JP2000220372A - リバース式立坑掘削機 - Google Patents

リバース式立坑掘削機

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JP2000220372A
JP2000220372A JP11025772A JP2577299A JP2000220372A JP 2000220372 A JP2000220372 A JP 2000220372A JP 11025772 A JP11025772 A JP 11025772A JP 2577299 A JP2577299 A JP 2577299A JP 2000220372 A JP2000220372 A JP 2000220372A
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JP
Japan
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crushing
shaft
excavator
center shaft
drill pipe
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Application number
JP11025772A
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Inventor
Masanori Tawara
正法 田原
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】礫がドリルパイプ等に詰まることを未然に防止
し、作業の能率の低下を招くことが防止される手段を有
するリバース式立坑掘削機を提供する。 【解決手段】掘削機本体のセンタシャフト5内に、ドリ
ルパイプの内径以下の内径を有する礫通過規制部15を
設ける。センタシャフト5における前記礫通過規制部1
5より下部の側面にスリット16を設ける。スリット1
6を通してセンタシャフト5内に先端が挿入、離脱され
ることにより、センタシャフト5内の礫通過規制部15
に留まる礫19を破砕する破砕ビット17を備える。破
砕ビット17に連動してスリット16を閉、開するスリ
ット開閉部材11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてトンネル
掘削を行う場合のシールド工事用立坑や、場所打ち杭等
の建設、施工に使用されるリバース式立坑掘削機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のリバース式立坑掘削機は、例えば
特開平5−59881号公報に開示されているように、
地上に設置したロータリーテーブルにより回転される継
ぎ足し式ドリルパイプの下端に掘削機本体を取付け、掘
削機本体は中心のセンターシャフトの下部に複数のカッ
タを放射状に開閉自在に取付けると共に、カッタ開閉用
ジャッキを備えてなる。そして、前記ドリルパイプによ
り掘削機本体を回転させて泥水を充満させた立坑底面を
掘削し、前記掘削ズリは、前記センタシャフトの下端の
吸込み口からセンタシャフト、ドリルパイプを通して地
上に泥水を吸い上げ、泥水中の土砂を地上で除去して再
度立坑に泥水を注入しながら掘削作業を行うものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のリバー
ス式立坑掘削機において、掘削時にセンタシャフトやド
リルパイプに礫の詰まりが生じた場合、掘削機をすべて
引き上げ、礫を地上で除去し、掘削機を再度立坑に挿入
する作業を行う必要がある。このため、礫の詰まりが生
じるような場所においては、作業能率が悪くなることが
あるという問題点がある。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、礫がドリルパイプ等に詰まることを未然に防止
し、作業の能率の低下を招くことが防止される手段を有
するリバース式立坑掘削機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のリバース式立
坑掘削機は、ドリルパイプの下端に取付ける掘削機本体
のセンターシャフトの下部に複数のカッタを放射状に開
閉自在に取付けると共に、前記カッタ開閉用ジャッキを
備え、前記ドリルパイプにより掘削機本体を回転させ、
かつ前記ドリルパイプを通して泥水を吸い上げながら掘
削を行うリバース式立坑掘削機であって、前記センタシ
ャフト内に設けられ、ドリルパイプの内径以下の内径を
有する礫通過規制部と、前記センタシャフトにおける前
記礫通過規制部より下部の側面に設けられたスリット
と、前記スリットを通してセンタジョイント内に先端が
挿入、離脱されることにより、センタシャフト内の礫通
過規制部に留まる礫を破砕する破砕ビットと、該破砕ビ
ットに連動して前記スリットを閉、開するスリット開閉
部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】この掘削機においては、通常の掘削作業中
ではカッタが開いた状態で回転しており、センタシャフ
トに設けたスリットは開閉部材により閉じられて、地上
における吸込みにより、泥水がセンタシャフトおよびド
リルパイプを介して地上に吸い上げられる。前記礫通過
規制部に礫が引っかかることにより、泥水の吸い上げ量
が低下する等の現象が発生すると、ドリルパイプの回転
を止める。そして、破砕ビットを動かすための操作を行
うと、スリットが開かれ、同時に破砕ビットがスリット
から入り、センタシャフト内の礫を破砕し、吸い上げ可
能な小さな礫にする。その後前記スリットを閉じると同
時に破砕ビットをセンタシャフトから離脱させ、地上に
おける吸い上げ動作を再開することにより、小さく砕か
れた礫を吸い上げることができ、詰まりが解消される。
【0007】請求項2のリバース式立坑掘削機は、請求
項1において、前記破砕ビットおよび前記スリット開閉
部材は、前記カッタの閉、開に連動する構成としたこと
を特徴とする。
【0008】このように破砕ビットとカッタを連動させ
ると、カッタの閉じ動作により前記スリットが開かれ、
同時に破砕ビットがスリットから入り、センタシャフト
内の礫を破砕し、吸い上げ可能な小さな礫にするので、
カッタの操作手段を、詰まりを防止するための操作手段
に兼用することができる。
【0009】請求項3のリバース式立坑掘削機は、請求
項1または2において、前記破砕ビットは、前記カッタ
に取付けられていることを特徴とする。
【0010】このように、破砕ビットをカッタに取付け
れば、簡単な取付け構造でカッタと連動する破砕ビット
が構成できる。
【0011】請求項4のリバース式立坑掘削機は、請求
項1から3までのいずれかにおいて、前記破砕ビットの
センタシャフト側の面と、センタシャフトとの間に、破
砕ビットによる破砕時にセンタシャフトの側面側に存在
する礫を破砕する補助破砕手段を設けたことを特徴とす
る。
【0012】このように、センタシャフトの側面にも補
助破砕手段を設けることにより、側面に残留する詰まり
を生じる可能性のある礫を予め破砕しておくことができ
る。
【0013】請求項5のリバース式立坑掘削機は、ドリ
ルパイプの下端に取付ける掘削機本体のセンターシャフ
トの下部に複数のカッタを放射状に開閉自在に取付ける
と共に、前記カッタ開閉用ジャッキを備え、前記ドリル
パイプにより掘削機本体を回転させ、かつ前記ドリルパ
イプを通して泥水を吸い上げながら掘削を行うリバース
式立坑掘削機であって、前記センタシャフトの下端に設
けたフィッシュテ−ルを複数に分割し、各分割フィッシ
ュテ−ルを開閉手段によりピンを中心として開閉自在に
取付け、各分割フィッシュテ−ルの対向部に、礫を破砕
する爪を設けたことを特徴とする。
【0014】このように、フィッシュテ−ルを分割構造
にし、かつ開閉手段により開閉させるようにすれば、掘
削機本体の下部の吸込口に詰まりが発生した場合、分割
フィッシュテ−ルを開閉操作することにより、礫を小分
けして通過可能なサイズにすることができる。
【0015】請求項6のリバース式立坑掘削機は、請求
項5において、前記分割フィッシュテ−ルを前記カッタ
の一部として形成したことを特徴とする。
【0016】このように、カッタに分割フィッシュテ−
ルを取付けてカッタの開閉により吸込口に留まる礫を破
砕することにより、詰まりを防止することができる。
【0017】請求項7のリバース式立坑掘削機は、請求
項1から4までのいずれかにおいて、前記センタシャフ
トの下端に設けたフィッシュテ−ルを複数に分割し、各
分割フィッシュテ−ルを開閉手段によりピンを中心とし
て開閉自在に取付け、各分割フィッシュテ−ルの対向部
に、礫を破砕する爪を設けたことを特徴とする。
【0018】このような構成とすれば、センタシャフト
内における詰まりと、吸込口における詰まりを防止する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用するリバース
サーキュレーションドリルを示す側面図である。図1に
おいて、1は地上に設置したターンテーブル40により
回転される継ぎ足し式のドリルパイプであり、その下端
に立坑41掘削用の掘削機本体2が取付けられる。ター
ンテーブル40に貫挿されたドリルパイプ1の上端は、
スイベルジョイント42を介してサクションホース43
に接続され、サクションホース43はサクションポンプ
44の吸込口に接続される。45はサクションポンプ4
4により吸い上げられた泥水を集める泥水タンクであ
る。掘削機本体2により掘削される立坑41内には、泥
水タンク45で礫等を除去した泥水が注入される。Lは
立坑41内の水位を示す。3は掘削した立坑41を坑壁
を保護する円筒形のケーソンである。
【0020】図2、図3はそれぞれ前記掘削機本体2の
本発明による一実施の形態をそれぞれカッタを開いた状
態、閉じた状態で示す側面図、図4、図5はそれぞれ図
2、図3の要部拡大図である。図2、図3に示すよう
に、ドリルパイプ1の下端には、掘削機本体2が結合さ
れる。掘削機本体2はドリルパイプ1と一体に回転する
スタビライザ4が設けられる。該スタビライザ4は、中
心のフレーム4aより放射状に設けた複数本のアーム4
bの先端にそれぞれローラ4cを取付けてなり、ケーソ
ン3の内壁に芯ずれを防止するものである。
【0021】前記スタビライザ4にはセンタシャフト5
が一体に設けられる。センタシャフト5の下端には円筒
状の吸込口6が結合され、該吸込口6には、ピン7を中
心として開閉自在に複数本のカッタ8が取付けられる。
また、吸込口6には、芯ずれ防止用のフィッシュテ−ル
9が設けられる。
【0022】カッタ8の開閉用ジャッキとして設けた油
圧シリンダ10が、センタシャフト5に上下動自在に嵌
合した円筒体11に固定したブラケット12と、センタ
シャフト5の上部に設けたブラケット13との間に取付
けられる。前記円筒体11に設けたブラケット12とカ
ッタ8との間はリンク14により連結される。したがっ
て、図2のように油圧シリンダ10を伸長すればカッタ
8を開き、図3のように収縮させるとカッタ8を閉じる
ことができる。
【0023】図5に示すように、センタシャフト5内に
は、ドリルパイプ1の内径以下の内径を有するリングに
より礫通過規制部15が設けられる。また、該礫通過規
制部15より下部の側面にスリット16が設けられる。
【0024】17はカッタ8にそれぞれ取付けられた破
砕ビットであり、前記カッタ8の閉、開に連動して前記
スリット16を通してセンタシャフト5内に先端が挿
入、離脱されることにより、センタシャフト5内に留ま
る礫を破砕するものである。
【0025】本実施の形態においては、前記円筒体11
は、前記カッタ8の閉、開に連動して前記スリット16
を閉、開するスリット開閉部材としての機能も兼ねる。
【0026】この構成において、図4のようにカッタ8
が開いて回転する掘削中においては、前記円筒体11は
油圧シリンダ10の伸長により押し下げられているの
で、スリット16は円筒体11により閉塞されており、
前記サクションポンプ44の作動により泥水はもっぱら
吸込口6から吸い込まれる。ここで、図4に示すように
センタシャフト5内の礫通過規制部15に礫19が通過
できずに詰まりが生じると、地上のオペレータがドリル
パイプ1の回転を止めると共に、カッタ8を閉じる操作
を行うことにより、円筒体11が図5に示すように持ち
上げられてスリット16を開くと同時に、破砕ビット1
7がスリット16を通してセンタシャフト5内に入り、
礫19をドリルパイプ1中を通過できるサイズの小礫に
破砕する。この状態で再度カッタ8を開いて回転させ、
ドリルパイプ1を通しての吸込み動作を再開すれば、破
砕された礫をドリルパイプ1に通して吸い上げることが
できる。
【0027】前記破砕ビット17は、センタシャフト5
に取付けて前記ブラケット12の上下動に伴い、スリッ
ト16を通して挿入、離脱する構成も採用できるが、本
実施の形態のように、該破砕ビット17を前記カッタ8
に取付ける構造とすることにより、簡単な取付構造でカ
ッタ8の開閉と破砕ビット17との連動機構を実現する
ことができる。
【0028】図6、図7はそれぞれ本発明の他の実施の
形態を、カッタ8を開いた状態と閉じた状態で示す側面
図である。本実施の形態は、前記破砕ビット17のセン
タシャフト側の面に超硬材でなる破砕爪20を設けると
共に、センタシャフト5にもその超硬材でなる受部21
(または破砕爪)を設けることにより、破砕ビット17
による破砕時にセンタシャフト5の側面側に存在する礫
を破砕する補助破砕手段を構成したものである。
【0029】このように、センタシャフト5の側面にも
補助破砕手段を設けることにより、側面に残留する詰ま
りを生じる可能性のある礫を予め破砕しておくことがで
きるので、ドリルパイプ1の詰まりをより確実に防止す
ることができる。
【0030】図8、図9は本発明の他の実施の形態を示
す掘削機本体の側面図であり、センタシャフト5の下端
に吸込口6を介して設けたフィッシュテ−ルを複数に分
割し、分割したフィッシュテ−ル22a、22bをピン
23a、23bを中心に開閉自在に取付け、これらの分
割フィッシュテ−ル22a、22b間に油圧シリンダ2
4を設けることにより、フィッシュテ−ルを礫の破砕手
段として構成したものである。各分割フィッシュテ−ル
22a、22bの対向部に、礫を破砕する超硬材からな
る破砕爪25を設けている。
【0031】このように、フィッシュテ−ルを分割構造
にし、かつ油圧シリンダ24等の開閉手段により、まず
図8のように分割フィッシュテ−ル22a、22bを開
き、ドリルパイプ1を所定の角度回転させ、続いて図9
のように閉じることにより、掘削機本体の下部の吸込口
6に詰まりが発生した場合、分割フィッシュテ−ルを開
閉操作することにより、礫を小分けして通過可能なサイ
ズにすることができる。
【0032】図10、図11は本発明の他の実施の形態
を示す掘削機本体の側面図である。本実施の形態におい
ては、分割フィッシュテ−ル26a、26bをそれぞれ
前記カッタ8、8の一部として溶接あるいはボルト付け
により一体的に設けたものである。
【0033】このように、フィッシュテ−ルを分割構造
にし、これらをカッタ8と一体的に構成すれば、吸込口
6に詰まりが生じた場合、図10に示すように、油圧シ
リンダ10を収縮させてカッタ8を閉じることにより、
分割フィッシュテ−ル26a、26bを開き、続いてド
リルパイプ1を所定の角度回転させ、その後図11のよ
うに閉じることにより、掘削機本体の下部の吸込口6に
詰まりが発生した場合、分割フィッシュテ−ル26a、
26bを開閉操作することにより、礫を小分けして通過
可能なサイズにすることができる。
【0034】また、カッタ8に分割フィッシュテ−ル2
6a、26bを取付けてカッタ8の開閉により吸込口6
に留まる礫を破砕することにより、カッタ8の開閉手段
である油圧シリンダ10が礫の破砕に用いることがで
き、分割フィッシュテ−ル26a、26bの開閉手段を
別に設ける必要がないという利点がある。
【0035】また、本実施の形態のように、分割フィッ
シュテ−ル26a、26bと共に、前記破砕ビット17
も設けることにより、センタシャフト5内の詰まりも解
消することができる。さらに、図6、図7に示した破砕
爪20や受部21等からなる補助破砕手段を設けてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】請求項1によれば、リバース式立坑掘削
機の掘削機本体のセンタシャフト内に設けられ、ドリル
パイプの内径以下の内径を有する礫通過規制部と、前記
センタシャフトにおける前記礫通過規制部より下部の側
面に設けられたスリットと、前記スリットを通してセン
タシャフト内に先端が挿入、離脱されることにより、セ
ンタシャフト内の礫通過規制部に留まる礫を破砕する破
砕ビットと、該破砕ビットに連動して前記スリットを
閉、開するスリット開閉部材とを備えたので、礫通過規
制部に礫が引っかかることにより、詰まりが生じると、
破砕ビットにより、センタシャフト内に詰まる礫を破砕
することができるので、ドリルパイプを閉塞させるおそ
れのある礫を未然に破砕することができ、ドリルパイプ
の詰まりを未然に防止することができる。このため、ド
リルパイプ等に礫が詰まることにより生じる掘削機本体
の引き上げ、分解作業が不要となり、工事を円滑に進め
ることができる。
【0037】請求項2によれば、請求項1において、前
記破砕ビットおよび前記スリット開閉部材は、前記カッ
タの閉、開に連動する構成としたので、カッタの操作手
段を詰まりを防止するための操作手段に兼用することが
でき、操作手段が簡略化される。
【0038】請求項3によれば、請求項1または2にお
いて、前記破砕ビットが前記カッタに取付けられている
ので、簡単な取付け構造でカッタと連動する破砕ビット
を構成することができる。
【0039】請求項4によれば、請求項1から3までの
いずれかにおいて、前記破砕ビットのセンタシャフト側
の面と、センタシャフトとの間に、破砕ビットによる破
砕時にセンタシャフトの側面側に存在する礫を破砕する
補助破砕手段を設けたので、側面に残留する詰まりを生
じる可能性のある礫を予め破砕しておくことができる。
【0040】請求項5によれば、前記センタシャフトの
下端に設けたフィッシュテ−ルを複数に分割し、各分割
フィッシュテ−ルを開閉手段によりピンを中心として開
閉自在に取付け、各分割フィッシュテ−ルの対向部に、
礫を破砕する爪を設けたので、掘削機本体の下部の吸込
口に詰まりが発生した場合、分割フィッシュテ−ルを開
閉操作することにより、礫を小分けして通過可能なサイ
ズにすることができる。
【0041】請求項6によれば、請求項5において、前
記分割フィッシュテ−ルを前記カッタの一部として形成
したので、カッタの開閉手段により礫の破砕に用いるこ
とができ、分割フィッシュテ−ルの開閉手段を別に設け
る必要がないという利点がある。
【0042】請求項7によれば、請求項1から4までの
いずれかにおいて、前記センタシャフトの下端に設けた
フィッシュテ−ルを複数に分割し、各分割フィッシュテ
−ルを開閉手段によりピンを中心として開閉自在に取付
け、各分割フィッシュテ−ルの対向部に、礫を破砕する
爪を設けたので、センタシャフト内における詰まりと、
吸込口における詰まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するリバースサーキュレーション
ドリルを示す側面図である。
【図2】本発明による掘削機の掘削機本体の一実施の形
態をカッタが開いた状態で示す側面図である。
【図3】図2の掘削機本体をカッタが閉じた状態で示す
側面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図3の要部拡大図である。
【図6】本発明による掘削機の掘削機本体の一実施の形
態の要部をカッタが開いた状態で示す側面図である。
【図7】図6の掘削機本体の要部をカッタが閉じた状態
で示す側面図である。
【図8】本発明による掘削機の掘削機本体の他の実施の
形態を分割フィッシュテ−ルが開いた状態で示す側面図
である。
【図9】図8の掘削機本体を分割フィッシュテ−ルが閉
じた状態で示す側面図である。
【図10】本発明による掘削機の掘削機本体の他の実施
の形態を分割フィッシュテ−ルが開いた状態で示す側面
図である。
【図11】図10の掘削機本体を分割フィッシュテ−ル
が閉じた状態で示す側面図である。
【符号の説明】
1:ドリルパイプ、2:掘削機本体、3:ケーソン、
4:スタビライザ、5:センタシャフト、6:吸込口、
8:カッタ、9:フィッシュテ−ル、10:油圧シリン
ダ、11:円筒体、12、13:ブラケット、14:リ
ンク、15:礫通過規制部、16:スリット、17:破
砕ビット、19:礫、20、25:破砕爪、21:受
部、22a、22b、26a、26b:分割フィッシュ
テ−ル、24:油圧シリンダ、40:ターンテーブル、
41:立坑、42:スイベルジョイント、43:サクシ
ョンホース、44:サクションポンプ、45:泥水タン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドリルパイプの下端に取付ける掘削機本体
    のセンターシャフトの下部に複数のカッタを放射状に開
    閉自在に取付けると共に、前記カッタ開閉用ジャッキを
    備え、前記ドリルパイプにより掘削機本体を回転させ、
    かつ前記ドリルパイプを通して泥水を吸い上げながら掘
    削を行うリバース式立坑掘削機であって、 前記センタシャフト内に設けられ、ドリルパイプの内径
    以下の内径を有する礫通過規制部と、 前記センタシャフトにおける前記礫通過規制部より下部
    の側面に設けられたスリットと、 前記スリットを通してセンタジョイント内に先端が挿
    入、離脱されることにより、センタシャフト内の礫通過
    規制部に留まる礫を破砕する破砕ビットと、 該破砕ビットに連動して前記スリットを閉、開するスリ
    ット開閉部材とを備えたことを特徴とするリバース式立
    坑掘削機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記破砕ビットおよび前記スリット開閉部材は、前記カ
    ッタの閉、開に連動する構成としたことを特徴とするリ
    バース式立坑掘削機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記破砕ビットは、前記カッタに取付けられていること
    を特徴とするリバース式立坑掘削機。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかにおいて、 前記破砕ビットのセンタシャフト側の面と、センタシャ
    フトとの間に、破砕ビットによる破砕時にセンタシャフ
    トの側面側に存在する礫を破砕する補助破砕手段を設け
    たことを特徴とするリバース式立坑掘削機。
  5. 【請求項5】ドリルパイプの下端に取付ける掘削機本体
    のセンターシャフトの下部に複数のカッタを放射状に開
    閉自在に取付けると共に、前記カッタ開閉用ジャッキを
    備え、前記ドリルパイプにより掘削機本体を回転させ、
    かつ前記ドリルパイプを通して泥水を吸い上げながら掘
    削を行うリバース式立坑掘削機であって、 前記センタシャフトの下端に設けたフィッシュテ−ルを
    複数に分割し、 各分割フィッシュテ−ルを開閉手段によりピンを中心と
    して開閉自在に取付け、 各分割フィッシュテ−ルの対向部に、礫を破砕する爪を
    設けたことを特徴とするリバース式立坑掘削機。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記分割フィッシュテ−ルを前記カッタの一部として形
    成したことを特徴とするリバース式立坑掘削機。
  7. 【請求項7】請求項1から4までのいずれかにおいて、 前記センタシャフトの下端に設けたフィッシュテ−ルを
    複数に分割し、 各分割フィッシュテ−ルを開閉手段によりピンを中心と
    して開閉自在に取付け、 各分割フィッシュテ−ルの対向部に、礫を破砕する爪を
    設けたことを特徴とするリバース式立坑掘削機。
JP11025772A 1999-02-03 1999-02-03 リバース式立坑掘削機 Pending JP2000220372A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255371A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Japan Pile Corp 掘削装置
JP6197140B1 (ja) * 2017-06-21 2017-09-13 株式会社加藤建設 立て坑掘削装置
KR20200063488A (ko) * 2018-11-28 2020-06-05 한국과학기술원 천부시추 및 탐사를 위한 임베디드 방향성 시추 로봇 및 시추 시스템

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KR102188848B1 (ko) 2018-11-28 2020-12-09 한국과학기술원 천부시추 및 탐사를 위한 임베디드 방향성 시추 로봇 및 시추 시스템

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