JP2000224049A - 誤り検出装置およびその方法 - Google Patents

誤り検出装置およびその方法

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JP2000224049A
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哲也 田村
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    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
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    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/40Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets
    • E02F3/402Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets with means for facilitating the loading thereof, e.g. conveyors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い処理時間で誤訂正を検出し、誤り訂正を
行う。 【解決手段】 本発明の誤り訂正装置は、DVD等のよ
うに、EDCとECCとが付加されたECCブロックに
対する誤り検出を行う。誤り訂正装置は、EDC1行分
と、この行のパリティPIとに対し、順次、誤りを検出
し、その大きさを算出する。さらに、EDCブロックの
各行の一定位置に一定の大きさの誤りが生じている場合
のEDCシンドロームを初期値とし、誤りの値に応じて
初期値を順次、修正する。さらに、EDCブロック全体
のEDCシンドロームを算出し、EDCブロックに含ま
れる全ての行について、誤りを検出し、その誤りの大き
さを算出すると、算出されたEDCシンドロームと、E
DCシンドローム修正手段が修正したEDCシンドロー
ムとを比較し、一致していない場合に誤りを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DVD等の記録媒体か
らデータを再生するために用いられる誤り検出装置およ
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、DVDにおいては、データは、
誤り訂正符号(ECC)を付加されて記録され、DVD
から読み出したデータは、ECCブロックと呼ばれる単
位ごとに誤り訂正処理される。例えば、特開平7−23
0388号公報、特開平5−315974号公報および
特開平7−50595号公報は、記録媒体等から得られ
たデータに対して、誤り訂正を行う装置・方法を開示す
る。
【0003】例えば、DVDからデータを読み出す場
合、バーストエラーに関して規格化されている誤り訂正
能力を実現するためには、データに付加された誤り訂正
符号を、その能力の限界まで用いて誤り訂正処理を行わ
なければならない。誤り訂正符号を、能力の限界まで用
いて誤り訂正処理を行うと、誤訂正の発生確率が高くな
るので、誤訂正の発生を検出する必要がある。
【0004】この誤訂正の検出のためには、EDCと呼
ばれる方法が用いられる。このEDCの処理は、従来、
誤り訂正処理が完了した後に、ECCブロックをバッフ
ァから読み出して、スクランブルの解除、EDCの値の
計算、読み込まれたEDCと計算されたEDCとの値の
比較、および、誤訂正の判定という手順で行われてき
た。この手順でEDC処理を行うと、ECCブロックを
バッファから読み出さなければならない等、処理のオー
バーヘッドが大きく、処理時間が長くなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、処理にお
けるオーバーヘッドが少なく、短い処理時間で誤訂正を
検出し、誤り訂正を行うことができる誤り検出装置およ
びその方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】[誤り検出装置]上記目
的を達成するために、本発明にかかる誤り検出装置は、
誤り訂正の対象となるECCブロックに生じた誤りを検
出する誤り検出装置であって、前記ECCブロックは、
それぞれ誤り検出符号(EDC)が付加された1つ以上
のEDCブロックに対して、誤り訂正符号(ECC)が
付加されることにより生成され、前記ECCブロックに
含まれ、それぞれ前記ECCを含むデータ系列それぞれ
に対して、データ系列それぞれに含まれる前記ECCを
用いて誤りの値を算出する誤り値算出手段と、前記デー
タ系列の誤りの値が算出されるたびに、算出された誤り
の値に応じて前記EDCのシンドロームの値を修正する
EDCシンドローム修正手段と、修正された前記EDC
のシンドロームに基づいて、前記EDCブロックにおけ
る誤の発生を検出する誤り検出手段とを有する。
【0007】好適には、前記EDCブロックは、1つ以
上の行と1つ以上の列から構成され、前記誤り訂正符号
は、前記EDCブロックの行または列それぞれに対して
付加され、前記データ系列は、それぞれ前記EDCブロ
ックの1行または1列、および、およびこのEDCブロ
ックの1行または1列に対して付加されたECCとを含
み、前記誤り値算出手段は、前記データ系列を1つずつ
処理して誤りの値を算出し、前記EDCシンドローム修
正手段は、所定のEDCシンドロームの初期値を、前記
誤りの値が算出されるたびに、順次、修正し、前記誤り
検出手段は、1つの前記EDCブロックに対応するデー
タ系列に対する誤りの値の算出が終わるたびに、前記修
正されたEDCシンドロームに基づいて、当該EDCブ
ロックにおける誤りの発生を検出する。
【0008】好適には、前記EDCシンドローム修正手
段は、前記データ系列それぞれの一定の位置に一定の誤
りが生じている場合のEDCシンドロームを前記初期値
とし、算出された前記誤りの値に応じて、前記初期値を
順次、修正する。
【0009】好適には、前記EDCブロックそれぞれの
EDCを算出するEDC算出手段を有し、前記誤り検出
手段は、1つの前記EDCブロックに対応するデータ系
列に対する誤りの値の算出が終了するたびに、前記算出
されたEDCと、修正された前記EDCシンドロームと
を比較して、当該EDCブロックにおける誤りの発生を
検出する。
【0010】[誤り訂正装置の作用]本発明にかかる誤
り訂正装置は、例えば、DVDに記録されるデータブロ
ックのように、まず、誤り検出に用いられるEDCが付
加された複数のEDCブロックに対して、さらに、2種
類のパリティPI,PO(積符号;ECC)を付加した
ECCブロックに対する誤り検出に用いられる。以下、
EDCが、EDCブロックの所定の位置に、パリティP
Iと同じ行方向に付加される場合を例として説明する。
【0011】[誤り値算出手段]誤り値算出手段は、E
CCブロックから、EDC1行分と、この行に付加され
たパリティPIとを含むデータ系列を、順次、取り出
し、取り出したデータ系列それぞれに対して、パリティ
PI用いて、EDCブロック1行分に対して誤りの検出
処理および誤りの大きさ(誤り値)の算出処理を行う。
【0012】[EDCシンドローム修正手段]EDCシ
ンドローム修正手段は、まず、EDCブロックの各行の
一定の位置に一定の大きさの誤りが生じている場合のE
DCシンドロームを初期値に設定する。さらに、EDC
シンドローム修正手段は、誤り値算出手段が、データ系
列それぞれの誤りの値を計算するたびに、誤りの値に応
じて、上記初期値を順次、修正する。
【0013】[EDC算出手段]EDC算出手段は、E
DCブロック全体のEDCシンドロームを算出する。
【0014】[誤り検出手段]誤り検出手段は、誤り値
検出手段が、EDCブロックに含まれる全ての行につい
て、誤り検出処理および誤りの大きさの算出処理を終了
すると、EDC算出手段が算出したEDCシンドローム
と、EDCシンドローム修正手段が修正したEDCシン
ドロームとを比較し、一致していない場合に誤りを検出
する。この誤り検出は、誤り訂正処理に用いられる。
【0015】[データ誤り検出方法]誤り訂正の対象と
なるECCブロックに生じた誤りを検出する誤り検出方
法であって、前記ECCブロックは、それぞれ誤り検出
符号(EDC)が付加された1つ以上のEDCブロック
に対して、誤り訂正符号(ECC)が付加されることに
より生成され、前記ECCブロックに含まれ、それぞれ
前記ECCを含むデータ系列それぞれに対して、データ
系列それぞれに含まれる前記ECCを用いて誤りの値を
算出し、前記データ系列の誤りの値が算出されるたび
に、算出された誤りの値に応じて前記EDCのシンドロ
ームの値を修正し、修正された前記EDCのシンドロー
ムに基づいて、前記EDCブロックにおける誤の発生を
検出する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。まず、本発明にかかる誤り訂正装置1の理解を容易
にするために、ECCブロック、符号化、誤りが存在す
るか否か(誤りの存在性)の判断、誤り位置、誤り位置
方程式およびチェーンサーチ(Chien Search)等の事項に
ついて説明する。
【0017】[ECCブロック]図1は、DVDに記録
されるデータを生成する処理(S10)を示す図であ
る。図2は、図1に示したデータユニット1(EDCブ
ロック)を示す図である。図3は、図1に示したECC
ブロックを示す図である。
【0018】図1に示すように、ホストシステムから2
048バイトのメインデータが入力され、DVDコント
ローラから、それぞれ4バイト、2バイトおよび6バイ
トのID/IED(パリティ)/REV(リザーブエリ
ア)が入力されると、ステップ200(S200)の処
理において、メインデータのIDエリアに、ID/IE
D/REVが付加される。
【0019】さらに、ステップ202(S202)にお
いて、EDCが付加され、さらに、図2に示すように、
172バイト×12行(12行×172列)構成のデー
タユニット1とされる。この行および列は説明の便宜を
図るための区別であって、本発明に対して本質的な意味
を有さないが、説明の明確化のために、以下、行および
列を図2および図3に示すように区別する。
【0020】以下、図2に示したデータユニット1をE
DCブロックと呼ぶ。図2に示すように、EDCブロッ
クは、それぞれ172バイトの行を12個含み、第1行
には4バイトのEDCを含み、第1行〜第12行に20
48バイト(#0〜#2047)のメインデータを含
み、第12行にはデータID/IED/RSVを含む。
【0021】ステップ204(S204)において、E
DCブロックは、疑似乱数系列と排他的論理和を取るク
ランブル処理がなされる。ステップ206(S206)
において、スクランブル処理されたEDCブロックが1
6個集められ、これら16個のデータユニット1の列方
向、つまり、12列×16バイト=192バイトそれぞ
れに、16バイトのP0パリティ(外符号)が付加され
る。
【0022】さらに、これまでの処理により得られた1
72バイト×(192+16)行構成のデータブロック
(16個のEDCブロックおよびP0パリティ)に、こ
のデータブロックの行方向に10バイトのP1パリティ
(内符号)が付加される。このように、EDCブロック
に付加されるP0,P1パリティは、積符号とも呼ばれ
る。
【0023】以上のように182バイト×13行に拡張
されたEDCブロックはセクタとも呼ばれ、16セクタ
が、図3に示す(172+10)バイト×(192+1
6)行構成のECCブロックを構成し、このECCブロ
ックが、DVDに対する記録・再生の最小単位とされ
る。
【0024】[符号化処理]EDCブロックに対してパ
リティPO,PIを付加する符号化処理をさらに説明す
る。DVDでは、ガロア体GF(28)上で定義される
リードソロモン符号が誤り訂正符号として用いられる。
このリードソロモン符号では、データ系列を、8ビット
(1バイト)ずつシンボルに区切って、このシンボルに
対して所定の計算手続きを行うことによりパリティを生
成し、このパリティをデータ系列に付加する。パリティ
を付加されたデータ系列は、符号語と呼ばれる。
【0025】この計算手続きは、多項式の除算として実
現され、例えば、8ビットデータ""00000010を
原始根αとすると、PI,POそれぞれで用いられる1
0次・16次の除多項式は、下式1−1,1ー2で表わ
され、符号の生成多項式とも呼ばれる。データ系列に対
してX10を乗算し、下式1−1に示す生成多項式で除算
して得られる余りがパリティPIとなり、データ系列に
対してX16を乗算し、下式1−2に示す生成多項式で除
算して得られる余りがパリティPOとなる。
【0026】
【数1】 PI:(x−α0)・(x−α1)・・・(x−α9) (1−1) PO:(x−α0)・(x−α1)・・・(x−α15) (1−2)
【0027】[誤り検出]ここまで説明した符号化処理
から明らかなように、符号語(ECCブロック)におい
ては、除算の残りがパリティとしてECCブロックに付
加されている。ガロア体GF(256)上では、加算と
減算(XOR)とは同じなので、除算の余りの付加は、
余りをデータ系列から減算したことに等しく、符号語を
除多項式(式1−1,1−2)で除算すると割り切れ、
余りはでない。
【0028】従って、符号語を除多項式で割り切れない
場合には、符号語にノイズ等に起因する誤りが生じてい
ると判定することができ、符号語を除多項式で割り切れ
るか否かが、符号語における誤りの存在性を検証するた
めの十分条件となる。
【0029】[シンドローム]実際には、誤りの存在性
の検証(誤り検出)だけではなく、後述する誤り訂正で
必要となる計算値を得るために、生成多項式で割り切れ
ることを検査するのと同等な、シンドロームと呼ばれる
計算値が計算される。
【0030】シンドロームは、生成多項式の根を符号語
Fに代入して得られる値であって、符号語FがPIの生
成多項式で割り切れるということ(F(α0)=F
(α1)=・・・・=F(α9)=0)は、符号語Fに誤
りがないことと等価である。また、符号語FがPOの生
成多項式で割り切れるということ(F(α0)=F
(α1)=・・・・=F(α15)=0)は、符号語Fに
誤りがないことと等価である。
【0031】[誤り位置]ここで、誤り位置とは、図3
に示したECCブロックにおいて、パリティPIの最後
のシンボルを0として、パリティPIから離れた位置の
シンボル(バイト)であればあるほど値が大きくなるよ
うにカウントされる値であり、誤りが生じているシンボ
ルの位置を示す。なお、誤りの大きさとは、シンボルが
誤っている場合に、誤ったシンボルの値と正しいシンボ
ルの値とを排他的論理和演算(XOR、差分とも記す)
した結果により表わされ、例えば、位置nに誤りが生じ
ており(誤り位置=n)、位置nの誤ったシンボルの値
が"01011010"であり、正しいシンボルの値が"
10100101"である場合には、誤りの大きさは"1
1111111"である。
【0032】[誤り位置方程式およびその定義域]上述
したシンドロームを用いると、所定の計算手続きによ
り、誤り位置の情報を含んだ方程式を導出することがで
きる。この多項式は、誤り位置多項式(ErrorLocator Po
lynomial)と呼ばれ、下式2のように定義される。
【0033】
【数2】 (1−αm1x)・(1−αm2x)・・・(1−αmkx)
=1+P1x+P22+・・・+Pkk (2) ただし、m1〜mkは誤り位置、αは原始根である。
【0034】ただし、実際には、式2の相反の下式3−
1に示す方程式が用いられることが多く、式3−1から
得られる下式3−2が誤り位置方程式として用いられ
る。
【0035】
【数3】 (z−αm1)・(z−αm2)・・・(z−αmk) =zk+P1・zk-1+・・・+Pk (3−1) zk+P1・zk-1+・・・+Pk=0 (3−2)
【0036】誤り位置方程式か可解である場合には、そ
の根αm1,αm2,・・・αmkが得られ、これらの根の対
数値を求めることにより誤り位置m1〜mkを求めること
ができる。誤り位置方程式の根は8ビットのシンボルと
して得られ、その対数値は0〜254の範囲内の値にな
る。一方、パリティPI,POはそれぞれ0〜181
(182−1),0〜207(208−1)の範囲内に
なるので、パリティPI,POの誤り方程式の定義域
は、それぞれα0〜α181,α0〜α207となる。
【0037】[チェーンサーチ(Chien Search)法]図4
は、チェーンサーチ法を示す図である。多くの誤りを含
む符号語の訂正には、チェーンサーチと呼ばれる方法を
用いるのが一般的である。チェーンサーチ法は、誤り位
置方程式の定義域の要素を方程式に逐次代入して、代入
の結果として得られた値が0になるか否かを調べること
により、誤り位置方程式を解いてゆく。
【0038】[本発明におけるチェーンサーチの方向]
誤り位置方程式に代入する値は、数値1(原始根αの0
乗)を初期値として、代入値に原始根αを順次、乗算す
ることにより求められるので、図4に示すように、従来
の方法によるチェーンサーチは、パリティの末尾からデ
ータの先頭方向に向かって行われるのが普通である。こ
れに対し、本発明にかかる誤り訂正装置1においては、
チェーンサーチは、図4に示すように、データの先頭か
らパリティの末尾に向かって行われ、また、誤り多項式
に代入する値が、初期値をα181またはα207として、原
始根αを順次、除算することにより求められことが特徴
となっている。
【0039】[シンドロームと修正差分]例えば、下式
4に示すように、符号語cn,cn-1,・・・,c0に、
3つの誤りem1〜em3が加わり、受信語dn,dn-1
・・・,d0が受信された場合を考える。
【0040】
【数4】 cn,cn-1・・cm1 ,・cm2,・cm3,・・,c0 +0 ,・・・0 ・・em1,・em2, em3,・・, 0 =dn,dn-1,・dm1,・dm2,・dm3,・・,d0 (4)
【0041】ここで、D(x)=dnn+dn-1n-1
・・・+d0、C(x)=cnn+cn-1n-1+・・・
+c0とすると、シンドロームS0〜Skは、下式5の通
りとなる。
【0042】
【数5】 S0=D(α0)=Σdi=Σci+em1+em2+em30=D(α1)=Σdiαi =Σciαi +em1αm1+em2αm2+em3αm3 ・ ・ Sk=D(α1)=Σdiαk =Σciαk +em1αkm1+em2αkm2+em3αkm3 ただし、i=1〜n (5)
【0043】ここで、符号語の定義より、式5におい
て、Σci〜Σciαkの値は0になるので、シンドロー
ムS0〜Skの値は、下式6に示す通りになる。
【0044】
【数6】 S0=em1+em2+em30=em1αm1+em2αm2+em3αm3 ・ ・ Sk=em1αkm1+em2αkm2+em3αkm3 (6)
【0045】複合処理の過程において、誤り位置および
誤りの大きさが1組ずつ見つかるごとに、その誤り位置
にのみ、値が誤りの大きさのシンボルを含み、残りのシ
ンボルが0であるようなデータ系列(0,0,・・・,
m,・・・0)に対するシンドロームを修正差分と定
義すると、各修正差分S0’,S1’,・・・,Sk
は、下式7−1〜7−kの通りとなり、シンドロームは
全修正差分の和と一致する(Si=ΣSi mj、ただし、こ
のΣはjに関する総和を示す)。
【0046】
【数7】 S0 m1’=em11 m1’=em1αm1 ・ Sk m1’=em1αkm1 (7−1) S0 m2’=em21 m2’=em2αm2 ・ Sk m2’=em2αkm2 (7−2) ・ ・ S0 mk’=emk1 mk’=emkαmk ・ Sk mk’=emkαkmk (7−k)
【0047】[EDCと修正差分]上述したシンドロー
ムに対する修正差分と同様に、EDCに対する修正差分
を定義することができる。ただし、パリティPOを用い
た誤り処理の際には、チェーンサーチにおける評価対象
の位置が、EDCを定義する符号系列上で離散的になる
ので、EDCの修正差分を求めることは難しい。
【0048】[本発明におけるEDCに対する修正差分
(標準修正差分)]これに対し、本発明におけるEDC
に対する修正差分(以下、EDC修正差分とも記す)の
算出は、評価の対象となっているEDCの定義域におけ
る大きさ00000001(01h)であって、他のE
DCの定義域における誤りの大きさが0となる誤りに対
するEDCの値(標準修正差分)を導出し、その値を誤
りの大きさの分だけ乗算することにより、修正差分を算
出する。
【0049】ここで、セクタNの行0〜11(図2参
照)の内、行1にのみ誤り大きさeの誤りが生じている
場合を具体例として、本発明におけるEDC修正差分算
出方法を説明する。本発明にかかるEDC修正差分算出
においては、評価対象が行0の場合には、行0には誤り
が生じていないので、セクタNとセクタN−1との境界
で、セクタN−1のEDC修正差分をセーブし、セクタ
Nの修正差分をロードする。
【0050】評価対象が行1に移ると、行1には誤りが
生じているので、EDCの標準修正差分#1と、誤りの
大きさeとから修正差分を算出し、得られた値を修正差
分計算用ワークレジスタ(このレジスタは、以下の説明
と必ずしも対応しない)に加算する。評価対象が行2〜
10の間は、誤りが発生していないので修正差分計算用
のワークレジスタに対する加算処理は行われない。評価
対象が行11の場合には、セクタNとセクタN+1との
境界なので、修正差分計算用ワークレジスタ内の数値
を、セクタNの修正差分レジスタ(このレジスタは以下
の説明と必ずしも対応しない)にストアする。
【0051】[誤り訂正装置1]図5は、本発明にかか
る誤り訂正装置1の構成を示す図である。以下、図5を
参照して、本発明にかかる誤り訂正装置1を説明する。
誤り訂正装置1は、図5に示すように、誤り訂正ブロッ
ク10、誤訂正検出ブロック12および制御部20から
構成される。
【0052】誤り訂正ブロック10は、記憶装置10
0、読み出し/書き込み制御部102、シンドローム/
EDC計算部104、誤り位置多項式/誤り評価多項式
導出部106、誤り消失位置制御部108、位置カウン
タ110、チェーンサーチ部112、誤り大きさ計算部
114および訂正制御部116から構成される。誤訂正
検出ブロック12は、EDC修正差分計算部14a,1
4b、EDC標準修正差分計算部16、シンドローム修
正差分計算部18、比較回路120,124、誤訂正検
出部122およびセレクタ126,128から構成され
る。誤り訂正装置1は、これらの構成部分により、例え
ばDVDプレイヤー(図示せず)がDVDから読み出
し、順次、誤り訂正装置1に対して供給するECCブロ
ック(図3)に対して誤り訂正処理を行う。
【0053】[制御部20]制御部20は、誤り訂正装
置1の各構成部分の演算処理動作を制御する。
【0054】[誤り訂正ブロック10]以下、誤り訂正
ブロック10の各構成部分を説明する。
【0055】[記憶装置100,読み出し/書き込み制
御部102]誤り訂正ブロック10において、記憶装置
100は、読み出し/書き込み制御部102の制御に従
って動作し、順次、供給されるECCブロック(図3)
を記憶し、記憶したECCブロックそれぞれを行単位に
第0行から第207行の順で、または、列単位に第18
1列から第0列の順で読み出し、読み出しデータとして
読み出し/書き込み制御部102に供給する。また、記
憶装置100は、読み出し/書き込み制御部102から
供給される訂正データに従って、ECCブロックに生じ
た誤りを訂正し、訂正したデータを他の情報処理装置お
よび記録装置(いずれも図示せず)に供給する。
【0056】読み出し/書き込み制御部102は、記憶
装置100の動作を制御するとともに、記憶装置100
から入力された読み出しデータをシンドローム/EDC
計算部104に対して出力し、また、訂正制御部116
から入力される訂正データを記憶装置100に対して出
力し、誤りが生じたデータを訂正させる。
【0057】[シンドローム/EDC計算部104]シ
ンドローム/EDC計算部104は、記憶装置100か
ら読み出しデータが行単位に12行分、入力されるごと
に、読み出し/書き込み制御部102から入力される読
み出しデータからシンドロームおよびEDCを算出す
る。シンドローム/EDC計算部104は、算出したシ
ンドロームを誤り訂正ブロック10の誤り位置多項式/
誤り評価多項式導出部106および誤訂正検出ブロック
12の比較回路124に対して出力し、また、算出した
EDCを誤訂正検出ブロック12の比較回路120に対
して出力する。
【0058】[誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部
106]誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部106
は、シンドローム/EDC計算部104から入力された
シンドロームから、下式8−1,8−2に示す誤り位置
多項式および誤り評価多項式を導出し、さらに、訂正不
能データを生成する。
【0059】
【数8】 σ(x)=(x−αm1)・・・(x−αmk) 8−1 ω(x)=ΣemiΠj≠i(x−αmj) 8−2
【0060】また、誤り位置多項式/誤り評価多項式導
出部106は、導出した誤り位置方程式をチェーンサー
チ部112に対して出力し、訂正不能データを誤り消失
位置制御部108に対して出力し、誤り位置方程式およ
び誤り評価方程式を、誤り大きさ計算部114に対して
出力する。
【0061】なお、消失位置データは、誤りが発生して
いることはわかっているが、誤りの大きさが不明のシン
ボル(消失)の位置を示し、パリティPIまたはパリテ
ィPOを処理した時、ある行または列で誤りを計算でき
なかったときに、その行番号または列番号がパリティP
OまたはパリティPIに対する消失位置となる。また、
訂正不能データは、ある行または列で、誤り位置多項式
および誤り評価多項式を求められなかったことを示す。
また、誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部106
は、2つの多項式を求める計算が終了したことを示すス
タート信号を位置カウンタ110に対して出力する。
【0062】[誤り消失位置制御部108]誤り消失位
置制御部108は、誤り位置多項式/誤り評価多項式導
出部106から入力される訂正不能データから消失位置
データを生成し、誤り位置多項式/誤り評価多項式導出
部106に対して出力する。
【0063】[位置カウンタ110]位置カウンタ11
0は、誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部106か
ら入力されるスタート信号に従って、チェーンサーチに
おいてσ(αi)を順次計算するのに必要なクロックを
生成し、その生成回数を i として保持する( i はP
Iの時、181〜0 の値をとり、POの場合,207
〜0の値をとる)。位置カウンターは 保持した i を
誤訂正検出ブロック12のEDC標準修正差分計算部1
6と、誤り訂正ブロック10のチェーンサーチ部112
と、誤訂正検出ブロック12のセレクタ126と、誤り
訂正ブロック10の訂正制御部116とに対して出力す
る。また POの場合、列の最後まで処理が終わった時に
EDC標準修正差分の更新を要求する信号をEDC標準
修正差分計算部16に出力する。
【0064】[チェーンサーチ部112]チェーンサー
チ部112は、誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部
106から入力される誤り位置方程式と、位置カウンタ
110から入力されるクロックおよび代入データとに基
づいて、σ(αi)を PI の時は i =181 ,180, .... P
Oの時、i = 207, 206, .... の順に計算し、σ(αi
=0を与える根αi を検出し、誤り位置を示す検出デー
タ(αi)を誤り大きさ計算部114および訂正制御部
116に対して出力する。また、チェーンサーチ部11
2は、検出データをセレクタ126,128に対して出
力し、セレクタ126,128それぞれのデータ選択を
制御する。
【0065】[誤り大きさ計算部114]誤り大きさ計
算部114は、チェーンサーチ部112から入力される
検出データから誤りの大きさを算出し、誤りの大きさを
示す大きさデータを訂正制御部116に対して出力す
る。
【0066】[訂正制御部116]訂正制御部116
は、位置カウンタ110から入力される位置データ(α
i)、チェーンサーチ部112から入力される位置デー
タ、誤り大きさ計算部114から入力される大きさデー
タ、および、誤訂正検出ブロック12の誤訂正検出部1
22から入力される誤訂正検出データから、訂正データ
を生成し、読み出し/書き込み制御部102に対して出
力する。
【0067】[誤訂正検出ブロック12]以下、誤訂正
検出ブロック12の各構成部分を説明する。
【0068】[EDC標準修正差分計算部16]図6
は、図5に示したEDC標準修正差分計算部16の構成
を示す図である。EDC標準修正差分計算部16は、図
16に示す構成部分により、位置カウンタ110から入
力される更新データを用いて、EDC標準修正差分を計
算し、EDC修正差分計算部14a,14bに対して出
力する。
【0069】[セレクタ126]セレクタ126は、誤
り訂正ブロック10のチェーンサーチ部112の制御に
従って動作し、検出データが誤りがないことを示してい
る場合には数値0を選択し、これ以外の場合、つまり、
検出データが誤りがあることを示している場合には位置
カウンタ110から入力される根を選択してEDC修正
差分計算部14a,14bおよびシンドローム修正差分
計算部18に対して出力する。
【0070】[セレクタ128]セレクタ128は、誤
り訂正ブロック10のチェーンサーチ部112の制御に
従って動作し、検出データが誤りがないことを示してい
る場合には数値0を選択し、これ以外の場合、つまり、
検出データが誤りがあることを示している場合には誤り
大きさ計算部114から入力される大きさデータを選択
してEDC修正差分計算部14a,14bおよびシンド
ローム修正差分計算部18に対して出力する。
【0071】[PO方向用EDC修正差分計算部14
a]図7は、図5に示した第1のEDC修正差分計算部
14aの構成を示す図である。図8は、図5に示した第
1のEDC修正差分計算部14aによるEDC修正差分
算出の演算の方向を示す図である。EDC修正差分計算
部14aは、図7に示す構成部分により、EDC標準修
正差分計算部16から入力される標準修正差分データ、
および、セレクタ126,128から入力される位置デ
ータ、大きさデータまたは数値0を用いて、図2に示し
たEDCブロックに対して、図8に矢印で示す方向で演
算を行い、EDC標準修正差分を算出する。
【0072】[PI方向用EDC修正差分計算部14
b]図9は、図5に示した第2のEDC修正差分計算部
14bの構成を示す図である。EDC修正差分計算部1
4bは、図9に示す構成部分により、EDC標準修正差
分計算部16から入力される標準修正差分データ、およ
び、セレクタ126,128から入力される位置デー
タ、大きさデータまたは数値0を用いて、図2に示した
EDCブロックに対してパリティPIの方向(行方向)
に演算を行い、EDC標準修正差分を算出する。
【0073】[シンドローム修正差分計算部18]図1
0は、図5に示したシンドローム修正差分計算部18の
構成を示す図である。シンドローム修正差分計算部18
は、図10に示す構成部分により、セレクタ126,1
28から入力される位置データ、大きさデータまたは数
値0を用いて修正差分を算出し、比較回路124に対し
て出力する。
【0074】[比較回路120]比較回路120は、シ
ンドローム/EDC計算部104から入力されるEDC
と、EDC修正差分計算部14a,14bから入力され
る修正差分との排他的論理和をとることにより比較し、
比較結果を誤訂正検出部122に対して出力する。
【0075】[比較回路124]比較回路124は、シ
ンドローム/EDC計算部104から入力されるシンド
ロームと、シンドローム修正差分計算部18から入力さ
れる修正差分とをの排他的論理和をとることにより比較
し、比較結果を誤訂正検出部122に対して出力する。
【0076】[誤訂正検出部122]誤訂正検出部12
2は、比較回路120,124それぞれから入力される
比較結果を用いて、訂正の誤り(誤訂正)を検出し、シ
ンドロームと修正差分とが一致しないことを示す誤訂正
データを生成し、訂正制御部116に対して出力する。
【0077】[誤り訂正装置1におけるPI(横)方向
の処理]以下、図11〜図19をさらに参照して、誤り
訂正装置1のPI方向の処理を説明する。図11は、誤
り訂正装置1のPI方向の処理を示す図である。図12
は、図11に示した誤り訂正装置1のステップ3(St
ep3)の処理を示す図である。図13は、図11に示
した誤り訂正装置1のステップ5(Step5)の処理
を示す図である。図14は、図11に示した誤り訂正装
置1のステップ6(Step6)の処理を示す図であ
る。図15〜16は、図11に示した誤り訂正装置1の
ステップ7,8(Step7,8)の処理を示す図であ
る。図18は、図11に示した誤り訂正装置1のステッ
プ9(Step9)の処理を示す図である。図19は、
図11に示した誤り訂正装置1のステップ11(Ste
p11)の処理を示す図である。
【0078】図11に示すように、ステップ(Ste
p)0において、誤り訂正装置1(図5)の読み出し/
書き込み制御部102は、変数iに初期値を代入(i=
0)し、ステップ1の処理に進む。
【0079】ステップ1において、読み出し/書き込み
制御部102は、EDCのシンドロームをストアするレ
ジスタをクリアし、ステップ2の処理に進む。
【0080】ステップ2において、シンドローム修正差
分計算18は、初期化処理を行い、初期状態に戻る。
【0081】ステップ3において、シンドローム/ED
C計算部104は、図12に示すように、読み出し/書
き込み制御部102からECCブロック(図3)の第i
行目のデータを読み込み、誤り訂正符号のシンドローム
を計算し、ステップ4の処理に進む。
【0082】ステップ4において、シンドローム/ED
C計算部104は、ステップ3の処理において算出した
シンドロームの値が数値0であるか否かを判断し、シン
ドロームの値が数値0でない場合にはステップ5の処理
にすすみ、これ以外の場合には変数iに数値1を加え
(インクリメントし;i=i+1)、ステップ2の処理
に戻る。
【0083】ステップ5において、誤り位置多項式/誤
り評価多項式導出部106は、図13に示すように、シ
ンドローム/EDC計算部104から入力されるシンド
ロームの値から誤り多項式を計算し、変数L(チェーン
サーチで使われるαi)に数値α181(L=α181)を代
入する。
【0084】ステップ6において、図14に示すよう
に、位置カウンターが与える 変数Lの初期値とチェーン
サーチ部112は、位置カウンター110が与える 変
数Lの初期値とクロックを用いてチェーンサーチを行
い、変数 L すなわち αi が、誤り位置多項式の根か
否かを判断する。根である場合には、誤り大きさ計算部
114は、その位置における誤りの大きさを計算し、ス
テップ7の処理に進む。
【0085】ステップ7において、Lが根である場合に
は、セレクタ128は誤り大きさ計算部114から入力
された誤りの大きさを選択してシンドローム修正差分計
算18とEDC修正差分回路14bに対して出力する。
また根でない場合は0をシンドローム修正差分計算1
8、EDC修正差分回路14bに対して出力する。シンド
ローム修正差分計算18とEDC修正差分回路14bは、
入力値を用いてそれぞれの修正差分に対する寄与を算出
し、ステップ 8a の処理に進む。
【0086】ステップ8において、図17に示すよう
に、セレクタ128は、誤り大きさ計算部114から入
力された誤りの大きさを選択してEDC修正差分計算部
14bに対して出力し、EDC修正差分計算部14b
(図9)は、修正差分を算出する。チェーンサーチが第
i行の最後まで来ていたらステップ9の処理に進み、こ
れ以外の場合には変数Lの値をL×α-1に更新し、ステ
ップ6の処理に進む(ステップ8a)。
【0087】ステップ9において、図18に示すよう
に、比較回路124は、シンドローム/EDC計算部1
04から入力されるシンドロームと、シンドローム修正
差分計算18から入力される修正差分とを比較する。誤
訂正検出回路122は、比較結果が一致を示す場合に
は、誤訂正検出データを誤訂正が生じなかったことを示
す値とし、これ以外の場合には誤訂正検出データを誤訂
正が生じたことを示す値にして訂正制御部116に対し
て出力する。訂正制御部116は、誤訂正検出データ
が、誤訂正が生じたことを示している場合には読み出し
/書き込み制御部102のバッファ(図示せず)上で誤
り訂正を行い、これ以外の場合には誤り訂正を行わな
い。
【0088】ステップ10において、読み出し/書き出
し制御部102は、EDCブロック(図2)の最後の行
を処理したか否かを判断し、最後の行を処理した場合に
はステップ11の処理に進み、これ以外の場合にはステ
ップ3の処理に進む。
【0089】ステップ11において、比較回路120
は、シンドローム/EDC計算部104から入力された
EDCと、EDC修正差分計算部14bから入力された
修正差分とを比較し、比較結果が一致を示す場合には、
誤訂正検出データを訂正不能を示す値にして訂正制御部
116に対して出力し、これ以外の場合には、誤訂正検
出データを訂正可能を示す値にしてステップ12の処理
に進む。
【0090】ステップ12において、比較回路120
は、最後のEDCブロックを処理したか否かを判断し、
最後のEDCブロックを処理した場合には処理を終了
し、これ以外の場合にはステップ1の処理に戻る。
【0091】以上説明したように、誤り訂正装置1にお
いては、PI方向の誤り訂正のチェーンサーチは、行の
先頭から実行される。つまり、PI方向のチェーンサー
チにおいては、まず、誤り位置多項式にα18 1
α180,...,α0の各数値が順次、代入されて根であ
るか否かを判定され、根である場合には、誤りの大きさ
が計算される。
【0092】また、シンドローム/EDC計算部104
は、ECCブロックのデータを行の先頭側から処理し、
また、修正差分は、1つの誤りのシンドロームに対する
影響の和を順次、計算することにより求めることができ
る。従って、チェーンサーチにおいて誤りが発見され、
その大きさが計算された場合にその値を、それ以外の場
合には数値0をシンドローム修正差分計算18およびE
DC修正差分計算部14bに入力することにより、シン
ドロームの修正差分を得ることができる。従って、誤り
訂正装置1におけるPI方向の処理は、標準修正差分な
しに行われ得る。
【0093】[誤り訂正装置1におけるPO(縦)方向
の処理]例えば、第1EDCブロック 第 3行、 ECC
ブロック 第 179列に誤り 0x94が生じた第1EDCブ
ロック(図2)におけるシンドロームの修正差分は、下
式10に示すe(x)より、e(x) mod g
(x)によって与えられる。これを計算するために、下
式10に示すe(x)より、e(x) mod g
(x)を計算する必要がある。
【0094】
【数10】 e(x)=(x7+x4+x2)*x{(2*172+169)*8} (10)
【0095】このためには、まず、標準修正差分N
jを、下式11に示すように定義する。これらの標準修
正差分Njは、それぞれEDCブロックの第170列目
に、大きさ0x01の誤りが生じている場合に、EDC
がシンドロームに与える寄与を示す。
【0096】
【数11】 N12=X{(169+172*11)*8} mod g(x)11=X{(169+172*10)*8} mod g(x) ・ ・ N3=X{(169+172*2)*8} mod g(x)2=X{(169+172*1)*8} mod g(x)1=X{(169+172*0)*8} mod g(x) ただし、Nxは、EDCの第x番目の標準修正差分を示す。 (10)
【0097】図5のチェーンサーチ部112 と位置カ
ウンター110と誤り大きさ計算回路114は、第17
9列の処理において誤りの位置198と誤りの大きさ0
x94を出力する。第1EDCブロック 第 3行、 E
CCブロック 第179列に発生した誤り0x94は、
12*15+16−1=198(1EDCブロックは1
2行、EDCブロックは全部で16個、行は0行から始ま
る、POのパリティは 16行ある。)であることよ
り、ECCブロック第198行に位置するので、誤り訂正
回路から計算される誤りの位置は198(199行)で
あることがわかる。また、EDCブロック上の誤りの位
置は、(199−1)=12*15+3より、ECCブ
ロック(図3)の第1のEDCブロック(図2)の第3
行目であることがわかる。また、誤りの大きさが0x9
4であることもわかるので、e(x)=(x7+x4+x
2)*x{(2*172+169)*8}。この時、修正差分S(x)
は、EDCブロックの第3行に誤りが生じていることか
ら、式11に示した標準修正差分N3を用いて、下式1
2のように示すことができる。
【0098】
【数12】 S(x)=(x7+x4+x2)*x{(2*172+169)*8} mod g(x) = x7*x{(2*172+169)*8} mod g(x)4*x{(2*172+169)*8} mod g(x)2*x{(2*172+169)*8} mod g(x) = [x7*N3] mod g(x) [x4*N3] mod g(x) [x2*N3] mod g(x) (12) ただし、(A+B)mod g=A mod g +B mod g (A*B)mod g={B*(A mod g)}mod g
【0099】このとき、[x7*N3] mod g(x)を
算出する回路は、ランダムロジックでハードウェアによ
り容易に構成することができ、あるいは、同等の演算処
理はソフトウェア的に容易に実現可能である。
【0100】図7に示したEDC修正差分計算部14a
において、誤りの大きさ0x94に対応するように、B
7=1,B4=1,B2=1、他は0とすると、EDC修
正差分計算部14aの加算器の出力は、修正差分S
(x)となる。
【0101】以上の説明を一般化し、第 i 列における
EDCの第1〜第12の標準修正差分を下式13のよ
うに定義する。第180列に誤りがあった場合には、式
13に i=180を代入した下式14 で示される標準
修正差分が使用され
【0102】
【数13】 N12=X{(i-10+172*11)*8} mod g(x)11=X{(i-10+172*10)*8} mod g(x) ・ ・ N3=X{(i-10+172*2)*8} mod g(x)2=X{(i-10+172*1)*8} mod g(x)1=X{(i-10+172*0)*8} mod g(x) (13)
【0103】
【数14】 N11=X{(170+172*10)*8} mod g(x) ・ ・ N3=X{(170+172*2)*8} mod g(x)2=X{(170+172*1)*8} mod g(x)1=X{(170+172*0)*8} mod g(x) (14)
【0104】式13,14より新たな標準修正差分N'j
は、下式15の通りに表すことができ、この値を用いて
第181列目の誤りに対して同様の計算を行うことがで
きる。最終的に、16個の修正差分を記憶するレジスタ
と、その途中結果を記憶するレジスタとが必要になるの
で、EDC修正差分計算部14aは、図7に示した通り
の構成をとる。
【0105】
【数15】 N'j=(x8*Nj) mod g(x) (15)
【0106】以下、図20〜図30をさらに参照して、
誤り訂正装置1におけるPO方向の処理を説明する。図
20は、誤り訂正装置1(図5)のPO方向の処理を示
す図である。図21は、図20に示した誤り訂正装置1
(図5)のEDC標準修正差分計算部16(図6)のス
テップ100(Step100)における処理を示す図
である。図22は、図20に示した誤り訂正装置1のス
テップ101(Step101)における処理を示す図
である。図23は、図20に示した誤り訂正装置1のス
テップ103(Step103)における処理を示す図
である。図24は、図20に示した誤り訂正装置1のス
テップ104(Step104)における処理を示す図
である。図25は、図20に示した誤り訂正装置1のス
テップ107(Step107)における処理を示す図
である。図26は、図20に示した誤り訂正装置1のE
DC修正差分計算部14a(図7)のステップ107
(Step107)における処理を示す図である。図2
7は、図20に示した誤り訂正装置1のEDC修正差分
計算部14a(図7)のステップ108(Step10
8)における処理を示す図である。図28は、図20に
示した誤り訂正装置1のステップ110(Step11
0)における処理を示す図である。図29は、図20に
示した誤り訂正装置1のEDC標準修正差分計算部16
(図6)のステップ111(Step111)における
処理を示す図である。図30は、図20に示した誤り訂
正装置1のステップ112(Step112)における
処理を示す図である。
【0107】図20に示すように、ステップ100にお
いて、EDC標準修正差分計算部16は、変数iに初期
値10(変数iの初期値が10になるのは、PIパリテ
ィはEDCブロックに含まれないため)を代入し、下式
16に示す予め計算されている最初の標準修正差分Nj
(j=1,...,12)を算出し、EDCのシンドロ
ームを記憶するシンドローム修正差分計算部14a内の
レジスタ(図示せず)をクリアし、シンドローム/ED
C計算部104(誤り訂正符号のシンドローム生成回
路)を初期化し、ステップ101の処理に進む。
【0108】
【数16】 N12=X{(i-10+172*11)*8} mod g(x)11=X{(i-10+172*10)*8} mod g(x) ・ ・ N3=X{(i-10+172*2)*8} mod g(x)2=X{(i-10+172*1)*8} mod g(x)1=X{(i-10+172*0)*8} mod g(x) (16)
【0109】ステップ101において、図22に示すよ
うに、シンドローム/EDC計算部104(図5)は、
EDCブロック(図2)の第i列の誤り訂正符号のシン
ドロームを計算し、ステップ102の処理に進む。
【0110】ステップ102において、誤り位置多項式
/誤り評価多項式導出部106は、ステップ101の処
理において計算したシンドロームの値が数値0でない場
合にはステップ103の処理に進み、これ以外の場合に
は、変数iに数値1を加え(インクリメントし)、下式
17によって標準修正差分の値を更新して、ステップ1
01の処理に戻る。
【0111】
【数17】 Nj=(Nj*x8)mod g(x) (17)
【0112】ステップ103において、図23に示すよ
うに、誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部106
は、ステップ101の処理において計算されたシンドロ
ームの値から誤り位置多項式を計算し、変数Lの値にα
207を代入し、ステップ104の処理に進む。
【0113】ステップ104において、図24に示すよ
うに、チェーンサーチ部112は、チェーンサーチを行
って変数Lの値が誤り位置多項式の根か否かを判断す
る。誤り大きさ計算部114は、変数Lが誤り位置多項
式の根である場合には誤りの大きさを計算し、これ以外
の場合には誤りの大きさの値を0とする。
【0114】ステップ105において、シンドローム修
正差分計算18は、ステップ104の処理において求め
られた誤りの大きさの値から修正差分を算出し、ステッ
プ106の処理に進む。
【0115】ステップ106において、チェーンサーチ
部112 と位置カウンター110によって求められた
誤りの位置から、誤りがECCブロック(図3)に含ま
れるいずれのEDCブロック(図2)の何行目に発生し
たかを判定し、ステップ107の処理に進
【0116】ステップ107において、EDC修正差分
計算部14aは、図25および図26に示すように、ス
テップ106の処理において誤りが発生していると判定
されたEDCブロックの第j番目の行に対応する標準修
正差分Njを選び、誤りの大きさBk(k=0〜7;Bk
=1または0)を用いて、下式18の計算を行い、ステ
ップ108の処理に進む。
【0117】
【数18】 ΣBk*(Nj k mod g(x)) (18) ただし、Σはk=0〜7に関する総和を示す。
【0118】ステップ108において、EDC修正差分
計算部14aは、図27に示すように、ステップ107
の処理における計算結果(式18)を用いて、ステップ
106で求められたEDCブロックに対応するシンドロ
ームの修正差分を更新し、ステップ109の処理に進
【0119】ステップ109において、チェーンサーチ
部112は、チェーンサーチがEDCブロックの第i列
の最後まで終了した場合にはS110の処理に進み、こ
れ以外の場合には変数Lに数値α-1を乗算し、ステップ
104の処理に戻る。
【0120】ステップ110において、図28に示すよ
うに、比較回路124は、シンドローム/EDC計算部
104から入力されるシンドロームと、ステップ103
から109の処理においてシンドローム修正差分計算1
8が算出した修正差分の値とを比較し、これらが一致し
ている場合には、誤訂正検出回路122は、シンドロー
ムの修正差分が正当であると判断し、訂正制御部116
は読み出し/書き込み制御部102のバッファ(図示せ
ず)上で誤り訂正を行い、ステップ111の処理に進
む。これ以外の場合には、誤訂正検出回路122は、誤
訂正検出データに訂正不能のフラグをセットし、訂正制
御部116は、誤り訂正を行わずにステップ111の処
理に進む。
【0121】ステップ111において、図29に示すよ
うに、EDC標準修正差分計算部16は、誤りの位置と
大きさの計算をECCブロックの最後の列まで行ったか
否かを判断し、最後の列に対する計算を行った場合には
ステップ112の処理に進み、これ以外の場合にはS1
01の処理に戻る。
【0122】ステップ112において、比較回路120
は、シンドローム/EDC計算部104から入力される
EDCと、EDC修正差分計算部14aがステップ10
1から112の処理において算出した修正差分とを比較
し、誤訂正検出回路122は、これらが一致する場合に
は処理を終了し、これ以外の場合には誤訂正検出データ
に訂正不能フラグをセットして処理を終了する。
【0123】以上説明したように、本発明にかかる誤り
訂正装置においては、誤りの位置および大きさの計算
と、誤り訂正により値が変化するEDCのシンドローム
との計算とが、同時に行うことができるので、誤り訂正
の確率を低くすることができる。また、バッファからデ
ータを読み出す回数を従来よりも少なくすることができ
るので、誤り訂正処理に要する時間が短くて済む。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる誤
り検出装置およびその方法によれば、処理におけるオー
バーヘッドを少なくすることができるので、短い処理時
間で誤訂正を検出し、誤り訂正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDに記録されるデータを生成する処理(S
10)を示す図である。
【図2】図1に示したデータユニット1(EDCブロッ
ク)を示す図である。
【図3】図1に示したECCブロックを示す図である。
【図4】チェーンサーチ法を示す図である。
【図5】本発明にかかる誤り訂正装置の構成を示す図で
ある。
【図6】図5に示したEDC標準修正差分計算部の構成
を示す図である。
【図7】図5に示した第1のEDC修正差分計算部(1
4a)の構成を示す図である。
【図8】図5に示した第1のEDC修正差分計算部(1
4a)によるEDC修正差分算出の演算の方向を示す図
である。
【図9】図5に示した第2のEDC修正差分計算部(1
4b)の構成を示す図である。
【図10】図5に示したシンドローム修正差分計算部の
構成を示す図である。
【図11】誤り訂正装置のPI方向の処理を示す図であ
る。
【図12】図11に示した誤り訂正装置のステップ3
(Step3)の処理を示す図である
【図13】図11に示した誤り訂正装置のステップ5
(Step5)の処理を示す図である。
【図14】図11に示した誤り訂正装置のステップ6
(Step6)の処理を示す図である。
【図15】図11に示した誤り訂正装置のステップ7,
8(Step7,8)の処理を示す第1の図である。
【図16】図11に示した誤り訂正装置のステップ7,
8(Step7,8)の処理を示す第2の図である。
【図17】図11に示した誤り訂正装置のステップ7,
8(Step7,8)の処理を示す第3の図である。
【図18】図11に示した誤り訂正装置のステップ9
(Step9)の処理を示す図である。
【図19】図11に示した誤り訂正装置のステップ11
(Step11)の処理を示す図である。
【図20】誤り訂正装置(図5)のPO方向の処理を示
す図である。
【図21】図20に示した誤り訂正装置(図5)のED
C標準修正差分計算部(図6)のステップ100(St
ep100)における処理を示す図である。
【図22】図20に示した誤り訂正装置のステップ10
1(Step101)における処理を示す図である。
【図23】図20に示した誤り訂正装置のステップ10
3(Step103)における処理を示す図である。
【図24】図20に示した誤り訂正装置のステップ10
4(Step104)における処理を示す図である。
【図25】図20に示した誤り訂正装置のステップ10
7(Step107)における処理を示す図である。
【図26】図20に示した誤り訂正装置の第1のEDC
修正差分計算部(14a(図7))のステップ107
(Step107)における処理を示す図である。
【図27】図20に示した誤り訂正装置の第1のEDC
修正差分計算部(14a(図7))のステップ108
(Step108)における処理を示す図である。
【図28】図20に示した誤り訂正装置のステップ11
0(Step110)における処理を示す図である。
【図29】図20に示した誤り訂正装置のEDC標準修
正差分計算部(図6)のステップ111(Step11
1)における処理を示す図である。
【図30】図20に示した誤り訂正装置のステップ11
2(Step112)における処理を示す図である。
【符号の説明】
1・・・誤り訂正装置 10・・・誤り訂正ブロック 100・・・記憶装置 102・・・読み出し/書き込み制御部 104・・・シンドローム/EDC計算部 106・・・誤り位置多項式/誤り評価多項式導出部 108・・・誤り消失位置制御部 110・・・位置カウンタ 112・・・チェーンサーチ部 114・・・誤り大きさ計算部 116・・・訂正制御部 12・・・誤訂正検出ブロック 120・・・比較回路 122・・・誤訂正検出回路 124・・・比較回路 126・・・セレクタ 128・・・セレクタ 14a,14b・・・EDC修正差分計算部 16・・・EDC標準修正差分計算部 18・・・シンドローム修正差分計算 20・・・制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 哲也 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 出村 雅之 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誤り訂正の対象となるECCブロックに生
    じた誤りを検出する誤り検出装置であって、前記ECC
    ブロックは、それぞれ誤り検出符号(EDC)が付加さ
    れた1つ以上のEDCブロックに対して、誤り訂正符号
    (ECC)が付加されることにより生成され、 前記ECCブロックに含まれ、それぞれ前記ECCを含
    むデータ系列それぞれに対して、データ系列それぞれに
    含まれる前記ECCを用いて誤りの値を算出する誤り値
    算出手段と、 前記データ系列の誤りの値が算出されるたびに、算出さ
    れた誤りの値に応じて前記EDCのシンドロームの値を
    修正するEDCシンドローム修正手段と、 修正された前記EDCのシンドロームに基づいて、前記
    EDCブロックにおける誤りの発生を検出する誤り検出
    手段とを有する誤り検出装置。
  2. 【請求項2】前記EDCブロックは、1つ以上の行と1
    つ以上の列から構成され、前記誤り訂正符号は、前記E
    DCブロックの行または列それぞれに対して付加され、
    前記データ系列は、それぞれ前記EDCブロックの1行
    または1列、および、およびこのEDCブロックの1行
    または1列に対して付加されたECCとを含み、 前記誤り値算出手段は、前記データ系列を1つずつ処理
    して誤りの値を算出し、 前記EDCシンドローム修正手段は、所定のEDCシン
    ドロームの初期値を、前記誤りの値が算出されるたび
    に、順次、修正し、 前記誤り検出手段は、1つの前記EDCブロックに対応
    するデータ系列に対する誤りの値の算出が終わるたび
    に、前記修正されたEDCシンドロームに基づいて、当
    該EDCブロックにおける誤りの発生を検出する請求項
    1に記載の誤り検出装置。
  3. 【請求項3】前記EDCシンドローム修正手段は、 前記データ系列それぞれの一定の位置に一定の誤りが生
    じている場合のEDCシンドロームを前記初期値とし、 算出された前記誤りの値に応じて、前記初期値を順次、
    修正する請求項2に記載の誤り検出装置。
  4. 【請求項4】前記EDCブロックそれぞれのEDCを算
    出するEDC算出手段を有し、 前記誤り検出手段は、1つの前記EDCブロックに対応
    するデータ系列に対する誤りの値の算出が終了するたび
    に、前記算出されたEDCと、修正された前記EDCシ
    ンドロームとを比較して、当該EDCブロックにおける
    誤りの発生を検出する請求項3に記載の誤り検出装置。
  5. 【請求項5】誤り訂正の対象となるECCブロックに生
    じた誤りを検出する誤り検出方法であって、前記ECC
    ブロックは、それぞれ誤り検出符号(EDC)が付加さ
    れた1つ以上のEDCブロックに対して、誤り訂正符号
    (ECC)が付加されることにより生成され、 前記ECCブロックに含まれ、それぞれ前記ECCを含
    むデータ系列それぞれに対して、データ系列それぞれに
    含まれる前記ECCを用いて誤りの値を算出し、 前記データ系列の誤りの値が算出されるたびに、算出さ
    れた誤りの値に応じて前記EDCのシンドロームの値を
    修正し、 修正された前記EDCのシンドロームに基づいて、前記
    EDCブロックにおける誤りの発生を検出する誤り検出
    方法。
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