JP2741062B2 - 紐取出切断箱 - Google Patents
紐取出切断箱Info
- Publication number
- JP2741062B2 JP2741062B2 JP10467189A JP10467189A JP2741062B2 JP 2741062 B2 JP2741062 B2 JP 2741062B2 JP 10467189 A JP10467189 A JP 10467189A JP 10467189 A JP10467189 A JP 10467189A JP 2741062 B2 JP2741062 B2 JP 2741062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- box
- string
- folded
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は内部に収納した紐、袋として使用し得るチュ
ーブ状紐等の紐状物(以下単に紐という)を所定の長さ
だけ引き出すと共に引き出した紐を直ちに切断すること
が出来る紐取出切断箱に関するものである。
ーブ状紐等の紐状物(以下単に紐という)を所定の長さ
だけ引き出すと共に引き出した紐を直ちに切断すること
が出来る紐取出切断箱に関するものである。
<従来の技術> 従来のこの種の紐取出切断容器としては第9図に示す
如き箱1が公知である。この箱1は紐取出口2を有する
蓋3の4周縁に起立枠4を設け、かつこの起立枠4の一
部に切刃5を有するガイド溝6を設けた構造であり、紐
取出口2より引き出した紐7をガイド溝6内にガイド
し、その内部に設けられた切刃5で切断することが出来
る箱である。
如き箱1が公知である。この箱1は紐取出口2を有する
蓋3の4周縁に起立枠4を設け、かつこの起立枠4の一
部に切刃5を有するガイド溝6を設けた構造であり、紐
取出口2より引き出した紐7をガイド溝6内にガイド
し、その内部に設けられた切刃5で切断することが出来
る箱である。
<発明が解決しようとする課題> 然るに、上述の構造を有する従来の箱1に於いては、
紐取出口2及びその紐取出口2より露出した紐7の先端
部、更にはその回りの蓋3が上方に露出しているので、
その紐7の先端部及び紐取出口2の回りにほこり等がた
まって不衛生になり、従って食品の収納袋としても使用
される紐(チューブ状紐状物)等を収納する場合には衛
生的にしなければならないので、この箱1の上端に別に
作ったキャプ等を被蓋しなければならない等の問題があ
った。
紐取出口2及びその紐取出口2より露出した紐7の先端
部、更にはその回りの蓋3が上方に露出しているので、
その紐7の先端部及び紐取出口2の回りにほこり等がた
まって不衛生になり、従って食品の収納袋としても使用
される紐(チューブ状紐状物)等を収納する場合には衛
生的にしなければならないので、この箱1の上端に別に
作ったキャプ等を被蓋しなければならない等の問題があ
った。
更に、上述の箱1に於いてはガイド溝6と切刃5とが
夫々起立枠4に設けられている為に、ガイド溝6に引き
込まれた紐7は下方向に引っ張らない限りは切断が出来
ず、然るに箱1を机等に載置しながら切断する際には机
等の平面が邪魔になり、強く下方向に引っ張る場合には
手が机等の平面に強く当たる等の問題があった。
夫々起立枠4に設けられている為に、ガイド溝6に引き
込まれた紐7は下方向に引っ張らない限りは切断が出来
ず、然るに箱1を机等に載置しながら切断する際には机
等の平面が邪魔になり、強く下方向に引っ張る場合には
手が机等の平面に強く当たる等の問題があった。
本発明は従来のこれ等の問題点に鑑み開発された全く
新規な技術に関するものである。
新規な技術に関するものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、複数の側板、これ等の側板に連設された蓋
板及び舌片等よりなるロール状に巻き取られた紐を収納
することが出来る箱に於いて、一部の側板の上部を折曲
線を介して箱の内側に斜めに倒せるような傾斜板を形成
すると共に、その先端に折返板、蓋板及び舌片を夫々順
に折曲線を介して連設し、組立に当たって前記側板の上
部を箱の内側に斜めに倒し、かつ前記折返板を水平に折
り返すと共に前記蓋板を折返板上に折り重ねて前記斜め
に倒された側板の上部の傾斜板の上方に庇を形成し、前
記斜めに倒された側板の上部の傾斜板に紐引出穴を設
け、前記蓋板と折返板とで形成された庇に切刃を有する
ガイド溝を設けて構成したことを特徴とした紐取出切断
箱である。
板及び舌片等よりなるロール状に巻き取られた紐を収納
することが出来る箱に於いて、一部の側板の上部を折曲
線を介して箱の内側に斜めに倒せるような傾斜板を形成
すると共に、その先端に折返板、蓋板及び舌片を夫々順
に折曲線を介して連設し、組立に当たって前記側板の上
部を箱の内側に斜めに倒し、かつ前記折返板を水平に折
り返すと共に前記蓋板を折返板上に折り重ねて前記斜め
に倒された側板の上部の傾斜板の上方に庇を形成し、前
記斜めに倒された側板の上部の傾斜板に紐引出穴を設
け、前記蓋板と折返板とで形成された庇に切刃を有する
ガイド溝を設けて構成したことを特徴とした紐取出切断
箱である。
<作用> 本発明に於いては、一部の側板の上部に折曲線を介し
て設けた傾斜板を箱の内側に斜めに倒し、かつその先端
に連設された折返板と蓋板とを水平状に折り重ねること
によって斜めに倒された左傾斜板の上方に庇を形成し、
かつ斜めに倒された側板の上部の傾斜板に紐引出穴を穿
設したので、この紐引出穴は前記庇によって被覆されて
上向きに露出することがなく、従ってこの紐引出穴の周
りにほこり等が堆積して不衛生になる恐れがない。
て設けた傾斜板を箱の内側に斜めに倒し、かつその先端
に連設された折返板と蓋板とを水平状に折り重ねること
によって斜めに倒された左傾斜板の上方に庇を形成し、
かつ斜めに倒された側板の上部の傾斜板に紐引出穴を穿
設したので、この紐引出穴は前記庇によって被覆されて
上向きに露出することがなく、従ってこの紐引出穴の周
りにほこり等が堆積して不衛生になる恐れがない。
又紐を導入して切断するガイド溝は水平蓋に設けられ
ていないので、紐は横方向に引っ張ることによって切断
することが出来、従って箱を載置した机等の平面が紐の
切断時に邪魔にならず、容易に切断することが出来る。
ていないので、紐は横方向に引っ張ることによって切断
することが出来、従って箱を載置した机等の平面が紐の
切断時に邪魔にならず、容易に切断することが出来る。
<実施例> 図により本発明に係る箱の一実施例を具体的に説明す
ると、第1図乃至第5図に於いて、11は本願発明の箱の
ブランク板であって、4枚の側板12,13,14,15及び貼着
片16が連設され、側板12,14の上下端には舌片17が連設
されている。側板13の上端は他の側板12,14,15より少し
長く上方に突出され、かつこの側板13の上部には折曲線
18が設けられて傾斜板19が形成され、更にこの傾斜板19
の両側は周りより切り離されている。この傾斜板19の上
端には折返板20,蓋板21,舌片22が順に連設されている。
側板13の下端には蓋板21及び舌片22が順に連設されてい
る。又上記傾斜板19には紐引出穴23が穿孔され、かつ折
返板20及び蓋板21には相互に連通したガイド溝24が穿設
され、更にこのガイド溝24の一端に接する如く切刃25が
蓋板21に設けられている。
ると、第1図乃至第5図に於いて、11は本願発明の箱の
ブランク板であって、4枚の側板12,13,14,15及び貼着
片16が連設され、側板12,14の上下端には舌片17が連設
されている。側板13の上端は他の側板12,14,15より少し
長く上方に突出され、かつこの側板13の上部には折曲線
18が設けられて傾斜板19が形成され、更にこの傾斜板19
の両側は周りより切り離されている。この傾斜板19の上
端には折返板20,蓋板21,舌片22が順に連設されている。
側板13の下端には蓋板21及び舌片22が順に連設されてい
る。又上記傾斜板19には紐引出穴23が穿孔され、かつ折
返板20及び蓋板21には相互に連通したガイド溝24が穿設
され、更にこのガイド溝24の一端に接する如く切刃25が
蓋板21に設けられている。
本発明に係る箱の組立に当たっては第4図、第5図、
第1図に示す如く、ブランク板11を従来の箱と同様に折
り畳むことによってケース状に構成し、次に傾斜板19を
折曲線18に於いて箱の内側に倒して上向きに傾斜した後
で、傾斜板19の先端に連設された折返板20を前述のよう
に倒された傾斜板19の上方に水平に折り返し、かつこの
折返板20上に蓋板21を折り返し、舌片22を箱内に差し込
むことによって、斜めに箱の内側に倒された一部の側板
の上部の傾斜板19の上方に蓋板21と折返板20とよりなる
庇を形成することが出来る。
第1図に示す如く、ブランク板11を従来の箱と同様に折
り畳むことによってケース状に構成し、次に傾斜板19を
折曲線18に於いて箱の内側に倒して上向きに傾斜した後
で、傾斜板19の先端に連設された折返板20を前述のよう
に倒された傾斜板19の上方に水平に折り返し、かつこの
折返板20上に蓋板21を折り返し、舌片22を箱内に差し込
むことによって、斜めに箱の内側に倒された一部の側板
の上部の傾斜板19の上方に蓋板21と折返板20とよりなる
庇を形成することが出来る。
本発明に係る箱の使用に当たっては第1図及び第2図
に示す如く、傾斜板19の紐引出穴23より箱内に収納した
紐7を所望の長さに引き出し、この紐7を蓋板21と折返
板20とによって形成された庇に設けられたガイド溝24に
導入し、これを横方向に引っ張ることによって切刃25に
より切断することが出来る。
に示す如く、傾斜板19の紐引出穴23より箱内に収納した
紐7を所望の長さに引き出し、この紐7を蓋板21と折返
板20とによって形成された庇に設けられたガイド溝24に
導入し、これを横方向に引っ張ることによって切刃25に
より切断することが出来る。
上記実施例に於いては4角筒の箱について説明した
が、箱の形状は楕円筒、6角筒、8角筒或いは円筒等種
々の形状のものを形成することが出来る。
が、箱の形状は楕円筒、6角筒、8角筒或いは円筒等種
々の形状のものを形成することが出来る。
上記実施例に於ける箱は、第6図乃至第8図に示す如
く、側板15の上端に蓋板21aを連設し、かつこの蓋板21a
に折曲線aと紐引出穴23aを穿設し、この蓋板21aを蓋板
21より先に開口部に折り込み、開口部の蓋を二重に構成
することが可能である。
く、側板15の上端に蓋板21aを連設し、かつこの蓋板21a
に折曲線aと紐引出穴23aを穿設し、この蓋板21aを蓋板
21より先に開口部に折り込み、開口部の蓋を二重に構成
することが可能である。
この場合には第8図に示す如く、紐7が2個の紐引出
穴23,23aを順に通過するので、切断する際に紐7が安定
し、これにって切断時に紐7が抜け出すことを防止せし
めることが出来る。
穴23,23aを順に通過するので、切断する際に紐7が安定
し、これにって切断時に紐7が抜け出すことを防止せし
めることが出来る。
<発明の効果> 本発明に係る箱は上述の如き構造と作用とを有するの
で、紐を引き出す部分を蓋板と折返板とで形成される庇
によってカバーすることが可能であり、従ってこの付近
を常に衛生的に保つことが出来る。また、紐は蓋板に設
けられた切刃を設けたガイド溝に導入して横方向に引っ
張ることによって、簡単に切断することが出来、従って
箱を平面上に載置したまま安定した状態で切断すること
が出来る。
で、紐を引き出す部分を蓋板と折返板とで形成される庇
によってカバーすることが可能であり、従ってこの付近
を常に衛生的に保つことが出来る。また、紐は蓋板に設
けられた切刃を設けたガイド溝に導入して横方向に引っ
張ることによって、簡単に切断することが出来、従って
箱を平面上に載置したまま安定した状態で切断すること
が出来る。
また、切断された紐の残部は傾斜された側板の上部の
傾斜板の紐引出穴と庇との間の凹所にそのまま残留する
ので、次の取出時にはこれを簡単につまむとが出来る。
更に、蓋に設けられたガイド溝の周りは蓋板、折返板、
2枚の舌片等が相互に積層されるので強固で安定する等
の特徴を有するものである。
傾斜板の紐引出穴と庇との間の凹所にそのまま残留する
ので、次の取出時にはこれを簡単につまむとが出来る。
更に、蓋に設けられたガイド溝の周りは蓋板、折返板、
2枚の舌片等が相互に積層されるので強固で安定する等
の特徴を有するものである。
第1図は本発明の箱の組立状態を示す説明図、第2図は
その使用説明図、第3図乃至第5図はブランク板とその
組立状態を示す説明図、第6図乃至第8図は他例の説明
図、第9図は従来例を示す説明図である。 1は従来の箱、2,23は紐取出口、4は起立枠、5,25は切
刃、6,24はガイド溝、7は紐、11はブランク板、12,13,
14,15は側板、17,22は舌片、19は傾斜板、20は折返板で
ある。
その使用説明図、第3図乃至第5図はブランク板とその
組立状態を示す説明図、第6図乃至第8図は他例の説明
図、第9図は従来例を示す説明図である。 1は従来の箱、2,23は紐取出口、4は起立枠、5,25は切
刃、6,24はガイド溝、7は紐、11はブランク板、12,13,
14,15は側板、17,22は舌片、19は傾斜板、20は折返板で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の側板、これ等の側板に連設された蓋
板及び舌片等よりなるロール状に巻き取られた紐を収納
することが出来る箱に於いて、一部の側板の上部を折曲
線を介して箱の内側に斜めに倒せるような傾斜板を形成
すると共に、その先端に折返板、蓋板及び舌片を夫々順
に折曲線を介して連設し、組立に当たって前記側板の上
部を箱の内側に斜めに倒し、かつ前記折返板を水平に折
り返すと共に前記蓋板を折返板上に折り重ねて前記斜め
に倒された側板の上部の傾斜板の上方に庇を形成し、前
記斜めに倒された側板の上部の傾斜板に紐引出穴を設
け、前記蓋板と折返板とで形成された庇に切刃を有する
ガイド溝を設けて構成したことを特徴とした紐取出切断
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10467189A JP2741062B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 紐取出切断箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10467189A JP2741062B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 紐取出切断箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02296651A JPH02296651A (ja) | 1990-12-07 |
JP2741062B2 true JP2741062B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14386936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10467189A Expired - Lifetime JP2741062B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 紐取出切断箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741062B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0340938U (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-19 | ||
JP2013244978A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Mitsunobu Abe | 紐収納容器 |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP10467189A patent/JP2741062B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02296651A (ja) | 1990-12-07 |
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