JP2000220335A - 扉等開閉器 - Google Patents

扉等開閉器

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JP2000220335A
JP2000220335A JP11118315A JP11831599A JP2000220335A JP 2000220335 A JP2000220335 A JP 2000220335A JP 11118315 A JP11118315 A JP 11118315A JP 11831599 A JP11831599 A JP 11831599A JP 2000220335 A JP2000220335 A JP 2000220335A
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克巳 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単であり、扉や窓などを勢いよく開
けたときでも大きな異音の発生を防止できる扉等開閉器
を提供する。 【解決手段】 (a)実質的に偏平なC字断面を呈する
長尺の外筒と、(b)該外筒内に外筒の後端部から伸縮
自在に挿入された、後端部付近に少なくとも一部が弾性
を有する合成樹脂で作製された被係合部分を有する長尺
の内挿部材と、(c)前記外筒の先端部近傍の底面をプ
レス加工することにより当該外筒に一体成形され、前記
内挿部材の被係合部分と係合し得る係合突起とからなる
扉等開閉器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉等開閉器に関す
る。さらに詳しくは、構成が簡単であり、観音開き式の
扉や窓を開け切ったときに大きな異音を発生することな
く、全開ロックできる扉等開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扉等の開閉器としては、たとえ
ば、図10に示されたものがある。この開閉器26は、
長尺の外筒27と、該外筒27内に伸縮自在に挿入され
る内挿部材28とからなり、取付金具24、25で窓枠
Fと窓Wに取り付けられるようになっている。
【0003】外筒27は、図10および図11(b)に
示されるように、実質的に偏平なC字断面を呈する長尺
の筒体であり、前記内挿部材28が、外筒27の後端部
から伸縮自在に挿入される。
【0004】また、図10および図11(b)に示され
るように、外筒27の先端部27aの近辺には、後述の
内挿部材28の板バネ40(図11(a)参照)を係合
させるための係合用プレート37が設けられている。
【0005】内挿部材28は、図11(a)に示される
ように、外筒27と同程度の長尺の部材であり、後方側
の端部28aには、合成樹脂製の摺動部材33が嵌めら
れている。
【0006】また、摺動部材33が設けられている後方
側の端部28a近辺には、下方へ屈曲した板バネ40が
設けられている。
【0007】かかる構成により、内挿部材28が伸び切
った状態で、板バネ40先端の突片31が係合用プレー
ト37の係合部32に係合してその状態を保持し、窓W
などを開いた状態に維持(全開ロック)する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示さ
れる従来の開閉器26では、窓Wなどを全開状態にロッ
クするために、外筒27の内側に係合用プレート37が
設けられ、さらに内挿部材28の下面側に板バネ40が
設けられている。そのため、開閉器26全体の構成が複
雑となり、製造に手間がかかるという問題がある。とく
に、係合用プレート37を外筒27の内部底面に正確に
位置決めして取り付ける作業は非常に手間がかかる。
【0009】また、前記従来の開閉器26では、窓Wを
勢いよく開けた場合、図11に示される板バネ40の突
片31が係合用プレート37の係合部32に高速で嵌ま
り込むことによって、「ガチャッ」など比較的大きな異
音が発生するという問題がある。とくに、集合住宅など
隣家と近接している場合、または夜間の場合などでは大
きな異音は付近住民の迷惑になるため好ましくない。
【0010】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、構成が簡単であり、扉や窓などを勢い
よく開けたときでも大きな異音の発生を防止できる扉等
開閉器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の扉等開閉器は、
(a)実質的に偏平なC字断面を呈する長尺の外筒と、
(b)該外筒内に外筒の後端部から伸縮自在に挿入され
た、後端部付近に被係合部分を有する長尺の内挿部材
と、(c)前記外筒の先端部近傍の底面をプレス加工す
ることにより当該外筒に一体成形され、前記内挿部材の
被係合部分と係合し得る係合突起とからなることを特徴
とする。
【0012】前記被係合部分が、少なくとも一部が弾性
を有する合成樹脂で作製されてなるのが好ましい。
【0013】前記内挿部材の被係合部分が、前記外筒内
面の少なくとも一部に接触して摺動し得る摺動部材から
なり、前記摺動部材が弾性を有する合成樹脂で作製され
てなるのが好ましい。
【0014】前記内挿部材の被係合部分が、前記内挿部
材の後端部近傍に設けられた、先端に前記係合突起に係
合させるためのバネ片を有する係合ブロックからなり、
前記係合ブロックが、少なくとも前記バネ片が、弾性を
有する合成樹脂で作製されてなるのが好ましい。
【0015】前記被係合部分の全体が、前記合成樹脂に
より一体成形されてなるのが好ましい。
【0016】前記合成樹脂が、ABS樹脂、ナイロン、
ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリアセタール、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタンおよび塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体のうちのいずれかであるの
が好ましい。
【0017】前記合成樹脂が、ナイロンであるのが好ま
しい。
【0018】前記内挿部材の後端近傍の上面裏側おい
て、前記外筒の上面側の一部と係合するための係合突起
が設けられ、該係合突起が前記内挿部材の一部を切り起
こすことにより、形成されてなるのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の扉等開閉器(以下、単に開閉器という)を詳細に
説明する。
【0020】図1は本発明の開閉器の一実施の形態の取
付状態を示す斜視説明図、図2は図1の外筒の一部切欠
斜視図、図3は図1の内挿部材の一部切欠斜視図、図4
は図1の開閉器の主要部におけるロック前後の状態を示
す断面説明図、図5は本発明の開閉器の他の実施の形態
の外筒の一部切欠斜視図、図6は本発明の開閉器の他の
実施の形態の内挿部材の一部切欠斜視図、図7は本発明
の開閉器の他の実施の形態の開閉器の主要部におけるロ
ック前後の状態を示す断面説明図、図8は本発明の開閉
器のさらに他の実施の形態を示す断面説明図および図9
は本発明の開閉器のさらに他の実施の形態を示す断面説
明図である。
【0021】図1に示される開閉器1は、外筒2と、外
筒2内にスライド自在に挿入される内挿部材3とからな
る。そして、外筒2は取付部材4によって窓枠Fなどに
取り付けられ、内挿部材3は取付部材5によって窓Wな
どに取り付けられる。窓Wを開くと内挿部材3は外筒2
の先端部2a側から伸出し、内挿部材3が伸び切った状
態になると、内挿部材3の後端部付近の被係合部分であ
る摺動部材13(図3参照)が、外筒2をプレス加工す
ることにより、当該外筒2に一体成形された係合突起1
7(図2参照)に係合することによって窓Wは全開ロッ
クされる。このため、ある程度の力で窓を閉める方向に
押さなければ、内挿部材3は縮まない。
【0022】本実施の形態の開閉器1は、図2および図
4に示されるように、係合突起17が外筒2に一体成形
されており、かつ従来の開閉器が具備する板バネを用い
ずに摺動部材13が係合突起17に係合する構造である
ため、構成が非常に簡単であり、製造も容易になる。と
くに、係合突起17はプレス加工により、容易に加工す
ることができる。
【0023】しかも、摺動部材13は、弾性を有する合
成樹脂で作製されているため、窓Wの全開ロック時に大
きな異音が発生しない。
【0024】図2に示されるように、外筒2は、長尺の
部材であり、図面上において上側が開放された偏平な略
C字形状の断面を呈している。この略C字形状の断面の
内部の空洞の形状は、内挿部材3の後端部3c(図3参
照)に取り付けられる摺動部材13と相似形で、かつ少
し大きく、摺動部材13をスムーズに摺動させることが
できる。また、外筒2の先端部2a側には受部材14が
嵌着されている。受部材14は、合成樹脂製の四角い筒
状の部材であり、その四角い筒状の内部の空洞の形状
は、内挿部材3の本体3aの断面形状と相似形で、かつ
少し大きく、内挿部材3の本体3aをスムーズに摺動さ
せることができる。さらに、外筒2の後端部2bには前
記取付部材4を回転自在に取り付けるための円孔15が
穿設されている。外筒2は、鉄、ステンレス鋼、アルミ
ニウムなどの金属により、プレス加工により形成するの
が充分な強度を維持し、低コストで製造するのに好まし
い。
【0025】また、図2に示されるように、係合突起1
7は、外筒2の底面2cをプレス加工することにより、
外筒2と一体成形されている。図2に示される係合突起
17は、摺動部材13がのりこえることができ、かつ係
合され得る程度の高さであるのが好ましい。また、係合
突起17の斜面17aは、摺動部材13と接触して適度
な摩擦制動が得られる角度で傾斜しているのが好まし
い。なお、係合突起17は傾斜のないフラットな面であ
ってもよく、その場合、フラットな面の縁を若干面取り
すれば、摺動部材13は係合突起17の上にのり上げや
すい。
【0026】なお、本発明の範囲外であるが、別体の係
合突起17を、たとえば金属やプラスチックで作製し、
長手方向の中心線に沿ってリベットをかしめたり、溶接
や接着によって取り付けてもよく、プラスチックで別体
の係合突起17を作製する場合は、復原力を与えるため
に中空にしてもよい。
【0027】内挿部材3は、図3において下側が開放さ
れた偏平な略C字形状の断面を呈する本体3aと、その
後端部3cに取り付けられる摺動部材13からなる。摺
動部材13は合成樹脂製であり、外筒2の底面2cに接
しており、外筒2の内部にスライド可能に支持される。
さらに、本体3aの断面の大きさは、外筒2と接するこ
とがないように、外筒2の内部の空洞よりも少し小さく
形成され、外筒2の先端部2aに設けられた受部材14
によって支持される。内挿部材3の先端側には前記取付
部材5を回転自在に取り付けるための円孔16が穿設さ
れている。内挿部材3も、外筒2と同様に、鉄、ステン
レス鋼、アルミニウムなどの金属により、プレス加工に
より形成するのが充分な強度を維持し、低コストで製造
するのに好ましい。
【0028】図4に示されるように、本実施の形態の開
閉器においては、前述のように摺動部材13が弾性を有
する合成樹脂で作製されているため、前記窓Wを全開す
るときに全開直前において、図4(a)に示されるよう
に、摺動部材13が、まず、係合突起17の斜面17a
に当たり、斜面17aにこすれながら移動することによ
って、内挿部材3は、いわゆる摩擦制動を受ける状態に
なって減速する。そののち、図4(b)に示されるよう
に、適度に減速された摺動部材13は、所定の速度以下
で空間部2dに到達し、係合突起17に対して、大きな
異音を発生することなく静かに係合することができる。
【0029】さらに、本実施の形態では、摺動部材13
と係合突起17とが係合したのちに若干遅れたタイミン
グで内挿部材3の確実な係止を行なうために、係合突起
23(図3参照)および当接部22(図2参照)からな
る第2の係止機構を備えている。
【0030】具体的には、係止機構は、図2〜3に示さ
れるように、前記内挿部材3の後端部3c近傍(本体3
aの上面裏側)に設けられた係合突起23と、前記外筒
2の先端部2a近傍に外筒2の上面側に段差状に設けら
れた当接部22とから構成されている。しかも、当接部
22は、前記内挿部材3が摺動部材13が係合突起17
に係合する位置(図4(b)参照)よりも若干前方へ引
き出されたときに、当接部22が係合突起23に当接す
るような位置に、配設されている。そのため、図4
(b)の状態からさらに内挿部材3が外へ出ようとして
も確実に係止できる。
【0031】以上の本実施の形態では、図4に示される
断面形状を呈する係合突起17および摺動部材13の組
合せを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、種々の形状の係合突起および被係合部
分の組合せを採用してもよい。
【0032】たとえば、図5〜7に示される開閉器は、
内挿部材3の被係合部分が、内挿部材3の後端部近傍に
設けられた、先端に前記係合突起17に係合させるため
のバネ片11を有する係合ブロック20からなってお
り、該係合ブロック20は、少なくともバネ片11が、
弾性を有する合成樹脂で作製されている。
【0033】図5の係合突起17は、前記実施の形態と
同様に、プレス加工により外筒2に一体成形された簡単
な構成であり、係合ブロック20と係合し得る高さであ
り、適度に係合ブロック20を摩擦制動し得る角度で斜
面17aが形成されている。その他の構成は、図1〜5
に示される開閉器1と共通であり、図5〜7において図
1〜5中の符号と同一の符号が付されたものは図1〜5
と共通のものを示す。
【0034】係合ブロック20は、図6に示される内挿
部材3の本体3a内部に、下向きにリベット21をかし
めることにより取り付けられている。係合ブロック20
の下面には、下からの圧力に対して弾発可能な略L字状
のバネ片11が取り付けられている。バネ片は、図5に
示される外筒2に設けられた係合突起17を先端部2a
側へのりこえたとき、外筒2内部の係合突起17に対し
て先端部2a側の空間部2dに嵌まり込むことができ
る。そのとき、バネ片11は、外筒2の底面2cに摺動
するようにしてもよいが、摩擦音を小さくするために、
外筒2の底面2cからわずかに離した状態で移動させる
のが好ましい。本実施の形態では、図7(a)に示され
るように、底面2cに当たらないように、バネ片11が
配置されている。なお、底面2cを摺動する場合であっ
ても、底面2cは平坦な面(切断面ではない)であるた
め、バネ片11に傷が発生しにくく、また、摩擦音がほ
とんどしない。
【0035】図7に示される開閉器においては、前述の
ように係合ブロック20の少なくともバネ片11が弾性
を有する合成樹脂で作製されているため、前記窓Wを全
開するときに全開直前において、図7(a)に示される
ように、内挿部材3のバネ片11が、まず、係合突起1
7の斜面17aに当たり、斜面17aにこすれながら移
動することによって、内挿部材3は、いわゆる摩擦制動
を受ける状態になって減速する。そののち、図7(b)
に示されるように、適度に減速されたバネ片11は、所
定の速度以下で空間部2dに到達し、係合突起17に対
して、大きな異音を発生することなく静かに係合するこ
とができる。
【0036】また、バネ片11の先端が略円弧状、若干
丸みを有するように曲面状に形成されているため、窓W
を閉めるとき(内挿部材3を引っ込ませるとき)、バネ
片11は係合突起17をのりこえることができる。
【0037】さらに他の実施の形態として、図8に示さ
れるように、バネ片11を厚くするとともに係合突起1
7の外形形状に対応する形状を有する凹部12をバネ片
11の下面側に形成してもよい。
【0038】また、さらに他の実施の形態として、図9
に示されるような略山形の係合突起39および係合ブロ
ック38を採用してもよい。内挿部材3に設けられた係
合ブロック38は、凸部38a(突起または突条のいず
れでもよい)およびなめらかな曲面部38bを有するよ
うに、合成樹脂で形成されている。この係合ブロック3
8も前記係合突起17と同様に復原力を与えるために中
空にするのが好ましい。一方、外筒3に設けられた係合
突起39は、前記凸部38aが係合される凹部39aお
よびなめらかな曲面部39bを有するように、外筒3を
プレス加工するなどして形成してもよい。この場合、係
合ブロック38の凸部38aが、当該凸部38a自体が
圧縮変形することによってバネ片として機能する。
【0039】以上の摺動部材13および係合ブロック2
0、38は、合成樹脂で作製されており、前記係合突起
17と係合することができるが、とくに、摺動部材13
および係合ブロック20、38の全体が合成樹脂により
一体成形で作製された場合、製造が容易であり、摺動部
材13および係合ブロック20、38の強度が向上する
などの点で好ましい。
【0040】摺動部材13および係合ブロック20、3
8の一部または全体を作製するための合成樹脂は、長期
間使用するあいだ、所望の曲げ強さ、衝撃強さ、耐磨耗
性など種々の機械的特性が得られる合成樹脂として、た
とえば、ABS樹脂、ナイロン、ポリカーボネート、ポ
リエチレン、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリウレタンおよび塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体などが選定される。
【0041】以上の合成樹脂のうち、とくに、ナイロン
は、耐久性および耐摩耗性の点で好ましい。
【0042】なお、騒音防止の点からは、前記被係合部
分(摺動部材13および係合ブロック20、38)は、
合成樹脂で作製するのが好ましいが、前記被係合部分の
後端(たとえば、図6のバネ片11の先端など)が係合
突起17を越えきってしまわない状態で、前記当接部2
2で前記内挿部材3の係合突起23を止めるように設定
すれば、被係合部分を金属で作製することもできる。
【0043】また、図1〜9には、内挿部材3の上面裏
側の係合突起23の一例として、別体のブロック状を呈
するものが示されているが、内挿部材3と一体成形した
ものであれば、より構成が簡単になる。
【0044】たとえば、前記外筒2の一対の当接部22
(図2および図5参照)に係合するように、係合突起が
内挿部材3の一部を、長手方向にのびる矩形の舌片状に
切り起こせばよい。
【0045】以上の本発明にかかわる扉等開閉器は、図
1に示されるように、窓枠Fの下面に取り付けるほか、
窓枠や框の上面に取り付けることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、従来の開閉器と比較し
て、少なくとも外筒の係合突起の部品を省略できるた
め、構成が簡単になり、製造が容易になる。とくに、摺
動部材を係合突起に係合させる構成の場合、さらに、板
バネなどの係合専用の部材が不要になるため、より構成
が簡単になるとともに製造が容易になる。
【0047】さらに、本発明によれば、内挿部材の被係
合部分が弾性を有する合成樹脂で作製されているため、
扉や窓などを勢いよく開けたときでも大きな異音の発生
を防止できる。したがって、扉や窓を静かに開くことが
できるため、集合住宅や夜間時において好適に用いられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉等開閉器の一実施の形態の取付け状
態を示す斜視説明図である。
【図2】図1の外筒の一部切欠斜視図である。
【図3】図1の内挿部材の一部切欠斜視図である。
【図4】図1の扉等開閉器の主要部におけるロック前後
の状態を示す断面説明図である。
【図5】本発明の開閉器の他の実施の形態の外筒の一部
切欠斜視図である。
【図6】本発明の開閉器の他の実施の形態の内挿部材の
一部切欠斜視図である。
【図7】本発明の開閉器の他の実施の形態の開閉器の主
要部におけるロック前後の状態を示す断面説明図であ
る。
【図8】本発明の扉等開閉器のさらに他の一実施の形態
を示す断面説明図である。
【図9】本発明の扉等開閉器のさらに他の実施の形態を
示す断面説明図である。
【図10】従来の扉等開閉器の使用状態説明図である。
【図11】図10の扉等開閉器の内挿部材および外筒の
断面図である。
【符号の説明】
1 開閉器 2 外筒 2a 先端部 2c 底面 3 内挿部材 11 バネ片 13 摺動部材 17、39 係合突起 20、38 係合ブロック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)実質的に偏平なC字断面を呈する
    長尺の外筒と、(b)該外筒内に外筒の後端部から伸縮
    自在に挿入された、後端部付近に被係合部分を有する長
    尺の内挿部材と、(c)前記外筒の先端部近傍の底面を
    プレス加工することにより当該外筒に一体成形され、前
    記内挿部材の被係合部分と係合し得る係合突起とからな
    る扉等開閉器。
  2. 【請求項2】 前記被係合部分が、少なくとも一部が弾
    性を有する合成樹脂で作製されてなる請求項1記載の扉
    等開閉器。
  3. 【請求項3】 前記内挿部材の被係合部分が、前記外筒
    内面の少なくとも一部に接触して摺動し得る摺動部材か
    らなり、前記摺動部材が弾性を有する合成樹脂で作製さ
    れてなる請求項1または2記載の扉等開閉器。
  4. 【請求項4】 前記内挿部材の被係合部分が、前記内挿
    部材の後端部近傍に設けられた、先端に前記係合突起に
    係合させるためのバネ片を有する係合ブロックからな
    り、前記係合ブロックが、少なくとも前記バネ片が、弾
    性を有する合成樹脂で作製されてなる請求項1または2
    記載の扉等開閉器。
  5. 【請求項5】 前記被係合部分の全体が、前記合成樹脂
    により一体成形されてなる請求項1、2、3または4記
    載の扉等開閉器。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂が、ABS樹脂、ナイロ
    ン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリアセター
    ル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタンおよ
    び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のうちのいずれかで
    ある請求項1、2、3、4または5記載の扉等開閉器。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂が、ナイロンである請求項
    6記載の扉等開閉器。
  8. 【請求項8】 前記内挿部材の後端近傍の上面裏側おい
    て、前記外筒の上面側の一部と係合するための係合突起
    が設けられ、該係合突起が前記内挿部材の一部を切り起
    こすことにより、形成されてなる請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の扉等開閉器。
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