JP2000225067A - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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Publication number
JP2000225067A
JP2000225067A JP11029003A JP2900399A JP2000225067A JP 2000225067 A JP2000225067 A JP 2000225067A JP 11029003 A JP11029003 A JP 11029003A JP 2900399 A JP2900399 A JP 2900399A JP 2000225067 A JP2000225067 A JP 2000225067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
bathtub
armrest
concave portion
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP11029003A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Tsuda
英一 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 力の弱い人が安全,快適に入浴できる浴槽を
提供する。 【解決手段】 本発明の浴槽は浴槽本体11の内側面1
2に略偏平形状のグリップ30aが突出して設けられて
おり、そのグリップ30aは、その上面の中間部に凹部
32を有する。グリップ30aをこのように形成するこ
とにより、手のひらをグリップ30aの上面の凹部32
に沿って置くことができる。そのため、グリップ30a
の先端部31に掛けた指に力が入りやすく、しっかり手
を固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に関し、詳述
すれば、その内壁面にグリップ又はアームレストを有す
る浴槽に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、グリップを有する浴槽としては、
例えば特開平7−255623号公報において、浴槽本
体の洗い場側の内壁面に略偏平な板状のグリップを設
け、他方の内壁面にバー状のグリップを設けた浴槽が記
載されている。
【0003】また、アームレストを有する浴槽として
は、実用新案登録第2582165号公報において、グ
リップ部が一体成形された平板状のアームレストを設け
た浴槽が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−255623号公報の浴槽においては、入浴者
が浴槽本体11をまたぎこむときに脚を引っかける危険
が少なく、また、身体の支持が行いやすいものの、浴槽
本体から入浴者が立ち上がるときにはしっかりとグリッ
プを握ったり、グリップに指をひっかけたりする必要が
ある。
【0005】しかし、特に握力等力の弱い老人や身体障
害者の場合、略偏平な板状のグリップ30を握るだけで
は不十分で、立ち上がる際に手のひらが滑るという問題
がある。
【0006】また、上記実用新案登録第2582165
号公報の浴槽においても、入浴者はアームレストのグリ
ップ部をつかんで立ち上がることができ、身体の支持が
行いやすいものの、浴槽本体から入浴者が立ち上がると
きにはしっかりとグリップ部を握ったり、グリップ部に
指をひっかけたりする必要がある。
【0007】しかし、特に握力等力の弱い老人や身体障
害者の場合、平板状のアームレストのグリップ部を握る
だけでは不十分で、手のひらが滑るという問題がある。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、握力等力の弱い老人や身体障害者であって
も、安全,快適に入浴できる浴槽を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明の浴槽は、浴槽本体の内壁面に略偏
平形状のグリップが突出して設けられており、そのグリ
ップの上面に凹部を有することを特徴とする。ここで、
グリップと浴槽本体とは別体であっても一体であっても
構わない。
【0010】また、請求項2記載の発明の浴槽は、浴槽
本体の内壁面に段部を形成してアームレストが設けられ
ており、そのアームレストの上面に凹部を有することを
特徴とする。ここで、アームレストと浴槽本体とは別体
であっても一体であっても構わない。また、段部は、内
壁面から突出するように設けても凹陥するように設けて
もよい。
【0011】また、請求項3記載の発明の浴槽は、請求
項2において、前記アームレストが、前記凹部に隣接し
て握り用凹部を有することを特徴とする。
【作用】請求項1記載の発明の浴槽においては、グリッ
プを利用して入浴者が立ち上がるときに、手のひらをグ
リップの上面の凹部に係止させるとともに指をグリップ
に掛けることができるので、しっかり手を固定すること
ができる。従って、握力等力の弱い老人や身体障害者で
あっても、安全に立ち上がることができる。
【0012】請求項2記載の発明の浴槽においては、ア
ームレストを利用して入浴者が立ち上がるときに、手の
ひらをアームレストの上面の凹部に係止させて、手を固
定することができる。従って、握力等力の弱い老人や身
体障害者であっても、安全に立ち上がることができる。
【0013】請求項3記載の発明の浴槽においては、ア
ームレストを利用して入浴者が立ち上がるときに、手の
ひらをアームレストの上面の凹部に係止させるとともに
指を握り用凹部に掛けることができるので、しっかり手
を固定することができる。従って、握力等力の弱い老人
や身体障害者であっても、安全に立ち上がることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明の
浴槽の実施例を示す平面図であり、図2はグリップの浴
槽本体への取付け状態を示す一部切り欠き斜視図であ
り、図3はグリップの使用状態を示す側面図であり、図
4は図1のグリップの形状を示す斜視図である。また、
図5は本発明の浴槽に設けられたグリップの他の実施例
を示す斜視図であり、図6は本発明の浴槽に設けられた
グリップの他の実施例を示す斜視図である。また、図7
は本発明の浴槽の他の実施例を示す平面図であり、図8
は図7の浴槽に設けられたアームレストの形状を示す一
部切り欠き斜視図である。さらに、図9は本発明の浴槽
に設けられたアームレストの他の実施例を示す一部切り
欠き斜視図である。
【0015】図1〜図4は本発明の浴槽の実施例を示す
ものである。図1,図2において、浴槽10は、FRP
製浴槽本体11と浴槽本体11の洗い場側の内壁面12
とそれに対向する内壁面12の長手方向中間の所定の位
置に突出して取付けられたステンレス鋼製のグリップ3
0a,30aとからなる。浴槽10は洗い場20にその
長辺を接して設けてある。
【0016】図4に示すように、グリップ30aは略偏
平形状であり、先端部31は、指を掛けやすいように端
部を面取りして断面円弧状にしてある。また、グリップ
30aの上面の中間部には凹部32が設けてある。グリ
ップ30aの角部は滑らかに仕上げてある。
【0017】ここで、グリップ30aの幅(内壁面12
からの突出寸法)は10cm,長手方向の長さは13c
mとしてある。また、凹部32の底は先端より約8cm
の位置にゆるやかな曲面で設けてある。
【0018】このようにグリップ30aを形成すること
により、図3に示すように、手のひら51をグリップ3
0a上面の凹部32に沿って置くことができる。また、
指52を先端部31に沿って掛けることができる。その
ため、グリップ30aの先端部31に掛けた指52に力
が入りやすく、しっかり手5を固定することができる。
【0019】また、グリップ30aを利用して立ち上が
るときに、手のひら51の手首近傍の膨出部53が凹部
32に入り込み、凹部32に係止するため、手のひら5
1が滑りにくくなる。従って、手5が固定され握力等力
の弱い老人や身体障害者であっても安全に立ち上がるこ
とができる。また、立ち上がるとき以外でも、グリップ
30aで身体を支持する必要がある場合は、上述したよ
うに手の膨出部53が凹部32に係止するため、比較的
小さな力で支持することができる。
【0020】図5に本発明の浴槽におけるグリップの他
の実施例を示す。図5において、ステンレス鋼製のグリ
ップ30bの上面の中間部には凹部32が設けてある。
また、凹部32に隣接して握り用凹部33が設けてあ
る。また、握り用凹部33は指52が挿入できるように
なされており、凹部32よりも深くなされている。
【0021】このようにグリップ30bを形成すること
により、手のひら51をグリップ30b上面の凹部32
に沿って置くことができる。また、指52を握り用凹部
33に沿って掛けることができる。そのため、グリップ
30bの握り用凹部33に掛けた指52に力が入りやす
く、しっかり手5を固定することができる。
【0022】また、グリップ30bを利用して立ち上が
るときに、手のひら51の手首近傍の膨出部53が凹部
32に入り込み、凹部32に係止するため、手のひら5
1が滑りにくくなる。従って、手5が固定され握力等力
の弱い老人や身体障害者であっても安全に立ち上がるこ
とができる。また、立ち上がるとき以外でも、グリップ
30bで身体を支持する必要がある場合は、上述したよ
うに手のひら51の膨出部53が凹部32に係止するた
め、比較的小さな力で支持することができる。さらに、
手5の大きい人は指52をグリップ30bの先端部31
に掛け、手5の小さい人は指52を握り用凹部33に掛
けることができるので、あらゆる体型の人にも対応でき
る。
【0023】図6に本発明の浴槽におけるグリップの他
の実施例を示す。図6において、ABS樹脂製のグリッ
プ30cの先端部31aには、指52の太さに対応した
縦溝が設けてある。また、グリップ30c上面の中間部
には凹部32が設けてある。
【0024】このようにグリップ30cを形成すること
により、手のひら51をグリップ30c上面の凹部32
に沿って置くことができる。また、指52を先端部31
aに設けた縦溝に沿って掛けることができる。そのた
め、グリップ30cの先端部31aに掛けた指52が横
に滑りにくく、しっかり手5を固定することができる。
また、グリップ30cを利用して立ち上がったり、身体
を支持したりするときに、上述したように手5がより固
定されるので、安全である。
【0025】図7,図8は本発明の浴槽の他の実施例を
示すものである。図7において、浴槽10aは、FRP
製の浴槽本体11aの内壁面12,12にアームレスト
40a,40aが設けられている。浴槽10aは洗い場
20にその長辺を接して設けてある。浴槽本体11aに
は、洗い場20側の内壁面12とそれに対向する内壁面
12の長手方向中間の所定の位置に、浴槽本体11aと
一体成形による段部が形成され、この段部がアームレス
ト40a,40aとなっている。
【0026】図8に示すように、アームレスト40a
は、浴槽10aの内壁面12の凹陥部を利用して設けて
ある。アームレスト40aの上面41には、凹部42が
設けてある。
【0027】このようにアームレスト40aを形成する
ことにより、腕をアームレスト40aに載置することが
できるとともに、手のひら51をアームレスト40aの
上面の凹部42に沿って置くことができる。そのため、
手のひら51の膨出部53が凹部42に係止し、アーム
レストに腕を安定して置くことができる。
【0028】また、アームレスト40aを利用して立ち
上がるときに、手のひら51の膨出部53が凹部42に
入り込み、凹部42に係止するため、手のひら51が滑
りにくくなる。従って、手5が固定され握力等力の弱い
老人や身体障害者であっても安全に立ち上がることがで
きる。また、立ち上がるとき以外でも、アームレスト4
0aで身体を支持する必要がある場合は、上述したよう
に手の膨出部53が凹部42に係止するため、比較的小
さな力で支持することができる。
【0029】図9で本発明の浴槽におけるアームレスト
の他の実施例を示す。図9に示すように、アームレスト
40bは、浴槽10bの内壁面12の凹陥部を利用して
設けてある。アームレスト40bの上面41の中央部に
は、凹部42と握り用凹部43とが隣接して設けてあ
る。
【0030】このようにアームレスト40bを形成する
ことにより、手のひら51をアームレスト40bの上面
の凹部42に沿って置くことができる。また、指52を
握り用凹部43に沿って掛けることができる。そのた
め、握り用凹部43に掛けた指52に力が入りやすく、
しっかり手5を固定することができる。
【0031】また、握り用凹部43を利用して立ち上が
るときに、手のひら51の膨出部53が凹部42に入り
込み、凹部42に係止するため、手のひら51が滑りに
くくなる。従って、手5が固定され握力等力の弱い老人
や身体障害者であっても安全に立ち上がることができ
る。また、立ち上がるとき以外でも、アームレスト40
bで身体を支持する必要がある場合は、上述したように
手のひら51の膨出部53が凹部42に係止するため、
比較的小さな力で支持することができる。
【0032】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても本発明に含まれる。
【0033】例えば、本発明の浴槽のグリップは、バー
状のグリップと併用してもよい。
【0034】グリップの長さは10cm〜40cmとす
ることができる。特に長さを30cm〜40cmとする
とアームレストとしても好適に利用できる。また、グリ
ップの幅は6cm〜12cmとすることができる。
【0035】また、グリップは金属製であっても、合成
樹脂製であってもよい。
【0036】アームレストは板状のものを浴槽に取付け
てもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明の浴槽においては、
グリップを利用して入浴者が立ち上がるときに、手のひ
らをグリップの上面の凹部に係止させるとともに指をグ
リップに掛けることができるので、しっかり手を固定す
ることができる。従って、握力等力の弱い老人や身体障
害者であっても、安全に立ち上がることができる。これ
らの効果により、安全に入浴することができる。
【0038】また、請求項2記載の発明の浴槽において
は、アームレストを利用して入浴者が立ち上がるとき
に、手のひらをアームレストの上面の凹部に係止させ
て、手を固定することができる。従って、握力等力の弱
い老人や身体障害者であっても、安全に立ち上がること
ができる。つまり、安全,快適に入浴することができ
る。
【0039】また、請求項3記載の発明の浴槽において
は、アームレストを利用して入浴者が立ち上がるとき
に、手のひらをアームレストの上面の凹部に係止させる
とともに指を握り用凹部に掛けることができるので、し
っかり手を固定することができる。従って、握力等力の
弱い老人や身体障害者であっても、安全に立ち上がるこ
とができる。つまり、安全,快適に入浴することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のグリップの浴槽本体への取付け状態を示
す一部切り欠き斜視図である。
【図3】図1のグリップの使用状態を示す側面図であ
る。
【図4】図1のグリップの形状を示す斜視図である。
【図5】本発明の浴槽に設けられたグリップの他の実施
例を示す斜視図である。
【図6】本発明の浴槽に設けられたグリップの他の実施
例を示す斜視図である。
【図7】本発明の浴槽の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図8】図7の浴槽に設けられたアームレストの形状を
示す一部切り欠き斜視図である。
【図9】本発明の浴槽に設けられたアームレストの他の
実施例を示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
10,10a,10b 浴槽 11,11a,11b 浴槽本体 12 内壁面 30a,30b,30c グリップ 32 凹部 40a,40b アームレスト 41 アームレスト上面 42 凹部 43 握り用凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽本体の内壁面に略偏平形状のグリッ
    プが突出して設けられており、そのグリップの上面に凹
    部を有することを特徴とする浴槽。
  2. 【請求項2】 浴槽本体の内壁面に段部を形成してアー
    ムレストが設けられており、そのアームレストの上面に
    凹部を有することを特徴とする浴槽。
  3. 【請求項3】 前記アームレストが、前記凹部に隣接し
    て握り用凹部を有することを特徴とする請求項2記載の
    浴槽。
JP11029003A 1999-02-05 1999-02-05 浴 槽 Pending JP2000225067A (ja)

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