JP2000220998A - クラッカー - Google Patents

クラッカー

Info

Publication number
JP2000220998A
JP2000220998A JP11018606A JP1860699A JP2000220998A JP 2000220998 A JP2000220998 A JP 2000220998A JP 11018606 A JP11018606 A JP 11018606A JP 1860699 A JP1860699 A JP 1860699A JP 2000220998 A JP2000220998 A JP 2000220998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cracker
holding piece
hole
cylindrical body
explosive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11018606A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yoshida
魁 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneko Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneko Co Ltd filed Critical Kaneko Co Ltd
Priority to JP11018606A priority Critical patent/JP2000220998A/ja
Publication of JP2000220998A publication Critical patent/JP2000220998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッカーの爆発時に筒体の前方へ発射され
る小巻きテープなどの噴出物が周囲に散乱することな
く、その回収、後始末の簡易化を図る。 【解決手段】 筒体1の発射口2を塞ぐフラップ14に
並べて穴16を有する保持片17を一体に連設し、この
保持片17の穴16に噴出物6の一端部6aを通し付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリスマスや結婚
式の祝宴などに用いられ、引紐の引っ張り操作で爆発音
をたてるとともに小巻きテープ等の噴出物を空中に発射
させるクラッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクラッカーとして、爆発に伴い
空中へ飛び出す小巻きテープ等の噴出物が筒体から分
離、離脱してクラッカーの使用場所の周囲に広く散乱す
ることのないように、噴出物の一端部を筒体の内面に接
着テープや糊などで貼り付けたり、あるいは受圧板に一
体的に取り付けたりする手段が採用されている。後者の
噴出物の一端部を受圧板に一体的に取り付ける手段につ
いては、例えば、特開平8−136196号公報に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、噴出物の一
端部を筒体の内面に接着テープや糊などで貼り付ける上
記クラッカーでは、噴出物の一端部の貼り付け箇所が乾
燥に伴い剥がれることがある。また、噴出物の一端部を
受圧板に一体的に取り付けるものにおいては、受圧板が
筒体の内部に保持されているが、受圧板はかなりの強い
爆発力を受けるので爆発に伴い筒体から離脱し、噴出物
と共に飛び出してしまうことがある。上記したいずれの
手段も噴出物の発射後の散乱防止対策として満足できる
ものではなかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、このような問題
を解消するためになされたもので、噴出物が発射後に分
離、離脱して周囲に散乱するのを確実に防止できるクラ
ッカーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒体の前端に
発射口を形成するとともに、該発射口を蓋部で開放可能
に塞いでおり、前記筒体の内部に、火薬体と、この火薬
体に通し付けられて前記筒体の後端穴から導出する引紐
と、前記火薬体と前記発射口との間に前後にして配され
る噴出物及び受圧板とを収納しており、前記引紐の引っ
張り操作で前記火薬体が爆発し、前記蓋部が爆発圧を前
記受圧板を介して受けることにより開放して前記噴出物
を発射口から前方へ空中発射させるようにしてあるクラ
ッカーにおいて、前記蓋部が、筒体の前端縁に折目線を
介して連設され、該折目線から発射口中心に向けて順次
折り重ねられた複数のフラップからなり、前記筒体の前
端縁の、最も内側に折り重ねられるフラップに隣接する
位置に、穴を有する保持片を連設し、この保持片の穴に
前記噴出物の一端部が離脱不能に通し付けられているこ
とに特徴を有するものである。
【0006】
【作用】噴出物は火薬体の爆発圧で筒体の発射口から前
方へ空中発射するが、このとき噴出物の一端部は保持片
の穴に離脱不能に通し付けられているので、発射後に筒
体から離脱して周囲に散乱することがない。
【0007】噴出物の一端部は保持片の穴に通すことに
より、噴出物の一端部を筒体の内面に接着テープや糊な
どで貼り付ける作業に比して簡単な操作で、しかも容易
に離脱することなく強固に取り付けることができる。
【0008】保持片は最も内側に折り重ねられるフラッ
プに隣接して設けているので、この最内側のフラップの
内側に保持片が折り重ねられることになり、この保持片
に通し付けられる噴出物の一端部は筒体の内部に隠れて
外部から見えず、外観的に体裁良く納められることにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示すク
ラッカーの縦断面図、図2は同クラッカーの筒体の展開
平面図、図3は同クラッカーを蓋部を開放した状態で示
す斜視図、図4は同クラッカーの受圧板と火薬体の連結
状態を示す斜視図である。
【0010】図1に示すように、クラッカーは前方へ至
るに従い径大な円錐状の筒体1の前端に、発射口2を形
成するとともに、該発射口2を蓋部3で開放可能に塞い
でいる。筒体1の内部には火薬体4と、火薬体4に通し
付けられた引紐5と、発射口2と火薬体4との間に前後
にして配される小巻きテープ、多数の旗を紐で連鎖状に
つないだ連鎖旗、垂れ幕などの噴出物6及び受圧板7
と、引紐5の火薬体4より後ろ側に移動自在に挿通され
た漏斗形の火薬体受け座8とを収納している。火薬体受
け座8より後方へ延出する引紐5の後端部5aは筒体1
の後端穴9から外部へ導出している。
【0011】上記筒体1及び蓋部3は1枚の厚紙で作製
される。すなわち、筒体1は、その展開状態を図2に示
すごとく、全体がほぼ扇形状に打ち抜かれた扇形板13
の円弧状前端縁に、蓋部3を構成する複数のフラップ1
4を左右方向に並ぶようそれぞれ円弧状の折目線15を
介して連設するとともに、左右方向一端のフラップ14
の左右方向外側に穴16を有する保持片17を並べて折
目線18を介して連設してなる。それら扇形板13、フ
ラップ14、保持片17は同時に打ち抜き加工される。
扇形板13の左右一端縁には糊代19を連設する。
【0012】かくして、図3に示すように、扇形板13
を円錐状に巻き、その左右一端縁の糊代17を左右他端
縁の外側に重ね糊付けして筒体1を作り、この筒体1の
内部に、火薬体受け座8、火薬体4、引紐5、受圧板7
及び噴出物6を収納する。噴出物6の収納に際しては、
その一端部6aが保持片17の穴16に離脱不能に通し
付けられる。より具体的には、噴出物6の一端部6aに
弾性変形自在なリング20を形成し、このリング20を
一旦偏平状に弾性変形させて保持片17の穴16にこれ
の外側から内側へ通したのち、リング20を元のリング
状に弾性復帰させる。これにより噴出物6の一端部6a
が保持片17の穴16の内側に抜け止め状に係止する取
り付け状態が得られる。その際、噴出物6が複数個の場
合は予め各一端部6aをひとつのリング20に結合して
おき、このリング20を前述の要領で保持片17の穴1
6に通し付ける。
【0013】受圧板7の収納に際してはこれも爆発に伴
って周囲に飛散することのないように、予め受圧板7に
離脱不能に取り付けられる。そのために、図4に示すよ
うに、引紐5は火薬体4より前方にも長く延出し、この
引紐5の前端部5bを受圧板7の中央付近に設けた穴2
1に通し付ける。この通し付けに際しては、引紐5の前
端部5bを受圧板7の穴21に後方から前方へ通して受
圧板7の前面に這わしたうえで受圧板7の後面側に折り
返して這わし、この受圧板7の前後面に這わした前端部
5bを二つ折りされる接着テープ22の二つ折り片の間
で受圧板7の前後面に押し付けて挟み接着する。これに
より引紐5の前端部5bが受圧板7に離脱不能に止め付
けられる。
【0014】最後に、先ず保持片17を折目線18を介
して内方に折り込み、次いでフラップ14を番号,
,,,の順に各折目線15を介して内方に順次
折り重ねて発射口2を塞ぐことにより組立てを完了す
る。
【0015】上記噴出物6の一端部6aにリング20を
形成するに代えて、噴出物6の一端部6aを紐状に形成
し、これを保持片17の穴16にこれの外側から内側へ
通した後、結びこぶを作って保持片17の内側に抜け止
め状に係止するか、その紐状の一端部6aを前記穴16
に通したのち保持片17に結び付けることもできる。
【0016】噴出物6の一端部6aをリング状あるいは
結びこぶに形成して保持片16の穴に抜け止め状に係止
するといういずれの方法であっても、接着テープや糊を
使用しなくて済み、それだけ簡単かつ能率よく、しかも
確実に止め付けることができる。また、その止め付けに
金属製のステープルを使えばこれが爆発時に飛散して危
険性が伴うが、これを使用する必要もないため安全性に
も優れる。
【0017】また、保持片17は、最も内側(下側)に
折り重ねられるフラップ14(番号 のフラップ)に
隣接して設けて、この最内側のフラップ14の内側(下
側)に織り込んでいるので、これに通し付けられる噴出
物6の一端部6aは筒体1の内部に隠れて外部から見え
ることがなく、外観的にも体裁良くなり、商品価値を高
めることができる。
【0018】上記構成のクラッカーにおいては、引紐5
の後端部5aを後方へ強く引っ張って火薬体4を爆発さ
せると、蓋部3は爆風を受圧板7を介して受けることに
よりフラップ14及び保持片17を展開して発射口2を
開放し、噴出物6が発射口2から前方へ向けて発射す
る。このとき、噴出物6の一端部6aが保持片17に離
脱不能に取り付けられているので、爆発、発射によって
噴出物6は巻き状態から伸長し展開して所期の機能を発
揮することになるけれども、発射後も保持片17を介し
て筒体1と一体に連なった状態に保たれており、また受
圧板7も筒体1内を前方移動した後も引紐5の前端部5
bと一体に連なった状態に保たれており、これら噴出物
6及び受圧板7が周囲に散乱してこれを拾い集めるよう
な必要が無くなる。
【0019】保持片17の穴16は丸穴型以外に、図5
のような星型、図6のような三角型、あるいは図7のよ
うな米印型の切込みであってもよい。
【0020】上記実施例では、筒体1を円錐状に形成す
るが、多角形の角錐状、あるいは円筒状に形成すること
もできる。また筒体1は紙製のものに代えて、プラスチ
ック製のものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明のクラッカーによれば、噴出物の
一端部を筒体に一体に連設された保持片の穴に離脱不能
に通し付けているので、爆発後に噴出物が筒体から分離
して周囲に散乱することがないばかりか、噴出物の一端
部は接着テープや糊などを一切用いることなく、保持片
の穴に対し簡単かつ強固に通し付けることができて有利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すクラッカーの縦断面図
である。
【図2】同クラッカーの筒体の展開平面図である。
【図3】同クラッカーを蓋部を開放した状態で示す斜視
図である。
【図4】同クラッカーの受圧板と火薬体の連結状態を示
す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す保持片の正面図であ
る。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す保持片の正面図
である。
【図7】本発明の更に又、他の実施例を示す保持片の正
面図である。
【符号の説明】
1 筒体 2 発射口 3 蓋部 4 火薬体 5 引紐 6 噴出物 7 受圧板 9 後端穴 14 フラップ 15 折目線 16 穴 17 保持片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の前端に発射口を形成するととも
    に、該発射口を蓋部で開放可能に塞いでおり、 前記筒体の内部に、火薬体と、この火薬体に通し付けら
    れて前記筒体の後端穴から導出する引紐と、前記火薬体
    と前記発射口との間に前後にして配される噴出物及び受
    圧板とを収納しており、前記引紐の引っ張り操作で前記
    火薬体が爆発し、前記蓋部が爆発圧を前記受圧板を介し
    て受けることにより開放して前記噴出物を発射口から前
    方へ空中発射させるようにしてあるクラッカーにおい
    て、 前記蓋部が、筒体の前端縁に折目線を介して連設され、
    該折目線から発射口中心に向けて順次折り重ねられた複
    数のフラップからなり、 前記筒体の前端縁の、最も内側に折り重ねられるフラッ
    プに隣接する位置に、穴を有する保持片を連設し、この
    保持片の穴に前記噴出物の一端部が離脱不能に通し付け
    られていることを特徴とするクラッカー。
  2. 【請求項2】 前記引紐が前記火薬体から前方へ延出さ
    れ、この引紐の前方延出端に前記受圧板が離脱不能に取
    り付けられている請求項1記載のクラッカー。
JP11018606A 1999-01-27 1999-01-27 クラッカー Pending JP2000220998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11018606A JP2000220998A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 クラッカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11018606A JP2000220998A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 クラッカー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000220998A true JP2000220998A (ja) 2000-08-08

Family

ID=11976313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11018606A Pending JP2000220998A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 クラッカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000220998A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2812222C (en) Shot cup for shotshell
JP4335239B2 (ja) クラッカー発射装置
JP2000220998A (ja) クラッカー
US20060135037A1 (en) Modified greetings cards
JP2000220999A (ja) クラッカー
JP3572288B2 (ja) クラッカー
JP4047998B2 (ja) クラッカー
JP4065621B2 (ja) クラッカー
JP5016842B2 (ja) クラッカー
JP3905956B2 (ja) クラッカー
JP4065622B2 (ja) クラッカー
JP2599119Y2 (ja) クラッカー
JP3419912B2 (ja) クラッカー
JP2004233049A (ja) クラッカー
JP2742778B2 (ja) クラッカー
JP2590183Y2 (ja) クラッカー
GB2620939A (en) Gift delivery device
JP3997010B2 (ja) クラッカー
JP4340526B2 (ja) クラッカー
JPS6319751Y2 (ja)
JPH08136197A (ja) クラッカー
JPS6042311Y2 (ja) クラツカ−
JP2006266527A (ja) クラッカー
JP2007252719A (ja) 発射器具
JP2590178Y2 (ja) クラッカー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002