JP3279501B2 - 大容量記憶装置用コントローラの誤り訂正及び誤り検出方法 - Google Patents

大容量記憶装置用コントローラの誤り訂正及び誤り検出方法

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JP3279501B2 JP10494297A JP10494297A JP3279501B2 JP 3279501 B2 JP3279501 B2 JP 3279501B2 JP 10494297 A JP10494297 A JP 10494297A JP 10494297 A JP10494297 A JP 10494297A JP 3279501 B2 JP3279501 B2 JP 3279501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量記憶装置か
らホストコンピュータシステムへのデータ転送に関す
る。特に、本発明は、光ディスク読み出し専用メモリ等
の大容量記憶装置からホストパーソナルコンピュータの
データバスへのデータ転送速度を高めるために使用され
る改良型誤り処理に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラム及びデータ構造の記憶及び分
配、特に、プログラム及びデータ構造が非常に大きいた
めに、パーソナルコンピュータやその他の小型のコンピ
ュータシステムの使用者にとって使い勝手が良い状態で
分配させることができない場合に、光ディスク読み出し
専用メモリ(CD−ROM)装置等の光大容量記憶装置
が使用される。CD−ROM装置やこれに類似する大容
量記憶装置は、現在のところ、集積回路メモリや磁気ハ
ードディスク記憶装置に比較してかなりデータ転送速度
が遅い。したがって、従来の小型のコンピュータシステ
ムでは、光大容量記憶装置へのアクセス件数が制限され
る。例えば、プログラムをセットアップし、環境設定す
るため、プログラムデータがCD−ROM記憶ディスク
から小型コンピュータの磁気ハードディスクに転送され
る。一旦プログラムデータが小型コンピュータの磁気ハ
ードディスクに転送されると、その光ディスク装置は、
その後プログラム使用の際にアクセスされる機会はあま
り存在しない。
【0003】永久記憶のために磁気ハードディスクに転
送されることはないオーディオ、映像又は他のデータ構
造を組み入れたいくつかのプログラムが存在し、これら
のデータは、むしろ、プログラムを動作させている間に
CD−ROMからアクセスされる。特に、いくつかのプ
ログラムや、CD−ROM大容量記憶装置を使用する他
のアプリケーションでは、データがCD−ROMからア
クセスされ、コンピュータシステムのデータバスへ供給
される際のアクセス速度を速めたいという継続した要望
がある。歴史的には、CD−ROM記憶装置からのデー
タ転送における主な問題点は、データをフォーマット
し、誤り訂正及び誤り検出を行い、その他のデータ転送
処理を行うコントーラの処理速度ではなく、CD−RO
Mディスク自体からデータが読み出される速度にある。
この問題点を解決するため、CD−ROMの回転速度
が、CD−ROMの標準によって定められた速度の何倍
にも高速化された。すなわち、今や、又は今後すぐに、
データ転送用コントローラの動作によってデータ処理速
度が制限される程度にまで、CD−ROMディスクから
高速化された状態でデータが読み出されることになる。
より高密度のデータ記憶ディスクを組み込む技術が導入
され、さらに高いデータ記憶密度を可能とする改良が現
在なされている。データが、これらの高密度大容量記憶
システムから、さらに高速で読み出され、これによって
データ転送用コントローラに対する要求がさらに大きく
なると思われる。
【0004】ホストコンピュータのデータバスにデータ
が供給される前に、CD−ROMディスクから読み出さ
れたデータに対して種々の動作が行われなければならな
い。これらの動作は、一般的には、当該技術分野におけ
る通常の知識を有する者には知られたものであって、デ
ィスクランブリング、再編成、バッファ記憶、誤り訂正
及び誤り検出の各動作が含まれる。CD−ROMディス
ク記憶装置からホストコンピュータシステムのデータバ
スへのデータの転送においてなされる従来の動作に関し
て、鈴木等に付与された米国特許第4,680,764
号、マークボルト等に付与された米国特許第4,80
2,152号、ベリンスキー等に付与された米国特許第
5,581,715号にさらに情報が開示され、これら
の特許については本明細書にも参考として記載されてい
る。図1は、ベリンスキーの特許に開示されCD−RO
Mコントローラの構成を示し、このコントローラは、C
D−ROM記憶ディスクからホストコンピュータのID
Eバスへのデータの転送を制御するために使用されてい
る。データは、回転するディスクの表面でレーザ光を反
射させ、ディスクの表面の光学的な変化から反射したレ
ーザ光へ導入された変調を検出することによってCD−
ROMディスクから読み出される。アナログ/ディジタ
ル変換器は、検出された変調信号を、CD−ROMコン
トローラへの入力である直列ビットストリーム10とな
るデジタル信号に変換する。CD−ROMは、典型的に
はデータを最適状態に比較してそれ程ランダムに記憶し
ていないため、それらのデータには、予期しない同期信
号その他の制御信号が存在する可能性がある。したがっ
て、CD−ROMに記憶されているそれらのデータはス
クランブルされている。上記のようにして反射した光か
ら抽出されたデータは、ディスクランブル回路12に供
給され、次の処理の前にディスクランブルされる。デー
タ編成器14によって、ディスクランブルされた直列デ
ータビットストリームがバイトに再編成され、バッファ
メモリ16にデータが記憶される。データは、CD−R
OMディスクに約2キロバイトのセクタで記憶され、こ
れらのデータはディスクからホストコンピュータにセク
タ毎に転送される。1つのデータセクタ全体が、上述の
ようにして、誤り訂正及び誤り検出が開始される前にバ
ッファメモリに記憶される。
【0005】2キロバイトのセクタデータが、一旦、C
D−ROMディスクからバッファメモリ16に記憶さ
れ、記憶されたデータに対して誤り訂正及び誤り検出が
なされる。CD−ROM大容量記憶システムのために行
われるこの誤り訂正及び誤り検出の大部分が、CD−R
OMディスクにおけるデータ記憶のためのISO/IE
C10149標準に定められている。CD−ROM大容
量記憶システムのための従来の誤り訂正動作及び誤り検
出動作が、小高等に付与された米国特許第4,413,
340号、鈴木等に付与された米国特許第4,680,
764号に記載され、本明細書においても参考として引
用されている。CD−ROMからホストコンピュータへ
のデータの転送の際のデータの完全性は、セクタ内のユ
ーザデータに付随し、172のPパリティ誤り訂正バイ
トと、104のQパリティ誤り訂正バイトと、4の誤り
検出符号(EDC)バイトで構成される3セットの誤り
訂正データによって維持される。Pパリティデータ及び
Qパリティデータの組込によって、CD−ROMデータ
内に二重にインターリーブされたリード・ソロモン符号
が与えられる。セクタ内のデータを、LSBプレーンと
MSBプレーンの2つのデータプレーンにグループ分け
することができ、各データプレーンは、図2に示すよう
なインターリーブされた誤り訂正マトリックスを有す
る。図2に示すマトリックスには、GF(28)にわた
る(26、24)リード・ソロモン符号ワードを形成す
る2つのPパリティバイトと組み合わされた24バイト
のユーザデータからなる43のPベクトルが存在する。
26のQベクトルがマトリックスの対角線の方向に沿っ
て延び、このQベクトルは、43バイトのユーザデータ
と、GF(28)にわたる(45,43)リード・ソロ
モン符号ワードによって形成される2つのQパリティバ
イトで構成される。データは、バッファメモリ16(図
1参照)からPベクトル及びQベクトルの形で読み出さ
れ、データ内の誤りを確認するため誤り訂正論理回路1
8によって誤り訂正処理が行われ、誤りが発見された場
合には、誤りをどのように訂正するかを決定するため誤
り方程式が解かれる。Pベクトル及びQベクトルに誤り
が発見された場合には、バッファメモリ16内の誤りの
存在するデータバイトを訂正されたデータバイトによっ
て上書きすることによりバッファメモリ内のデータが訂
正される。
【0006】従来は、すべてのデータの訂正動作がなさ
れた後、訂正されたデータ内に誤りが残っていないかど
うか、又は、訂正動作によって誤りがデータに導入され
たかどうかが調べられていた。誤り訂正は、巡回冗長検
査器(CRC)を使用して行われるが、その際、データ
ブロック全体(〜2000バイト×8ビット)が、検査
多項式によって除される長い2進数として取り扱われ
る。ISO/IEC−10149標準に従い、誤り検査
多項式は、P(x)=(x16+x15+x2+1)・(x
16+x2+x+1)である。CD−ROMに記憶されて
いるデータは、付随する4の誤り検出符号(EDC)バ
イトを有するため、CD−ROMに記憶されたデータで
構成される長い2進数は、誤り検査多項式によって割り
切れるようにすることができる。CD−ROMから転送
される長い2進数データが誤り検査多項式によって割り
切れる場合には、その誤り検査多項式においてはもはや
誤りが存在しないと考えられる。誤り検査除算による余
りが0でない場合には、訂正されたデータ内に誤りが存
在し、さらに誤り訂正を行う必要がある。その代わり
に、データを単にCD−ROMから再び読み出し、誤り
訂正及び誤り検出を繰り返すことも可能である。誤り検
査のための除算を行うための典型的なハードウェアは単
純であって、フィードバック結合を有するシフトレジス
タと、排他的論理和(○+)ゲートの配列で構成され
る。誤り検出には、データブロック全体が誤り訂正論理
回路20によってバッファメモリから読み出され、巡回
冗長検査器22を介して直列的にシフトされることが必
要である。誤り訂正によって余りが0となれば、データ
が、外部に出ていく誤り検査の済んだセクタ24とし
て、バッファメモリ16からコンピュータシステムのデ
ータバスに転送されることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】CD−ROM記憶装置
及びコンピュータのデータバスからのデータ転送におい
て、誤り訂正及び誤り検出には時間がかかるという側面
を有する。しかし、データを光記憶ディスク装置から読
み出す際に、データ読み出し動作の特性及びデジタルコ
ンピュータのために、適切にデータをフォーマットする
のに必要な処理のためにある種の誤り訂正は必要であ
る。さらに、誤り訂正のある側面は、CD−ROMの工
業規格その他の光大容量記憶システムによって定められ
ている。
【0008】したがって、本発明は、高速でデータを処
理する能力を有する大容量記憶装置から読み出された誤
り訂正のための構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つの側面と
して、光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュ
ータとの間でデータを転送する方法であって、光記憶デ
ィスクからデータストリングを検索し、該検索されたデ
ータストリングをデジタルメモリ内の記憶装置と互換性
のある形式に変換し、前記検索されたデータストリング
を第1の誤り検出回路に供給するとともに、前記検索さ
れたデータストリングをバッファメモリ内に記憶し、前
記検索されたデータストリングがバッファメモリに記憶
される間に、誤り検出動作の少なくとも一部が実行され
るように、前記検索されたデータストリングについて第
1の誤り検出動作を行って、前記検索されたデータスト
リング内に誤りが存在するかどうかを判断し、第1の誤
り検出動作によって前記検索されたデータストリングに
誤りが存在しないと判断された場合には、前記検索され
たデータストリングをホストコンピュータシステムに転
送し、第1の誤り検出動作によって前記検索されたデー
タストリングに誤りが存在すると判断された場合には、
前記検索されたデータストリングを前記ホストコンピュ
ータに転送する前に前記検索されたデータストリングに
ついて誤り訂正動作を行い、前記誤り訂正動作が行われ
るときに、前記検索されたデータストリング内の誤りを
訂正し、第2の誤り検出動作を行って、前記検索された
データストリング内に誤りが残存しているかどうかを判
断し、もし、該第2の誤り検出動作によって前記検索さ
れたデータストリング内に訂正されずに残った誤りがな
いことが示された場合には、第2の誤り検出動作は無誤
り信号を発生し、第2の誤り検出動作によって発生され
た前記無誤り信号に応じて前記ホストコンピュータに訂
正されたデータストリングを供給することを特徴とする
光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュータと
の間でデータを転送する方法が提供される。
【0010】本発明のもう一つの側面として、光ディス
ク大容量記憶システムとホストコンピュータとの間でデ
ータを転送する方法であって、前記光記憶ディスクから
データストリングを検索し、該検索されたデータストリ
ングをバッファメモリに記憶し、前記検索されたデータ
ストリングを第1の誤り検出回路に供給し、前記検索さ
れたデータストリングについて第1の誤り検出動作を行
って、前記検索されたデータストリング内に誤りが存在
するかどうかを判断し、前記検索されたデータストリン
グ内に存在する誤りを特徴付ける第1の誤り検出値を決
定し、前記検索されたデータストリングについて誤り訂
正動作を行い、前記検索されたデータストリング内の第
1の誤りを確認し、前記第1の誤りの誤りパターンを決
定し、前記検索されたデータストリング内の前記第1の
誤りを訂正し、第2の誤り検出動作を行って、前記訂正
されたデータストリング内に誤りが残存するかどうかを
判断し、前記第2の誤り検出動作を行うステップが、前
記第1の誤りに対して決定される誤りパターンに基づい
て前記第1の誤り検出値に対する訂正を計算するステッ
プを含むことを特徴とする光ディスク大容量記憶システ
ムとホストコンピュータとの間でデータを転送する方法
が提供される。
【0011】本発明の第2の側面において、第2の誤り
検出動作を行うステップには、第1の誤りについて決定
された誤りパターンに基づいて、第1の誤り検出値に対
する訂正を計算するステップが含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適例によって、CD−
ROMから読み出され、ホストコンピュータに供給され
るデータの信頼性のレベルを低下させることなく、より
高速の誤り訂正及び誤り検出動作がなされる。本発明の
これらの実施例は、CD−ROM記憶装置の工業規格に
準拠して行うことが可能である。本発明の一面におい
て、データが大容量記憶装置から読み出され、直列デー
タストリームが、バッファメモリと誤り検出回路の両方
に並行して供給される。この誤り検出回路は、従来の巡
回冗長検査器と考えることも可能であり、大容量記憶ユ
ニットから読み出されるデータについて、好適には、デ
ータストリームをバッファメモリに記憶することによっ
て誤り検出動作を行う。一例として、この誤り検出動作
は、データブロックを構成する直列データストリームを
誤り検査多項式によって除し、除算後の余りについて判
断を行う。誤り検出動作によって、データブロックにも
はや誤りが存在しないことが判明した場合には、読み出
されたデータに対して何らデータ訂正動作を行うことな
く、バッファメモリに記憶されたそのデータブロックは
ホストコンピュータのデータバスに直接転送されること
が可能である。
【0013】本発明のこの点によって、CD−ROM記
憶装置とホストコンピュータのデータバスとの間の従来
のデータ転送動作における従来の誤り訂正及び誤り検出
動作に比較して、いくつかの利点が得られる。このシス
テムを、データ訂正を行う必要があると思われる理由が
存在するときにのみデータ訂正動作が行われるように構
成することができる。不要なデータ訂正動作を行わない
ことにより、データの転送速度を速くすることができ
る。もちろん、誤りを含むデータブロックが検査多項式
によって割り切れるわずかな可能性が存在し、誤り検出
動作によって余りが0となることのみに頼ることは好ま
しくないと考えられる可能性はある。このような場合に
は、余りが0となった後に、データ転送システムが典型
的な要領でデータ訂正動作を行えば足りるが、誤り訂正
動作において何らかのデータが訂正されたかという点に
ついて経過を追って調べることも可能であろう。誤り検
出動作において初期誤りが存在しないとされた後で誤り
訂正がなされない場合には、そのデータ訂正動作の後に
誤り検出動作はなされない。上記で誤り訂正動作がなさ
れたとしても、誤り検出動作は、大容量記憶システムか
らの初めの読み出しの間にのみ行われる。バッファメモ
リからデータを読み出し、誤り訂正動作に引き続き直列
型式で誤り検出回路に供給する必要がないため、この方
法は、従来の誤り訂正及び誤り検出動作に比較してなお
かなり高速である。上記実施例においては、誤り訂正動
作を開始する前に誤り検出動作の完了を待つ必要はな
い。したがって、誤り訂正動作を、データがバッファメ
モリに記憶された直後に開始することが可能である。
【0014】本発明のこれらの点については、CD−R
OM記憶ディスクから読み出される際にほとんど誤りが
発生しないシステム、又は、デジタルコンピュータシス
テムによって使用するために読み出されたデータをフォ
ーマットするシステム、又はデータをホストコンピュー
タシステムのデータバスに供給するシステムにおいて非
常に有利である。実際に使用されるシステムにおいて、
特に、新規な技術が光記憶システムに導入された際に
は、かなり誤り率が高い可能性がある。デジタルバーサ
タイルディスク(DVD)システム等の、より緻密なデ
ータ寸法を有する高密度ディスクを使用する光ディスク
記憶システムにおいては、誤り率が高くなる可能性があ
る。さらに、追記型(WORM)光記憶ディスク及び書
き換え可能な光記憶ディスクは、典型的には、CD−R
OMディスクに比較してより脆弱な情報変調方式を有す
るため、そのような新規な技術におけるディスクを使用
するシステムにおいてもまた、CD−ROM記憶ディス
クにおいて見られるよりも、さらに高い誤り率を経験す
る可能性がある。
【0015】本発明の他の側面としては、大容量記憶シ
ステムからデータを読み出す過程において誤りが発生す
る、より現実的なシステムに対して特に適用し易いとい
うことである。本発明の1つの実施例において、大容量
記憶ユニットからデータが読み出され、読み出された直
列ビットストリームが、バッファメモリと誤り検出回路
の両方に並行に供給される。読み出されたデータはバイ
ト構成にされ、バッファメモリ内に記憶される。同時に
誤り検出回路によって、大容量記憶ユニットから読み出
された直列データストリームに対して誤り検出動作が行
われる。ここで再び、誤り検出動作は、データブロック
に対応する直列データストリームの内の1つのセグメン
トの誤り検査多項式による除算と、除算後の余りに対す
る判断によって構成できる。データを廃棄する従来のE
DCシステムに反して、この最初の誤り除算動作による
余りは記憶される。そして、例えば、リード・ソロモン
積類似符号を使用して従来と同様の要領で、バッファメ
モリに記憶されたデータに対して誤り訂正がなされる。
ここで再び、データがバッファメモリ内に収まると、誤
り検出動作の完了を待たずに誤り訂正動作を開始するこ
とができる。誤り訂正回路によって誤りを有するバイト
が確認された場合には、対応する誤りのパターンを決定
するために誤り方程式が解かれ、誤りを有するバイトが
バッファメモリ内に上書きされる。バイトの誤りパター
ンに沿った、直列データストリーム内の誤りを有するバ
イトの位置は、読み出されたデータストリームの誤り検
査多項式による最初の誤り除算のEDC余りに対する訂
正を計算するために使用される。このEDC余りは、訂
正されたバイトの特定の位置及び各々の誤りパターンに
応じて訂正される。各誤りを有するバイトが訂正された
後、EDC余りが試験され、EDC余りが0ではないか
判断される。そして、仮に、EDC余りが0でない場合
には、このEDC余りが記憶され、誤り訂正動作が続行
される。この動作は、バッファメモリ内において誤りを
有するバイトが訂正された後に、誤りパターン及び誤り
位置を廃棄する従来の誤り訂正方式とは完全に区別する
ことのできるものである。誤り訂正は、EDC余りが0
に減少するまで続行される。その時点において、すべて
の誤りが訂正されたと判断され、バッファメモリに記憶
されたデータがホストコンピュータのデータバスに供給
される。EDC余りが0に達しない場合には、バッファ
メモリ内において一旦訂正されたデータに対して、誤り
訂正過程のすべてが繰り返される。CD−ROMからデ
ータセクタが再度読み出され、本発明に係るEDC及び
ECC過程全体が繰り返されることがより好適である。
【0016】上述の実施例のように、誤り検出回路にビ
ット毎に供給するためにデータがバッファメモリから読
み出されることがないため、本発明のこの側面によって
もまた、より高速なデータ転送速度が得られる。さら
に、誤り除算後の余りが0まで低下した後に、誤り訂正
動作を停止しデータブロックを転送することにより、少
なくともいくつかの不要な誤り訂正動作を回避すること
ができ、さらに転送速度を上昇させることができる。本
明細書において、本発明における少なくともいくつかの
好適例が使用された一般的な環境から始まり、本発明に
ついてさらに詳細に記載される。
【0017】図3に、CD−ROM大容量記憶装置等の
光ディスク大容量記憶システムを示す。この図に描かれ
たデータ転送システムは、8051型等のマイクロコン
トローラ40による制御の下で、不揮発性メモリ42に
記憶された制御プログラムによって動作する。情報は、
光学的に、反射ディスクの表面の隆起又は陥没した領域
の形で、すなわち、ディスクの光学的特性の局部変化と
して記憶ディスク50に記憶される。レーザ光線を光ピ
ックアップ52からディスク50の表面に照射し、ディ
スクによって反射された光を集めることによって、情報
がディスクから読み出される。光ピックアップ52内の
検出器が反射された光を受けて、記憶された情報を表す
アナログ電気信号を発生させ、この信号をアナログ信号
プロセッサ54に供給する。アナログ信号プロセッサ5
4は光ピックアップ52からの情報信号を受け、記憶デ
ィスク50を回転させるスピンドル又はモータからサー
ボ情報を受け取る。このアナログ信号プロセッサによっ
て情報信号が処理され、情報信号は適当なフォーマット
でデジタル信号プロセッサ56に供給される。デジタル
信号プロセッサ56は、その出力端において、デジタル
化された情報信号を、CD−ROMコントローラ58又
はデジタル/アナログ変換器60に供給する。このデジ
タル/アナログ変換器は、デジタル信号プロセッサ56
からのデジタル化された情報信号をアナログ信号に変換
することができる。このアナログ信号はオーディオ出力
ジャック62に供給され、CD−ROMドライブからの
オーディオ出力を供給する。デジタル/アナログ変換器
60及びオーディオ出力ジャック62のサブシステム
は、典型的には、小型コンピュータシステム内に設けら
れ、オーディオコンパクトディスクを動作させ、CD−
ROMコントローラのデジタルデータ転送回路をバイパ
スする。IDEとして描かれているデータバス64に転
送されるデータは、データバス64に供給される前に、
データをフォーマットし、誤り訂正及び誤り検出を行
う、バッファメモリ66と連動するCD−ROMコント
ローラ58を通過する。
【0018】図3には、CD−ROMディスクに記憶さ
れた検索データのための大容量記憶装置が示されてい
る。CD−ROMセクタ内のデータ組織は、ISO/I
EC−10149標準に読み出し専用120mm光デー
タディスク(CD−ROM)におけるデータ交換技術情
報として定められている。この標準によって、CD−R
OMディスクに記憶されるデータ構造の大部分が規定さ
れているが、この構造全体の中で変更が許されている部
分も存在する。この標準において、3つの異なるセクタ
モードが存在するため、図3のCD−ROMディスク5
0に記憶されたデータは、それらの3つのモード、すな
わち、モード0、モード1及びモード2のいずれであっ
ても良い。したがって、図3に示す回路は、CD−RO
Mデータそれ自身内に含まれるモードデータバイトに応
答して、異なるモードの異なるデータ構造に対応するこ
とができる。CD−ROM装置からのデータ転送に関す
るこの点についてはすでによく知られている。以下の説
明においては、主に、モード1のデータをCD−ROM
ディスクから転送する場合を想定する。
【0019】図4は、標準によって定められたモード1
セクタに記憶されたデータ構造を示す。このセクタは、
図3の光ピックアップ及び主データ処理回路によるデー
タの読み出しのためにセクタの開始を確認するための1
2バイトの同期パターンを含む多くのフィールドに分割
されている。4バイトのヘッダは、分、秒、フレーム
(1秒=75フレーム)単位でのセクタの絶対アドレ
ス、及び、そのセクタ内に記憶されているデータが3つ
のモードのいずれであるかを示すモードバイトを含む。
モード1には、モード1セクタのバイト16からバイト
2068までの2048バイトのユーザデータが含ま
れ、これに引き続いて、4バイトの誤り検出符号(ED
C)データ、8中間バイト、172バイトのPパリテ
ィ、104バイトのQパリティが存在する。上述のよう
に、Pパリティ及びQパリティによって誤り訂正符号
(ECC)が構成される。この誤り検出符号(EDC)
及び誤り訂正符号(ECC)によって、各CD−ROM
セクタに対して2つの相補誤り保護メカニズムが構成さ
れる。EDCフィールドは、保護データフィールドを含
む32ビットの巡回冗長符号(CRC)の一部である
が、セクタ内にいかなる誤りが存在してもそれを検出す
るために使用される。ECCフィールドは、172バイ
トのPパリティフィールド及び104バイトのQパリテ
ィフィールドで構成されるが、セクタ内の誤りを検出
し、訂正するために使用されるリード・ソロモン積類似
符号(RSPC)である。すなわち、読み出されたセク
タ内に誤りが存在するか否かがEDCによって検査さ
れ、転送されるデータ内の誤りがECCによって訂正さ
れる。従来は、図1に示すように、CD−ROMディス
ク内から読み出されたデータに誤りが存在する可能性が
あるという暗黙の仮定が存在したため、EDC動作がな
される前には必ずすべての可能なECC動作が行われ
た。この方法によって、どのような誤り訂正動作を行う
ことが必要かを評価するための制御回路に頼ることな
く、転送されたデータ内の誤りを訂正することができ
る。一方、データ転送動作は、当初から誤りを含んでい
ないデータ又はすでに誤り訂正がなされて誤りが存在し
ないデータに対して誤り訂正動作を行うことによって、
その速度が低下する。CD−ROMディスクに記憶され
たデータを、記憶し検索するための工業規格では、誤り
訂正及び誤り検出を行うことが要求されているが、図1
に記載された特定構造は上記規格においては要求されて
いないことに留意することが重要である。
【0020】CD−ROMモード1セクタに対し、ED
C符号ワードは、セクタの0バイトから2067バイト
で構成され、一方、CD−ROMXAモード2フォーム
1セクタに対し、EDC符号ワードは、セクタの16バ
イトから2075バイトで構成される。EDCにおける
計算では、データバイトの最下位ビットが最初に使用さ
れるため、セクタのバイトを、Bi、i=0から235
1と記し、データバイトのビットを、Bij、j=7(M
SB)から0(LSB)と記すことができる。CD−R
OMモード1セクタのEDC符号ワードは、16544
ビット数 B0,00,10,20,30,40,50,60,7
1,01,1....B2066,72067,02067,12067,2
2067,32067,42067,52067,62067,7又は、多項式
で表記すると以下のようになる。
【0021】B0,016543+B0,116542+B0,2
16541+B0,316540+....B2067,43+B2067,52
+B2067,6X+B2067,7 CD−ROMXAモデル2フォーム1セクタに対するE
DC符号ワードは、16480ビット数 B16,016,116,216,316,416,516,616,7
17,0...B2074,72075,02075,12075,22075,3
2075,42075,52075,62075,7又は、多項式で表記す
ると以下のようになる。
【0022】B16,016479+B16,116478+B16,2
16477+B16,316476+....B2075,43+B2075,52
+B2075,6X+B2075,7 モデル1データでは、EDCは、同期、ヘッダ、ユーザ
データ及びEDCフィールドを保護する。4バイトED
Cフィールドは、その保護された、同期、ヘッダ、ユー
ザデータ及びEDCフィールドのデータフィールドと組
み合わされて、モデル1データに対し、EDC符号ワー
ドを形成する。
【0023】ISO/IEC−10149によると、C
D−ROMディスクに記憶されたEDC符号ワードは、
同期、ヘッダ、ユーザデータフィールドに付属する4E
DCバイトに適当な値を選択することにより、以下の検
査多項式で割り切ることができる。 P(x)=(x16+x15+x2+1)・(x16+x2+x+1) (1) 又は、 P(x)=x32+x31+x16+x15+x4+x3+x+1 CD−ROMから読み出されたEDC符号ワードを検査
多項式によって除し、除算後の余りが0でないかどうか
を判断することで、誤りが存在するかどうかを証明する
ため、EDCルールを使用することができる。図5に示
す巡回符号復号器によってEDCルールを実行すること
ができる。この回路は、例えば、引き続くQ出力とD入
力との間に結合された排他的論理和ORゲートを介して
供給されるフィードバックを有する一連のクロックDQ
フリップフロップとして実現される。このような回路は
公知である。全体のEDC符号ワードは、巡回符号復号
器を介して直列ビットストリームとして供給されなけれ
ばならない。最後のビットが巡回符号復号器に入力され
た後、例えば、32ビットのCRCレジスタを合計する
ことによって、CRCレジスタビットが検査される。C
RCレジスタのすべてのビットが0の場合には、保護さ
れたデータフィールドにおいて、EDCルールは誤りを
確認しないため、EDC符号ワードを正しいと仮定す
る。除算によって0でない値が得られた場合には、保護
されたデータフィールドに必ず誤りが存在する。しか
し、EDCルールはEDC符号ワード内のどのビットが
誤っているかを判断することはできない。
【0024】CD−ROM記憶ディスクからのデータの
転送において、誤り訂正符号(ECC)によってデータ
の訂正が完了するが、このECCは好適にはリード・ソ
ロモン積類似符号(RSPC)であり、参考文献、小高
等に付与された米国特許第4,413,340号、鈴木
等に付与された米国特許第4,680,764号に記述
されたものに類似する要領で適用される。モード1CD
−ROMディスクにおけるデータの各セクタのバイト1
2乃至2075は、二重にインターリーブされたRSP
C符号によって保護される。読み出されたデータセクタ
のこの保護されるデータバイトは、図2に示す型の一対
のマトリックスに配列される。マトリックスのコラム
は、Pベクトルで示され、これはGF(28)にわたる
(26,24)リード・ソロモン符号ワードである。マ
トリックスの対角線はQベクトルであり、GF(28
にわたる(45,43)リード・ソロモン符号ワードで
ある。このセクタには、それぞれ下位バイト及び上位バ
イトのための2つのデータプレーンに分割された86の
Pベクトルと52のQベクトルが含まれる。Pベクトル
及びQベクトルは、誤り訂正メカニズムを適用するため
の基本ユニットである。各Pベクトルは、2パリティバ
イトを含む26バイトで構成される。Pベクトルのそれ
ぞれから1組の誤り方程式を導くことができる。Pベク
トルに誤りが存在する場合には、リード・ソロモン積類
似符号ルールを適用して前記誤り方程式の組を解くこと
によって、誤りの位置(すなわち、ベクトルの誤ってい
る特定のバイト)及び誤りのパターン(すなわち誤りを
有するバイト内の誤りを有するビットのパターン)が得
られる。ベクトル内に誤りが存在しない場合には、誤り
方程式は0誤りパターンの自明の解を有する。あるい
は、誤り方程式は、ユーザデータ内の誤りデータに置き
換わる訂正されたデータバイトを発生するために使われ
る誤り位置及び誤りパターンを与える。Qベクトルは、
Qパリティ2バイトを含む45バイトの長さを有する。
Qベクトルのためのリード・ソロモン誤り復号は、Pベ
クトルについてなされるものと類似のものである。すな
わち、Qベクトルにおける誤りを確認し、誤りを有する
バイトの位置及び誤りパターンを導き出すため、各Qベ
クトルのための誤り方程式が導かれ、解かれる。次に、
誤りを有するバイトは、誤り方程式から導かれた訂正デ
ータパターンに置き換えられる。
【0025】誤り訂正それ自身では、大容量記憶装置か
ら転送されるデータの完全性を維持できるものとは限ら
ない。ECC論理回路の誤り訂正能力は限られているた
め誤り訂正過程の後に、さらに誤り訂正処理をすること
が必要である。Pリード・ソロモンベクトル又はQリー
ド・ソロモンベクトルのそれぞれについて1つの誤りの
みが検出され訂正される。すなわち、符号ワード内に2
つ以上の誤りが存在する場合には、ECC論理回路によ
って正確に誤り位置及び誤りパターンを解くことはでき
ない。その結果として、ECC論理回路が正しい誤り位
置を見い出すことができないか、又は、実際に誤りのな
いバイトを誤って訂正してしまうことになる。その結
果、ECC論理回路によって処理されたデータは誤りが
存在しないということはなく、実際には、誤り訂正論理
回路によって導入された新たな誤りが存在する。ある種
のECC論理回路は、デジタル信号プロセッサによって
与えられる誤り位置情報により符号ワードあたり2つの
誤りを訂正することができる。しかし、これらのルール
によっても、より複雑な誤り訂正能力のための追加的な
間接費に値するような十分な利益を提供するものではな
い。誤り検出論理回路は、誤り訂正論理回路とは異なっ
たアプローチを使用してセクター内の誤りを検出するた
め、冗長な誤り検査能力を提供するためにはECC論理
回路及びEDC論理回路の両方を組み合わせることが望
ましい。従来のCD−ROM記憶システムの誤り訂正過
程後にEDC論理回路を適用することは、誤りが訂正さ
れたセクタに誤りが存在しないことをより確実にするた
めの補足的なプロセスである。もちろん、このデータ保
護方式は、ECC符号及びEDC符号ワードによって保
護されたフィールドのみが保護されるという点で依然と
して限界が存在する。
【0026】本発明に係るCD−ROMコントローラの
機能ブロックを図6を参照しながら説明する。図6は、
図3に示したCD−ROMコントローラ58及びバッフ
ァメモリ66とは異なるより詳細な図である。図6を参
照して説明すると、CD−ROMコントローラは、デジ
タル信号56(図3参照)から、ビットストリーム直列
データ70のビットストリームとしての入力データを受
信する。ディスクランブラ72は、直列化されたセクタ
データをデジタル信号プロセッサから受信し、同期パタ
ーン通過の後、直列ビットストリームのディスクランブ
リングを開始する。ディスクランブラ72は同期フィー
ルドに引き続くCD−ROMセクタフィールド(ヘッ
ダ、ユーザデータ、EDC、ECC等)を受信するため
に動作する。ディスクランブルされたデータは、データ
編成器74及びCRC発生器78に供給される。データ
編成器74は、ディスクランブルされた直列データをバ
イト、典型的には8ビットバイトに変換し、それに引き
続く誤り訂正動作及び最終的なホストコンピュータへの
転送のために、バッファメモリ76の適当な位置にデー
タバイトが記憶される。バッファメモリ76は、典型的
には転送動作の際に1つ以上のデータセクタを迅速に記
憶することができるのに十分な容量を持つものが選択さ
れる。バッファメモリ76には、DRAM又はより高速
を望むのであればSRAMが選択される。本発明の有利
な点としては、その動作が高速であるため、データ転送
システムのバッファとして使用されるメモリとして低速
で、より安いものを使用できる点にある。
【0027】ディスクランブラ72からのデータビット
ストリーム出力は、バッファメモリ内へのデータ記憶の
ためのデータ編成器だけでなく、CRC発生器78にも
供給される。CRC発生器78は、図5に示されたCR
Cのようなもので、式(1)に列挙された誤り検査多項
式で実現する32ビットの巡回冗長検査器であることが
好ましい。CRC発生器は、最初にCD−ROMコント
ローラのディスクランブラ72によってディスクランブ
ルされたデータとして、入力データビットストリームを
受信する。入力ビットストリームデータがまだディスク
ランブルされメモリに記憶されている間に、CRC発生
器78は、入力データビットストリームを誤り検査多項
式によって除することによって、データに対して最初の
誤り検出動作を行う。CRC発生器からの出力は、CR
0によって示される初期余りパターンである。この余
りパターンは、図5に示す型のEDC論理回路を、まだ
訂正されていない入力EDC符号ワードビットストリー
ムに適用することによって得られる32ビットの余りワ
ードである。このCRC0の値は、データセクタのED
C符号ワード全体に対応するビットストリームが完全に
CRC発生器を通過した後に、誤り検出プロセッサ82
の中の余りレジスタに供給される。誤り検出プロセッサ
が、例えば、CRC0のビットに対してNOR動作を行
うことによって、最初の誤り検査の余りCRC0が0の
値を有することを検出した場合には、EDC論理回路は
入力データワードには誤りが存在しないと結論付ける。
そのような場合には、誤り検出プロセッサ82によって
バッファメモリ76内に記憶されているデータを迅速に
ホストコンピュータのデータバスに出力することができ
る。本発明の好適例においては、入力されるセクタのデ
ータは、再びCRC発生器78を介して循環することは
なく、他のCRC発生器を介して循環することもなく、
従来のEDC処理に供される。従来のEDC論理回路
は、セクタのデータのほとんどを32ビット直列レジス
タに直列に通すため、従来のEDC論理回路の速度は遅
くなる。図6に示すCD−ROMコントローラによっ
て、入力セクタデータは1度だけEDC論理回路を通過
し、そして、入力データビットストリームがディスクラ
ンブルされ、バイトに編成され、バッファメモリに記憶
されると同時に、EDC動作が行われる。したがって、
図6に示す実施例に記載のとおり、EDC動作による時
間の消費が顕著に軽減される。
【0028】図6に示すCD−ROMの典型的な実施例
において、誤りを有するバイトがバッファメモリ76に
上書きされた後にも誤り位置及び誤りパターンデータが
維持されることを除き、バッファメモリに記憶されたデ
ータに対して誤り訂正論理回路80によって従来の要領
でリード・ソロモン積類似符号(RSPC)に対応する
誤り訂正が行われる。転送されたセクタのデータがバッ
ファメモリ76に一旦記憶されると、誤り訂正が開始さ
れる。誤り訂正論理回路80によって、バッファメモリ
からRSPC符号ワードが読み出され、種々のP符号ワ
ード及びQ符号ワードに誤りが存在するかどうか判断さ
れ、適宜、誤りを有するデータバイトの誤り位置、及び
誤りのパターンを決定するために誤り方程式が解かれ
る。誤り位置は、セクタのどのバイトが誤りであるかを
示す、誤り訂正論理回路によって発生する12ビットの
2進数であり、また、誤りパターンは、バイトのどのビ
ットを訂正すべきかを示す、誤り訂正論理回路によって
発生する8ビットの2進数である。図6のコントローラ
の好適な実行動作において、誤り位置は単に誤りを有す
るバイトのアドレスである。誤りパターンは、誤り訂正
過程において、関連する誤り位置と関連付けて使用され
る。例えば、誤りパターン=01001010 2であっ
て、誤り位置が123410である場合には、セクタデー
タのバイト123410が誤りを有する。さらに、バイト
123410の元の値が11010101 2 の場合には、
123410の値は110101012 ○+010010
102 =100111112 に訂正される。すなわち、
訂正された値=元のデータパターン○+誤りパターンで
ある。ここで○+は排他的論理和OR演算子である。E
CC論理回路80によって、生成されるデータバイト
(訂正データ=誤りデータ○+誤りパターン)を計算す
ることにより、P符号ワード及びQ符号ワードのそれぞ
れに対して誤り訂正が行われ、バッファメモリ76上で
誤りデータバイトは訂正されたデータバイトで上書きさ
れる。
【0029】本発明の好適例において、誤り位置及び誤
りパターンは、誤りを有するバイトが訂正された後にお
いても廃棄されることはない。むしろ、誤り位置及び誤
りパターンは誤り検出論理回路80内のレジスタに記憶
され、又は、より典型的には、誤り検出プロセッサ82
内のレジスタに記憶される。これらのデータは、最初の
誤り検査余りCRC0に対する訂正を計算するにあたっ
て使用されるか、又は、先に訂正された誤り検査余りR
iに対してさらに訂正する際の計算に使用される。バッ
ファメモリに記憶されたデータに対するそれぞれの訂正
の後に、誤り検査余りRiの値が検査され、それが0か
どうか判断される。最新の余りRiの中に0値となるも
のがある場合には、誤り検出プロセッサ82は、そのセ
クター内の誤り全てが訂正され、それらのデータを迅速
にバッファメモリ76からIDE又は他の、ホストコン
ピュータのバスに転送することができると結論付ける。
図6に示すCD−ROMコントローラが上記の要領で動
作したときに、誤り検査余りRiとして0値が得られた
後、誤り訂正論理回路80の動作が停止する。
【0030】誤り検出プロセッサ82は、本発明に係る
誤り検出符号ルールをバッファメモリ内に記憶されたデ
ータに間接的に適用する。すなわち、誤り訂正論理回路
の動作によって発生した誤り位置及び誤りパターン情報
に基づいて、本発明に係るEDCルールが最初の又はそ
れに引き続くCRC余り値(CRC0又はRi)に適用さ
れ、最新のCRC余り値(Ri+1)を発生する。誤り訂
正論理回路80によって訂正されたそれぞれの誤りを有
するバイトについて、誤り訂正論理回路80は、誤り位
置及び誤りパターン情報を誤り検出プロセッサ82まで
通過させる。誤り検出プロセッサ82は、先に記憶され
た余り(Ri)に対する訂正を計算し、その訂正を余り
(Ri)に加えることによって、検査多項式による除算
のCRC余りRを再計算する。CRC余りの訂正を計算
することによって、誤り検出論理回路は、CRC余りを
計算するための検査多項式によるEDCによって保護さ
れたすべてのセクタデータのビットで構成される長い2
進数を除する必要はない。誤り検出プロセッサ82が、
誤り訂正論理回路80による最新の訂正バイトの誤り位
置及び誤りパターンに対応する余りRiを訂正した後、
誤り検出レジスタRの新しい値が検査される。Rが0で
ない場合には、セクタのデータ内に訂正されるべき誤り
が残っている。そして、誤り訂正過程が継続される。R
が0の場合には、誤り検出プロセッサは、そのセクタ内
の全ての誤りが訂正されたと好適に仮定し、誤り訂正過
程が好適に停止し、データが転送される。CD−ROM
記憶ディスクから新たなセクタが読み出され、上述の過
程が新しいセクタに対して繰り返される。セクタ内の全
てののPベクトル及びQベクトルが処理された後、Rが
0でないままである場合には、誤り訂正過程が再び繰り
返されるか、より好適にはセクタのデータが再びディス
クから読み出される。
【0031】本発明に係る誤り検出プロセッサの動作
は、15ビット符号ワードに基づく単純な例を参照する
ことによって理解することができる。 c(x)=x14+x11+x8+x6+x5+x4+x3
x、又は、 c(x)=(100100101111010)、 そして、これらは次に示す検査多項式を有する。
【0032】p(x)=x4 +x+1 p(x)でc(x)を除することによって商は次のよう
になる。 q(x)=(10001011001) さらに余りは次のようになる。 r(x)=(0001)すなわち次のとおり、 これは、誤り検査多項式p(x)を使用する符号ワード
c(x)の完全性の証明となる従来の誤り訂正論理回路
の適用例を示すものであり、これは、図6に示すCRC
発生器78によって最初に行われるものでも良い。もち
ろん、CRC発生器78において使用されるEDC符号
ワードは、16000ビットを超える長さを有し、誤り
検査多項式は上記式(1)に示されたものである。これ
は、2を法とする算法によって行われ、またXORゲー
トと組み合わせて直列シフトレジスタにおいて実行する
ことができるため、従来のCRC動作の除算の単純性が
この例によっても示されている。上記例によって余りr
(x)が0でないので、EDC動作によって符号ワード
c(x)に誤りが存在することが示される。何らかの誤
り訂正動作が実行され、符号ワードc(x)の誤りビッ
トがx10及びx5であると決定され、c(x)の誤りパ
ターンがe(x)=(00001000010000
0)であると判断される。そして、訂正された符号ワー
ドc’(x)は、c’(x)=c(x)○+e(x)=
(1001101010011010)となる。
【0033】図1に示された従来の誤り訂正及び誤り検
出回路によって行われる要領で誤り訂正動作がなされた
後に、従来のEDC論理回路を適用することによって、
次のようにしてc’(x)が正しいという事実が証明さ
れる。 すでに議論したように、この従来のEDC手順(ECC
が完了した後のCRC)においてはハードウェアが単純
化されるという利点が存在するけれども、CD−ROM
ディスクにおけるデータの記憶に従来使用されている1
6000ビットのEDC符号ワードに適用した場合に
は、過程の速度が遅くなるという欠点がある。
【0034】本発明の好適例においては、誤りパターン
からの誤り検査余りが訂正され、訂正された余りはその
余りが0になる時を判断するために試験される。以下の
式に示すように、この方法において、従来の過程と類似
の結果が得られる。 本発明に係る誤り検出プロセッサは、誤り検査余りに対
する訂正を順次追跡して、その訂正により余りの値を減
少させる。そして誤り検査余りが0まで低減されたとき
を決定する。このように、1以上である当初の誤り検査
余りからの減算によって、余りは完全に訂正され、その
合計は当初の誤り検査余りと同じ値になる。同様に、当
初の余りパターンとセクタデータに対してなされる訂正
のそれぞれの誤りパターンとの合計は、すでに述べた例
による方法によって、誤り検査多項式によって割り切る
ことができる。すなわち、本発明に係る誤り訂正方法に
よって、従来のCRCに基づくEDC論理回路と同様の
データの完全性についての検査が行われる。しかし、本
発明に係る誤り検出過程の実行は、従来のCRCに基づ
く誤り検出論理回路における実行とは全く異なる。
【0035】上記の例においては、誤りパターンは、符
号ワード内の特定の位置に存在する個々のビットによっ
て構成されていた。これに対して、本発明に係る誤り検
出プロセッサがCD−ROMコントローラ内において実
現されたときには、誤りパターンは8ビットバイトであ
って、誤り位置は2000バイト以上のセクタ内におけ
る誤りを有するバイトの位置を表す12ビット数であ
る。誤り検査余りに対する訂正を計算するためには、誤
りパターン及び誤り位置の両方に基づく誤り位置を補償
することが必要である。図6に示す実施例の誤り検出プ
ロセッサ82によって最新の誤り検査余りを訂正するた
め、数学的に、次に示す計算が行われる。
【0036】 Ri+1=Ri○+{(e・x8s)モジュロP(x)}、(2) ここでRは誤り検出結果であり、eは誤りパターンであ
り、sは誤り位置lから導かれた数字であり、P(x)
は式(1)に示した検査多項式である。実際には数Ri
○+(e・x8s)は長いため、モジュロP(x)演算に
時間がかかる。しかし、この計算はEDCワード全体に
対して行われる従来のCRC計算よりは速度が早い。さ
らに、この誤り検出プロセスは、誤り訂正プロセスと並
行して行われるため、誤り訂正及び誤り検出プロセスの
全体は図1に示す従来の回路よりは全体的に速度が速く
なる。
【0037】図7は、図6に示すCD−ROMコントロ
ーラ内において式(2)の計算を実行するために考えら
れる誤り検出プロセッサ82を図式的に示したものであ
る。誤り検出プロセッサ82は、誤り検査余りに対して
なされる訂正の計算に含まれる一連のステップを制御す
るためのステートマシンとしての誤り検出プロッセッサ
コントローラ100を含む。誤り位置コンバータ10
2、すなわち、図7に示すELCによって、誤り位置l
が12ビット数sに変換される。そして、これは値Rに
対する訂正を計算する際に使用される。訂正計算回路1
04によって値e・x8s・modP(x)が計算され、
余り訂正が出力される。余りRレジスタ106に誤り検
査余りが記憶され、これは当初はCRC0であって、そ
れに引き続く繰り返しによって訂正余り値Riとなる。
1組の誤り方程式が解かれると、誤りパターンe(8ビ
ット)及び誤り位置lが誤り訂正論理回路80によって
得られる。誤り訂正論理回路80によって、誤りパター
ンe及び誤り位置lがそれぞれ線路108及び110上
で誤り検出プロセッサ82に出力される。同時に、誤り
訂正論理回路は誤り検出プロセッサの動作を開始するた
めの開始パルスを線路112上に出力する。すなわち、
誤り検出プロセッサコントローラ100によって制御さ
れるステートマシンによって、誤り検出処理ステップの
ステップ開始がされる。
【0038】その他の誤り検出プロセッサ82への入力
には、図6のコントローラ回路のCRC発生回路78に
よって計算される最初のCRC0値がある。この最初の
CRC0値は、誤り訂正処理と同時に、又はその前に、
CRC発生器によって誤り検出プロセッサに供給され、
Rレジスタ106に記憶される。最初の誤り検査余りC
RC0の値は、それが0かどうかを決定するために検査
される。もしこの最初の値が0であれば、本発明におけ
る好適例においては、もはや誤り訂正動作は行われな
い。CRC発生器による最初のEDC動作によって、読
み出されたデータ内に1以上の誤りが存在することが示
された場合には、誤り訂正論理回路によって誤り検出プ
ロセッサ82の動作が開始されるまで、CRC0値はR
レジスタ106に残る。スタートパルスによって開始さ
れ、誤り位置変換器102によって誤り位置lが12ビ
ット数sに変換され訂正計算回路104に供給される。
この訂正計算回路にはまた誤りパターンeも供給され、
これらのデータから訂正計算回路104によって最初の
余り値に対する訂正が計算される。XORゲート114
によって、32ビットの誤り検査余りワードが訂正値と
合算され、この合算値はRレジスタに記憶される。訂正
された余りが発生すると、その余り値は、例えば、その
余りワードの全てのビットに適用されるNOR演算によ
って試験される。余りが0である場合には、全ての誤り
が訂正されたと判断され、バッファメモリ内に記憶され
たデータはホストコンピュータの要求に応じて即座に転
送されるか、あるいはその後転送されることが可能とな
る。誤り訂正動作によって1つのセクタのデータの訂正
が成功すると、新しいセクタが大容量記憶ユニットから
読み出され、誤り訂正及び誤り検出過程が再び開始され
る。これとは逆に、訂正された余りが0でない場合には
誤り訂正過程が続行される。一旦全ての誤り訂正ベクト
ルが処理された場合には、すでに復号されたPベクトル
及びQベクトルの復号を繰り返すことにより誤り訂正過
程を続行することが可能である。しかし、セクタのデー
タが再びディスクから読み出され、全ての誤り訂正及び
誤り検出過程を再び開始するほうがより好ましい。
【0039】誤り訂正動作が開始される前に、CRC発
生器は、P(x)によってセクタ内のEDC符号ワード
を除することによって、最初のCRC値であるCRC0
を導出する。データバイトがBi、i=0〜2351で
あるCD−ROMモード1セクタに対して次の式が与え
られる。 (B0,016543+B0,1 16542+...+B2067,6x+B
2067,7)÷P(x)=Q0(x)+CRC0(x), ここで、P(x)は検査多項式であり、Q0は商であ
る。誤りを有するバイトの誤りパターンe及び誤り位置
lのために誤り訂正論理式が解かれ、符号ワードが訂正
される。訂正されたEDC符号ワードは次のようにな
る。
【0040】B0,016543...+(B1,07+B1,16
+B1,25+B1,34+B1,43+B1,52+B1,6
+B1,7)x8(2067-1)+...+B2067,7+(e07+e1
6+e25+e34+e43+e52+e6x+e7
8(2067-1), ここでei、i=7(MSB)〜0(LSB)は誤りパ
ターンeのビットである。上記EDC符号ワードをP
(x)で除することによって余りが次のようになる。
【0041】R(x)=CRC0(x)+r(x), ここで、 r(x)=(e07+e16+e25+e34+e43
+e52+e6x+e7)x8(2067-1)モジュロP(x) 図7に示す訂正計算回路104によってR(x)の上記
計算が行われる。誤り訂正過程において2以上の誤りを
訂正するかもしれないから、誤り訂正論理回路80によ
って誤りが訂正される回数だけこの計算を行うことがあ
りうる。最初のCRC0値に対して行われる、余りに対
する一番最初の訂正を除いて、すべての誤り訂正過程の
繰り返しは以下に示す式によって決定されるR(x)に
対して行われる。
【0042】R(x)new=R(x)old+r(x) わずかな改良をすることによって、CD−ROMXAモ
デル2フォーム1セクタに対して上述の式を適用できる
ことに留意すべきである。すなわち、上記計算式によっ
て新たなR値を計算することによって、誤り検出プロセ
ッサ82によって誤りが検出される。
【0043】R(x)new=R(x)old+{(e・x
8(L-l))モジュロP(x)}, ここで、eは誤りパターンであって、lは誤り位置を示
す。CD−ROMモード1セクタに対してはL=206
7であり、CD−ROMXAモード2フォーム1セクタ
に対してはL=2075となる。
【0044】lは12ビット数であるため、ハードウェ
アへの要求が厳しくなり、広いチップ領域を必要とする
ことになるから、直接e・x8(L-l)モジュロP(x)を
計算することはしばしば望ましくない。したがって、上
記計算を多くの小規模のかけ算に分割することが好まし
い。余りの計算は次のように書き換えることができる。
【0045】R(x)new=R(x)old+{(e・
8s)モジュロP(x)} ここで、s=(L−l)である。そして、12ビット数
であるsは、図8に示すように3つの4ビット部分、す
なわちs=s8・28+s4・24+s0に分解することが
できる。この変換によって以下に示す誤りパターン計算
を行うことができる。
【0046】 e・x8s=e・x8(256s8+16s4+s0) =e・x2048s8+128s4+8s0 =e・(x2048s8×x128s4×x8s0) すなわち、 e・x8sモジュロP(x) =e・(x2048s8×x128s4×x8s0)・モジュロP
(x) この式を、余り訂正計算の全ての積に対して以下に示す
ルールを使用することによって展開することができる。
【0047】(A×B)モジュロN={(Aモジュロ
N)×B}モジュロN余り訂正計算e・x8sモジュロP
(x)は、・x2048モジュロP(x)(x20 48を乗じ、
そして余りを得るためP(x)によって除する)s
8倍、・x128モジュロP(x)s4倍、及び・x8モジュ
ロP(x)s0倍を適用することにより計算することが
できる。本発明に係る誤り検出プロセッサの特に好適な
実施例においては、図9において、余り訂正計算はステ
ージ150、152、及び154を有する三段の多項式
乗算器104及びsカウンタ136によって実行され
る。
【0048】この誤り検出回路は多くの点において図7
に示す実施例と類似している。すでに述べた要素につい
てはさらに説明をしない。図7に示した実施例の場合と
同様に、図9に示す誤り検出プロセッサによって、Rレ
ジスタ106に初期値として32ビットのCRC0初期
誤り検査余りがCRC発生器78(図6参照)から直接
記憶される。この初期状態において、マルチプレクサ1
20はCRC発生器の出力を選択する状態に維持され
る。誤り検出論理回路80が、誤りを発見し、適切な誤
り方程式を解くことに成功して8ビットの誤りパターン
eと12ビットの誤り位置lを発生させる度に、誤り訂
正論理回路によって誤り検出プロセッサコントローラ1
00に対してスタートパルスが与えられる。またこのと
き、誤り訂正論理回路によって、誤り検出プロセッサに
対して誤りパターンe及び誤り位置lが供給される。ス
タートパルスを受信すると、誤りパターン入力値がマル
チプレクサ140を通過し、以後の計算のために暫定レ
ジスタ142にラッチされる。
【0049】またスタートパルスを受信すると、図7の
実施例ELC回路102に相当する図9の誤り検出プロ
セッサの一部によって12ビットの入力誤りアドレス1
30が値sに変換され、その値がsレジスタ136に記
憶される。データが記憶されるCD−ROMセクタのモ
ード(これはEDC符号ワードの長さを決定する)と、
EDC符号ワード内の誤りを有するバイト位置の両方に
基づいてsが決定される。CD−ROMディスクから読
み出されたモードによって、マルチプレクサ132は、
異なるモードに対して適切なEDC符号ワード長さ(2
067,2075)の一方又は他方を12ビットの2進
ワードとして出力する。モードバイト=1と読まれた場
合には、そのセクタはCD−ROMモード1データとし
て記憶される。そして、マルチプレクサ132は減数2
067を選択する。そうでない場合には、CD−ROM
XAモード2フォーム1セクタに対応して減数2075
が選択される。12ビット減算器134によって12ビ
ットEDC符号ワード長さの12ビット誤りアドレスは
減算され、その結果がsレジスタ136に供給される。
sレジスタ136は3つの4ビットカウンタ、s8
4、及びs0によって構成され、その詳細が図8に示さ
れるように、sレジスタ136は3つの信号w、v、及
びuを発生させる。
【0050】ここで、 u=(s0≠0)、v=(s4≠0)、w=(s8≠0) u、v及びwは、それぞれ’・x8モジュロP
(x)’、’・x128モジュロP(x)’、’・x2048
モジュロP(x)’の各段階を制御する。
【0051】三段乗算器104によって余り訂正e・x
8sモジュロP(x)が計算される。次のアルゴリズムが
以前に暫定レジスタに記憶された誤りパターンに対して
行われる。sが0でない場合、 { 暫定値={{{暫定値・x8uモジュロP(x)}・x2048w モジュロP(x)}・x128vモジュロP(x)}; s8>0の場合、s8=s8−1; s4>0の場合、s4=s4−1; s0>0の場合、s0=s0−1; } 必要なサイクルの合計数は、(s8、s4、s0)の最大
値であって、その乗算の結果はマルチプレクサ140を
介して暫定レジスタ142に供給される。ここで3つの
ステージ150、152、154によって行われる3つ
の乗算/モジュロ動作の順序は、訂正計算回路によって
生成され、暫定レジスタ142に記憶される最終結果に
は何ら影響を及ぼさないことに留意しなければならな
い。しかし、図示された配列によって、乗算器/モジュ
ロ回路によって費やされるチップ領域の面積が低減され
ることを含めてハードウェアの特性が最適になり、この
点が本発明の好適な側面であるといえる。必要な数のサ
イクルが乗算器104によってなされた後、暫定レジス
タ142は余り訂正値e・x8smodP(x)を保持す
る。余り値は排他的論理和ORゲート114を使用する
ことによってRレジスタ106に記憶された値(CRC
0又はRi)に加算される。誤り検出プロセッサが初期化
された後、マルチプレクサ120によって、全ての誤り
訂正動作に対してXORゲート114の出力が選択され
る。
【0052】訂正された余りRの状態は、R=0出力と
して得ることが可能である。図7に示した実施例との関
連で上述したように、訂正された余りの値に基づき、デ
ータが転送されるか、あるいはさらに誤り訂正動作が行
われる。本発明がその好適実施例を通じて説明された
が、これらの好適例は例示することのみを目的とするも
のである。本発明の属する技術分野における通常の知識
を有する者は、本発明の基本的な技術内容を変更するこ
となく、ここに記載された実施例に対して種々の改変及
び改良をすることができるであろう。したがって、本発
明は本明細書に記載された特定の実施例に限定されるも
のではない。むしろ、本発明の技術的範囲は特許請求の
範囲の記載によって定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCD−ROMのデータ転送コントローラ
を示す図である。
【図2】CD−ROM大容量記憶ディスクに記憶される
データのための標準的な誤り訂正マトリックスを示す図
である。
【図3】本発明の好適例における光ディスク大容量記憶
システムを示す図である。
【図4】モード1CD−ROMディスクの1つのセクタ
内に記憶されるデータ構造を示す図である。
【図5】図6の構造内において使用することのできる巡
回冗長検査回路を示す図である。
【図6】本発明の好適例におけるCD−ROMコントロ
ーラを示す図である。
【図7】本発明に係る誤り検出プロセッサを示す図であ
る。
【図8】本発明の好適例との関連で使用されるカウンタ
を示す図である。
【図9】本発明に係る誤り検出プロセッサの他の実施例
を示す図である。
【符号の説明】
10 入力セクタビットストリーム 12 ディスクランブラ 14 データ編成器 16 バッファメモリ 18 誤り訂正論理回路 20 誤り検出論理回路 22 巡回冗長検査回路 24 出力誤り検査セクタ 40 マイクロコントローラ 42 ROM 50 記憶ディスク 52 光ピックアップ 54 アナログ信号プロセッサ 56 デジタル信号プロセッサ 58 CD−ROMコントローラ 60 デジタル/アナログ変換器 62 オーディオ出力 64 データバス 66 バッファメモリ 70 入力ビットストリーム 72 ディスクランブラ 74 データ編成器 76 バッファメモリ 78 CRC発生器 80 誤り訂正論理回路 82 誤り検出プロセッサ 100 誤り検出プロセッサコントロ
ーラ 102 誤り位置コンバータ 104 訂正計算回路 106 Rレジスタ 108、110、112 線路 114 排他的論理和ゲート 120、132、140 マルチプレクサ 130 誤りアドレス 134 12ビット減算器 136 sレジスタ 142 暫定レジスタ 150、152、154 乗算器/モジュロ回路

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク大容量記憶システムとホスト
    コンピュータとの間でデータを転送する方法であって、 光記憶ディスクからデータストリングを検索し、該検索
    されたデータストリングをデジタルメモリ内の記憶装置
    と互換性のある形式に変換し、 前記検索されたデータストリングを第1の誤り検出回路
    に供給するとともに、前記検索されたデータストリング
    をバッファメモリ内に記憶し、 前記検索されたデータストリングがバッファメモリに記
    憶される間に、誤り検出動作の少なくとも一部が実行さ
    れるように、前記検索されたデータストリングについて
    第1の誤り検出動作を行って、前記検索されたデータス
    トリング内に誤りが存在するかどうかを判断し、 第1の誤り検出動作によって前記検索されたデータスト
    リングに誤りが存在しないと判断された場合には、前記
    検索されたデータストリングをホストコンピュータシス
    テムに転送し、 第1の誤り検出動作によって前記検索されたデータスト
    リングに誤りが存在すると判断された場合には、前記検
    索されたデータストリングを前記ホストコンピュータに
    転送する前に前記検索されたデータストリングについて
    誤り訂正動作を行い、 前記誤り訂正動作が行われるときに、 前記検索されたデータストリング内の誤りを訂正し、 第2の誤り検出動作を行って、前記検索されたデータス
    トリング内に誤りが残存しているかどうかを判断し、も
    し、該第2の誤り検出動作によって前記検索されたデー
    タストリング内に訂正されずに残った誤りがないことが
    示された場合には、第2の誤り検出動作は無誤り信号を
    発生し、 第2の誤り検出動作によって発生された前記無誤り信号
    に応じて前記ホストコンピュータに訂正されたデータス
    トリングを供給することを特徴とする光ディスク大容量
    記憶システムとホストコンピュータとの間でデータを転
    送する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の誤り検出動作を行うステップ
    が、前記検索されたデータストリングに存在する誤りを
    特徴付ける第1の誤り検出値を発生し、該第1の誤り検
    出値が記憶されることを特徴とする請求項1記載の光デ
    ィスク大容量記憶システムとホストコンピュータとの間
    でデータを転送する方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の誤り検出動作を行うステップ
    が、前記第1の誤り検出値に対する訂正を計算するステ
    ップと、前記第1の誤り検出値を訂正するステップと、
    訂正された誤り検出値が0でないかどうかを判断するス
    テップとで構成されることを特徴とする請求項2に記載
    の光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュータ
    との間でデータを転送する方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の誤り検出動作が、誤り検査多
    項式によって前記検索されたデータストリングを除する
    ことを含み、前記第1の誤り検出値が前記誤り検査多項
    式によって前記検索されたデータストリングを除するこ
    とによって得られる余りであることを特徴とする請求項
    3に記載の光ディスク大容量記憶システムとホストコン
    ピュータとの間でデータを転送する方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の誤り検出動作が、前記誤り訂
    正動作によって導出される誤りパターン及び誤り位置に
    応答するものであることを特徴とする請求項4に記載の
    光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュータと
    の間でデータを転送する方法。
  6. 【請求項6】 前記検索されたデータストリングを変換
    するステップが、デジタル信号プロセッサによって行わ
    れる動作とディスクランブラによって行われる動作を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク大容量
    記憶システムとホストコンピュータとの間でデータを転
    送する方法。
  7. 【請求項7】 前記ディスクランブラが、第1の誤り検
    出回路にデータを供給し、前記バッファメモリに前記検
    索されたデータストリングを記憶させるデータ編成器に
    データを供給することを特徴とする請求項6記載の光デ
    ィスク大容量記憶システムとホストコンピュータとの間
    でデータを転送する方法。
  8. 【請求項8】 前記検索されたデータストリングが、二
    重にインターリーブされたリード・ソロモン符号によっ
    て符号化されていることを特徴とする請求項7記載の光
    ディスク大容量記憶システムとホストコンピュータとの
    間でデータを転送する方法。
  9. 【請求項9】 光ディスク大容量記憶システムとホスト
    コンピュータとの間でデータを転送する方法であって、 前記光記憶ディスクからデータストリングを検索し、該
    検索されたデータストリングをバッファメモリに記憶
    し、 前記検索されたデータストリングを第1の誤り検出回路
    に供給し、 前記検索されたデータストリングについて第1の誤り検
    出動作を行って、前記検索されたデータストリング内に
    誤りが存在するかどうかを判断し、前記検索されたデー
    タストリング内に存在する誤りを特徴付ける第1の誤り
    検出値を決定し、 前記検索されたデータストリングについて誤り訂正動作
    を行い、前記検索されたデータストリング内の第1の誤
    りを確認し、前記第1の誤りの誤りパターンを決定し、 前記検索されたデータストリング内の前記第1の誤りを
    訂正し、 第2の誤り検出動作を行って、前記訂正されたデータス
    トリング内に誤りが残存するかどうかを判断し、 前記第2の誤り検出動作を行うステップが、前記第1の
    誤りに対して決定される誤りパターンに基づいて前記第
    1の誤り検出値に対する訂正を計算するステップを含む
    ことを特徴とする光ディスク大容量記憶システムとホス
    トコンピュータとの間でデータを転送する方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の誤り検出値を訂正し、前記
    訂正された第1の誤り検出値を第2の誤り検出値として
    記憶し、その後、前記第2の誤り検出値が0でないかど
    うかを判断することを特徴とする請求項9に記載の光デ
    ィスク大容量記憶システムとホストコンピュータとの間
    でデータを転送する方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の誤り検出値が、前記第1の
    誤り検出回路とは別の第2の誤り検出回路によって決定
    されることを特徴とする請求項10記載の光ディスク大
    容量記憶システムとホストコンピュータとの間でデータ
    を転送する方法。
  12. 【請求項12】 前記誤り訂正動作が行われた後に、前
    記訂正されたデータストリングを前記ホストコンピュー
    タに供給することを特徴とする請求項10記載の光ディ
    スク大容量記憶システムとホストコンピュータとの間で
    データを転送する方法。
  13. 【請求項13】 前記検索されたデータストリングが前
    記バッファメモリに記憶されるとともに、前記検索され
    たデータストリングが前記第1の誤り検出回路に供給さ
    れることを特徴とする請求項9に記載の光ディスク大容
    量記憶システムとホストコンピュータとの間でデータを
    転送する方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の誤り検出動作によって前記
    検索されたデータストリングに誤りが存在しないと判断
    された場合には、前記検索されたデータストリングを前
    記ホストコンピュータシステムに転送することを特徴と
    する請求項9に記載の光ディスク大容量記憶システムと
    ホストコンピュータとの間でデータを転送する方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の誤り検出値が記憶されるま
    では誤り訂正動作が行われないことを特徴とする請求項
    9に記載の光ディスク大容量記憶システムとホストコン
    ピュータとの間でデータを転送する方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の誤り検出動作が、誤り検査
    多項式によって前記検索されたデータストリングを除
    し、前記第1の誤り検出値が、前記誤り検査多項式によ
    って前記検出されたデータストリングを除することによ
    って得られる余りであることを特徴とする請求項9記載
    の光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュータ
    との間でデータを転送する方法。
  17. 【請求項17】 前記第2の誤り検出動作が、前記誤り
    訂正動作によって導出される誤りパターン及び誤り位置
    に応答するものであることを特徴とする請求項16に記
    載の光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュー
    タとの間でデータを転送する方法。
  18. 【請求項18】 前記検索されたデータストリングが、
    二重にインターリーブされたリード・ソロモン符号によ
    って符号化されていることを特徴とする請求項9に記載
    の光ディスク大容量記憶システムとホストコンピュータ
    との間でデータを転送する方法。
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