JPH0993326A - 電話回線の選択信号形式自動切替方法 - Google Patents

電話回線の選択信号形式自動切替方法

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JPH0993326A
JPH0993326A JP24892195A JP24892195A JPH0993326A JP H0993326 A JPH0993326 A JP H0993326A JP 24892195 A JP24892195 A JP 24892195A JP 24892195 A JP24892195 A JP 24892195A JP H0993326 A JPH0993326 A JP H0993326A
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dial
dialed
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JP24892195A
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Hiroaki Takahashi
宏彰 高橋
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手先電話番号をダイヤルパルス信号形式で
送信した後、それ以降にダイヤルされる付加ダイヤルを
多周波信号形式による送信に自動的に切替えること。 【構成】 電話番号送信要求が発生すると、あらかじめ
登録されている相手先電話番号をダイヤルパルス信号形
式で交換機に送信し、送信が終了したことを検出したな
らば、以降にダイヤルされる付加ダイヤルが多周波信号
形式で送信されように、選択信号形式を多周波信号形式
に自動的に切替える。または、ダイヤルされた相手先電
話番号の桁数を判定し、桁数分のダイヤル操作が完了し
たことを検出したならば、自動的に選択信号形式を多周
波信号形式に切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤルパルス信号形
式の電話回線を使用して通信を行なう電話機あるいは携
帯情報機器といった各種の端末装置から相手先電話番号
をダイヤルパルス信号形式で送信した後、それ以降にダ
イヤルされる付加ダイヤルを多周波信号形式で送信する
場合に用いる電話回線の選択信号自動切替方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気通信事業者と契約する加入電話回線
には、多周波信号(PB)形式と、ダイヤルパルス信号
(DP)形式という選択信号形式があり、電気通信事業
者と加入者の電話機との間は、予め契約された選択信号
形式で信号を送受する必要がある。
【0003】しかしながら、例えば追加ダイヤル形式の
ダイヤルイン機能を有する構内交換機に外線から着信
し、その後で内線番号をダイヤルインする場合には、発
信加入者の電話機と着信構内交換機間における電気通信
事業者が提供する通話路が、ダイヤルパルス信号を伝送
するには不適当であるため、追加ダイヤルである内線番
号は多周波信号によって発信加入者の電話機から送信す
る必要がある。
【0004】従来、ダイヤルパルス信号形式で電気通信
事業者と契約を行っている加入者が追加ダイヤルを多周
波信号形式で送信する場合には、選択信号形式を切替え
られる機能を有する電話機を使用し、相手の応答を確認
した後に、手動で選択信号形式を多周波信号形式に切替
えて追加ダイヤルする方法が一般的である。
【0005】しかしながら、選択信号形式を手動で切替
える方法では、追加ダイヤル送信前に実施すべき多周波
信号形式への切替える操作を忘れてしまい、追加ダイヤ
ルを必要とするサービスが受けられなくなったり、ある
いは多周波信号形式に切替えたまま通話を終了してしま
うと、次に電話を掛けようとした時に、ダイヤル信号が
電気通信事業者と契約したダイヤルパルス信号形式では
なく多周波信号形式で送信されてしまい、電気通信事業
者との正常な接続ができないといった問題が発生する。
【0006】そこで、追加ダイヤルの選択信号形式を自
動で切替える方法の公知例として、特開平2−2069
49号公報(電話機のダイヤル信号種別切替装置)に開
示された方法が提案されている。
【0007】図13は、その動作シーケンスの概要を示
すものであり、交換機122からの呼出し音に対して被
呼者121がフックアップして応答すると(ステップ1
1101)、交換機122から発呼者123側の電話回
線へ供給されている直流電圧の極性が反転される(ステ
ップ1102)。この極性反転を発信電話機で検出して
選択信号形式の自動切替が行われる(ステップ110
3)。この極性反転後に発呼者123がダイヤルボタン
操作を行うと(ステップ1104)、そのダイヤルボタ
ン操作によるダイヤル信号は多周波信号(PB)形式に
より被呼者121側へ送信される(ステップ110
5)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された選択信号形式切替方法にあっては、交換
機122側からの直流電圧の極性反転が行われない着信
課金サービスを利用した通話形態、すなわち例えば電気
通信事業者が提供する着信課金サービスを利用して発呼
側に課金を行わないフリーダイヤルサービス等の通話形
態では、直流電圧の極性反転が行われないため、選択信
号形式をダイヤルパルス信号形式から多周波信号形式に
自動的に切替える契機が得られず、依然として、手動で
選択信号形式を切替えなければユーザ個別のサービスが
受けられないという問題がある。
【0009】本発明の目的は、被呼者応答時に交換機側
から供給される直流電圧の極性反転が行われない場合で
あっても、追加ダイヤル送信時の選択信号形式を自動的
に多周波信号形式に切替えることができる電話回線の選
択信号自動切替方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電話回線の
選択信号形式を設定する設定手段と、ダイヤルされた数
字全てを一旦蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積
されたダイヤル数字を前記設定手段に設定された選択信
号形式で送信する選択信号切替手段とを備えた電話回線
に接続された端末装置にいて、前記蓄積手段に蓄積され
たダイヤル数字の送信が完了したか否かを検出し、送信
完了ならば、前記選択信号切替手段に対して選択信号形
式を多周波信号形式に切替える通知を行い、以降にダイ
ヤルされる付加ダイヤルを多周波信号形式で送信させ、
電話回線切断時により選択信号形式を前記設定手段に予
め設定されている選択信号形式に戻すことにより、達成
することができる。
【0011】または、ダイヤル操作されたダイヤル数字
を分析し、相手先電話番号の桁数を判定した後、その判
定した桁数分のダイヤル操作が完了したか否かを判定
し、完了したならば、前記選択信号切替手段に対して選
択信号形式を多周波信号形式に切替える通知を行い、以
降にダイヤルされる付加ダイヤルを多周波信号形式で送
信させ、電話回線切断により選択信号形式を前記設定手
段に予め設定されている選択信号形式に戻すことによ
り、達成することができる。
【0012】または、ダイヤル操作時間間隔を監視し、
一定時間ダイヤル操作がされないことを検出したなら
ば、前記選択信号切替手段に対して選択信号形式を多周
波信号形式に切替える通知を行い、以降にダイヤルされ
る付加ダイヤルを多周波信号形式で送信させ、電話回線
切断により選択信号形式を前記設定手段に予め設定され
ている選択信号形式に戻すことにより、達成することが
できる。
【0013】
【作用】本発明によれば、相手先電話番号の送信が完了
したか否かを、予め蓄積した相手先電話番号の送出完
了、または桁数、あるいはダイヤル操作時間間隔によっ
て判断し、自動的にダイヤルパルス信号形式から多周波
信号形式に切替える。
【0014】このため、被呼者応答時に交換機から発呼
者側の電話回線へ供給される直流電圧の極性反転が行わ
れないような着信課金サービスを利用した通話形態であ
っても、相手先電話番号の交換機への送信完了を自動的
に判断し、それ以降にダイヤル操作されるダイヤル信号
を、自動的にダイヤルパルス信号形式から多周波信号形
式に切替えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、本発明の理解に直接関係のない電話機の他の機
能は、ブロック図への記述および説明を省略する。
【0017】図1において、101は電話機、102は
ユーザからの入力操作を解析する入力操作解析部であ
る。
【0018】この入力操作解析部102は、ユーザの信
号種別(PB形式、DP形式)の設定操作を受け付けて
信号の種別を設定する信号種別設定部103、オンフッ
ク操作を検出するオンフック検出部104、ダイヤル操
作を検出するダイヤル操作検出部105、ダイヤル数字
の送信操作を検出するダイヤル数字送信操作検出部10
6とから構成されている。
【0019】107は信号種別設定部103で設定され
た信号種別を記憶する信号種別記憶部、108はダイヤ
ル数字を記憶するダイヤル数字記憶部、109はダイヤ
ル数字送信操作を記憶するダイヤル数字送信操作記憶
部、110はDP信号とPB信号を切替える選択信号形
式切替部、111は選択信号形式切替部110によって
選択された信号によってダイヤル数字を送信するダイヤ
ル数字送信部である。
【0020】このダイヤル数字送信部111は、DP信
号送信部112とPB信号送信部113とから構成され
る。
【0021】10は電気通信事業者と契約される選択信
号形式であるDP/PBの信号種別の設定を行う信号種
別設定操作、20はオンフック操作、30はダイヤル操
作、40はダイヤル数字送信操作を示している。
【0022】図1を用いて本発明の一実施例の処理の概
略を説明する。
【0023】ユーザによる信号種別設定操作10によっ
てDP信号形式が指定されると、信号種別設定部103
でそれを設定し、かつ信号種別記憶部107に記憶する
と共に、選択信号形式切替部110に通知する。
【0024】次に、ユーザがダイヤル操作30を行う
と、ダイヤル操作検出部105がそれを検出し、ダイヤ
ル操作された数字を順次ダイヤル数字記憶部108に記
憶させる。その後、ダイヤル数字送信操作40が行われ
ると、その操作をダイヤル数字送信操作検出部106が
検出し、ダイヤル数字記憶部108に記憶されているダ
イヤル数字を選択信号形式切替部110を通してダイヤ
ル数字送信部111に入力する。
【0025】ダイヤル数字送信部111への入力が完了
すると、ダイヤル数字送信操作検出部106がダイヤル
数字送信操作記憶部109に「操作済み」を記憶させ、
選択信号形式切替部110に信号形式を「PB信号」に
切替えるように通知する。
【0026】この通知に従い、選択信号形式切替部11
0は信号形式を「PB信号」に切替える。
【0027】ユーザが通話を終了し、オンフック操作2
0を行うと、それをオンフック検出部104が検出し、
信号種別記憶部107に記憶されている信号種別を抽出
し、選択信号形式切替部110に通知する。
【0028】この通知に従い、選択信号形式切替部11
0は信号種別を「DP信号」に戻す。
【0029】次に、信号種別設定部103の処理を図2
に示すフローチャートにより説明する。
【0030】信号種別設定部103の処理は、入力され
た信号種別で処理を分岐し(ステップ201)、DP信
号の場合には信号種別記憶部107に「DP信号」であ
ることを記憶し(ステップ202)、さらに選択信号形
式切替部110に「DP信号」である旨を通知する(ス
テップ203)。
【0031】PB信号の場合には信号種別記憶部107
に「PB信号」であることを記憶し(ステップ20
4)、さらに選択信号形式切替部110に「PB信号」
である旨を通知する(ステップ205)。
【0032】本実施例における相手先電話番号は、オフ
フック操作後のダイヤル操作30により電話機101に
一旦蓄積された後、ダイヤル数字送信操作40が実施さ
れたときに、蓄積されているダイヤル数字を交換機に送
信する方法をとっている。
【0033】次に、ダイヤル操作検出部105の処理を
図3に示すフローチャートにより説明する。
【0034】ダイヤル操作30をダイヤル操作検出部1
05で検出すると、ダイヤル数字送信操作記憶部109
から操作状況を抽出し(ステップ301)、抽出された
操作状況で処理を分岐する(ステップ302)。相手先
電話番号が全て入力されるまではダイヤル数字送信操作
104が行われないため、抽出された操作状況は「未操
作」として判定され、ダイヤル数字記憶部108にダイ
ヤル操作されたダイヤル数字が記憶される(ステップ3
03)。
【0035】ダイヤル数字送信操作記憶部109に「操
作済」が記憶されていた場合、「操作済」として判定さ
れ、ダイヤルされた数字はそのまま選択信号形式切替部
110を通してダイヤル数字送信部111に入力され、
ダイヤル数字送信要求となる(ステップ304)。
【0036】この時点では、既に選択信号形式は「PB
信号」に切替えられているため、PB信号送信部113
によってPB信号形式でのダイヤル信号送信が行われ
る。従って、ダイヤル数字送信操作40以降のダイヤル
操作30に伴うダイヤル数字は、多周波信号形式によっ
て送信されることになる。
【0037】この後、通話終了によりオンフック操作2
0が実施されると、それをオンフック検出部104で検
出し、回線断となる。
【0038】次に、ダイヤル数字送信操作検出部106
の処理を図4に示すフローチャートにより説明する。
【0039】相手先電話番号の必要桁数のダイヤル操作
30が全て完了すると、ダイヤル数字送信操作40が行
われる。この操作40はダイヤル数字送信操作検出部1
06で検出される。
【0040】ダイヤル数字送信操作検出部106では、
ダイヤル数字記憶部108に記憶されているダイヤル数
字を抽出し(ステップ401)、抽出されたダイヤル数
字を1数字ずつ、選択信号形式切替部110を通してダ
イヤル数字送信部111に入力し、ダイヤル数字の送信
を要求する(ステップ402)。
【0041】選択信号形式切替部110では、信号種別
設定操作10でダイヤルパルス信号形式の設定操作がな
され、「DP信号」が設定されているため、ダイヤル数
字送信操作検出部106から通知されるダイヤル数字は
DP信号送信部112で処理され、交換機に対してはD
P信号形式でダイヤル数字114が送信される。
【0042】ダイヤル数字記憶部108に記憶されてい
るダイヤル数字のすべての送信が完了すると、ダイヤル
数字送信操作検出部106はダイヤル数字送信操作記憶
部109に「操作済」を記憶させ(ステップ403)、
これ以降にダイヤル操作される数字が多周波信号形式で
送信されるように、選択信号形式切替部110に「PB
信号」を通知する(ステップ404)。
【0043】次に、オンフック検出部104の処理を図
5に示すフローチャートにより説明する。
【0044】オンフック検出部104では、信号種別設
定操作10の時に信号種別記憶部107に記憶されてい
る信号種別を抽出し、選択信号形式切替部110へ通知
し(ステップ501)、ダイヤル数字送信操作記憶部1
09に「未操作」を設定する(ステップ502)。これ
により、オフフック以降のダイヤル操作30によりダイ
ヤルされる相手先電話番号は再びダイヤルパルス信号形
式により送信されることになる。
【0045】なお、図1の例では、相手先電話番号のダ
イヤル操作30が完了してダイヤル数字送信操作40が
行われると、ダイヤル数字記憶部108に記憶されてい
るダイヤル数字を送信する場合を説明したが、短縮ダイ
ヤル番号と相手先電話番号とが1対1に対応付けられた
複数の相手先電話番号を予めダイヤル数字記憶部108
に記憶させておき、短縮ダイヤル操作時に指定された短
縮ダイヤル番号から相手先電話番号をダイヤル数字記憶
部108から抽出し、ダイヤル数字を送信する方法を行
うこともできる。
【0046】この場合、短縮ダイヤル操作が図1のダイ
ヤル数字送信操作40に該当する。
【0047】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0048】図6は、本発明の第2の実施例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分は同一符号で表わし、そ
の説明は省略する。
【0049】図6において、50はオンフック・オフフ
ック操作、60はユーザが市内局番桁数を登録する桁数
登録操作である。
【0050】601はオンフック・オフフック操作50
を検出するオンフック・オフフック検出部、602はユ
ーザからの桁数登録操作60を受付ける桁数登録部60
2、603はダイヤルされる数字から桁数を判定する桁
数判定部、604はダイヤルされる数字から桁数を判定
するために使用する桁数判定情報、605はダイヤル操
作を行う間隔を検出する桁間タイミング検出部、606
はダイヤル操作を行う間隔である桁間タイミングであ
る。
【0051】この第2の実施例は、ダイヤル操作30に
より電話機101に入力されたダイヤル数字は、図1の
実施例で示したような蓄積は行わず、1操作毎にダイヤ
ル数字送信部111から交換機へ送信される。それと同
時に、ダイヤルされた相手先電話番号を分析し、相手先
電話番号のすべての桁数のダイヤル操作が完了した時
点、もしくは桁数が確定できない場合にはダイヤル操作
の間隔を監視し、一定時間以上ダイヤル操作が無い場合
には、相手先電話番号のダイヤル操作が完了したものと
見做し、それ以降にダイヤル操作30されるダイヤル数
字については多周波信号形式で送信されるように自動的
に選択信号形式の切替を行なう点に特徴がある。
【0052】相手先電話番号は、通信事業者が定める番
号体系に従い、利用するサービス、利用する通信事業
者、あるいは着信先が市内か市外かによってダイヤル番
号の桁数が異なってくる。本実施例では、現在の日本で
一般的に使用されている電話番号体系である“0”で始
まる市外局番と、1桁ないし4桁の市内局番と、4桁の
加入者固有番号から構成される場合を例にとって説明す
る。
【0053】ここで、市外局番は全国一律に同一の番号
が割り当てられ、桁数も一意に定まるのが一般的である
が、市内局番に関しては地域により割り当てられる桁数
が異なる。
【0054】そこで、この第2の実施例では、使用する
電話回線を収容する交換機(地域)の市内局番桁数を外
部から入力するための機能を実現する桁数登録部602
を有している。桁数登録方法の詳細は記述しないが、特
殊なダイヤル操作として例えば“*3*”とダイヤル操
作された場合、“*”の間にダイヤル操作された数字
(上記例では“3”)を市内局番桁数と判断する方法を
とってもよいし、あるいは電話機に桁数登録用のスイッ
チを設け、そのスイッチ操作により桁数を入力する方法
をとってもよい。
【0055】図7に、ダイヤルされる数字から桁数を判
断するために使用する桁数判定情報604の構成を示
す。
【0056】第1数字桁数決定テーブル701は、第1
数字702で索引され、第1数字702のみで相手先電
話番号の桁数が決定可能な場合、その桁数を記憶するテ
ーブルである。
【0057】第1数字が“0”の場合、それが市外番号
なのか国際番号なのかあるいは通信事業者の指定なのか
は第2数字以降のダイヤル操作が行われるまでは判断で
きないため、第1数字のみでの桁数決定ができない事を
示している。
【0058】また、第1数字が“1”の場合、特殊サー
ビスを表わす番号(例えば、電話番号案内サービスの
「104」)として3桁で相手先電話番号が決定される
ことを示している。
【0059】また、第1数字が“2”〜“9”の場合、
7桁で相手先電話番号が決定されることを示している。
【0060】ここで第1数字が“2”〜“9”で始まる
相手先電話番号は市内番号であると判断され、前述した
ように市内局番桁数が地域により異なるため、桁数登録
部602により入力される市内局番桁数をもとに桁数登
録部602で第1数字桁数決定テーブルの“2”〜
“9”のエリアに桁数決定として、該当する桁数が事前
に設定されている。
【0061】第2数字桁数決定テーブル706は、第2
数字707で索引され、第2数字707で相手先電話番
号の桁数が決定可能な場合、その桁数を記憶するテーブ
ルである。
【0062】第2数字が“0”の場合、それが国際番号
なのかあるいは通信事業者の指定なのかは判断できない
ため、第2数字での桁数決定ができない事を示してい
る。
【0063】また第2数字が“1”〜“9”の場合、桁
数が決定され、それぞれの相手先電話番号の桁数がテー
ブルに格納されている。
【0064】本実施例では第2数字までの展開テーブル
のみを有する例を取り上げているが、第1数字桁数決定
テーブル701あるいは第2数字桁数決定テーブル70
6と同様のテーブル構成で第3数字、第4数字等で索引
される桁数決定テーブルを用いてもよい。
【0065】尚、本実施例では第1数字及び第2数字が
ともに“0”の場合、桁数が決定できない事を示してお
り、この場合はダイヤル操作の間隔を桁間タイミング6
06として桁間タイミング検出部605で時間監視し、
一定時間以上次のダイヤル操作30がなされない場合に
は、相手先電話番号のダイヤル操作が完了したとみなす
方法をとっている。
【0066】以下、第2の実施例を操作手順にしたがっ
て詳細に説明する。
【0067】まず、信号種別設定操作10では第1の実
施例と同じ処理がなされる。
【0068】次に、前述した桁数登録操作60により、
電話機101が接続される交換機(地域)の市内局番桁
数が投入され、第1数字桁数決定テーブル701の第1
数字702が“2”〜“9”までの該当エリアに桁数の
設定が行われる。
【0069】図8は、オンフック・オフフック検出部6
01の処理の流れを示すフローチャートである。
【0070】まず、オンフック・オフフック検出部60
1は、電話機101の利用者の操作がオンフックかオフ
フックかを判定し(ステップ801)、オンフック操作
を検出すると、信号種別記憶部107に記憶されている
信号種別を抽出して選択信号形式切替部110に通知し
(ステップ802)、自動的にそれ以降のダイヤル操作
が再びダイヤルパルス信号形式で送信されるように選択
信号形式切替部110を制御する。
【0071】逆に、オフフック操作を検出すると、桁数
判定情報604の受信桁数テーブル710と、決定桁数
テーブル711に初期値“0”を設定し、切替済表示7
12に“未切替”を設定する(ステップ803)。
【0072】次に、ダイヤル操作検出部103の処理を
図9に示すフローチャートにより説明する。
【0073】まず、ダイヤル操作検出部103はダイヤ
ル操作30を検出すると、ダイヤルされた数字を選択信
号形式切替部110を通してダイヤル数字送信部111
に入力し、ダイヤル数字の送信を要求する(ステップ9
01)。また、ダイヤルされた数字を桁数判定部603
に通知する(ステップ902)。
【0074】次に、桁数判定部603の処理を図10〜
図12に示すフローチャートにより説明する。
【0075】まず、桁数判定部603は、切替済表示7
12の判定を行い(ステップ1001)、未切替であれ
ば、受信桁数テーブル710に“1”加算した後(ステ
ップ1002)、受信桁数テーブル710が“1”か否
かを判定する(ステップ1003)。
【0076】受信桁数テーブル710が“1”の場合
は、第1数字受信という事で第1数字桁数決定テーブル
701を入力された数字で索引し、桁数決定可能か否か
を判定する(ステップ1004)。第1数字で桁数が決
定可能な場合は、第1数字桁数決定テーブル701から
桁数を抽出して決定桁数テーブル711に設定する(ス
テップ1005)。
【0077】しかし、桁数が決定できない場合は、桁数
判定部603の処理を終了し、第2数字の入力を待つ。
【0078】次に、ダイヤル操作30により第2数字が
ダイヤルされると、桁数判定部603の受信桁数判定処
理(ステップ1003)で第1数字以外の処理が選択さ
れ、受信桁数テーブル710が“2”か判定し(ステッ
プ1006)、“2”の時は第2数字受信という事で第
2数字桁数決定テーブル706を入力された数字で索引
し、桁数決定可能か否かを判定する(ステップ100
7)。
【0079】第2数字で桁数が決定可能な場合は、第2
数字桁数決定テーブル706から桁数を抽出して決定桁
数テーブル711に設定する(ステップ1008)。
【0080】しかし、桁数が決定できない場合は、桁間
タイミング検出部605にタイミング取得を要求する
(ステップ1009)。
【0081】次に、ダイヤル操作30により第3数字が
ダイヤルされると、桁数判定部603の受信桁数判定処
理(ステップ1008)で第2数字以外の処理が選択さ
れ、桁数決定テーブル711が“0”か判定する(ステ
ップ1010)。
【0082】桁数決定テーブル711が“0”でない場
合は、第1数字もしくは第2数字で桁数が決定されてい
るため、受信桁数テーブル710が決定桁数テーブル7
11と一致するかを判定し(ステップ1011)、一致
する場合は、相手先電話番号のダイヤル操作が完了した
ものと判断して選択信号形式切替部110に「PB信
号」形式に切替るように通知し(ステップ1012)、
また切替済表示712に「切替済」を設定する(ステッ
プ1013)。
【0083】これにより、以降にダイヤルされる数字は
ダイヤル操作検出部103のダイヤル数字送信要求(ス
テップ901)の後に実施されるステップ902の桁数
判定部603の処理において、ステップ1001の切替
済表示712の判定処理で切替済の処理が選択され、処
理終了となる。
【0084】なお、ステップ1011の判定処理で受信
桁数テーブル710と決定桁数テーブル711とが不一
致の場合は、相手先電話番号のダイヤル操作途中である
ため、処理を終了して次のダイヤル操作を待つ。
【0085】また、ステップ1010の決定桁数テーブ
ル711の判定処理において「未決定」の場合は、相手
先電話番号の桁数が第1数字及び第2数字で決定できな
かった場合であり、桁間タイミング検出部605にタイ
ミング取得を要求し(ステップ1014)、ダイヤル操
作の間隔を時間監視することで相手先電話番号の操作完
了を監視する。
【0086】桁間タイミング検出部605では、要求が
あるたびに桁間タイミング606をクリアし、定期的に
一定時間が経過したか否かを監視し、一定時間が経過し
た場合、選択信号形式切替部110に「PB信号」形式
に切替えるように通知する。これにより、それ以降のダ
イヤル操作によるダイヤル数字は多周波信号形式で送信
されるようになる。
【0087】従って、以上のような構成の電話機を設置
しておくことにより、フリーダイヤル等の着信課金サー
ビスを利用する場合に、選択信号形式をユーザが切替え
る必要がなくなり、着信課金サービスによる通信を円滑
に行うことが可能になる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による選択信号形式自動切替方法によれば、被呼者応答
時に交換機から発呼者側の電話回線へ供給される直流電
圧の極性反転が行われない通話形態であっても、相手先
電話番号の交換機への送信完了を判断し、それ以降にダ
イヤル操作されるダイヤル数字の送信を自動的にダイヤ
ルパルス信号形式から多周波信号形式に切替えることが
できる。
【0089】従って、フリーダイヤル等の着信課金サー
ビスを利用する場合に、選択信号形式をユーザが切替る
必要がなくなり、着信課金サービスによる通信を円滑に
行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電話機のブロック
図である。
【図2】図1の実施例における信号種別設定部の処理を
示すフローチャートである。
【図3】図1の実施例におけるオンフック検出部の処理
を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施例におけるダイヤル操作検出部の処
理を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施例におけるダイヤル数字送信操作検
出部の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例を示す電話機のブロック
図である。
【図7】図6の実施例における桁数判定情報のデータ構
成を示す図である。
【図8】図6の実施例におけるオンフック・オフフック
検出部の処理を示すフローチャートである。
【図9】図6の実施例におけるダイヤル操作検出部の処
理を示すフローチャートである。
【図10】図6の実施例における桁数判定部の処理を示
すフローチャートである。
【図11】図10の続きを示すフローチャートである。
【図12】図11の続きを示すフローチャートである。
【図13】従来のダイヤル信号種別切替装置の動作を示
すシーケンス図である。
【符号の説明】
103…信号種別設定部、105…ダイヤル操作検出
部、107…信号種別記憶部、109…ダイヤル数字送
信操作記憶部、110…選択信号形式切替部、111…
ダイヤル数字送信部、112…DP信号送信部、113
…PB信号送信部、602…桁数登録部、603…桁数
判定部、604…桁数判定情報、605…桁間タイミン
グ検出部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線の選択信号形式を設定する設定
    手段と、ダイヤルされた数字全てを一旦蓄積する蓄積手
    段と、この蓄積手段に蓄積されたダイヤル数字を前記設
    定手段に設定された選択信号形式で送信する選択信号切
    替手段とを備えた電話回線に接続された端末装置におけ
    る選択信号形式自動切替方法であって、 前記蓄積手段
    に蓄積されたダイヤル数字の送信が完了したか否かを検
    出し、送信完了ならば、前記選択信号切替手段に対して
    選択信号形式を多周波信号形式に切替える通知を行い、
    以降にダイヤルされる付加ダイヤルを多周波信号形式で
    送信させ、電話回線切断時により選択信号形式を前記設
    定手段に予め設定されている選択信号形式に戻すことを
    特徴とする電話回線の選択信号形式自動切替方法。
  2. 【請求項2】 電話回線の選択信号形式を設定する設定
    手段と、ダイヤルされた数字を前記設定手段に予め設定
    されている選択信号形式で送信する選択信号形式切替手
    段とを有する電話回線に接続された端末装置における選
    択信号形式自動切替方法であって、 ダイヤル操作されたダイヤル数字を分析し、相手先電話
    番号の桁数を判定した後、その判定した桁数分のダイヤ
    ル操作が完了したか否かを判定し、完了したならば、前
    記選択信号切替手段に対して選択信号形式を多周波信号
    形式に切替える通知を行い、以降にダイヤルされる付加
    ダイヤルを多周波信号形式で送信させ、電話回線切断に
    より選択信号形式を前記設定手段に予め設定されている
    選択信号形式に戻すことを特徴とする電話回線の選択信
    号方式自動切替方法。
  3. 【請求項3】 電話回線の選択信号形式を設定する設定
    手段と、ダイヤルされた数字を前記設定手段に予め設定
    されている選択信号形式で送信する選択信号形式切替手
    段とを有する電話回線に接続された端末装置における選
    択信号形式自動切替方法であって、 ダイヤル操作時間間隔を監視し、一定時間ダイヤル操作
    がされないことを検出したならば、前記選択信号切替手
    段に対して選択信号形式を多周波信号形式に切替える通
    知を行い、以降にダイヤルされる付加ダイヤルを多周波
    信号形式で送信させ、電話回線切断により選択信号形式
    を前記設定手段に予め設定されている選択信号形式に戻
    すことを特徴とする電話回線の選択信号方式自動切替方
    法。
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