JP2000224343A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2000224343A
JP2000224343A JP11021423A JP2142399A JP2000224343A JP 2000224343 A JP2000224343 A JP 2000224343A JP 11021423 A JP11021423 A JP 11021423A JP 2142399 A JP2142399 A JP 2142399A JP 2000224343 A JP2000224343 A JP 2000224343A
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line carrier
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Satoshi Tanaka
聡 田中
Masakazu Oyamada
昌和 小山田
Takayuki Inage
隆行 稲毛
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の通話料金に基づき精度よく回線事業者
を選択する。 【解決手段】 回線事業者および発信先を指定した呼設
定データを各回線事業者ごとに個別に送出して、その後
ISDN網から通知されるそれぞれの料金データを受信
手段11で受信し、これら料金データから回線事業者別
料金情報を検出手段12により検出し、これら回線事業
者別料金情報に基づき、その発信先への発信時に利用す
る回線事業者を制御手段14により選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に各回線事業者ごとの通話料や情報料に基づきいずれ
かの回線事業者を選択して発信する電話装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ISDN回線を利用するユーザ
であっても、NCC(New Commer Carrier:新規第一種
電気通信事業者)などの回線事業者に加入すれば、安価
な回線事業者の電話回線を選択して発信できるものとな
っている。従来、このような通話料金を算出する場合、
利用者が任意の回線事業者に加入して、そのセンターか
らダウンロードした料金情報に基づいて、各回線事業者
を利用した場合の通話料金を比較して選択するものとな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電話装置では、NCCなどからダウンロード
した料金情報に基づいて、所定発信先との通話に要する
料金を算出しているため実際の通話料金と誤差が生じる
という問題点があった。これは、回線事業者からダウン
ロードした料金情報が、発信先との概算距離などを用い
て算出したあくまでも目安の料金であって各通話ごとの
厳密なものではなく、また複雑な料金体系や料金改定な
どにも迅速に対応できないからである。本発明はこのよ
うな課題を解決するためのものであり、実際の通話料金
に基づいて精度よく回線事業者を選択できる電話装置を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による電話装置は、回線事業者および
発信先を指定した呼設定データを送出し、その後ISD
N網から通知される料金データを受信する受信手段と、
回線事業者を個別に指定し各回線事業者の料金データを
受信手段により順次受信し、それぞれの料金データから
発信先との通話に要する料金情報が安価なものを検出す
る検出手段と、この検出手段により検出された回線事業
者別料金情報に基づき、発信先への発信時に利用する回
線事業者を選択するようにしたものである。
【0005】また、受信手段により、回線事業者および
発信先を指定する呼設定データを送出し、ISDN網か
ら通知される料金データの受信完了に応じて通話開始前
に発信を中止するようにしたものである。また、検出手
段によりそれぞれ検出された回線事業者別料金情報をそ
の発信先に対応して記憶する記憶手段を備え、制御手段
により、この記憶手段に記憶されている発信先に対応す
る回線事業者別料金情報に基づき、発信先への発信時に
利用する回線事業者を選択するようにしたものである。
【0006】また、制御手段により、発信時にその発信
先に対応する回線事業者別料金情報が記憶手段に記憶さ
れているか否か判断し、記憶されていない場合は、検出
手段により回線事業者別料金情報を新たに検出し、得ら
れた回線事業者別料金情報に基づき発信先への発信時に
利用する回線事業者を選択するようにしたものである。
また、制御手段により、記憶手段に記憶されている各発
信先に対応する回線事業者別料金情報の有効期限をそれ
ぞれ管理し、発信時にその発信先に対応する回線事業者
別料金情報の有効期限が過ぎている場合は、検出手段に
より対応する発信先に関する回線事業者別料金情報を新
たに検出し、得られた回線事業者別料金情報に基づき発
信先への発信時に利用する回線事業者を選択するように
したものである。
【0007】また、予め登録しておいた発信先ダイヤル
番号を所定操作により読み出して発信する発信手段を備
え、制御手段により、この発信手段で用いる発信先ダイ
ヤル番号を登録する際、検出手段によりその発信先に対
応する回線事業者別料金情報を検出して記憶手段に格納
するようにしたものである。また、検出手段により、複
数の通話チャネルを並列的に用いて異なる回線事業者の
料金情報を検出するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である電話
装置のブロック図であり、(a)はハードウェア全体の
ブロック図、(b)は機能ブロック図の要部を示してい
る。図1(a)において、この電話装置は、ISDN回
線Lを終端するDSU(回線終端装置)1を介してIS
DN網に接続されるディジタル電話装置であり、次のよ
うに構成される。
【0009】2はDSU1へデータを送出するとともに
DSU1からデータを受信するドライバレシーバ、3は
Iインターフェース回路、4は電話装置の全体を制御す
る制御部(CPU)、5は制御部4で実行する各種プロ
グラムを格納するROM、6は後述する発信規制条件や
短縮ダイヤル番号などをはじめ、制御部4での処理動作
に用いる各種データを記憶するRAM、7はLCDなど
の表示部、8はダイヤルキーや短縮ダイヤルキーなどの
操作キーからなるキー部である。
【0010】また、9は各種音源出力を行うとともに、
音声信号の符号化/復号化を行う音源制御回路、10は
ハンドセットHSを用いて通話を行う通話回路、SPは
スピーカである。そして、これらIインターフェース回
路3、制御部4、ROM5、RAM6、表示部7、キー
部8および音源制御回路9は、それぞれ共通のバスBU
Sにより接続されており、必要に応じて各種データをや
り取りするものとなっている。
【0011】本発明は、ISDN網で提供される料金事
前通知サービスを利用し、そのサービスにより通知され
る料金データに基づき発信規制を行うものであり、制御
部4で実行される各種プログラムや前述のハードウェア
を用いて、図1(b)に示すような、発信規制に関する
機能ブロックを構成している。
【0012】11は発信先および回線事業者を指定した
呼設定データを送出した後、料金事前通知サービスによ
りISDN網から通知される料金データを受信する受信
手段、12は回線事業者として各回線事業者を個別に指
定することにより受信手段11で得られたそれぞれの料
金データから、発信先との通話に要する料金情報を各回
線事業者ごとにそれぞれ検出する検出手段である。
【0013】また、13はRAM6で構成され、検出手
段12により検出された各回線事業者別料金情報を各発
信先に対応して記憶する記憶手段、14は発信の際にそ
の発信先に対応して記憶手段13に記憶されている回線
事業者別料金情報に基づきいずれかの回線事業者を選択
して発信する制御手段、15は日付情報を計時する計時
手段、16は予め登録しておいた発信先ダイヤル番号を
所定操作により読み出して発信する発信手段である。
【0014】次に、図2を参照して、ISDN網におけ
る料金事前通知サービスについて説明する。図2はIS
DN網における料金事前通知サービスを示す説明図であ
り、(a)はシステム構成図、(b)は動作を示すシー
ケンス図である。
【0015】図2(a)において、発側電話装置21は
本発明が適用される電話装置であり、ISDN網23に
収容されている。なお、着側電話装置22は、直接、I
SDN網23に収容されている必要はなく、他のネット
ワークを介してISDN網23に接続されていてもよ
い。
【0016】まず、利用者により発側電話装置21で発
呼操作が行われ、これに応じて着側電話装置22のダイ
ヤル番号を含む呼設定24が発側電話装置21からIS
DN網23に送出される。この場合、料金事前通知サー
ビスを起動するための起動番号が呼設定24に設定され
る。
【0017】ISDN網23は、この呼設定24に応じ
て、着側電話装置22との通話(通信)に関する料金デ
ータ、ここでは通話料、情報料および情報料非課金時間
を料金通知25により、発側電話装置21に通知する。
これとほぼ並行して、ISDN網23は、着側電話装置
22に対して呼び出し26を送出して、呼び出しを開始
する。
【0018】その後、着側電話装置22で応答操作され
た場合は、着側電話装置22からISDN網23に対し
て応答27が送出されて、ISDN網23から発側電話
装置21に対して応答28が送出される。これにより、
ISDN網23を介して発側電話装置21と着側電話装
置22とが接続され、通話(通信)が開始される。
【0019】このようにして、発側電話装置21では、
料金事前通知サービスを利用することにより、発呼時に
着側電話装置22との通話(通信)に関する料金デー
タ、すなわち通話料、情報料および情報料非課金時間を
ISDN網23から取得することができる。
【0020】図3はISDN網から通知される料金デー
タを示すフォーマット例である。なお、この料金データ
は、実際には、ISDN網23から発側電話装置21に
対して送出される付加情報メッセージなどの所定メッセ
ージに格納されて通知される。
【0021】料金通知情報要素識別子31には、後続す
るデータが料金通知情報であることを示す識別子が格納
され、料金通知内容長32には、その料金通知情報の長
さが格納される。情報種別33には、後述の情報フィー
ルド34に格納される各料金情報の種別が格納される。
情報フィールド34には、実際の料金データ、ここでは
通話料35、情報料36および情報料非課金時間37が
格納される。
【0022】特に、情報料36は、着側電話装置22が
提供する有料サービスに対して、通常の通話料35に加
えて課金される料金であり、情報料36および情報料非
課金時間37については必要に応じて通知される。一般
に、情報料36の課金については、発側利用者による有
料サービス選択時間として、着側電話装置22との通話
(通信)開始から所定時間経過後に課金が開始されるも
のとなっており、その時間が情報料非課金時間37とし
て通知される。
【0023】通話料35については、従料制であり、1
0円で45秒間通話可能であるというように、所定金額
で通話できる時間(単位金額ごとの通話時間)で通知さ
れる場合の他に、所定時間ごとに課金される金額(単位
時間ごとの金額)で通知される場合もある。一方、情報
料36については、従料制の場合は通話料35と同様の
通知方法であるが、定額制の場合は1回の通話(通信)
ごとに課金される金額のみが通知される。
【0024】次に、図4を参照して、本発明の動作につ
いて説明する。図4は本発明の電話装置の動作として、
発信処理を示すフローチャートである。なお、発側電話
装置は、複数の回線事業者に加入しており、いくつかの
発信先については、それぞれ回線事業者別の料金情報が
記憶手段13(図1参照)すなわちRAM6内の料金テ
ーブルに登録されているものとする。
【0025】発信時には、まず、利用者によりキー部8
が操作されて発信先ダイヤル番号が入力される(ステッ
プ40)。これに応じて、制御手段14(制御部4)で
は、その発信先に対応して記憶手段13内の料金テーブ
ルに回線事業者別の料金情報が登録されているか否か検
査される(ステップ41)。
【0026】図6は料金テーブルの構成例を示す説明図
である。この場合、n個(nは2以上の整数)の回線事
業者に加入しており、m個(mは正整数)の発信先ごと
に、料金情報として通話料が登録されている。例えば、
発信先2については、回線事業者別料金情報として各回
線事業者1〜nをそれぞれ個別に利用した場合の通話料
21〜2nが登録されており、これら通話料を検出して
登録更新した日付1〜mが更新日として登録されてい
る。
【0027】さて、図4のステップ41において、入力
された発信先に対応する回線事業者別の料金情報が登録
されている場合は(ステップ41:YES)、その料金
情報とともに登録されている更新日が参照され、その料
金情報の登録から所定の有効期限を超過しているかどう
か判断される(ステップ42)。ここで、有効期限を超
過していない場合は(ステップ42:NO)、その回線
事業者別料金情報のうち、最も安価な料金を示す回線事
業者が選択される(ステップ43)。
【0028】なお、安価な料金の回線事業者を選択する
方法としては、例えば通話料の秒数と料金のベースが異
なる場合、所定の秒数あたりの料金あるいは所定料金あ
たりの秒数に変換して比較し、最も安価なものを選択す
る。そして、選択された回線事業者および発信先を指定
した呼設定データがISDN網に送出され、その回線事
業者を利用した発信先への発信が行われ(ステップ4
4)、一連の発信処理が終了する。
【0029】一方、ステップ41において、入力された
発信先に対応する回線事業者別の料金情報が登録されて
いない場合は(ステップ41:NO)、その発信先が記
憶手段13の料金テーブルに新規に登録され(ステップ
45)、その発信先に対応する回線事業者別料金情報を
検出する料金情報検出処理(ステップ46)が実行され
る。
【0030】図5は料金情報検出処理を示すフローチャ
ートである。ここでは、検出手段12により、まず料金
情報を更新していない未処理の回線事業者が選択され
(ステップ50)、その回線事業者および発信先を指定
した呼設定データをISDN網に送出することにより発
呼要求が行われる(ステップ51)。
【0031】その後、ISDN網から通知される料金デ
ータを受信手段11により受信され(ステップ52)、
その料金データの受信完了に応じて直ちに呼解放データ
などがISDN網に送出されて回線が切断解放され、通
話開始前に発信が中止される(ステップ53)。そし
て、図3に示したように、その料金データから通話料3
5を検出され(ステップ54)、図6に示した料金テー
ブルの対応する位置に格納される(ステップ55)。
【0032】次に、全ての回線事業者についてそれぞれ
通話料を検出したか否か判断し(ステップ56)、まだ
検出していない回線事業者が存在する場合は(ステップ
56:NO)、前述したステップ50に戻って処理が繰
り返される。また、全ての回線事業者についてそれぞれ
通話料を検出し終わった場合は(ステップ56:YE
S)、計時手段15から得たその日の日付情報をこれら
通話料を登録更新した更新日として記憶手段に格納し
(ステップ57)、一連の処理を終了する。
【0033】このようにして、発信先に対応する回線事
業者別料金情報が料金テーブルに登録されていない場合
は、図4のステップ46において、発信先に対応する回
線事業者別の料金情報が検出され、料金テーブルに新規
に登録される。そして、前述したステップ43に移行し
て、その回線事業者別料金情報のうち、最も安価な料金
を示す回線事業者が選択され、その回線事業者を利用し
た発信先への発信が行われる。
【0034】また、ステップ42において、発信先に対
応して料金テーブルに登録されている回線事業者別料金
情報が、その登録から所定の有効期限を超過している場
合は(ステップ42:YES)、前述したステップ46
に移行して、その発信先に対する回線事業者別料金情報
が新たに検出され、その回線事業者別料金情報のうち、
最も安価な料金を示す回線事業者が選択され、その回線
事業者を利用した発信先への発信が行われる。
【0035】このように、各回線事業者ごとに、回線事
業者および発信先を指定した呼設定データを送出し、そ
の後ISDN網から通知されるそれぞれの料金データか
ら回線事業者別の料金情報を検出し、これら実際の回線
事業者別料金情報に基づいて、その発信先への発信時に
利用する回線事業者を選択するようにしたので、従来の
ように、NCCなどからダウンロードした概算の料金情
報に基づいて回線事業者を選択する場合と比較して、精
度よく回線事業者を選択できる。
【0036】また、回線事業者別料金情報を取得する場
合に、回線事業者および発信先を指定する呼設定データ
を送出し、ISDN網から通知される料金データの受信
完了に応じて通話開始前に発信を中止するようにしたの
で、特別な料金を要することなく回線事業者別料金情報
を取得できる。
【0037】また、検出手段により検出した回線事業者
別料金情報を記憶手段に記憶しておき、発信時には記憶
手段に記憶されている回線事業者別料金情報に基づい
て、その発信先への発信時に利用する回線事業者を選択
するようにしたので、同一発信先への発信については、
料金情報を繰り返し利用でき、発信ごとに料金情報を取
得する必要がなくなり、料金情報の取得に要する時間を
短縮できる。
【0038】また、発信時にその発信先に対応する回線
事業者別料金情報が料金テーブルに記憶されているか否
か判断し、記憶されていない場合は、回線事業者別料金
情報を新たに検出するようにしたので、各発信先につい
て予め回線事業者別料金情報を設定しておく必要がな
く、利用者に対する負担を大幅に軽減できる。
【0039】また、各発信先に対応する回線事業者別料
金情報の有効期限をそれぞれ管理し、発信時にその発信
先に対応する回線事業者別料金情報の有効期限が過ぎて
いる場合は、検出手段により対応する発信先に関する回
線事業者別料金情報を新たに検出するようにしたので、
この有効期限を適切に設定することにより、回線事業者
別料金情報を発信ごとに検出する必要がなくなるととも
に、料金情報取得のための操作を必要とすることなく、
常に精度良く回線事業者を選択できる。
【0040】また、以上の説明では、所定の発信先に発
信する場合を例にして説明したが、発信時以外にも適用
できる。例えば、図1(b)に示すように、予め登録し
ておいた発信先ダイヤル番号を所定操作により読み出し
て発信する発信手段16、例えば短縮ダイヤル機能、電
話帳機能、あるいはワンタッチダイヤル機能などが電話
装置に設けられている場合がある。
【0041】このような場合は、これら機能で用いる発
信先ダイヤル番号を登録する際、制御手段14において
発信手段16による登録動作を検出し、検出手段12に
よりその発信先に対応する回線事業者別料金情報を検出
して記憶手段13の料金テーブルに格納しておくように
してもよい。これにより、その後これら機能を用いて発
信する場合は、新たに回線事業者別料金情報を取得する
必要がなくなり、円滑に運用できる。
【0042】なお、以上の説明において、回線事業者を
選択する基準として、通話料を用いた場合について説明
したが、これに限定されるものではない。例えば、図3
に示したように、ISDN網から事前通知される料金デ
ータには、通話料35の他に有料サービスにかかる情報
料36が存在する。したがって、通話料だけではなく情
報料も加味した料金情報を料金テーブルに登録すること
により、発信先が有料サービスである場合でも精度良く
安価な回線事業者をせんたくできる。
【0043】また、回線事業者別料金情報の取得方法と
して、1つの通話チャネルを用いてISDN網から料金
情報を取得する場合について説明したが、これに限定さ
れるものではない。例えば、複数の空き通話チャネルを
並列的に用いて料金情報を取得するようにしてもよく、
料金情報取得に要する時間を短縮できる。特に、ボタン
電話装置などのように複数のISDN回線を利用できる
場合には、これらISDN回線の空き通話チャネルを並
列的に利用しても良い。
【0044】なお、複数のISDN回線を利用できる場
合には、これらISDN回線の複数の空き通話チャネル
を用いて同一発信先に異なる回線事業者を指定して並列
的に発信し、それぞれISDN網から個別に通知された
料金情報を比較していずれかの回線事業者を選択して発
信を継続し、残りの回線事業者を利用した発信をすべて
中止するようにしてもよい。これにより、料金情報取得
に要する時間を大幅に短縮できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回線事
業者および発信先を指定した呼設定データを各回線事業
者ごとに個別に送出し、その後ISDN網から通知され
るそれぞれの料金データから回線事業者別料金情報を検
出し、これら回線事業者別料金情報に基づき、発信先へ
の発信時に利用する回線事業者を選択するようにしたも
のである。したがって、従来のように、NCCなどから
ダウンロードした概算の料金情報に基づいて回線事業者
を選択する場合と比較して、精度よく回線事業者を選択
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による電話装置のブロ
ック図である。
【図2】 ISDN網における料金事前通知サービスを
示す説明図である。
【図3】 ISDN網から通知される料金データを示す
フォーマット例である。
【図4】 発信処理を示すフローチャートである。
【図5】 料金情報検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】 料金テーブルの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…DSU、2…ドライバレシーバ、3…Iインタフェ
ース回路、4…制御部、5…ROM、6…RAM、7…
表示部、8…キー部、9…音源制御回路、10…通話回
路、11…受信手段、12…検出手段、13…記憶手
段、14…制御手段、15…計時手段、16…発信手
段、21…発側電話装置、22…着側電話装置、23…
ISDN網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲毛 隆行 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5K024 BB04 BB09 DD02 5K025 AA08 BB06 CC01 JJ02 JJ12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN網に接続され、各回線事業者ご
    との通話料や情報料に基づきいずれかの回線事業者を選
    択して発信する電話装置であって、 回線事業者および発信先を指定した呼設定データを送出
    し、その後ISDN網から通知される料金データを受信
    する受信手段と、 前記回線事業者を個別に指定し各回線事業者の料金デー
    タを受信手段により順次受信し、それぞれの料金データ
    から前記発信先との通話に要する料金情報が安価なもの
    を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記発信先に対応する回
    線事業者別料金情報に基づき、前記発信先への発信時に
    利用する回線事業者を選択する制御手段とを備えること
    を特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話装置において、 受信手段は、 回線事業者および発信先を指定する呼設定データを送出
    し、ISDN網から通知される料金データの受信完了に
    応じて通話開始前に発信を中止することを特徴とする電
    話装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電話装置において、 検出手段によりそれぞれ検出された回線事業者別料金情
    報をその発信先に対応して記憶する記憶手段を備え、 制御手段は、 この記憶手段に記憶されている前記発信先に対応する回
    線事業者別料金情報に基づき、前記発信先への発信時に
    利用する回線事業者を選択することを特徴とする電話装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電話装置において、 制御手段は、 発信時にその発信先に対応する回線事業者別料金情報が
    記憶手段に記憶されているか否か判断し、 記憶されていない場合は、検出手段により回線事業者別
    料金情報を新たに検出し、得られた回線事業者別料金情
    報に基づき前記発信先への発信時に利用する回線事業者
    を選択することを特徴とする電話装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電話装置において、 制御手段は、 記憶手段に記憶されている各発信先に対応する回線事業
    者別料金情報の有効期限をそれぞれ管理し、 発信時にその発信先に対応する回線事業者別料金情報の
    有効期限が過ぎている場合は、検出手段により対応する
    発信先に関する回線事業者別料金情報を新たに検出し、
    得られた回線事業者別料金情報に基づき前記発信先への
    発信時に利用する回線事業者を選択することを特徴とす
    る電話装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の電話装置において、 予め登録しておいた発信先ダイヤル番号を所定操作によ
    り読み出して発信する発信手段を備え、 制御手段は、 この発信手段で用いる発信先ダイヤル番号を登録する
    際、検出手段によりその発信先に対応する回線事業者別
    料金情報を検出して記憶手段に格納することを特徴とす
    る電話装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電話装置において、 検出手段は、 複数の通話チャネルを並列的に用いて異なる回線事業者
    の料金情報を検出することを特徴とする電話装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147801A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末装置及びプログラム

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