JP2000222589A - 2次元輪郭形状データの圧縮方法およびその装置 - Google Patents

2次元輪郭形状データの圧縮方法およびその装置

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JP2000222589A
JP2000222589A JP11021104A JP2110499A JP2000222589A JP 2000222589 A JP2000222589 A JP 2000222589A JP 11021104 A JP11021104 A JP 11021104A JP 2110499 A JP2110499 A JP 2110499A JP 2000222589 A JP2000222589 A JP 2000222589A
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dimensional
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vertices
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Makoto Yoshida
真 吉田
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Roland DG Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輪郭の形状や特徴を維持しながら特徴点を残
し、特徴的でない頂点を除去する。 【解決手段】2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2
次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データの
圧縮方法において、2次元の線画図形を構成する輪郭上
に位置する複数の頂点と、上記複数の頂点のうち上記輪
郭上で連続する2つの頂点間を結ぶ直線である辺と、上
記辺の長さである辺長と、上記辺のうち隣り合う2つの
辺が共有する頂点において形成する角である辺角とを有
する2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭
形状データに基づいて、上記複数の頂点のうちで所定の
頂点を起点として、上記輪郭上の頂点毎に順次に、上記
辺角を検出し、上記検出された辺角と所定の値とを比較
し、上記検出された辺角が上記所定の値の範囲内にある
場合は、上記検出された辺角を形成する頂点を維持する
ようにして2次元輪郭形状データを圧縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元輪郭形状デ
ータの圧縮方法およびその装置に関し、さらに詳細に
は、2次元彫刻装置などの数値制御による2次元形状の
加工装置やペン・プロッターなどの数値制御による2次
元図形の描画装置において、所謂、2次元の線画図形を
構成する輪郭の塗りつぶし処理(アイランド・フィル処
理)や2次元の線画図形を構成する輪郭の単線化処理
(芯線化処理)を図る際に用いて好適な2次元輪郭形状
データの圧縮方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクロ・コンピューター、
熱可塑性樹脂材料や軽金属材料などの被彫刻物を切削す
るカッターならびに上記したマイクロ・コンピューター
の制御によって上記したカッターを2次元方向に移動す
るモーターなどの駆動装置を備え、所定のプログラムに
従った当該マイクロ・コンピューターの制御によって当
該駆動装置を用いて当該カッターを2次元方向に任意に
移動させることにより、熱可塑性樹脂材料や軽金属材料
などの被彫刻物に任意の文字や図形を彫り込んで、所望
の名札や表示札などを制作することができるようにした
2次元彫刻装置が知られている。
【0003】ところで、こうした2次元彫刻装置におい
て、被彫刻物に文字や図形を彫り込む際には、一般に、
当該文字や図形は全て2次元輪郭形状データの示す2次
元の線画図形を構成する輪郭として扱われて処理される
ことになる(なお、本明細書においては当該「2次元輪
郭形状データの示す2次元の線画図形を構成する輪郭」
を、単に「輪郭」と適宜称することとする。)。
【0004】例えば、図1(a)に示すような太線で書
された数字「2」を例にとって説明すると、上記2次元
彫刻装置においては、当該数字「2」は、図1(b)に
示すように太線の外郭線によって構成される多角形の複
数の頂点を有する輪郭として扱われて処理されるもので
ある。
【0005】そして、上記2次元彫刻装置において、被
彫刻物に文字や図形を彫り込む際においては、所謂、輪
郭で囲まれた領域を該輪郭をオフセットさせながら複数
のオフセット輪郭を形成することにより塗りつぶす塗り
つぶし処理(アイランド・フィル処理)を行ったり、あ
るいは輪郭で囲まれた領域の略中央位置を細線により形
成する単線化処理(芯線化処理)を行ったりする必要が
ある(図1(c)ならびに図1(d)参照)。
【0006】ところで、上記したような輪郭の塗りつぶ
し処理、あるいは輪郭の単線化処理をマイクロ・コンピ
ューターの制御により実行する技術分野においては、塗
りつぶし処理あるいは単線化処理のいずれの場合におい
ても、マイクロ・コンピューターによって輪郭の有する
頂点が認識されて、演算が行われるものである。
【0007】従って、輪郭の有する頂点の数が多い場合
は、マイクロ・コンピューターにおいて演算を多量に行
うことになり、処理速度が低下するなどの問題点を招来
するものであった。
【0008】例えば、図1(b)に示す輪郭は、当該輪
郭の有する頂点の数が多いので、上記塗りつぶし処理あ
るいは単線化処理の際に、マイクロ・コンピューターに
よって認識される頂点が多く演算が多量に行われて、処
理速度が低下したりするものである。
【0009】そこで、上記したような問題点を解決する
ために、上記輪郭に対して、当該輪郭の有する全ての頂
点のうちの幾つかの頂点を除去すること、即ち、2次元
輪郭形状データの圧縮処理が行われている。
【0010】つまり、上記2次元輪郭形状データの圧縮
処理を行うことにより、当該2次元輪郭形状データの圧
縮処理を行っていない輪郭(図1(b)参照)に比べ
て、当該2次元輪郭形状データの圧縮処理を行った輪郭
(図1(e)参照)は、当該輪郭の有する頂点の数が減
少しているので、塗りつぶし処理(図1(c)参照)や
単線化処理(図1(d)参照)の際にマイクロ・コンピ
ューターによって認識される頂点の数も減少し、演算を
多量に行うことがなくなり、処理速度が低下するなどの
問題点を回避できるものである。
【0011】ここで、輪郭の有する全ての頂点のうちの
幾つかの頂点を除去する際、即ち、2次元輪郭形状デー
タの圧縮処理の際には、上記輪郭の有する全ての頂点の
うち輪郭の形状や特徴を維持する頂点を選択し、当該選
択された輪郭の形状や特徴を維持する頂点を特徴点とし
て残し、かつ、上記輪郭の有する全ての頂点のうち上記
特徴点以外の頂点を特徴的でない頂点として除去するこ
とが好ましい。
【0012】それは、上記したように輪郭に対して上記
塗りつぶし処理あるいは単線化処理が行われて、被彫刻
物に文字や図形を彫り込まれるのだから、上記特徴点の
ような輪郭の有する全ての頂点のうち輪郭の形状や特徴
を維持する頂点が除去されてしまった場合には、当該輪
郭の形状や特徴が維持されなくなり、ひいては、彫刻の
品質が劣化することになるからである。
【0013】こうした頂点の除去については、例えば、
直行ポリゴン図形の認識処理方法(特開平8−1614
86号公報)に示されるように、元図(上記文字や図形
に相応する。)をポリゴン図形(上記輪郭に相応す
る。)化し、元図の傾きを求め、その傾きに応じて変換
座標系を設定し、ポリゴン図形の各線分を分類し、隣り
合う同系線分間の頂点を削除するとともに、閾値よりも
短い線分を削除し、線分を変換座標系の軸に平行にする
ことが提案されている。
【0014】しかしながら、上記したような方法によっ
て頂点を除去すると、例えば、図2(a)に示す輪郭を
例にとって説明すると、当該輪郭の回転方向に応じて変
換座標軸X−Y(上記変換座標系に相応する。)が
設けられ、辺qrが上記閾値よりも短い線分に該当する
ものとして削除され、頂点qが除去されてしまうので、
頂点pと頂点rの間の区間の変換座標軸Yからの垂直
度が悪化し、当該輪郭の形状が鈍るという問題点があっ
た(図2(b)参照)。
【0015】また、上記したような方法によって頂点を
除去すると、例えば、図3(a)に示す輪郭を例にとっ
て説明すると、当該輪郭の回転方向に応じて上記変換座
標軸X−Yが設けられ、頂点pと頂点rの間の区間
内の頂点qは、上記変換座標軸Yにほぼ平行な区間内
の頂点に該当するものとして除去されるのだが、頂点r
と頂点tの間の区間内の頂点sならびに頂点tと頂点v
の間の区間内の頂点uは、上記変換座標軸Yと非平行
な区間内の頂点なので除去されず、頂点rと頂点vの間
の区間のような曲線区間内の頂点は除去されないという
問題点があった(図3(b)参照)。
【0016】即ち、上記したような方法においては、輪
郭の回転方向に応じて上記変換座標軸X−Yが設け
られ、当該変換座標軸X−Yにほぼ平行な区間内の
頂点が除去されるとともに、閾値よりも短い線分が削除
されてされるので、当該輪郭の形状が鈍ったり、あるい
は、当該輪郭の変換座標軸X−Yと非平行な区間内
の頂点や、曲線区間内の頂点が除去されないという問題
点があった。
【0017】つまり、上記したような方法においては、
輪郭の形状や特徴を維持しながら特徴点を残し、特徴的
でない頂点を除去することができないという問題点があ
った。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、輪郭の形状が鈍らない
ように頂点を除去し、かつ、輪郭の変換座標軸X−Y
と非平行な区間内の頂点や、曲線区間内の頂点も除去
できる2次元輪郭形状データの圧縮方法およびその装置
を提供しようとするものである。
【0019】つまり、本発明は輪郭の形状や特徴を維持
しながら特徴点を残し、特徴的でない頂点を除去するこ
とができる2次元輪郭形状データの圧縮方法およびその
装置を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、2次元の線
画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状データを圧
縮する2次元輪郭形状データの圧縮方法において、2次
元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂点
と、上記複数の頂点のうち上記輪郭上で連続する2つの
頂点間を結ぶ直線である辺と、上記辺の長さである辺長
と、上記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点にお
いて形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形
を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状データに基づい
て、上記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、
上記輪郭上の頂点毎に順次に、上記辺角を検出し、上記
検出された辺角と所定の値とを比較し、上記検出された
辺角が上記所定の値の範囲内にある場合は、上記検出さ
れた辺角を形成する頂点を維持するようにして2次元輪
郭形状データを圧縮するようにしたものである。
【0021】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭
形状データを圧縮する2次元輪郭形状データの圧縮方法
において、2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置す
る複数の頂点と、上記複数の頂点のうち上記輪郭上で連
続する2つの頂点間を結ぶ直線である辺と、上記辺の長
さである辺長と、上記辺のうち隣り合う2つの辺が共有
する頂点において形成する角である辺角とを有する2次
元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状デー
タに基づいて、上記複数の頂点のうちで所定の頂点を起
点として、上記輪郭上の頂点毎に順次に、上記辺長を検
出し、上記検出された辺長を積算した総和である区間長
と所定の値とを比較し、上記区間長が上記所定の値を越
える場合は、上記区間長を形成する頂点のうち上記区間
長の終端に位置する頂点を維持するようにして上記2次
元輪郭形状データを圧縮するようにしたものである。
【0022】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭
形状データを圧縮する2次元輪郭形状データの圧縮方法
において、2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置す
る複数の頂点と、上記複数の頂点のうち上記輪郭上で連
続する2つの頂点間を結ぶ直線である辺と、上記辺の長
さである辺長と、上記辺のうち隣り合う2つの辺が共有
する頂点において形成する角である辺角とを有する2次
元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状デー
タに基づいて、上記複数の頂点のうちで所定の頂点を起
点として、上記輪郭上の頂点毎に順次に、上記辺角を検
出し、上記検出された辺角を積算した総和である辺角和
と所定の値とを比較し、上記辺角和が上記所定の値を越
える場合は、上記辺角和を形成する頂点のうち上記辺角
和の終端に位置する頂点を維持するようにして上記2次
元輪郭形状データを圧縮するようにしたものである。
【0023】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭
形状データを圧縮する2次元輪郭形状データの圧縮装置
において、2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置す
る複数の頂点と、上記複数の頂点のうち上記輪郭上で連
続する2つの頂点間を結ぶ直線である辺と、上記辺の長
さである辺長と、上記辺のうち隣り合う2つの辺が共有
する頂点において形成する角である辺角とを有する2次
元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状デー
タを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された2
次元輪郭形状データについて、上記複数の頂点のうちで
所定の頂点を起点として、上記輪郭上の頂点毎に順次
に、上記辺角を検出する検出手段と、上記検出手段によ
って検出された辺角と所定の値とを比較する比較手段
と、上記比較手段の比較結果が、上記検出手段によって
検出された辺角が上記所定の値の範囲内である場合に、
上記検出手段によって検出された辺角が形成される頂点
を維持するようにして上記2次元輪郭形状データを圧縮
する圧縮手段とを有するようにしたものである。
【0024】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭
形状データを圧縮する2次元輪郭形状データの圧縮装置
において、2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置す
る複数の頂点と、上記複数の頂点のうち上記輪郭上で連
続する2つの頂点間を結ぶ直線である辺と、上記辺の長
さである辺長と、上記辺のうち隣り合う2つの辺が共有
する頂点において形成する角である辺角とを有する2次
元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状デー
タを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された2
次元輪郭形状データについて、上記複数の頂点のうちで
所定の頂点を起点として、上記輪郭上の頂点毎に順次
に、上記辺長を検出する検出手段と、上記検出手段によ
って検出された辺長を積算した総和である区間長と所定
の値とを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果
が、上記区間長が上記所定の値を越える場合に、上記区
間長を形成する頂点のうち上記区間長の終端に位置する
頂点を維持するようにして上記2次元輪郭形状データを
圧縮する圧縮手段とを有するようにしたものである。
【0025】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、2次元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭
形状データを圧縮する2次元輪郭形状データの圧縮装置
において、2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置す
る複数の頂点と、上記複数の頂点のうち上記輪郭上で連
続する2つの頂点間を結ぶ直線である辺と、上記辺の長
さである辺長と、上記辺のうち隣り合う2つの辺が共有
する頂点において形成する角である辺角とを有する2次
元の線画図形を構成する輪郭を示す2次元輪郭形状デー
タを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された2
次元輪郭形状データについて、上記複数の頂点のうちで
所定の頂点を起点として、上記輪郭上の頂点毎に順次
に、上記辺角を検出する検出手段と、上記検出手段によ
って検出された辺角を積算した総和である辺角和と所定
の値とを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果
が、上記辺角和が上記所定の値を越える場合に、上記辺
角和を形成する頂点のうち上記辺角和の終端に位置する
頂点を維持するようにして上記2次元輪郭形状データを
圧縮する圧縮手段とを有するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による2次元輪郭形状データの圧縮方法およびその
装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0027】図4には、本発明による2次元輪郭形状デ
ータの圧縮装置を備えた2次元彫刻装置の実施の形態の
一例を示すブロック構成図が示されている。
【0028】この2次元彫刻装置は、制御装置10によ
って全体の動作が制御されており、制御装置10は、後
述するリード・オンリ・メモリ(ROM)10bに格納
されたプログラムに従った処理を実行する中央処理装置
(CPU)10aと、CPU10aが実行するプログラ
ムなどを格納したROM10bと、CPU10aの制御
によって後述する入力装置12を介して入力された文字
や図形を示す2次元輪郭形状データを記憶する2次元輪
郭形状データ記憶部10c−1やCPU10aの制御に
よって本発明による2次元輪郭形状データの圧縮の処理
が行われる際のワーキング・エリアとしての領域などが
設定されたランダム・アクセス・メモリ(RAM)10
cとを有して構成されている。
【0029】ここで、CPU10aは、後述する本発明
による2次元輪郭形状データの圧縮処理のフローチャー
トの処理を実行する辺角および辺長の検出処理部と、比
較処理部と、2次元輪郭形状データの圧縮処理部とを実
現するものである。
【0030】そして、制御装置10には、CPU10a
の制御によって文字や図形を示す2次元輪郭形状データ
を入力する入力装置12と、CPU10aの制御によっ
て後述するカッター16を2次元方向に移動する駆動装
置14とが接続されている。
【0031】また、駆動装置14には、熱可塑性樹脂材
料や軽金属材料などの被彫刻物を切削するカッター16
が接続されている。
【0032】ここで、入力装置12は、例えば、フロッ
ピ・ディスク・ドライブ(FDD)などであり、被彫刻
物に彫り込む文字や図形を示す2次元輪郭形状データ
を、上記2次元彫刻装置の外部から入力するものであ
る。
【0033】そして、入力装置12を介して入力された
文字や図形を示す2次元輪郭形状データは、CPU10
aの制御によって2次元輪郭形状データ記憶部10c−
1に記憶されることになる。
【0034】また、カッター16は、CPU10aによ
り制御される駆動装置14によって駆動されて、被彫刻
物に文字や図形を彫り込むものである。
【0035】以上の構成において、CPU10aの制御
に基づいて、入力装置12によって入力された文字や図
形を示す2次元輪郭形状データは2次元輪郭形状データ
記憶部10c−1に記憶される。
【0036】そして、2次元輪郭形状データ記憶部10
c−1に記憶されている2次元輪郭形状データは、CP
U10aの制御によって本発明による2次元輪郭形状デ
ータの圧縮の処理が行われることになり、この処理が行
われた2次元輪郭形状データに従って駆動装置14が駆
動され、この駆動装置14の駆動に応じてカッター16
が2次元方向に移動されて、被彫刻物に上記2次元輪郭
形状データの示す文字や図形が彫り込まれることにな
る。
【0037】次に、本発明による2次元輪郭形状データ
の圧縮装置により実行される処理についての理解を容易
にするために、まず、入力装置12を介して入力された
文字や図形を示す2次元輪郭形状データについて説明す
ることとする。
【0038】図5(a)は上記入力装置12を介して入
力される2次元線画図形データの示す2次元の線画図形
を構成する輪郭が示されている。
【0039】当該輪郭は複数の頂点を有するものであ
り、即ち、図5(b)ならびに図5(d)ならびに図5
(f)には図5(a)に示す上記輪郭および上記輪郭の
所定領域の拡大図が示されているものだが、当該輪郭は
複数の頂点p(ただし、「j」は整数とする。)を有
し、当該頂点pは上記輪郭上に位置して所定の頂点p
から上記輪郭に沿って所定の方向において順次1番目
の頂点にp、2番目の頂点にp、・・・番目の頂
点にpというような所定の順位である頂点番号jを有
するものである。
【0040】また、上記輪郭は、当該輪郭の有する頂点
のうち、上記頂点番号jが連続する2つの頂点間を
結ぶ直線である辺sと、当該辺sの長さである辺長
と、当該辺sのうち隣り合う2つの辺sが共有
する頂点pにおいて形成する角である辺角θとを有
するものである。
【0041】例えば、上記輪郭(図5(b)参照)は、
当該輪郭の有する頂点pのうち、上記頂点番号jが連
続する頂点pと頂点pの2つの頂点間を結ぶ直線で
ある辺sと、当該辺sの長さである辺長lと、当
該辺sのうち隣り合う辺s と辺sの2つの辺が共
有する頂点pにおいて形成する角である辺角θとを
有するものである。
【0042】さて、上記したような入力装置12を介し
て入力される2次元線画図形データの示す2次元線画図
形を構成する輪郭に対して行われる、本発明による2次
元線画図形データの圧縮の処理の動作を概念的に説明す
ると、まず当該輪郭の有する頂点pのうち、所定の頂
点を起点として、上記頂点番号jに従って当該頂点番号
jを1つずつ進めながら (1)上記辺角θを検出し、または、(2)上記辺長
を検出し、当該検出した辺長lを積算し、当該積
算した総和を区間長Σlとし、または、(3)上記辺
角θを検出し、当該検出した辺角θを積算し、当該
積算した総和を辺角和Σθとし、上記辺角θと閾値
とを比較して当該辺角θが当該閾値の範囲内にある場
合、または、上記区間長Σlと閾値とを比較して当該
区間長Σlが当該閾値を越える場合、または、辺角和
Σθと閾値とを比較して当該辺角和Σθが当該閾値
を越える場合に、辺の再分割を行なうようにするもので
ある。
【0043】当該辺の再分割とは、後述する図9に示す
本発明による2次元輪郭形状データの圧縮の処理ルーチ
ンのフローチャートのステップS924において行われ
る以下の(ア)から(ウ)の処理の動作を意味するもの
である。
【0044】(ア)の処理の動作 上記所定の頂点を起点として順次頂点番号jを1つずつ
進めて辺角θを検出し、上記辺角θと閾値とを比較
して、当該辺角θが当該閾値の範囲内にある場合に、
上記辺角θが形成される頂点を屈曲点と定め、当該屈
曲点と上記起点とする頂点との間を直線で結び、上記屈
曲点と上記起点とする頂点との間の輪郭上に頂点が存在
する場合には、当該頂点を除去することにより2次元輪
郭形状データを圧縮しようとするものである。
【0045】つまり、図5(b)に示す輪郭を例にとっ
て説明すると、頂点pを起点として頂点p、頂点p
・・・というように順次頂点番号jを1つずつ進め
て、辺角θ、辺角θ・・・というように上記辺角θ
を検出し、当該検出された辺角θと閾値とを比較し
て、当該辺角θが当該閾値の範囲内にある場合には、
図5(c)に示すように、当該辺角θが形成される頂
点pを屈曲点と定め、当該屈曲点である頂点pと上
記起点とする頂点である頂点pとの間を直線で結び、
上記屈曲点である頂点pと上記起点とする頂点である
頂点pとの間の輪郭上に存在する頂点pと頂点p
とを除去するものである(図5(c)破線は上記辺の再
分割が行われる前の輪郭を示すものである。)。
【0046】(イ)の処理の動作 上記所定の頂点を起点として順次頂点番号jを1つずつ
進めて上記辺長lを検出し、当該検出された辺長l
を積算した総和である区間長Σlと閾値とを比較し
て、当該区間長Σlが当該閾値を越える場合に、当該
区間長Σlを形成する頂点のうち当該区間長Σl
終端に位置する頂点を区間長による頂点と定め、当該区
間長による頂点と上記起点とする頂点との間を直線で結
び、上記区間長による頂点と上記起点とする頂点との間
の輪郭上に頂点が存在する場合には、当該頂点を除去す
ることにより2次元輪郭形状データを圧縮しようとする
ものである。
【0047】つまり、図5(d)に示す輪郭を例にとっ
て説明すると、頂点pを起点として順次頂点p、頂
点p・・・というように頂点番号jを1つずつ進め
て、辺長l+辺長l+・・・というように辺長l
を順次積算していき、当該辺長lを積算した総和であ
る区間長Σlと閾値とを比較して、当該区間長Σl
が当該閾値を越える場合に、図5(e)に示すように、
当該区間長Σlを形成する頂点のうち当該区間長Σl
の終端に位置する頂点pを区間長による頂点と定
め、当該区間長による頂点である頂点pと上記起点と
する頂点である頂点pとの間を直線で結び、上記区間
長による頂点である頂点pと上記起点とする頂点であ
る頂点pとの間の輪郭上に存在する頂点pと頂点p
とを除去するものである(図5(e)破線は上記辺の
再分割が行われる前の輪郭を示すものである。)。
【0048】(ウ)の処理の動作 上記所定の頂点を起点として順次頂点番号jを1つずつ
進めて上記辺角θを検出し、当該検出された辺角θ
を積算した総和である辺角和Σθと閾値とを比較し
て、当該辺角和Σθが当該閾値を越える場合に、当該
辺角和Σθを形成する頂点のうち当該辺角和Σθ
終端に位置する頂点を辺角和による頂点と定め、当該辺
角和による頂点と上記起点とする頂点との間を直線で結
び、上記辺角和による頂点と上記起点とする頂点との間
の輪郭上に頂点が存在する場合には、当該頂点を除去す
ることにより2次元輪郭形状データを圧縮しようとする
ものである。
【0049】つまり、図5(f)に示す輪郭を例にとっ
て説明すると、頂点p起点として順次頂点p、頂点
・・・というように頂点番号jを1つずつ進めて、
辺角θ+辺角θ+・・・というように辺角θを順
次積算していき、当該辺角θ を積算した総和である辺
角和Σθと閾値とを比較して、当該辺角和Σθが当
該閾値と越える場合に、図5(g)に示すように、当該
辺角和Σθを形成する頂点のうち当該辺角和Σθ
終端に位置する頂点pを辺角和による頂点と定め、当
該辺角和による頂点である頂点pと上記起点とする頂
点である頂点p との間を直線で結び、上記辺角和によ
る頂点である頂点pと上記起点とする頂点である頂点
との間の輪郭上に存在する頂点pと頂点pと頂
点pとを除去するものである(図5(g)破線は上記
辺の再分割が行われる前の輪郭を示すものである。)。
【0050】このような辺の再分割によって、上記屈曲
点(図5(c)頂点p参照)と上記起点とする頂点
(図5(c)頂点p参照)との間を、または、上記区
間長による頂点(図5(e)頂点p参照)と上記起点
とする頂点(図5(e)頂点p 参照)との間を、また
は、上記辺角和による頂点(図5(g)頂点p参照)
と上起点とする頂点(図5(g)頂点p参照)との間
を、直線で結び、辺(図5(c)ならびに図5(e)な
らびに図5(g)辺s0’参照)で置き換えることによ
り、上記屈曲点、または、上記区間長による頂点、また
は、上記辺角和による頂点を、特徴点として輪郭に残
し、当該特徴点と起点とする頂点との間に輪郭上で存在
する頂点、即ち、当該特徴点以外の頂点を、特徴的でな
い頂点(図5(c)頂点pならびに頂点p、図5
(e)頂点pならびに頂点p、図5(g)頂点p
ならびに頂点pならびに頂点p参照)として輪郭か
ら除去し、輪郭の形状や特徴を維持しながら2次元輪郭
データを圧縮することができる。
【0051】ただし、上記屈曲点、ならびに、上記区間
長による頂点、ならびに、上記辺角和による頂点の3つ
の特徴点については、上記3つの特徴点のうちのいずれ
かが存在する場合に辺の再分割が行われるものである。
【0052】さて、上記したような屈曲点を定める閾
値、または、区間長による頂点を定める閾値、または、
辺角和による頂点を定める閾値は次のようにして求めら
れ、後述する図9に示す本発明による2次元輪郭形状デ
ータの圧縮の処理ルーチンのフローチャートのステップ
S902において設定されるものである。
【0053】まず、屈曲点を定める閾値である辺角の閾
値θC1、ならび辺角の閾値θC3は、実験により求め
られた実験値であり、この実施の形態においては、閾値
θ は30度、閾値θC3は160度に設定されもの
である。
【0054】次に、区間長による頂点を定める閾値であ
る辺長の閾値Lについては、まず、2種類の辺長の閾
値LCAと辺長の閾値LCBとを求めることになる(図
6ならびに図7参照)。
【0055】辺長の閾値LCAは、全輪郭の平均辺長l
を求め、当該平均辺長lを10(実験により求めら
れた値)で除する除算を行った結果の商である。ここ
で、前輪郭の平均辺長lは、全輪郭の区間長Σl
総辺数n(ただし、総辺数nは総頂点数に等しいもので
ある。)で除する除算を行った結果の商である(図6参
照)。
【0056】例えば、図6に示す輪郭を例にとって説明
すると、まず、当該2つの輪郭の区間長Σlの値を総
辺数nの11(総頂点数も同じく11である。)で除す
る除算を行った結果の商が、全輪郭の平均辺長lであ
る。そして、当該全輪郭の平均辺長lを10で除する
除算を行った結果の商が、当該輪郭の辺長の閾値L
である。
【0057】一方、辺長の閾値LCBは、全輪郭の最大
矩形の短辺の長さを求め、当該全輪郭の最大矩形の短辺
の長さを100(実験により求められた値)で除する除
算を行った結果の商である(図7参照)。ここで、全輪
郭の最大矩形の短辺の長さを求めるには、まず、輪郭に
対して座標軸X−Yを設け、当該輪郭の各々について、
上記座標軸X−Yに各辺が平行かつ上記輪郭を囲む最小
の矩形を設定する(図7(a)ならびに図7(b)の破
線の矩形参照)。
【0058】次に、当該最小の矩形のX軸成分(X
とY軸成分(Y)毎の最大値(X maxあるいはY
max)を求める(ただし、「i」は1以上輪郭の個数
k以下である。)。
【0059】従って、図7(a)、図7(b)に示す輪
郭についてはそれぞれ、X軸成分(X)の最大値(X
max)はXとXとの最大値であり、Y軸成分(Y
)の最大値(Ymax)はYとYとの最大値であ
る。
【0060】そして、求められたX軸成分の最大値(X
max)をX軸成分に、また、求められたY軸成分の最
大値(Ymax)をY軸成分にするのが全輪郭の最大矩
形であり、上記X軸成分の最大値(Xmax)とY軸成
分の最大値(Ymax)との最小値が全輪郭の最大矩形
の短辺の長さである。そして、全輪郭の最大矩形の短辺
の長さを100で除する除算を行った結果の商が、当該
輪郭の辺長の閾値L である。
【0061】このようして求められた辺長の閾値LCA
と辺長の閾値LCBは、この実施の形態において予め設
定されるパラメータ「輪郭品質」に対応した辺長の閾値
を定める際に用いられるものである。
【0062】パラメータ「輪郭品質」とは、上記2次元
彫刻装置の操作者が、操作子(図4において図示は省略
されている。)によって、彫刻時のスピードを重視する
のであれば、パラメータ「輪郭品質」を高速に、あるい
は、彫刻の品質を重視するのであれば、パラメータ「輪
郭品質」を高品位に、あるいは、上記いずれの場合でも
ないのであれば、パラメータ「輪郭品質」を標準に設定
するものである。
【0063】図8には、パラメータ「輪郭品質」と辺長
の閾値Lとの対応関係が示されており、パラメータ
「輪郭品質」を高速に設定した場合は、閾値を極力大き
くすることで、より多くの頂点を特徴的でない頂点とし
て除去し、塗りつぶし処理などを高速に行うことができ
るように、辺長の閾値LCAと辺長の閾値LCBとのい
ずれか大きい方の値を辺長の閾値Lとする(図8
(a)参照)。
【0064】一方、パラメータ「輪郭品質」を高品位に
設定した場合は、閾値を極力小さくすることで、頂点を
あまり不要な頂点として除去しないようにし、塗りつぶ
し処理などは遅くなるが、入力装置12を介して入力さ
れた2次元線画図形データの示す2次元線画図形を構成
する輪郭に忠実な輪郭、即ち、高品位な輪郭を得ること
ができるように、辺長の閾値LCAと辺長の閾値LCB
とのいずれか小さい方の値を辺長の閾値Lとする(図
8(b)参照)。
【0065】また、パラメータ「輪郭品質」を標準に設
定した場合は、上記したパラメータ「輪郭品質」を高速
に設定した場合と、パラメータ「輪郭品質」を高品位に
設定した場合との中間の処理が行われるように、辺長の
閾値LCAと辺長の閾値L との平均値を辺長の閾値
とする(図8(c)参照)。
【0066】そして、辺角和による頂点を定める閾値で
ある辺角和の閾値θC2は、実験により求められた実験
値であり、この実施の形態においては、閾値θC2は1
5度に設定されている。
【0067】次に、図9に示されている本発明による2
次元輪郭形状データの圧縮処理のルーチンのフローチャ
ートを参照しながら、図10(a)に示す輪郭を例にと
って、上記2次元彫刻装置により実行される本発明によ
る2次元輪郭形状データの圧縮処理について説明する
(なお、図10(b)ならびに図10(d)ならびに図
10(f)においては、後述する圧縮処理前の輪郭P
が破線で示されているものである。)。
【0068】なお、以下の説明においては、本発明の実
施に関連する2次元輪郭形状データの圧縮の処理に関し
てのみ詳細に説明することとし、従来より公知の処理、
例えば、スキャナーなどを介して入力された文字や図形
を処理して2次元輪郭形状データとして記憶する処理
や、2次元輪郭形状データの示す文字や図形の輪郭の塗
りつぶし処理や単線化処理、あるいは2次元輪郭形状デ
ータに従って駆動装置14を駆動する処理などについて
は、その詳細な説明は省略するものとする。
【0069】以下、本発明の実施に関連する2次元輪郭
形状データの圧縮の処理について説明するが、図9には
本発明による2次元輪郭形状データの圧縮の処理ルーチ
ンのフローチャートが示されている。
【0070】なお、図9に示す本発明による2次元輪郭
形状データの圧縮の処理ルーチンのフローチャートは、
ある2次元輪郭形状データの示す文字や図形の線画図形
の塗りつぶし処理や単線化処理を行う前に、当該2次元
輪郭形状データを処理対象として起動されて実行される
ものである。
【0071】この図9に示す本発明による2次元輪郭形
状データの圧縮処理のフローチャートが起動されると、
まず、ステップS902において屈曲点を定める閾値
や、または区間長による頂点を定める閾値や、または辺
角和による頂点を定める閾値が設定されるものであり、
辺角の閾値θC1が30度に設定され、辺角の閾値θ
が160度に設定され、辺長の閾値Lが本フローチ
ャートが起動される前に予め設定されるパラメータ「輪
郭品質」に対応した値で設定され、辺角和の閾値θC2
が15度に設定される。
【0072】ステップS902を終了するとステップS
904に進んで、輪郭の個数をnに設定し、当該輪郭の
順番を示す輪郭番号iを0に設定してステップS906
に進む。
【0073】ステップS906においては、輪郭の輪郭
番号iが、輪郭の個数n以上であるか否かを判断し、輪
郭番号iが、輪郭の個数n以上の場合は、本フローチャ
ートの処理が全ての輪郭に行われたとして、本フローチ
ャートの処理を終了し、輪郭の輪郭番号iが、輪郭の個
数n以上でない場合はステップS908に進む。
【0074】そして、ステップS908においては、本
発明による2次元輪郭形状データの圧縮処理前の輪郭P
(なお、本明細書においては、当該本発明による2次
元輪郭形状データの圧縮処理前の線画図形の輪郭P
を、単に「圧縮処理前の輪郭P」と適宜称すること
とする。)を取得し、また、本発明による2次元輪郭形
状データの圧縮処理後の輪郭として輪郭P’(なお、
本明細書においては、当該本発明による2次元輪郭形状
データの圧縮処後の線画図形の輪郭P’を、単に
「圧縮処理後の輪郭P’」と適宜称することとす
る。)を設定する。
【0075】なお、上記圧縮処理後の輪郭P’を設
定した時点においては、当該圧縮処理後の輪郭P
は何らの頂点も有していないものとして設定されるもの
である。具体的には、輪郭P’の内容をクリアする
ものである。
【0076】ステップS908に続いて、ステップS9
10においては、圧縮処理前の輪郭Pの有する頂点の
総数をmに設定し、圧縮処理前の輪郭Pの有する頂点
の頂点番号jを0に設定し、区間長Σlの値を0に設定
して、辺角和Σθの値を0に設定し、区間の起点となる
頂点pを頂点pに設定して(図10(a)参照)、当
該頂点pは圧縮処理後の輪郭P’に追加する(図10
(b)参照)。
【0077】ステップS912においては、頂点番号j
が、圧縮処理前の輪郭Pの頂点の総数m−1以上であ
るか否かを判断し、頂点番号jが、輪郭Pの頂点の総
数m−1以上の場合は、本フローチャートのステップS
916からステップS924までの処理がステップS9
08において取得された圧縮処理前の輪郭Pを対象に
行われたとして、ステップS914に進み、頂点番号j
が、輪郭Pの頂点の総数m−1以上でない場合はステ
ップS916に進む。
【0078】ステップS914においては、輪郭番号i
を1つ増やしてステップ906に進み、輪郭番号iが輪
郭の個数n以上であるか否かを判断される。
【0079】一方、ステップS916においては、圧縮
処理前の輪郭Pにおける頂点番号jが連続する3つの
頂点を取得する処理が行われるものであり、頂点p
頂点qに設定し、頂点pj+1を頂点rに設定し、頂点
j+2を頂点sに設定する。
【0080】ただし、このステップS916において、
頂点番号jが圧縮処理前の輪郭Pの頂点の総数m−2
以上である場合は、区間の起点となる頂点pが頂点s
に設定されるものである。
【0081】ここで、頂点番号jが0に設定されて、本
フローチャートが起動されて1回目にステップS916
の処理が行われた状態が図10(a)に示されており、
圧縮処理前の輪郭Pにおける頂点番号jが連続する3
つの頂点である頂点q、頂点r、頂点sが取得されてい
る。
【0082】ステップS916を終了するとステップS
918に進んで、頂点qと頂点rの間の辺qrの辺長を
辺長lに設定し、当該辺長lに区間長Σlを加算した和
を区間長Σlに設定して、頂点qと頂点rの間の辺qr
と頂点rと頂点sの間の辺rsとが頂点rにおいて形成
する角である辺角を辺角θに設定し、当該辺角θに辺角
和Σθを加算した和を辺角和Σθに設定してステップS
920に進む(図10(a)ならびに図10(c)参
照)。
【0083】そして、ステップS920においては辺の
再分割を行うか否かが判断されるものであり、辺角θが
辺角の閾値θC1以上でありかつ辺角の閾値θC3以下
であるか否か、または、区間長Σlが区間長の閾値L
以上であるか否か、または、辺角和Σθが辺角和の閾値
θC2以上であるか否かが判断される。
【0084】ステップS920において、辺角θが辺角
の閾値θC1以上でありかつ辺角の閾値θC3以下では
ない、または、区間長Σlが区間長の閾値L以上では
ない、または、辺角和Σθが辺角和の閾値θC2以上で
はないと判断された場合は、辺の再分割は行わないと判
断されたものでありステップS922に進む。
【0085】ここで、上記図10(a)に示す線画図形
の状態は、ステップS920において、辺角θが辺角の
閾値θC1以上でありかつ辺角の閾値θC3以下ではな
い、かつ、区間長Σlが区間長の閾値L以上ではな
い、かつ、辺角和Σθが辺角和の閾値θC2以上ではな
いと判断される場合に当り、辺の再分割は行われずステ
ップS920の処理を終了してステップS922に進
む。
【0086】そして、ステップS922においては、頂
点番号jを1つ増やして、ステップS922を終了して
ステップS912に進み、頂点番号jが、輪郭Pの頂
点の総数m−1以上であるか否かを判断される。
【0087】一方、ステップS920において、辺角θ
が辺角の閾値θC1以上でありかつ辺角の閾値θC3
下である、または、区間長Σlが区間長の閾値L以上
である、または、辺角和Σθが辺角和の閾値θC2以上
であると判断された場合は、辺の再分割は行うと判断さ
れステップS924に進む。
【0088】ステップS924においては、頂点rを頂
点pに設定して、頂点rを圧縮処理後の輪郭P’に追
加して、区間長Σlの値を0に設定して、辺角和Σθの
値を0に設定する。
【0089】ここで、上記図10(a)に示す線画図形
が頂点番号jが1に設定されて、本フローチャートが起
動されて2回目のステップS912の処理を経て、ステ
ップS916ならびにステップS918の処理が行われ
た状態が図10(c)に示されている。
【0090】当該図10(c)に示す線画図形の状態は
ステップS920の処理において、辺角θが辺角の閾値
θC1以上でありかつ辺角の閾値θC3以下の屈曲点と
判断される場合に当たり、ステップS920の処理を終
了して、ステップS924に進み、ステップS924お
いて、頂点rが圧縮処理後の輪郭P’に追加される
(図10(d)参照)。
【0091】このようにしてステップS924において
屈曲点として判断された頂点rが圧縮処理後の輪郭
’に追加されることにより、区間の起点であった頂
点pと頂点rの間が直線で結ばれ、圧縮処理前の輪郭P
(図10(c)参照)に存在した頂点qが、上記屈曲
点と上記起点とする頂点との間の輪郭上に存在する頂点
として除去されるという辺の再分割が行われたものであ
る(図10(d)参照)。
【0092】そして、ステップS924を終了するとス
テップS922に進んで、頂点番号jを1つ進めてステ
ップS912に進む。ここで、上記図10(c)に示す
圧縮処理前の輪郭PがステップS924の処理を終了
してステップS922に進み、頂点番号jが2に設定さ
れ、本フローチャートが起動して3回目にステップS9
12の処理を経てステップS916の処理が行われた状
態が図10(e)に、また図10(e)に示す状態の際
の圧縮処理後の輪郭P’が図10(f)に示されてい
る。
【0093】こうして図10に示すように、本発明によ
る2次元輪郭形状データの圧縮方法のフローチャートの
処理のうちステップS912乃至ステップS924の処
理を繰り返し行うことで、ステップS908において取
得した圧縮処理前の輪郭Pについて、当該圧縮処理前
の輪郭Pに沿って、所定の頂点pを起点として、順次
頂点番号jを1つずつ進めて、ステップS918におい
て辺角θを求め、または辺長lを積算して辺長和Σlを
求め、または辺角θを積算して辺角和Σθを求め、ステ
ップS920において、ステップS918において求め
た辺角θと辺角の閾値θC1、辺角の閾値θC3とを、
または辺長和Σlと辺長の閾値Lを、または辺角和Σ
θと辺角和の閾値θC2とを比較して辺の再分割を行う
と判断される場合は、ステップS924において特徴点
を圧縮処理後の輪郭P’に追加し、特徴的でない頂点
は圧縮処理後の輪郭P’に追加されず除去されること
で特徴点だけを残した圧縮処理後の輪郭P’を構築し
ていくものである。
【0094】従って、本発明による2次元輪郭形状デー
タの圧縮処理によれば、上記図2(a)に示す輪郭を例
にとって説明すると、上記したように辺qrが上記閾値
よりも短い辺に該当するものとして削除されることはな
いので、特徴点として頂点qは残されて、頂点pと頂点
rの間の区間の変換座標軸Yからの垂直度が悪化し、
当該輪郭の形状が鈍るという問題点は解決され(図2
(c)参照)、また、図3(a)に示す輪郭を例にとっ
て説明すると、特徴点として頂点r、頂点t、頂点vは
残されて、特徴的でない頂点として頂点q、頂点s、頂
点uが除去されて、上記変換座標軸Yと非平行な区間
内の頂点や曲線区間内の頂点は除去されないという問題
点も解決されるものである(図3(c)参照)。
【0095】なお、本発明による2次元輪郭形状データ
の圧縮方法は、輪郭の塗りつぶし処理に際しても、ある
いは輪郭の単線化処理に際しても、同様の処理を行うも
のである。
【0096】なお、図4に示すように本発明による2次
元輪郭形状データの圧縮方法を実現するための処理シス
テムにおいては、2次元彫刻装置に限られることなし
に、ペン・プロッタなどの数値制御による2次元図形の
描画装置を用いてもよい。
【0097】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、輪郭の形状が鈍らないように頂点を除去
し、かつ、輪郭の変換座標軸X−Yと非平行な区間
内の頂点や、曲線区間内の頂点も除去できるという優れ
た効果を奏する。
【0098】つまり、本発明は輪郭の形状や特徴を維持
しながら特徴点を残し、特徴的でない頂点を除去するこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】数字「2」を処理する場合を示す説明図であ
り、(a)は数字「2」を示す説明図であり、(b)は
(a)の輪郭でありかつ2次元輪郭形状データの圧縮処
理が行われる前の輪郭を示す説明図であり、(c)は塗
りつぶし処理を行った後の輪郭を示す説明図であり、
(d)は単線化処理を行った後の輪を示す説明図であ
り、(e)は(b)に2次元輪郭データの圧縮処理を行
った後の輪郭を示す説明図である。
【図2】(a)は例として用いる輪郭を示す説明図であ
り、(b)は(a)に対して従来の方法による処理を行
った輪郭を示す説明図であり、(c)は(a)に対して
本発明による2次元輪郭形状データの圧縮処理を行った
輪郭を示す説明図である。
【図3】(a)は例として用いる輪郭を示す説明図であ
り、(b)は(a)に対して従来の方法による処理を行
った輪郭を示す説明図であり、(c)は(a)に対して
本発明による2次元輪郭形状データの圧縮処理を行った
輪郭を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施例による2次元輪郭形状データ
の圧縮方法を実現するための処理システムを示すブロッ
ク構成図である。
【図5】数字「2」を処理する場合を示し、(a)は数
字「2」の輪郭を示す説明図であり、(b)は(a)に
示す数字「2」の輪郭および輪郭の所定領域の拡大図で
あり、(c)は(a)に示す数字「2」の輪郭および輪
郭の所定領域の拡大図でありかつ辺の再分割を示す説明
図であり、(d)は(a)に示す数字「2」の輪郭およ
び輪郭の所定領域の拡大図であり、(e)は(a)に示
す数字「2」の輪郭および輪郭の所定領域の拡大図であ
りかつ辺の再分割を示す説明図であり、(f)は(a)
に示す数字「2」の輪郭および輪郭の所定領域の拡大図
であり、(g)は(a)に示す数字「2」の輪郭および
輪郭の所定領域の拡大図でありかつ辺の再分割を示す説
明図である。
【図6】本発明による2次元輪郭形状データの圧縮方法
において用いられる辺長の閾値LCAについて概念的に
示す説明図である。
【図7】(a)ならびに(b)は本発明による2次元輪
郭形状データの圧縮方法において用いられる辺長の閾値
CBについて概念的に示す説明図である。
【図8】パラメータ「輪郭品質」と辺長の閾値Lとの
対応関係を示す説明図である。
【図9】本発明による2次元輪郭形状データの圧縮方法
の一実施例を示すフローチャートである。
【図10】図9に示す本発明による2次元輪郭形状デー
タの圧縮方法のフローチャートの動作を概念的に示し、
(a)頂点番号jが0に設定された状態でステップS9
10乃至ステップS920の処理が行われた圧縮処理前
の輪郭Pを示す説明図であり、(b)は頂点番号jが
0に設定された状態でステップS910の処理が行われ
た圧縮処理後の輪郭Pi’を示す説明図であり、(c)
頂点番号jが1に設定された状態でステップS916乃
至ステップS920の処理が行われた圧縮処理前の輪郭
を示す説明図であり、(d)は頂点番号jが1設定
された状態でステップS924の処理が行われた圧縮処
理後の輪郭Pi’を示す説明図であり、(e)頂点番号
jが2に設定された状態でステップS916の処理が行
われた圧縮処理前の輪郭Pを示す説明図であり、
(b)は頂点番号jが2に設定された状態でステップS
916の処理が行われた圧縮処理後の輪郭Pi’を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 制御装置 10a 中央制御装置(CPU) 10b リード・オンリ・メモリ(ROM) 10c ランダム・アクセス・メモリ(RAM) 10c−1 2次元輪郭形状データ記憶部 12 入力装置 14 駆動装置 16 カッター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元の線画図形を構成する輪郭を示す
    2次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データ
    の圧縮方法において、 2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂
    点と、 前記複数の頂点のうち前記輪郭上で連続する2つの頂点
    間を結ぶ直線である辺と、 前記辺の長さである辺長と、 前記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点において
    形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形を構
    成する輪郭を示す2次元輪郭形状データに基づいて、 前記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、 前記輪郭上の頂点毎に順次に、前記辺角を検出し、 前記検出された辺角と所定の値とを比較し、 前記検出された辺角が前記所定の値の範囲内にある場合
    は、 前記検出された辺角を形成する頂点を維持するようにし
    て2次元輪郭形状データを圧縮するものである2次元輪
    郭形状データの圧縮方法。
  2. 【請求項2】 2次元の線画図形を構成する輪郭を示す
    2次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データ
    の圧縮方法において、 2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂
    点と、 前記複数の頂点のうち前記輪郭上で連続する2つの頂点
    間を結ぶ直線である辺と、 前記辺の長さである辺長と、 前記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点において
    形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形を構
    成する輪郭を示す2次元輪郭形状データに基づいて、 前記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、 前記輪郭上の頂点毎に順次に、前記辺長を検出し、 前記検出された辺長を積算した総和である区間長と所定
    の値とを比較し、 前記区間長が前記所定の値を越える場合は、 前記区間長を形成する頂点のうち前記区間長の終端に位
    置する頂点を維持するようにして前記2次元輪郭形状デ
    ータを圧縮するものである2次元輪郭形状データの圧縮
    方法。
  3. 【請求項3】 2次元の線画図形を構成する輪郭を示す
    2次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データ
    の圧縮方法において、 2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂
    点と、 前記複数の頂点のうち前記輪郭上で連続する2つの頂点
    間を結ぶ直線である辺と、 前記辺の長さである辺長と、 前記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点において
    形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形を構
    成する輪郭を示す2次元輪郭形状データに基づいて、 前記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、 前記輪郭上の頂点毎に順次に、前記辺角を検出し、 前記検出された辺角を積算した総和である辺角和と所定
    の値とを比較し、 前記辺角和が前記所定の値を越える場合は、 前記辺角和を形成する頂点のうち前記辺角和の終端に位
    置する頂点を維持するようにして前記2次元輪郭形状デ
    ータを圧縮するものである2次元輪郭形状データの圧縮
    方法。
  4. 【請求項4】 2次元の線画図形を構成する輪郭を示す
    2次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データ
    の圧縮装置において、 2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂
    点と、 前記複数の頂点のうち前記輪郭上で連続する2つの頂点
    間を結ぶ直線である辺と、 前記辺の長さである辺長と、 前記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点において
    形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形を構
    成する輪郭を示す2次元輪郭形状データを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された2次元輪郭形状データについ
    て、前記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、
    前記輪郭上の頂点毎に順次に、前記辺角を検出する検出
    手段と、 前記検出手段によって検出された辺角と所定の値とを比
    較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果が、前記検出手段によって検出
    された辺角が前記所定の値の範囲内である場合に、前記
    検出手段によって検出された辺角が形成される頂点を維
    持するようにして前記2次元輪郭形状データを圧縮する
    圧縮手段とを有する2次元輪郭形状データの圧縮装置。
  5. 【請求項5】 2次元の線画図形を構成する輪郭を示す
    2次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データ
    の圧縮装置において、 2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂
    点と、 前記複数の頂点のうち前記輪郭上で連続する2つの頂点
    間を結ぶ直線である辺と、 前記辺の長さである辺長と、 前記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点において
    形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形を構
    成する輪郭を示す2次元輪郭形状データを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された2次元輪郭形状データについ
    て、前記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、
    前記輪郭上の頂点毎に順次に、前記辺長を検出する検出
    手段と、 前記検出手段によって検出された辺長を積算した総和で
    ある区間長と所定の値とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果が、前記区間長が前記所定の値
    を越える場合に、前記区間長を形成する頂点のうち前記
    区間長の終端に位置する頂点を維持するようにして前記
    2次元輪郭形状データを圧縮する圧縮手段とを有する2
    次元輪郭形状データの圧縮装置。
  6. 【請求項6】 2次元の線画図形を構成する輪郭を示す
    2次元輪郭形状データを圧縮する2次元輪郭形状データ
    の圧縮装置において、 2次元の線画図形を構成する輪郭上に位置する複数の頂
    点と、 前記複数の頂点のうち前記輪郭上で連続する2つの頂点
    間を結ぶ直線である辺と、 前記辺の長さである辺長と、 前記辺のうち隣り合う2つの辺が共有する頂点において
    形成する角である辺角とを有する2次元の線画図形を構
    成する輪郭を示す2次元輪郭形状データを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された2次元輪郭形状データについ
    て、前記複数の頂点のうちで所定の頂点を起点として、
    前記輪郭上の頂点毎に順次に、前記辺角を検出する検出
    手段と、 前記検出手段によって検出された辺角を積算した総和で
    ある辺角和と所定の値とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果が、前記辺角和が前記所定の値
    を越える場合に、前記辺角和を形成する頂点のうち前記
    辺角和の終端に位置する頂点を維持するようにして前記
    2次元輪郭形状データを圧縮する圧縮手段とを有する2
    次元輪郭形状データの圧縮装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109000A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Max Co Ltd 画像補正処理プログラム及びドライバープログラム並びに出力装置
JP2010098669A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム、画像形成装置
JP5716019B2 (ja) * 2010-05-21 2015-05-13 レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) タッチパネルの指示位置確定装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置確定方法およびコンピュータプログラム記憶媒体

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