JP2590183Y2 - クラッカー - Google Patents

クラッカー

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JP2590183Y2
JP2590183Y2 JP1992062129U JP6212992U JP2590183Y2 JP 2590183 Y2 JP2590183 Y2 JP 2590183Y2 JP 1992062129 U JP1992062129 U JP 1992062129U JP 6212992 U JP6212992 U JP 6212992U JP 2590183 Y2 JP2590183 Y2 JP 2590183Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、各種パーティや催会
における演出効果の1つとして用いられるもので、引紐
の引張り操作により火薬体を爆発させて、その爆発力に
より収納されている小巻きテープや連鎖国旗等の噴出物
を爆音とともに空中に発射させるようになされたクラッ
カーに関するもので、特に、結婚式や祝賀式などにおけ
る演出に好適なクラッカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のクラッカーとして、従来から最
も良く知られているものに、掌で把持できる程度の大き
さの円錐形等で、その前端部が開口した筒体内に、該筒
体から導出された引紐の引張り操作により爆発される火
薬体と、この火薬体の爆発力にともない上記前端開口部
を閉塞する蓋体を離脱させて、前方に発射される小巻き
テープや連鎖国旗等の噴出物とを収納してなる小形のク
ラッカーがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のクラッ
カーは、火薬体の爆発とそれにともなって小巻きテープ
などの噴出物を空中に発射させるだけのものであり、全
体が小形であることと、演出が主として聴覚に訴えるも
のであることから、演出効果が低く、例えば結婚式や祝
賀式などのような多人数が祝福のために集まる場所や騒
々しい場所での演出効果としては不十分なものであっ
た。
【0004】また、演出効果を高めるために、筒体を大
形化するとともに、火薬の量を増やして爆発音および爆
発力を大きくすることが考えられるが、実際は、製造お
よび流通過程や使用上の安全性などから火薬量には自ず
と制限がある。因みに、クラッカーにおいて、法律で規
定されている最大火薬量は、0.05g以下であり、こ
の程度の量の火薬の爆発で、蓋体を確実に離脱させ噴出
物を所定通りに発射させ得る筒体の大きさは、その軸線
長が約70mm位である。このように火薬量の制約条件
下において、演出効果を高めんがために、筒体を大形化
した場合は、火薬体の爆発力によって、筒体の前端開口
部を閉塞する蓋板の離脱および噴出物の空中への発射が
不能あるいは非常に困難になり、クラッカーとしての所
定の機能が果たせなくなる。したがって、筒体を大形化
することによる演出効果の増進には限度があり、それ以
外での演出効果の増進対策が要望されている。
【0005】この考案は上記のような実情に鑑みてなさ
れたもので、安全性などから法律で制約された範囲内の
火薬量を使用し、かつ操作も簡単なものとしながらも、
全体の大形化を促進して視覚による表示訴求も加えて、
演出効果の著しい増進を図ることができるクラッカーを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案に係るクラッカーは、大径で長尺な筒状体
の軸線方向の前端部または前端近傍部に開口部を形成
し、この開口部を閉塞する蓋体に、該蓋体の開放にとも
ない上記筒状体から垂下して展伸する垂幕式の表示体を
連設し、この垂幕式表示体を折畳みまたは巻取り状態に
して上記蓋体とともに上記筒状体の開口部の閉塞姿勢に
仮止め保持する仮止め具の仮止め保持を引き操作により
解除する操作紐の一端部を上記筒状体の他端部から外方
へ導出するとともに、上記筒状体内に、該筒状体から上
記操作紐と同一の外方へ向けて導出された引紐の引張り
操作により爆発される火薬体を収納し、上記引紐と上記
操作紐とを連結して、上記火薬体の爆発と蓋体の開放と
を同期連動させるように構成したものである。
【0007】上記火薬体としては、前端部が開口した筒
体から上記開口部とは反対側の外方へ導出された引紐の
引張り操作により爆発し、その爆発力にともない、上記
筒体の前端開口部から前方に向けて噴出物を発射される
ようになされて、上記筒状体内に収納された既存のクラ
ッカー体に内蔵した火薬体を使用することが望ましい。
【0008】また、上記開口部が、上記筒状体の軸線方
向の前端部に形成され、この開口部を閉塞する蓋体が上
記操作紐による仮止め解除にともない、上記筒状体の前
端部近くの周壁部を支点として揺動開放可能に構成され
ているものであっても、また、前記開口部が、上記筒状
体の軸線方向の前端近傍部の周壁部に形成され、この開
口部を閉塞する蓋体が上記操作紐による仮止め解除にと
もない、上記垂幕式表示体とともに筒状体から垂下し展
伸するように構成されているものであってもよい。
【0009】
【作用】この考案によれば、筒状体の軸線方向の一端部
を掌で把持した上で、その筒状体の端部から外方へ向け
て導出され、かつ互いに連結された引紐または操作紐を
引張り操作すると、筒状体内に収納されている火薬体が
爆発されると同時もしくはそれより少し前に、仮止め具
による仮止め保持が解除されて、蓋体が開口部の閉塞姿
勢から開放され、この蓋体の開放にともない折畳みまた
は巻取り状態にあった垂幕式の表示体が筒状体から垂下
し展伸されることになる。すなわち、火薬体の爆発音の
鳴動と同時に、蓋体が開放して垂幕式表示体が垂れ下が
って、その表示内容が表現されることになり、聴覚と視
覚の両面から、その場の雰囲気を大いに盛り上げるとい
った演出効果を発揮することができる。特に、筒状体お
よび垂幕式表示体としては、火薬の量に関係なく、物理
的に自由に大きく設定することができるので、視覚面で
の演出効果を高めることが可能である。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1はこの考案の一実施例によるクラッカ
ー全体の縦断面図、図2はその正面図であり、同図にお
いて、1は紙製で円錐形(角錐形でもよい)の大形筒状
体で、これは軸線長Lが750mm〜800mm、直径
Dが150mm〜200mmの範囲で、大径かつ長尺に
構成されており、その軸線方向の前端部に開口部1aが
形成されている。2は上記筒状体1の前端の開口部1a
を閉塞する紙製の蓋体で、この蓋体2の周縁部の一部に
は、上記筒状体1の周壁部1bの前端部近くに形成され
た孔1cを貫通して径方向の外方へ突出する突片2aが
一体に連設されているとともに、この突片2aに対し径
方向で対向する箇所には、上記筒状体1の周壁部1bの
外面に沿って上記開口部1aから離れる方向に延びる帯
板状片2bが屈曲可能に一体連設されている。この蓋板
2の帯板状片2bの端部を上記筒状体1の周壁部1b
に、例えば接着テープによる接着手段や糊付けなどによ
り止着することにより、その止着部を支点Rとして上記
蓋体2が開口部1aに対して揺動開閉可能に構成されて
いる。
【0011】3は垂幕式の表示体で、例えば「おめでと
う」などの文字が記入された複数枚の表示片3a〜3e
が折畳展伸自在に連設されている。この垂幕式表示体3
の展伸方向一端側の表示片3aの端部は、図3に明示の
ように、上記蓋体2に貼着されており、蓋体2の揺動開
放にともない上記筒状体1から垂下して展伸するように
なされているとともに、上記垂幕式表示体3の展伸方向
他端側の表示片3dの端部には、上記筒状体1の周壁部
1bの前端部近くに形成された孔1cを貫通して径方向
の外方へ突出する突片4aと上記蓋体2の帯板状片2b
の屈曲部付近に形成された孔2cに係合する突片4bと
を有する押え蓋兼錘体4が貼着されている。
【0012】そして、垂幕式表示体3を、各表示片3a
〜3eの隣接間にそれぞれ紙吹雪き5を挟み込む状態で
上記蓋体2と押え蓋兼錘体4との間に折畳み重合させた
上、図4に明示するように、蓋体2および押え蓋兼錘体
4の各突片2a,4aを上記筒状体1における孔1cに
貫通させるとともに、それら突片2a,4aに形成させ
た小孔2a1,4a1に後述する操作紐6の前端部分6
aを挿通させ、かつ、その挿通された紐端部分6aを筒
状体1の周壁部1bの外面に、例えばテープやホッチキ
スなどの仮止め具7で引抜き可能に止着することによ
り、上記垂幕式表示体3が折畳み状態で上記蓋体2とと
もに上記筒状体1の開口部1aの閉塞姿勢に仮止め保持
されている。
【0013】上記操作紐6は、上記仮止め位置の直後部
から筒状体1内に導入されるとともに、周壁部1bの内
面に沿って後方に延設され、かつ筒状体1の軸線方向の
後端部(小径側の端部)から外方へ導出されており、こ
の導出紐端部分6bを引張り操作することにより、上記
仮止め具7による仮止め保持を解除して、蓋体2を上記
支点Rの周りに揺動開放させるとともに、垂幕式表示体
3を上記筒状体1から垂下して展伸させるようにしてい
る。
【0014】8は既存のクラッカー体で、このクラッカ
ー体8は、図1に示すように、前端部が開口し、その開
口部を閉塞する蓋部9が設けられた截頭円錐形状の樹脂
製筒体10内に受圧板11が設けられ、この受圧板11
と上記蓋部9との間の筒体10内に、この筒体10から
導出された引紐12の引張り操作により爆発される火薬
体13と、この火薬体13の爆発力にともない上記蓋部
9を離脱開放させて、上記受圧板11とともに前方に発
射される小巻きテープなどの噴出物14とを収納してな
る。
【0015】上記のような構成の既存のクラッカー体8
は、上記大形筒状体1内の小径側の後端部に収納されて
おり、その引紐12を上記筒状体1の軸線方向の後端部
から外方へ導出するとともに、その導出紐端部分12a
を上記操作紐6に連結して、該操作紐6の引張り操作に
より、上記蓋体2の揺動開放およびそれにともなう垂幕
式表示体3の垂下展伸と既存クラッカー体8の火薬体1
3の爆発とを同期連動させている。なお、上記操作紐6
を引張り操作したとき、まず、その操作紐6を介して仮
止め具7による仮止め保持が解除されて蓋体2が揺動開
放した直後に、既存クラッカー体8の火薬体13が爆発
するといったタイミングがとれるように、既存クラッカ
ー体8側の引紐12は、多少の緩み代をもっている。
【0016】上記のように構成されたクラッカーにおい
ては、大形筒状体1の軸線方向の一端部を掌で把持した
上で、該大形筒状体1の後端部から外方へ向けて導出さ
れ、かつ既存クラッカー体8の引紐12の端部分12a
が連結されている操作紐6の導出紐端部分6bを引張り
操作することにより、まず、操作紐6の前端部分6aが
仮止め具7から抜離するとともに蓋体2および押え蓋兼
錘体4の各突片2a,4aに形成の小孔2a1,4a1
からも抜け出して、上記筒状体1の開口部1aに対する
蓋体2の閉塞姿勢の仮止め保持が解除される。これによ
って、上記蓋体体2が図5および図6に示すように、支
点Rの周りに揺動開放されるとともに、折畳み姿勢にあ
った垂幕式表示体3が上記筒状体1から垂下して複数枚
の表示片3a〜3eが展伸され、例えば「おめでとう」
などの文字が表現されると同時に紙吹雪き5が飛散され
る。
【0017】そして、上記蓋体2の揺動開放直後に、引
紐12が直線状またはほぼ直線状に引張られて既存クラ
ッカー体8の火薬体13が爆発されることになり、この
爆発にともなって、既存クラッカー体8における筒体1
0の開口部を閉塞する蓋部9が離脱開放されて、受圧板
11とともに小巻きテープなどの噴出物14が発射さ
れ、これが大形筒状体1の開口部1aから前方へ噴出さ
れ飛散する。
【0018】上記のように、紐の一回の引張り操作によ
り、大形筒状体1から垂幕式表示体3を垂下展伸させて
大きな文字による視覚的な表現と、既存クラッカー体8
における火薬体13の爆発音の鳴動および小巻きテープ
などの噴出物14の飛散といった主として聴覚的な表現
との組合わせによって、その場の雰囲気を大いに盛り上
げることが可能な演出効果を発揮させることができる。
【0019】図7および図8は、この考案に係るクラッ
カーの他の実施例を示す全体の外観斜視図および要部の
拡大縦断面図であり、上記実施例と相違する点は、大形
筒状体1の前端開口部1aに近い周壁部1bに方形の開
口部1dを形成し、この開口部1dを閉塞する方形の蓋
体2Aの対向辺にそれぞれ突片2a,2aを一体に連設
し、これら突片2a,2aに形成した小孔2a1,2a
1にそれぞれ、一本の操作紐6から分岐させた二本の紐
端部分6a、6aを挿通させ、かつ、その挿通された紐
端部分6a,6aを筒状体1の周壁部1bの内面に、例
えばテープやホッチキスなどの仮止め具7で引抜き可能
に止着することにより、垂幕式表示体3をその折畳み状
態で上記蓋体2Aとともに上記筒状体1の方形開口部1
dの閉塞姿勢に仮止め保持させた点であり、垂幕式表示
体3の構成や既存クラッカー体8の内部構造、引紐12
と操作紐6との連結構造などは、上記実施例と同一であ
るため、該当部分に同一の符号を付して、それらの説明
を省略している。
【0020】この図7および図8に示す実施例の場合
も、上記実施例と同様に、操作紐6を引張り操作するだ
けで、仮止め具7による仮止め保持が解除されて、上記
蓋体2Aが筒状体1から離脱開放し、図9に示すよう
に、折畳み姿勢にあった垂幕式表示体3とともに上記筒
状体1から垂下して複数枚の表示片3a〜3dの展伸に
よって、例えば「ラッキー」などの文字が表現されると
同時に、紙吹雪き5が飛散され、その直後に、既存クラ
ッカー体8における火薬体13が爆発し、かつ小巻きテ
ープなどの噴出物14が飛散されることになる。
【0021】なお、上記図7および図8に示す実施例に
おいては、大形筒状体1の前端に形成した開口部1aを
開放したままのもので説明したが、この開口部1aを閉
塞する蓋板を設けて、この蓋板を上記方形の開口部1d
を閉塞する蓋体2Aと一体化して同時に開放させるよう
にしてもよい。
【0022】また、図7および図8に示す実施例におい
て、大形筒状体1の周壁部1bに形成する開口部1dお
よび該開口部1dを閉塞する蓋体2Aをともに、図10
に示すように円形に形成してもよく、その他、いかなる
形状であってもよい。
【0023】さらに、図11および図12は、この考案
に係るクラッカーの他のもう1つの実施例を示す作動前
および作動後の全体外観斜視図であり、この実施例にお
いては、大形筒状体1の周壁部1bにその軸線方向に亘
って大きな開口部1aを形成するとともに、この開口部
1aを閉塞する大きな蓋体2Bを上記図7および図8に
示す実施例と同様に、該蓋体2Bの対向辺にそれぞれ一
体に連設した突片2a,2aに形成した小孔2a1,2
a1にそれぞれ、一本の操作紐6から分岐させた二本の
紐端部分6a、6aを挿通させ、かつ、その挿通された
紐端部分6a,6aを筒状体1の周壁部1bの内面に、
例えばテープやホッチキスなどの仮止め具7で引抜き可
能に止着することにより、垂幕式表示体3をその折畳み
状態で上記蓋体2Bとともに上記筒状体1の方形開口部
1dの閉塞姿勢に仮止め保持させた点、および、垂幕式
表示体3として、例えば「でかした」との文字表示とと
もに、各表示片3a〜3fを白地にして、その真ん中に
赤い丸を付して日本の国旗を模したものとしている点が
上記各実施例と相違し、その他の既存クラッカー体8の
内部構造、引紐12と操作紐6との連結構造などは、上
記各実施例と同一であるため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの説明を省略している。
【0024】なお、上記各実施例においては、大形筒状
体1および既存のクラッカー体8の筒体10がともに円
錐形のもので示したが、これらは角錐形であっても、円
筒形であっても、さらに細長い筒状形であってもよい。
【0025】また、上記各実施例では、筒状体1内に既
存のクラッカー体8を収納したもので示したが、クラッ
カー体8の筒体10の前端開口部に蓋部を有していない
ものや、噴出物14を収納していないものであってもよ
く、さらには、筒体10がなく、単に火薬体13を大形
筒状体1の内面に保持させただけのものであってもよ
い。また、クラッカー体8として、二連発や三連発式の
ものを用いてもよい。
【0026】さらにまた、垂幕式の表示体3としては、
上記実施例のような文字表示体であっても、複数の国旗
を連鎖させたものであっても、その他、どのような形
状、長さのものであってもよく、また、垂幕式の表示体
3を折畳み状態で収納するのでなく、巻取り状態で収納
する形式としてもよい。
【0027】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、筒状
体の軸線方向の一端部を掌で把持した上で、その筒状体
の端部から外方へ向けて導出された紐を引張り操作する
だけの簡単な操作により、筒状体内に収納されている火
薬体の爆発と筒状体の開口部を閉塞する蓋体の開放およ
び垂幕式表示体の垂下展伸による表示とを同期連動させ
ることができるので、筒状体を含めてクラッカー全体を
大形化し、かつ火薬の使用量としては、安全性などから
法律で制約された範囲内の少量に止めながら、火薬体の
爆発による聴覚面での訴求動作と大形の垂幕式表示体の
垂下展伸による視覚面での訴求動作とを確実に発揮させ
て、安全性を保証しつつ、演出効果の著しい増進を図る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のクラッカー全体の縦断面
図である。
【図2】同正面図である。
【図3】垂幕式表示体の構成を説明する要部の拡大斜視
図である。
【図4】蓋体の仮止め部の構成を示す要部の拡大斜視図
である。
【図5】クラッカーの作動状態の外観斜視図である。
【図6】同正面図である。
【図7】この考案の他の実施例のクラッカー全体の斜視
図である。
【図8】図7のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図9】他の実施例のクラッカーの作動状態の外観斜視
図である。
【図10】この考案のもう一つの実施例のクラッカーの
要部の拡大底面図である。
【図11】この考案のさらに別の実施例のクラッカーの
作動前の外観斜視図である。
【図12】図11のクラッカーの作動後の状態を示す外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 錐形筒状体 1a,1d 開口部 1b 周壁部 2,2A,2B 蓋体 3 垂幕式の表示体 6 操作紐 7 仮止め具 8 既存のクラッカー体 10 筒体 12 引紐 13 火薬体 14 噴出物

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径で長尺な筒状体の軸線方向の前端部
    または前端近傍部に開口部を形成し、この開口部を閉塞
    する蓋体に、該蓋体の開放にともない上記筒状体から垂
    下して展伸する垂幕式の表示体を連設し、この垂幕式表
    示体を折畳みまたは巻取り状態にして上記蓋体とともに
    上記筒状体の開口部の閉塞姿勢に仮止め保持する仮止め
    具の仮止め保持を引き操作により解除する操作紐の一端
    部を上記筒状体の他端部から外方へ導出するとともに、
    上記筒状体内に、該筒状体から上記操作紐と同一の外方
    へ向けて導出された引紐の引張り操作により爆発される
    火薬体を収納し、上記引紐と上記操作紐とを連結して、
    上記火薬体の爆発と蓋体の開放とを同期連動させるよう
    に構成したことを特徴とするクラッカー。
  2. 【請求項2】 上記火薬体が、前端部が開口した筒体か
    ら上記開口部とは反対側の外方へ導出された引紐の引張
    り操作により爆発し、その爆発力にともない上記筒体の
    前端開口部から前方に向けて噴出物を発射されるように
    なされて、上記筒状体内に収納された既存のクラッカー
    体に内蔵した火薬体である請求項1のクラッカー。
  3. 【請求項3】 上記開口部が、上記筒状体の軸線方向の
    前端部に形成されており、この開口部を閉塞する蓋体
    は、上記操作紐による仮止め解除にともない、上記筒状
    体の前端部近くの周壁部を支点として揺動開放可能に構
    成されている請求項1または請求項2のクラッカー。
  4. 【請求項4】 前記開口部が、上記筒状体の軸線方向の
    前端近傍部の周壁部に形成されており、この開口部を閉
    塞する蓋体は、上記操作紐による仮止め解除にともな
    い、上記垂幕式表示体とともに筒状体から垂下し展伸す
    るように構成されている請求項1または請求項2のクラ
    ッカー。
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