JP2000223617A - 半導体装置の実装構造 - Google Patents

半導体装置の実装構造

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JP2000223617A
JP2000223617A JP11024191A JP2419199A JP2000223617A JP 2000223617 A JP2000223617 A JP 2000223617A JP 11024191 A JP11024191 A JP 11024191A JP 2419199 A JP2419199 A JP 2419199A JP 2000223617 A JP2000223617 A JP 2000223617A
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JP
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semiconductor device
heat
opening
motherboard
substrate
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JP11024191A
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English (en)
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Tsutomu Toyoshima
勉 豊嶋
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Mitsui High Tec Inc
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Mitsui High Tec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、基板の実装面側に半導体チ
ップを搭載した半導体装置であっても、十分な放熱が可
能である半導体装置及びその実装構造を提供することに
ある。 【解決手段】 本発明の特徴は、基板のマザーボードへ
の実装面に半導体チップを搭載した半導体装置の実装構
造に関し、マザーボードの半導体装置と対抗する領域に
開口部を設けたことにあり、特には、前記マザーボード
の半導体装置実装面と逆の面側に、前記開口部を通して
半導体装置と接触する放熱体を設けたこと、および、マ
ザーボードの半導体装置実装面と逆の面側に、前記開口
部に送風する冷却ファンを設けたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を用いた半導
体装置の実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、基板31に半
導体チップ32を搭載し、接続端子33を介して半導体
チップ32とマザーボード34の導通を行う半導体装置
35において、半導体装置35の厚みを薄くするため、
基板31のマーボード34への実装面36側に半導体チ
ップ32を搭載することがある。
【0003】この半導体装置35では、実装時に基板3
1とマザーボード34の間に半導体チップ32が搭載さ
れた状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体装置
35において、半導体チップ32に発生する熱は、基板
31の実装面36及び上面37(実装面36と逆の面)
から放熱されるが、基板31はポリイミド等の樹脂材料
から形成されることが多く、樹脂材料は熱伝導率が低く
いため上面37からの放熱効果が得られない問題があっ
た。
【0005】基板31の材料にセラミックのような熱伝
導率の高い基板を使用すれば上面37からの放熱効果が
向上するが、十分とは言えず、また、セラミック基板は
高価であり、加工が難しい。
【0006】よって、上面37からの放熱効果が得られ
ないため、実装面36からの放熱が重要になる。
【0007】実装面36において半導体チップ32に発
生した熱は、基板31とマザーボード34の間の空気層
に放熱されるが、基板31とマザーボード34に挟まれ
た閉鎖的な空気層であり、放熱性が悪い。
【0008】よって、このような基板31の実装面36
に半導体チップ32を搭載した半導体装置35の実装構
造では、十分な放熱ができず、熱により半導体装置35
の機能に障害が起こることがあった。
【0009】本発明の目的は、基板の実装面側に半導体
チップを搭載した半導体装置であっても、十分な放熱が
可能である半導体装置及びその実装構造を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、基板の
マザーボードへの実装面に半導体チップを搭載した半導
体装置の実装構造に関し、マザーボードの半導体装置と
対抗する領域に開口部を設けたことにある。
【0011】特には、前記マザーボードの半導体装置実
装面と逆の面側に、前記開口部を通して半導体装置と接
触する放熱体を設けたことにある。
【0012】また、特には、前記マザーボードの半導体
装置実装面と逆の面側に、前記開口部に送風する冷却フ
ァンを設けたことにある。
【0013】
【発明の実施形態】本発明の実施形態は、基板のマザー
ボードへの実装面に半導体チップが搭載され、半導体チ
ップは配線パターンにより実装面に設けられた接続端子
と導通されており、接続端子を介して半導体装置とマザ
ーボードが導通される構造であり、半導体チップは封止
樹脂により封止され、マザーボードの半導体装置と対抗
する領域に開口部が設けられている半導体装置の実装構
造である。
【0014】本実施形態では、マザーボードへ設けられ
た開口部を通して、半導体装置に発生した熱がマザーボ
ードの半導体装置実装面と逆の面に伝熱される為、従来
よりも高い放熱効果を得ることができる。
【0015】
【実施例1】以下、本発明の実施例につき図面を用い詳
細に説明する。
【0016】本実施例の半導体装置の実装構造は、図1
に断面図、図2に底面図を示す通りであり、半導体装置
1における樹脂基板2の実装面3に接続端子である半田
ボール4および半導体チップ5と半田ボール4を導通す
る配線パターン6が設けられており、配線パターン6の
半導体チップ搭載用バンプ7および半田ボール4と接続
する部分以外が絶縁フィルム(図示せず)で覆われてい
る。
【0017】半導体チップ5は配線パターン6に設けた
半導体チップ搭載用バンプ7にフリップチップ方式によ
り搭載され、封止樹脂8により封止されている。
【0018】また、半田ボール4により半導体装置1と
マザーボード9が導通され、マザーボード9の半導体装
置と対抗する領域10に開口部11が設けられている。
【0019】また、マザーボード9の下面12(半導体
装置搭載面13と逆の面)に、開口部11を通って半導
体装置1の封止樹脂8と接触する放熱体14が設けられ
ている。
【0020】放熱体14はヒートパイプ15及び放熱フ
ィン16からなり、ヒートパイプ15は開口部11を通
して封止樹脂8及び下面12に設けられた放熱フィン1
6と接触し、半導体装置1の熱を開口部11を通して放
熱フィン16に伝熱する。
【0021】放熱フィン16はヒートパイプ15から伝
熱された熱を下面12において放熱する。
【0022】本実施例における半導体装置1の実装方法
は、まず、マザーボード9の半導体装置実装面13に半
導体装置1を半田ボール4が接するように搭載し、リフ
ローすることにより半田ボール4を固着して半導体装置
1を固定する。
【0023】次に、ヒートパイプ15を接着した放熱フ
ィン16をマザーボード9の下面12に固着し、ヒート
パイプ15を半導体装置1の封止樹脂8に接着して実装
構造を完成する。
【0024】本実施例においては、半導体チップ5に発
生した熱が封止樹脂8を介してヒートパイプ15に伝熱
され、その熱がヒートパイプ15を介して放熱フィン1
6に伝熱され、下面12において放熱フィン16により
放熱される。
【0025】よって、本実施例ではマザーボード9の下
面12において放熱できる為、従来よりも大きな放熱効
果を得ることができる。
【0026】本実施例において、放熱体14をヒートパ
イプ15及び放熱フィン16で構成したが、これは任意
であり、半導体装置1と接触してマザーボード9の下面
12において放熱できる構造であればよく、一体型の放
熱体としてもよいし、多数の部品から構成してもよい。
【0027】本実施例では、放熱フィン16をマザーボ
ード9の下面12に固着したが、これは任意であり、放
熱体14は、下面12側で放熱できる構造であればよ
く、下面に接していなくてもよい。
【0028】本実施例において、樹脂基板2にポリイミ
ド系の樹脂基板を使用したが、樹脂基板は加工性が良く
安価であるが、セラミック基板に比べ熱伝導率が低い
為、樹脂基板2の上面17(マザーボード9への実装面
と逆の面)から放熱効果を得ることができないので、本
実施例のようにマザーボード9の半導体装置1と対抗す
る領域に開口部11を設け、放熱体14により開口部1
1を通してマザーボード9の下面12(半導体装置実装
面と逆の面)から放熱する構成の本発明を実施すること
が特に有効である。
【0029】また、本実施例では、ポリイミド系の樹脂
基板を使用したが、他の樹脂基板やTABテープなどの
フィルム状樹脂基板を用いても、加工性が良く安価な基
板を使用した半導体装置1の実装構造を得ることができ
る。
【0030】また、本実施例では、半導体チップ5と半
田ボール4の距離の差を小さくするため半導体チップ5
を囲むように半田ボール4が設けられているが、このよ
うな半導体装置1では樹脂基板2、マザーボード9間の
閉鎖的な空気層が、接続端子(半田ボール4)によりさ
らに閉鎖性を高められ、閉鎖的な空気層による放熱性が
さらに悪化するので、マザーボード9の半導体装置1と
対抗する領域に開口部11を設け、放熱体14により開
口部11を通してマザーボード9の下面12(半導体装
置実装面と逆の面)から放熱する構成の本発明をこのよ
うな半導体装置1の実装構造に使用すれば、大きな効果
を得ることができ、接続端子が半田ボール4のように閉
鎖性をより高める端子であればより大きな効果を得るこ
とができる。
【0031】また、本実施例では、開口部11をマザー
ボード9の半導体チップ5と対抗する領域18に設けた
が、半導体チップ5と対抗する領域18に設ければ、半
導体チップ5とマザーボード下面12までの通路を短く
することができ、放熱効果を高めることができる。
【0032】
【実施例2】以下、本発明の他の実施例につき図面を用
い詳細に説明する。
【0033】本実施例の半導体装置の実装構造は図3に
示す通りであり、半導体装置21及びマザーボード22
は実施例1と同様のものを使用しており、マザーボード
22の半導体装置21と対抗する領域に開口部23が設
けられている。
【0034】マザーボード22の下面24(半導体装置
搭載面と逆の面)に開口部23に送風する冷却ファン2
5が設けられている。
【0035】この構成によれば半導体装置21の熱が伝
熱された空気を冷却ファン25により循環させることが
できる為、半導体装置21に発生した熱をマザーボード
22の下面24側で放熱することができ、大きな放熱効
果を得ることができる。
【0036】本実施例では、冷却ファン25を開口部2
3に送風するように設けたが、これは任意であり、開口
部23を通して半導体装置21に直接送風するように冷
却ファン25を設けてもよい。
【0037】また、本実施例では、冷却ファン25を下
面24に設けたが、これは任意であり、開口部23に送
風できる構造であればよく、下面に接しないように設け
てもよい。
【0038】以上の実施例では、放熱体により放熱する
実施例および冷却ファンにより放熱する実施例を示した
が、以上の2つの実施例を組み合わせて使用してもよ
く、その場合、冷却ファンにより開口部もしくは放熱体
に送風すればよい。
【0039】
【発明の効果】以上の本発明によれば、マザーボードへ
設けられた開口部を通して、半導体装置に発生した熱が
マザーボードの半導体装置実装面と逆の面に伝熱される
為、従来よりも高い放熱効果を得ることができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置の実装構造
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体装置の実装構造
を示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施例における半導体装置の実装
構造を示す図である。
【図4】従来の半導体装置の実装構造を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 樹脂基板 3 実装面 4 半田ボール 5 半導体チップ 6 配線パターン 7 半導体チップ搭載用バンプ 8 封止樹脂 9 マザーボード 10 半導体装置と対抗する領域 11 開口部 12 下面 13 半導体装置搭載面 14 放熱体 15 ヒートパイプ 16 放熱フィン 17 上面 18 半導体チップと対抗する領域 21 半導体装置 22 マザーボード 23 開口部 24 下面 25 冷却ファン 31 基板 32 半導体チップ 33 接続端子 34 マザーボード 35 半導体装置 36 実装面 37 上面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板のマザーボードへの実装面に半導体
    チップを搭載した半導体装置の実装構造であって、マザ
    ーボードの半導体装置と対抗する領域に開口部を設けた
    ことを特徴とする半導体装置の実装構造。
  2. 【請求項2】 前記マザーボードの半導体装置実装面と
    逆の面側に、前記開口部を通して半導体装置と接触する
    放熱体を設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記マザーボードの半導体装置実装面と
    逆の面側に、前記開口部に送風する冷却ファンを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の実装構
    造。
JP11024191A 1999-02-01 1999-02-01 半導体装置の実装構造 Pending JP2000223617A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6498708B2 (en) * 1999-05-27 2002-12-24 Emerson Electric Co. Method and apparatus for mounting printed circuit board components
US7116555B2 (en) 2003-12-29 2006-10-03 International Business Machines Corporation Acoustic and thermal energy management system
JP2015211056A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 日本電気株式会社 電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6498708B2 (en) * 1999-05-27 2002-12-24 Emerson Electric Co. Method and apparatus for mounting printed circuit board components
US7116555B2 (en) 2003-12-29 2006-10-03 International Business Machines Corporation Acoustic and thermal energy management system
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