JP2742778B2 - クラッカー - Google Patents

クラッカー

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JP2742778B2
JP2742778B2 JP22672195A JP22672195A JP2742778B2 JP 2742778 B2 JP2742778 B2 JP 2742778B2 JP 22672195 A JP22672195 A JP 22672195A JP 22672195 A JP22672195 A JP 22672195A JP 2742778 B2 JP2742778 B2 JP 2742778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリスマスなどの
祝宴などに用いられ、引紐を強く引っ張ると爆音を立て
て裂けるクラッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクラッカーは、例えば、実公昭
63−19754号公報に開示されているようなものが
あり、図7に示すように円錐または角錐状の筒体1の拡
開側の前端部を蓋2で塞ぎ、筒体1の内部に、爆発受圧
板3と引玉受座板7とを前後に配し、爆発受圧板3と引
玉受座板7との間には筒体1の後端穴4から外方へ延出
する引紐5の引っ張り操作で爆発する火薬体6が、爆発
受圧板3と蓋2との間には小巻き紙テープなどの噴出物
33がそれぞれ収納された構造となっている。引玉受座
板7は引紐5の引っ張り操作に伴い後退する火薬体6の
後端を十分に受け止められるように硬いプラスチック板
で構成され、その中央部に引紐通し穴9を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来のクラッカーでは、硬いプラスチック板で構成される
引玉受座板7は、引紐5の引っ張り操作に伴い火薬体6
の後端を受け止めるときも引紐通し穴9の大きさに変化
を殆ど来すことなく、当初の大きさを維持するため、火
薬体6の爆発により発生する爆風やバックファイヤーが
その引玉受座板7の引紐通し穴9を通って筒体1の後端
穴4から外方へ放出することがあり、安全性に問題があ
った。また、蓋2や爆発受圧板3が筒体1とは別体に構
成されているため、筒体1に糊付けなどで接合しなけれ
ばならず、その組立てが面倒であり、そればかりか使用
時に爆風とともに筒体1から分離して前方へ飛散するた
め、その後拾い集める必要があった。
【0004】本発明の目的は、このような問題に鑑みて
なされたもので、引玉受座板の構造を工夫することによ
り安全性の向上を図ることのできるクラッカーを提供す
るにある。本発明の他の目的は、組立ての容易化および
蓋や爆発受圧板の飛散防止を図ることのできるクラッカ
ーを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、その拡開側の
前端部を蓋で塞いだ錐状の筒体の中に、引玉受座板を内
蔵するとともに、該引玉受座板と前記蓋との間に、前記
筒体の後端穴から延出する引紐の引っ張り操作で爆発す
る火薬体を配置してなるクラッカーにおいて、前記引玉
受座板が前方開放状のV形状に二つ折りされ、この折り
目に前記引紐が通される引紐通し穴を設けてあり、該二
つ折り片の間に前記火薬体を介在させてあることを特徴
とするものである。上記筒体の内部の引玉受座板と蓋と
の間には爆発受圧板を配備する。その際、蓋と爆発受圧
板との間に小巻テープや短冊片などの噴出物を充てんし
ておくと、爆発と同時にその噴出物を放出することがで
きる。上記蓋および爆発受圧板は紙製の筒体に一体に連
設することが飛散防止および組立て上有利である。上記
筒体と一体に連設した蓋はこれの先端に差込片を設け、
この差込片を上記爆発受圧板に設けた係止穴に差し込む
ことでロックすることができる。
【0006】
【作用】引紐を引っ張ると、火薬体の後端が引玉受座板
の二つ折り片間の引紐通し穴の周辺部に引っ掛かり、更
に強く引っ張ると引玉受座板が筒体の内部の順次細く絞
られた後方へ移動しながら火薬体の後端部を密着状に包
み込むとともに、引紐通し穴を偏平状に縮径するように
縮小変形する。このため、火薬体の爆発により発生する
爆風が引紐通し穴を通って後方へ放出するのをできるだ
け少なくすることができ、またバックファイヤーが引紐
通し穴から後方へ放出するのをできる限り減少できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は本発明に係るク
ラッカーの実施例を示す。図1ないし図3において、こ
のクラッカーは四角錐状の筒体1の拡開側の前端部を四
角形の蓋2で塞ぎ、筒体1の内部を四角形の爆発受圧板
3で前後に仕切るとともに、該爆発受圧板3と筒体1の
後端穴4との間の空間内に引紐5の先端に付けた火薬体
6を収納する。筒体1の内部の火薬体6と後端穴4との
間には前方開放状のV字形状に二つ折りした紙製の引玉
受座板7を内蔵し、火薬体6から導出する引紐5は引玉
受座板7の折り目30に設けた引紐通し穴9を通して後
端穴4から筒体1の外部へ延出させている。
【0008】図4は上記筒体の展開平面図を、図5は上
記引玉受座板の展開平面図を示す。筒体1、蓋2および
爆発受圧板3は一枚の厚紙で作製される。すなわち、筒
体1は台形状の上面壁10の左右端に台形状の左右側面
壁11,12を折目線13,14を介して連設し、上面
壁10の前端に折目線15を介して折重片16を連設
し、該折重片16の左右端に折込片17,17を折目線
18,18を介して連設する。左側面壁11の左端には
フラップ19を折目線20を介して連設し、左側面壁1
1の前端には三角形の差込片2aを有する蓋2を折目線
21を介して連設する。右側面壁12の右端には下面壁
22を折目線23を介して連設し、右側面壁12の前端
には三角形の係止穴24を有する爆発受圧板3を折目線
25を介して連設する。下面壁22の前端には折目線2
6を介して折重片27を連設し、該折重片27の左右端
に折込片28,28を折目線29,29を介して連設す
る。引玉受座板7も一枚の厚紙で作製され、折り目30
を介してV字形状に二つ折りされる台形状の二つ折り片
7a,7bを有し、折り目30の中央部に引紐通し穴9
を設けている。
【0009】かくして、図6に示すように、折目線1
5,26を折曲して折重片16,27を上面壁10及び
下面壁22の内側に折り重ね、各折重片16,27の折
込片17,17及び28,28を折目線18,29を介
して折曲起立させる。次いで左右側面壁11,12及び
下面壁22を折目線13,14,23を介して順次折曲
し、フラップ19を下面壁22と折重片27の重合面間
に折り込むことにより四角錐状でかつ後端穴4を有する
筒体1が組み立てられる。フラップ19、下面壁22及
び折重片27はステープル32で止め付ける(図1参
照)。その際、筒体1の内部に引紐5の先端に付けた火
薬体6および引玉受座板7を収納する。これらの収納
後、爆発受圧板3を折目線25を介して上下面壁10,
22間に折り込み、次いで蓋2を折目線21を介して爆
発受圧板3の前方に折り込んだうえで、差込片2aを係
止穴24に差込み係止することにより蓋2が筒体1の前
端部を塞ぐ状態にロックされる。その爆発受圧板3と蓋
2との間には小巻テープや短冊片などの噴出物33が充
てんされる。なお、後端穴4から導出する引紐5は、図
3のように、下面壁22とフラップ19との重合面間に
挿入しておくことにより垂れ下がったり、包装時に邪魔
になるようなことがない。
【0010】使用に際しては、引紐5を強く引っ張る
と、図1に二点鎖線で示すように、火薬体6の後端部で
引玉受座板7が筒体1の前後面壁10,22間の順次細
く絞られた後方へ押し込まれながら火薬体6の後端部を
密着状に包み込むとともに引紐通し穴9を偏平状に縮小
する。火薬体6はこれから引紐5が引き抜かれると同時
に爆発し、蓋2は爆風を爆発受圧板3を介して受けるこ
とにより差込片2aを係止穴24から抜き出して前方へ
開放し、噴出物33が前方へ飛び出る。その際、火薬体
6の後端部を抱き込む引玉受座板7は引紐通し穴9を偏
平状に縮小するため、爆風やバックファイヤーがその引
紐通し穴9を通って後方へ放出するのをできるだけ減少
できる。また、蓋2及び爆発受圧板3は筒体2と一体に
連設されているため飛散することがない。使用後は、筒
体1、蓋2及び爆発受圧板3は紙製であるため容易に焼
却処理できる。
【0011】なお、上記筒体1は四角錐形状に限られ
ず、そのほかの多角錐形状あるいは円錐形状に形成する
ものであってもよいが、四角錐形状に組み立てると、円
錐形状に組立てる場合に必要とする特別な円錐形成用の
道具設備を必要とせず、簡単に組立てられて低コストで
作成できる。噴出物33は必ずしも必要とするものでは
なく、噴出物33を充てんすることなく爆音を立てるだ
けのクラッカーに構成するものであってもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、引玉受座板が前方開放
状のV形状に二つ折りされ、この折り目に前記引紐が通
される引紐通し穴を設けてあり、該二つ折り片の間に前
記火薬体を介在させてあるので、爆風やバックファイヤ
ーが筒体の後方へ放出するのをできるだけ少なくするこ
とができて安全に使用することができる。蓋および爆発
受圧板は紙製の筒体に一体に連設しておくと、組立て時
にそれらの糊付けを不要とするため容易に組み立てるこ
とができ、そればかりか爆発時に飛散するのを防止でき
る。使用後は焼却できてごみを減少できる。蓋はこれの
先端に設けた差込片を爆発受圧板に設けた係止穴に差し
込むことで容易にロックすることができる。筒体の巻端
どうしをステープルで止め付けることにより糊付けに比
べて簡単に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクラッカーの縦断側面図である。
【図2】本発明に係るクラッカーの縦断平面図である。
【図3】本発明に係るクラッカーの斜視図である。
【図4】本発明に係るクラッカーの筒体の展開平面図で
ある。
【図5】本発明に係るクラッカーの引玉受座板の展開平
面図である。
【図6】本発明に係るクラッカーの筒体の組立途上の状
態を示す斜視図である。
【図7】従来例のクラッカーの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 筒体 2 蓋 2a 差込片 3 爆発受圧板 4 後端穴 5 引紐 6 火薬体 7 引玉受座板 7a,7b 二つ折り片 9 引紐通し穴 24 係止穴 30 引玉受座板の折り目 33 噴出物

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その拡開側の前端部を蓋で塞いだ錐状の
    筒体の中に、引玉受座板を内蔵するとともに、該引玉受
    座板と前記蓋との間に、前記筒体の後端穴から延出する
    引紐の引っ張り操作で爆発する火薬体を配置してなるク
    ラッカーにおいて、 前記引玉受座板が前方開放状のV形状に二つ折りされ、
    この折り目に前記引紐が通される引紐通し穴を設けてあ
    り、該二つ折り片の間に前記火薬体を介在させてあるこ
    とを特徴とするクラッカー。
  2. 【請求項2】 錐状に形成した紙製の筒体の拡開側の前
    端部を、該筒体に一体に連設した紙製の蓋で塞いであ
    り、 前記筒体の中に、前方開放状のV形状に二つ折りされ、
    この折り目に前記引紐が通される引紐通し穴を設けてあ
    る紙製の引玉受座板を内蔵するとともに、該引玉受座板
    と前記蓋との間に、前記筒体に一体に連設した紙製の爆
    発受圧板を配備しており、 前記引玉受座板の二つ折り片の間に、前記筒体の後端穴
    から延出する引紐の引っ張り操作で爆発する火薬体を配
    置してあることを特徴とするクラッカー。
  3. 【請求項3】 角錐状に形成した紙製の筒体の拡開側の
    前端部を、該筒体に一体に折曲自在に連設した紙製の蓋
    で塞いであり、 前記筒体の中に、前方開放状のV形状に二つ折りされ、
    この折り目に前記引紐が通される引紐通し穴を設けてあ
    る紙製の引玉受座板を内蔵するとともに、該引玉受座板
    と前記蓋との間に、前記筒体に一体に連設した紙製の爆
    発受圧板を配備しており、 前記引玉受座板の二つ折り片の間に、前記筒体の後端穴
    から延出する引紐の引っ張り操作で爆発する火薬体を配
    置してあり、 前記蓋の先端に差込片を設け、この差込片を前記爆発受
    圧板に設けた係止穴に差し込んで係止しており、 前記蓋と爆発受圧板との間に、小巻テープや短冊片など
    の噴出物を充てんしてあることを特徴とするクラッカ
    ー。
  4. 【請求項4】 紙製の筒体の巻端どうしをステープルで
    止め付けてある請求項2又は3に記載のクラッカー。
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