係止フック46もともに支
持軸45を回転中心として上方に向けて回転操作され、
車椅子取付部15の横木部15cから離間された状態に
保持される。なお、閉塞部材38は、コイルスプリング
44(付勢部材)によって支持軸37を回転中心として
開放位置へ回転させる向きに付勢されており、これによ
って閉塞部材38は開放状態を維持される。
【0027】まず、車椅子3を、その背面を車椅子取付
部15に設けられる車椅子固定装置33に向け、この状
態で車椅子3を車椅子固定装置33に押し付ける。これ
により、固定フック36の開口に突出される閉塞部材3
8の被係合部ガイド43が車椅子3の背面に設けられる
横棒3a(被係合部34)によって押圧操作される。被
係合部ガイド43は、その切り欠き15a側の下端に形
成される傾斜部43aによって車椅子3の横棒3a(被
係合部34)の水平方向の運動を閉塞部材38の回転運
動に変換し、閉塞部材38を支持軸37を回転中心とし
て閉塞位置へ回転させる。
部15に設けられる車椅子固定装置33に向け、この状
態で車椅子3を車椅子固定装置33に押し付ける。これ
により、固定フック36の開口に突出される閉塞部材3
8の被係合部ガイド43が車椅子3の背面に設けられる
横棒3a(被係合部34)によって押圧操作される。被
係合部ガイド43は、その切り欠き15a側の下端に形
成される傾斜部43aによって車椅子3の横棒3a(被
係合部34)の水平方向の運動を閉塞部材38の回転運
動に変換し、閉塞部材38を支持軸37を回転中心とし
て閉塞位置へ回転させる。
【0028】なお、閉塞部材38は、コイルスプリング
44(付勢部材)による開放位置方向へ回転させる向き
への付勢力に逆らって閉塞位置方向へ向けて回転され
て、閉塞部材38の被係合部ガイド43に接続される側
の端部が車椅子取付部15に接続される側の端部と支持
軸37とを結ぶ直線をまたいで反対側に移動されること
で、閉塞部材38がコイルスプリング44(付勢部材)
によって閉塞位置方向へ向けて回転されるよう付勢さ
れ、これ以降は閉塞部材38は自動的に閉塞位置へ移動
される。このとき、車椅子3の背面に設けられる横棒3
a(被係合部34)は、閉塞部材38の閉塞端部41と
車椅子取付部15との間に形成される空間内に収容され
る。そして、閉塞部材38が閉塞位置方向へ向けて回転
されることで閉塞部材38の被操作端部42が上方に向
けて回転移動され、被操作端部42に設けられるロック
機構39が車椅子取付部15の横木部15cに近接され
るとともに、被操作端部42が操作手段40の開放操作
バー50の下端を押圧して開放操作バー50が上方へ向
けて押し上げられ、閉塞部材38はロック機構39によ
って自動的に閉塞状態を維持される。
44(付勢部材)による開放位置方向へ回転させる向き
への付勢力に逆らって閉塞位置方向へ向けて回転され
て、閉塞部材38の被係合部ガイド43に接続される側
の端部が車椅子取付部15に接続される側の端部と支持
軸37とを結ぶ直線をまたいで反対側に移動されること
で、閉塞部材38がコイルスプリング44(付勢部材)
によって閉塞位置方向へ向けて回転されるよう付勢さ
れ、これ以降は閉塞部材38は自動的に閉塞位置へ移動
される。このとき、車椅子3の背面に設けられる横棒3
a(被係合部34)は、閉塞部材38の閉塞端部41と
車椅子取付部15との間に形成される空間内に収容され
る。そして、閉塞部材38が閉塞位置方向へ向けて回転
されることで閉塞部材38の被操作端部42が上方に向
けて回転移動され、被操作端部42に設けられるロック
機構39が車椅子取付部15の横木部15cに近接され
るとともに、被操作端部42が操作手段40の開放操作
バー50の下端を押圧して開放操作バー50が上方へ向
けて押し上げられ、閉塞部材38はロック機構39によ
って自動的に閉塞状態を維持される。
【0029】ロック機構39による閉塞部材38の閉塞
状態の維持は、以下のようにして行われる。前述したよ
うに操作手段40の開放操作バー50の下端が上方に向
けて移動されることによって、開放操作バー50によっ
て下方へ押圧されていたロック機構39のてこ部47が
開放操作バー50の上方への移動に伴って支持軸45を
回転中心として上方への回転移動を許容される。これに
よって一端をてこ部47に固定的に接続される係止フッ
ク46がコイルスプリング48(付勢部材)によって車
椅子取付部15の横木部15cに向けて回転され、この
回転動作と並行してロック機構39が車椅子取付部15
の横木部15cに近接されることによって、係止フック
46は車椅子取付部15の横木部15cに係合される。
これによって閉塞部材38が閉塞状態のまま車椅子取付
部15に固定され、閉塞部材38の閉塞状態が維持され
る。
状態の維持は、以下のようにして行われる。前述したよ
うに操作手段40の開放操作バー50の下端が上方に向
けて移動されることによって、開放操作バー50によっ
て下方へ押圧されていたロック機構39のてこ部47が
開放操作バー50の上方への移動に伴って支持軸45を
回転中心として上方への回転移動を許容される。これに
よって一端をてこ部47に固定的に接続される係止フッ
ク46がコイルスプリング48(付勢部材)によって車
椅子取付部15の横木部15cに向けて回転され、この
回転動作と並行してロック機構39が車椅子取付部15
の横木部15cに近接されることによって、係止フック
46は車椅子取付部15の横木部15cに係合される。
これによって閉塞部材38が閉塞状態のまま車椅子取付
部15に固定され、閉塞部材38の閉塞状態が維持され
る。
【0030】このようにして車椅子3の横棒3a(被係
合部34)を閉塞部材38の閉塞端部41と車椅子取付
部15との間に形成される空間内に収容し、かつロック
機構39によって閉塞部材38の閉塞状態の維持を行っ
た後、車椅子用リフト4の昇降手段13を操作して昇降
部12を介してアーム部14及び車椅子取付部15を上
方に移動させる。これによって、車椅子3の背面に設け
られる横棒3a(被係合部34)が車椅子固定装置33
の固定フック36の開口内に相対的に移動され、固定フ
ック36によって持ち上げ支持される。なお、車椅子3
は、横棒3a、3bのうち、下側の横棒3bが車椅子取
付部15の下端に当接されることで背面を支持されるの
で、車椅子3は安定的に固定される。
合部34)を閉塞部材38の閉塞端部41と車椅子取付
部15との間に形成される空間内に収容し、かつロック
機構39によって閉塞部材38の閉塞状態の維持を行っ
た後、車椅子用リフト4の昇降手段13を操作して昇降
部12を介してアーム部14及び車椅子取付部15を上
方に移動させる。これによって、車椅子3の背面に設け
られる横棒3a(被係合部34)が車椅子固定装置33
の固定フック36の開口内に相対的に移動され、固定フ
ック36によって持ち上げ支持される。なお、車椅子3
は、横棒3a、3bのうち、下側の横棒3bが車椅子取
付部15の下端に当接されることで背面を支持されるの
で、車椅子3は安定的に固定される。
【0031】次に、車椅子固定装置33と車椅子3の背
面に設けられる横棒3a(被係合部34)との係合解除
動作について説明する。まず、車椅子用リフト4の昇降
手段13を操作して車椅子取付部15を下方に移動させ
て車椅子3を着地させ、さらに車椅子取付部15を下方
に移動させることによって車椅子3の横棒3a(被係合
部34)を固定フック36の開口内から閉塞部材38の
閉塞端部41と車椅子取付部15との間に形成される空
間内に移動させる。
面に設けられる横棒3a(被係合部34)との係合解除
動作について説明する。まず、車椅子用リフト4の昇降
手段13を操作して車椅子取付部15を下方に移動させ
て車椅子3を着地させ、さらに車椅子取付部15を下方
に移動させることによって車椅子3の横棒3a(被係合
部34)を固定フック36の開口内から閉塞部材38の
閉塞端部41と車椅子取付部15との間に形成される空
間内に移動させる。
【0032】続いて、車椅子固定装置33の操作手段4
0によって閉塞部材38を支持軸37を回転中心として
開放位置方向に向けて回転操作し、これによって車椅子
固定装置33と車椅子3の背面に設けられる横棒3a
(被係合部34)との係合を解除する。
0によって閉塞部材38を支持軸37を回転中心として
開放位置方向に向けて回転操作し、これによって車椅子
固定装置33と車椅子3の背面に設けられる横棒3a
(被係合部34)との係合を解除する。
【0033】これより、操作手段40による閉塞部材3
8の開放位置状態への移動操作について説明する。操作
手段40を構成する開放操作バー50を下方に向けて押
圧操作することで、開放操作バー50の下端に接続され
る閉塞部材38の被操作端部42及びロック機構39の
係止フック46に固定的に設けられるてこ部47とを下
方に向けて押圧する。これによって、係止フック46に
設けられるてこ部47が係止フック46に設けられる支
持軸45を回転中心として回転操作されて、これととも
にてこ部47が設けられる係止フック46が支持軸45
を回転中心にして上方に向けて回転操作され、係止フッ
ク46と車椅子取付部15の横木部15cとの係止が解
除される。これと並行して、開放操作バー50の下端に
よって閉塞部材38の閉塞端部41が下方に押圧され、
閉塞部材38が開放位置に向けて支持軸37を回転中心
として回転操作される。
8の開放位置状態への移動操作について説明する。操作
手段40を構成する開放操作バー50を下方に向けて押
圧操作することで、開放操作バー50の下端に接続され
る閉塞部材38の被操作端部42及びロック機構39の
係止フック46に固定的に設けられるてこ部47とを下
方に向けて押圧する。これによって、係止フック46に
設けられるてこ部47が係止フック46に設けられる支
持軸45を回転中心として回転操作されて、これととも
にてこ部47が設けられる係止フック46が支持軸45
を回転中心にして上方に向けて回転操作され、係止フッ
ク46と車椅子取付部15の横木部15cとの係止が解
除される。これと並行して、開放操作バー50の下端に
よって閉塞部材38の閉塞端部41が下方に押圧され、
閉塞部材38が開放位置に向けて支持軸37を回転中心
として回転操作される。
【0034】このように閉塞部材38が開放位置に向け
て支持軸47を回転中心として回転操作されることで、
固定フック36の開口が開放されるとともに、閉塞部材
38に設けられる被係合部ガイド43が固定フック36
の開口に突出される。これによって車椅子3の背面に設
けられる横棒3a(被係合部34)が閉塞部材38の閉
塞端部41と車椅子取付部15との間に形成される空間
内から開放されるとともに、固定フック36の開口に突
出される被係合部ガイド43によって車椅子固定装置3
3内から押し出される。なお、被係合部ガイド43は、
その下端の切り欠き15a側に形成される傾斜部43a
によって閉塞部材38の回転運動を車椅子3の背面に設
けられる横棒3a(被係合部34)の水平方向の運動に
変換して車椅子3の被係合部34車椅子固定装置33内
から押し出す。これによって、車椅子固定装置33と車
椅子3の背面に設けられる横棒3a(被係合部34)と
の係合が解除される。
て支持軸47を回転中心として回転操作されることで、
固定フック36の開口が開放されるとともに、閉塞部材
38に設けられる被係合部ガイド43が固定フック36
の開口に突出される。これによって車椅子3の背面に設
けられる横棒3a(被係合部34)が閉塞部材38の閉
塞端部41と車椅子取付部15との間に形成される空間
内から開放されるとともに、固定フック36の開口に突
出される被係合部ガイド43によって車椅子固定装置3
3内から押し出される。なお、被係合部ガイド43は、
その下端の切り欠き15a側に形成される傾斜部43a
によって閉塞部材38の回転運動を車椅子3の背面に設
けられる横棒3a(被係合部34)の水平方向の運動に
変換して車椅子3の被係合部34車椅子固定装置33内
から押し出す。これによって、車椅子固定装置33と車
椅子3の背面に設けられる横棒3a(被係合部34)と
の係合が解除される。
【0035】なお、閉塞部材38がコイルスプリング4
4(付勢部材)による閉塞位置方向へ回転する向きへの
付勢力に逆らって開放位置方向へ向けて回転されて、コ
イルスプリング44の閉塞部材38の被係合部ガイド4
3に接続される側の端部がコイルスプリング44の車椅
子取付部15に接続される側の端部と支持軸37とを結
ぶ直線をまたいで反対側に移動されることによって閉塞
部材38がコイルスプリング44によって開放位置方向
へ向けて回転するよう付勢され、以降は閉塞部材38は
自動的に開放位置へ移動され、また開放状態を維持され
る。
4(付勢部材)による閉塞位置方向へ回転する向きへの
付勢力に逆らって開放位置方向へ向けて回転されて、コ
イルスプリング44の閉塞部材38の被係合部ガイド4
3に接続される側の端部がコイルスプリング44の車椅
子取付部15に接続される側の端部と支持軸37とを結
ぶ直線をまたいで反対側に移動されることによって閉塞
部材38がコイルスプリング44によって開放位置方向
へ向けて回転するよう付勢され、以降は閉塞部材38は
自動的に開放位置へ移動され、また開放状態を維持され
る。
【0036】このように構成される車椅子固定装置33
によれば、車椅子3の背面に設けられる横棒3a(被係
合部34)と係合する固定フック部36の開口に、車椅
子3の横棒3a(被係合部34)が位置された後、閉塞
部材38が固定フック部36の開口を閉塞し、かつこの
状態でロック機構39によって閉塞部材38の閉塞状態
が維持されるので、車椅子3が車椅子用リフト4の車椅
子取付部15に安定的に係合、固定され、車椅子3に着
座する入浴者に安心感を与えることができる。また、ロ
ック機構39を車椅子取付部15に設けられる被係止部
35と係合される係止フック46という簡単な構成で実
現することができ、車椅子固定装置33の製造及びメン
テナンスが容易になる。
によれば、車椅子3の背面に設けられる横棒3a(被係
合部34)と係合する固定フック部36の開口に、車椅
子3の横棒3a(被係合部34)が位置された後、閉塞
部材38が固定フック部36の開口を閉塞し、かつこの
状態でロック機構39によって閉塞部材38の閉塞状態
が維持されるので、車椅子3が車椅子用リフト4の車椅
子取付部15に安定的に係合、固定され、車椅子3に着
座する入浴者に安心感を与えることができる。また、ロ
ック機構39を車椅子取付部15に設けられる被係止部
35と係合される係止フック46という簡単な構成で実
現することができ、車椅子固定装置33の製造及びメン
テナンスが容易になる。
【0037】また、係止フック46がコイルスプリング
48(付勢部材)によって車椅子取付部15の被係止部
35に対して係合する向きに回転するよう付勢されるの
で、閉塞部材38による固定フック36の開口の閉塞状
態の維持が自動的に行われ、操作者がいちいち閉塞部材
38を手動でロックする必要がなく、手間が省けるとと
もに、ロックのかけ忘れが防止され、より安全性が向上
される。また、閉塞部材38がコイルスプリング44
(付勢部材)によってある回動位置、すなわち閉塞部材
38の被係合部ガイド43に接続される側の端部が車椅
子取付部15に接続される側の端部と支持軸37とを結
ぶ直線上にある位置を境に、閉塞位置方向へ回転させる
向きと開放位置方向へ回転させる向きとに切り換えて付
勢されるので、閉塞部材38による固定フック部36の
開口の閉塞、開放を半自動的に行うことができる。ま
た、車椅子3を車椅子固定装置33に係合させる際には
コイルスプリング44(付勢部材)によって閉塞部材3
8の開放状態を維持することができ、操作者は車椅子3
を車椅子固定装置33に係合させる作業に専念すること
ができる。
48(付勢部材)によって車椅子取付部15の被係止部
35に対して係合する向きに回転するよう付勢されるの
で、閉塞部材38による固定フック36の開口の閉塞状
態の維持が自動的に行われ、操作者がいちいち閉塞部材
38を手動でロックする必要がなく、手間が省けるとと
もに、ロックのかけ忘れが防止され、より安全性が向上
される。また、閉塞部材38がコイルスプリング44
(付勢部材)によってある回動位置、すなわち閉塞部材
38の被係合部ガイド43に接続される側の端部が車椅
子取付部15に接続される側の端部と支持軸37とを結
ぶ直線上にある位置を境に、閉塞位置方向へ回転させる
向きと開放位置方向へ回転させる向きとに切り換えて付
勢されるので、閉塞部材38による固定フック部36の
開口の閉塞、開放を半自動的に行うことができる。ま
た、車椅子3を車椅子固定装置33に係合させる際には
コイルスプリング44(付勢部材)によって閉塞部材3
8の開放状態を維持することができ、操作者は車椅子3
を車椅子固定装置33に係合させる作業に専念すること
ができる。
【0038】また、閉塞部材38が半自動的に固定フッ
ク部36の開口の閉塞、開放を行い、かつ閉塞部材38
に設けられる被係合部ガイド43が車椅子3の横棒3a
(被係合部34)によって押圧操作されることで閉塞部
材38が自動的に回転操作され、これによって車椅子3
の横棒3a(被係合部34)が固定フック部36によっ
て自動的に係合、固定され、また閉塞部材38が閉塞位
置から開放位置へ切り換えられるときに車椅子3に設け
られる被係合部34が押し出されるので、車椅子固定装
置33と車椅子3の横棒3a(被係合部34)との係合
の解除を半自動的に行うことができ、車椅子固定装置3
3と車椅子3の横棒3a(被係合部34)との係合を解
除する操作を迅速かつ容易に行うことができる。
ク部36の開口の閉塞、開放を行い、かつ閉塞部材38
に設けられる被係合部ガイド43が車椅子3の横棒3a
(被係合部34)によって押圧操作されることで閉塞部
材38が自動的に回転操作され、これによって車椅子3
の横棒3a(被係合部34)が固定フック部36によっ
て自動的に係合、固定され、また閉塞部材38が閉塞位
置から開放位置へ切り換えられるときに車椅子3に設け
られる被係合部34が押し出されるので、車椅子固定装
置33と車椅子3の横棒3a(被係合部34)との係合
の解除を半自動的に行うことができ、車椅子固定装置3
3と車椅子3の横棒3a(被係合部34)との係合を解
除する操作を迅速かつ容易に行うことができる。
【0039】また、操作手段40を操作することによっ
て閉塞部材38を閉塞位置から開放位置へ回転させる操
作と、閉塞部材38に設けられるロック機構39の係止
フック46を係止を解除する向きに回転させる操作とを
並行して行うことができるので、車椅子固定装置33と
車椅子3の横棒3a(被係合部34)との係合を解除す
る操作を一度の操作によって行うことができ、車椅子固
定装置33と車椅子3の被係合部34との係合を解除す
る操作を迅速かつ容易に行うことができる。
て閉塞部材38を閉塞位置から開放位置へ回転させる操
作と、閉塞部材38に設けられるロック機構39の係止
フック46を係止を解除する向きに回転させる操作とを
並行して行うことができるので、車椅子固定装置33と
車椅子3の横棒3a(被係合部34)との係合を解除す
る操作を一度の操作によって行うことができ、車椅子固
定装置33と車椅子3の被係合部34との係合を解除す
る操作を迅速かつ容易に行うことができる。
【0040】なお、上記実施の形態では、車椅子用リフ
ト4に車椅子3を取り付けた例を示したが、これに限ら
れることなく、車椅子の上部着座部が分離可能な車椅子
を用いて、車椅子の上部着座部だけを車椅子用リフト4
に取り付けても構わない。ただし、この場合には、背面
に横棒3a、3bが設けられる車椅子の上部着座部を用
いる必要がある。また、上記実施の形態では、車椅子用
リフト4が、車椅子3をアーム部14の長手方向外方に
向けた状態で支持する例を用いたが、これに限られるこ
となく、車椅子3をアーム部14の長手方向内方に向け
た状態で支持を行っても構わない。また、車椅子3をア
ーム部14の旋回方向に向けた状態で支持を行っても構
わない。
ト4に車椅子3を取り付けた例を示したが、これに限ら
れることなく、車椅子の上部着座部が分離可能な車椅子
を用いて、車椅子の上部着座部だけを車椅子用リフト4
に取り付けても構わない。ただし、この場合には、背面
に横棒3a、3bが設けられる車椅子の上部着座部を用
いる必要がある。また、上記実施の形態では、車椅子用
リフト4が、車椅子3をアーム部14の長手方向外方に
向けた状態で支持する例を用いたが、これに限られるこ
となく、車椅子3をアーム部14の長手方向内方に向け
た状態で支持を行っても構わない。また、車椅子3をア
ーム部14の旋回方向に向けた状態で支持を行っても構
わない。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の車椅子固定装置によれ
ば、車椅子または車椅子の上部着座部に設けられる被係
合部と係合する固定フック部の開口に車椅子または車椅
子の上部着座部に設けられる被係合部が位置された後、
閉塞部材が固定フック部の開口を閉塞し、かつこの状態
でロック機構によって閉塞部材による閉塞状態が維持さ
れるので、車椅子または車椅子の上部着座部が車椅子用
リフトの車椅子取付部に安定的に係合、固定され、車椅
子または車椅子の上部着座部に着座する入浴者に安心感
を与えることができる。
ば、車椅子または車椅子の上部着座部に設けられる被係
合部と係合する固定フック部の開口に車椅子または車椅
子の上部着座部に設けられる被係合部が位置された後、
閉塞部材が固定フック部の開口を閉塞し、かつこの状態
でロック機構によって閉塞部材による閉塞状態が維持さ
れるので、車椅子または車椅子の上部着座部が車椅子用
リフトの車椅子取付部に安定的に係合、固定され、車椅
子または車椅子の上部着座部に着座する入浴者に安心感
を与えることができる。
【0042】請求項2記載の車椅子固定装置によれば、
ロック機構を車椅子取付部に設けられる被係止部と係合
される係止フックという簡単な構成で実現することがで
き、車椅子固定装置の製造及びメンテナンスが容易にな
る。また、係止フックが付勢部材によって車椅子取付部
の被係止部に対して係合する向きに回転するよう付勢さ
れるので、閉塞部材による固定フックの開口の閉塞の維
持が自動的に行われ、操作者がいちいち閉塞部材を手動
でロックする必要がなく、手間が省けるとともに、ロッ
クのかけ忘れが防止され、より安全性が向上される。
ロック機構を車椅子取付部に設けられる被係止部と係合
される係止フックという簡単な構成で実現することがで
き、車椅子固定装置の製造及びメンテナンスが容易にな
る。また、係止フックが付勢部材によって車椅子取付部
の被係止部に対して係合する向きに回転するよう付勢さ
れるので、閉塞部材による固定フックの開口の閉塞の維
持が自動的に行われ、操作者がいちいち閉塞部材を手動
でロックする必要がなく、手間が省けるとともに、ロッ
クのかけ忘れが防止され、より安全性が向上される。
【0043】請求項3記載の車椅子固定装置によれば、
閉塞部材が付勢部材によってある回動位置を境に、閉塞
位置方向へ回転させる向きと開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換わって付勢するので、閉塞部材を閉塞、
開放を半自動的に行うことができる。また、車椅子また
は車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる際
には付勢部材によって閉塞部材による固定フック部の開
口の開放を維持することができ、操作者は車椅子または
車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる作業
に専念することができる。
閉塞部材が付勢部材によってある回動位置を境に、閉塞
位置方向へ回転させる向きと開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換わって付勢するので、閉塞部材を閉塞、
開放を半自動的に行うことができる。また、車椅子また
は車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる際
には付勢部材によって閉塞部材による固定フック部の開
口の開放を維持することができ、操作者は車椅子または
車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる作業
に専念することができる。
【0044】請求項4記載の車椅子固定装置によれば、
閉塞部材が付勢部材によって半自動的に固定フック部の
開口の閉塞、開放を行い、かつ閉塞部材に設けられる被
係合部ガイドが車椅子または車椅子の上部着座部の被係
合部によって押圧されることで閉塞部材が自動的に回転
操作され、これによって車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部を固定フック部によって自動的に係合、固
定され、また閉塞部材が閉塞位置から開放位置へ切り換
えられるときに車椅子または車椅子の上部着座部に設け
られる被係合部が押し出されるので、車椅子固定装置と
車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合の
解除を半自動的に行うことができ、車椅子固定装置と車
椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合を解
除する操作を迅速かつ容易に行うことができる。
閉塞部材が付勢部材によって半自動的に固定フック部の
開口の閉塞、開放を行い、かつ閉塞部材に設けられる被
係合部ガイドが車椅子または車椅子の上部着座部の被係
合部によって押圧されることで閉塞部材が自動的に回転
操作され、これによって車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部を固定フック部によって自動的に係合、固
定され、また閉塞部材が閉塞位置から開放位置へ切り換
えられるときに車椅子または車椅子の上部着座部に設け
られる被係合部が押し出されるので、車椅子固定装置と
車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合の
解除を半自動的に行うことができ、車椅子固定装置と車
椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合を解
除する操作を迅速かつ容易に行うことができる。
【0045】請求項5記載の車椅子固定装置によれば、
操作手段を操作することによって閉塞部材を閉塞位置か
ら開放位置へ回転させる操作と、閉塞部材に設けられる
ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回転さ
せる操作とを並行して行うことができるので、車椅子固
定装置と車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部と
の係合を解除する操作を一度の操作によって行うことが
でき、車椅子固定装置と車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部との係合を解除する操作を迅速かつ容易に
行うことができる。
操作手段を操作することによって閉塞部材を閉塞位置か
ら開放位置へ回転させる操作と、閉塞部材に設けられる
ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回転さ
せる操作とを並行して行うことができるので、車椅子固
定装置と車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部と
の係合を解除する操作を一度の操作によって行うことが
でき、車椅子固定装置と車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部との係合を解除する操作を迅速かつ容易に
行うことができる。
【0046】請求項6記載の車椅子用リフトによれば、
請求項1〜5に記載の車椅子固定装置を用いて車椅子ま
たは車椅子の上部着座部を係合、固定することができ
る。
請求項1〜5に記載の車椅子固定装置を用いて車椅子ま
たは車椅子の上部着座部を係合、固定することができ
る。
【図1】 本発明の実施の形態における車椅子固定装置
の構成及び構造、並びに車椅子との係合の様子を説明す
る側面図である。
の構成及び構造、並びに車椅子との係合の様子を説明す
る側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態における車椅子リフトの
構成及び構造を説明する側面図である。
構成及び構造を説明する側面図である。
3 車椅子 4 車椅子用リフト 15 車椅子取付部 33 車椅子固定装置 34 被係合部 36 固定フック 38 閉塞部材 39 ロック機構 40 操作手段 46 係止フック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月29日(1999.11.
29)
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項2】 前記閉塞部材をある回動位置を境に、前
記閉塞位置方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ
回転させる向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設け
られていることを特徴とする請求項1記載の車椅子固定
装置。
記閉塞位置方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ
回転させる向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設け
られていることを特徴とする請求項1記載の車椅子固定
装置。
【請求項3】 前記閉塞部材をある回動位置を境に、前
記閉塞位置方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ
回転させる向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設け
られ、 前記閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開
放位置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該
被係合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置か
ら前記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に
押圧操作される被係合部ガイドが設けられていることを
特徴とする請求項1記載の車椅子固定装置。
記閉塞位置方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ
回転させる向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設け
られ、 前記閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開
放位置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該
被係合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置か
ら前記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に
押圧操作される被係合部ガイドが設けられていることを
特徴とする請求項1記載の車椅子固定装置。
【請求項4】 前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開
放位置へ回転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる
前記ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回
転させる操作とを並行して行う操作手段が設けられるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車椅子
固定装置。
放位置へ回転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる
前記ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回
転させる操作とを並行して行う操作手段が設けられるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車椅子
固定装置。
【請求項5】 前記請求項1〜4のいずれかに記載の車
椅子固定装置を用いることを特徴とする車椅子用リフ
ト。
椅子固定装置を用いることを特徴とする車椅子用リフ
ト。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車椅子固
定装置においては、車椅子または車椅子の上部着座部に
設けられる被係合部に係合して、前記車椅子または車椅
子の上部着座部を車椅子用リフトの車椅子取付部に係
合、固定する固定装置であって、前記車椅子用リフトの
車椅子取付部に上方を開口されて設けられ、前記車椅子
用リフトが上昇する際に前記車椅子または車椅子の上部
着座部の被係合部に係合して前記車椅子または車椅子の
上部着座部を持ち上げる固定フック部と、前記車椅子取
付部に回転自在に設けられて、回転操作されることによ
って前記固定フック部の開口を閉塞する閉塞位置と開放
する開放位置のいずれかに択一的に切り換えられる閉塞
部材と、該閉塞部材を前記固定フック部の開口を閉塞し
た状態で、該閉塞部材の閉塞状態を維持するロック機構
とを備え、前記ロック機構が、前記閉塞部材に回転自在
に設けられかつ前記車椅子取付部に向かって回転するこ
とによって該車椅子取付部に設けられる被係止部と係合
される係止フックと、該係止フックと前記閉塞部材との
間に介在されて、前記係止フックを前記車椅子取付部の
被係止部に対して係合する向きに回転するよう付勢する
付勢部材とを備えていることを特徴とする。
定装置においては、車椅子または車椅子の上部着座部に
設けられる被係合部に係合して、前記車椅子または車椅
子の上部着座部を車椅子用リフトの車椅子取付部に係
合、固定する固定装置であって、前記車椅子用リフトの
車椅子取付部に上方を開口されて設けられ、前記車椅子
用リフトが上昇する際に前記車椅子または車椅子の上部
着座部の被係合部に係合して前記車椅子または車椅子の
上部着座部を持ち上げる固定フック部と、前記車椅子取
付部に回転自在に設けられて、回転操作されることによ
って前記固定フック部の開口を閉塞する閉塞位置と開放
する開放位置のいずれかに択一的に切り換えられる閉塞
部材と、該閉塞部材を前記固定フック部の開口を閉塞し
た状態で、該閉塞部材の閉塞状態を維持するロック機構
とを備え、前記ロック機構が、前記閉塞部材に回転自在
に設けられかつ前記車椅子取付部に向かって回転するこ
とによって該車椅子取付部に設けられる被係止部と係合
される係止フックと、該係止フックと前記閉塞部材との
間に介在されて、前記係止フックを前記車椅子取付部の
被係止部に対して係合する向きに回転するよう付勢する
付勢部材とを備えていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】請求項2記載の車椅子固定装置において
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられている
ことを特徴とする。
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられている
ことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項3記載の車椅子固定装置において
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられ、前記
閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開放位
置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該被係
合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置から前
記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に押圧
操作される被係合部ガイドが設けられていることを特徴
とする。
は、前記閉塞部材をある回動位置を境に、前記閉塞位置
方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設けられ、前記
閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開放位
置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該被係
合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置から前
記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に押圧
操作される被係合部ガイドが設けられていることを特徴
とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項4記載の車椅子固定装置において
は、前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開放位置へ回
転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる前記ロック
機構の係止フックを係止を解除する向きに回転させる操
作とを並行して行う操作手段が設けられることを特徴と
する。
は、前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開放位置へ回
転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる前記ロック
機構の係止フックを係止を解除する向きに回転させる操
作とを並行して行う操作手段が設けられることを特徴と
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項5記載の車椅子用リフトにおいて
は、前記請求項1〜5のいずれかに記載の車椅子固定装
置を用いることを特徴とする。
は、前記請求項1〜5のいずれかに記載の車椅子固定装
置を用いることを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の車椅子固定装置によれ
ば、車椅子または車椅子の上部着座部に設けられる被係
合部と係合する固定フック部の開口に車椅子または車椅
子の上部着座部に設けられる被係合部が位置された後、
閉塞部材が固定フック部の開口を閉塞し、かつこの状態
でロック機構によって閉塞部材による閉塞状態が維持さ
れるので、車椅子または車椅子の上部着座部が車椅子用
リフトの車椅子取付部に安定的に係合、固定され、車椅
子または車椅子の上部着座部に着座する入浴者に安心感
を与えることができる。また、ロック機構を車椅子取付
部に設けられる被係止部と係合される係止フックという
簡単な構成で実現することができ、車椅子固定装置の製
造及びメンテナンスが容易になる。また、係止フックが
付勢部材によって車椅子取付部の被係止部に対して係合
する向きに回転するよう付勢されるので、閉塞部材によ
る固定フックの開口の閉塞の維持が自動的に行われ、操
作者がいちいち閉塞部材を手動でロックする必要がな
く、手間が省けるとともに、ロックのかけ忘れが防止さ
れ、より安全性が向上される。
ば、車椅子または車椅子の上部着座部に設けられる被係
合部と係合する固定フック部の開口に車椅子または車椅
子の上部着座部に設けられる被係合部が位置された後、
閉塞部材が固定フック部の開口を閉塞し、かつこの状態
でロック機構によって閉塞部材による閉塞状態が維持さ
れるので、車椅子または車椅子の上部着座部が車椅子用
リフトの車椅子取付部に安定的に係合、固定され、車椅
子または車椅子の上部着座部に着座する入浴者に安心感
を与えることができる。また、ロック機構を車椅子取付
部に設けられる被係止部と係合される係止フックという
簡単な構成で実現することができ、車椅子固定装置の製
造及びメンテナンスが容易になる。また、係止フックが
付勢部材によって車椅子取付部の被係止部に対して係合
する向きに回転するよう付勢されるので、閉塞部材によ
る固定フックの開口の閉塞の維持が自動的に行われ、操
作者がいちいち閉塞部材を手動でロックする必要がな
く、手間が省けるとともに、ロックのかけ忘れが防止さ
れ、より安全性が向上される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】請求項2記載の車椅子固定装置によれば、
閉塞部材が付勢部材によってある回動位置を境に、閉塞
位置方向へ回転させる向きと開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換わって付勢するので、閉塞部材を閉塞、
開放を半自動的に行うことができる。また、車椅子また
は車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる際
には付勢部材によって閉塞部材による固定フック部の開
口の開放を維持することができ、操作者は車椅子または
車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる作業
に専念することができる。
閉塞部材が付勢部材によってある回動位置を境に、閉塞
位置方向へ回転させる向きと開放位置方向へ回転させる
向きとに切り換わって付勢するので、閉塞部材を閉塞、
開放を半自動的に行うことができる。また、車椅子また
は車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる際
には付勢部材によって閉塞部材による固定フック部の開
口の開放を維持することができ、操作者は車椅子または
車椅子の上部着座部を車椅子固定装置に係合させる作業
に専念することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】請求項3記載の車椅子固定装置によれば、
閉塞部材が付勢部材によって半自動的に固定フック部の
開口の閉塞、開放を行い、かつ閉塞部材に設けられる被
係合部ガイドが車椅子または車椅子の上部着座部の被係
合部によって押圧されることで閉塞部材が自動的に回転
操作され、これによって車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部を固定フック部によって自動的に係合、固
定され、また閉塞部材が閉塞位置から開放位置へ切り換
えられるときに車椅子または車椅子の上部着座部に設け
られる被係合部が押し出されるので、車椅子固定装置と
車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合の
解除を半自動的に行うことができ、車椅子固定装置と車
椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合を解
除する操作を迅速かつ容易に行うことができる。
閉塞部材が付勢部材によって半自動的に固定フック部の
開口の閉塞、開放を行い、かつ閉塞部材に設けられる被
係合部ガイドが車椅子または車椅子の上部着座部の被係
合部によって押圧されることで閉塞部材が自動的に回転
操作され、これによって車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部を固定フック部によって自動的に係合、固
定され、また閉塞部材が閉塞位置から開放位置へ切り換
えられるときに車椅子または車椅子の上部着座部に設け
られる被係合部が押し出されるので、車椅子固定装置と
車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合の
解除を半自動的に行うことができ、車椅子固定装置と車
椅子または車椅子の上部着座部の被係合部との係合を解
除する操作を迅速かつ容易に行うことができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】請求項4記載の車椅子固定装置によれば、
操作手段を操作することによって閉塞部材を閉塞位置か
ら開放位置へ回転させる操作と、閉塞部材に設けられる
ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回転さ
せる操作とを並行して行うことができるので、車椅子固
定装置と車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部と
の係合を解除する操作を一度の操作によって行うことが
でき、車椅子固定装置と車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部との係合を解除する操作を迅速かつ容易に
行うことができる。
操作手段を操作することによって閉塞部材を閉塞位置か
ら開放位置へ回転させる操作と、閉塞部材に設けられる
ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回転さ
せる操作とを並行して行うことができるので、車椅子固
定装置と車椅子または車椅子の上部着座部の被係合部と
の係合を解除する操作を一度の操作によって行うことが
でき、車椅子固定装置と車椅子または車椅子の上部着座
部の被係合部との係合を解除する操作を迅速かつ容易に
行うことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】請求項5記載の車椅子用リフトによれば、
請求項1〜4に記載の車椅子固定装置を用いて車椅子ま
たは車椅子の上部着座部を係合、固定することができ
る。
請求項1〜4に記載の車椅子固定装置を用いて車椅子ま
たは車椅子の上部着座部を係合、固定することができ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 車椅子または車椅子の上部着座部に設け
られる被係合部に係合して、前記車椅子または車椅子の
上部着座部を車椅子用リフトの車椅子取付部に係合、固
定する固定装置であって、 前記車椅子用リフトの車椅子取付部に上方を開口されて
設けられ、前記車椅子用リフトが上昇する際に前記車椅
子または車椅子の上部着座部の被係合部に係合して前記
車椅子または車椅子の上部着座部を持ち上げる固定フッ
ク部と、 前記車椅子取付部に回転自在に設けられて、回転操作さ
れることによって前記固定フック部の開口を閉塞する閉
塞位置と開放する開放位置のいずれかに択一的に切り換
えられる閉塞部材と、 該閉塞部材を前記固定フック部の開口を閉塞した状態
で、該閉塞部材の閉塞状態を維持するロック機構とを備
えていることを特徴とする車椅子固定装置。 - 【請求項2】 前記ロック機構が、前記閉塞部材に回転
自在に設けられかつ前記車椅子取付部に向かって回転す
ることによって該車椅子取付部に設けられる被係止部と
係合される係止フックと、 該係止フックと前記閉塞部材との間に介在されて、前記
係止フックを前記車椅子取付部の被係止部に対して係合
する向きに回転するよう付勢する付勢部材とを備えてい
ることを特徴とする請求項1記載の車椅子固定装置。 - 【請求項3】 前記閉塞部材をある回動位置を境に、前
記閉塞位置方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ
回転させる向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設け
られていることを特徴とする請求項1または2記載の車
椅子固定装置。 - 【請求項4】 前記閉塞部材をある回動位置を境に、前
記閉塞位置方向へ回転させる向きと前記開放位置方向へ
回転させる向きとに切り換えて付勢する付勢部材が設け
られ、 前記閉塞部材に、該閉塞部材が前記閉塞位置から前記開
放位置へ切り換えられるとき前記被係合部に当接して該
被係合部を押圧移動し、前記閉塞部材が前記開放位置か
ら前記閉塞位置へ切り換えられるとき、前記被係合部に
押圧操作される被係合部ガイドが設けられていることを
特徴とする請求項1または2記載の車椅子固定装置。 - 【請求項5】 前記閉塞部材を前記閉塞位置から前記開
放位置へ回転させる操作と、前記閉塞部材に設けられる
前記ロック機構の係止フックを係止を解除する向きに回
転させる操作とを並行して行う操作手段が設けられるこ
とを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の車椅子
固定装置。 - 【請求項6】 前記請求項1〜5のいずれかに記載の車
椅子固定装置を用いることを特徴とする車椅子用リフ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030693A JP3037679B1 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 車椅子固定装置及びこれを用いた車椅子用リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030693A JP3037679B1 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 車椅子固定装置及びこれを用いた車椅子用リフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037679B1 JP3037679B1 (ja) | 2000-04-24 |
JP2000225150A true JP2000225150A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12310767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11030693A Expired - Fee Related JP3037679B1 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 車椅子固定装置及びこれを用いた車椅子用リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037679B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6026797B2 (ja) * | 2012-07-06 | 2016-11-16 | 株式会社増田製作所 | 気液導通路構造を備えた機能性ロールの製造方法 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP11030693A patent/JP3037679B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3037679B1 (ja) | 2000-04-24 |
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